JP2862287B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2862287B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/17Readable information on the head

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録ヘツド及び該記録ヘツドに用いる画像記
録装置に関する。
〔従来の技術〕
従来この種のマルチヘツドを用いた装置の一例として
読み取った画像データをデジタル信号に変換し、データ
処理を行った後、画像をマルチヘツドを用いて形成する
装置がある。しかしながら、このような装置ではマルチ
ヘツドの製造プロセスによる特性ばらつきや、構成材料
の特性ばらつき等によりその出力画像に濃度のむらが発
生するという問題が、無くはなかった。
したがって、マルチヘツドアレイの各ヘツドの出力特
性に応じた補正データを記憶する記憶手段と記憶データ
に基づき入力画像データの補正を行う手段を設け、かか
る両手段によつて前述の濃度むらを防止するような装置
が提案されている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、上記提案例では、マルチヘツドのばら
つき等の濃度むら補正データは、マルチヘツド内に記憶
しておく事ができなかつた。この為この補正データはマ
ルチヘツドとは別の独立したROM等で作成されていた。
しかしながら補正データ自体は各マルチヘツド毎に異な
り、補正データにはマルチヘツド個々に固有のデータで
あって特定のマルチヘツドに対してのみ有効な固有の補
正データとなるにもかかわらず、場合によってはかかる
ROMとマルチヘツドとを間違って組み合わせる可能性が
有るという問題があった。
又、マルチヘツドとROMとを必ず一対として例えばユ
ーザーに供給する必要があった。更にはマルチヘツドの
製造管理上やマルチヘツドの交換時に多大な手間を要し
ていた。またこの為コスト上も高くなるという問題があ
った。
また、複数の記録ヘッドを用い、各記録ヘッドで対応
した色の画像を記録することでカラー画像の記録を行う
画像記録装置においては、画像データが各色成分毎に順
次入力されるため、各記録ヘッドの濃度ムラを補正する
ための補正データを一つの装置内部で適切に処理するこ
とが困難であった。
本発明はかかる問題を解決した画像記録装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の目的を達成するため、複数のノズル
を有する記録ヘッドと、前記複数のノズルの濃度のばら
つきを補正するための補正データを前記複数のノズルそ
れぞれに対応させて記憶する記憶手段とを一体化した記
録ヘッドユニットを複数装着するとともに、所定の色順
に従って入力される複数の色に対応した画像データに基
づいて、前記複数の記録ヘッドユニットそれぞれにより
異なる色のインクを吐出してカラー画像の記録を行う画
像記録装置において、前記複数の記録ヘッドユニットそ
れぞれの記憶手段に記憶される補正データを転送するた
めの共通のデータバスと、前記データバスを介して転送
される前記補正データを格納するためのメモリと、前記
共通のデータバスを介して転送される複数の記録ヘッド
ユニットそれぞれに対応する補正データを、前記所定の
色順に従って前記メモリに格納する制御手段とを有し、
前記所定の色順に従って入力される複数の色に対応した
前記画像データを、前記メモリに格納される補正データ
に基づいて補正して記録を行うことを特徴とする。
〔作 用〕
上記構成により、所定の色順に従って入力される各色
に対応した画像データを、メモリに格納された補正デー
タに基づいて順次補正を行うことができ、複数の記録ヘ
ッドユニットそれぞれの濃度ムラを簡単な構成で適切に
補正することができる。
〔実施例〕
以下、実施例をもとに本発明の詳細な説明を行う。以
下の実施例においてはインクジエツト記録方向を用いた
画像形成装置が説明される。かかるインクジエツト記録
においてはマルチヘツドの例としてインクを吐出するノ
ズルを複数設けたマルチノズルを有するヘツドが説明さ
れる。
(外形説明) 第1図は、本発明を適用したデジタル・カラー複写機
の外形図を示している。
全体は2つの部分に分けることができる。
第1図の上部は原稿像を読み取り、デジタル・カラー
画像データを出力するカラー・イメージ・スキヤナ部1
(以下、スキヤナ部1と略す)と、スキヤナ部1に内蔵
されデジタル・カラー画像データの各種の画像処理を行
うとともに、外部装置とのインターフエース等の処理機
能を有するコントローラ部2より構成される。
スキヤナ部1は、原稿押え11の下に下向きに置かれた
立体物、シート原稿を読み取る他、大判サイズのシート
原稿を読み取るための機構も内蔵している。
また、操作部10はコントローラ部2に接続されてお
り、複写機としての各種の情報を入力するためのもので
ある。コントローラ部2は、入力された情報に応じてス
キヤナ部1、プリンタ部3に動作に関する指示を行う。
さらに、複雑な編集処理を行う必要のある場合には原稿
押え11に替えてデジタイザ等を取り付け、これをコント
ローラ部2に接続することにより高度な処理が可能にな
る。
第1図の下部は、コントローラ部2より出力されたカ
ラー・デジタル画像信号を記録紙に記録するためのプリ
