JP2000117093A - 極高真空環境装置及び極高真空環境の形成方法 - Google Patents

極高真空環境装置及び極高真空環境の形成方法

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JP2000117093A
JP2000117093A JP10292155A JP29215598A JP2000117093A JP 2000117093 A JP2000117093 A JP 2000117093A JP 10292155 A JP10292155 A JP 10292155A JP 29215598 A JP29215598 A JP 29215598A JP 2000117093 A JP2000117093 A JP 2000117093A
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ultra
high vacuum
molecular pump
shielding means
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Hiroshi Matsuda
洋 松田
Takeshi Soma
岳 相馬
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価にかつ確実に極高真空環境を形成するこ
とができる極高真空環境装置及び極高真空環境の形成方
法を提供する。 【解決手段】 真空容器12と、真空容器12を真空排
気して超高真空を発生させる前段側ターボ分子ポンプ1
6及び後段側ターボ分子ポンプ17からなるタンデム型
ターボ分子ポンプ18を有する真空排気装置と、真空容
器12と真空排気装置との間の真空空間を遮蔽する遮蔽
手段15とを備えた極高真空環境装置において、真空容
器12の遮蔽手段15側に非蒸発型ゲッター13を設け
るとともに、遮蔽手段15を非密閉型のシャッター構造
とし、さらに、前段側ターボ分子ポンプ16をオイルレ
ス形式で、かつ、非極高真空仕様とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極高真空環境装置
及び極高真空環境の形成方法に関し、詳しくは、極高真
空環境を低コストでかつ確実に形成することができる装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】材料表面の結晶構造の研究や新材料の開
発等の分野において、極高真空環境を形成できる真空環
境装置の需要が高まっている。この分野における真空グ
レード区分は、10〜100Paが低真空、100〜
10−1Paが中真空、10 〜10−5Paが高真
空、10−5〜10−9Paが超高真空、10−9Pa
以下が極高真空と分類されるのが一般的である。そして
10−9Pa以下の極高真空は、現時点における限界技
術の一つであり、このレベルの真空を作るには、真空容
器の加工や表面処理に注意を払うだけでは不可能であ
り、排気装置を構成する真空ポンプやバルブ等にも特殊
な処理を必要とする。
【0003】図5は、極高真空を達成するための従来の
極高真空環境装置の一例を示す系統図である。この極高
真空環境装置は、真空容器1と、該真空容器1の圧力を
測定する真空計2と、真空容器1を排気するための真空
排気装置3と、真空容器1と真空排気装置3とを気密に
遮断可能なゲートバルブ4とを有するもので、真空排気
装置3には、前段側ターボ分子ポンプ5と後段側ターボ
分子ポンプ6とからなるタンデム型ターボ分子ポンプ
と、油回転ポンプ7とが直列に接続されている。
【0004】真空容器1は、極高真空に対応するため、
その内面にバフ研磨や電解研磨、複合電解研磨等の表面
処理を施すとともに、プリベーキングを行って材料中の
溶存ガスを事前に放出させる処置等が施されている。ま
た、排気段階でもベーキングを実施して表面に吸着して
いるガスを放出させることにより、真空容器1からの脱
ガス量を極限近くまで小さくするようにしている。この
ように処理された真空容器1を一般仕様の真空ポンプで
排気した場合には、到達圧力を決定する主な要因が真空
ポンプの構成部材から放出される脱ガス量となり、これ
によって決まる圧力が極高真空よりも高くなってしまう
ので、極高真空を達成することはできない。
【0005】したがって、極高真空を達成するために
は、真空容器1だけでなく、前段側ターボ分子ポンプ5
にも、その構成材料からの脱ガス量を小さくする処理を
施した特殊仕様のものを用いる必要がある。このような
極高真空を形成するために用いられる真空ポンプとして
は、ターボ分子ポンプの他に、クライオポンプやイオン
ポンプ等があるが、これらを用いた場合も、同様に特殊
仕様のものとなる。なお、後段側ターボ分子ポンプ6や
油回転ポンプ7は一般仕様のものを用いることができ
る。
【0006】また、ゲートバルブ4は、真空容器1が規
