JP2862728B2 - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

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JP2862728B2
JP2862728B2 JP12357192A JP12357192A JP2862728B2 JP 2862728 B2 JP2862728 B2 JP 2862728B2 JP 12357192 A JP12357192 A JP 12357192A JP 12357192 A JP12357192 A JP 12357192A JP 2862728 B2 JP2862728 B2 JP 2862728B2
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由宏 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加入者部分を無線化し
た携帯電話を用いた携帯電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話システムについては、「−特集
−進化するパーソナル通信」(NIKKEI COMM
UNICATIONS 1991.2.18,P52〜7
2)に、NTT(日本電信電話株式会社)が提案したポ
ケットテレホンの基本構想が記載されている。
【0003】ポケットテレホンは、屋内外のどこでも使
用可能な、コードレス電話の公衆版のイメージであり、
コードレス電話の親機に相当するのが無線基地局で、子
機に相当するのが携帯電話である。そして、交換機から
無線基地局までの通信回線は光ファイバを使用し、波長
多重などの光通信技術を駆使するようにすることが提案
されている。
【0004】このような構想を踏まえて構築される携帯
電話システムにおいては、無線基地局は、電波の有効利
用のため、小電力(自動車電話の約1/100)とし、
小エリア(約100m)毎に設置されるようになる。ま
た、無線基地局および携帯電話は、家庭用コードレス並
みに小型化されるようになる。
【0005】そこで、このような携帯電話システムにお
いては、無線基地局は、設置場所に大きな面積を必要と
しないので、例えば、建築物の壁面に取り付けられた
り、公衆電話ボックスに取り付けられたりするなど、小
エリアごとに設置することが簡単となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、無線基地局が接
続する携帯電話の数、すなわち、無線基地局と携帯電話
とを接続するチャネルの数は予め決められており、全て
のチャネルが使用されていると、その無線基地局と携帯
電話とを接続することができず、携帯電話を所持する加
入者は、該無線基地局のエリア内では通話することがで
きない。
【0007】このように、加入者は、自分がいるエリア
をカバーしている無線基地局で現在どの位の数のチャネ
ルが使用されているのかを知ることができないので、加
入者が発信しても、無線基地局が混み合っている場合に
は、運が悪いと、何度もビジー遭遇を繰り返すこととな
り、サービス性が悪い。
【0008】そこで、このような場合に、使用されてい
ないチャネルを有する無線基地局の位置情報を加入者に
通知することを可能とすれば、特に、急用で発信したい
加入者は、現在自分がいるエリアを離れ、通知された無
線基地局がカバーするエリア内から発信するようにする
ことができるようになり、サービス性が向上する。
【0009】本発明の目的は、携帯電話を所持する加入
者がいるエリアをカバーする無線基地局のチャネルが全
て使用されている場合に、使用されていないチャネルを
有する無線基地局の位置情報を、該加入者に通知するこ
とを可能とすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明においては、携帯電話から発信要求があった場合
に、自無線基地局のチャネルが全て使用されているなら
ば、使用されていないチャネルを有する無線基地局の位
置情報を通知するよう、交換機に要求する要求手段と、
交換機から通知された無線基地局の位置情報を発信要求
