JP2870683B2 - 法面付き鋼製自在枠およびその組み立て方法 - Google Patents
法面付き鋼製自在枠およびその組み立て方法Info
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Description
め,擁壁,護岸,砂防ダム,堰提等の構築物を構築する
際に用いる法面付き鋼製自在枠およびその組み立て方法
に関する。
えば堰提等の構築物を構築する際の施工状態を示す。図
示のように,堰提等の構築物施工場所を掘削した後,柱
材2,奥行梁3,横梁4,スクリーン材5,ブレース6
を連結して鋼製自在枠1を組み立て,必要に応じて鋼製
自在枠1を前後方向(図9で左右方向)に複数連設し,
上に複数段積み重ね,横方向(図10で左右方向)に複
数連設して構築物骨組み7’を構築し,その際隣接する
鋼製自在枠1どうしの境界部の柱材2は共用とし,構築
物骨組み7’の内部にスクリーン材5間の隙間を通らな
い大きさの石等の中詰め材8を充填し,最上段の鋼製自
在枠1の上面に蓋スクリーン材(図示略)を取り付け,
掘削部分に土砂を埋め戻して堰提等の構築物7が構築さ
れる。なお,前記スクリーン材5は構築物骨組み7’の
最外周側面に設けられ,底スクリーン材は最下段の鋼製
自在枠1の底面に設けられる。
わち法面Aを持つ場合,この法面Aに位置する鋼製自在
枠1は,図示のようにその前面を法面Aの角度に合わせ
て傾斜させる。この法面付きの鋼製自在枠1の骨組み
は,図11にモデル化して示すように,例えば後側の垂
直な柱材21と,前側の傾斜した柱材22と,上側の奥
行梁31と,ブレース6とで台形枠11を形成し,この
台形枠11を左右に2個間隔をあけて垂直に配置し,両
台形枠11を後側の上下の横梁41および前側の上下の
横梁42で連結して六面体状の立体枠12を形成し,さ
らに,後側のスクリーン材51および前側のスクリーン
材52をそれぞれ後側の左右の柱材21間および前側の
左右の柱材22間に連結した構造である。前記の各柱材
21,22はH形鋼を用いている。なお,図11に示し
た鋼製自在枠1の骨組みは,必ずしも図9に示された鋼
製自在枠の具体的などれかと同一のものを示している訳
ではない。
に示すように,施工完了後に地盤の変動により横方向
(左右方向)の傾斜が生じた場合にその傾斜に無理なく
追随して横梁41,42が傾斜し正面から見て平行四辺
形状に変位できる必要があり,また,横方向に傾斜のあ
る地盤に鋼製自在枠1を傾斜させて設置する場合も同様
に平行四辺形状に変位させられる必要があるため,前述
の横梁41,42は左右の柱材21(または22)に対
して垂直方向に回動可能に連結している。この場合,横
梁41を後側の垂直な柱材21に垂直方向に回動可能に
連結するための構造としては,横梁41を単に前後方向
に水平な1本のボルトにより柱材21に連結するだけで
よい。しかし,横梁42を前側の傾斜した柱材22に単
に当ててボルト連結すると,横梁42を垂直方向に回動
させた時連結部分にねじれが生じ部材が破損するおそれ
があるので,横梁42を前側の傾斜した柱材22に垂直
方向に回動可能に連結するためには,特別な工夫を要す
る。
による柱材22に垂直方向に回動可能に連結するため
に,図12に示すように,前側の傾斜した柱材22の相
対向するフランジ22aの内面に,垂直面を有する受け
台13を固設し,横梁42の端部をこの受け台13間に
挿入し,ボルトおよびナットで連結していた(実公昭6
1−26424号参照)。なお,前側のスクリーン材5
2についても,前記と同様に垂直面を有する受け台を柱
材22のフランジ22aの片側に固設し,その受け台の
垂直面にボルトとナットで連結していた。
2との連結構造は,横梁42に対する垂直な取付面を形
成するために受け台13を柱材22に固設するものであ
るから,柱材22の製作に工数を要しコストが高くな
り,また,柱材22の対向するフランジ22a間隔サイ
ズと横梁42の幅サイズとの組み合わせに制約がある。
に,柱材22の傾斜に合わせたテーパーによる垂直面を
持ち,丸穴15aをあけたテーパーワッシャー15を用
いる連結構造を採用するようにした。この場合,柱材2
2のウエブ部22bに取付プレート16を固設して,横
梁42のテーパーワッシャー15側と反対側をこの取付
プレート16にボルトで固定する。なお,前側のスクリ
ーン材52についても,前記と同様に垂直面を持つ丸穴
