JP2867735B2 - 密閉形スクロール圧縮機 - Google Patents
密閉形スクロール圧縮機Info
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Description
に係り、特に、吐出ガスに伴われて潤滑油が圧縮機の外
へ出て行く、いわゆる、油上りを防止するための改良に
関する。
に関しては特開昭63−212796号公報に示されるように、
フレームの外周部に密閉容器内壁とで形成される上下方
向の複数の溝状通路を設け、この溝の長さ、もしくは断
面積を異ならしめることにより、各通路の通路抵抗を異
ならせ、各通路を通過するガス速度を異ならせ、速い速
度のガスにより電動機を冷却し、遅い速度のガスにより
油を分離する。
ての通路をガスと油が混在して流れるため、圧縮機部の
上方で分離した油が通路で再び吹き上げられる問題があ
った。
分けすることにより、通路における油の再吹き上げを防
止することにある。
成するために、固定スクロール外周部に密閉容器内壁と
で形成される均一な隙間通路部と、単一あるいは複数の
切り欠き通路を設け、フレーム外周部には複数の溝を設
け密閉容器の内壁とで上下方向の通路を形成している。
固定スクロールの隙間通路部はフレーム外周部の溝とで
圧縮機部の上方と下方を連通する通路部を形成させる。
一方、固定スクロールの切り欠きは、フレーム外周部の
溝とで圧縮機部の上方と下方を連通させる通路部を形成
させる。特に、この切り欠きによる通路部の少なくとも
一つは、電動機の上方と下方を連通させる通路部に対向
させる。
クロールの中央部に設けられた吐出孔より油と混合状態
で吐出され、密閉容器上部内壁に衝突する。衝突により
冷媒ガスと油は分離する。分離した油は固定スクロール
外周部と密閉容器内壁とで形成される均一な隙間通路部
とフレーム外周部の溝と密閉容器内壁とで形成される通
路部を通り、電動機上方空間へ流出し、密閉容器内壁を
伝って油潤滑溜りに流入する。
クロール外周の切り欠きよりフレーム外周部の溝と密閉
容器内壁とで形成される通路部を通り、電動機の通路を
通過し、電動機を冷却した後、吐出管より密閉容器外へ
流出する。
する。図1は本発明を実施した密閉形スクロール圧縮機
の全体構造図を示す。図2は図1におけるII-II 矢視断
面図を示す。図3は図2におけるIII-III 矢視断面図を
示す。図4は図2におけるIV-IV矢視断面図を示す。
縮機構部2が、下方には電動機3がそれぞれ配置され、
また密閉容器1の底部には潤滑の油溜り4が形成されて
いる。圧縮機構部2は、台板上にうず巻き状のラップを
もつ固定スクロール5と、同じく台板上にうず巻き状の
ラップをもつ旋回スクロール6と、固定スクロール5と
一体化され、旋回スクロール5を支持するフレーム7と
を備え、固定スクロール5および旋回スクロール6のラ
ップ同士を噛合わせる。また、旋回スクロール6とフレ
ーム7との間には、旋回スクロール6の自転を防止する
オルダム機構8が設けられている。電動機3は密閉容器
1に圧入締結され、クランク軸9を介して旋回スクロー
ル6を旋回運動させるようになっている。クランク軸9
はフレーム7に設けた主軸受10と下部軸受11とで支
持され、そのクランクピンは旋回スクロール6の背面に
設けた旋回軸受12と嵌合されている。
11および旋回軸受12へ潤滑油を導く給油通路13が
設けられ、電動機3の軸端には油溜り4の潤滑油を吸い
上げて給油通路13へ送り込む給油装置14が設けられ
ている。
3で駆動されるクランク軸9を介して旋回運動らしめら
れると、旋回スクロール6,固定スクロール5により形
成される空間(圧縮室)がスクロール中心方向に移動す
るにつれて容積を減少して、吸入した冷媒ガスを圧縮す
る。圧縮された冷媒ガスは固定スクロール5の台板の中
央に設けられた吐出孔15から密閉容器内の上部空間1
6へ吐出される。
の内壁とで形成される均一な隙間通路部21と、切り欠
き17による通路部が形成される。一方、フレーム7の
外周部には複数の溝22を設け密閉容器1とで上,下方
向の通路を形成する。これら固定スクロール5の通路部
及びフレーム7による通路部により、図2及び図3で示
す二種類の通路部を形成する。ここで図3で示した固定
スクロール5と密閉容器1の内壁とで形成される隙間通
路部21及びフレーム7の外周溝22で構成される通路
部を通路部aと称する。一方、固定スクロール5の切り
欠き部17及びフレーム7の外周溝22で構成される通
路部を通路部bと称する。
的にカットすることによって、電動機ステータ3aと密
閉容器1の内側壁との間に電動機通路18が形成され、
圧縮機部2の下方の空間、すなわち、フレーム7の下部
と電動機上部との間の空間を電動機の下方の空間と連通
されており、その電動機通路18の一つは通路部bとに
対向している。
は吐出管19を設け、この吐出管19より圧縮された冷
媒ガスが密閉容器1の外部へ流出する。
りクランク軸9を介して旋回スクロール6が旋回する
と、吸入管20から吸入された冷媒ガスは固定スクロー
ル5と旋回スクロール6との作用で圧縮された後、固定
スクロール5の中央に設けられた吐出孔15から潤滑油
と冷媒ガスの混合状態で吐出し、密閉容器1の上部内壁
に衝突し、潤滑油と冷媒ガスに分離する。
部と密閉容器1の内壁の隙間21に溜り、通路部aを通
過し、密閉容器1の内壁を伝わりながら電動機通路18
を通過して油溜り4に流入する。
