JP2868542B2 - 真空配管 - Google Patents

真空配管

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、X線露光装置等、超高真空が必要とされる
配管に関し、特に除振作用が必要とされる真空配管に関
する。
[従来の技術] X線露光装置において、マスクやウエハおよびマスク
とウエハの位置合せステージ等を気密なステージ収納室
に収納し、X線源と上記ステージ収納室の間に遮断窓を
設け、X線源から遮断窓までのビームポートは超高真
空、上記ステージ収納室には、X線の吸収の少ない気体
(例えばHe)を減圧して充填し、露光を行うX線露光装
置が特開昭54−24267号等に記載されている。
このような露光装置では、ビームポートとステージ収
納室との接続を組立て誤差等を吸収するためのベローズ
を用いて行われる。
第3図に従来のシンクロトロン軌道放射光からのX線
を光源として利用するX線露光装置におけるビームポー
トとステージ収納室の接続部の配管概略構成を示す。
同図において、1はステージ収納室であり、マスクや
ウエハおよびマスクとウエハの位置合せステージ等(不
図示)が収納される(ステージ収納室は不図示の給排ポ
ンプによって減圧雰囲気を保っている)。
2はステージ収納室1の床からの振動を抑える除振ユ
ニット、3はX線を導くビームポート、12はビームポー
ト3とステージ収納室1との差圧に耐える遮断窓、4は
ビームポート3とステージ収納室1とを接続するベロー
ズ、10はOリング、9は数m〜十数mのビームポート3
を支持する支持ポール、18は超高真空ポンプでバルブ17
を介してビームポート3に接続されている。
上記構成においてX線露光を行うために、ビームポー
ト3内を超高真空ポンプ18で超高真空以上に保つ。
またベローズ4は、管内が超高真空で外側は大気圧の
ため、1気圧の差圧に耐え、さらに放出ガスの非常に少
ない材質(例えばステンレス)のベローズを使用する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来例で、マスクとウエハの位置
合せステージ等を高精度に保つためには、超高真空ポン
プ18や数m〜十数mのビームポート3を支える支持ポー
ル9からビームポート3に伝わってくる振動をステージ
収納室1に入るまでに断ち切らなくてはならない。
しかし、従来の構成ではベローズ4が差圧760Torrに
耐えるため、板厚を厚くしなければならないので、上記
ベローズ4で特に半径方向の振動を断ち切ることができ
ない。そこで考えられる手段として、第4図に防振手段
を介して接続されたベローズを示す。同図は、ビームポ
ート3にOリング10を介してシールし、接続されたベロ
ーズ4とステージ収納室1との間に固定板19により固定
された防振用ゴム20を接続している。
上記構成によりビームポート3からの振動は、断つこ
とができる。しかし振動を断つと同時に超高真空に耐え
るためには、放出ガスが多いゴムを使用することは好ま
しくない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であって、防振すべき容器に対し高真空ポンプ等からの
振動伝達を遮断するとともに高真空状態でガス等を発生
しない薄型のベローズを使用可能とした真空配管の提供
を目的とする。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明によればベローズ4の外側に防振機能をもった
ゴムを具備した配管を設けて2重構造にし、ベローズの
内側と外側とに連通管を接続する。そして排気シーケン
スはまず、ベローズの内外を共通の真空排気手段により
同時に低真空に引き、その後ベローズの内側だけ超高真
空に引くという順序で行う。これにより、ベローズにか
かる差圧が大きく減り、ベローズの板厚を従来使用して
いた1気圧に耐える超高真空用の板厚の厚いベローズを
使用せず、剛性の非常に小さい板厚の薄いベローズを使
用することができ、防振効果のある放出ガスの少ない超
高真空ベローズを可能としたものである。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。第1
図は本発明の一実施例に係るX線露光装置の配管構成図
である。同図において1はステージ収納室であり、マス
クやウエハおよびマスクとウエハの位置合せステージ等
(不図示)が収納される(ステージ収納室は、不図示の
給排ポンプによって減圧雰囲気を保っている)。
2はステージ収納室の床からの振動を抑える除去ユニ
ット、3はX線を導くビームポート、このビームポート
3の矢印16の方向からX線が入る。
4はビームポート3とステージ収納室1とを接続し、
気体の拡散を防止する板厚の非常に薄いベローズ、10は
Oリング、5はビームポート3に接続された配管フラン
ジ、6は配管フランジ5とステージ収納室とを接続し、
且つ除振機能を備えたゴム、また配管フランジ5と、ゴ
ム6の内側を密閉状態に保つためのゴム固定フランジ
7、8が各々配管フランジ5とステージ収納室1とに固
定されている。
9は十数mあるビームポート3を支える支持ポール、
12はビームポート3とステージ収納室1との差圧に耐え
る遮断窓、13はベローズ4の内側とベローズ4、配管フ
ランジ5との間を低真空用バルブ11、21を介して連ぐ連
通管であり油回転ポンプ等の低真空ポンプ14に接続され
ている。
また、15はステージ収納室1に接続された低真空用バ
ルブであり、別の油回転ポンプ等の低真空ポンプ14に接
続されている。
17はビームポート3に接続された高真空用バルブ、18
は高真空用バルブ17に接続されたターボ分子ポンプ、イ
オンポンプ、クライオポンプ等の高真空ポンプである。
16はX線源からのX線の入る方向を示す。
上記構成において超高真空用除振ベローズとするため
の排気手順を追って説明する。
まず、超高真空用バルブ17と2つの低真空用バルブ1
1、21を閉めておき、超高真空ポンプ18、低真空ポンプ1
4を始動させる。そしてポンプの回転が安定するのを確
かめて、2つの低真空用バルブ11、21を同時に開く。
ビームポート内と配管フランジ5内が所定の圧力(例
えば0.1Torr以下)に引けたことを確認すると、ビーム
