JP2786485B2 - 階層構造をもつ移動通信システムの制御方法 - Google Patents

階層構造をもつ移動通信システムの制御方法

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JP2786485B2
JP2786485B2 JP1207853A JP20785389A JP2786485B2 JP 2786485 B2 JP2786485 B2 JP 2786485B2 JP 1207853 A JP1207853 A JP 1207853A JP 20785389 A JP20785389 A JP 20785389A JP 2786485 B2 JP2786485 B2 JP 2786485B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、移動通信において、移動端末への着信のた
めの位置登録、呼出方式、通話方式に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、自動車電話等では、サービスエリアを複数の位
置登録エリアに分割し、移動端末では現在受信している
無線チャネルの電界強度を常時測定し、その電界強度が
劣化すると新しく電界強度の強い無線チャネルを探し、
もしそのチャネルが新しい位置登録ゾーンのチャネルで
あればそこで位置登録を行なう。
この位置登録情報は、交換局で記憶し以後着信があれ
ば、その位置登録エリアで呼出を行なっている。
また、その位置登録エリアは半径3〜5kmをカバーす
る複数の無線基地局で被われていて、移動端末がどこに
いても着信が可能なように構成している。
しかしながら、将来の携帯電話では、無線基地局のサ
ービスゾーンの半径は、周波数有効利用の観点から、数
百メートルの場合も考えられている。このような小ゾー
ンでは、サービスエリアをくまなく同一の無線基地局ゾ
ーンで被うことは困難である。
すなわち、小ゾーンの無線基地局は、繁華街や駅周辺
にのみ設置され、郊外にはこのような小ゾーンは設置さ
れない場合がある。すなわち、郊外等では通信が不可能
となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、このような小ゾーン無線基地局構成の場合
に、小ゾーン無線基地局がない地域でも着信を可能とす
るシステムを提供することが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上述の目的は前記特許請求の範囲に
記載の手段により達成される。
すなわち、本発明は、ゾーンZiは、原則としてゾーン
Zi+1に含まれる大小関係をもつZiからZnまでのN種類の
呼出ゾーンで構成し、移動端末は、位置登録が可能な最
小のゾーンで位置登録を行ない、制御局は、移動端末に
着信する場合、該移動端末がゾーンZiで位置登録を行な
っていれば、最初にゾーンZiで該移動端末の呼出を行な
い、応答がなければ、次にゾーンZi+1で呼出を行ない、
更に応答がなければゾーンZi+2、Zi+3、・・・・・・
Zn、Zと、順次大きなゾーンで呼出を行ない、移動端末
が応答したとき、該応答したゾーンで通話を行なわせる
ように制御するように構成した、階層構造をもつ移動通
信システムの制御方法である。
〔作用〕
本発明の移動通信方式は、 (1)無線ゾーンを小ゾーンと、それを含むより大きい
ゾーンで構成し、移動端末が小ゾーンにいる場合は小ゾ
ーンで通信し、小ゾーンから外に出たときは、より大き
いゾーンで通信する。
(2)移動端末は、原則として小ゾーン単位に位置登録
し、小ゾーンがないときはより大きいゾーンに位置登録
する。
という通信方式である。
さらに、具体的に説明すると、本発明では、例えば、
サービスエリアを小無線ゾーンと、そのゾーンを含む中
無線ゾーン、さらに、その中無線ゾーンを含む大無線ゾ
ーンというように階層的に構成する。
すなわち、通信トラヒックの多いところは小無線ゾー
ンでカバーし、同一無線チャネルの繰り返し利用による
周波数利用効率を向上させる。一方、通信トラヒックが
少ない所は、中無線ゾーンでカバーし無線基地局が増大
することを避けている。
さらに、これらの無線ゾーンでカバーされないエリア
は大ゾーンでカバーする。
移動端末は、小ゾーンのエリアにくると小ゾーンエリ