定の圧力に達したときに、真空容器1と前段側ターボ分
子ポンプ5との真空空間を遮断するために用いられるも
のであるが、前段側ターボ分子ポンプ5と同様の特別な
処理が施されるとともに、閉じたときに弁体とシート部
とが接触シート面を形成して気密に密閉する構造のもの
が用いられている。
【0007】このような極高真空環境装置は、極高真空
領域の構成機器を、脱ガスが最小となるような特別な処
理を施した特殊仕様とする必要があり、機種が限定され
る上に、一般仕様のものに比較してはるかにコストの高
いものとなる。また、脱ガスが最小となるような特別な
処理をしたとしても、これを皆無にすることはできず、
圧力の上昇をきたすという問題があった。
【0008】このような背景において、本発明者等は、
図6の系統図で示すような構成の極高真空環境装置を開
発し、平成9年度真空に関する連合講演会において発表
した。なお、以下の説明において、前記図1に示す極高
真空環境装置の構成要素と同じ構成要素のものには同じ
符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0009】この極高真空環境装置は、より安価に高真
空環境を達成することを目的としたものであって、真空
容器1とゲートバルブ4との間に、非蒸発型ゲッター
(NEG)8を装着するためのNEG取付用真空容器9
を設け、非蒸発型ゲッター8が有する排気機能で最終の
到達圧力を達成しようというものである。
【0010】ここで、ゲッターとは、化学的に活性な金
属膜による気体の吸着作用を利用して真空排気を行う物
質のことであり、蒸発型と非蒸発型とがある。蒸発型ゲ
ッターは、ゲッター材を蒸発させて壁面にゲッター膜を
作るものであり、活性を失ってもその上に新しいゲッタ
ー膜を作ることができる。しかし、壁面を水や液体窒素
等で冷却したり、ゲッター材を蒸発させる機構が必要で
あり、かなり手がかかるものである。このために、最近
ではあまり使用されない。
【0011】一方、非蒸発型ゲッターは、初期に数10
0℃で活性化処理を実施するだけでよく、使い勝手に優
れているため、最近ではさまざまな分野で多用されてお
り、極高真空用としても、非蒸発型の方が適している。
非蒸発型ゲッター(NEG)は、水素ガスの排気に対し
て非常に効果的であるが、その他のガスも排気可能であ
る。ただし、希ガスや炭化水素ガスの排気を得意としな
いという特性をもつ。
【0012】したがって、真空容器1に非蒸発型ゲッタ
ー8を設け、その排気機能で脱ガスを排気するように形
成した場合は、前段側ターボ分子ポンプ5を極高真空対
応にする必要はなく、一般仕様のものを用いることがで
き、かなりのコストダウンが図れる。
【0013】また、真空排気後の真空容器1と前段側タ
ーボ分子ポンプ5との真空空間の遮断には、前記同様の
極高真空仕様で、かつ、密閉式のゲートバルブ4を用い
ている。しかし、このような構造のゲートバルブは、該
ゲートバルブ4が閉じるときにシート面がすり合わされ
ることで、この部分からメタンガスを放出することが解
明された。
【0014】一方、非蒸発型ゲッター8は、その特性か
ら、吸着できるガス、特殊な条件下で吸着できるガス、
吸着できないガスがあり、上記構造のゲートバルブ4か
ら放出されるメタンガスは、特殊な条件下(高温下)以
外では吸着できないため、極高真空領域の到達圧力が達
成できないか、あるいは、圧力の上昇をきたすという問
題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
極高真空環境装置は非常に高価であり、また、非蒸発型
ゲッターを用いた極高真空環境装置は、安価にはなるも
のの、ゲートバルブ部分から発生するメタンガスにより
充分な到達圧力が得られないという問題があった。
【0016】そこで本発明は、比較的安価な非蒸発型ゲ
ッターを用いて安価にかつ確実に極高真空環境を形成す
ることができる極高真空環境装置及び極高真空環境の形
成方法を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の極高真空環境装置は、真空容器と、該真空
容器を真空排気して超高真空を発生させる前段側ターボ
分子ポンプ及びこれと直列に接続された後段側ターボ分
子ポンプからなるタンデム型ターボ分子ポンプを有する
真空排気装置と、前記真空容器と前記真空排気装置との
間に設けられてそれぞれの真空空間を遮蔽する遮蔽手段
とを備えた極高真空環境装置において、前記真空容器の
前記遮蔽手段側に非蒸発型ゲッターを設けるとともに、
前記遮蔽手段を非密閉型のシャッター構造で形成したこ
とを特徴とし、さらに、前記前段側ターボ分子ポンプが
オイルレス形式で、かつ、非極高真空仕様であることを
特徴としている。
【0018】また、本発明の極高真空環境の形成方法
は、上述のように形成した極高真空環境装置を使用して