元の携帯電話に通知する通知手段とを、無線基地局に設
けるようにしている。
【0011】また、複数の無線基地局毎に、チャネルが
使用されているか否かを記憶する第1の記憶手段と、複
数の無線基地局毎に、該無線基地局の位置情報を記憶す
る第2の記憶手段と、無線基地局から、使用されていな
いチャネルを有する無線基地局の位置情報を通知するよ
う要求された場合に、使用されていないチャネルを有す
る無線基地局の位置情報を検索する検索手段と、検索さ
れた無線基地局の位置情報を要求元の無線基地局に通知
する通知手段とを、交換機に設けるようにしている。
【0012】また、無線基地局から通知された無線基地
局の位置情報を表示する表示手段を、携帯電話に設ける
ようにしている。
【0013】なお、交換機から通知された無線基地局の
位置情報を表示する表示手段を、無線基地局に設けるよ
うにしてもよい。
【0014】
【作用】無線基地局においては、チャネルが全て使用さ
れている場合に、携帯電話から発信要求があっても、そ
の携帯電話と接続することはできない。
【0015】そこで、無線基地局においては、前記要求
手段が、使用されていないチャネルを有する無線基地局
の位置情報を通知するよう、交換機に要求する。
【0016】交換機においては、無線基地局から、使用
されていないチャネルを有する無線基地局の位置情報を
通知するよう要求されると、前記検索手段が、使用され
ていないチャネルを有する無線基地局の位置情報を検索
し、前記通知手段が、検索された無線基地局の位置情報
を要求元の無線基地局に通知する。
【0017】無線基地局においては、前記通知手段が、
交換機から通知された無線基地局の位置情報を発信要求
元の携帯電話に通知する。
【0018】携帯電話においては、前記表示手段が、無
線基地局から通知された無線基地局の位置情報を表示す
る。
【0019】これにより、携帯電話を所持する加入者が
いるエリアをカバーする無線基地局のチャネルが全て使
用されている場合に、使用されていないチャネルを有す
る無線基地局の位置情報を、該加入者に通知することが
可能となる。
【0020】なお、使用されていないチャネルを有する
無線基地局の位置情報は、1つであってもよいし、2つ
以上であってもよい。
【0021】また、さらに、使用されていないチャネル
を有し、かつ、加入者がいるエリアをカバーする無線基
地局から最も近くにあるような無線基地局の位置情報を
通知するようにすれば、サービス性が一層向上する。
【0022】そのためには、前記第2の記憶手段が、無
線基地局毎に、該無線基地局から近距離にある順に、他
の無線基地局の位置情報を記憶するようにし、前記検索
手段が、使用されていないチャネルを有し、かつ、要求
元の無線基地局から最も近くにある無線基地局の位置情
報を検索するようにすればよい。
【0023】なお、位置情報としては、例えば、該無線
基地局から他の無線基地局までの方向,距離、および/
または、他の無線基地局が取り付けられている場所が挙
げられる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0025】図2は本実施例の携帯電話システムの構成
図である。
【0026】図2において、交換機3と無線基地局#1
(2a),無線基地局#2(2b),無線基地局#3
(2c)とは、それぞれ、通信回線を介して接続してお
り、無線基地局#1(2a),無線基地局#2(2
b),無線基地局#3(2c)は、それぞれ、通話信号
を送受信するための2つのチャネルを有している。ま
た、図2においては、2台の携帯電話1a,1bがチャ
ネルを用いて無線基地局#1(2a)と接続しており、
1台の携帯電話1dがチャネルを用いて無線基地局#3
(2c)と接続している状態を示している。なお、無線
基地局#1(2a),無線基地局#2(2b),無線基
地局#3(2c)は、前述したように、小型化されたも
のであり、建築物の壁面や公衆電話ボックスに取り付け
られている。
【0027】このような状態で、携帯電話1cを所持す
る加入者が、無線基地局#1(2a)がカバーするエリ
ア内から発信しようとした場合に、無線基地局#1(2
a)のチャネルが全て塞がり状態となっているので、接