付きのテーパーワッシャーを用いて連結する。この方法
によれば,部品(受け台13)を柱材22に固設するも
のでないから,柱材22の製作が簡略化され,また,柱
材22と横梁42のサイズの組み合わせに制約が少な
い。
きのテーパーワッシャー15を用いる連結方式は,現場
での施工性に若干の問題がある。すなわち,柱材22と
横梁42またはスクリーン材52との2つの部材の連結
に当たって,第3の別部品である小さなテーパーワッシ
ャー15の穴15aにボルトを通す作業は容易でなく,
作業性が悪い。特に,最下段の鋼製自在枠1における下
側の横梁42を柱材22に連結する場合は,地面にほと
んど接する作業であり,極めて作業性が悪い。
で,組み立て作業を容易に行うことができる法面付き鋼
製自在枠およびその組み立て方法を提供することを目的
とする。
明は,フランジ面を前後方向に向けたH形断面の前後の
柱材とこの前後の柱材の上端間および下端間に連結され
る奥行梁とで,少なくとも前側の柱材が法面の角度で傾
斜した台形枠を形成し,この台形枠を2個左右に間隔を
あけて垂直に配置するとともに,前側および後側につい
てそれぞれ左右の柱材の上端間および下端間に横梁をそ
れぞれ垂直方向に回動可能に連結して六面体状の立体枠
を形成し,かつ,少なくとも前側の左右の柱材間に前記
横梁と平行で高さ方向に間隔をあけた複数のスクリーン
材をそれぞれ垂直方向に回動可能に連結してなる法面付
き鋼製自在枠であって,前記前側の柱材のフランジ内面
側に前記横梁の端部を配置するとともに,この柱材のフ
ランジと横梁またはスクリーン材とを,前後方向に水平
なボルトにより,柱材の傾斜したフランジ内面に当てた
時に垂直となる垂直面を持ち,かつボルト挿通用の切り
欠きを持つテーパーワッシャーを介在させて連結したこ
とを特徴とする。なお上記において,少なくとも前側の
柱材とは,前後を逆に表現すれば少なくとも後側の柱材
ということになり,したがった,前後の柱材の少なくと
も一方の柱材ということと同義である。
り欠きがテーパー方向に対して直角方向に開放されてい
ることを特徴とする。
て,各柱材に奥行梁,横梁,スクリーン材を連結するに
際して,少なくとも傾斜した前側の左右の柱材とこの柱
材のフランジ内面側に端部を配置される横梁またはスク
リーン材とのボルトによる連結は仮締めにより行って,
鋼製自在枠を仮組み立てする。その後,前記仮締めのボ
ルトの,柱材のフランジ内面と横梁またはスクリーン材
との隙間部分に前記テーパーワッシャーの切り欠きを嵌
装させ,その後,前記仮締めのボルトの本締めを行う。
これにより,法面付き鋼製自在枠が組み立てられる。横
梁またはスクリーン材は,テーパーワッシャーの垂直面
に接触する状態で前側の傾斜した柱材に連結されるの
で,柱材の傾斜に拘らず垂直方向に回動可能であり,部
材にねじれが生じて破損するおそれのない安定した構造
体となる。そして,仮組み立てにおける柱材と横梁また
はスクリーン材との連結作業の際には,小さな部品であ
る丸穴付きのテーパーワッシャーを介在させる必要がな
いので,作業は容易である。
H形断面である柱材のフランジ間の狭いスペースに横か
ら挿入することができ,作業空間的にテーパーワッシャ
ーを装着する作業が容易である。また,テーパーワッシ
ャーの切り欠きが上向きとなるように配置する場合で
も,テーパーワッシャーが落下することはなく,この点
でも作業性が良好である。
照して説明する。本発明の法面付き鋼製自在枠1は,基
本的な骨組み構造としては従来と同様で,例えば図11
に示した通りである。実施例の具体的構造を図8の斜視
図により説明すると,後側の垂直な柱材21と法面Aの
角度で傾斜した前側の傾斜した柱材22とはH形鋼を用
いるが,いずれもそのフランジ21a,22aが前後方
向を向くように配置する。そして,後側の柱材21と前
側の柱材22との上端間および下端間に前後方向に延び
る水平な奥行梁31および32を連結し,かつブレース
6を斜めに架け渡して,台形枠11を形成する。そし
て,この台形枠11を2個左右に間隔をあけて垂直に配
置するとともに,垂直な後側の柱材21の上端間および
下端間に横梁41をそれぞれ垂直方向に回動可能に連結
し,かつ傾斜した前側の柱材22の上端間および下端間
に横梁42を垂直方向に回動可能に連結して六面体状の
立体枠12を形成する。さらに,後側の左右の柱材2
1,21間に前記横梁41と平行で高さ方向に間隔をあ
けた複数のスクリーン材51をそれぞれ垂直方向に回動