アで位置登録し、小ゾーンエリアから出て中ゾーンエリ
アになると中ゾーンエリアで位置登録する。しかし、中
ゾーンエリアから出て大ゾーンになっても位置登録はし
ない。
それは、大ゾーンでは無線基地局の半径は数十kmと大
きく、移動端末の送信パワーは小さく位置登録しても大
ゾーンの基地局には届かないためである。
着信時、交換局は位置登録されているゾーンで呼び出
すが、もし小、中ゾーンで応答がなければ大ゾーンで呼
び出し、移動端末に着信があることを伝え、中ゾーン、
また小ゾーンエリアに移動し移動端末からのアクセスを
要求する。そこでユーザは、小ゾーンまたは中ゾーンに
移動し、移動端末側から制御局にアクセスする。このよ
うにすることで、小ゾーン構成によるトラヒック密集地
域での無線チャネルの繰り返し利用を図るとともに、ト
ラヒックの少ないところでの無線基地局の増設を避ける
ことが可能で経済的なシステムを構成できる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例を示す図であり、同図
(a)はゾーン構成例を示す図であり、同図(b)は各
無線基地局、制御局および交換局の接続関係を示す図で
ある。
本例は、呼出ゾーンを3階層としたゾーン構成例で、
101は移動端末、102〜105は小無線ゾーン(Ziに相当)
の無線基地局(以下、「小無線基地局」または単に「基
地局」ともいう)、106〜108は中無線ゾーン(Z2に相
当)の無線基地局(以下、「中無線基地局」または単に
「基地局」ともいう)、109は大無線ゾーン(Z3に相
当)の無線基地局(以下、「大無線基地局」または単に
「基地局」ともいう)を表わしている。
また、110は制御局、111はメモリ、112は交換局、113
は電話機である。
各基地局102〜109は、それぞれ専用の無線チャネルを
もち、呼出データを各移動端末に送出するとともに、自
分の基地局識別コードをも送出している。
第1図(a)で実線は小無線基地局ゾーンのエリア、
点線が中無線基地局ゾーンのエリア、一点鎖線が大無線
基地局ゾーンのエリアであり、それぞれはオーバラップ
しているところもあれば、中ゾーンと大ゾーンのみ、ま
たは大ゾーンのみのところもある。
初めに、位置登録について説明する。
第1図(a)において、a点(記号aで示す×印の地
点、以下他の地点も同様に表わす)にいる移動端末101
は大ゾーン無線基地局109の電波を常時受信している
が、定期的に小ゾーンの各無線チャネル、中ゾーンの各
無線チャネルの電波をも受信する。
すなわち、一定時間ごとに自分が常時受信している無
線チャネル以外のゾーン、本例では小ゾーンの各無線チ
ャネルと中ゾーンの各無線チャネルの電界強度を測定す
る。移動端末101が基地局102のゾーン内のb点に入って
くると、基地局102の無線チャネルの電界が強く検出さ
れる。すると移動端末101は、前に位置登録した無線基
地局ゾーンの名前、または番号が記憶されている自分の
持っている位置登録メモリの内容を参照し、それが基地
局102でない場合には位置登録信号を基地局102の上り無
線チャネルで送出する。位置登録信号は無線基地局102
を経由し、制御局110で受信され、制御局110からは必要
により位置登録受信完了信号が移動端末101に返送され
る。位置登録信号には移動端末101の番号が含まれてい
るので、制御局110はメモリ111にアクセスし、移動端末
101の番号の位置登録エリアに無線基地局102の番号を記
憶する。
第2図にメモリ111の移動端末ごとの位置登録エリア
の記憶フォマット例を示す。
201は移動端末番号の記憶エリア、202は小無線基地局
番号の記憶エリア、203は中無線基地局番号の記憶エリ
ア、204は大無線基地局番号の記憶エリア、205はその他
の制御に用いる記憶エリアである。
制御局110は移動端末番号から201の記憶エリアを検索
し、202に小ゾーン無線基地局102の番号を記憶する。ま
た同時に、記憶エリア203、204には、小無線基地局102
が含まれることが、あらかじめ決まっている中無線基地
局106の番号と大無線基地局109の番号を記憶する。
次に、b点にいる移動端末がc点に移動した場合につ
いて説明する。
移動端末101が無線基地局102から離れると、いままで
常時受信していた無線基地局102の無線チャネルの電界