極高真空環境を形成する方法であって、前記真空容器を
前記真空排気装置で超高真空領域まで真空排気した後、
前記シャッター構造の遮蔽手段で前記真空容器と前記前
段ターボ分子ポンプとの真空空間を遮蔽し、前記非蒸発
型ゲッターの排気機能で前記真空容器を極高真空に排気
することを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明の極高真
空環境装置の一形態例を示すもので、図1は全体構成を
示す系統図、図2はシャッター構造の一例を示す断面
図、図3は同じく底面図である。
【0020】この極高真空環境装置は、真空計11を備
えた真空容器12と、非蒸発型ゲッター(NEG)13
を装着するためのNEG取付用真空容器14と、非密閉
型のシャッター構造に形成された遮蔽手段15と、真空
排気装置を構成する前段側ターボ分子ポンプ16及び後
段側ターボ分子ポンプ17を直列に接続したタンデム型
ターボ分子ポンプ18と、油回転ポンプ19とにより形
成されている。
【0021】前記真空容器12は、従来の極高真空環境
装置と同様の加工やプリベーキングをはじめとした極高
真空対応処理が施されたものであって、NEG取付用真
空容器14や遮蔽手段15にも同様の処理が施されてい
る。
【0022】前記非蒸発型ゲッター13は、NEG取付
用真空容器14を介して真空容器12の遮蔽手段15側
に取付けられており、非蒸発型ゲッター13には、真空
容器12等の材料の中を拡散して出てくる水素分子の排
気に大きな能力を有するものが用いられている。
【0023】前記遮蔽手段15は、図2及び図3に示す
ように、中央に通気口21を有し、外周に接続用のフラ
ンジ22を有する金属製の本体部23と、前記通気口2
1を開閉する金属製の蓋体24と、該蓋体24を開閉位
置に回動させる駆動部25とにより形成されたシャッタ
ー構造のものであって、蓋体24による通気口21の遮
蔽は、通気口21の外周縁に蓋体24の外周縁が、前段
側ターボ分子ポンプ16側から、即ち真空度の低い方か
ら当接することにより行われ、閉じ状態では、圧力差に
よって閉じ方向に付勢された状態で金属面同士が当接し
た状態となる。
【0024】したがって、メタルタッチでの遮蔽となる
ので、シート面で遮蔽する従来のゲートバルブのように
通気口21を完全に密閉することはできないが、コンダ
クタンス(分子の通過のし易さ)は極めて小さくするこ
とができる。さらに、真空下に曝される構成部品を全て
金属により形成することにより、非蒸発型ゲッター13
で吸着が困難なメタンガスを発生することがなく、ま
た、ベーキングが可能であるから、自身からの脱ガス量
も低減できる。
【0025】このように、真空容器12と前段側ターボ
分子ポンプ16との間をシャッター構造の遮蔽手段15
で遮蔽すると、遮蔽手段15で真空空間を完全に遮断す
ることができず、前段側ターボ分子ポンプ16からの脱
ガスが真空容器12内に僅かに逆流することがあるが、
脱ガスの成分はほとんどが水素であることから、非蒸発
型ゲッター13で容易に吸着することができるので、真
空容器12内の真空環境に悪影響を与えることはない。
したがって、シャッター構造の遮蔽手段15は、前段側
ターボ分子ポンプ16からの脱ガスが真空容器12へ逆
流することを極力防止できればよく、完全に密閉する必
要はない。
【0026】すなわち、このような極高真空環境装置で
極高真空を得るためには、毎回の排気操作において、被
排気系である真空容器12やその他の構成品に対してベ
ーキングを実施するのが常である。これによって、材料
表面に吸着しているガスの分子はエネルギーを得て急激
な脱着が行われる。結果として、到達圧力近辺で圧力を
支配するガスは、材料の表面から脱着してくるガス分子
ではなく、材料の中を拡散して出てくる水素分子とな
る。したがって、水素分子の排気に大きな能力を有する
非蒸発型ゲッター13を用いることにより、真空容器1
2や遮蔽手段15からの脱ガスだけでなく、遮蔽手段1
5を通って逆流してくる真空ポンプ側からの脱ガスも非
蒸発型ゲッター13で吸着して排気することができ、極
高真空レベルの到達圧力を実現することができる。
【0027】さらに、遮蔽手段15を上述のような簡略
な機構のシャッター構造とすることにより、従来の極高
真空仕様の高価なゲートバルブに比べて遮蔽手段15を
安価なものとすることができ、メンテナンス性も向上す
る。
【0028】また、前記前段側ターボ分子ポンプ16に
は、従来のような極高真空仕様のものを用いてもよい
が、極高真空仕様ではなくても、即ち非極高真空仕様で
あっても、磁気軸受式やセラミックボール軸受式等のオ
イルレス形式のものを選定することにより、非蒸発型ゲ
ッター13で吸着が困難なガスを発生させることがない
ので、真空容器12の極高真空環境を損なうことがな
く、しかも、極高真空仕様のものに比べてかなり安価で
あるから、装置コストを大幅に低減することができる。
なお、油回転ポンプ19と後段側ターボ分子ポンプ17