可能に連結し,かつ前側の左右の柱材22,22間に前
記横梁42と平行で高さ方向に間隔をあけた複数のスク
リーン材52をそれぞれ垂直方向に回動可能に連結す
る。この実施例では,奥行梁31,32,横梁41,4
2,スクリーン材51,52,ブレース6は,いずれも
溝形鋼を用いている。なお,この鋼製自在枠1が堰提等
の構築物骨組み7’(図9,図10参照)の最下段に配
置されるものである場合は,下側の例えば前後の横梁4
1,42間に,複数の底スクリーン材(図示略)を石等
の中詰め材が通過しない間隔で連結する。また,構築物
骨組み7’の最上段に配置されるものである場合は,構
築物骨組み7’の内部に石等の中詰め材を充填した後,
上側の例えば前後の横梁41,42間に複数の蓋スクリ
ーン材(図示略)を間隔をあけて連結する。なお,図8
に示した鋼製自在枠1は,必ずしも図9に示された鋼製
自在枠の具体的などれかと同一のものを示している訳で
はない。
の傾斜した柱材22と下側の横梁42および奥行梁32
とは,図1,図2に示すように連結する。すなわち,溝
形の横梁42の端部のフランジ42bに穴42aをあ
け,柱材22のウエブ部22bに穴60a付きの取付プ
レート60を垂直面をなすように溶接固定し,一方,溝
形断面の奥行梁32の端部の底部に,柱材22のフラン
ジ22aに当てる板材61aとこれに突き合わせ溶接固
定した板材61bとからなるガセットプレート61を溶
接固定し,柱材22のフランジ22aとガセットプレー
ト61とをボルト62およびナット63により連結し,
横梁42の片側のフランジ42bを柱材22のフランジ
22aにテーパーワッシャー64を介在させてボルト6
5およびナット66により連結し,横梁42の他側のフ
ランジ42bを前記取付プレート60にボルト67,お
よびナット68により連結している。テーパーワッシャ
ー64は柱材22のフランジ22aに接触させた時垂直
面を形成するので,これに接触する横梁42は垂直方向
に回動可能である。なお,この実施例では前記ボルト6
5でガセットプレート61を柱材22,横梁42と一緒
に結合している。前記テーパーワッシャー64は,図7
(イ),(ロ)にも詳細を示すように,テーパー方向に
対して直交する方向に開放した切り欠き64aを持ち,
そしてそのテーパーの角度は傾斜した柱材22のフラン
ジ22aに接触させた時垂直面が形成される角度とされ
ている。
52との連結部の詳細を説明すると,図3,図4に示す
ように,柱材22のフランジ22aに穴22cをあけ,
スクリーン材52の端部に穴52aをあけ,前記のテー
パーワッシャー64と同じテーパー角度を有し横向きの
切り欠き70aをあけたテーパーワッシャー70を介在
させ,ボルト71およびナット72により連結してい
る。テーパーワッシャー70は柱材22のフランジ22
aに接触させた時垂直面を形成するので,これに接触す
るスクリーン材52は垂直方向に回動可能である。
結部近傍の詳細を図5に示す。上側の横梁42は,柱材
22の前側のフランジ22aに,前記と同様な構造で,
すなわち切り欠き64a付きのテーパーワッシャー64
を介在させてボルト65およびナット66により連結
し,かつ,柱材22に溶接固定した取付プレート60に
ボルト67およびナット68により連結している。な
お,積み重ねた鋼製自在枠1の上下の境界部分について
は,いずれか一方の鋼製自在枠1の横梁は図示の通り省
略することができる。また,ブレース6は,奥行梁31
(または32)に溶接固定したガセットプレート73を
柱材22(または21)にボルト74およびナット75
で固定し,このガセットプレート73にボルト76およ
びナットで連結している。
41または奥行梁32との連結部の詳細を説明すると,
図6に示すように,垂直な柱材21のフランジ21a
に,奥行梁31に溶接固定したガセットプレート77と
横梁41の片側のフランジ41bとを当て,ボルト78
およびナット79で連結し,また,横梁41の反対側の
フランジ41bは,単に柱材21のフランジ21aにボ
ルト80およびナット81で連結している。この垂直な
柱材21は,フランジ21aが垂直な面となるので,単
にボルトおよびナットで連結するだけで横梁41は無理
なく垂直方向に回動可能である。また,後側の柱材21
とスクリーン材51との連結は,同じく図6中に示すよ
うに,単にボルト82およびナット83で連結してい
る。これにより,スクリーン材51は無理なく垂直方向