続不可能となる。
【0028】本実施例では、このような場合に、携帯電
話1cに対して、空き状態となっているチャネルを有
し、かつ、無線基地局#1(2a)から最も近くにある
無線基地局#2(2b)の位置情報を通知するようにし
ており、これにより、携帯電話1cを所持する加入者
は、通知された無線基地局#2(2b)がカバーするエ
リア内に移動すれば、接続可能となることがわかる。
【0029】そのために、本実施例においては、交換機
3は、無線基地局2におけるチャネルの空き/塞がり状
態を記憶する空塞管理テーブル400と、無線基地局2
の位置情報を記憶する無線基地局テーブル300とを有
している。
【0030】図3は無線基地局テーブル300の構成図
である。
【0031】図3に示すように、無線基地局テーブル3
00は、無線基地局2毎に、自無線基地局2から他の無
線基地局2までの方向,距離と、他の無線基地局2が取
り付けられている場所と、自無線基地局2から近距離に
ある順に記憶している。
【0032】図4は空塞管理テーブル400の構成図で
ある。
【0033】図4に示すように、空塞管理テーブル40
0は、無線基地局2毎に、チャネルの空き/塞がり状態
を記憶すると共に、無線基地局2毎に、チャネル数およ
び使用チャネル数(塞がり状態となっているチャネル
数)を記憶している。
【0034】次に、本実施例の動作概要について説明す
る。
【0035】図1は本実施例の動作概要を示すシーケン
ス図である。
【0036】図1(a)に示すように、まず、無線基地
局2のチャネルが全て塞がり状態となっていない場合
に、携帯電話1において発信要求が発生すると、携帯電
話1は、制御チャネルを用いて、無線基地局2に対し
て、リンクチャネル確立要求信号101を送信する。な
お、無線基地局2は、実際には、チャネルのほかにも、
制御信号を送受信するためのチャネル(制御チャネル)
を有しており、携帯電話1との間でこの制御チャネルを
用いて制御信号を送受信する。
【0037】無線基地局2は、携帯電話1からリンクチ
ャネル確立要求信号101を受信すると、図5のフロー
チャートに示すように、チャネルを捕捉する(ステップ
501)。すなわち、無線基地局2は、自無線基地局2
のチャネルの空き/塞がり状態を記憶しており、この記
憶内容に基づいて、空き状態となっているチャネルを塞
がり状態に更新する。ここでは、チャネルを捕捉するこ
とができるので(ステップ502)、制御チャネルを用
いて、携帯電話1に対して、リンクチャネル割当て信号
102を送信する(ステップ503)。
【0038】その後、無線基地局2は、通常の呼接続シ
ーケンスに従って、携帯電話1との間で制御信号をやり
取りし、携帯電話1から呼設定信号103を受信する
と、交換機3に対して、SETUP信号104を送信す
る。
【0039】交換機3は、無線基地局2からSETUP
信号104を受信すると、SETUP信号104の送信
元の無線基地局2のチャネルを捕捉する。すなわち、交
換機3は、空塞管理テーブル400を参照し、空き状態
となっているチャネルを塞がり状態に更新すると共に、
使用チャネル数をカウントアップする。ここでは、チャ
ネルを捕捉することができるので、この後、通常の呼接
続シーケンスに従って、無線基地局2および他の交換機
との間で制御信号をやり取りし、通話状態となる。
【0040】さて、図1(b)に示すように、無線基地
局2のチャネルが全て塞がり状態となっている場合に、
携帯電話1において発信要求が発生すると、携帯電話1
は、制御チャネルを用いて、無線基地局2に対して、リ
ンクチャネル確立要求信号105を送信する。
【0041】無線基地局2は、携帯電話1からリンクチ
ャネル確立要求信号105を受信すると、図5のフロー
チャートに示すように、チャネルを捕捉する(ステップ
501)。ここでは、チャネルを捕捉することができな
いので(ステップ502)、空き状態となっているチャ
ネルを有し、かつ、自無線基地局2から最も近くにある
無線基地局2を通知してもらうために、交換機3に対し
て、INFO.D(空き無線基地局情報要求)信号10
6を送信する(ステップ504)。
【0042】交換機3は、無線基地局2からINFO.