強度が劣化する。すると移動端末101は、小無線基地局
の他の無線チャネルを検索しその電界強度を測定する。
もし、その中に電界強度が決められた値以上のチャネル
が存在すれば、そのゾーンで位置登録を行なう。もしな
ければ、中無線基地局の各無線チャネルを検索しその電
界強度を測定する。
本例では、中無線基地局106の無線チャネルが強く受
信される。このため移動端末101は、中無線基地局106
に、位置登録信号を送出する。この場合、移動端末101
の送信出力は、小無線基地局ゾーンでの位置登録の場合
に比べ大きくする必要がある。中無線基地局106を経由
して、移動端末101の位置登録信号を受信した制御局110
は、メモリ111の移動端末101の番号エリアにアクセス
し、第2図の記憶エリア203に中無線基地局106の番号を
記憶するとともに、記憶エリア202のデータを消去す
る。また、記憶エリア204に中無線基地局ゾーンが含ま
れる大無線基地局の番号を記憶することはいうまでもな
い。
次に、c点にいる移動端末がd点に移動した場合につ
いて説明する。
c点に移動端末101がいるとき、移動端末101は常時は
中無線基地局106の無線チャネルを受信するとともに定
期的に各小無線基地局の無線チャネルも検索し、電界強
度が強い小無線基地局チャネルが有るかを測定してい
る。
もし、いずれかの小無線基地局の無線チャネルの電界
強度が強ければ、中無線基地局の無線チャネルの電界強
度が強くても、その小無線基地局の無線チャネルから位
置登録する。この場合の制御は、a点からb点へ移動し
たときと同じである。
すなわち、移動端末101が中無線基地局106から離れる
と、今まで常時受信していた無線基地局106の無線チャ
ネルの電界強度が劣化する。すると移動端末101は、小
無線基地局の各無線チャネルを検索し、その電界強度を
測定する。もし、その中に電界強度が決められた値以上
のチャネルが存在すれば、そのゾーンで位置登録を行な
う。もしなければ、次に中無線基地局の各無線チャネル
を検索し、その電界強度を測定する。もし、その中に電
界強度が決められた値以上のチャネルが存在すれば、そ
のゾーンで位置登録を行なう。もしなければ、次に大無
線基地局の各無線チャネルを検索しその電界強度を測定
する。
本例では、大無線基地局109の無線チャネルのみが強
く受信される。このため、移動端末101は、大無線基地
局109に、位置登録信号を送出するのが通常の動作であ
るが、本例では、大無線基地局109は最も大きなゾーン
であり、移動端末101からの無線送信出力では大無線基
地局109まで電波が届かないことを仮定している。その
ため移動端末101は、この場合位置登録を行なわず、た
だ無線基地局109の無線チャネルを常時受信し、定期的
に他の無線基地局の無線チャネルの電界強度を検索して
いる。これらの移動端末の位置登録制御フローを第3図
に示す。
しかし、この位置登録の制御方式だけだと小無線基地
局ゾーンを移動端末が高速に移動するような場合、頻繁
に位置登録を行なうことになる。時速60km/時で移動す
る自動車に乗っていると、半径100メートルの小ゾーン
を横切るたびに位置登録を行なうとすると、最小でも12
秒に1回、位置登録を行なうことになる。これを避ける
には、移動速度が速い場合には位置登録を中止するか、
小ゾーンでなく中ゾーンでの位置登録を行なえばよい。
すなわち移動端末で、受信無線電波のフェーシングピ
ッチ等から自移動端末の移動速度を測定し、一定速度以
上の場合は中無線基地局の無線チャネルを選択し、そこ
で位置登録するのが望ましい。また、小ゾーンでの位置
登録は、頻繁に移動するユーザにとっては、位置登録ト
ラヒックを増やすだけの場合が多い。このような場合の
ために、小ゾーンでの位置登録は、自動では行なわせな
い方式もある。
すなわち、通常は中ゾーンで自動位置登録し、ほとん
ど移動しない場合のみ、手動で位置登録することも考え
られる。このような方式をとると、小ゾーン内にいる
が、位置登録は中ゾーンで行なうということになる。
次に、移動端末を呼び出す動作を説明する。
最初に、移動端末101が第1図(a)のb点にいる場
合について説明する。
一般電話網から電話機113で移動端末101の番号がダイ
アルされると、ダイアル信号は交換局112を経由し制御
