JP7174944B2 - 屋根用断熱板 - Google Patents

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本発明は、屋根の下地等の目的で敷設される屋根用断熱板に関する。
従来、木造建築等において、屋外と屋内の間の断熱性能を高めるために、屋根の下地材として断熱板が施工される。例えば、図6に示すように、垂木Zの上に、直接、複数枚の断熱板Dを敷き詰めることで、外断熱を実現する工法がある。この際、断熱板Dの端面(側面)に凹凸を形成し、隣接する断熱板Dの凹凸を嵌め合わせることで、断熱板D同士を結合し、高い断熱性能と気密性能を兼ね備えるようにする(例えば、特許文献1参照)。断熱板Dの表面(上面)側には、防水シートB(ルーフィングや透湿性防水紙)を施工することで、雨水が、断熱板Dに浸みこまないようにする。
特開2017-193973号公報
しかしながら、防水シートBを完璧に施工することは困難であったり、また、防水シートが経時的に劣化したりする。結果、雨水の一部が次第に断熱板Dに浸みこむ場合がある。図6に示すように、断熱板Dの内部に浸みこんだ雨水U1~U2は、断熱板Dの表面に沿って傾斜方向の下側に自重で移動する。互いに隣接する断熱板Dの端面同士の間は、透水性が悪化したり、施工時に形成される微細な隙間に雨水が保持されたりするので、雨水U3,U4が滞留しやすい。このまま長期間放置されると、断熱板Dが腐食したり、劣化したりするという問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、長期間に亘って十分な性能を発揮し得る屋根用断熱板を提供しようとするものである。
上記目的を達成する本発明は、傾斜する屋根に対して複数枚敷設される屋根用断熱板であって、空側に向く表面と、地面側に向く裏面と、前記屋根の傾斜方向の一対の側面を構成する傾斜方向端面と、前記傾斜方向端面に形成され、該傾斜方向に隣接する他の前記屋根用断熱板と係合され得る係合部と、前記表面と前記傾斜方向端面を繋ぐように形成される逃がし面と、を備え、前記逃がし面は、前記表面から前記傾斜方向端面に向かうに連れて、前記裏面側に近づくような斜面又は段差形状となることを特徴とする屋根用断熱板である。
上記屋根用断熱板に関連して、一対の前記傾斜方向端面は、前記屋根に敷設される状態において高所側に位置する高所側端面と、低所側に位置する低所側端面となっており、前記逃がし面は、前記表面と前記高所側端面を繋ぐように形成されることを特徴とする。
上記屋根用断熱板に関連して、前記屋根に敷設される状態において、前記逃がし面と前記高所側端面の境界が、前記逃がし面と前記表面の境界と比較して高所側に位置することを特徴とする。
上記屋根用断熱板に関連して、前記低所側端面は、前記屋根において低所側に隣接される他の前記屋根用断熱板の前記逃がし面によって露出される露出領域を有することを特徴とする。
上記屋根用断熱板に関連して、前記逃がし面は、前記表面と前記裏面の距離となる板厚の5分の1以上の範囲に延在することを特徴とする。
上記屋根用断熱板に関連して、前記逃がし面は、前記表面と前記裏面の距離となる板厚方向において5mm以上の範囲に延在することを特徴とする。
上記屋根用断熱板に関連して、前記逃がし面が連続する一方の前記傾斜方向端面には前記係合部として凸部が形成されると共に、他方の前記傾斜方向端面には前記係合部として前記凸部と嵌合する凹部が形成されることを特徴とする。
上記屋根用断熱板に関連して、前記凸部における前記表面側の周面が、前記逃がし面と連続することを特徴とする。
本発明によれば、雨水による劣化を抑制することが可能となり、長期間に亘って十分な断熱性能を発揮し得るという優れた効果を奏し得る。
(A)は、本発明の実施形態に係る屋根用断熱板を屋根に施工した状態を示す断面図であり、(B)は屋根に施工される屋根用断熱板の施工状態を示す斜視図である。 (A)は同屋根用断熱板を表面側から見た平面図と、四方の側面を展開した側面図であり、(B)は(A)における隅部Bを拡大して示す斜視図であり、(C)は(A)における隅部Cを拡大して示す斜視図であり、(D)は(A)における隅部Dを拡大して示す斜視図であり、(E)は(A)における隅部Eを拡大して示す斜視図である。 複数の屋根用断熱板を組み合わせる態様を示す平面図である。 (A)は同屋根用断熱板の機能を説明する側面断面図であり、(B)~(D)は同屋根用断熱板の変形例を示す断面図である。 (A)及び(B)は同屋根用断熱板の変形例を示す断面図である。 従来の屋根用断熱板を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
<屋根構造>