ンタ部3である。本実施例において、プリンタ部3は特
開昭54−59936号公報記載のインク・ジエツト方式の記
録ヘツドを使用したフル・カラーのインク・ジエツト・
プリンタである。
上記説明の2つの部分は分離可能であり、接続ケーブ
ルを延長することによって離れた場所に設置することも
可能になっている。
(プリンタ部) 第2図は、第1図のデジタル・カラー複写機の横から
の断面図である。
まず、露光ランプ14、レンズ15、フルカラーでライン
・イメージの読み取りが可能なイメージ・センサ16(本
実施例ではCCD)によって、原稿台ガラス17上に置かれ
た原稿像、プロジエクタによる投影像、または、シート
送り機構12によるシート原稿像を読み取る。次に、各種
の画像処理をスキヤナ部1とコントローラ部2で行い、
プリンタ部3で記録紙に記録する。
第2図において、記録紙は小型定型サイズ(本実施例
ではA4〜A3サイズまで)のカツト紙を収納する給紙カセ
ツト20と、大型サイズ(本実施例ではA2〜A1サイズま
で)の記録を行うためのロール紙29より供給される。
また、給紙は第1図の手差し口22より1枚ずつ記録紙
を給紙部カバー21に沿って入れることにより、装置外部
よりの給紙=手差し給紙も可能にしている。
ピツク・アツプ・ローラ24は、給紙カセツト20よりカ
ツト紙を1枚づつ給紙するためのローラであり、給紙さ
れたカツト紙はカツト紙送りローラ25により給紙第1ロ
ーラ26まで搬送される。
ロール紙29はロール紙給紙ローラ30により送り出され
れ、カツタ31により定型長にカツトされ、給紙第1ロー
ラ26まで搬送される。
同様に、手差し口22より挿入された記録紙は、手差し
ローラ32によって給紙第1ローラ26まで搬送される。
ピツク・アツプ・ローラ24、カツト紙送りローラ25、
ロール紙給紙ローラ30、給紙第1ローラ26、手差しロー
ラ32は不図示の給紙モータ(本実施例では、DCサーボ・
モータを使用している)により駆動され、各々のローラ
に付帯した電磁クラツチにより随時オン・オフ制御が行
えるようになっている。
プリント動作がコントローラ部2よりの指示により開
始されると、上述の給紙経路のいずれかより選択給紙さ
れた記録紙を給紙第1ローラ26まで搬送する。記録紙の
斜行を取り除くため、所定量の紙ループをつくった後に
給紙第1ローラ26をオンして給紙第2ローラ27に記録紙
を搬送する。
給紙第1ローラ26と給紙第2ローラ27の間では、紙送
りローラ28と給紙第2ローラ27との間で正確な紙送り動
作を行うために記録紙に所定量たるませてバツフアをつ
くる。バツフア量検知センサ33は、そのバツフア量を検
知するためのセンサである。バツフアを紙搬送中常に作
ることにより、特に大判サイズの記録紙を搬送する場合
の紙送りローラ28、給紙第2ローラ27にかかる負荷を低
減することができ、正確な紙送り動作が可能になる。
記録ヘツド37によるプリントの際には、記録ヘツド37
等が装着される走査キヤリツジ34がキヤリツジ・レール
36上に走査モータ35により往復の走査を行う。そして、
往路の走査では記録紙上に画像をプリントし、復路の走
査では紙送りローラ28により記録紙を所定量だけ送る動
作を行う。この時、給紙モータによって上記駆動系をバ
ツフア量検知センサ33により検知しながら常に所定のバ
ツフア量となるように制御を行う。
プリントされた記録紙は、排紙トレイ23に排出されプ
リント動作を完了する。
次に、第3図を使用して走査キヤリツジ34まわりの詳
細な説明を行う。
第3図において、紙送りモータ40は記録紙を間欠送り
するための駆動源であり、紙送りローラ28、給紙第2ロ
ーラ・クラツチ43を介して給紙第2ローラ27を駆動す
る。
走査モータ35は走査キヤリツジ34を走査ベルト34を介
して矢印のA,Bの方向に走査させるための駆動源であ
る。本実施例では正確な紙送り制御が必要なことから紙
送りモータ40、走査モータ35にパルス・モータを使用し
ている。
記録紙が給紙第2ローラ27に到達すると、給紙第2ロ
ーラ・クラツチ43、紙送りモータ40をオンし、記録紙を
紙送りローラ28までプラテン39上を搬送する。
記録紙はプラテン39上に設けられた紙検知センサ44に
よって検知され、センサ情報は位置制御、ジヤム制御等
に利用される。
記録紙が紙送りローラ28に到達すると、給紙第2ロー
ラ・クラツチ43、紙送りモータ40をオフし、プラテン39
の内側から不図示の吸引モータにより吸引動作を行い、
記録紙をプラテン39上に密着させる。
記録紙への画像記録動作に先立って、ホーム・ポジシ
ヨン・センサ41の位置に走査キヤリツジ34を移動し、矢
印Aの方向に往路走査を行い、所定の位置よりシアン、
マゼンタ、イエロー、ブラツクのインクを記録ヘツド37
より吐出し画像記録を行う。所定の長さ分の画像記録を
終えたら走査キヤリツジ34を停止し、逆に、矢印Bの方
向に復路走査を開始し、ホーム・ポジシヨン・センサ41
の位置まで走査キヤリツジ34を戻す。復路走査の間、記
録ヘツド37で記録した長さ分の紙送りを紙送りモータ40
により紙送りローラ28を駆動することにより矢印Cの方
向に行う。
本実施例では、記録ヘツド37は熱により気泡を形成し
てその圧力でインク滴を吐出する形式のインク・ジエツ
ト・ノズルであり、256本のノズルが各々にアセンブリ
されたものを4本使用している。
走査キヤリツジ34がホーム・ポジシヨン・センサ41で
検知されるホーム・ポジシヨンに停止すると、記録ヘツ
