JP2866984B2 - タイヤ空気圧調整装置の異常検出機構 - Google Patents

タイヤ空気圧調整装置の異常検出機構

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JP2866984B2 JP2253638A JP25363890A JP2866984B2 JP 2866984 B2 JP2866984 B2 JP 2866984B2 JP 2253638 A JP2253638 A JP 2253638A JP 25363890 A JP25363890 A JP 25363890A JP 2866984 B2 JP2866984 B2 JP 2866984B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両に装着されるタイヤの空気圧を調整す
るようにしたタイヤ空気圧調整装置に設けられて同装置
の異常を検出する異常検出機構に関する。
[従来の技術] タイヤ空気圧調整装置は、一般に、車両に装着される
タイヤの空気室と空圧源とを接続する通路(配管)に設
けられて前記空気室内の空気圧を増減圧制御する制御弁
と、この制御弁の作動を制御する制御装置を備えて、前
記タイヤの空気圧を調整するようになっており、実開昭
62−189205号公報にて、タイヤの空気室への流入空気量
の変化量を検出し、その変化量に基づきタイヤパンク等
の空気漏れの有無を判定し、所定量以上の空気漏れが生
じている場合には警報を発するようにした機構が提案さ
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかして、上記した従来の機構においては、タイヤの
空気室への流入空気量の変化量に基づいてタイヤパンク
等の空気漏れの有無を判定しているものの、タイヤの空
気室と空圧源とを接続する通路の異常は判定していな
い。
[課題を解決するための手段] 本発明は、タイヤの空気室と空圧源とを接続する通路
の異常を判定すべくなされたものであり、タイヤ空気圧
調整装置の異常検出機構を、車両に装着されるタイヤの
空気室と空圧源とを接続する通路に設けられて前記空気
室内の空気圧を増減圧制御する制御弁と、この制御弁の
作動を制御する制御手段と、前記タイヤの空気室に付与
されている空気圧を検出して空気圧検出信号を出力する
圧力検出手段と、前記空気圧検出信号の単位時間当たり
の変化量が、前記制御弁による増圧制御時に所定値より
大きいとき、若しくは前記制御弁による減圧制御時に所
定値より小さいときに、前記通路が異常であると判定す
る異常判定手段とを備える構成とした。
[発明の作用・効果] 本発明によるタイヤ空気圧調整装置の異常検出機構に
おいては、圧力検出手段が空気圧を検出して出力する空
気圧検出信号の単位時間当たりの変化量が、制御弁によ
る増圧制御時に所定値より大きいとき、若しくは制御弁
による減圧制御時に所定値より小さいときに、異常判定
手段により通路が異常であると判定される。すなわち、
制御弁による増圧制御時に大気圧検出信号の単位時間当
たりの変化量が所定値より大きいときには、圧力検出手
段による空気圧の検出部位からタイヤ空気室に至る通路
にて通路の詰まり異常があることが異常判定手段により
判定される。また、制御弁による減圧制御時に空気圧検
出信号の単位時間当たりの変化量が所定量より小さいと
きには、空気圧の検出部位から制御弁の排出部に至る通
路にて通路の詰まり異常があることが異常判定手段によ
り判定される。
ところで、本発明においては、制御弁による増圧制御
時、若しくは制御弁による減圧制御時に、圧力検出手段
が空気圧を検出して出力する空気圧検出信号の単位時間
当たりの変化量に基づいて、異常判定手段が通路の異常
を判定するようになっているため、単位時間後には通路
の異常有無を判定することができ、通路の異常が発生し
てから単位時間後の極めて短時間の内に通路の異常を判
定することができる。
[実施例] 以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明による異常検出機構を備えた自動車用
タイヤ空気圧調整装置を概略的に示していて、この装置
においては、空気圧供給装置(空圧源)10と各タイヤF
L,FR,RL,RRの空気室R1,R2,R3,R4をそれぞれ接続する各