図1(A)は、本実施形態に係る屋根用断熱板(以下、断熱板)10が、屋根に施工される状態を示す。断熱板10は、屋根の方向に沿って配置される垂木80の上面に固定される。なお、垂木80の下端には、屋根裏に風が入り込むことを防ぐ破風板84が設けられる。また、垂木80の下端近傍には、断熱板10のストッパとなる滑り止め桟86が固定される。この滑り止め桟86は、破風板84を固定する為の下地板を兼ねている。
なお、垂木80は、鉛直方向に延びる柱70と、この柱70の上端近傍に水平方向(葺き方向)に懸架される棟木78に固定される。なお、柱70の外側には、構造用面材72、防水シート74、及び外壁材76(断熱板であっても良い)等が固定される。
なお、ここでは、垂木80の上面に、断熱板10が直接固定される場合を例示しているが、垂木80の上面に野地板を敷設し、その上に断熱板10を施工しても良い。
断熱板10の表面(上面)には、防水シート60が敷かれる。この防水シート60は、ルーフィングや透湿性防水紙が代表的であるが、その他のシート材を用いることもできる。
防水シート60の上には、固定胴縁62が設けられる。この固定胴縁62は、図1(B)に示すように、垂木80の上方に沿って傾斜方向に延在しており、垂木80と協働して、断熱板10を挟み込むように固定する。なお、図1(B)では、説明の便宜上、防水シート74等の図示を省略している。
図1(A)に戻って、固定胴縁62の上には瓦桟64が水平方向に固定される。この瓦桟64の上に、瓦66が設置される。なお、固定胴縁62の傾斜方向の下端には、瓦桟64と挟み込まれるようにして、軒樋68が設置される。
断熱板10は、木製繊維をプレス成型して得られる構造材となる。この断熱板10は、石油系と比較して火に強く、火災時にも燃えにくいため、火の進行を遅らせることができる。また、燃える際に有毒ガスを出さない為、人や環境に対する安全性を実現できる。
<断熱板構造>
図2及び図4(A)に示すように、断熱板10は、平面視の状態で方形(ここでは長方形)となる板材であり、屋根の傾斜方向Kが短辺となり、屋根の水平方向(葺き方向)Hが長辺となる。
断熱板10は、空側に向く表面12と、地面側に向く裏面14と、傾斜方向Kの両端の側面を構成する一対の傾斜方向端面16と、水平方向Hの両端の側面を構成する一対の水平方向端面18を有する。なお、ここでは、一対の傾斜方向端面16の内、屋根敷設時において、傾斜方向の高所側に位置する方を高所側端面16A、低所側に位置する方を低所側端面16Bと定義する。
傾斜方向端面16には、傾斜方向Kに隣接する他の断熱板10と係合され得る係合部20が形成される。
係合部20は、具体的に、高所側端面16A側に形成される凸部22と、低所側端面16Bに形成される凹部24を有する。凹部24には、隣接する他の断熱板10の凸部22が挿入されて互いに嵌合する。凸部22は、高所側端面16Aにおいて、水平方向Hに延びる列状(峰状)の突起となる。凹部24は、低所側端面16Bにおいて、水平方向Hに延びる溝となる。
図4(A)に示すように、凸部22と凹部24の断面形状は、同一形状となる。具体的に凸部22の断面形状は、先端の方が肉薄で、基端側の方が肉厚となるテーパ形状となる。従って、凸部22には、表面12側の外周面(外壁)22Aと、裏面14側の外周面(外壁)22Bが形成される。一方、凹部24には、表面12側の内周面(内壁)24Aと、裏面14側の内周面(内壁)24Bが形成される。また、凸部22は、表面12の仮想延長平面Xから板厚方向に距離Sだけ離れた位置に配される。具体的に凸部22は、仮想延長平面Xから全板厚Tの5分の1以上離れる。望ましくは全板厚Tの4分の1以上離れる。例えば、全板厚が30mmの場合、表面12から板厚方向に向かって6mm以上離れることが好ましく、更に望ましくは、7.5mm以上離れる。全板厚Tとは無関係に、凸部22は、板厚方向において仮想延長平面Xから5mm以上離れることが好ましい。
図2に戻って、断熱板10は、表面12と高所側端面16Aを繋ぐように形成される逃がし面30を有する。この逃がし面30は、水平方向Hに沿って帯状に延びる。
図2(B)(E)に示すように、逃がし面30は、表面12から、高所側端面16Aに向かうに連れて、裏面14側に近づく(表面12から板厚方向に離れる)ような斜面形状となる。この「傾斜」とは、表面12の平面を基準として所定の角度を有することを意味している。なお、図4(A)に示すように、表面12(仮想延長平面X)を基準とした逃がし面30の傾斜角度αは、45°以下に設定されることが好ましく、より望ましくは30°以下に設定される。
