JP2865900B2 - 双ベルト式連続鋳造装置 - Google Patents

双ベルト式連続鋳造装置

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JP2865900B2
JP2865900B2 JP13495691A JP13495691A JP2865900B2 JP 2865900 B2 JP2865900 B2 JP 2865900B2 JP 13495691 A JP13495691 A JP 13495691A JP 13495691 A JP13495691 A JP 13495691A JP 2865900 B2 JP2865900 B2 JP 2865900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧下される鋳片の短辺
の凝固シエルの破裂を防止するようにした双ベルト式連
続鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】双ベルト式連続鋳造装置においては、鋳
造された鋳片を完全凝固未完の時期に鋳片の板厚方向に
圧下し、板厚を減じ、また鋳片内質の改善を図ってい
る。
【0003】図5は前記の双ベルト式連続鋳造装置の概
略を示す側面図、図6は図5のVI−VI断面図、図7は不
完全凝固状態の鋳片を圧下した場合の説明図である。
【0004】図5及び図6に示すように、トッププーリ
42、ドライブプーリ43、及びテンションプーリ44
に巻回してエンドレスに回転し相対する部分が一定の間
隔をおいて下降する1対のベルト41,41と、エンド
レスに連結され、双方のベルト41,41の相対して下
降する部分に挟持されて下降して回転し前記1対のベル
ト41,41間の間隔より広い間隔を形成する一対の短
辺ブロック46,46とで形成する長方形断面のモール
ドに、ノズル45から溶湯53を連続して供給し、凝固
させた鋳片51を下方から引出す。
【0005】この鋳片51を図示しない冷却装置によっ
て冷却しながら複数のガイドローラ47によって水平方
向に湾曲させ、対をなす圧下ロール48,48によって
ベルト41に接した鋳片51の長辺を圧下してその板厚
を減少させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の双ベルト
式連続鋳造装置では、水平方向に湾曲させて圧下ロール
48に供給された鋳片51は、図7に示すように、完全
に凝固していなくて、凝固シエル51aの内部に溶湯5
3が残留している。このため、圧下ロール48によって
鋳片51の長辺を圧下すると、凝固シエル51aの短辺
に、その板厚減小に応じた圧縮を受けると共に、凝固シ
エル51aの内部の溶湯53の圧力が上昇し、図7に示
すように、鋳片51の短辺が凸状に突出してその凝固シ
エル51aに引張応力が作用し、この凝固シエル51a
が破裂して溶湯53が流出する等のトラブルが発生す
る。
【0007】本発明は、上記課題を解決するために提案
されたものであり、内部に溶湯が残留した不完全凝固状
態で鋳片を圧下しても、その短辺の凝固シエルが破裂し
て溶湯が流出することのない鋳片を鋳造することが可能
な双ベルト式連続鋳造装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対する部分
が一定の間隔を形成して下降する1対のベルトと、この
1対のベルト双方の前記相対する部分と接触して下降し
前記1対のベルトの相対する部分間の間隔より広い間隔
をその間に形成する1対の短辺ブロックとから成る長方
形断面のモールド、及びこのモールドで連続して鋳造し
た鋳片の長辺を不完全凝固の状態で圧下する圧下装置と
を具備した双ベルト式連続鋳造装置において、前記モー
ルドの移動壁となる前記短辺ブロックの溶湯と接する表
面に移動方向に連続した凸部を設けた。
【0009】
【作用】本発明では、相対する部分が一定の間隔を形成
して下降する1対のベルトとこの1対のベルト双方の前
記相対する部分と接触して下降する1対の短辺ブロック
とから成る長方形断面のモールドに溶湯を供給して凝固
させ、短辺ブロックの凸部によって、長方形断面の鋳片
の短辺表面にその長さ方向に沿って溝状の凹部を形成し
た鋳片を連続鋳造し、この鋳片のベルトに接した面であ
る長辺を不完全凝固状態で圧下装置によって圧下して板
厚を減小させる。
【0010】この圧下時に、完全に凝固していない鋳片
の内部に残留する溶湯の圧力が上昇して鋳片の短辺表面
を膨ませようとするが、鋳片の短辺表面には溝状の凹部
が形成されているために、その凹部には圧縮応力が作用
し、凝固シエルが膨張して破裂することがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって具体
的に説明する。図1は本実施例に係る双ベルト式連続鋳
造装置の概略を示す側面図、図2は図1のII−II断面
図、図3は本実施例による短辺ブロックの凸部を示す断
面図、図4は本実施例による不完全凝固状態の鋳片を圧