通路(配管)P1,P2,P3,P4、前左タイヤFLの通路P1を例
にして示したように、給排制御弁21とドライヤ22と圧力
センサ23が設けられるとともに、回転体であるタイヤFL
への空気給排を可能とする回転軸シールを含むロータリ
ジョイント24が設けられている。
空気圧供給装置10は、電気モータ11によって駆動され
る空気圧縮機12と、この空気圧縮機12の吸入側に設けら
フィルタ13と、空気圧縮機12の吐出側に設けた圧力セン
サ14とエアタンク15とレギュレータ弁16からなるもの
で、エアタンク15内には電気モータ11と圧力センサ14の
協働作用により所定の空気圧が蓄えられるようになって
おり、またレギュレータ弁16からは設定値の空気圧が各
通路P1〜P4に供給されるようになっている。
給排制御弁21は、センタクローズドタイプの電磁切換
弁であって、レギュレータ弁16に接続された入力ポート
21aとドライヤ22に接続された出力ポート21bと消音器25
に接続された排出ポート21cを有するとともに、一対の
ソレノイドSOL1,SOL2を有していて、各ソレノイドSOL1,
SOL2への通電は電気制御回路30によって制御されるよう
に構成されており、ソレノイドSOL1への通電(励磁)に
よって入力ポート21aと出力ポート21bが連通され、また
ソレノイドSOL2への通電によって出力ポート21bと排出
ポート21cが連通されるようになっている。
電気制御回路30は、マイクロコンピュータ,ソレノイ
ド駆動回路,ランプ点灯回路等を備えていて、車速セン
サ31,荷重センサ32,路面センサ33,マニュアルスイッチ3
4及び圧力センサ23に接続されるとともに、各ソレノイ
ドSOL1,SOL2と警告ランプ35に接続されており、第2図
及び第3図の各フローチャートに対応したプログラムの
実行により、前記各センサ及びスイッチからの検出信号
に応じて各ソレノイドSOL1,SOL2の励磁・消磁と警告ラ
ンプ35の点灯を制御する。
車速センサ31は、当該車両の車速Vを検出して車速V
を表す検出信号を電気制御回路30に出力する。荷重セン
サ32は、当該車両の荷重Wを検出して荷重Wを表す検出
信号を電気制御回路30に出力する。路面センサ33は、走
行路面の凹凸状態を示すサスペンションのストローク量
Sを検出してストローク量Sを表す検出信号(これは路
面の凹凸状態を見て、乗り心地制御をするためのもの)
を電気制御回路30に出力する。マニュアルスイッチ34
は、当該タイヤ空気圧調整装置の作動をON,OFF制御する
スイッチであり、ON,OFF信号を電気制御回路30に出力す
る。圧力センサ23は、タイヤFLの空気室R1に付与されて
いる空気圧Pを検出して空気圧Pを表す検出信号を電気
制御回路30に出力する。
次に、上記のように構成した本実施例の作動について
第2図及び第3図の各フローチャートに沿って説明す
る。イグニッションスイッチ(図示省略)の閉成によ
り、電気制御回路30は第2図のステップ100にて「メイ
ンプログラム」の実行を開始し、ステップ101にて電気
回路に必要な初期設定処理の実行後、ステップ102〜112
からなる循環処理を繰り返し実行するとともに、設定単
位時間Δt秒毎に第3図のフローチャートに対応した
「タイマインタラプトプログラム」の実行を行う。な
お、ステップ101の初期設定処理においては、当該装置
が正常か異常かを“1",“0"で表すシステムフラグSys.F
を“1"とし、当該装置の制御状態が増圧か保圧か減圧か
を“1",“0",“2"で表すコントロールフラグCon.Fを
“0"とするとともに、圧力センサ23にて検出された空気
圧Pを表す検出信号を取り込みこれを新圧力データPN
書き込み記憶する。
第2図のステップ102〜112からなる循環処理において
は、ステップ102にてシステムフラグSys.Fが“1"か否か
を判定され、「NO」と判定される(当該タイヤ空気圧調
整装置が異常であると判定される)とステップ102が繰
り返し実行され、「YES」と判定される(当該タイヤ空
気圧調整装置が正常であると判定される)とステップ10
3に進む。ステップ103にてマニュアルスイッチ34からの
出力信号がONか否かが判定され、「NO」と判定されると
ステップ102に戻り、「YES」と判定されるとステップ10
