JP2865874B2 - 加硫されたエラストマーブレンド - Google Patents

加硫されたエラストマーブレンド

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、相乗的に共加硫可能なエラストマーブレン
ド組成物の製造においてエラストマー成分として飽和又
は高度に飽和のエラストマーの不飽和誘導体を使用する
ことに関する。
関連技術の説明 オレフィン性不飽和をほとんどか又は全く含まないエ
ラストマーとより高度に不飽和のエラストマーとのブレ
ンドに基づく加硫物は、主にそれらの特性、例えば、オ
ゾン劣化とそれによる亀裂に対する優れた抵抗性、改善
された耐化学薬品性、改善された温度安定性、及びユニ
ークな動的応答のために、ゴム工業において関心が持た
れている。そのようなブレンドの例は、(a)エチレ
ン、プロピレン、及び約10重量%までの非共役ジエンの
ターポリマー(EPDM)、C4〜C7イソオレフィン(例え
ば、イソブチレン)と約20重量%までのイソプレンとの
コポリマー(ブチルゴム)、ハロゲン化ブチルゴム、及
びC4〜C7イソオレフィン(例えば、イソブチレン)と約
20重量%までのパラ−アルキルスチレン(例えば、パラ
−メチルスチレン)とのハロゲン化コポリマーのような
低不飽和ゴムの1種又は混合物と、(b)天然ゴム、ポ
リブタジエン、ブタジエンとスチレン又はアクリロニト
リルとのコポリマー、及び類似物のようなエチレン性不
飽和エラストマーの1種以上を含むものである。米国特
許第4,960,829号に記載されている高分子量ポリマーとE
PDMのブレンドも知られている。
そのような化学的に異なった物質を含むエラストマー
組成物の硬化に関連した問題の1つは、個々の成分のバ
ランスの取れた硬化と真の相互加硫(inter−vulcanize
d)組成物、即ち、主要なコポリマーの架橋が異なる相
中の異なるポリマー分子の間で起こる組成物が得られな
いということである。例えば、天然ゴムのような高度に
不飽和のエラストマーとEPDM又はブチルゴムのような低
不飽和のエラストマーとのブレンドを含む硫黄硬化系に
おいては、高度に不飽和のジエン相が低不飽和相よりも
ずっと速く硬化して、高度に硬化したポリジエン相と硬
化不足の硬化剤の乏しい低不飽和相をもたらし、相の境
界においてポリマー間の架橋はほとんどか又は全く起こ
らない。このような硬化のバランスの不足の結果とし
て、架橋物は、低い引張り強さ、低いモジュラス、劣っ
たヒステリシスなどのような劣った機械的特性を示す。
加硫のバランスの不足の問題を最小化するために使用
される技術の1つは、高度に不飽和のエラストマーを架
橋するのに使用される硫黄硬化系に依存しない架橋のメ
カニズムに対して感受性を有する官能基をポリマー中に
含有させることによって改質された低不飽和か又は非不
飽和のブレンド成分の使用である。例えば、ハロゲン化
ブチルゴム又はイソブチレンとパラ−メチルスチレンの
ハロゲン化コポリマーを含むブレンドは、各々の種類の
エラストマーに対して独立した硬化剤系、例えば、通常
ハロゲン化ゴムを硬化させる酸化亜鉛系硬化剤系及び通
常高度に不飽和のゴムを硬化させる促進硫黄硬化剤系
(accelered sulfur curing system)、を加硫剤の組成
に加えることによって、より高度に不飽和のゴムと加硫
させることができる。しかしながら、このような系にお
いても、個々に硬化したエラストマー単独によって示さ
れる特性に基づいてその様な特性の組成に基づく平均と
して計算されたもの、即ち、「タイライン(tie lin
e)」特性と比較すると、モジュラス、引張り強さ、伸
びなどのような硬化組成物の重要な特性の低下が存在す
る可能性がある。この特性の低下はおそらく重要なポリ
マー間架橋の不足に関係する異なる相の間の理想的溶解
性(相溶性)の不足の結果である。
硬化可能なエラストマーブレンド系においてタイライ
ンレオメーター硬化性能以上の性能を達成することは普
通ではない現象であり、最適な硬化性能を意味すること
は注意されなければならない。ほとんどの系において
は、異なるエラストマーの硬化されたブレンドに対する
レオメーターのトルクの増加は少なくとも部分的に、単
独に硬化された場合の個々のエラストマーに関するレオ
メーターのトルクの増加を結ぶブレンド範囲に渡る直線
としてグラフ的に表されるタイラインよりも下にある。
タイラインより上の性能を達成したと伝えられるブレン
ド系の1つは、ホッパー(Hopper)らの「オゾン抵抗性
ブレンド(Ozone Resistant Blends)」、ポリマーの安
定化と制御された劣化における進歩に関する国際会議
(International Conference on Advances in the Stab
ilization and Controlled Degradation of Polymer
s)、スイス、ルーセン(Lucene)、1984年5月23日〜2
5日、である。この刊行物は、一般的にタイライン値よ
りわずかに上のブレンドのトルクの増加を示す、改質さ
れたEPDMゴムと天然ゴム又はポリブタジエンゴムのよう
なポリジエンゴムとの硫黄硬化可能なブレンドを開示し
ている。使用された改質EPDMは、エチレン、プロピレ
ン、及び1,4−ヘキサジエン又はジシクロペンタジエン
のような非共役ジエンのエラストマー性ターポリマーに
N−クロロチオ−N−メチル−p−トルエンスルホンア
ミドを付加した生成物である。
発明の要約 本発明は、ジオレフィンポリマー又はコポリマー及び
飽和又は高度に飽和したエラストマー性コポリマーの混
合物を含む真の相互加硫可能なブレンドであって、飽和
又は高度に飽和したエラストマー性コポリマーが少なく
とも10,000の数平均分子量を有し、前記エラストマー性
コポリマー鎖に沿ってランダムに分布した側鎖状の(pe
ndant)Y官能基を約0.01乃至約10モル%の量で含有
し、前記Y官能基がオレフィン性又はビニル二重結合を
含み、前記二重結合はラジカル付加反応に関して前記二
重結合を活性化する置換基に対してアルファ、ベータに
位置する、ブレンドに関する。好ましい活性化置換基
は、カルボキシル含有基、ホスホリル含有基、スルホニ
ル含有基、ニトリル含有基、芳香族環含有基、又はそれ
らの基の組み合わせである。
本発明はまたエラストマーのブレンドの相互加硫され
た組成物であって、ブレンドがジオレフィンポリマー又
はコポリマー及び飽和又は高度に飽和したポリマーを含
み、飽和又は高度に飽和したポリマーがポリマー主鎖に
沿って共有結合したフリーのオレフィン性又はビニル二
重結合を含む基を含み、前記二重結合はラジカル発生剤
