JP2864144B2 - 転写定着装置 - Google Patents

転写定着装置

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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 電子写真記録方式,静電記録方式等の記録装置で使用
される転写定着装置に関し、 転写効率及び耐久性,生産性を向上させることを目的
とし、 像保持体上に形成したトナー像を一次転写部において
ベルト状の中間転写体に粘着転写した後、該中間転写体
上のトナー像を二次転写部において記録体に溶融転写す
る転写定着装置において、前記中間転写体が、ポリアミ
ド繊維織布をベルト状にした基材上に、硬化前の粘度が
前記基材の織り目を通り抜けない程度に高いゴムの弾性
層を設けるか、または、該弾性層の上にさらに硬化前の
粘度が該弾性層のゴムの硬化前の粘度より低いゴムの転
写層を設けて形成された構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電子写真記録方式,静電記録方式の記録装
置で使用される転写定着装置に関するものである。
この種の転写定着装置には、感光ドラム等の像保持体
上に形成したトナー像を中間転写体に粘着転写した後、
該中間転写体上のトナー像を記録体に溶融転写する形式
のものがある。この転写定着装置では、像保持体上に形
成したトナー像を記録体に乱れを生じることなく転写し
定着することが要求される。
〔従来の技術〕
従来、感光ドラム等の像保持体上に形成されたトナー
像は、その上に重ねられた記録体の背面からコロナ放
電,バイアス電圧等により電荷を付与し、静電的に記録
体側に転写していた。
しかし、静電的に転写する方式では、転写の際に電荷
の乱れが伴い、転写したトナー像の周囲にちりが生じる
という欠点があった。
上記欠点に鑑み、例えば、特公昭46−41679号,特公
昭48−22763号,特公昭57−20632号等の各公報におい
て、トナー像を中間転写体に圧接させて転写した後、中
間転写体上のトナー像を記録体に転写定着する方式が提
案されており、この方式によれば、静電的に転写する場
合と異なり、トナー像を乱れなく記録体に転写できると
している。
中間転写体を使用した従来の記録装置の基本構成を第
6図に示す。図中、1は感光ドラム等の像保持体、2は
帯電器、3は露光器、4は現像器、5はクリーナ、6は
ベルト状の中間転写体、7は押圧ローラ、8はバックア
ップローラ、9はテンションローラ、10はヒートロー
ラ、11はヒータ、12は紙等の記録体、13a,13bはトナー
像、13cは記録像、14は一次転写部、15は二次転写部で
ある。中間転写体6は、基材上に転写層をコーティング
等により形成して作られる。基材には、ステンレスベル
トやポリイミド等の耐熱性の優れた高分子樹脂フィルム
をベルト状にしたものが用いられる。転写層には、シリ
コーンゴム,ふっ素ゴム等の耐熱性,離型性の優れたゴ
ムが用いられる。
このような構成の記録装置の作用は次の通りである。
中間転写体6はバックアップローラ8の回転に伴い矢
印方向に回転するが、該中間転写体6の速度は、矢印で
示す時計方向に回転する像保持体1の周速と一致するよ
うに調整されている。像保持体1は、まず帯電器2によ
り表面が一様に帯電される。次に該表面に露光器3によ
り静電潜像が形成され、該静電潜像は現像器4により可
視化されてトナー像13aとなる。トナー像13aは、押圧ロ
ーラ7の加圧力により中間転写体6が像保持体1に圧接
されている一次転写部14で中間転写体6に転写される。
転写後像保持体1に残留しているトナーは、クリーナ5
によりクリーニングされる。中間転写体6上のトナー像
13bは、ヒータ11を内蔵したヒートローラ10とバックア
ップローラ8により二次転写部15で記録体12に転写定着
されて記録像13cとなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような中間転写体を使用した転写定着方式で
は、中間転写体は、一次転写時に粘着性があり、二次転
写時に離型性,耐熱性のあるものでなければならない。
このような材料としては、シリコーンゴム,ふっ素ゴム
等があるが、ゴム単体では強度が不十分であるため、補
強用の基材を必要とする。このため、上記公知例では基
材としてステンレス等の金属やポリイミド等の耐熱性が
優れた高分子樹脂をフィルム状にしたものを挙げてい
る。
しかし、基材が金属の場合、像保持体や記録体との密
着性が悪いため転写効率が低くなる。シリコーンゴム等
の転写層との接着性が悪い、エンドレスベルトを作るの
が困難である等の欠点があった。また、基材がポリイミ
ドフィルムの場合、成形性が悪いため生産性が低い、金
属と同様に密着性が悪いという欠点があった。
本発明は、転写効率及び耐久性,生産性を向上させる
ことのできる転写定着装置を提供することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図で、第1図(a)は記録
装置の基本構成を示している。第1図(a)において、
21は中間転写体で、その他の従来と同様の構成部材には
同符号を用いている。第1図(a)に実線で示す各部材
が転写定着装置を構成している。
即ち、像保持体1上に形成したトナー像を一次転写部
14においてベルト状の中間転写体21に粘着転写した後、
この中間転写体21上のトナー像を二次転写部15において
記録媒体に溶融転写する転写定着装置において、中間転
写体21は、第1図の(b)に示すように、ポリアミド繊
維織布をベルト状にした基材22の外側の面にのみ、硬化
前の粘度が基材22の織り目を通り抜けない程度の高いゴ
ムを設けて硬化させたゴムの弾性層23を形成した構成と
する。
また、中間転写体21に代えて、第1図の(c)に示す
ような中間転写体31とすることができるもので、この中
間転写体21は、ポリアミド繊維織布をベルト状にした基
材32の外側の面にのみ、硬化前の粘度が基材32の織り目