4,105を経てステップ106に進み、ステップ104にて車速
センサ31にて検出された車速Vを表す検出信号と、荷重
センサ32にて検出された荷重Wを表す検出信号と、路面
センサ33にて検出されたストローク量Sを表す検出信号
と、圧力センサ23にて検出された圧力Pを表す検出信号
とが取り込まれ、ステップ105にて前記各検出信号に基
づき目標圧力値Pが算出される。
しかして、ステップ106にて目標圧力値Pと前記値
Pが比較されて、P>Pと判定されるとステップ107
にてコントロールフラグCon.Fが“1"とされて、ステッ
プ108にて給排制御弁21のソレノイドSOL1が励磁状態に
制御されるとともにソレノイドSOL2が消磁状態に制御さ
れる。したがって、給排制御弁21においては、入力ポー
ト21aが出力ポート21bに接続されて空気圧供給装置10か
らタイヤFLの空気室R1に向けて空気が供給され、タイヤ
空気室R1内の圧力が増圧される。
また、ステップ106にてP=Pと判定されると、ス
テップ109にてコントロールフラグCon.Fが“0"とされ
て、ステップ110にて両ソレノイドSOL1,SOL2が共に消磁
状態に制御される。したがって、給排制御弁21において
は、第1図図示状態に維持されてタイヤ空気室R1内の圧
力が保持される。
また、ステップ106にてP<Pと判定されると、ス
テップ111にてコントロールフラグCon.Fが“2"とされ
て、ステップ112にてソレノイドSOL1が消磁状態に制御
されるとともにソレノイドSOL2が励磁状態に制御され
る。したがって、給排制御弁21においては、出力ポート
21bが排出ポート21cに接続されてタイヤFLの空気室R1
ら消音器25を介して空気が大気中に放出され、タイヤ空
気室R1内の圧力が減圧される。
なお、各ステップ108,110,112の実行後には、ステッ
プ102に戻り、上述したステップ102〜112からなる循環
処理が繰り返し実行される。
一方、第3図のフローチャートに対応した「タイマイ
ンタラプトプログラム」の実行においては、ステップ20
0にてプログラムの実行が開始され、ステップ201〜219
の各処理の実行後に第2図のフローチャートに対応した
プログラムに戻って同プログラムの循環処理が繰り返し
実行される。
第3図のステップ201においては、システムフラグSy
s.Fが“1"か否かを判定され、「NO」と判定されるとス
テップ202〜204へと進んで第2図のプログラムに戻り、
ステップ202にて給排制御弁21の両ソレノイドSOL1,SOL2
が共に消磁状態に制御され、またステップ203にてラン
プ点灯信号が出力されて警告ランプ35が点灯する。一
方、ステップ201にて「YES」と判定されると、ステップ
205,206を経てステップ207に進み、ステップ205にて新
圧力データPNに記憶されている値を旧圧力データPOに書
き込み記憶し、ステップ206にて圧力センサ23にて検出
された圧力Pを表す検出信号を取り込みこれを新圧デー
タPNに書き込み記憶する。
ステップ207にてマニュアルスイッチ34からの出力信
号がONか否かが判定され、「NO」と判定されるとステッ
プ208に進み、「YESと判定されるとステップ209に進
む。ステップ208においては新圧力データPNに書き込み
記憶されている値が予め記憶されている最小許容値PL
最大許容値PH間にあるか否かが判定され、「YES」と判
定されるとステップ204に進んで第2図のプログラムに
戻り、「NO」と判定されるとステップ210に進み、ステ
ップ210にてランプ点灯信号が出力されて警告ランプ35
が点灯する。なお、ステップ210の実行後には、ステッ
プ204に進んで第2図のプログラムに戻る。
一方、ステップ209においては、新圧力データPN及び
旧圧力データPOに書き込み記憶されている値と設定単位
時間Δt秒から圧力センサ23にて検出した圧力の単位時
間当たりの変化量A(圧力勾配)が算出され、その後に
ステップ211に進み、ステップ211にてコントロールフラ
グCon.Fが判定される。
ところで、ステップ211にてコントロールフラグCon.F
が“1"、すなわち増圧制御状態であると判定されると、
ステップ212を経てステップ213に進み、またコントロー
ルフラグCon.Fが“2"、すなわち減圧制御状態であると
判定されると、ステップ214を経てステップ215に進み、