の存在下にラジカル付加反応に関して前記二重結合を活
性化する置換基に対してアルファ、ベータに位置する、
組成物に関する。
好ましい実施態様においては、エラストマー性コポリ
マーは少なくとも1種のC2〜C8アルファーモノオレフィ
ンと非共役ジエン又はパラ−アルキルスチレンとのコポ
リマーである。
もう1つの好ましい実施態様においては、側鎖状のY
基は構造式1: で表されるエステル基であり、式中、R2及びR3は水素及
び1乃至約6個の炭素原子を有するアルキルから成る群
から独立に選択され、そしてR4は水素、アリール基、例
えば、フェニル、1乃至約28個の炭素原子を有するアル
キル基、及び2乃至約28個の炭素原子を有するアルケニ
ル基から成る群から選択される。
そのようなブレンドを含む組成物の、ジオレフィンポ
リマー中においてラジカルを発生させる通常の硬化メカ
ニズム、例えば、促進硫黄硬化剤、ペルオキシド硬化
剤、輻射線硬化、及び類似物による硬化は、ブレンドの
成分自身の個々の架橋だけでなく、ジオレフィンポリマ
ー中で生成したラジカルとラジカル受容体として機能す
るエラストマーコポリマーの鎖に対して側鎖状の二重結
合とが関与する架橋ももたらすことが判明した。相乗的
な硬化の効率は、個々のエラストマー成分自身を含む組
成物の硬化に基づいて予想されるタイライン値よりも常
に上にあるレオメータートルクの増加に反映される。
エラストマーコポリマーが鎖中の不飽和を含まないも
のである場合、得られる加硫物は改善された耐オゾン
性、耐化学薬品性、高温安定性、及び改善された動的応
答を有する。特に、本発明の相互加硫ブレンドは、ジオ
レフィンポリマーと上述のY官能基を含まないエラスト
マーコポリマーとのブレンドからの加硫物と比較して、
改善されたモジュラス及び引張り特性、より詳細には、
改善された引張り強さ、圧縮永久歪み、及び残留伸び特
性を示す。
図面の簡単な説明 第1図は、天然ゴム及びイソブチレンとパラ−メチル
スチレンを含むメタクリレート改質ターポリマーを含む
ブレンド、並びに天然ゴムとブチルゴムのブレンドの組
成に対するレオメーターのトルク値によって示される硬
化挙動のグラフである。
第2図も、ブタジエン/スチレンコポリマーゴムと異
なるエステル改質イソブチレン/パラ−メチルスチレン
コポリマーを含むブレンドの硬化挙動のグラフである。
第3図は、タイライン値と異なる含有率のブレンド成
分に基づくエラストマーブレンド組成物についてのトル
ク増加値をプロットした一般的グラフである。
発明の詳細な説明 本発明は、官能化されたエラストマーコポリマー
(a)と異なるジオレフィンポリマー又はコポリマー
(b)の混合物又はブレンドに基づく硬化可能な組成物
であって、例えば、硫黄硬化剤系又はペルオキシド硬化
剤系のような硬化剤系と配合され、加硫条件にさらされ
たとき、ブレンド組成物が,1.25より大、好ましくは1.5
より大、そしてより好ましくは2.0より大の、式: ΔMa+b/(ΔMafa+ΔMbfb) に従う最大レオメータートルクの増加比を示すことによ
って特徴付けられ、式中、 ΔMa+b=ポリマー(a)とポリマー(b)のブレンドに
対して観察されたトルクの増加; ΔMa=ポリマー(a)そのものに対して観察されたトル
クの増加; fa=ブレンド中のポリマー(a)の重量分率; ΔMb=ポリマー(b)そのものに対して観察されたトル
クの増加; fb=ブレンド中のポリマー(b)の重量分率; である。
MH−MLとしても表されるトルクに増加(ΔM)の硬化
特性は、ASTMD−2084−71Tに従って、3°アーク(ar
c)でモンサント・レオメーター(Monsanto Rheomete
r)を使用して評価する。MLは最小硬化前トルク(minim
umpre cure torque)を表し、MHは、例えば、160℃で60
分間の硬化時間のような硬化条件下に達成された最高ト
ルクを表す。従って、加硫によるトルクの増加はMHの値
からMLの値を引いたもの、即ち、(MH−ML)であり、ポ
ンド−インチ(lb.−in)の単位で測定される。
本発明のブレンド組成物は、硬化剤がポリマー(a)
とポリマー(b)の分子の間の分子間結合を促進すると
いう点において相乗的硬化作用を示す。第3図は、本発
明のブレンドについての組成に対するレオメーターのト
ルクの増加のグラフを概念的に表している。より詳細に
述べると、本発明のブレンドは、第3図中の曲線DAEに
類似のプロットを示す。四角で示される点D及びEはポ
リマー(a)及び(b)そのものについて観測されたレ
オメーターのトルクの増加を表している。このプロット
において反映される本発明の特徴は、全てのブレンド
(即ち、点も及びEは除く)について、曲線DAEは常に
直線DBEの上にあるというこである。直線DBEは「タイラ
イン」と呼ばれ、個々のポリマー(a)及び(b)につ
いてのレオメーターのトルクの増加の荷重平均を表す。
従来、タイライン性能は共硬化(cocuring)において極
限的な性能であると見なされてきた。しかしながら、単
に、ブレンド中の各々のポリマーの個別のポリマー間共
硬化を最適化することによってこれが達成できることは
注目されなければならない。タイライン性能の達成はポ
リマー間共硬化の発生を意味しない。一方、第1図中の
DAE曲線のような、タイラインよりも常にかなり上にあ
るレオメーターのトルクの増加のプロットは効果的なポ
リマー間共硬化の発生を示すものである。
タイライン性能の達成は普通の現象ではなく、ほとん
どの系においては組成に対するレオメータートルクの増
加のプロットの少なくとも部分的にタイラインより下に
あることは注意されなければならない。この点は本発明
の比較例によって示される。
ポリマーブレンドのポリマー間共硬化の程度は、第3
図中のAC/BC比によって測定できる。この比は上述の最
大レオメータートルク増加比(ΔMa+b)のグラフ的表現
である。観測されるプロットがタイラインより常に上に
あるとは限らない従来技術の典型的組成物については、
この量は簡単に測定することができない。タイライン性
能を達成する従来技術の幾つかの組成物については、こ
の比の値は1である。本発明の組成物については、この
比は1.25より大きく、好ましくは1.5より大きく、最も
好ましくは2.0より大きい。
本発明のブレンドの成分(a)を形成するエラストマ
ーコポリマーは、少なくとも1種のC2〜C8アルファーモ
ノオレフィンのコポリマーであり、ポリマー鎖に沿うオ
レフィン性不飽和をほとんどか又は全く含まず、オレフ
ィン性又はビニル二重結合を含む官能性反応体との反応
によって官能化されており、前記二重結合は、ラジカル