高所側端面16Aは、凸部22が形成されることから、剛性が高い(高強度)領域となる。逃がし面30によって、高所側端面16A近傍は薄肉となるが、そもそも、高所側端面16Aは強度が高いので、逃がし面30による強度低下を補うことができる。なお、低所側端面16Bには、凹部24が形成されることから、剛性が低い(低強度)領域となるので、仮に、逃がし面30と同等の面を形成する際には強度面の留意を要する。
更に逃がし面30は、表面12と裏面14の距離となる全板厚Tの5分の1以上の範囲に延在する(図4(A)の距離S参照)。望ましくは全板厚Tの4分の1以上の範囲に延在する。例えば、全板厚が30mmの場合、表面12から板厚方向に向かって6mm以上の範囲に延在し、望ましくは、7.5mm以上の範囲に延在する。全板厚Tとは無関係に、逃がし面30は、同板厚方向において5mm以上の範囲に延在することが好ましい。詳細は後述するが、逃がし面30の範囲(距離S)が広いほど、対向する断熱板10の低所側端面16Bを乾燥させやすい。
また、図2(B)(E)に示すように、この逃がし面30は、凸部22における外周面(外壁)22Aと連続している。特に本実施形態では、逃がし面30の角度と外周面(外壁)22Aの角度が完全に一致しており、単一平面となるように構成されている。このようにすると、図4(A)に示すように、凸部22の外周面22A近傍に浸みこんだ雨水U4が、逃がし面30を経て低所側に移動しやすくなる。
更に図4(A)に示すように、低所側端面16Bには、屋根敷設状態において低所側に隣接される他の断熱板10の逃がし面30によって露出される露出領域Rが確保される。この露出領域Rは、具体的には、凹部22の開口縁から表面12側に向かって連続する端面領域となる。断熱板10の表面12に沿って傾斜方向Kに移動して滞留する雨水U3は、この低所側端面16Bの露出領域Rを介して外部空間に気化される。結果、低所側端面16Bを、常に乾燥状態に維持することが可能となり、断熱板10の腐食や劣化を抑制できる。
また、屋根に敷設される状態において、逃がし面30と高所側端面16Aの境界(ここでは凸部22の外周面22Aとの境界)P1は、逃がし面30と表面12の境界P2と比較して高所側に位置する。つまり、屋根敷設状態において、逃がし面30における水平面Lを基準とした角度βは、屋根の傾斜方向と同一方向で、屋根よりも多少角度の小さい傾斜となる。このようにすると、逃がし面30に浸透した雨水U4が、逃がし面30の傾斜に沿って低所側に移動しやすくなる。
図2に戻って、一対の水平方向端面18には、側方係合部40が形成される。側方係合部40は、具体的に、一方側の水平方向端面18に形成される側方凸部42と、他方側の水平方向端面18に形成される側方凹部44を有する。側方凹部44には、隣接する他の断熱板10の側方凸部42が挿入されて互いに嵌合する。側方凸部42と側方凹部44の断面形状は互いに同一形状となる。具体的に側方凸部42の断面形状は、先端の方が薄く、基端側の方が厚いテーパ形状となる。なお、図2(B)に示すように、凸部22と側方凸部42は、角部において互いの山が繋がっている。同様に、図2(D)に示すように、凹部24と側方凹部44も、角部において互いの溝が繋がっている。
図3には、複数の断熱板10を傾斜方向K及び水平方向Hに連結する態様を示す。水平方向Hに連なる複数の断熱板10は、側方係合部40を利用して互いに連結される。傾斜方向Kに連なる複数の断熱板10は、係合部20を利用して互いに連結される。
本実施形態の断熱板10によれば、図4(A)に示すように、高所側の断熱板10の低所側端面16Bに露出領域Rを形成する為に、低所側の断熱板10に逃がし面30が形成される。結果、高所側の断熱板10の低所側端面16Bを常に乾燥状態に維持することが可能となる。結果、断熱板10の長寿命化が達成される。特に、低所側端面16Bには、表面12から浸透する雨水U1~U3が、自重によって滞留しやすいが、本実施形態によれば、その雨水U1~U3を低所側端面16B(露出領域R)から外部に放出(気化)させることが可能となる。
更に逃がし面30自身も、屋根の傾斜方向Kと同じ方向に傾斜しているので、逃がし面30の表層に浸透した雨水U4も、表面12に沿って低所側に移動しやすいため、雨水U4も外部に放出(気化)させることが可能となる。特に、本実施形態では、逃がし面30が、板厚方向において、表面12から5分の1以上の範囲又は5mm以上の範囲に延在する結果、露出領域Rの面積が大きくなるので、乾燥効率を高めることができる。また更に、逃がし面30と凸部22の外周面(外壁)22Aが連続しており、その境界P1に、階段状の段差が存在しない。結果、逃がし面30と凸部22の境界P1に水分が滞留することが抑制され、凸部22の基端近傍の腐食も抑制できる。
<断熱板の変形例>
