JP2869638B2 - 発泡断熱材 - Google Patents
発泡断熱材Info
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Description
工に用いる矩形ボードの発泡断熱材に関するものであ
る。
断熱材として、ポリスチレン系樹脂などを発泡成形し、
独立気泡の発泡ボードとしたものが用いられている。こ
の発泡断熱材は、矩形に裁断した所定の寸法の矩形ボー
ドとして提供され、小口面を当接して並べ、順次釘打ち
などして装着して下地材に一面に面張りされる。
口面が平面に形成され、当接箇所で垂直方向にズレが生
じ、断熱性能の低下や雨水の侵入の原因となる。そのた
め、発泡断熱材間に充填材を施し、さらに当接箇所に気
密テープを張着するなどして施工しなければならず、施
工の作業性に劣るとともに、こうした副資材を必要とし
て施工コストが高価であった。この発明は、これらの課
題を解決することを目的とするもので、発泡断熱材の施
工性を改善して施工コストを低減するとともに、断熱性
能と防水性の向上を図ることを目的とするものである。
め、この発明は、所定の寸法の矩形ボードに形成し、小
口面を当接して下地材に面張りする発泡断熱材におい
て、両外側から所定の幅の傾斜面を形成して表裏対称形
の凸状小口面を形成し、凸状小口面の先端から所定の深
さの切り溝を形成する。そして、この凸状小口面の対辺
側に、凸状小口面に適合して噛み合う表裏対称形の凹状
小口面を形成することを特徴とするものである。以下
に、この発明の構成を図面を用いて具体的に説明する。
形態を示し、住宅用断熱材として用いられる発泡断熱材
(10)は、所定の寸法の厚さ、長辺、短辺の矩形ボー
ドに形成され、具体的には、厚さ25〜50mm、長辺
900〜3000mm、短辺600〜1000mm程で
ある。
長辺の一方に、両外側から傾斜面(13)を形成し、先
端を平面(14)とした表裏対称形の凸状小口面(1
2)が形成され、平面(14)の中央に先端から所定の
深さの切り溝(15)が形成され、切り溝(15)の先
端に拡幅部(16)が形成されている。両傾斜面(1
3)は、勾配を2/10〜10/10、幅aを20mm
以上に設定している。他方の長辺、すなわち凸状小口面
(12)の対辺側に、凸状小口面(12)に適合して噛
み合う表裏対称形の凹状小口面(17)が形成され、凹
状小口面(17)の両外側先端部を切り落として切断面
(18)を形成し、先端部の欠損を防止している。凹状
小口面(17)の中央には、拡幅部(16)に応じて半
円形の溝(19)が刻設されている。そして、発泡断熱
材(10)の両短辺の小口面(22)は、両外辺を面取
りして形成されている。
(12)を上側として凹状小口面(17)に噛み合わせ
て当接し、下部から順次下地材に装着し、住宅(30)
の壁面、屋根部等に面張りして施工する(図3参照)。
図4に示すようにかかる施工において、小口面(1
2)、(17)が噛み合って当接箇所で垂直方向(図中
の矢印方向)のズレが生じることがない。より気密を保
つために必要に応じて、拡幅部(16)にコーキング材
を施してコーキング施工してもよい。また、短辺の小口
面(22)は図5に示すように当接し、面取りされた外
辺で溝(24)を形成し、ここにコーキング材を施して
コーキング施工することができるように図られている。
施例で、長辺の一方の凸状小口面(12)を、両外側か
ら傾斜面(13)を形成し、先端を円弧面(14a)と
して表裏対称形に形成したものである。そして、凸状小
口面(12)の対辺側の凹状小口面(17)を、凸状小
口面(12)に適合して噛み合うように円弧凹状に形成
したものであり、前例と同一の符号は同一の部位であ
る。この発泡断熱材(10)も図7に示すように、前例
と同じく小口面(12)、(17)を噛み合わせて当接
し、下地材に面張りして施工する。
小口面を凹凸状に形成したが、短辺も同様にして一方を
凸状に、他方を凹状に形成し、四辺の小口面をそれぞれ
凹凸状に形成して構成してもよい。
0)は、両外側から傾斜面(13)を形成して凸状小口
面(12)を形成し、該凸状小口面(12)の対辺側
に、凸状小口面(12)に適合して噛み合う凹状小口面
(17)を形成し、施工に際して小口面(12)、(1
7)が噛み合い、当接箇所で発泡断熱材(10)間にズ
レや間隙が生じることがなく、断熱気密性に優れるもの
である。そして、凸状小口面(12)、凹状小口面(1
7)がそれぞれ表裏対称形であるから、発泡断熱材(1
0)の表裏を区別することなく施工することができて取
り扱いが便利であり、凸状小口面(12)は、切り溝
(15)を設けたので内外方向へ伸縮することが許容さ
れ、凹状小口面(17)内に簡単に挿入して噛み合わせ
られ、施工の作業性に優れるものである。したがって、
この発明の発泡断熱材(10)は、特別の気密施工を必
要とせず、気密性を確保するための副資材も軽減され、
作業時間の短縮と併せて施工コストを大幅に低減するこ
とができるものである。
傾斜面(13)を形成し、この凸状小口面(12)を上
側にして施工することにより、発泡断熱材(10)の表
面を伝わる雨水の侵入を遮断し、防水性の向上を図るこ
とができるものである。
視図。
の断面図。
の断面図。
た断面図。
の断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の寸法の矩形ボードに形成し、小口
面を当接して下地材に面張りする発泡断熱材(10)に
おいて、 両外側から所定の幅aの傾斜面(13)を形成して表裏
対称形の凸状小口面(12)を形成し、凸状小口面(1
2)の先端から所定の深さの切り溝(15)を形成し、
該凸状小口面(12)の対辺側に、凸状小口面(12)
に適合して噛み合う表裏対称形の凹状小口面(17)を
形成したことを特徴とする発泡断熱材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32451296A JP2869638B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 発泡断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32451296A JP2869638B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 発泡断熱材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10131323A JPH10131323A (ja) | 1998-05-19 |
JP2869638B2 true JP2869638B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=18166637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32451296A Expired - Lifetime JP2869638B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 発泡断熱材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2869638B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7174944B2 (ja) * | 2018-01-15 | 2022-11-18 | German House株式会社 | 屋根用断熱板 |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP32451296A patent/JP2869638B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10131323A (ja) | 1998-05-19 |
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