ド37の回復動作を行う。これは安定した記録動作を行う
ための処理であり、記録ヘツド37のノズル内に残留して
いるインクの粘度変化等から生じる吐出開始時のムラを
防止するために、給紙時間、装置内温度、吐出時間等の
あらかじめプログラムされた条件により、記録ヘツド37
への加圧動作、インクの空吐出動作等を行う処理であ
る。
以上の説明の動作を繰り返すことにより記録紙上全面
に画像記録を行う。
(スキヤナ部) 次に、第4図、第5図を使用してスキヤナ部1の動作
説明を行う。
第4図は、スキヤナ部1内部のメカ機構を説明するた
めの図である。
CCDユニツト18はCCD16、レンズ15等より構成されるユ
ニツトであり、レール54上に固定された主走査モータ5
0、プーリ51、プーリ52、ワイヤ53よりなる主走査方向
の駆動系によりレール54上を移動し、原稿台ガラス17上
の像の主走査方向の読み取りを行う。遮光板55、ホーム
・ポジシヨン・センサ56は図の補正エリア68にある主走
査のホーム・ポジシヨンにCCDユニツト18を移動する際
の位置制御に使用される。
レール54は、レール65,69上に載っており、副走査モ
ータ60、プーリ67・68・71・76、軸72・73、ワイヤ66・
70よりなる副走査方向の駆動系により移動される。遮光
板57、ホーム・ポジシヨン・センサ58・59は、原稿台ガ
ラス17に置かれた本等の原稿を読み取るブツク・モード
時、シート読み取りを行うシート・モード時のそれぞれ
の副走査のホーム・ポジシヨンにレール54を移動する際
の位置制御に使用される。
シート送りモータ61、シート送りローラ74・75、プー
リ62・64、ワイヤ63は、シート原稿を送るための機構で
ある。この機構は、原稿台ガラス17上にあり、下向きに
置かれたシート原稿をシート送りローラ74・75で所定量
づつ送るための機構である。
第5は、ブツク・モード、シート・モード時の読み取
り動作の説明図である。
ブツク・モード時には、第5図に補正エリア68の中に
ある図示のブツク・モード・ホーム・ポジシヨン(ブツ
ク・モードHP)にCCDユニツト18を移動し、ここから原
稿台ガラス17に置かれた原稿全面の読み取り動作を開始
する。
原稿の走査に先立って補正エリア68で、シエーデイン
グ補正、黒レベルの補正、色補正等の処理に必要なデー
タ設定を行う。その後、図示の矢印の方向に主走査モー
タ50により主走査方向の走査を開始する。で示したエ
リアの読み取り動作が終了したら、主走査モータ50を逆
転させるとともに、副走査モータ60を駆動し、のエリ
アの補正エリア68に副走査方向の移動を行う。続いて、
のエリアの主走査と同様に、必要に応じてシエーデイ
ング補正、黒レベルの補正、色補正等の処理を行い、
のエリアの読み取り動作を行う。
以上の走査を繰り返す事により〜のエリア全面の
読み取り動作を行い、のエリアの読み取り動作を終え
た後、再びCCDユニツト18をブツク・モード・ホーム・
ポジシヨンに戻す。
本実施例において原稿台ガラス17は最大A2サイズの原
稿が読み取れるために、実際には、もっと多くの回数の
走査を行わねばならないが、本説明では動作を理解しや
すくするために簡略化している。
シート・モード時には、CCDユニツト18を図示のシー
ト・モード・ホーム・ポジシヨン(シート・モードHP)
に移動し、のエリアをシート原稿をシート送りモータ
61を間欠動作させながら繰り返し読み取り、シート原稿
全面を読み取る。
原稿の走査に先立って補正エリア68で、シエーデイン
グ補正、黒レベルの補正、色補正等の処理を行い、その
後、図示の矢印の方向に主走査モータ50により主走査方
向の走査を開始する。のエリアの往路の読み取り動作
が終了したら主走査モータ50を逆転させ、この復路の走
査の間にシート送りモータ61を駆動し、シート原稿を所
定量だけ副走査方向に移動する。引き続いて同様の動作
を繰り返し、シート原稿全面を読み取る。
以上、説明した読み取り動作が等倍の読み取り動作で
あるとすると、CCDユニツト18で読み取れるエリアは第
5図に示すように実際は広いエリアである。これは、本
実施例のデジタル・カラー複写機が拡大、縮小の変倍機
能を内蔵しているためである。即ち、上記説明の如く記
録ヘツド37で記録出来る領域が1回に256ビツトと固定
されているために、例えば、50%の縮小動作を行う場
合、最低、倍の512ビツトの領域の画像情報が必要とな
るためである。従って、スキヤナ部1は1回の主走査読
み取りで任意の画像領域の画像情報を読み取り出力する
機能を内蔵している。
(フイルム投影系) 本実施例のスキヤナ部1は、フイルム投影用の投影露
光手段を装着可能である。
第6図は、スキヤナ部1に投影露光手段であるプロジ
エクタ・ユニツト81、反射ミラー80を取り付けた際の斜
視図である。
プロジエクタ・ユニツト81は、ネガ・フイルム、ポジ
・フイルムを投影するための投影機であり、フイルムは
フイルム・ホルダー82に保持され、プロジエクタ・ユニ
ツト81に装着される。プロジエクタ・ユニツト81から投
影された像は、反射ミラー80により反射され、フルネル
・レンズ83に達する。フレネル・レンズ83は、この像を
平行光に変換し、原稿台ガラス17上に結像させる。
このように、ネガ・フイルム、ポジ・フイルム像は、
プロジエクタ・ユニツト81、反射ミラー80、及びフレネ
ル・レンズ83により原稿台ガラス17上に結像するため
に、反射原稿読み取りと同様にCCDユニツト18で画像読
み取りが可能となる。