局110に到達する。制御局110はメモリ111を検索する
と、第2図に示す移動端末101の記憶エリア202には基地
局102の番号、記憶エリア203には基地局106の番号、記
憶エリア204には基地局109の番号が記憶されている。
そこで制御局110は、最も小さいゾーンから呼出を行
なうため、記憶エリア202に記憶されている基地局102か
ら移動端末101を呼び出し、応答があれば基地局102の通
話用無線チャネルを割り当て通話を行なわせる。
移動端末101がc点にいて、中無線基地局ゾーンで位
置登録している場合は、第2図の記憶エリア202にはな
にも書かれていず、記憶エリア203に基地局106の番号が
書かれているため、最初から基地局106で呼出を行なう
ことで移動端末101は基地局106から応答するので、基地
局106の通話チャネルを割り当て、通話を行なわせる。
また、小ゾーンで位置登録をしない方式では移動端末
101がb点にいても、第2図の記憶エリア202にはなにも
書かれていず、記憶エリア203に中無線基地局106の番号
が書かれている。この場合は、制御局110は中無線基地
局106から呼出を行なうが、移動端末101は、小無線基地
局ゾーンにいるので、小無線基地局102から応答する。
そこで制御局110は、小無線基地局102の通話チャネルで
通話を行なわせる。
移動端末101がa点にいる場合は、各種のパターンが
ある。
もし、移動端末101が基地局102のゾーンから直接a点
の位置へ移動した場合には、第2図の記憶エリア202に
は基地局102の番号が、記憶エリア203には基地局106の
番号が、記憶エリア204には基地局109の番号が入ってい
る。交換局112から着信があると制御局110は、メモリ11
1をアクセスするが、記憶エリア202に基地局番号が入っ
ているので、基地局102のエリアで呼出を行なう。しか
し、移動端末101はa点にいるので、呼出電波は届かな
い。制御局110は、移動端末101からの応答がないため、
何度か再呼出をするが、それでも応答がないと、次の記
憶エリア203に書かれているゾーン、基地局106で呼出を
行なう。しかし、基地局106からの呼出でも移動端末101
には届かないので、応答がない。
制御局110は、何度か再呼出を行ない、それでも応答
がないと、次に記憶エリア204の内容から、基地局109の
番号を知り、基地局109で呼出を行なうことになる。し
かし、基地局109から呼出を行なっても移動端末101は信
号の受信はできても、送信はできない。そこで制御局11
0は、電話機113に移動端末101がすぐ応答できるところ
にいないため、受話器をかけて待つように通知する。
そして、メモリ111の移動端末101の記憶エリアに電話
機113の番号を記憶し、移動端末101を基地局109から呼
び出す。記憶エリアとしては、第2図の記憶エリア205
を使用する。電話機113の番号は、ISDNの電話網であれ
ば制御局110まで転送されてきているので容易にわか
る。また、ISDN網でない場合でも、自動ダイアル国際電
話やクレジットサービスなどと同様のダイアル方式を用
いれば容易に一般電話網から転送されてくる。
また、必要によっては、電話機113からプッシュボタ
ン信号で送出させることも考えられる。移動端末101に
送出する呼出信号には、通話要求があることを示すメッ
セージを含ませる。このメッセージを受信した移動端末
101は、今いるところでは、送信が不能であることを、
例えば移動端末101のランプ表示等で知り、基地局102の
エリアに移動する。
移動端末101は、定期的に小無線基地局ゾーンの無線
チャネル、中無線基地局ゾーンの無線チャネルの電界強
度をチェックしているので、基地局102のゾーン内にく
ると、前に述べた位置登録を自動的に行なう。移動端末
101の番号を含む位置登録信号が基地局106を経由し制御
局110にくると制御局110は、メモリ111にアクセスし前
記の位置登録のためのメモリ書き替えを行なうととも
に、第2図の記憶エリア205を見る。記憶エリア205には
電話機113の電話番号が書いてあるので、制御局110は、
電話機113を交換局112を経由して呼び出すとともに、移
動端末101をも呼び出し、両者を接続し通話を行なわせ
る。また、通話ができると記憶エリア205の電話番号は
消去する。