に回動可能である。
柱材21,22に奥行梁31,32,横梁41,42,
スクリーン材51,52を連結するに際して,少なくと
も左右の柱材21,22とこの柱材21,22のフラン
ジ21a,22a内面側に端部を配置される横梁41,
42またはスクリーン材51,52との各ボルト65,
67,71,78,80,82による連結は仮締めによ
り行って,スクリーン材51,52を備えた六面体状の
立体枠12を仮組み立てする。なお,実際には,仮組み
立てする際の各柱材21,22と奥行梁31,32,横
梁41,42,スクリーン材51,52とのボルトによ
る連結は,すべて仮締めにより行う。その後,前記仮締
めのボルトのうち前側の柱材22に横梁42またはスク
リーン材52を連結するボルト65,71については,
柱材22のフランジ22a内面と横梁42またはスクリ
ーン材52との隙間部分にテーパーワッシャー64の切
り欠き64aを嵌装させる。その後,前記のすべての仮
締めのボルトについて本締めを行う。これにより,法面
付き鋼製自在枠が組み立てられる。なお,実際の構築物
骨組み構築においては,各鋼製自在枠1を個々に独立し
て組み立てるものではなく,隣接する鋼製自在枠1どう
しは,柱材21または22を共用する形で横梁あるいは
奥行梁を連結して,順次鋼製自在枠1を連設していく。
において,仮組み立て時の前側の傾斜した柱材22と横
梁42またはスクリーン材52との連結作業の際には,
小さな部品である丸穴付きのテーパーワッシャーを介在
させる必要がないので,部材どうしの連結作業は著しく
容易である。また,傾斜した柱材22に連結される横梁
42あるいはスクリーン材52は垂直面を持つテーパー
ワッシャー64あるいは70に接する状態で取り付けら
れているので,垂直方向に回動可能である。したがっ
て,鋼製自在枠1の設置後地盤の変動により鋼製自在枠
1に横方向の傾斜が生じた場合,あるいは,傾斜した地
盤に鋼製自在枠1を傾斜させて設置する場合に,その傾
斜に追随して横梁42が平容易に行四辺形に変形できる
ので,部材にねじれ力が作用して破損するおそれのない
安定した構造体となる。
り欠き64a,70aの方向がテーパー方向に対して直
交するので,テーパーワッシャー64,70はH形断面
である柱材22のフランジ間の狭いスペースに横から挿
入することができる。したがって,テーパーワッシャー
64,70を装着する作業は,これをボルトに上または
下から嵌装させる場合と比較して,作業空間的に容易で
ある。また,切り欠きの向きがテーパー方向と同方向で
あれば,テーパーワッシャーの切り欠きが上向きとなる
ように配置する場合(すなわち柱材22の外側(図5で
左側)のフランジ22aに配置する場合)には,テーパ
ーワッシャーが容易に落下するので,作業性が悪いが,
上述のように切り欠き64a,70aをテーパー方向と
直交して設けると,そのような不都合は生じない。
形断面にしたものでもよい。要するに,横梁またはスク
リーン材をボルト連結可能なフランジを持つH形断面を
なすものであればよい。また,実施例では柱材22と横
梁42とガセットプレート61を固定した奥行梁32と
を一緒に連結しているが,奥行梁32は横梁42とは別
に柱材22に連結することもできる。また,鋼製自在枠
1が両法面である場合,すなわち後側の柱材21も傾斜
させる場合には,当然この後側の柱材に横梁あるいはス
クリーン材を連結するために本発明を適用することがで
きる。
組み立て方法によれば,切り欠き付きのテーパーワッシ
ャーを用いているので,仮組み立てした後にテーパーワ
ッシャーを装着することができ,仮組み立て時の柱材と
横梁またはスクリーン材との連結作業の際には,小さな
部品である丸穴付きのテーパーワッシャーを介在させる
必要がないので,部材どうしの連結作業は著しく容易で
あり,法面付き鋼製自在枠の組み立ての作業性が向上す
る。また,柱材のフランジに接触させた時に垂直面を形
成するテーパーワッシャーが介在していることにより,
柱材に連結される横梁あるいはスクリーン材は垂直面に
接する状態で取り付けられ,したがって垂直方向に回動
可能である。したがって,鋼製自在枠の設置後地盤の変
動により鋼製自在枠に横方向の傾斜が生じた場合,ある
いは,傾斜した地盤に鋼製自在枠を傾斜させて設置する
場合に,その傾斜に追随して横梁が平行四辺形に変形で
きるので,部材にねじれ力が作用して破損するおそれの
ない安定した構造体となる。