発生条件下にラジカル源と接触したとき、ラジカル付加
反応に関して二重結合を活性化する置換基に対してアル
ファ、ベータの位置にある。従って、これらのコポリマ
ーは、ラジカル硬化条件下にブレンドのジオレフィンポ
リマー(b)成分中において生成したラジカルのラジカ
ル受容体として、分子間架橋反応に参加することができ
る。
上述の二重結合を有することに加えて、官能性反応体
は、エラストマーコポリマーの主鎖上に存在する求電子
性基との反応性を有する求核性部分(アニオン)、例え
ば、ハロゲン、ヒドロキシル、及び類似の基、を含まな
ければならない。求核性部分は、アルコール、フェノー
ル、カルボン酸、チオアルコール、チオフェノール、チ
オカルボン酸又はイミド、又は第三アミンのような中性
求核性物質から誘導されたアニオンでよい。二重結合を
活性化する部分は、カルボニル含有基(例えば、COR、C
OOR、CONR2、ここでRはアルキル又はアリールであ
る)、ホスホリル又はスルホニル含有基[例えば、PO
(OR)2又はSO2OR、ここでRはアルキル又はアリールで
ある]、ニトリル含有基又は芳香族環含有基、又はその
ような基の組み合わせでよい。
二重結合と求核性官能基の両方を含む適する反応体の
例には以下のものが含まれる。
適するアニオンには、塩基、例えば、テトラアリキル
アンモニウム塩、を化合物I乃至VIIと反応させてHで
示される酸性水素を除去することによって誘導されたも
のが含まれる。含まれるのは、アクリレート(I)及び
メタクリレート(II)アニオンであり、ここでカルボキ
シル基は求核物質と二重結合活性剤の両方の作用をす
る。化合物(III)及び(IV)から誘導されたアニオン
中において、カルボキシル基は、二重結合上に直接位置
することによって(III)又は芳香族環を通して二重結
合と繋がることによって(IV)、求核物質と活性基の両
方の作用をする。化合物(III)及び(IV)においては
芳香族環そのものが二重結合の付加的な活性作用を提供
する。化合物(V)から誘導されたアニオンにおいて
は、芳香族環が唯一の二重結合活性化種であり、求核部
分はフェノキシアニオンである。モノエチルマレエート
(VI)又はマレイミド(VII)化合物から誘導されたア
ニオンは、2つのカルボニル含有基によって活性化され
た二重結合を有し、本発明に適している。化合物(I)
乃至(VI)から誘導されたアニオンのチオ同族体も適し
ている。
適する中性求核性反応体には、4−ジメチルアミノス
チレン(VIII)のような第三アミンが含まれる。さら
に、化合物(V)の硫黄同族体は、対応するアニオンに
転化することなく本発明において有用であるほど十分に
求核性である。
上述の基準を満足する適する反応体には、アクリル
酸、メタクリル酸などのような、二重結合と結合したカ
ルボニル官能基を含む不飽和酸;パラ−ヒドロキシスチ
レン、パラ−アルコキシスチレン、及び4−ビニル安息
香酸のようなビニル芳香族反応体;モノアルキルマレエ
ート及びマレイミドのような不飽和ジカルボン酸誘導
体;及び類似の反応体が含まれる。反応体の求核部分の
性質にもよるが、これらの反応体は、エラストマーコポ
リマーの主鎖中に存在する求電子基と反応させてエステ
ル、エーテル、アミド、又はその他の結合を形成させる
ことができる。
イソブチレンとパラ−メチルスチレンのハロゲン化コ
ポリマーとのそのような求核置換反応の例は米国特許第
5,162,445号に見られ、その開示は引用によって本明細
書中に完全に組み入れられている。
C4〜C7イソモノオレフィンとパラ−アルキルスチレン
のベンジルエステル官能化誘導体をブレンドのエラスト
マーコポリマー成分として含む硬化性ブレンドに本発明
を適用しながら、本発明をより詳細に説明する。これら
の物質は、C4〜C7イソオレフィンのハロゲン化コポリマ
ーを、後述するように、式: (R3)(R4)C=C(R2)COO-M+ (式中、Mは水素、金属イオン又はオニウム(onium)
イオンであり、R2、R3、及びR4は上述の式1において記
載したのと同じである)を有する求核性反応体と、ハロ
ゲン化コポリマー構造体中に存在するベンジルハリド原
子の少なくとも一部、好ましくは実質的に全てを求核置
換反応を経由して対応するエステル基で置換するような
反応条件下に反応させることによって調製できる。上述
の式1において、R2は好ましくは水素又はメチルであ
り、R3は好ましくは水素であり、そしてR4は好ましくは
水素又はC3〜C12アルケニルである。
ハロゲン化されたC4〜C7イソオレフィン/パラ−アル
キルスチレン出発材料は、イソブチレンのようなC4〜C7
イソオレフィンとパラ−アルキルスチレンコポリマー、
好ましくは少なくとも約80重量%、より好ましくは約90
重量%のパラ−異性体を含むパラ−メチルスチレン、の
ランダムコポリマーのハロゲン化生成物であって、スチ
レンモノマー単位中に存在するアルキル置換基の少なく
とも幾つかはハロゲンを含むものである。好ましい材料
は、ポリマー鎖に沿ってランダムに配置された以下のモ
ノマー単位を含むイソブチレンコポリマーとして特徴付
けられる。
式中、R及びR′は独立して水素、低級アルキル、好ま
しくはC1〜C4アルキルであり、そしてXは臭素又は塩素
であり、ここでコポリマーはそれ以外には環のハロゲン
又はポリマー主鎖中のハロゲンを実質的に含まない。R
及びR′はそれぞれ水素であるのが好ましい。コポリマ
ー構造中に存在する約60モル%までのパラ−アルキルス
チレンは上述のハロゲン化構造(2)でよい。
そのような材料の最も有用なものは、イソブチレンと
パラ−メチルスチレンのエラストマーコポリマーであっ
て、約0.5乃至約20モル%のパラ−メチルスチレンを含
み、ベンジル環上に存在するメチル置換基の約60モル%
までが臭素又は塩素原子、好ましくは臭素原子を含むも
のである。これらのコポリマーは実質的に均一な組成分
布を有し、ポリマーの少なくとも95重量%がポリマーの
平均パラ−アルキルスチレン含有率の10%以内のパラ−
アルキルスチレン含有率を有するようなものである。こ
れらのコポリマーは、約5未満、好ましくは約2.5未満
の非常に狭い分子量分布(Mw/Mn)、約300,000乃至2,00
0,000の範囲内の好ましい粘度平均分子量、及びゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーで測定して約25,000
乃至約750,000の範囲内の好ましい数平均分子量によっ
ても特徴付けられる。
これらのコポリマーは、ルイス酸触媒を使用するモノ
マー混合物のスラリー重合、それに続く熱及び/又は光