第7図は、上記フイルム投影系をさらに詳細に説明す
るための図である。
プロジエクタ・ユニツト81は、ハロゲン・ランプ90、
反射板89、集光レンズ91、フイルム・ホルダー82、投影
レンズ92により構成されている。ハロゲン・ランプ90に
より発せられた直接光と反射板89による反射光は集光レ
ンズ91により集光され、フイルム・ホルダー82の窓に達
する。フイルム・ホルダー82は、ネガ・フイルム、ポジ
・フイルムの1コマ分より若干大きめの窓を持ち、余裕
を持ってフイルムを中に装着出来るようになっている。
フイルム・ホルダー82の窓に達した投影光が中に装着
されたフイルムを透過することによりフイルムの投影像
を得る。このようにして得られた投影像は、投影レンズ
92により光学的に拡大され、反射ミラー80により向きを
変えられた後、フレネル・レンズ83により平行光の像に
変換される。
この像をスキヤナ1内部にあるCCDユニツト18が上記
説明のブツク・モードで読み取り、ビデオ信号に変換す
る。
第8図は、フイルムと原稿台ガラス上に結像される投
影像との関係の一例を示した図である。
22×34mmのフイルム像が、8倍に拡大され原稿台ガラ
ス17上に結像された様子を示している。
(全体の機能ブロツク説明) 次に、第9図を使用して本実施例のデジタル・カラー
複写機の機能ブロツクの説明を行う。
制御部102,111,309は、それぞれスキヤナ部1、コン
トローラ部2、プリンタ部3の制御を行う制御回路であ
り、マイクロ・コンピユータ、プログラムROM、データ
・メモリ、通信回路等より構成される。制御部102〜111
間と制御部111〜309間は通信回線により接続されてお
り、制御部111の指示により制御部102,309が動作を行
う、所謂、マスター・スレーブの制御形態を採用してい
る。
制御部111は、カラー複写機として動作する場合に
は、操作部10、デジタイザ114よりの入力指示に従い動
作を行う。
操作部10は、第6図に示すように、例えば、表示部と
して液晶(LCD表示部84)を使用し、また、その表面に
透明電極よりなるタツチ・パネル85を具備することによ
り、色に関する指定、編集動作の指定等の選択指示を行
える。また、動作に関するキー、例えば複写動作開始を
指示するスタート・キー87、複写動作停止を指示するス
トツプ・キー88、動作モードを標準状態に復帰するリセ
ツト・キー89、プロジエクタの選択を行うプロジエクタ
・キー等の使用頻度の高いキーは独立して設ける。
デジタイザ114は、トリミング、マスキング処理等に
必要な位置情報を入力するためのもので、複雑な編集処
理が必要な場合にオプシヨンとして接続される。
また、制御部111は、例えば、IEEE−488、所謂、GP−
IBインターフエース等の汎用パラレル・インターフエー
スの制御回路=I/F制御部112の制御もしており、外部装
置間の画像データの入出力、外部装置によるリモート制
御をこのインターフエースを介して行う事が出来るよう
になっている。
更に、制御部111は、画像に関する各種の処理を行う
多値合成部106、画像処理部107、2値化処理部108、2
値合成部109、バツフア・メモリ110の制御も行う。
制御部102は、上記説明のスキヤナ部1のメカの駆動
制御を行うメカ制御部105の制御、反射原稿読み取り時
のランプの露光制御を行う露光制御部103、プロジエク
タを使用した時のハロゲン・ランプ90の露光制御を行う
露光制御部104の制御を行う。また、制御部102は、画像
に関する各種の処理を行うアナログ信号処理部100、入
力画像処理部101の制御も行う。
制御部309は、上記説明のプリンタ部3のメカの駆動
制御を行うメカ駆動部105と、プリンタ部3のメカ動作
の時間バラツキの吸収と記録ヘツド117〜120の機構上の
並びによる遅延補正を行う同期遅延メモリ115の制御を
行う。
次に、第9図の画像処理ブロツクを画像の流れに沿っ
て説明する。
CCD16上に結像された画像は、CCD16によりアナログ電
気信号に変換される。変換された画像情報は、赤→緑→
青のようにシリアルに処理されアナログ信号処理部100
に入力される。アナログ信号処理部100では、赤、緑、
青の各色毎にサンプル&ホールド、ダーク・レベルの補
正、ダイナミツク・レンジの制御等をした後にアナログ
・デジタル変換(A/D変換)をし、シリアル多値(本実
施例では、各色8ビツト長)のデジタル画像信号に変換
して入力画像処理部101に出力する。
入力画像処理部101では、CCD補正、γ補正等の読み取
り系で必要な補正処理を同様にシリアル多値のデジタル
画像信号のまま行う。
コントローラ部2の多値合成部106は、スキヤナ部1
より送られて来るシリアル多値のデジタル画像信号とパ
ラレルI/Fを介して送られてくるシリアル多値のデジタ
ル画像信号の選択、および、合成処理を行う回路ブロツ
クである。選択合成された画像データは、シリアル多値
のデジタル画像信号のまま画像処理部107に送られる。
画像処理部107は、スムージング処理、エツジ強調、
黒抽出、記録ヘツド117〜120で使用する記録インクの色
補正のためのマスキング処理等を行う回路である。シリ
アル多値のデジタル画像信号出力は、2値化処理部10
8、バツフア・メモリ110に、それぞれ入力される。
2値化処理部108は、シリアル多値のデジタル画像信
号を2値化するための回路であり、固定スライス・レベ
ルによる単純2値、デイザ法による疑似中間調処理等を