ここでは、位置登録と同時に、応答を行なわせる方法
について述べたが、この応答を自動的でなく、ユーザー
の手動で行なわせる方法もある。
すなわち、移動端末101が基地局102のゾーンに入る
と、位置登録は自動的に行なうが、電話機113との通話
は自動的でなく、移動端末101に送信可能なゾーンにき
たことを鳴音および表示で示し、ユーザーの指示、例え
ば特定のボタンの押下があってから、電話機113との接
続を開始する方法である。
これは、ボタンを押す操作が必要だがユーザーの適し
た状態のときに通話を行なうことができる利点がある。
またここでは、移動端末101からの応答を仮定した
が、応答は必ずしも無線基地局を用いたもののみに限ら
ない。
例えば、一般電話網の電話機を用いても可能である。
すなわち、図示されていない電話機から特定の番号をダ
イアルすることで制御局110に着信させ移動端末101の番
号を該電話機から送出し制御局にエンドツウエンドで伝
送し、制御局110は移動端末101の番号でメモリ111にア
クセスし電話機113の番号を読み出し両電話機を接続さ
せる。これは無線基地局のゾーンが近くにないが一般電
話機はあるような場合に便利である。
移動端末101がa点にていも、小ゾーンを経由せず中
ゾーン106からa点に行った場合は、メモリ111の内容が
異なるため制御も若干異なる。
すなわち、制御局110が、電話機113から移動端末101
への着信を知ると、メモリ111を見にくいが、第2図の
記憶エリア202には小無線基地局番号は記憶されてい
ず、記憶エリア203と204にのみ中および大無線基地局の
番号が記憶されている。そこで制御局110は、最初に記
憶エリア203に書かれている基地局106のゾーンで呼び出
す。しかし、移動端末101からの応答はないので、次に
基地局109から上記と同様な呼出を行なう。この場合に
は、上記と比較し無効な呼出が少なくて済むことにな
る。
勿論、移動端末101が最初からa点にいる場合には、
第2図の記憶エリア202、203には、なにも書かれていな
いので、最初から大ゾーンの呼出を行なうことになるの
はいうまでもない。この場合には、無効な呼出がもっと
少なくなる。
移動端末101がa点にいる場合、制御局110はメモリ11
1を見て、無線基地局102から呼出信号送出するが、も
し、フェージング等でその呼出信号が移動端末101に届
かないと制御局110は、何回か再送を試みたあと、次
に、中無線基地局106からの呼出を行なうことになる。
しかし、移動端末101が中無線基地局の無線チャネルを
受信していなければ、やはり呼出信号は届かない。
制御局110は、引き続き大無線基地局109からの呼出に
移行するが、当然ながら、ここからの信号も届かないこ
とになる。このような事態を避けるためには、呼出信号
の伝送信頼度の向上を図ることは勿論であるが、移動端
末101で、小無線基地局102の無線チャネルを受信するの
でなく、常時中無線基地局106、大無線基地局109の無線
チャネルを順次受信することが望ましい。
また、以上の説明では、小無線基地局ゾーン、中無線
基地局ゾーンでは、位置登録および通話もできることを
仮定し、大無線基地局ゾーンでは呼出だけができること
とした。しかし、無線基地局ゾーンの機能として、これ
以外に、通話はできないが、呼出に対する確認信号ぐら
いなら返せるゾーンもあると考えられる。
すなわち、移動端末の送信出力は、その持っているバ
ッテリの大きさに比例するが、通話のような長時間の大
出力での送信はできないが、呼び出しに対する確認信号
なら、数ミリ〜数十ミリセカンドでよく、殆どバッテリ
に対する大きな負荷とならない。
例えば、第1図で中無線基地局107が制御用無線チャ
ネルのみをもち、通話用無線チャネルがないとする。
電話機113から移動端末101に着信があると、制御局11
0はメモリ11をみる。メモリ11の移動端末101の記憶エリ
ア202には小無線基地局番号は書き込まれてなく、記憶
エリア203に中無線基地局107の番号が書かれている。制
御局110は、無線基地局107が制御チャネルのみを持って
いる無線基地局であることも同時に知ることができるの
で、前に述べた大無線基地局からの呼び出しと同様な制
御で移動端末101に呼出信号を送出する。呼出信号に対
する確認信号が移動端末101から返ってくると、制御局1