及び/又は化学開始剤のようなラジカル開始剤とハロゲ
ンの存在下の溶液中のハロゲン化、好ましくは臭素化に
よって調製できる。
好ましい臭素化コポリマーは一般に約0.1乃至5モル
%のブロモメチル基を含み、そのほとんどがモノブロモ
メチルであり、0.05モル%未満のジブロモメチル置換基
しかコポリマー中に存在しない。これらのコポリマー、
それらの製造方法、それらの硬化及びグラフト化方法、
又はそれらから誘導された官能化ポリマーは前に引用し
た米国特許第5,162,445号により詳細に開示されてい
る。これらのコポリマーのアクリル酸及びメタクリル酸
エステル官能化誘導体はこの特許の実施例112 F−1及
び112 F−2に特に開示されている。その他の官能化誘
導体(それらの内の幾つかは本発明において有用であ
る)はこの特許の別の部分に記載されている。
上述の求核置換反応は、ハロゲン化イソオレフィン/
パラ−アリキルスチレンコポリマーを溶解してポリマー
と求核性反応体の溶液又は分散体を与え、ベースポリマ
ーのベンジルハロゲンと求核物質との間の緊密な接触を
達成するような溶媒系を使用して溶液中で行うのが好ま
しい。適する溶媒には、ベンゼン、トルエン、ヘプタ
ン、ヘキサン、及びシクロヘキサンのようなアルカン、
テトラヒドロフラン又はそれと低級アルコールとの混合
物のような酸素含有溶媒又は溶媒混合物が含まれる。
反応は、架橋又はゲル化生成物の形成を防ぎ望ましく
ない副反応を最小化するように穏やかな反応条件下で行
うのが好ましい。好ましい反応温度は約20乃至100℃の
範囲内である。望ましい反応生成物の形成は、反応体と
して求核性反応体のオニウム塩、即ち、テトラブチルア
ンモニウム塩を使用することによって穏やかな反応条件
下に促進される。
エステル求核性物質を形成するのに使用できる酸に
は、カルボニル基と結合したエチレン性又はビニル不飽
和を含むものが含まれ、例えば、アクリル酸、メタクリ
ル酸、ソルビン酸、桂皮酸など、並びにそれらの混合物
が含まれる。得られる反応生成物は、少なくとも約80重
量%の重合された4乃至7個の炭素原子を有するイソオ
レフィンと、約0.05乃至20重量%のランダムに分布した
以下の構造の混合物から成る芳香族モノマー単位を含む
ランダムコポリマーとして特徴付けられ、 式中、R及びR′は水素及びC1〜C4アルキルから独立に
選択され、そしてYは上述の式1で定義した通りであ
る。ポリマー中に存在する全てのハロゲンが完全に置換
された場合、得られる生成物はターポリマーであり;ハ
ロゲンが部分的にのみ置換された場合、得られるポリマ
ーはテトラポリマーであり、これは上述のモノマー単位
2で定義される未反応のハロゲン含有モノマー単位も幾
らか含む。より好ましい材料は、少なくとも約95モル%
の重合したイソブチレン及び残余量の主要割合のパラ−
メチルスチレンと小割合の4−(アクリロイルオキシ−
メチル)スチレン、4−(メタクリロイルオキシ−メチ
ル)スチレン、4−(シンナモイルオキシ−メチル)ス
チレン、又は4−(2,4−ヘキサジエノイルオキシ−メ
チル)スチレンの混合物を含むターポリマーである。
本発明においてブレンド成分として使用できるエステ
ル官能性エラストマーには、エチレン/プロピレン及び
約10重量%までの、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキ
サジエン、5−メチレン−2−ノルボルネン、及び5−
エチリデン−2−ノルボルネンのような非共役ジエン
(EPDM)のエステル改質エラストマー性ターポリマーも
含まれる。このようなエラストマーのエステル官能化さ
れた誘導体は、米国特許第5,153,282号の特に実施例18
(この特許の開示は全て引用によって本明細書中に組み
入れられている)に開示されているように、エチレン、
プロピレン、及びアルコール、例えば、非共役ジエンの
5−ノルボルネン−2−メタノール誘導体をチーグラー
−ナッタ重合条件下に重合させてEPDMのアルコール官能
化誘導体を生成することによって調製できる。この生成
物と適当な酸塩又は塩化物との従来的な反応は、ポリマ
ー鎖のジエン部分に結合した側鎖状の前に定義したYエ
ステル基を含む改質されたEPDMポリマーを生成する。
改質されたエラストマー成分とブレンドされるジオレ
フィンポリマー成分には、共役又は非共役ジエン結合を
含む高又は低不飽和ポリマーが含まれる。これらには、
エラストマーポリマー、例えば、ポリブタジエン、天然
ゴム、合成ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ブタジ
エンと約40重量%までのスチレン又はアクリロニトリル
とのコポリマー、並びにエチレン、プロピレン、及び10
重量%までの、ノルボルナジエン、ジシクロペンタジエ
ン、1、4−ヘキサジエン、5−メチレン2−ノルボル
ネン、5−エチリデン−2−ノルボルネンなどのよう
な、非共役ジエンのコポリマー、及びイソブチレンと10
重量%までのイソプレンのコポリマー、及びそれらの混
合物のようなエラストマー性ポリマーが含まれる。ジオ
レフィンポリマーは非エラストマー性でもよく、約300
乃至10,000の範囲内の数平均分子量を有する液体乃至ワ
ックス状のポリブタジエン又はブタジエン/アクリロニ
トリルコポリマーを含むことができる。好ましいジオレ
フィンポリマーは、ポリブタジエン、ブタジエンとスチ
レン又はアクリトニトリルとのコポリマー、合成ポリイ
ソプレン、及び天然ゴムである。
組成物はエラストマーコポリマーとジオレフィンポリ
マー成分を約1:99乃至99:1の範囲内の重量比率で含むこ
とができ、約10:90乃至90:10の範囲内がより好ましく、
約25:75乃至75:25の範囲内が最も好ましい。
上述したように、硬化反応は、ラジカルを発生させ、
これらの活性化されたポリマー鎖とラジカル受容体とし
て作用するエステル基を含むエラストマーコポリマーの
ポリマー鎖との接触を確実にする混合の条件にブレンド
混合物をさらすことによって開始される。これは、異な
るポリマー鎖の間のポリマー間架橋並びに同じポリマー
の鎖の内部でのポリマー内架橋を最大にする。
適する架橋方法には、高エネルギー輻射線(紫外線、
電子ビーム、又はガンマ線)への暴露、又はエラストマ
ー組成物への適するペルオキシド又は促進硫黄加硫剤系
の添加が含まれる。
適するペルオキシドの例には、ジアルキルペルオキシ
ド、ケタールペルオキシド、アラルキルペルオキシド、
ペルオキシエーテル、及びペルオキシエステルのような
有機ペルオキシドが含まれる。好ましいペルオキシドに
は、ジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキ
