JP2872625B2 - 組立式ラック用棚板 - Google Patents

組立式ラック用棚板

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JP2872625B2 JP30951995A JP30951995A JP2872625B2 JP 2872625 B2 JP2872625 B2 JP 2872625B2 JP 30951995 A JP30951995 A JP 30951995A JP 30951995 A JP30951995 A JP 30951995A JP 2872625 B2 JP2872625 B2 JP 2872625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立式ラックに使
用される棚板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の組立式ラックは、完成
品の状態では嵩張るために、組立キットの状態で販売さ
れ、購入者により組み立てられる。このような組立式の
ラックには、図11に示すようなものが知られている。
このラックを組み立てる場合には、脚柱60、連結板6
3、棚板61が相互にボルトとナット等の締結具62に
よりゆるく仮止めがされた後、脚柱60や棚板61の傾
き等のバランスが調整されてから、締結具62が固く締
結されて脚柱60、棚板61および連結板63が相互に
固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、このような組
立式ラックは、脚柱60、棚板61及び連結板63を手
で保持しながら締結具62のネジを回す動作が必要なた
めに、組立作業が難しい。また、使用年数が重なるにつ
れて、組み付けにゆるみが生じて、締め直しを伴った調
整を必要とした。また、前記のように、締結具62や連
結板63のような部品を多数必要とし、部品点数が多く
なるものであった。
【0004】また、この種のラックの棚板61は一重構
造であって、その一面側を載置としているにすぎず、せ
いぜい書籍や小物を置くだけの機能しかないため、凡庸
性に乏しい。
【0005】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とし
ては、組立が容易で、部品点数が少なく、高強度で、し
かも凡庸性の高い組立式ラックにすることが可能な棚板
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、2枚の板を重合して、両板間
に複数の補強リブを介在させるとともに、一方の板には
収納凹部を形成し、脚柱と凹凸の嵌合関係で結合するた
めの結合手段を外周部に備えたものである。
【0007】請求項2の発明では、請求項1において、
前記結合手段は上下方向に突出形成された挿入部であっ
て、該挿入部の内壁面にヒケ発生用の突部を設けたもの
である。従って、請求項1の発明によれば、棚板の強度
を高めることができるとともに、表裏の板や収納凹部を
利用して各種の物の整理に利用できる。また、棚板と脚
柱とが結合手段を介して凹凸の嵌合関係により結合され
る。
【0008】請求項2の発明によれば、挿入部にヒケが
発生し、結合部の嵌合が容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、本発明の第1の実施形態に
ついて図1〜図7に基づいて説明する。
【0010】図1および図2に示すように、この実施の
形態において、組立式ラックは、ラックの4隅において
上下に2本ずつ使用される複数の脚柱11と、上下の脚
柱11間および脚柱11の上下両端にそれぞれ配置され
る3枚の棚板12と、ラックの左右上端に配置される上
カバー13と、左右下端に配置される下カバー14と、
4個のキャスタ15とをメインの部品としている。
【0011】図3および図4に示すように、脚柱11
は、合成樹脂により形成されて筒状をなして上下両端に
開口16を形成し、その上下両端には円形の透孔17と
四角形の透孔18とが対向するように設けられている。
【0012】棚板12は、平板状の第1の板19と前後
2位置に凹部20を有する第2の板21とが重合されて
構成されている。第1の板19の前後および左右両側に
はそれぞれ側板22および側板23がそれぞれ折曲形成
されている。そして、第1の板19および側板22,2
3には、木製の化粧板24が貼着されている。第2の板
21は合成樹脂により形成されている。第2の板21の
前後2位置には収納物25を収納する凹部20が左右方
向に延長形成され、その凹部20の間に突条26が形成
されている。第2の板21の凹部20の裏面には複数の
補強リブ27が左右方向に延長形成されており、その補
強リブ27と第1の板19の裏面とが接着されている。
四角筒状の連結部28は第2の板21の四隅に一体形成
され、その上下には一対の挿入部29が突出形成される
とともに、両挿入部29間には間隔保持部30が膨出形