を通り抜けない程度に高いゴムを設けて硬化させたゴム
の弾性層33と、このゴムの弾性層33の上面に、このゴム
の弾性層33の硬化前の粘度より低い粘度のゴムを設けて
硬化させたゴムの転写層34とを有する構成とする。
〔作用〕
上記いずれの構成の場合も、中間転写体21,31はポリ
アミド繊維織布を基材22,32に使用しているため、像保
持体1や記録体12との密着性が良く、転写効率は向上す
る。また、シリコーンゴム等の弾性層との接着性も良好
で、エンドレスベルト化が容易であることから、耐久
性,生産性に優れた中間転写体が得られる。
〔実施例〕
以下、第2図乃至第5図に関連して本発明の実施例を
説明する。
第2図は本発明の実施例の中間転写体使用記録装置の
構造概要を示す側面図で、図中、31は中間転写体であ
る。その他の構成部材は従来と同様である。第3図は中
間転写体の斜視図,第4図は中間転写体の掛け渡し要領
を示す平面図である。
中間転写体31は、第1図に関連して前述したように、
基材32上に、弾性層33と転写層34とを順次コーティング
等により設けて形成される。
基材32は、ポリアミド繊維をベルト状に袋織りしたも
のである。ポリアミド繊維は、一般にケブラー,ノーメ
ックス(いずれもデュポン社所有商標)の名称で知られ
る高分子繊維である。ケブラーはパラ系芳香族ポリアミ
ドであるのに対し、ノーメックスはメタ系芳香族ポリア
ミドであり、いずれも強度,耐熱性に優れているが、特
にケブラーは強度に優れ、ノーメックスは耐熱性に優れ
ているのが特徴である。基材32に使用するポリアミド繊
維織布はケブラーのみあるいはノーメックスのみで織り
上げても良いが、第4図のA部拡大図である第5図に示
すように、ケブラー35を縦糸(搬送方向に平行)にし、
ノーメックス36を横糸にして織っても良い。この場合、
両者の特徴を活かし、強度保持率が高くて熱収縮が少な
い基材が得られる。また、ケブラーとノーメックスの混
紡を使用しても同様な効果が得られる。
弾性層33は、粘度(硬化前の)の高いシリコーンゴム
を用い、基材32のポリアミド繊維織布の織り目を抜けて
ゴムが内側に染み出すことのないようにする。この上に
形成される転写層34は、比較的粘度の低いシリコーンゴ
ムをコーティングして形成されるので、凹凸の少ない滑
らかな表面に仕上げることができる。第1層目の弾性層
33のゴムは、ポリアミド繊維織布と第2層目の転写層34
のゴムの中間層となり、両者を接合する働きをする。第
1層目のゴムが織布の内側に染み出さないようにした理
由は、ベルトを円滑に搬送するためである。すなわち、
粘着転写では、転写効率を良くするため、硬度が20゜〜
40゜と比較的低く粘着性の良いゴムを使用するが、この
ように粘着性の良いゴムが内側に染み出したベルトを搬
送すると、ベルトとローラとの摩擦係数が非常に高くな
り、ベルトとローラ間の滑りがほとんど起こらなくなっ
て、ベルトのねじれや蛇行を修正することが困難となる
ためである。
上述の説明では基材上にゴム層を2層設ける例につい
て述べたが、ポリアミド繊維織布の織り目を抜けて内側
に染み出さず、しかも粘着転写を行う表面側が凹凸のな
い滑らかな面となれば、弾性層一層でも良い。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、次の各種の優れ
た効果が得られる。
(1) 中間転写体の基材に可撓性のあるポリアミド繊
維織布を使用しているので、像保持体や記録体との密着
性が良く転写効率が向上する。
(2) シリコーンゴム等の弾性層との接着性も良好
で、エンドレスベルト化が容易であるため、耐久性,生
産性に優れた中間転写体が得られる。
(3) 転写層のゴムが基材の内側に染み出ないため、
ベルトのねじれや蛇行を修正できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本発明の原理説明図、 第2図は本発明の実施例の、中間転写体使用記録装置の
構造概要を示す側面図、 第3図は同、中間転写体の斜視図、 第4図は同、中間転写体の掛け渡し要領を示す平面図、 第5図は第4図のA部拡大図、 第6図は従来の中間転写体使用記録装置の基本構成図
で、 図中、 1は像保持体、 14は一次転写部、 15は二次転写部、 21,31は中間転写体、 22,32は基材、 23,33は弾性層、 34は転写層である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像保持体(1)上に形成したトナー像を一
    次転写部(14)においてベルト状の中間転写体(21)に
    粘着転写した後、該中間転写体(21)上のトナー像を二
    次転写部(15)において記録体に溶融転写する転写定着
    装置において、 前記中間転写体(21)は、ポリアミド繊維織布をベルト
    状にした基材(22)の外側の面にのみ、硬化前の粘度が
    前記基材(22)の織り目を通り抜けない程度に高いゴム
    を設けて硬化させたゴムの弾性層(23)を有する構成と
    した ことを特徴とする転写定着装置。
  2. 【請求項2】像保持体(1)上に形成したトナー像を一
    次転写部(14)においてベルト状の中間転写体(31)に
    粘着転写した後、該中間転写体(31)上のトナー像を二
    次転写部(15)において記録体に溶融転写する転写定着
    装置において、 前記中間転写体(31)は、ポリアミド繊維織布をベルト
    状にした基材(32)の外側の面にのみ、硬化前の粘度が
    前記基材(32)の織り目を通り抜けない程度に高いゴム
    を設けて硬化させたゴムの弾性層(33)と、該ゴムの弾
    性層(33)の上面に、該ゴムの弾性層(33)の硬化前の
    粘度より低い粘度のゴムを設けて硬化させたゴムの転写
    層(34)とを有する構成とした ことを特徴とする転写定着装置。
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