選択することが出来る。ここでシリアル多値のデジタル
画像信号は4色の2値パラレル画像信号に変換される。
2値合成部109へは4色、バツフア・メモリ110へは3色
の画像データが送られる。
2値合成部109は、バツフア・メモリ110より送られて
来る3色の2値パラレル画像信号と2値化処理部108よ
り送られて来る4色の2値パラレル画像信号とを選択、
合成して4色の2値パラレル画像信号にするための回路
である。
バツフア・メモリ110は、パラレルI/Fを介して多値画
像、2値画像の入出力を行うためのバツフアメモリであ
り、3色分のメモリを持っている。
プリンタ部3の同期遅延メモリ115はプリンタ部3の
メカ動作の時間バラツキの吸収と記録ヘツドユニツト11
7〜120の機構上の並びによる遅延補正を行う為の回路で
あり、内部では記録ヘツドユニツト117〜120の駆動に必
要なタイミングの生成も行う。
ヘツドコントローラ301〜304は記録ヘツド305〜308を
駆動する為のアナログ駆動回路であり、記録ヘツド305
〜308を直接駆動できる信号を内部で生成する。
記録ヘツドユニツト117〜120は、上述で説明したよう
に、ヘツドコントローラ301〜304及び記録ヘツド305〜3
08により構成されるが、ヘツドコントローラ301〜304内
部にはヘツド駆動回路とEEPROM(不図示)が内蔵されて
おり、後述で説明する濃度むら補正データが格納されて
いる。濃度ムラ補正データは制御部309により読み出
し、書き込みが行われるが、通常制御部309は書き込み
は行わない。
記録ヘツドユニツト117〜120は、それぞれ、シアン、
マゼンタ、イエロー、ブラツクのインクを吐出し、記録
紙上に画像を記録する。
第10図は、第9図で説明した回路ブロツク間の画像の
タイミングの説明図である。
信号BVEは、第5図で説明した主走査読み取り動作の
1スキヤン毎の画像有効区間を示す信号である。信号BV
Eを複数回出力する事によって全画面の画像出力が行わ
れる。
信号VEは、CCD16で読み取った1ライン毎の画像の有
効区間を示す信号である。信号BVEが有効時の信号VEの
みが有効となる。
信号VCKは、画像データVDの送り出しクロツク信号で
ある。信号BVE、信号VEも、この信号VCKに同期して変化
する。
信号HSは、信号VEが1ライン出力する間、不連続に有
効、無効区間を繰り返す場合に使用する信号であり、信
号VEが1ライン出力する間連続して有効である場合には
不要の信号である。1ラインの画像出力の開始を示す信
号である。
次に、画像処理部での大まかな信号処理を第11図を用
い説明を行う。
第9図に於て、画像処理部107にシリアル(例えば,,
の順)に入力される画像データ(以後、入力画像デー
タ)はシリアルパラレル変換部201に送られ、Y(イエ
ロー),M(マゼンタ),C(シアン)のパラレル信号に変
換した後、第11図に示すマスキング部202及びセレクタ
ー203に送られる。
マスキング部202では出力インクの色のにごりを補正
する為の回路で、次式の様な演算を行っている。
従ってA/D変換器110はB,G,R,B,G,R…の順にデジタル
データを出力する。
得られたデジタルデータは補色変換回路120で補色デ
ータY,M,Cに変換され、Y,M,C,Y,M,C…の順に出力され
る。
得られた色順次のカラー画像データは時間軸変換部20
0aに送られる。時間軸変換部は、入力される画像データ
とそれ以降の画像データとで周波数が異なる為、時間軸
変換部200aで制御部200より送られる時間軸変換制御信
号によって周波数変換が行われ出力される。出力された
画像データ(以後、入力画像データ)はシリアル、パラ
レル変換部201に送られ、Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)のパラレル信号に変換した後、マスキ
ング部202及びセレクタ203に送られる。
画像処理部107に含まれる第11図示のマスキング部202
は、出力インクの色のにごりを補正する為の回路で、次
式の様な演算を行っている。
これら9つの係数は制御部200からのマスキング制御
信号により決定されるマスキング部202でインクのにご
りを補正した後、シリアル信号としてセレクタ部203及
びUCR部205に入力される。
セレクタ203には、入力画像データ、及びマスキング
部202より出力される画像データが入力される。
セレクタ203では、通常制御部200より送られるセレク
タ制御信号1により入力画像データを選択している。入
力系での色補正が充分に行われていない場合には、制御
信号1によりマスキング部202出力の画像データが選択
され出力される。セレクタ203より出力されるシリアル
画像データは、黒抽出部204に入力される。一画素にお
けるY,M,Cの最小値を黒データとする為、黒抽出部204で
はY,M,Cの最小値を検出している。検出された黒データ
は、UCR部205に入力される。
UCR部205ではY,M,Cの各信号より抽出した黒データ分
をさし引いている。又、黒データに関しては、単に係数
をかけている。UCR部205に入力された黒データはマスキ
ング部202より送られる画像データとの時間のズレを補
正した後、次式の演算が行われる。
Y′=Y−a1Bk M′=M−a2Bk C′=C−a3Bk Bk′=a4Bk ここで、Y,M,C,Bkは抽出部入力データを示し、Y′,
M′,C′,Bk′は抽出部出力データを示す。そして係数
