JP4194580B2 - ヘッド基板、記録ヘッド、ヘッドカートリッジ、及び記録装置 - Google Patents

ヘッド基板、記録ヘッド、ヘッドカートリッジ、及び記録装置 Download PDF

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Description

本発明はヘッド基板、記録ヘッド、ヘッドカートリッジ、及び記録装置に関し、特に、例えば、情報保持と読出しのためにヒューズROMを備えたヘッド基板、そのヘッド基板を用いた記録ヘッド、或いはヘッドカートリッジ、及びその記録ヘッド或いはヘッドカートリッジを用いた記録装置に関する。
最近のインクジェット記録装置(以下、記録装置)に搭載するインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)には、記録ヘッド自身のID(Identity)コードやインク吐出機構の駆動特性といったヘッド固有の情報(個別情報)を読み出して自在にデータ保持させるために、その記録ヘッドに実装されるヘッド基板にROM(Read Only Memory)を搭載することが提案されている。
特に、記録装置本体に対して着脱可能な記録ヘッドを用いる構成の場合に、この手法はその記録ヘッド固有の情報を取得する点で非常に有効である。また、特許文献1には、記録ヘッドにEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)を搭載することが開示されている。
これに加えて、ヘッド基板のベース基体に、インク吐出機構などの層膜とともにヘッド固有の情報を示す抵抗を形成する手法も知られている。この手法は、記録ヘッド内に保持すべき情報量が比較的少ない場合に有効である。この手法によっても、ベース基体に形成された抵抗の値を記録装置が読み込むことで、記録ヘッドの固有情報を得ることができ、記録装置は、その情報に基づいたインク吐出のための最適な駆動を行うことができる。
また、特許文献2には、ヘッド基板を製造するためのベース基体に、インク吐出機構などの層膜を形成するときに、ROMとなるヒューズ(以下、ヒューズROM)を同時に形成することが開示されている。このヒューズROMを同時に形成したロジック回路の制御により選択的に溶断すれば、その溶断の有無により、二値データをそのヒューズROMに書き込み保持させることができる。
上述のようなヘッド基板を実装した記録ヘッドは、ヘッド固有の情報を保持させながらも構造の簡略化、生産性の向上、コストの削減、小型軽量化を実現することができる。
特開平3−126560号公報 特許第3428683号公報
しかしながら上記従来例で説明した個別情報を記憶可能な記録ヘッドには、以下のような解決すべき課題がある。
記憶すべきデータの容量が多い場合、ヘッド基板とは別に例えばEEPROMなどのROMチップを搭載する構成を用いることは有用であるが、記録ヘッドのコストアップは避けられない。特に、記憶データが大容量でない場合には、近年の記録装置の低価格化を考慮すると、そのような構成は、製品としての価格競争力が得られない。さらに、記録ヘッドの生産性の向上や小型軽量化の点からも不利である。
記憶データの容量が大きくない場合には、基板形成のプロセス工程を増加させずに情報を記憶する手段として電気熱変換素子である発熱素子膜、或いはロジック回路のゲート配線に用いているPOLY配線をヒューズROMとして配置すると共にロジック回路には従来の製造プロセスを流用する方法がある。この方法の場合、個々の基板となる前のウエハ製造のコストは従来と変わらないためコストを抑えてヒューズROMをヘッド基板に搭載することが可能である。
しかしながら、高品位な記録画像を実現する為にヘッド基板内の回路は既に高密度になっており、そのヒューズROMの溶断によって機能が損なわれる可能性があるため、例えば、ヒューズROMの上下や近傍には他の回路を置くことはできない。
そして、複数設けられるヒューズROMの溶断や読み取りを行うためにはヒューズROMを選択する手段が必要となる。その選択を行うための1つの方法として、ヒューズROMに接続される配線をヘッド基板の外部と接続し、外部から選択する方法が考えられる。この場合には、ヘッド基板上には外部配線と電気的に接続する為の電極パッドが、ヒューズの数だけ必要となる。さらに、記録ヘッドの製造組立後の、ヒューズROMに記憶させる必要がある場合、データの容量は多くないと言っても、数10ビット分必要となる。このような情報を入出力するパッドをヘッド基板上に確保するためには、相当のスペースが必要となり、ヘッド基板が大型化する要因となる。また、パッド数に対応してヘッド基板外の配線も増えてしまう。