D信号106を受信すると、図6のフローチャートに示
すように、空き状態となっているチャネルを有し、か
つ、INFO.D信号106の送信元の無線基地局2か
ら最も近くにある無線基地局2を検索する。すなわち、
交換機3は、無線基地局テーブル300を参照し、IN
FO.D信号106の送信元の無線基地局2から近距離
にある順に、他の無線基地局2を検索し(ステップ60
1)、空塞管理テーブル400を参照し、検索された無
線基地局2が空き状態となっているチャネルを有してい
るか否かを判定する(ステップ602)。このようにし
て、空き状態となっているチャネルを有し、かつ、IN
FO.D信号106の送信元の無線基地局2から最も近
くにある無線基地局2を検索すると、INFO.D信号
106の送信元の無線基地局2に対して、検索された無
線基地局2の位置情報を含むINFO.D(空き無線基
地局情報通知)信号107を送信する(ステップ60
3)。
【0043】無線基地局2は、交換機3からINFO.
D信号107を受信すると、図5のフローチャートに示
すように、INFO.D信号107に含まれている無線
基地局2の位置情報を、リンクチャネル割当て拒否信号
108に含ませて、携帯電話1に対して送信する(ステ
ップ505)。
【0044】なお、リンクチャネル割当て拒否信号10
8は、図8(a)に示すようなフォーマットとなってお
り、オプション部(10ビット)に無線基地局2の位置
情報を設定するようにすることができる。設定の仕方と
しては、例えば、図8(b)に示すように、オプション
部の1〜3ビットを方向として使用し、4〜5ビットを
距離として使用することができる。すなわち、1〜3ビ
ットで表すことが可能な0〜7の数に、それぞれ、北,
北東,東,南東,南,南西,西,北西を割当て、4〜5
ビットで表すことが可能な0〜3の数を、100m単位
の距離とするようにする。
【0045】携帯電話1は、無線基地局2からリンクチ
ャネル割当て拒否信号108を受信すると、リンクチャ
ネル割当て拒否信号108に含まれている無線基地局2
の位置情報を表示する。
【0046】図7は携帯電話1において無線基地局2の
位置情報を表示した例を示す図である。
【0047】図7(a)においては、自携帯電話1がい
るエリアをカバーしている無線基地局2から空き状態と
なっているチャネルを有している無線基地局2までの方
向および距離を表示している。これにより、携帯電話1
を所持する加入者は、北の方向に約100m移動すれば
発信できるということが一目でわかる。なお、この際
に、携帯電話1が方位磁石を備えているような構成であ
るようにすると、便利である。
【0048】また、図7(b)においては、空き状態と
なっているチャネルを有している無線基地局2が取り付
けられている場所を表示している。これにより、携帯電
話1を所持する加入者は、○○駅前に移動すれば発信で
きるということが一目でわかる。
【0049】前述したように、本実施例によれば、携帯
電話1を所持する加入者は、自分がいるエリアをカバー
している無線基地局2のチャネルが全て塞がり状態とな
っていても、空き状態となっているチャネルを有し、か
つ、該無線基地局2から最も近くにある無線基地局2を
知ることができるようになる。そこで、特に、急用で発
信したいときには、その無線基地局2がカバーするエリ
アへ移動すればよいので、ビジー遭遇を繰り返すことが
なくなる。この移動は、従来の携帯電話システムにおい
ては、無線基地局2が数km毎に設置されていたが、前
述したような構想を踏まえて構築される本実施例の携帯
電話システムにおいては、無線基地局2が約100m毎
に設置されるようになるので、容易である。
【0050】なお、無線基地局2において、携帯電話1
と同様に、交換機3から通知された無線基地局2の位置
情報を表示するようにしてもよいし、また、携帯電話1
に表示する代わりに、無線基地局2において、交換機3
から通知された無線基地局2の位置情報を表示するよう
にしてもよい。
【0051】また、交換機3は、無線基地局2からSE
TUP信号104を受信し、空塞管理テーブル400の
使用チャネル数をカウントアップした際に、その値がチ
ャネル数に等しくなったならば、全てのチャネルが塞が
り状態となったこととなるので、このときに、無線基地
局2の位置情報を通知するようにしてもよい。この場
合、無線基地局2は、交換機3から通知された無線基地