またはコントロールフラグCon.Fが“0"、すなわち保圧
制御状態であると判定されると、ステップ216を経てス
テップ217に進む。
しかして、ステップ212においては、旧圧力データPO
を基準とする正常制御時の増圧勾配BUが予め記憶させて
あるマップを基にマップ補間にて算出され、この増圧勾
配BUとステップ209にて算出された勾配Aの差の絶対値
が許容値CU以下か否かがステップ213にて判定される。
ステップ213にて「YES」と判定されると、ステップ204
に進んで第2図のプログラムに戻り、「NO」と判定され
ると、ステップ218,219と上述したステップ210を経てス
テップ204に進んで第2図のプログラムに戻る。
ステップ218においては、給排制御弁21の両ソレノイ
ドSOL1,SOL2が共に消磁状態に制御され、またステップ2
19においてはシステムフラグSys.Fが“0"とされる。
また、ステップ214においては、旧圧力データPOを基
準とする正常制御時の減圧勾配BDが予め記憶させてある
マップを基にマップ補間にて算出され、この減圧勾配BD
とステップ209にて算出された勾配Aの差の絶対値が許
容値CD以下か否かがステップ215にて判定される。ステ
ップ215にて「YES」と判定されると、ステップ204に進
んで第2図のプログラムに戻り、「NO」と判定される
と、上述したステップ218,219とステップ210を経てステ
ップ204に進んで第2図のプログラムに戻る。
また、ステップ216においては、旧圧力データPOを基
準とする正常制御時の保圧勾配BH(略ゼロ)が予め記憶
させてあるマップを基にマップ補間にて算出され、この
保圧勾配BHとステップ209にて算出された勾配Aの差の
絶対値が許容値CH以下か否かがステップ216にて判定さ
れる。ステップ216にて「YES」と判定されると、ステッ
プ204に進んで第2図のプログラムに戻り、「NO」と判
定されると、上述したステップ218,219とステップ210を
経てステップ204に進んで第2図のプログラムに戻る。
以上要するに、本実施例においては、当該タイヤ空気
圧調整装置の増圧制御時、第2図のステップ102〜108の
循環処理と第3図のステップ200,201,205,206,207,209,
211,212,213,218,219,210,204と202,203の各処理がなさ
れて、正常時には空気供給装置10から給排制御弁21を通
してタイヤ空気室R1に空気が供給されてタイヤ空気室R1
内の圧力が増圧され、また第4図にて例示した各異常時
(検出した圧力の単位時間当たりの増加量が第4図の斜
線を施した許容範囲の上限を越えていて圧力検出部位か
らタイヤ空気室R1に至る間に配管詰まり異常がある場合
と、検出した圧力の単位時間当たりの増加量が第4図の
斜線を施した許容範囲の下限に至らずタイヤまたは配管
等に空気漏れ異常がある場合)にはそれが検出されて、
警告ランプ35が点灯されるとともに、給排制御弁21の両
ソレノイドSOL1,SOL2が共に消磁されて第1図図示状態
に維持され、タイヤ空気室R1内圧力の増圧が中止され
る。
また当該タイヤ空気圧調整装置の減圧制御時には、第
2図のステップ102〜108の循環処理と第3図のステップ
200,201,205,206,207,209,211,214,215,218,219,210,20
4と202,203の各処理がなされて、正常時にはタイヤ空気
室R1から給排制御弁21と消音器25を通して大気に空気が
排出されてタイヤ空気室R1内の圧力が減圧され、また第
5図にて例示した各異常時(検出した圧力の単位時間当
たりの減少量が第5図の斜線を施した許容範囲の上限を
越えていて圧力検出部位からタイヤ空気室R1に至る間に
配管詰まり異常がある場合と、検出した圧力の単位時間
当たりの減少量が第5図の斜線を施した許容範囲の下限
に至らずタイヤまたは配管等に空気漏れ異常がある場
合)にはそれが検出されて、警告ランプ35が点灯される
とともに、給排制御弁21の両ソレノイドSOL1,SOL2が共
に消磁されて第1図示状態に維持され、タイヤ空気室R1
内圧力の減圧が中止される。
更に当該タイヤ空気圧調整装置の保圧制御時には、第
2図のステップ102〜108の循環処理と第3図のステップ
200,201,205,206,207,209,211,216,217,218,219,210,20