図20は従来のヘッド基板のレイアウト図である。
従来のヘッド基板の多くが、図20に示すように、その基板の裏から表にむけてインクを供給する大きなインク供給口H1102を持っている、このため、電気熱変換素子、電気熱変換素子H1103を駆動する駆動素子H1116、その駆動素子を選択する選択回路(AND回路)H1112などは、インク吐出口を避けてヘッド基板上にレイアウトされなければならず、ヒューズ及びその回路をヘッド基板に搭載する場合にも最適なレイアウト構成が望まれている。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、ヘッド基板サイズを大きくすることなく、例えば、ヒューズROMのような記憶素子を備えたヘッド基板、そのヘッド基板を用いた記録ヘッド、その記録ヘッドを用いたヘッドカートリッジ、及び、その記録ヘッド或いはヘッドカートリッジを用いた記録装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明のヘッド基板は、以下のような構成からなる。
即ち、第1の方向に延在した長穴形状のインク供給口と、前記第1の方向に沿って、前記インク供給口の両側に配列された複数の記録素子と、前記インク供給口に対して、前記複数の記録素子より離れた位置に、前記第1の方向に沿って配列された、前記複数の記録素子を駆動する複数の第1の駆動素子と、情報を格納する複数のヒューズROMと、前記複数のヒューズROMを駆動する複数の第2の駆動素子と、前記複数の第1及び第2の駆動素子を駆動するための共用信号線とを有し、前記第1の駆動素子と前記第2の駆動素子とが前記インク供給口の前記第1の方向の延長線を境界とした両側に列を成して配置されていることを特徴とする。
なお、前記複数の第2の駆動素子を、複数の第1の駆動素子の列の両端部に配置することが望ましい。
また、前記複数のヒューズROMは、例えば、以下に示すいずれかの領域に配置することが望ましい。
(1)複数のヒューズROMは、インク供給口を挟んだ第1の駆動素子の配列方向の延長線で挟まれた中間領域。
(2)(1)に加えて、さらに、複数の第2の駆動素子との間によって定義される領域。
(3)インク供給口と対向する複数の第2の駆動素子との間であって、かつ、複数の記録素子の列に隣接した領域。
なお、(2)や(3)の構成で、複数のヒューズROMを構成する複数のヒューズに共通に外部端子が接続されていることが望ましい。
さらに、前記第1の方向に沿って、前記インク供給口に対して前記複数の第1及び第2の駆動素子より離れた位置に列状に配置された、前記複数の第1及び第2の駆動素子を選択駆動するための複数の選択回路を備えることが望ましい。
以上の構成において、前記複数の記録素子は電気熱変換素子とし、その電気熱変換素子を駆動することにより熱を発生し、該発生した熱を利用してインクを吐出させることにより記録を行う構成を採用することが望ましい。
また、上記構成のヘッド基板は、記録に用いるインクの数に対応して、前記インク供給口と、前記複数の記録素子と、前記複数の第1の駆動素子と、前記複数のヒューズROMと、前記複数の第2の駆動素子と、前記共用信号線とを複数組備える構成としても良い。
なお、前記複数のヒューズROMにはヘッド固有の情報を格納する。
また、複数の記録素子用のグラウンド配線と複数のヒューズROM用のグラウンド配線とは共通配線であることが望ましい。
また他の発明によれば、上記構成のヘッド基板とその基板上に設けられたインク流路を構成するための部材とを有する記録ヘッドを備える。
ここで、インク流路を構成する部材は樹脂層で構成されており、前記インク供給口と前記複数のヒューズROMとの間にその樹脂層の除去部分が設けられていることが望ましい。
さらに他の発明によれば、上記記録ヘッドと、その記録ヘッドに供給するためのインクを収容するインクタンクとを有したヘッドカートリッジを備える。
またさらに他の発明によれば、上記構成の記録ヘッド或いはヘッドカートリッジを用いて記録を行う記録装置を備える。
従って本発明によれば、複数の記録素子を駆動する複数の第1の駆動素子と複数のヒューズROMを駆動する複数の第2の駆動素子とを適切な位置に配置し、さらに、これらの素子の駆動に共用信号線を用いることでヘッド基板上の空間を効率的に利用し、ヘッド基板の大型化を防ぐことができるという効果がある。
さらに、例えば、請求項3〜5に記載のように、複数のヒューズROMを配置することにより、さらにヘッド基板上の空間の効率的利用が高まる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