パー方向に対して直交するので,テーパーワッシャーは
H形断面である柱材のフランジ間の狭いスペースに横か
ら挿入することができ,作業空間的にテーパーワッシャ
ーを装着する作業が容易である。また,テーパーワッシ
ャーの切り欠きが上向きとなるように配置する場合で
も,テーパーワッシャーが落下することはなく,この点
でも作業性が良好である。
が柱材のH形の相対向するフランジ間隔サイズに適合し
なくてもよいので,柱材と横梁とのサイズの組み合わせ
に制約が少ない。
の鋼製自在枠を組み立てる際に,能率的に行うことがで
きる。
た柱材と横梁と奥行梁との連結部の分解斜視図である。
た柱材とスクリーン材との連結部の分解斜視図である。
の傾斜した上下の柱材の連結部の側面図である。
柱材と奥行梁との連結部の側面図である。
ーパーワッシャーの一実施例を示す正面図,同図(ロ)
は同側面図である。
ある。
鋼製自在枠の内部に石を充填して構築した砂防ダム等の
構築物の概略の側面図である。
ある。
在枠の骨組みをモデル的に示す斜視図である。
梁と奥行梁との連結部の分解斜視図である。
と横梁と奥行梁との連結部の分解斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 フランジ面を前後方向に向けたH形断面
の前後の柱材とこの前後の柱材の上端間および下端間に
連結される奥行梁とで,少なくとも前側の柱材が法面の
角度で傾斜した台形枠を形成し,この台形枠を2個左右
に間隔をあけて垂直に配置するとともに,前側および後
側についてそれぞれ左右の柱材の上端間および下端間に
横梁をそれぞれ垂直方向に回動可能に連結して六面体状
の立体枠を形成し,かつ,少なくとも前側の左右の柱材
間に前記横梁と平行で高さ方向に間隔をあけた複数のス
クリーン材をそれぞれ垂直方向に回動可能に連結してな
る法面付き鋼製自在枠であって,前記前側の柱材のフラ
ンジ内面側に前記横梁の端部を配置するとともに,この
柱材のフランジと横梁とを,前後方向に水平なボルトに
より,柱材の傾斜したフランジ内面に当てた時に垂直と
なる垂直面を持ち,かつボルト挿通用の切り欠きを持つ
テーパーワッシャーを介在させて連結したことを特徴と
する法面付き鋼製自在枠。 - 【請求項2】 前記前側の柱材のフランジ内面側に前記
スクリーン材の端部を配置するとともに,この柱材のフ
ランジとスクリーン材とを,前後方向に水平なボルトに
より,柱材の傾斜したフランジ内面に当てた時に垂直と
なる垂直面を持ち,かつボルト挿通用の切り欠きを持つ
テーパーワッシャーを介在させて連結したことを特徴と
する請求項1記載の法面付き鋼製自在枠。 - 【請求項3】 前記テーパーワッシャーの切り欠きはテ
ーパー方向に対して直角方向に開放されていることを特
徴とする請求項1または2記載の法面付き鋼製自在枠。 - 【請求項4】 H形断面をなす前記前側の傾斜した柱材
のウエブに取付プレートを垂直面をなすように固設し,
溝形断面をなす横梁の相対向するフランジを前記柱材の
フランジと前記取付プレートとにそれぞれボルトおよび
ナットにより連結したことを特徴とする請求項1または
2記載の法面付き鋼製自在枠。 - 【請求項5】 請求項1記載の法面付き鋼製自在枠を組
み立てる鋼製自在枠の組み立て方法であって,前記各柱
材に奥行梁,横梁,スクリーン材を連結するに際して,
少なくとも左右の柱材とこの柱材のフランジ内面側に端
部を配置される横梁またはスクリーン材とのボルトによ
る連結は仮締めにより行って,スクリーン材を備えた立
体枠を仮組み立てし,次いで,前記仮締めのボルトの,
柱材のフランジ内面と横梁またはスクリーン材との隙間
部分に前記テーパーワッシャーの切り欠きを嵌装させ,
次いで,前記仮締めのボルトの本締めを行うことを特徴
とする法面付き鋼製自在枠の組み立て方法。
Priority Applications (1)
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JP28181393A JP2870683B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 法面付き鋼製自在枠およびその組み立て方法 |
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1993
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