してフレーム7と電動機3との間の空間へ流入し、電動
機通路18を通過することにより電動機3を冷却し、電
動機3の他の通路部18を通過して電動機3の上部空間
に達する。このようにして電動機3を冷却した冷媒ガス
は、吐出管19から密閉容器1の外へ流出する。
の差により潤滑油を分離させる方式である従来の技術で
本発明と同様な効果を上げるには、潤滑油用通路の通路
抵抗を大きくする必要がある。そのため、フレーム外周
の溝状通路の横断面の浸水長さを横断面積に対して大き
くする必要があり、溝の深さ(径方向)を浅くしなけれ
ばならない。しかし、溝は円周上にあるため、溝を浅く
することにより溝幅を確保できず、通路の断面積が小さ
くなる。従って一定の潤滑油量を確保するため、溝状通
路の数を多くする必要がある。しかし本発明では、固定
スクロール5外周と密閉容器1内壁との隙間21により
通路抵抗を生じさせるため、溝22の幅を確保できるの
で、フレーム7の溝22の数を少なくでき、加工数を減
らすことができる。
ル5外周部で生じさせるため、フレーム7の外周の溝2
2の寸法管理を厳しくする必要がないので特にフレーム
7を鋳物で製作する場合、通路溝22を鋳型で形成する
ことが可能となり、加工量を減らすことができる。
孔より吐出し、密閉容器上部内壁に衝突することにより
分離した潤滑油と冷媒ガスを、固定スクロール外周部の
隙間通路部と切り欠き通路部の通路抵抗の差により、潤
滑油を隙間通路部(通路部a)、冷媒ガスを切り欠き通
路部(通路部b)と別経路に分け、潤滑油を油溜りに、
冷媒ガスを密閉容器外へ導くため、冷媒ガスによる潤滑
油の吹き上げが無くなり、油上り防止の効果があり、フ
レームの加工量を減らすことができる。
面図。
2…フレーム外周溝。
Claims (1)
- 【請求項1】密閉容器内に、固定スクロールと、これに
噛み合う旋回スクロールと、前記固定スクロールに一体
的に結合されて、前記旋回スクロールを旋回自在に支持
し、且つ、側面が前記密閉容器の内壁と密着しているフ
レームとからなる圧縮機部を上方部に設け、前記圧縮機
部の下方に前記旋回スクロールの駆動用の電動機を設
け、前記電動機の下方の前記密閉容器の底部に潤滑油溜
りを設け、前記圧縮機部と前記電動機との間の空間に前
記密閉容器の外部へ連通する吐出管を接続し、前記固定
スクロールの中央の吐出口から潤滑油を含んだ圧縮冷媒
ガスが前記圧縮機部の上方の空間に吐出されるようにし
た密閉形スクロール圧縮機において、前記固定スクロー
ルの外周部には前記密閉容器の内壁とで形成される均一
な隙間通路部と、単一あるいは複数の切り欠き通路を設
け、フレームの外周部には複数の溝を設け前記密閉容器
の内壁とで上下方向の通路を形成し、前記固定スクロー
ルの切り欠き通路と前記フレームの溝の一つは、電動機
の上方空間を前記電動機の下方の潤滑油溜りに連通する
通路と対向した通路を形成し、前記フレームの他の溝は
前記固定スクロール前記隙間通路部を介して、固定スク
ロールの上方空間と電動機上方空間を連通したことを特
徴とする密閉形スクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10413991A JP2867735B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 密閉形スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10413991A JP2867735B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 密閉形スクロール圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04334783A JPH04334783A (ja) | 1992-11-20 |
JP2867735B2 true JP2867735B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=14372768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10413991A Expired - Fee Related JP2867735B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 密閉形スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2867735B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8979488B2 (en) * | 2011-03-23 | 2015-03-17 | General Electric Company | Cast turbine casing and nozzle diaphragm preforms |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP10413991A patent/JP2867735B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04334783A (ja) | 1992-11-20 |
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