以下に用いる記録ヘッド用基板(ヘッド基板)とは、シリコン半導体からなる単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線等が設けられた構成を指し示すものである。
さらに、基板上とは、単に素子基板の上を指し示すだけでなく、素子基板の表面、表面近傍の素子基板内部側をも示すものである。また、本発明でいう「作り込み(built-in)」とは、別体の各素子を単に基体表面上に別体として配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程等によって素子板上に一体的に形成、製造することを示すものである。
<記録装置の基本構成(図1〜図2)>
図1は、本発明のインクジェット記録ヘッドもしくはインクジェット記録ヘッドカートリッジ(以下、記録ヘッドもしくはインクジェット記録ヘッドカートリッジ)を搭載可能な記録装置の一例を示す説明図である。
図1に示すように、この記録装置は、以下に示す記録ヘッドカートリッジH1000および記録ヘッドカートリッジH1001が位置決めされて交換可能に搭載されるキャリッジ102を有する。キャリッジ102には、記録ヘッドカートリッジH1000およびH1001上の外部信号入力端子を介して各吐出部に駆動信号等を伝達するための電気接続部が設けられている。
キャリッジ102は、主走査方向に延在して装置本体に設置されたガイドシャフト103に沿って往復移動可能に支持されている。そして、キャリッジ102は、キャリッジモータ104によりモータプーリ105、従動プーリ106およびタイミングベルト107等の駆動機構を介して駆動されるとともに、その位置および移動が制御される。また、キャリッジ102にはホームポジションセンサ130が設けられている。キャリッジ102上のホームポジションセンサ130が遮蔽板136の位置を通過した際に、ホームポジションとなる位置が検出される。
記録媒体108は、給紙モータ135がギアを介してピックアップローラ131を回転させることにより、記録媒体108がオートシートフィーダ(ASF)132から一枚ずつ分離給紙される。さらに、記録媒体108は、搬送ローラ109の回転により、記録ヘッドカートリッジH1000及びH1001の吐出口面と対向する位置(プリント部)を通って搬送される。この搬送方向を副走査方向という搬送モータ134による駆動は、ギアを介して搬送ローラ109に伝達される。給紙されたかどうかの判定と給紙時の頭出し位置の確定は、記録媒体108がペーパエンドセンサ133を通過した時点で行われる。このペーパエンドセンサ133は、記録媒体108の後端が実際にどこに有り、実際の後端から現在の記録位置を最終的に割り出すためにも使用される。
なお、記録媒体108は、プリント部において平坦なプリント面を形成するように、その裏面がプラテン(不図示)により支持される。この場合、キャリッジ102に搭載された記録ヘッドカートリッジH1000及びH1001は、それらの吐出口面がキャリッジ102から下方へ突出して2組の搬送ローラ対の間で記録媒体108と平行になるように保持されている。
記録ヘッドカートリッジH1000およびH1001は、各吐出部における吐出口の並び方向がキャリッジ102の走査方向(主走査方向)に対して交差する方向になるようにキャリッジ102に搭載され、これらの吐出口列から液体を吐出して記録を行う。
また、記録ヘッドカートリッジH1001と全く同じ構成で、内部のインクがライトマゼンタ、ライトシアン、ブラックで構成された記録ヘッドカートリッジを記録ヘッドカートリッジH1000と交換して使うことで高画質フォトプリンタとして使用することも可能である。
次に、上述した記録装置の記録制御を実行するための制御構成について説明する。
図2は記録装置の制御回路の構成を示すブロック図である。
図2において、1700は記録信号を入力するインタフェース、1701はMPU、1702はMPU1701が実行する制御プログラムを格納するROM、1703は各種データ(上記記録信号や記録ヘッドカートリッジに供給される記録データ等)を保存しておくDRAMである。1704は記録ヘッドカートリッジH1000及びH1001に対する記録データの供給制御を行うゲートアレイ(G.A.)であり、インタフェース1700、MPU1701、RAM1703間のデータ転送制御も行う。
さらに、1706は搬送モータ134を駆動するためのモータドライバ、1707はキャリッジモータ104を駆動するためのモータドライバである。