(a1,a2,a3,a4)は制御部200より送られるUCR制御信号
により決定される。
そして、UCR部205より出力されたデータは、次にγ,
オフセツト部206に入力される。
γ,オフセツト部206では、次式の様な階調補正が行
われる。
Y′ =b1(Y−C1) M′ =b2(M−C2) C′ =b3(C−C3) Bk′ =b4(Bk−C4) ここでY,M,C,Bkはγ,オフセツト部入力データであ
り、Y′,M′,C′,Bk′はγ,オフセツト部出力データ
である。
又、上式での係数(b1〜b4,C1〜C4)は制御部200より
送られるγ,オフセツト制御信号により決定される。
γ,オフセツト部206で階調補正された信号は、次に
Nライン分の画像データを記憶するラインバツフア207
に入力される。このラインバツフア207では、制御部200
より送られるメモリー制御信号により後段の平滑化、エ
ツジ強調部208に必要な5ラインのデータを5ラインパ
ラレルで出力する。この5ライン分の信号は、制御部20
0からのフイルター制御信号によりフイルターサイズ可
変の空間フイルターに入力され、平滑化、その後エツジ
強調が行われる。平滑化では、第12図に示す様に注目画
素と周辺画素の平均値を注目画素の濃度値とする事によ
り画像のノイズの除去を行う。又、注目画素データと平
滑化された信号の差分をエツジ信号とし、これを注目画
素データに加算する事によりエツジ強調が行われる。平
滑化エツジ強調部208の詳細な説明は省略する。
平滑化、エツジ強調部208より出力された画像データ
は、色変換部209に入力され、制御部200からの色変換制
御信号により、色変換が行われる。第9図のデジタイザ
ー装置114より、あらかじめ変換する色と変換される
色、及びその信号が有効な領域を入力しておき、そのデ
ータにもとづき色変換部209で画像データの置き換えを
行っている。本実施例では、色変換部209の詳細な説明
は省略する。平滑化、エツジ強調部208より出力される
画像信号と色変換後の画像信号は、セレクター210に入
力され、セレクター制御信号2により出力すべき画像デ
ータを選択する。どちらの画像データを選択するかは、
前記デジタイザー装置114より入力される有効な領域を
指定する事により決定される。セレクター210で選択さ
れた画像信号は、第9図バツフアメモリ110と2値化処
理部108に入力される。
ここではバツフアメモリ110に入力される系について
の説明を省略する。
2値化処理部108について説明を行う。2値化処理部1
08に入力される画像データは、第11図のヘツド補正部21
1に入力される。ヘツド補正部211についての説明は後で
行う。ヘツド補正部で濃度補正された画像信号は、次に
デイザ部212にY,M,C,Bkの順にシリアル8bitで入力され
る。
デイザ部212では、各色について主走査方向6bit、副
走査向方6bit又は、主走査方向4bit、副走査方向8bitの
メモリ空間を有しており、制御部200からのデイザ制御
信号によりデイザマトリツクスサイズ、及びマトリツク
ス内のデイザ閾値が設定される。デイザ回路動作時にメ
カ的主走査方向は、CCD1ラインの画像読み取り区間信
号、副走査方向は、画像ビデオクロツクをそれぞれカウ
ントし、メモリー空間上の設定デイザ閾値を読み出す。
又、このメモリー空間をシリアルにY,M,C,Bkと切り換え
る事によりシリアルなデイザ閾値が得られる。次にこの
閾値は、図示しない比較器に入力されセレクター210よ
り入力される画像データと大小を比較する。
比較器からの出力は、 画像データ>閾値:1 画像データ≦閾値:0 が出力される。このデータは、次にシリアル・パラレル
変換部においてパラレル4bitのデータとして第9図のバ
ツフアメモリ110、及び2値合成部109に出力される。
次にヘツド補正部211について第14図及び第15図を用
いて説明する。
第15図は記録ヘツドユニツト171〜120の1色分の概略
図であり、本説明ではC用ヘツドで説明する。305が記
録ヘツド、301がヘツドコントローラである。310がコネ
クタであり、ヘツドコントローラ301と制御部309の間を
接続している。ヘツドコントローラ301の内部にはヘツ
ドドライバー及びEEPROMが組み込まれており、ハイブリ
ツドICとして構成されている。
第13図において265〜268として示すEEPROMが、前述の
EEPROMであり、ヘツドユニツト171〜120のC,M,Y,K各色
に対応して1個づつ組み込まれている。尚、INはインク
供給口、OUTはインク排出口である。
又、第15図に示すヘツドの変形例を第17図に示す。第
17図に示す変形例においてはコネクタ310と一体してイ
ンク供給口315、インク排出口317が構成されているの
で、画像記録装置本体に対して容易に脱着することが出
来る。
さて、第13図において、ROM265〜268はC,M,Y,Kそれぞ
れ記録ヘツドに設けられている256本の濃度ムラの特性
情報が書き込まれた特性ROMであり、本実施例ではヘツ
ドの夫々は256本有るためROM265〜268にはノズルの数に
対応したヘツドの濃度ムラ補正用データが書き込まれて
いる。VDinはデジタル画像データがY,M,C,K,Y,M,C,Kと
いう様に一画素毎の色成分画像データが順次点順次に入
力している。選択RAM260には入力する画像データの順序
に合わせてROM265〜268からデータが取り出され、格納
される。263はROM265〜268から取り出されたデータをRA