シド、ベンゾイルペルオキシド、tert−ブチルペルベン
ゾエート、及び類似の公知のラジカル発生剤が含まれ
る。ペルオキシドの量は一般に約1乃至約10重量%であ
り、好ましくは組成物中に存在する硬化性ポリマーの10
0重量部当たり約1.5乃至6重量%である。
本発明において硬化剤として使用できる促進硫黄加硫
系には、硫黄又は硫黄と硫黄含有促進剤及び/又はフェ
ノール−ホルムアルデヒド樹脂の混合物が含まれる。適
する促進剤には、ベンゾチアジルジスルフィド、N−オ
キシジエチレンベンゾチアゾール−2−スルフェンアミ
ド、2−メルカプトベンゾチアゾール、アルキルフェノ
ールジスルフィド、アルキルチウラムスルフィド、m−
フェニレンビスマレイミド、N,N1−ジアリールグアニジ
ン、ジアルキル及びジアリールジチオカルバメート、及
び類似の物質が含まれる。
適するジアルキルジチオカルバメートには、亜鉛、ビ
スマス、カドミウム、銅、鉛、セレン、及びテルルのジ
アルキルジチオカルバメート(ここでアルキル基は1乃
至5個の炭素原子を含む)、ピペリジニウムペンタメチ
レンジチオカルバメート、及びそれらの混合物が含まれ
る。
適するジアリールジチオカルバメートには、亜鉛、ビ
スマス、カドミウム、銅、鉛、セレン、テルル、及びそ
れらの混合物のジアリールジチオカルバメートが含まれ
る。
適するアルキルチウラムスルフィドには、ジペンタメ
チレンチウラムテトラスルフィド、テトラブチルチウラ
ムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、
テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラベンジル
チウラムジスルフィド、及びそれらの混合物が含まれ
る。
硫黄及び加硫促進剤は通常組成物に、組成物中に存在
するエラストマーの重量に基づいて、約0.5乃至約8重
量%範囲内の濃度で添加される。
促進硫黄硬化剤系は、補助的な硬化剤として、酸化亜
鉛又はその均等物も含む硬化剤系において助硬化剤(co
curative)として使用するのが好ましい。酸化亜鉛は通
常そのような系中においてエラストマー100重量部当た
り約0.2乃至約7重量部の量で使用される。本発明は、
酸化亜鉛がエラストマー100重量部当たり約0.5乃至約5.
0重量部の濃度の存在する場合特に良好な低い加硫の戻
り(curereversion)を与える。
エラストマーポリマー組成物は、潤滑剤、充填剤、可
塑剤、粘着付与剤、着色剤、発泡剤、及び酸化防止剤の
ようなその他の添加剤も含むことができる。
充填剤の例には、補強材グレードカーボンブラック、
シリカ、炭酸カルシウム、タルク、及びクレーのような
無機充填剤、及び高スチレン樹脂、クマロン−インデン
樹脂、フェノール樹脂、リグニン、改質メラミン樹脂、
及び石油樹脂のような有機充填剤が含まれる。
潤滑剤の例には、油、パラフィン、及び液体パラフィ
ンのような石油系潤滑剤、コールタール及びコールター
ルピッチのようなコールタール系潤滑剤;カストール
油、亜麻仁油、菜種油、及びココナット油のような脂肪
油型潤滑剤;蜜ロウ、カルナウバ(carnauba)ワック
ス、及びラノリンのようなワックス;リノール酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシ
ウム、及びラウリン酸亜鉛のような脂肪酸及び脂肪酸
塩;及び石油樹脂のような合成ポリマー物質が含まれ
る。
可塑剤の例には、炭化水素油、例えば、パラフィン、
芳香族及びナフテン系油、フタル酸エステル、アジピン
酸エステル、セバシン酸エステル、及び燐酸型可塑剤が
含まれる。
粘着付与剤の例には、石油樹脂、クマロン−インデン
樹脂、テルペン−フェノール樹脂、及びキシレン/ホル
ムアルデヒド樹脂が含まれる。
着色剤の例には無機及び有機の顔料が含まれる。
発泡剤の例には、重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウ
ム、N,N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ア
ゾカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ベン
ゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラ
ジド、カルシウムアミド、p−トルエンスルホニルアジ
ド、サリチル酸、フタル酸、及び尿素が含まれる。
加硫可能な組成物は、密閉式ミキサー(ブラベンダー
・プタスチコーダー(Brabender Plasticoder))、バ
ンバリーミキサー、ミルミキサー、混練機、又は類似の
混合装置のような適する混合装置を使用して調製しブレ
ンドすることができる。ブレンド温度と時間はそれぞれ
約45乃至180℃及び4乃至10分の範囲内である。エラス
トマー及び選択的な充填剤、加工助剤、酸化防止剤など
の均一混合物を形成した後、混合物を架橋剤及び促進剤
と混合し、得られたブレンドを約100乃至200℃、より好
ましくは約110乃至180℃の温度まで約1乃至60分間の範
囲内の期間加熱することによって混合物を加硫すること
ができる。加硫温度を120乃至160℃の範囲内に維持した
場合、硫黄系を使用してポリマー間(inter−polymer)
架橋が特に促進されることが判明した。ベルト、タイヤ
部品、及びホースのような成形品は押出し機又は型を使
用して前加硫された組成物を成形し、その組成物を上述
の温度と硬化時間にさらすことによって製造される。
以下の実施例は本発明を説明するためのものである。
実施例中で使用された材料は以下の通りである。
MA−IPMS 実施例Aにおいて調製した、約97.5モル%のイソブチ
レン、1.7モル%のパラメチルスチレン、及び0.8モル%
のスチレンの4−(メタクリル酸)エステルのコポリマ
ー。
SA−IPMS 実施例Bにおいて調製した、約97.5モル%のイソブチ
レン、1.7モル%のパラメチルスチレン、及び0.8モル%
のスチレンの4−(ソルビン酸メチル)エステルのコポ
リマー。
NR 100℃で45〜55のムーニー粘度ML(1+4)を有する
天然ゴム(SMRL)。
NATSYN 2200 100℃で70〜90のムーニー粘度ML(1+4)を有する
合成ポリイソプレン(PI)。
SBR 1502 100℃で35のムーニー粘度ML(1+4)を有する、ブ
タジエンと23.5重量%の結合したスチレンのコポリマ
ー。
BUTYL 268 125℃で55のムーニー粘度ML(1+8)を有する、98.