上記制御構成の動作を説明すると、インタフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1704とMPU1701との間で記録信号がプリント用の記録データに変換される。そして、モータドライバ1706、1707が駆動されると共に、キャリッジ102に送られた記録データに従って記録ヘッドカートリッジH1000、及びH1001が駆動され、記録媒体106上への画像記録が行われる。
なお、記録ヘッドカートリッジH1000及びH1001の記録素子部を駆動するに際して、最適な駆動を行なうために、後述するヘッド基板のヒューズROMに保持されている特性情報が参照され、各記録素子の駆動形態が決定される。
<記録ヘッドの構成(図3〜図8)>
図3は記録ヘッドカートリッジH1000の構造を示す斜視図であり、図6は記録ヘッドカートリッジH1001の構造を示す斜視図である。
図3及び図6に示されているように、この実施例の記録装置が搭載する記録ヘッドカートリッジは、インクタンク一体型のものであって、図3(a)と(b)に示すような、ブラックインクが充填された記録ヘッドカートリッジH1000と、図6(a)と(b)に示すような、カラーインク(シアンインク、マゼンタインク、イエロインク)が充填された記録ヘッドH1001とである。記録ヘッドカートリッジH1000、H1001は、記録装置のキャリッジ102に、位置決め手段および電気的接点によって固定支持されるとともに、キャリッジ102に対して着脱可能となっている。充填されているインクが消費されてなくなった場合は、記録ヘッドを交換することができる。
以下、記録ヘッドカートリッジH1000、H1001それぞれの構成要素を詳細に説明する。
記録ヘッドカートリッジH1000及び記録ヘッドカートリッジH1001は、いずれも電気信号に応じて膜沸騰をインクに対して生じさせるための熱エネルギーを生成する電気熱変換体を備えた記録ヘッドであって、電気熱変換体とインク吐出口とが対向するように配置された、いわゆるサイドシュータ型の記録ヘッドを備えている。
[記録ヘッドカートリッジH1000]
図4は、記録ヘッドカートリッジH1000の分解斜視図である。記録ヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッドH1100、電気配線テープH1300、インク供給保持部材H1500、フィルタH1700、インク吸収体H1600、蓋部材H1900、およびシール部材H1800から構成されている。
・記録ヘッドH1100
図5は、記録ヘッドH1100の構成を説明するための部分破断斜視図である。記録ヘッドH1100は、例えば、厚さ0.5mm〜1mmのSi基板に、インクをその基板の裏面から流すための貫通口であるインク供給口H1102を形成したヘッド基板1110を有している。
ヘッド基板H1110には、インク供給口H1102を挟んでその両側に、このインク供給口を挟んで電気熱変換素子H1103が配列されており(この実施例ではインク供給口の両側に1列ずつ配置されている)、さらに電気熱変換素子H1103に電力を供給するアルミニウム(Al)などで構成される電気配線(不図示)がインク供給口H1102から所定の距離を離して並設されている。これら電気熱変換素子H1103と電気配線は、既存の成膜技術を利用して形成することができる。この実施例における各列の電気熱変換素子H1103は、インク供給口を挟んだ互いの素子が千鳥状になるように配列されている。すなわち、各列の吐出口H1107の位置が、その列方向に直交する方向に並ばないように、少しずれて配置されている。
なお、このような千鳥状配置にしたもの以外の構成も本発明に含まれることは言うまでもない。
また、ヘッド基板H1110には、電気配線に電力を供給したり、電気熱変換素子H1103を駆動するための電気信号を供給したりするための電極部H1104が、電気熱変換素子H1103の列の両端に位置する側の辺部に沿って配列されており、それぞれの電極部(接続端子)H1104はAuなどからなるバンプH1105が形成されていても良い。
また、配線および電気熱変換素子H1103などで構成される記録素子のパターンが形成されたヘッド基板H1110の面上には、電気熱変換素子H1103に対応してインク流路を構成する樹脂材料からなる構造体がフォトリソグラフィー技術によって形成されている。この構造体は、各インク流路を区切るインク流路壁H1106とその上方を覆う天井部とを有し、天井部には吐出口H1107が開口されている。吐出口1107は、電気熱変換素子H1103のそれぞれに対向して設けられており、これにより吐出口群H1108を形成している。