M260に書き込むための双方向バツフアである。
259はCPU258から出力される16ビツトのアドレスバス
のアドレスのうち下10ビツト或いはカウンタ250の10ビ
ツトの出力のいずれかを選択するセレクタである。RAM2
60のデータを書き込む場合にはセレクタ259はCPU258の
出力をセレクタし、RAM260からデータを読み出す場合に
はカウンタ250の出力をセレクトする。262はCPU258から
データが書き込まれる補正用RAMである。セレクタ261は
CPUからの16ビツトのアドレス又は8ビツトのフリツプ
フロツプ252からの出力と画像データ入力VDinの8ビツ
トの合計16ビツトのいずれかを選択して補正用RAM262に
入力させるセレクタである。補正用RAMには第14図の実
線或いは点線1〜5に示す様な補正テーブルがCPU258か
ら書き込まれる。第14図には実線で示した5通りの補正
テーブルが示されているが実際の補正テーブルには更に
多い。前述の実線或いは点線1〜5の補正テーブルは補
正RAM262に入力するデータに応じて選択される。即ちセ
レクタ261がB側をセレクトしている場合には8ビツト
の画像データ入力VDinと8ビツトのヘツドの濃度ムラ補
正用データがRAM262に入力するが、この中で8ビツトの
濃度ムラ補正用データが前述の実線或いは点線1〜5を
選択するのに用いられる。尚1〜5のうち実線は等倍
時、点線は変倍時用のデータであり、ヘツドの中での使
用ノズルの範囲に応じてCPU258により点線、実線いずれ
かのデータが補正用RAM262に書き込まれる。
又、補正用RAM262に書き込まれるテーブルは入力Aに
対する補正用データΔAを出力する様書き込まれてお
り、かかる補正用データΔAはフリツプフロツプ254に
よって一旦ラツチされ、加算器256により入力画像デー
タAと加算され、補正済データA+ΔAとしてフリツプ
フロツプ257を介して出力される。
又、第14図に示す補正テーブルとしては直線ではな
く、曲線を用いてもよい。
本実施例ではかかる曲線の好ましい例として3次関数
を用い、また、ヘツドのムラの補正量も±15%程度でお
さまることからVDoutが次の値を満す様に以下の式で代
表した。
VDout=aD3in+bD2in+cDin+d 次に、以上の様に補正される第13図に示した実施例の
動作について説明する。
装置の電源が投入され、コピースタートキーが押され
る前ではセレクタ259、セレクタ261は夫々A側の入力を
選択する。これに依り選択RAM260にはROM265〜268から
のデータが入力する画像データVDinのY,M,C,Kの順序に
合わせて書き込まれる。又、コピースタートが押される
前には設定された変倍率に応じて第14図の点線或いは実
線の補正テーブルが補正RAM262に書き込まれる。
次にコピースタートキーが押され、コピー動作に入る
とCPU258はセレクタ259,261をそれぞれB側、即ち画像
制御側とする。CCDから入力された画信号VDinがヘツド
補正部211に入力されるとカウンタ250により出力された
アドレスがセレクタ259を介して選択RAM260のアドレス
に入力され、各色のおのおののノズルに対する選択デー
タがフリツププロツプ252を介してセレクタ261に入力さ
れる。セレクタ261では、入力画信号VDinの8ビツトを
下位に、選択RAM260の8ビツトの出力を上位とし、補正
RAM262のアドレスAに入力する。この後、補正RAM262で
前述の式に応じた補正値はフリツプフロツプ254を介し
て加算器256に入力される。また画信号VDinもフリツプ
フロツプ255を介して加算器256に入力され、補正値と加
算され前述の式を実現してフリツプフロツプ257を介し
てVDoutとしてヘツド補正部211から出力される。この出
力は前記デイザ部212に入力され2値化され記録ヘツド3
7により記録される。
第13図において説明した実施例においてはY,M,C,Kの
ヘツド毎に補正用ROM265〜268を一体化して設けている
のでC,M,Y,Kの記録ヘツドのユニツト中いずれを交換し
ても新しい濃度むら補正データが得られる。また本実施
例で使用されるROMはEEPROMである為、当然、電源をオ
フにしても記憶内容は保持されている。そのうえ、記録
ヘツドの長期間使用による経時変化が生じた場合は、再
度補正データを書き直す事ができ、ヘツドの寿命を長く
する効果もある。
〔他の実施例〕
(1)次に第16図を用いて本発明の他の実施例のブロツ
ク図について説明する。本実施例では、濃度むら補正デ
ータを格納するEEPROMへのアドレス,データ等をシリア
ル伝送により通信する構成としている。本実施例の様に
シリアル伝送にすると1バイト当りのデータの読み書き
時間が長くなるが、補正データの読み書きは高速に行わ
れる必要はなく、また送受されるデータ量もマルチヘツ
ドの1ノズル当り1バイトの補正データを持つので256
バイトと少ない為、問題は無い。
第16図でシフトレジスタ400によりシリアル,パラレ
ル変換されたデータはラツチ401によりラツチされEEPRO
M402のアクセスを行う。
本実施例によれば、信号線の本数を少なくできる効果
があり、特にこの信号線は1ラインの印字毎に折り曲げ
が加わるので信頼性向上の面で効果が大きい。
(2)濃度むら補正データを格納する記憶手段はEEPROM
に限らず、他の記憶手段、例えばRAMでも良い。この場
合はリチウム電池などにより、電源断時にはこの電池に