5モル%のイソブチレンと1.5モル%のイソプレンのコポ
リマー。
ZnO 微粉砕された酸化亜鉛 TMTDS テトラメチルチウラムジスルフィド。
ETHYL ZIMATE ジエチルジチオカルバミド酸亜鉛。
実施例A イソブチレン/パラ−メチルスチレン/パラ−ブロモ
メチルスチレンベースターポリマーのメタクリル酸誘導
体(MA−IPMS)を以下のようにして調製した。
頭上攪拌機、ホースコネクター、及び隔壁(septum)
を備えた5000mlのガラスジャケット付き反応容器を窒素
でパージした。窒素雰囲気中室温で、トルエン(3100m
l)と475gのイソブチレン/パラ−メチルスチレン/パ
ラ−ブロモメチルスチレンベースターポリマー(1.05モ
ル%パラ−ブロモメチルスチレンを含む2.4モル%の総
パラ−メチルスチレン含有率有し、65のムーニー粘度
(1+8分、125℃)を有する)を容器に入れた。ベー
スターポリマーを室温で一晩攪拌することによって溶解
した。123.6mlのテトラブチルアンモニウムヒドロキシ
ド(メタノール中1.0M)、9.6mlメタクリル酸、1.02gの
4−ヒドロキシベンゾフェノン、及び100mlのイソプロ
パノール(IPA)を第2のフラスコに入れ室温でフラス
コの内容物を攪拌して、透明な溶液を得ることによっ
て、メタクリル酸のテトラブチルアンモニウム塩を調製
した。この溶液を溶解されたベースターポリマーを含む
フラスコに、83℃の循環浴温度で添加した。45分後、浴
の温度を95℃まで上げ、7.5時間反応させた。その後、
浴の温度を70℃まで下げ、そして2.5時間後、反応を冷
やした。黄色の粘稠な溶液を、1000mlの蒸留水中10mlの
HClで急冷し洗浄し、その後H2O/IPA(70:30)で5〜6
回洗浄した。イソプロパノール中に沈殿させることによ
ってポリマーを単離し、1mmHg及び80℃で48時間真空乾
燥した。回収された物質の溶液粘度は出発物質と同一で
あり、この官能化ポリマーの1HNMR(400MHz、CDCl3)分
析は、ベンジルブロミドの定量的転化を示した。NMR分
析の結果はポリマー中0.83モル%のメタクリレートと0.
1モル%のベンゾフェノン官能基の存在を示した。
実施例B この実施例は、イソブチレン/パラ−メチルスチレン
/パラ−ブロモメチルスチレンベースターポリマーのソ
ルビン酸、即ち、2,4−ヘキサジエン酸、の誘導体(SA
−IPMS)の調製を示す。
第2のフラスコへの投入物が119mlのテトラブチルア
ンモニウムヒドロキシド(メタノール中1.0M)、12.3g
のソルビン酸、2.04gの4−ヒドロキシベンゾフェノ
ン、及び100mlのイソプロパノールであることを除い
て、同じベースターポリマーを使用して上述の実施例A
の方法を繰り返した。
回収された物質の溶液粘度は出発物質と同一であり、
この官能化ポリマーの1HNMR(400MHz、CDCl3)分析は、
ベンジルブロミドの定量的転化を示した。NMR分析の結
果はポリマー中0.77モル%のソルベートと0.2モル%の
ベンゾフェノンの存在を示した。
実施例1 100重量部のMA−IPMSと50重量部のN−660補強材グレ
ードカーボンブラックを2本ロールミル上で40℃の温度
及び10分間の期間ブレンドすることによってゴムのマス
ターバッチ(MB)を調製した。このマスターバッチをMA
−MBと命名した。100重量部のNRと50重量部のカーボン
ブラックを同じ方法でブレンドしてもう1つのマスター
バッチを調製し、NR−MBと命名した。これらのマスター
バッチの一部を第1表の試験B〜Gに記載した比率でブ
レンドした。その後、各々のブレンドされたマスターバ
ッチ及び対照マスターバッチA及びHの15重量部を表中
に示した硬化剤と、約18℃の温度で約4分間2本ロール
ミル上で混合することによってブレンドした。第1表中
の全ての組成物の量は重量部(PBW)である。
その後、160℃/3°アーク(arc)で60分間モンサント
・オシレーティング・ディスク・レオメーター(Monsan
to Oscillating Disk Rheometer)を使用して、これら
のブレンドの硬化挙動を評価した。初期MLと60分後MH値
を第1表に示した。
第1表中のレオメーター値の差(MH−ML)は、ブレン
ドされたポリマーの加硫効率が、サンプルA及びHで表
されるブレンドされていないポリマーと比較して、顕著
であり相乗的であることを示している。全てのブレンド
濃度において、加硫効率は、常に、エラストマー成分と
してエステル官能化されたイソブチレン/パラ−メチル
スチレンターポリマーのみを含む組成物(A)に対する
24.05のMH−ML値と天然ゴムのみを含む組成物(H)に
対する39.99のMH−ML値との間の範囲内であると予想さ
れる純粋に分子内(intramolecular)の硬化に対するタ
イライン値を越えていた。この現象は、エステル改質コ
ポリマー相と天然ゴム相との間での分子間(即ち、架
橋)加硫が、予想されていたこれらの各々の相の分子内
加硫に加えて、起こっていることを示している。
実施例2(対照例) 実施例1に記載したのと同じ硬化剤を使用して全ての
面で実施例1の試験A〜Hを繰り返したが、但し、エス
テル改質されたイソブチレン/パラ−メチルスチレンエ
ラストマー(MA−IPMS)をButyl 268で示されているイ
ソブチレンとイソプレンのハロゲン化されていないコポ
リマーで置き換えた。
種々の試験に関するレオメーター値を第2表に示す。
レオメーター値の差(MH−ML)を比較すると、天然ゴ
ム濃度が約50重量%より低い場合、加硫効率はButyl 26
8のみを含む組成物及び天然ゴムのみを含む化合物に対
する52.88と41.03の範囲内のタイライン値よりも著しく
低下することが分かる。50重量%以上の天然ゴムを含む
ブレンドにつてはレオメーター値が幾分タイラインより
も高いが、これはおそらくこのような高い天然ゴム濃度
においては天然ゴムが過剰に加硫するためである。
実施例1及び2で調製された組成物のレオメーター値
の差の比較が第1図のグラフに示されている。
実施例3 SBR−1502で示されるブタジエンとスチレンのエラス
トマーコポリマーを天然ゴムの代わりにジオレフィンコ
ポリマー成分として使用したことを除いて実施例1を全
ての面において繰り返した。組成とレオメーターデータ
を第3表に示す。
実施例4 実施例3において使用したメタクリレートエステルコ
ポリマー(MA−IPMS)をSA−IPMSで示されるソルビン酸