上記のように構成された記録ヘッドH1100において、インク流路H1102から供給されたインクは、各電気熱変換素子H1103の発熱によって発生した気泡の圧力によって、各電気熱変換素子H1103に対向する吐出口1107から吐出される。
・電気配線テープH1300
電気配線テープH1300は、記録ヘッドH1100に対してインクを吐出するための電気信号を印加する電気信号経路を形成するもので、記録ヘッドH1100を組み込むために開口部H1303が形成され、さらに、記録装置からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子H1302が形成されており、外部信号入力端子H1302と電極端子H1304が連続した銅箔の配線パターンでつながれている。
例えば、記録ヘッドH1100の電極部H1104に形成されたバンプH1105と、記録ヘッドH1100の電極部H1104に対応する電気配線テープH1300の電極端子H1304とが接合されることで、電気配線テープH1300と記録ヘッドH1100の電気的接続がなされている。
・インク供給保持部材H1500
図4に示すように、インク供給保持部材H1500は、内部にインクを保持し負圧を発生するための吸収体H1600を有することでインクタンクの機能を、記録ヘッドH1100にそのインクを導くためのインク流路を形成することでインク供給の機能をそれぞれ実現している。
また、記録ヘッドH1100にブラックのインクを供給するためのインク供給口H1200が形成されており、記録ヘッドH1100のインク供給口1102(図5参照)がインク供給保持部材H1500のインク供給口H1200に連通するよう、記録ヘッドH1100がインク供給保持部材H1500に対して位置精度良く接着固定されている。
・蓋部材H1900
蓋部材H1900には、インク供給保持部材H1500内部の圧力変動を逃がすための細口H1910とそれに連通した微細溝H1920が設けられている。細口H1910と微細溝H1920のほとんどをシール部材H1800で覆い、微細溝H1920の一端部を開口することで、大気連通口H1924(図3参照)を形成している。また、蓋部材H1900は、記録ヘッドカートリッジH1000を記録装置に固定するための係合部H1930を有している。
[記録ヘッドカートリッジH1001]
図7は記録ヘッドカートリッジH1001の分解斜視図である。記録ヘッドカートリッジH1001はシアン、マゼンタ、イエロの3色のインクを吐出させるためのもので、図7に示すように、記録ヘッドH1101、電気配線テープH1301、インク供給保持部材H1501、フィルタH1701、H1702、H1703、インク吸収体H1601、H1602、H1603、蓋部材H1901、およびシール部材H1801から構成されている。
・記録ヘッドH1101
図8は記録ヘッドH1101の構成を説明するための部分破断斜視図である。記録ヘッドH1101は、シアン、マゼンタ、イエロ用の3個のインク供給口H1102が並列して形成されている点が記録ヘッドH1100と大きく異なる。それぞれのインク供給口H1102を挟んでその両側に電気熱変換素子H1103と吐出口H1107とが一列に千鳥状に並んで配置されている。ヘッド基板H1110a上には、記録ヘッドH1100におけるヘッド基板H1110同様に、電気配線、ヒューズROM、抵抗、電極部などが形成されている。さらに、ヘッド基板H1110a上には、フォトリソグラフィ技術によって、樹脂材料よりなるインク流路壁H1106や吐出口H1107が形成されている。電気配線に電力を供給するための電極部H1104には、Au等のバンプH1105が形成されている。
・電気配線テープH1301
電気配線テープH1301は基本的には電気配線テープH1300と同様の構成なのでその説明は省略する。
・インク供給保持部材H1501
インク供給保持部材H1501は基本的にはインク供給保持部材H1500と同様の構成と機能を備えるので説明は省略するが、インク供給保持部材H1501は3色のインクを保持するために、3つの独立した空間を備え、それらにインク吸収体H1601、H1602、H1603を収容している。また、インク供給保持部材H1501の底部に設けられた3つのインク供給口H1201は組立て後インク供給口H1102(図8参照)に連通する。
・蓋部材H1901
蓋部材H1901は、蓋部材H1900と同様の構成をもっているが、インク供給保持部材H1501内部の各空間の圧力変動を逃がすための細口H1911、H1912、H1913と、これらにそれぞれ連通した微細溝H1921、H1922、H1923を有している。