下した場合の説明図である。
【0012】本実施例は、図5に示す双ベルト式連続鋳
造装置と同型式の双ベルト式連続鋳造装置に係るもので
あって、図1において、同一の部分には図5におけると
同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0013】図1において、双方のベルト41,41の
相対して下降する両端部に挟持されて下降しエンドレス
に連結されてベルト41,41と同期して回転する短辺
ブロック6,6の溶湯3と接する(モールドの短辺移動
壁となる)面には、その移動方向に連続する凸部6aが
形成されている。
【0014】この凸部6aは、図3に示すように、その
幅aは鋳片短辺bよりも小さくて、その高さδは鋳片1
の圧下条件によって必要最小限にとどめてある。
【0015】以上のように構成された本実施例では、双
方のベルト41,41及び短辺ブロック6,6を回転さ
せ、これらの部材で形成する長方形断面のモールドに溶
湯3を連続して供給し、凝固させた鋳片1を下方から引
出す。この鋳片1の両短辺は、図2及び図4に示すよう
に、短辺ブロック6の凸部6aによって、長さ方向に溝
状の凹部1bが成形されている。
【0016】この鋳片1を図示しない冷却装置によって
冷却しながら、図1に示すように、ガイドローラ47に
よって水平方向に湾曲させ、不完全凝固状態で圧下ロー
ル48によって鋳片1の長辺を圧下して、その板厚を減
小する。この圧下によって、鋳片1内の圧力が上昇し、
未凝固の溶湯3によって鋳片1の両短辺の凝固シエル1
aを押出そうとするが、この両短辺には凹部1bが設け
てあるので、図4に示すように、圧縮応力が作用し、凝
固シエル1aが破裂することが無い。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明で
は、双ベルト式連続鋳造装置において、長方形断面のモ
ールドの短辺移動壁となる短辺ブロックの表面に移動方
向に連続した凸部を設け、鋳片の短辺に長さ方向に沿っ
た溝状の凹部を形成することにより、この鋳片の長辺を
完全凝固していない状態で圧下すると、鋳片の凹状短辺
に圧縮応力が作用するので、凝固シエルが破裂して溶湯
が流出することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての双ベルト連続鋳造装
置の概略を示す側面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】同実施例による短辺ブロックの凸部を示す断面
図である。
【図4】本実施例による不完全凝固状態の鋳片を圧下し
た場合の説明図である。
【図5】従来の双ベルト式連続鋳造装置の一例の概略を
示す側面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】図5及び図6で示す双ベルト式連続鋳造装置で
鋳造した不完全凝固状態の鋳片を圧下した場合の説明図
である。
【符号の説明】
1 鋳片 1a 凝固シエル 1b 短片凹部 3 溶湯 6 短辺ブロック 6a 凸部 41 ベルト 48 圧下ロール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−192234(JP,A) 特開 平3−207551(JP,A) 特開 昭54−26230(JP,A) 特開 昭63−171255(JP,A) 特開 昭54−97533(JP,A) 特開 昭63−171254(JP,A) 特開 昭63−112048(JP,A) 特開 昭59−7464(JP,A) 実開 平2−32350(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 11/06 340 B22D 11/12 B22D 11/128 350

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対する部分が一定の間隔を形成して下
    降する1対のベルトと、この1対のベルト双方の前記相
    対する部分と接触して下降し前記1対のベルトの相対す
    る部分間の間隔より広い間隔をその間に形成する1対の
    短辺ブロックとから成る長方形断面のモールド、及びこ
    のモールドで連続して鋳造した鋳片の長辺を不完全凝固
    の状態で圧下する圧下装置とを具備した双ベルト式連続
    鋳造装置において、前記モールドの移動壁となる前記短
    辺ブロックの溶湯と接する表面に移動方向に連続した凸
    部を設けて成ることを特徴とする双ベルト式連続鋳造装
    置。
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CN109500370B (zh) * 2018-11-12 2020-12-22 包头钢铁(集团)有限责任公司 一种宽厚板铸机压力控制动态轻压下的方法

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