エステルコポリマーで完全に置き換えたことを除いて、
実施例3を全ての面において繰り返した。組成とレオメ
ーターデータを第4表に示す。
第2図中においてグラフで示されているように、実施
例3及び4において達成されたレオメータートルク値の
差は、実施例4の組成物Bにおける23.60という異例の
結果を除いて、常に、タイライン値を越えていた。これ
は、分子間(intermolecular)及び分子内(intramolec
ular)架橋の存在による改善された加硫効率を示すもの
である。
実施例5 実施例1で使用したメタクリレートエステルコポリマ
ー(MA−IPMS)をSA−IPMSで示されるソルビン酸エステ
ルコポリマーで完全に置き換えたことを除いて、実施例
1を全ての面において繰り返した。組成とレオメーター
データを第5表に示す。
ここでも再び、レオメーター値の差は常にタイライン
値を越えていた。
実施例6 ブレンドの天然ゴム成分をNATSYN2200で示される合成
ポリイソプレンで完全に置き換えたことを除いて、実施
例1を全ての面において繰り返した。組成とレオメータ
ーデータを第6表に示す。
第6表中のデータは、全てのブレンド水準においてタ
イライン値を越える硬化効率の上昇したことを示す。
以下の実施例は本発明の共加硫物を調製するためのペ
ルオキシド硬化剤系の使用を説明する。
実施例7 ZnO、硫黄、TMTDA、及びEthyl Zimate硬化剤系を省
き、ジクミルペルオキシドをゴム100重量部当たり(ph
r)2重量%の濃度で使用したことを除いて、実施例6
を繰り返した。組成とレオメーターデータを第7表に示
す。
第7表中のデータは、約30重量%より高いポリイソプ
レンのブレンド濃度においては、加硫効率がタイライン
より上まで増加したことを示している。
実施例8 この実施例においては、一連のゴム組成物を調製し、
硬化させ、物理的特性を評価した。これらの組成物の組
成(重量部)、硬化条件、及び物理的特性データを第8
図に示す。XP−50として示されるエラストマーは、約5.
0重量%のパラ−メチルスチレン(PMS)含有率を有する
イソブチレンとPMSのハロゲン化されていないランダム
コポリマーであり;BZMAで示されるエラストマーは実施
例Aと同様に調製されたイソブチレン/パラ−メチルス
チレン/パラ−ブロモメチルスチレンターポリマーのメ
タクリル酸誘導体であるが、約0.7モル%のメタクリレ
ートと0.1モル%のベンゾフェノン含有率を有するもの
であり;BZMA−1で示されるエラストマーは、約0.35モ
ル%のメタクリレート含有率を有することを除いてBZMA
と同じであり;NRは天然ゴムであり、そして上述したよ
うにPIは合成ポリイソプレンである。
第8表の組成物A、B、及びCは、官能化されていな
いイソブチレン/パラ−メチルスチレンコポリマーを含
み、本発明の範囲外のものである。硫黄硬化剤系を使用
する硬化条件下では異なるポリマー分子の間で相互加硫
は起らない。
第8表の組成物D、E、及びFは本発明の範囲内であ
り硫黄硬化剤系により硬化され、組成物G、H、及びI
は本発明の範囲内でありペルオキシド系(ジクミルペル
オキシド)により硬化されたものである。
真の相互加硫組成物の達成は、加硫プロセス中に相互
加硫が生じなかった組成物A〜Cと比較して改善された
組成物D〜Iの引張り及び伸び特性によって反映され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 11/00 C08L 11/00 23/16 23/16 23/20 23/20 23/22 23/22 //(C08L 23/20 7:00) (C08L 23/20 9:00) (C08L 23/20 11:00) (C08L 23/20 23:16) (C08L 23/20 23:22)

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)少なくとも約80重量%の4乃至7個の
    炭素原子を含む重合したイソオレフィン及び約0.05乃至
    約20重量%のランダムに分布した以下の構造(a)及び
    (b): の混合物を含む芳香族モノマー単位(式中、R及びR′
    は水素及びC1乃至C4アルキルから成る群から独立に選択
    される)を含むランダムエラストマーコポリマーであっ
    て、前記コポリマーは、少なくとも10,000の数平均分子
    量を有し、前記エラストマー性コポリマー鎖に沿ってラ
    ンダムに分布した側鎖状のY官能基を0.01乃至約10モル
    %の量で含有し、前記Y官能基がオレフィン性又はビニ
    ル二重結合を含み、前記二重結合はラジカル付加反応に
    関して前記二重結合を活性化する置換基に対してアルフ
    ァ、ベータに位置する、ランダムエラストマー性コポリ
    マー、及び b)ジオレフィンホモポリマー又はコポリマー を含む相互加硫可能な組成物であって、混合物中に存在
    する前記エラストマーコポリマーとジオレフィンホモポ
    リマー又はコポリマーの重量比率が約1:99乃至99:1の範
    囲内にある、相互加硫可能な組成物。
  2. 【請求項2】Y基が、カルボニル含有基、ホスホリル含
    有基、スルホニル含有基、ニトリル含有基、及び芳香族
    環含有基から成る群から選択される、請求項1の組成
    物。
  3. 【請求項3】Y基がカルボニル含有基である、請求項1
    の組成物。
  4. 【請求項4】Y官能基が構造式: で表されるエステル基であり、式中、R2及びR3は水素及
    び1乃至約6個の炭素原子を含むアルキル基から成る群
    から独立に選択され、R4は水素、1乃至約28個の炭素原
    子を含むアルキル基、アリール基、及び2乃至約28個の
    炭素原子を有するアルケニル基から成る群から選択され
    る、請求項3の組成物。
  5. 【請求項5】C4〜C7イソオレフィンがイソブチレンであ
    り、コポリマーが少なくとも約90重量%のイソブチレン
    を含み、R及びR′は各々水素である、請求項1の組成
    物。
  6. 【請求項6】R2がメチルであり、R3及びR4が各々水素で
    ある、請求項4の組成物。
  7. 【請求項7】R2、R3、及びR4が各々水素である、請求項
    4の組成物。
  8. 【請求項8】R2及びR3が各々水素であり、R4がC4アルケ