図4(B)に示す断熱板10のように、凸部22の突端に、断面三角形状の小突起を形成しても良い。同様に、凹部24の底面に、断面三角形以上の小凹部を形成しても良い。
図4(C)に示す断熱板10のように、逃がし面30と表面12の間に階段状の段差を設けても良い。この場合、逃がし面30の面方向は、表面12と平行としても良い。
図4(D)に示す断熱板10のように、逃がし面30と対向する低所側端面16の露出領域Rを、逃がし面と同様な傾斜面としても良い。
図5(A)に示す断熱板10のように、低所側端面16Bに凸部22を形成し、高所側端面16Aに凹部24を形成しても良い。つまり、凹凸の関係を高所側と低所側で反転させることも可能である。この際、高所側端面16Aに形成される逃がし面30は、凹部24の開口縁と連続させることが好ましい。
図5(A)の断熱板10の変形として、図5(B)に示す断熱板10のように、逃がし面30と対向する低所側端面16の露出領域Rを、逃がし面と同様な傾斜面としても良い。
尚、本発明の断熱板は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 屋根用断熱板
12 表面
14 裏面
16A 高所側端面
16B 低所側端面
18 水平方向端面
20 係合部
22 凸部
22 凹部
22A、22B 外周面
24 凹部
24A、24B 内周面
30 逃がし面
40 側方係合部
42 側方凸部
44 側方凹部
60 防水シート
62 固定胴縁
64 瓦桟
66 瓦
68 軒樋
70 柱
72 構造用面材
74 防水シート
76 外壁材
78 棟木
80 垂木
84 破風板
86 桟

Claims (3)

  1. 木製繊維をプレス成型して得られる構造材で構成され、傾斜する屋根に対して複数枚敷設され、高所側端面、低所側端面、水平方向一方側端面、水平方向他方側端面が4つの角部で繋がる屋根用断熱板であって、
    空側に向く表面と、
    地面側に向く裏面と、
    前記屋根に敷設される状態において高所側に位置する前記高所側端面と、
    前記屋根に敷設される状態において低所側に位置する前記低所側端面と、
    自身の水平方向の一端が、前記水平方向一方側端面に形成されるテーパ形状の側方凸部と前記角部で繋がり、かつ、自身の水平方向の他端に、前記水平方向他方側端面に形成されるテーパ形状の側方凹部の一部が形成されるように、前記高所側端面に形成されて、該高所側端面よりも高所側に凸となるテーパ形状の 凸部と、
    自身の水平方向の一端が、前記水平方向他方側端面に形成されるテーパ形状の側方凹部と前記角部で繋がり、かつ、自身の水平方向の他端に、前記水平方向一方側端面に形成されるテーパ形状の側方凸部の一部が形成されるように、 前記低所側端面に形成されて、該低所側端面よりも高所側に凹となるテーパ形状の凹部と、を備え、
    前記凸部は、該傾斜方向の上方側に隣接する他の前記屋根用断熱板の前記凹部に挿入されることで係合部を構成し、
    前記凸部は、該凸部の先端側が肉薄且つ基端側が肉厚となるような前記テーパ形状となっており、前記側方凸部の前記テーパ形状の外周面と前記角部で連続する状態となる、前記表面側に向く表面側外周面、及び、前記裏面側に向く裏面側外周面を有しており、
    前記裏面側外周面は前記高所側端面に繋がることで段差を構成しており、
    前記低所側端面は、前記凹部から前記表面側に連続する低所側端面(以下、表面側低所側端面)、及び、前記凹部から前記裏面側に連続する低所側端面(以下、裏面側低所側端面)を有しており、
    前記高所側端面は、該傾斜方向の上方側に隣接する他の前記屋根用断熱板の前記裏面側低所側端面と当接するようになっており、
    更に前記屋根用断熱板は、前記表面と前記凸部の前記表面側外周面を繋ぐように形成される逃がし面を備え、
    前記逃がし面は、前記表面から前記表面側外周面に向かうに連れて、前記裏面側に近づくような斜面形状となっており、
    前記逃がし面は、前記表面と前記裏面の距離となる板厚方向において5mm以上の範囲に延在することで、該傾斜方向の上方側に隣接する他の前記屋根用断熱板の前記表面側低所側端面が、外部に露出されることを特徴とする屋根用断熱板。
  2. 前記屋根に敷設される状態において、前記逃がし面と前記表面側外周面の境界が、前記逃がし面と前記表面の境界と比較して高所側に位置することを特徴とする、
    請求項1に記載の屋根用断熱板。
  3. 前記逃がし面は、前記表面と前記裏面の距離となる板厚の5分の1以上の範囲に延在することを特徴とする、
    請求項1または2に記載の屋根用断熱板。
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