より給電を行えば良く同じ効果が得られる。
(3)記憶手段には、濃度むら補正データ以外にも、そ
のヘツドに個有の情報、例えば製造ロツト番号、あるい
は各ヘツド毎に最適な駆動電圧がわずかであるが異なる
為、この駆動電圧値を入れておき、この値によりヘツド
の駆動電圧を設定する使い方がある。
以上説明したように本実施例に依れば、マルチヘツド
に濃度むら補正データを記憶する記憶手段を一体化する
事により、無用の手間をかける必要がなくなると同時に
マルチヘツドと、補正用ROMの不一致等による濃度むら
の発生も無くなり、マルチヘツドの製造、管理コストを
下げる効果がある。また、マルチヘツドの交換も容易に
行え保守も簡単になる効果がある。
又、上述の実施例においてはインクジエツト記録方法
を用いて説明したのでマルチヘツドの例としてインクを
吐出するノズルを複数設けたマルチノズルによつて記録
を行なう装置が示されたが、本発明はかかるインクジエ
ツトのようにインク吐出のためのノズルを有する装置に
限らず、他のマルチヘツドを用いる装置、例えば熱転写
記録方法を用いて記録を行なうため熱印加用の発熱体が
複数設けられたマルチヘツドを使用した装置であっても
同様に適用することが出来る。
又、以上説明した実施例においては記録エレメントの
記録条件の補正を行なうに際して各記録エレメントに与
えられる画像データを補正するようにしたが、本発明は
これに限らず各記録エレメントに与える電力エネルギー
を変える方法であってもよい。又、マルチヘツドとし
て、例えば空気圧と静電力を利用してインクを吐出する
インクジエツト方式を用いる場合には前述の空気圧や静
電力の両方あるいはいずれか一方を補正することによっ
て各記録エレメントの記録条件を変えてもよい。又、補
正の方法は画像形成用のヘツドの記録方式に応じて種々
の変形が可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、複数の記録ヘッ
ドユニットを用い、所定の色順に従って入力される画像
データに基づいてカラー画像の記録を行う画像記録装置
において、各記録ヘッドユニットの濃度ムラを簡単な構
成で補正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したデジタルフルカラー複写機の
外観を示す斜視図、 第2図は第1図を横から見た断面図、 第3図はプリンタの印字方法を説明する図、 第4図はスキヤナの動作を説明する図、 第5図はスキヤナのスキヤン順を説明する図、 第6図〜第8図はフイルムプロジエクターを説明する
図、 第9図は全体の制御を説明するブロツク図、 第10図は画像タイミングを説明するタイミング図、 第11図は画像処理を説明するブロツク図、 第12図は画像のエツジ処理を説明する概念図、 第13図はヘツド補正部211の構成を説明するブロツク
図、 第14図は、マルチヘツドの濃度むら補正を説明するブロ
ツク図、 第15図はマルチヘツドの一実施例の外観を示す斜視図、 第16図は第2の実施例を説明するブロツク図、 第17図は第15図の変形例を示す図である。 301はヘツドコントローラ、265〜268は濃度むら補正デ
ータ格納EEPROM(ヘツド特性ROM)、305はヘツド、262
は補正RAM、260は選択RAM。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノズルを有する記録ヘッドと、前記
    複数のノズルの濃度のばらつきを補正するための補正デ
    ータを前記複数のノズルそれぞれに対応させて記憶する
    記憶手段とを一体化した記録ヘッドユニットを複数装着
    するとともに、所定の色順に従って入力される複数の色
    に対応した画像データに基づいて、前記複数の記録ヘッ
    ドユニットそれぞれにより異なる色のインクを吐出して
    カラー画像の記録を行う画像記録装置において、 前記複数の記録ヘッドユニットそれぞれの記憶手段に記
    憶される補正データを転送するための共通のデータバス
    と、 前記データバスを介して転送される前記補正データを格
    納するためのメモリと、 前記共通のデータバスを介して転送される複数の記録ヘ
    ッドユニットそれぞれに対応する補正データを、前記所
    定の色順に従って前記メモリに格納する制御手段とを有
    し、 前記所定の色順に従って入力される複数の色に対応した
    前記画像データを、前記メモリに格納される補正データ
    に基づいて補正して記録を行うことを特徴とする画像記
    録装置。
  2. 【請求項2】前記記録ヘッドユニットの前記記憶手段は
    不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1に記載
    の画像記録装置。
  3. 【請求項3】前記記録ヘツドユニットは、画像記録装置
    に対して脱着可能であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】前記画像データの補正は、前記メモリに格
    納される補正データを前記画像データの入力に応じて順
    次選択して行うことを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の画像記録装置。
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