には、一般的なものを使用することができる。
【0029】真空容器12内を極高真空状態にする場
合、大気圧から極高真空近辺までの中間排気は、前記油
回転ポンプ19と、タンデム型ターボ分子ポンプ18で
行い、それ以降の極高真空領域への排気は、非蒸発型ゲ
ッター13で行うことになる。このときの到達圧力は、
被排気系である真空容器12からの脱ガスと遮蔽手段1
5からの脱ガス、そして、遮蔽手段15の僅かな隙間か
ら逆流してくる前段側ターボ分子ポンプ16からの脱ガ
スの合計に対する非蒸発型ゲッター13の排気速度で決
まることになるが、遮蔽手段15のシャッター構造に若
干の隙間があっても、前述のようにこの部分のコンダク
タンスは極めて小さく、脱ガス全体に対して支配的には
ならないので、極高真空環境の形成を阻害することはな
い。
【0030】なお、真空容器12の交換を頻繁に行わな
い場合は、図4に示すように、真空容器12に非蒸発型
ゲッター13を直接取付けるようにしてもよい。他の機
器には図1と同一符号を付して説明は省略する。
【0031】
【実施例】非蒸発型ゲッターとしてサエスゲッター社製
GP200・MK4Wを、真空計にはライボルト社製I
E514を、遮蔽手段にはムサシノエンジニアリング社
製のシャッター構造のものを、前段側ターボ分子ポンプ
にはセラミックボール軸受式のVarian社製V55
0(到達圧力仕様:10−9Pa台)をそれぞれ使用
し、下記の条件で到達真空度を測定した。なお、後段側
ターボ分子ポンプ及び油回転ポンプには一般的な機種を
使用した。
【0032】まず、室温にて24時間真空排気した後、
200℃で72時間のベーキング排気を行うとともに、
ベーキング排気の終了前に、非蒸発型ゲッターの活性化
を行った。そして、降温後に72時間の真空排気を行っ
たところ、6×10−10Paという到達圧力が得られ
た。
【0033】また、各構成機器の価格において、セラミ
ックボール軸受式の前段側ターボ分子ポンプは極高真空
仕様のものに比べて半額程度、シャッター構造の遮蔽手
段は極高真空対応ゲートバルブの数分の一の価格であっ
た。したがって、装置の規模によっても異なるが、真空
容器、真空計、後段側ターボ分子ポンプ及び油回転ポン
プを同一のものを使用した場合、装置全体の価格を2/
3程度に低減することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
安価な装置構成で極高真空環境を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の極高真空環境装置の一形態例を示す
系統図である。
【図2】 シャッター構造の一例を示す断面図である。
【図3】 同じく底面図である。
【図4】 本発明の極高真空環境装置の他の形態例を示
す系統図である。
【図5】 従来の極高真空環境装置の一例を示す系統図
である。
【図6】 従来の極高真空環境装置の他の構成例を示す
系統図である。
【符号の説明】
11…真空計、12…真空容器、13…非蒸発型ゲッタ
ー、14…NEG取付用真空容器、15…遮蔽手段、1
6…前段側ターボ分子ポンプ、17…後段側ターボ分子
ポンプ、18…タンデム型ターボ分子ポンプ、19…油
回転ポンプ、21…通気口、22…フランジ、23…本
体部、24…蓋体、25…駆動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器と、該真空容器を真空排気して
    超高真空を発生させる前段側ターボ分子ポンプ及びこれ
    と直列に接続された後段側ターボ分子ポンプからなるタ
    ンデム型ターボ分子ポンプを有する真空排気装置と、前
    記真空容器と前記真空排気装置との間に設けられてそれ
    ぞれの真空空間を遮蔽する遮蔽手段とを備えた極高真空
    環境装置において、前記真空容器の前記遮蔽手段側に非
    蒸発型ゲッターを設けるとともに、前記遮蔽手段を非密
    閉型のシャッター構造で形成したことを特徴とする極高
    真空環境装置。
  2. 【請求項2】 前記前段側ターボ分子ポンプが、オイル
    レス形式で、かつ、非極高真空仕様であることを特徴と
    する請求項1記載の極高真空環境装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の極高真空環境装置を使用
    した極高真空環境の形成方法であって、前記真空容器を
    前記真空排気装置で超高真空領域まで真空排気した後、
    前記シャッター構造の遮蔽手段で前記真空容器と前記前
    段ターボ分子ポンプとの真空空間を遮蔽し、前記非蒸発
    型ゲッターの排気機能で前記真空容器を極高真空に排気
    することを特徴とする極高真空環境の形成方法。
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