成されている。挿入部29には円形の透孔17および四
角形の透孔18が対向するように形成されている。第2
の板21の四隅部には嵌合溝31が形成され、同溝31
には第1の板19の前後側板22がそれぞれ嵌合されて
いる。
【0013】図5に示すように、合成樹脂製の上カバー
13は四角筒状をなし、その中央部には取手32が形成
されており、その両端には前記挿入部29を挿入するた
めの開口33が形成されるとともに、その開口33の近
傍に円形の透孔17と四角形の透孔18とが形成されて
いる。
【0014】図6および図7に示すように、下カバー1
4は、四角筒状に形成され、その両端には開口34が形
成されるとともに、その開口34の近傍において円形の
透孔17と四角形の透孔18とが形成されている。開口
34は仕切壁35により区画形成されている。キャスタ
15を取り付ける支持筒36は開口34に対応して下カ
バー14の内底面に一体形成され、その支持筒36の底
部において下カバー14には孔37が透設されている。
支持筒36は先細りの円筒状に形成されており、複数の
割溝38が縦方向に形成されている。
【0015】キャスタ15の軸39の上部にはフランジ
40が設けられ、そのフランジ40が孔37を介して前
記支持筒36に挿入されて、支持筒36の上面で支持さ
れて、下カバー14にキャスタ15が垂直線を中心に回
動自由に取り付けられる。
【0016】41はネジを示し、42はナットを示す。
ネジ41は円形の透孔17に挿入され、ナット42は四
角形の透孔18に挿通されて、相互に螺合される。さ
て、この組立式ラックを組み立てる場合には、棚板12
の挿入部29に脚柱11の端部開口16を嵌合するとと
もに、上部の棚板12の上向きの挿入部29に上カバー
13の開口33を、下部の棚板12の下向きの挿入部2
9に下カバー14の開口34をそれぞれ嵌合する。
【0017】この状態では、脚柱11、棚板12および
上下のカバー13、14が仮組みされる。そして、円形
の透孔17にネジ41を通すとともに、四角形の透孔1
8を介してナット42をネジ41に螺合すれば、挿入部
29と脚柱11および上下のカバー13,14とが締付
固定される。なお、ナット42および透孔18が四角形
をなしているため、ネジ41とナット42との螺合時に
ナット42が回ることがなく、その作業が容易である。
【0018】キャスタ15の組付けは、下カバー14を
脚柱11に組付ける以前、以後どちらでもよい。以上の
ように構成された本実施形態によれば、以下の効果を奏
する。
【0019】(a)棚板12の挿入部29を脚柱11の
開口16および上下のカバー13,14の開口33,3
4に挿入すれば、脚柱11、棚板12および上下のカバ
ー13,14が仮組みされるため、その後のネジ締付作
業が簡単になり、組立作業が極めて容易となる。
【0020】(b)ラック組立後、仮にネジ41がゆる
んだとしても、棚板12等の部品は挿入部29と開口1
6,33,34との嵌合により組立状態に保持されるた
め、全体の組立状態にガタが生じるのを最小限にでき
る。
【0021】(c)図11の従来の構成とは異なり、連
結板63が不要になるとともに、ネジ41およびナット
42の本数を少なくすることができ、部品点数を減らす
ことができる。
【0022】(d)棚板12が第1の板19と第2の板
21との2重構造であるため、丈夫である。 (e)棚板12の内部には補強リブ27が複数設られて
おり、棚板12の強度と剛性が増す。しかも、第2の板
21には凹部20および突条26が形成されているた
め、棚板12の強度がいっそう増す。
【0023】(f)フラットな第1の板19に置物や書
籍等を載せ、第2の板21の凹部20に例えば、ビデオ
テープを立てた状態で整理して収納する等、1枚の棚板
を表裏反転させることのみで使用目的にあった状態に容
易に変更することができるため、種々な用途に対応で
き、凡庸性が向上される。さらに、これらの機能を一枚
の棚板にて兼用できるため、棚板を目的ごとに用意する
必要がなくコストを下げることが可能となる。
【0024】(g)キャスター15が取り付けられるこ
とにより、ラックを台車にしたり、キャスタ15を取り
外してラックを据え置くこともできてラックの使用形態
が広がる。
【0025】(h)第1の板19に木製の化粧板24を
使用しているため、外観を向上できるとともに、強度向
上にもつながる。 (第2の実施形態)つぎに、本発明の第2の実施形態に
ついて、前記第1の実施の形態と異なる部分を中心に説
明する。
【0026】この第2の実施形態においては、図8に示
すように、棚板43の挿入部44の内壁面に上下に延び
る突条45が設けられ、その部分を厚肉にしている。ま
た、上カバー46の下面を凹設することにより取手47
が形成されている。また、図9に示すように、下カバー
48の両端の開口34以外の部分にも開口49が設けら
れている。さらに、図10に示すように、一本の金属製
線材よりなるブックエンド等の仕切50を支持するため
の一対の突部51が第2の板52の凹部53に形成され
ている。