次に、上述した記録ヘッドカートリッジの記録装置への装着について具体的に説明する。
図3及び図6に示したように、記録ヘッドカートリッジH1000及び記録ヘッドカートリッジH1001は、記録装置のキャリッジ102の装着位置に案内するための装着ガイドH1560、ヘッドセットレバーによりキャリッジに装着固定するための係合部H1930、およびキャリッジの所定の装着位置に位置決めするためのX方向(主走査方向)の突き当て部H1570、Y方向(副走査方向)の突き当て部H1580、Z方向(インク吐出方向)の突き当て部H1590を備えている。これら突き当て部により位置決めされることで、電気配線テープH1300およびH1301上の外部信号入力端子H1302とキャリッジ内に設けられた電気接続部のコンタクトピンとの正確な電気的接触が可能となっている。
<コンタクトパッドの構成(図9〜図10)>
・記録ヘッドカートリッジH1001の場合
図9は記録ヘッドカートリッジH1001の電気配線テープH1301の外部信号入力端子部を拡大した図である。図9を参照すると、電気配線テープH1301には32個の外部信号入力端子H1302が設けられている。これら外部信号入力端子H1302のうち、IDコンタクトパッドH1302aは6個で、その位置は外部信号入力端子H1302が設けられた部分のほぼ中央部である。これらIDコンタクトパッドH1302aは、図8に示した記録ヘッドH1101の3つのインク供給口H1102それぞれの両端に存在する電極パッドH1104の一部に各々接続されている。
IDコンタクトパッドH1302aの列に沿って、その一方の側(図9上で上部に位置する側)に隣接して、6個のVHコンタクトパッドH1302cが配列されている。これらVHコンタクトパッドH1302cは、図8に示した記録ヘッドH1101の両端の電極パッドH1104の一部に接続されている。
IDコンタクトパッドH1302aの列に沿って、その他方の側(図9上で下部に位置する側)には、6個のGNDHコンタクトパッドH1302dが配列されている。これらGNDHコンタクトパッドH1302dは、図8に示した記録ヘッドH1101の両端の電極部H1104の一部に接続されている。
なお、IDコンタクトパッドH1302a、VHコンタクトパッドH1302cおよびGNDHコンタクトパッドH1302dを除く残りの外部信号入力端子H1302は、トランジスタ電源供給用や制御信号等、その他の信号用に使用される。
記録ヘッドカートリッジH1001の場合、相対的に静電気に弱いIDコンタクトパッドH1302aが外部信号入力端子H1302のほぼ中央部に位置している。この配置は、使用者が記録ヘッドカートリッジH1001を手にした場合、IDコンタクトパッドH1302aに触れ難い位置である。使用者は、基本的には、外部信号入力端子H1302に触れないように意識して記録ヘッドを持つことから、中央に位置するパッドほど触れ難いことになる。
加えて、IDコンタクトパッドH1302aは、VHコンタクトパッドH1302c及びGNDHコンタクトパッドH1302dに隣接しており、しかもそれらコンタクトパッドの間に挟まれているので、使用者の帯電した指がIDコンタクトパッドH1302aに接近して放電が生じた場合、その放電はVHコンタクトパッドH1302c及びGNDHコンタクトパッドH1302dの方に起こり易い。このように、放電によるヘッド固有情報の破壊や書き換えといった問題が発生し難い構造となっている。
・記録ヘッドカートリッジH1000の場合
図10は、記録ヘッドカートリッジH1000における電気配線テープH1300の外部信号入力端子部を拡大した図である。図10を参照すると、電気配線テープH1300には、21個の外部信号入力端子H1302が設けられている。記録ヘッドカートリッジH1000は、ブラックインク用であるため、前述のシアン、マゼンタ、イエロの3色インク用である記録ヘッドカートリッジH1001に比べ、電力供給用や制御信号用の端子が少なくなっている。但し、記録装置本体のキャリッジ102は、記録ヘッドカートリッジH1000を取り外した位置に記録ヘッドカートリッジH1001と全く同じ形態のフォト用記録ヘッドが装着可能とされているため、21個の外部信号入力端子H1302の位置は、記録ヘッドカートリッジH1001における外部信号入力端子H1302が存在する位置と対応するようになっている。
電気配線テープH1300に設けられた外部信号入力端子H1302のうち、IDコンタクトパッドH1302aは6個で、その位置は外部信号入力端子H1302が設けられた部分のほぼ中央部である。これらIDコンタクトパッドH1302aは、図5に示した記録ヘッドH1100のインク供給口H1102の両端に存在する電極パッドH1104の一部にそれぞれ接続されている。