局2の位置情報を記憶しておき、携帯電話1からリンク
チャネル確立要求信号105を受信したときに、記憶し
ておいた無線基地局2の位置情報を、リンクチャネル割
当て拒否信号108に含ませて、携帯電話1に対して送
信するようにする。
【0052】また、交換機3は、定期的に、無線基地局
2に対して、無線基地局2の位置情報を通知するように
してもよい。この場合も、無線基地局2は、交換機3か
ら通知された無線基地局2の位置情報を記憶しておき、
携帯電話1からリンクチャネル確立要求信号105を受
信したときに、記憶しておいた無線基地局2の位置情報
を、リンクチャネル割当て拒否信号108に含ませて、
携帯電話1に対して送信するようにする。
【0053】また、無線基地局テーブル300に、空塞
管理テーブル400において空き状態となっているチャ
ネル数(チャネル数−使用チャネル数)を記憶するよう
にしてもよく、交換機3は、無線基地局2に対して、無
線基地局2の位置情報に加えて、空き状態となっている
チャネル数を通知するようにしてもよい。
【0054】また、交換機3は、無線基地局2に対し
て、複数の無線基地局2の位置情報を通知するようにし
てもよい。
【0055】図7(c)は、複数の無線基地局2の位置
情報(方向,距離,取り付けられている場所)と空き状
態となっているチャネル数とを表示している例を示して
いる。この場合のように、携帯電話1に通知する無線基
地局2の位置情報の量が多い場合は、図8に示したリン
クチャネル割当て拒否信号108のフォーマットにおい
て、オプション部を拡張することも考えられる。また、
この表示例は、携帯電話1における表示例であるが、前
述したように、無線基地局2においても無線基地局2の
位置情報を表示するようにした場合は、無線基地局2に
おいて、図7(c)に示すように表示し、携帯電話1に
おいて、図7(a)または図7(b)に示すように表示
するようにしてもよい。
【0056】さらに、本実施例においては、携帯電話1
に表示された無線基地局2の位置情報を見て、加入者
は、該無線基地局2がカバーするエリアへ移動すること
となるが、移動するまでに、該無線基地局2のチャネル
が全て塞がり状態となってしますことも考えられる。こ
のような場合に備えて、本実施例では、移動後のエリア
をカバーする無線基地局2のチャネルを予約するように
することができる。すなわち、例えば、加入者が、表示
された無線基地局2のチャネルを予約するために、予約
要求を示す番号と自分が所持する携帯電話1の電話番号
とを入力すると、交換機3が、該無線基地局2のチャネ
ルを塞がり状態に更新すると共に、加入者により入力さ
れた電話番号と塞がり状態に更新したチャネル番号とを
対応させて記憶しておく。そして、加入者が、無線基地
局2がカバーするエリアに移動後、予約実施を示す番号
と自分が所持する携帯電話1の電話番号とを入力するこ
とにより、通常の呼接続シーケンスが開始される。この
際に、交換機3は、チャネルが長時間占有されることを
防止するために、予約要求から予約実施までの時間を計
測し、所定の時間を経過したものについては、予約を解
除するようにすることが好ましい。
【0057】なお、本実施例においては、チャネルの数
を2つずつとしているが、チャネルの数は何ら制約条件
とはならない。また、本実施例は、携帯電話システムに
適用した実施例について説明したが、無線伝送路を用い
てデータを送受信する無線通信システムであれば、どの
ようなシステムにも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯電話を所持する加入者は、自分がいるエリアをカバ
ーする無線基地局のチャネルが全て使用されていても、
使用されていないチャネルを有する無線基地局の位置情
報を知ることができるので、その無線基地局がカバーす
るエリアへ移動すれば、発信することができるようにな
り、サービス性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の動作概要を示すシーケンス図。
【図2】本実施例の携帯電話システムの構成図。
【図3】無線基地局テーブルの構成図。
【図4】空塞管理テーブルの構成図。
【図5】携帯電話からリンクチャネル確立要求信号を受
信した際の無線基地局の処理フローチャート。
【図6】無線基地局からINFO.D(空き無線基地局
情報要求)信号を受信した際の交換機の処理フローチャ