【0027】以上のように構成された本実施の形態によ
れば、以下の効果を奏する。 (a)挿入部44の内壁面に突条45が設けられている
ことから、成形される際にこの部分でヒケを誘発する。
従って、挿入部44と開口16、33、34との結合部
分において若干の余裕が形成され、組立の際の作業性が
向上する。
【0028】(b)下カバー48に開口49が形成され
ていることから材料を節約できてコストの低減が図られ
る。 (c)取手47の下面が開放されていることから成形が
容易となる。
【0029】(d)凹部53に突部51が設けられてい
ることから仕切50を使うことができて、例えば、書物
等を整理して収納できる。なお、第2の板52を上向き
にした場合には仕切50も上向きになり、ビデオテープ
等を整理できる。
【0030】なお、本実施の形態は上記に限定されるも
のではなく、次のように変更してもよい。 (1)下カバー14,48の内部にウェイトを設けるこ
と。このように構成すれば、ラックが低重心となって、
安定を良くすることができる。
【0031】(2)挿入部29,44と、開口16,3
3,34との嵌合関係を逆にすること。このように構成
しても、第1および第2の実施の形態と同様の効果が得
られる。
【0032】(3)第1の板19全体を木製にするこ
と。 つぎに、上記実施の形態によって把握される技術的思想
を述べる。 (1)第1、第2の少なくとも一方の板の外面に化粧板
を設けた請求項1〜のいずれかに記載の棚板。
【0033】このように構成した場合、棚板全体の剛性
が高まるとともに、外観を向上することができる。 (2)結合手段は、上下方向に突出形成された挿入部で
あって、その挿入部に脚柱あるいは上下のカバーが嵌合
される請求項1〜のいずれかに記載の棚板。
【0034】このように構成すれば、棚板と脚柱等とを
ゆるむことなく組み付けることができる。 (3)前記棚板の凹部には仕切を支持するための一対の
突部を設けた請求項1〜のいずれかに記載の棚板。こ
のように構成した場合、仕切を取り付けることができて
書物等が整理良く収納できる。
【0035】(4)請求項1〜のいずれかに記載の前
記棚板と、脚柱と、上カバーおよび下カバーとで構成さ
れる組立式のラック。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば以
下の優れた効果を奏する。請求項1の発明によれば、各
パーツが結合手段を介して簡単かつ確実に結合されて組
立作業が格段に容易となるとともに、部品点数を少なく
できる。また、棚板の表と裏とで2通りの使用形態が可
能となるとともに、凡庸性を向上することができる。さ
らに、棚板の荷重に対する剛性と強度とを高めることが
できる。
【0037】請求項2の発明によれば、各パーツを棚板
に結合する際に、嵌合しやすくなるため、組立作業性の
向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の第1の板を上にした組立式ラ
ックを示す斜視図。
【図2】 第1実施形態の第2の板を上にした組立式ラ
ックを示す斜視図。
【図3】 第1実施形態のラックの上部を示す部分切欠
正面図。
【図4】 第1実施形態の結合部を示す部分斜視図。
【図5】 第1実施形態の上カバーを示す部分斜視図。
【図6】 第1実施形態の下カバーを示す部分斜視図。
【図7】 第1実施形態のラックの下部を示す部分切欠
正面図。
【図8】 第2実施形態の上カバーと挿入部とを示す部
分斜視図。
【図9】 第2実施形態の下カバーを示す部分斜視図。
【図10】第2実施形態の仕切の使用状態を示す部分切
欠正面図。
【図11】従来のラックの一例を示す部分斜視図。
【符号の説明】
11,60…脚柱、12,43,61…棚板、13,4
6…上カバー、14,48…下カバー、15…キャス
タ、16,33,34…開口、17…円形の透孔、18
…四角形の透孔、19…第1の板、20,53…凹部、
21,52…第2の板、22,23…側板、24…化粧
板、25…収納物、26…突条、27…補強リブ、28
…連結部、29,44…挿入部、30…間隔保持部、3
1…嵌合溝、32,47…取手、35…仕切壁、36…
キャスタの支持筒、37…孔、38…割溝、39…軸、
40…フランジ、41…ネジ、42…ナット、45…突
条、49…開口、50…仕切、51…突部、62…締結
具、63…連結板。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の板を重合して、両板間に複数の
    強リブを介在させるとともに、一方の板には収納凹部を
    形成し、脚柱と凹凸の嵌合関係で結合するための結合手
    段を外周部に備えた組立式ラック用棚板。
  2. 【請求項2】 前記結合手段は上下方向に突出形成され
    た挿入部であって、該挿入部の内壁面にヒケ発生用の突
    部を設けた請求項1に記載の組立式ラック用棚板。
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