    ニルである、請求項4の組成物。
  9. 【請求項9】約0.05乃至約2.0モル%のY基を含む、請
    求項1の組成物。
  10. 【請求項10】エラストマーコポリマーが約25,000乃至
    約750,000の範囲内の数平均分子量及び約5未満の分子
    量分布(Mw/Mn)を有する、請求項1の組成物。
  11. 【請求項11】ジオレフィンホモポリマー又はコポリマ
    ーが、ポリブタジエン、ブタジエンと40重量%までのス
    チレン又はアクリロニトリルとのコポリマー、天然ゴ
    ム、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、エチレン、プ
    ロピレン、及び10重量%までの非共役ジエンのコポリマ
    ー、イソブチレンと10重量%までのイソプレンのコポリ
    マー、及びそれらの混合物から成る群から選択されるエ
    ラストマーを含む、請求項1の組成物。
  12. 【請求項12】促進硫黄硬化剤系をさらに含む、請求項
    1の組成物。
  13. 【請求項13】酸化亜鉛をさらに含む、請求項12の組成
    物。
  14. 【請求項14】ペルオキシド硬化剤系をさらに含む、請
    求項1の組成物。
  15. 【請求項15】補強充填剤をさらに含む、請求項1の組
    成物。
  16. 【請求項16】相互加硫されたエラストマー組成物の製
    造方法であって、 i)請求項1の混合物を形成する工程、及び ii)前記混合物をラジカル硬化条件に組成物を加硫させ
    るのに十分な期間さらす工程、を含む方法。
  17. 【請求項17】ラジカル硬化条件が、組成物を約100乃
    至約180℃の範囲内の温度まで加熱することを含む、請
    求項16の方法。
  18. 【請求項18】請求項16の方法によって製造された相互
    加硫された組成物。
  19. 【請求項19】硬化剤系と配合され、加硫条件にさらさ
    れたとき、組成物が,1.25より大きい式: ΔMa+b/(ΔMafa+ΔMbfb) に従う最大レオメータートルクの増加比を示し、式中、 ΔMa+b=ポリマー(a)とポリマー(b)のブレンドに
    対して観察されたトルクの増加; ΔMa=ポリマー(a)そのものに対して観察されたトル
    クの増加; fa=ブレンド中のポリマー(a)の重量分率; ΔMb=ポリマー(b)そのものに対して観察されたトル
    クの増加; fb=ブレンド中のポリマー(b)の重量分率; である、請求項1の組成物。
  20. 【請求項20】トルクの増加比が1.5より大きい、請求
    項19の組成物。
  21. 【請求項21】トルクの増加比が2.0より大きい、請求
    項19の組成物。
  22. 【請求項22】請求項1の組成物を含む相互加硫された
    組成物。
  23. 【請求項23】エラストマーコポリマーが、少なくとも
    約80重量%の4乃至7個の炭素原子を含む重合したイソ
    オレフィン及び約0.05乃至約20重量%のベンジルY基を
    含むパラ−アルキルスチレンモノマー単位を含むランダ
    ムコポリマーである、請求項22の組成物。
  24. 【請求項24】ベンジルY基が、カルボニル含有基、ホ
    スホリル含有基、スルホニル含有基、ニトリル含有基、
    及び芳香族環含有基から成る群から選択される、請求項
    23の組成物。
  25. 【請求項25】Y基が構造式: で表されるエステル基であり、式中、R2及びR3は水素及
    び1乃至約6個の炭素原子を含むアルキル基から成る群
    から独立に選択され、R4は水素、1乃至約28個の炭素原
    子を含むアルキル基、アリール基、及び2乃至約28個の
    炭素原子を有するアルケニル基から成る群から選択され
    る、請求項24の組成物。
  26. 【請求項26】C4〜C7イソオレフィンがイソブチレンで
    あり、コポリマーが少なくとも約90重量%のイソブチレ
    ンを含む、請求項23の組成物。
  27. 【請求項27】R2がメチルであり、R3及びR4が各々水素
    である、請求項25の組成物。
  28. 【請求項28】R2、R3、及びR4が各々水素である、請求
    項25の組成物。
  29. 【請求項29】R2及びR3が各々水素であり、R4がC4アル
    ケニルである、請求項25の組成物。
  30. 【請求項30】約0.05乃至約2.0モル%のYエステル基
    を含む、請求項25の組成物。
  31. 【請求項31】コポリマーが約25,000乃至約750,000の
    範囲内の数平均分子量及び約5未満の分子量分布(Mw/M
    n)を有する、請求項23の組成物。
  32. 【請求項32】ジオレフィンポリマー又はコポリマー
    が、ポリブタジエン、ブタジエンと40重量%までのスチ
    レン又はアクリロニトリルとのコポリマー、天然ゴム、
    ポリクロロプレン、ポリイソプレン、エチレン、プロピ
    レン、及び10重量%までの非共役ジエンのコポリマー、
    イソブチレンと10重量%までのイソプレンのコポリマ
    ー、及びそれらの混合物から成る群から選択されるエラ
    ストマーを含む、請求項22の組成物。
  33. 【請求項33】エチレン、プロピレン、非共役ジエンの
    ターポリマーであって、前記ターポリマーは前記ターポ
    リマーに沿って均一に分布した側鎖状のY官能器を含む
    非共役ジエンを10重量%までの量で有し、前記Y官能基
    がオレフィン性又はビニル二重結合を含み、前記二重結
    合はラジカル付加反応に関して前記二重結合を活性化す
    る置換基に対してアルファ、ベータに位置し、前記ター
    ポリマーは少なくとも10,000の数平均分子量を有し、約
    0.01乃至約10モル%のY官能基を含む、ターポリマー、
    及び b)ジオレフィンホモポリマー又はコポリマー の混合物を含む相互加硫可能な組成物であって、混合物
    中に存在するターポリマーとジオレフィンホモポリマー
    又はコポリマーの重量比率が1:99乃至99:1の範囲内にあ
    る、相互加硫可能な組成物。
  34. 【請求項34】請求項33の組成物を含む相互加硫された
    組成物。
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