ート。
【図7】携帯電話において無線基地局の位置情報を表示
した例を示す説明図。
【図8】リンクチャネル割当て拒否信号のフォーマット
を示す説明図。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d…携帯電話、2a,2b,2c
…無線基地局、3…交換機、101,105…リンクチ
ャネル確立要求信号、102…リンクチャネル割当て信
号、103…呼設定信号、104…SETUP信号、1
06…INFO.D(空き無線基地局情報要求)信号、
107…INFO.D(空き無線基地局情報通知)信
号、108…リンクチャネル割当て拒否信号、300…
無線基地局テーブル、400…空塞管理テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−146232(JP,A) 特開 平4−321330(JP,A) 特開 平5−191856(JP,A) 特開 平4−49723(JP,A) 特開 平1−155728(JP,A) 特開 平3−102925(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換機と、伝送路を介して前記交換機と接
    続する、エリア毎に設置された複数の無線基地局と、無
    線伝送路上の複数のチャネルのうちの1部を用いて前記
    無線基地局と接続する携帯電話とを有する携帯電話シス
    テムにおいて、 前記携帯電話から発信要求があった場合に、自無線基地
    局のチャネルが全て使用されているならば、使用されて
    いないチャネルを有する無線基地局の位置情報を通知す
    るよう、前記交換機に要求する要求手段と、前記交換機
    から通知された前記無線基地局の位置情報を発信要求元
    の携帯電話に通知する通知手段とを、前記複数の無線基
    地局に設け、 前記複数の無線基地局毎に、チャネルが使用されている
    か否かを記憶する第1の記憶手段と、前記複数の無線基
    地局毎に、該無線基地局の位置情報を記憶する第2の記
    憶手段と、前記無線基地局から使用されていないチャネ
    ルを有する無線基地局の位置情報を通知するよう要求さ
    れた場合に、使用されていないチャネルを有する無線基
    地局の位置情報を検索する検索手段と、検索された無線
    基地局の位置情報を要求元の無線基地局に通知する通知
    手段とを、前記交換機に設け、 前記無線基地局から通知された前記無線基地局の位置情
    報を表示する表示手段を、前記携帯電話に設けたことを
    特徴とする携帯電話システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の携帯電話システムにおい
    て、 前記交換機から通知された前記無線基地局の位置情報を
    表示する表示手段を、前記複数の無線基地局に設けたこ
    とを特徴とする携帯電話システム。
  3. 【請求項3】交換機と、伝送路を介して前記交換機と接
    続する、エリア毎に設置された複数の無線基地局と、無
    線伝送路上の複数のチャネルのうちの1部を用いて前記
    無線基地局と接続する携帯電話とを有する携帯電話シス
    テムにおいて、 前記携帯電話から発信要求があった場合に、自無線基地
    局のチャネルが全て使用されているならば、使用されて
    いないチャネルを有する無線基地局の位置情報を通知す
    るよう、前記交換機に要求する要求手段と、前記交換機
    から通知された前記無線基地局の位置情報を表示する表
    示手段とを、前記複数の無線基地局に設け、 前記複数の無線基地局毎に、チャネルが使用されている
    か否かを記憶する第1の記憶手段と、前記複数の無線基
    地局毎に、該無線基地局の位置情報を記憶する第2の記
    憶手段と、前記無線基地局から使用されていないチャネ
    ルを有する無線基地局の位置情報を通知するよう要求さ
    れた場合に、使用されていないチャネルを有する無線基
    地局の位置情報を検索する検索手段と、検索された無線
    基地局の位置情報を要求元の無線基地局に通知する通知
    手段とを、前記交換機に設けたことを特徴とする携帯電
    話システム。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の携帯電話シス