IDコンタクトパッドH1302aの並びに沿って、その一方の側(図10上で、図面に向かって上側)に隣接して、4個のVHコンタクトパッドH1302cが配列されている。これらVHコンタクトパッドH1302cは、図5に示した記録ヘッドH1100の両端の電極パッドH1104の一部に接続されている。
IDコンタクトパッドH1302aの並びに沿って、その他方の側(図10上で、図面に向かって下側)には、4個のGNDHコンタクトパッドH1302dが配列されている。これらGNDHコンタクトパッドH1302dは、図5に示した記録ヘッドH1100の両端の電極パッドH1104の一部に接続されている。
IDコンタクトパッドH1302a、VHコンタクトパッドH1302cおよびGNDHコンタクトパッドH1302dを除く残りの外部信号入力端子H1302は、トランジスタ電源供給用や制御信号等、その他の信号用に使用される。
記録ヘッドカートリッジH1000も、記録ヘッドカートリッジH1001と同様、相対的に静電気に弱いIDコンタクトパッドH1302aは、外部信号入力端子H1302のほぼ中央部に位置しているので、使用者が記録ヘッドカートリッジH1000を手にした場合に、IDコンタクトパッドH1302aに触れ難い構成となっている。
加えて、IDコンタクトパッドH1302aは、VHコンタクトパッドH1302c及びGNDHコンタクトパッドH1302dに隣接しており、しかもそれらコンタクトパッドの間に挟まれているので、使用者の帯電した指がIDコンタクトパッドH1302aに接近して放電が生じた場合に、その放電によるヘッド固有情報の破壊や書き換えといった問題が発生し難い構造となっている。
次に以上のような構成の記録装置、記録ヘッドに適用されるヘッド基板のレイアウト構成の実施例について説明する。
図11は実施例1に従うヘッド基板の構成レイアウト図である。記録ヘッドH1100はシリコン(Si)で構成される基体に半導体素子と配線を半導体プロセスで形成したヘッド基板H1110を有している。
図11に示すように、ヘッド基板H1110には、ヘッド固有の情報(例えば、ヘッド種別、インク吐出特性情報、ヘッド個体識別情報、使用状況、インク消費量など)を格納するためのヒューズROMと必要な周辺回路が形成されている。なお、図11はヘッド基板の一部を示したものである。
図11において、シリコンの基体に開口した長穴形状のインク供給口H1102が設けられている。長穴形状のインク供給口の形状としては、長方形や長円形状、楕円形等があるが、インクが供給可能であって基板の長手方向に延在した開口であればよい。
このインク供給口の両側に記録素子を構成する抵抗体などの電気熱変換素子H1103を配列している。図11においてはインク供給口の両側に配された電気熱変換素子H1103は互いに千鳥状の位置に配置されているが、同じ位置であっても良く、また直線状に配置されていなくても良い。
また、各電気熱変換素子H1103を駆動するための駆動素子H1116がその電気熱変換素子と比較してインク供給口よりも離れた位置に配列されている。駆動素子H1116の配置領域よりも基板の端部(基板の長辺端部)側には電気熱変換体を選択的に駆動するための信号を供給する信号線が配置されている。
H1117がヒューズROMである。この例では、ポリシリコン抵抗体よりなる4つのヒューズH1117が、インク供給口H1102の延長線上の空間に配置されている。インク供給口の延長線上のインク供給口の近傍は、インク供給口をよける必要があるため電気熱変換体を駆動するための回路や配線を設けにくい領域であり、この領域を利用することで、省スペースを達成しつつ近接した位置に上述の回路や配線がない領域にヒューズを配置することができる。
なお、この実施例では、ヒューズとしてポリシリコン抵抗体のヒューズを取上げたが、Alなどの金属膜で構成されたヒューズや記録素子を構成する抵抗体と同じ材料の抵抗で構成されたヒューズでも良い。この場合にはヒューズと電気熱変換素子とを同じ成膜工程で製造することができるためさらに望ましい。
また、各ヒューズROMH1117には、それぞれヒューズの溶融および情報の読み出しを行うための駆動素子H1118が接続されている。これら駆動素子H1118は、インク供給口の延長線を挟んで両側に配置されており、電気熱変換素子H1103を駆動する別の駆動素子H1116に隣接して配置されている。