ポート3に接続された方の低真空用バルブ11を閉める。
ここで配管フランジに接続された低真空用バルブ21はそ
のまま開いておく。
そして最後に超高真空用バルブ17を開いてビームポー
ト3内を超高真空に引く。
上記排気手順で真空引きを行うとベローズ4に差圧が
ほとんどかかることなくビームポート3内を超高真空に
引ける。また配管フランジ5とベローズ4の間は、0.1T
orrという低真空でよく、防振材としてゴム等を使用す
ることができ、自由度が大きくなる。
本実施例により、ベローズ内を超高真空に保ち、且つ
ビームポート3を伝わる振動を断ち切れる超高真空用ベ
ローズが得られる。
上記実施例は、X線露光装置におけるビームポートと
ステージ収納室の接続部の例を示したが、超高真空ポン
プと振動を嫌う超高真空用密閉容器との間に配管であっ
てもよい。第2図に本発明の第2の実施例として、超高
真空用密閉容器と超高真空ポンプとを連通する配管構成
図を示す。
22は超高真空用密閉容器であり、超高真空に引くため
ベローズ4、超高真空用パイプ23、超高真空用バルブ24
を介して超高真空ポンプ18に接続されている。
13は超高真空用密閉容器22とベローズ4、配管フラン
ジ5との間を低真空用バルブ11、21を介して連ぐ連通管
であり、低真空ポンプ14に接続されている。上記構成に
おいてベローズ4に差圧をかけずに、密閉容器22を高真
空に排気するための排気手順を説明する。
まず、超高真空用バルブ17と低真空用バルブ11、21を
閉めておき、超高真空ポンプ18、低真空ポンプ14を始動
させる。そしてポンプの回転が安定するのを確かめて2
つの低真空バルブ11、21を同時に開く。
配管フランジ5内と超高真空用密閉容器22内が所定の
圧力(例えば0.1Torr以下)に引けたことを確認する
と、低真空用バルブ21を閉める。そして最後に超高真空
用バルブ17を開いて超高真空用密閉容器22を超高真空に
引く。
以上第2の実施例でも第1の実施例と同様の効果が得
られる。また今回の実施例で組み込まれているゴム6
は、除振機能を持ち、大気と低真空との差圧に耐え、低
真空を維持できる材質の配管であれば、ゴムに限定はし
ない。
更に、ベローズも超高真空と低真空の差圧に耐え、除
振機能を具備した放出ガスの少ない配管であれば、ベロ
ーズに限定しない。材質も金属に限定しない。
[発明の効果] 以上説明したように、ガスの放出拡散を防止する薄い
ベローズと、その外側に設けた大気と真空の差圧に耐え
る配管との2重構造にし、外側の配管に防振機能をもっ
たゴムを設けることにより、真空下でガスを発生するこ
となく、超高真空に保つと同時に除振ができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例であるX線露光装置の配管
構成図、 第2図は、本発明の第2の実施例である超高真空用密閉
容器の配管構成図、 第3図は、従来のX線露光装置における配管構成図、 第4図は、従来の低真空用除振ベローズの構成図であ
る。 1:ステージ収納室、 2:除振ユニット、 3:ビームポート、 4:ベローズ、 5:配管フランジ、 6:ゴム、 7:ゴム固定フランジ、 8:ゴム固定フランジ、 9:支持ポール、 10:Oリング、 11:低真空用バルブ、 12:遮断窓、 13:連通管、 14:低真空ポンプ、 15:低真空用バルブ、 16:X線入射方向、 17:超高真空用バルブ、 18:超高真空ポンプ、 19:固定板、 20:防振用ゴム、 21:低真空用バルブ、 22:超高真空用密閉容器、 23:超高真空用パイプ。
フロントページの続き (72)発明者 水澤 伸俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 宇田 幸二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 鵜澤 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−124098(JP,A) 特開 昭63−199962(JP,A) 特開 昭60−69383(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G21K 1/00 - 7/00 H05H 3/00 - 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防振すべき容器と真空通路とをベローズお
    よび該ベローズの外周を気密的に覆う外側配管を含む二
    重継手構造を介して連結した構成を備えた真空配管にお
    いて、前記外側配管は防振機能を持ったゴムを介して前
    記容器と真空通路とを連結すると共に、前記ベローズと
    外側配管との間の気密空間およびベローズの内側の空間
    の各々をバルブを介して共通の真空排気手段に接続した
    ことを特徴とする真空配管。
  2. 【請求項2】前記真空通路は高真空バルブを介して高真
    空ポンプに接続され、前記気密空間およびベローズの内
    側の空間は各々低真空バルブを介して共通の低真空ポン
    プに接続されており、前記高真空バルブを閉じ前記各低
    真空バルブを開いて前記低真空ポンプを駆動し前記ベロ
    ーズの外側の気密空間およびベローズの内側を同時に真
    空排気し、次に前記気密空間に連通する低真空バルブを
    開けたままベローズ内側に連通する低真空バルブを閉じ
    るとともに前記高真空バルブを開いて高真空ポンプによ
    り前記真空通路を高真空状態にすることを特徴とする請
    求項1記載の真空配管。
  3. 【請求項3】前記容器はX線露光装置のステージ収容室
    であり、前記真空通路はX線を導くビームポートである
    ことを特徴とする請求項1記載の真空配管。
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JP5535879B2 (ja) * 2010-11-11 2014-07-02 住友重機械工業株式会社 荷電粒子線照射装置、荷電粒子線照射方法、及び輸送ラインの着脱方法。

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