    テムにおいて、 前記交換機の第2の記憶手段は、前記複数の無線基地局
    毎に、該無線基地局から近距離にある順に、他の無線基
    地局の位置情報を記憶しており、 前記交換機の検索手段は、使用されていないチャネルを
    有し、かつ、要求元の無線基地局から最も近くにある無
    線基地局の位置情報を検索することを特徴とする携帯電
    話システム。
  5. 【請求項5】交換機と、伝送路を介して前記交換機と接
    続する、エリア毎に設置された複数の無線基地局と、無
    線伝送路上の複数のチャネルのうちの1部を用いて前記
    無線基地局と接続する携帯電話とを有する携帯電話シス
    テムにおいて、 前記複数の無線基地局毎に、チャネルが使用されている
    か否かを記憶する第1の記憶手段と、前記複数の無線基
    地局毎に、該無線基地局の位置情報を記憶する第2の記
    憶手段と、前記無線基地局のチャネルが全て使用された
    場合に、使用されていないチャネルを有する無線基地局
    の位置情報を検索する検索手段と、検索された無線基地
    局の位置情報を、前記チャネルが全て使用された無線基
    地局に通知する通知手段とを、前記交換機に設け、 前記交換機から通知された前記無線基地局の位置情報を
    記憶する記憶手段と、前記携帯電話から発信要求があっ
    た場合に、記憶されている無線基地局の位置情報を発信
    要求元の携帯電話に通知する通知手段とを、前記複数の
    無線基地局に設け、 前記無線基地局から通知された前記無線基地局の位置情
    報を表示する表示手段を、前記携帯電話に設けたことを
    特徴とする携帯電話システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の携帯電話システムにおい
    て、 前記交換機から通知された前記無線基地局の位置情報を
    表示する表示手段を、前記複数の無線基地局に設けたこ
    とを特徴とする携帯電話システム。
  7. 【請求項7】交換機と、伝送路を介して前記交換機と接
    続する、エリア毎に設置された複数の無線基地局と、無
    線伝送路上の複数のチャネルのうちの1部を用いて前記
    無線基地局と接続する携帯電話とを有する携帯電話シス
    テムにおいて、 前記複数の無線基地局毎に、チャネルが使用されている
    か否かを記憶する第1の記憶手段と、前記複数の無線基
    地局毎に、該無線基地局の位置情報を記憶する第2の記
    憶手段と、前記無線基地局のチャネルが全て使用された
    場合に、使用されていないチャネルを有する無線基地局
    の位置情報を検索する検索手段と、検索された無線基地
    局の位置情報を、前記チャネルが全て使用された無線基
    地局に通知する通知手段とを、前記交換機に設け、 前記交換機から通知された前記無線基地局の位置情報を
    表示する通知手段を、前記複数の無線基地局に設けたこ
    とを特徴とする携帯電話システム。
  8. 【請求項8】請求項5,6または7記載の携帯電話シス
    テムにおいて、 前記交換機の第2の記憶手段は、前記複数の無線基地局
    毎に、該無線基地局から近距離にある順に、他の無線基
    地局の位置情報を記憶しており、 前記交換機の検索手段は、使用されていないチャネルを
    有し、かつ、前記チャネルが全て使用された無線基地局
    から最も近くにある無線基地局の位置情報を検索するこ
    とを特徴とする携帯電話システム。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7または
    8記載の携帯電話システムにおいて、 前記複数の無線基地局毎に、使用されていないチャネル
    の数を記憶する第3の記憶手段を、前記交換機に設け、 前記交換機の検索手段は、前記無線基地局の位置情報と
    共に、該無線基地局の使用されていないチャネル数を検
    索し、前記交換機の通知手段は、検索された無線基地局
    の位置情報および使用されていないチャネル数を通知す
    ることを特徴とする携帯電話システム。
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