10は、電話機113の番号を第2図の記憶エリア205に記憶
するとともに、電話機113へ受話器をかけて待つように
伝える。
以後の動作は、大無線基地局での呼び出しの場合と同
じである。呼出信号に対する確認信号があることで、呼
出が確かに相手に届いたか、届かないかが確認できるの
で、無駄な再送の減少、電話機113への呼び出し結果の
通知等ができ、サービス性が向上する。
また、以上の説明で、通話チャネルのない無線基地局
ゾーンでの制御は、呼び出した電話機113の電話番号を
制御局のメモリで記憶し、移動端末からの応答により自
動的に接続する方式としたが、電話機113の電話番号を
移動端末へ送出し、移動端末で表示させることも可能で
ある。移動端末で原発呼電話機113の電話番号が表示さ
れれば、ユーザがそれをみてダイヤルし電話機113に着
信可能である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明はサービスエリアを小無線
ゾーンと、そのゾーンを含む中無線ゾーン、さらにその
中無線ゾーンを含む大無線ゾーンと階層的に構成し、そ
の間の位置登録方法、それに基づく呼出方法を定めるこ
とにより経済的にシステムを実現した。
すなわち、人口密集地域は小無線基地局ゾーンを設定
し、周波数の繰り返し利用を図るとともに、小無線ゾー
ンでの位置登録により小無線ゾーンでの呼び出しを可能
とし呼出信号による無線チャネルの効率化を図った。
また、人口密度の少ない地域は中ゾーンで構成し、基
地局数の増大化を防ぎシステムの経済的な構成を可能に
するとともに、最大のゾーンは、呼出のみとし、移動端
末の小型化、経済化を図っている。
さらに、サービス面でも、移動端末が最も高い頻度で
存在する小ゾーンエリア、中ゾーンエリアでは、通常の
電話と同じサービス仕様を実現するとともに、通常なら
サービスエリア外の地域である所でも、呼出のみを行な
い、原発呼電話機の電話番号を記憶し、移動端末からの
送信エリアへ移動後の発呼により通話を行なわせるサー
ビスで、サービスエリアを大幅に拡大した。
本方式を用いることにより、将来、携帯電話を各人が
持つ時代になっても、無線チャネルの繰り返し利用を図
るとともに、経済的な無線基地局構成で、実現性の高い
システムが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図はメモリ11
1の記憶エリアフォマット例を示す図、第3図は移動端
末の位置登録制御フローを示す図である。 101……移動端末、102〜105……小無線ゾーン(Z1に相
当)の無線基地局、106〜108……中無線ゾーン(Z2に相
当)の無線基地局、109……大無線ゾーン(Z3に相当)
の無線基地局、110……制御局、111……メモリ、112…
…交換局、113……電話機、 201……移動端末番号の記憶エリア、 202……小無線基地局番号の記憶エリア、 203……中無線基地局番号の記憶エリア、 204……大無線基地局番号の記憶エリア、 205……その他の制御に用いる記憶エリア
フロントページの続き (72)発明者 武田 栄夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−37843(JP,A) 特開 昭63−144630(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゾーンZiは、原則としてゾーンZi+1に含ま
    れる大小関係をもつZ1からZnまでのN種類の呼出ゾーン
    で構成し、 移動端末は、位置登録が可能な最小のゾーンで位置登録
    を行ない、 制御局は、移動端末に着信する場合、該移動端末がゾー
    ンZiで位置登録を行なっていれば、最初にゾーンZiで該
    移動端末の呼出を行ない、 応答がなければ、次にゾーンZi+1で呼出を行ない、更に
    応答がなければゾーンZi+2、Zi+3・・・・・・Zn、Z
    と、順次大きなゾーンで呼出を行ない、 移動端末が応答したとき、該応答したゾーンで通話を行
    なわせるように制御することを特徴とする階層構造をも
    つ移動通信システムの制御方法。
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