4と202,203の各処理がなされて、正常時には給排制御弁
21が第1図図示状態に維持されてタイヤ空気室R1内の圧
力が保持され、また第6図にて例示した各異常時(検出
した圧力の単位時間当たりの増加量が第6図の斜線を施
した許容範囲の上限を越えていてタイヤ空気室の圧力を
保持している給排制御弁21を通して空気圧供給装置10か
らタイヤ空気室R1に空気が流入する異常がある場合と、
検出した圧力の単位時間当たりの減少量が第6図の斜線
を施した許容範囲の下限に至らずタイヤまたは配管等に
空気漏れ異常がある場合)にはそれが検出されて、警告
ランプ35が点灯される。
また、本実施例においては、当該タイヤ空気圧調整装
置の非作動時(マニュアルスイッチ34のOFF時)、第2
図のステップ102,103の循環処理と第3図のステップ20
0,201,205,206,207,208,210,204の各処理がなされて、
正常時(タイヤ空気室R1内圧力が許容範囲PL〜PH内にあ
る場合)には警告ランプ35が点灯されず、また異常時
(タイヤ空気室R1内圧力が許容範囲PL〜PH内にない場
合)には警告ランプ35が点灯される。
また、本実施例においては、各タイヤの空気室R1〜R4
に連通している通路P1〜P4の給排制御弁21及びドライヤ
22とロータリジョイント24間には圧力センサ23が配設さ
れているだけで流路抵抗が殆どないため、当該タイヤ空
気圧調整装置のタイヤ空気圧調整機能に殆ど影響を与え
ることなく当該タイヤ空気圧調整装置の異常を検出する
ことができる。また、圧力センサ23は当該タイヤ空気圧
調整装置における給排制御弁21の作動を制御するための
圧力センサと異常を検出するための圧力センサを兼ねて
いるため、コンパクトかつ安価に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による異常検出機構を備えた自動車用タ
イヤ空気圧調整装置を概略的に示した全体構成図、第2
図及び第3図は第1図に示した電気制御回路にて実行さ
れる各プログラムのフローチャート、第4図はタイヤ空
気圧調整装置の増圧制御時における圧力変化を例示する
グラフ、第5図はタイヤ空気圧調整装置の減圧制御時に
おける圧力変化を例示するグラフ、第6図はタイヤ空気
圧調整装置の保圧制御時における圧力変化を例示するグ
ラフである。 符号の説明 10……空気圧供給装置(空圧源)、21……給排制御弁、
23……圧力センサ(圧力検出手段)、30……電気制御回
路(制御手段)、35……警告ランプ(警報手段)、FL,F
R,RL,RR……タイヤ、R1,R2,R3,R4……空気室、P1,P2,
P3,P4……通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 俊太郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−20409(JP,A) 特開 平1−109109(JP,A) 特開 昭64−22606(JP,A) 特開 平2−20410(JP,A) 実開 昭59−25455(JP,U) 実開 昭58−25235(JP,U) 実開 昭62−189205(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に装着されるタイヤの空気室と空圧源
    とを接続する通路に設けられて前記空気室内の空気圧を
    増減圧制御する制御弁と、この制御弁の作動を制御する
    制御手段と、前記タイヤの空気室に付与されている空気
    圧を検出して空気圧検出信号を出力する圧力検出手段
    と、前記空気圧検出信号の単位時間当たりの変化量が、
    前記制御弁による増圧制御時に所定値より大きいとき、
    若しくは前記制御弁による減圧制御時に所定値より小さ
    いときに、前記通路が異常であると判定する異常判定手
    段とを備えたタイヤ空気圧調整装置の異常検出機構。
JP2253638A 1990-09-21 1990-09-21 タイヤ空気圧調整装置の異常検出機構 Expired - Lifetime JP2866984B2 (ja)

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