この実施例では、電気熱変換素子H1103を駆動する駆動素子H1116を選択するための信号を与える信号線を、ヒューズROMH1117を駆動する駆動素子H1118を選択するための信号を与える信号線として利用している。この実施例では電気熱変換素子を選択するためのブロックイネーブルの信号線を共用して、切断もしくは情報の読出しの対象となるヒューズの選択を行っている。
このように基板の長辺端部に沿って延在する信号線を共用するため、ヒューズを駆動するための駆動素子H1118も電気熱変換体を駆動するための駆動素子H1116と同様な構成で形成すると共に同じ列に配置している。そして、インク供給口の延長線を挟んで両側に配置されている駆動素子H1118で駆動されるヒューズROMH1117を駆動素子H1118の配列方向の延長線で挟まれた中間領域に配置している。このことで、ヒューズROMを構成する各ヒューズ間で共通に接続されるID端子を基板の短辺側から取り出す構成にすることができ、駆動素子、ヒューズROM、ID配線などを効率的に配置することができる。
また、この実施例では、ヘッド基板外部より信号が入力される信号線(電極パッドは不図示)から、シフトレジスタ(S/R)H1201、ラッチ回路(LT)H1202、デコーダ(DECODER)H1203を経て、駆動素子H1118に接続される信号線までの部分は、駆動素子H1116を選択する回路を共用している。また、シフトレジスタなどからの出力により駆動素子H1118を最終的に選択する選択回路(AND回路)H1112は、駆動素子H1116用の選択回路(AND回路)と同様な構造である。
VH電源を供給するためのVHパッドH1104cは、VH配線H1114を介して電気熱変換素子H1103に接続されている。GNDH電源を供給するためのGNDHパッドH1104dは、GNDH配線H1113を介して、電気熱変換素子H1103に接続された駆動素子H1116とヒューズROMH1117に接続された駆動素子H1118に共通に接続されている。即ち、駆動素子H1116及び駆動素子H1118はGNDH配線H1113を共用している。
このように、この実施例では、駆動素子H1116の選択信号を転送する信号線、時分割選択信号(BLE)を発生するデコーダ(DECODER)H1203、その他の信号を含めたラッチ回路(LT)H1202、シフトレジスタ(S/R)H1201、ヘッド基板外部からの信号入力パッド(不図示)まで、電気熱変換素子H1103を駆動している駆動素子H1116を選択する回路と同じ回路をヒューズROMの選択のために用いることで、新しく信号線や配線領域、回路等を追加することなく、ヒューズROMH1117を駆動する駆動素子H1118を選択することができるようにしている。
IDパッドH1104aは、ヒューズROMH1117の溶断時は、電圧を印加するヒューズ切断電源端子として、ヒューズROMからの情報の読み出し時には、信号出力端子として機能する。具体的には、ヒューズROMH1117の溶断時は、IDパッドH1104aに電圧(例えば、電気熱変換素子の駆動電圧の24V)を印加して、選択回路によって選択された駆動素子H1118を駆動して対応するヒューズH1117を瞬間的に溶断する。このとき、ヒューズ読み出し用電源端子であるID電源パッドH1104bはオープンである。一方、情報の読み出し時は、ID電源パッドH1104bに電圧(例えば、ロジック回路の電源電圧の3.3V)を印加することにより、ヒューズROMH1117が溶断していればハイレベル(H)が、溶断していなければヒューズROMH1117の抵抗値より明らかに大きな読み出し抵抗H1111によりローレベル(L)が、IDパッドH1104aに出力される。
前述の説明から分かるように、ヒューズROMは、電気熱変換素子を駆動する電圧(例えば、24V)を印加して溶断されるよう設計される。これにより記録装置側でも新たに電源を増やすことなく、従来の電源構成でヒューズROMを溶断することができる。同様に、ロジック回路の電源電圧を用いることで記録装置は新たに電源を増やすことなく、読み出し時にヘッド基板の素子に損傷を与えないヒューズROMH1117を設計でき、記録装置側では既存の回路を用いてヒューズROMH1117からの信号を受信することができる。
図12は、ヒューズROMを駆動する駆動素子とその駆動素子を選択するAND回路のレイアウト配置の全体像を示す図である。
図12に示すように、インク供給口H1102を含むその延長線を境界とした両側に列状に並んだ駆動素子H1116の基板長手方向(長尺方向)の両側に駆動素子H1118が隣接して配置されている。さらに、駆動素子H1118の後方にはAND回路H1112が配置されている。
なお、図12に示したヒューズROMの駆動素子と選択回路のレイアウト構成を基本として、シフトレジスタ(S/R)H1201、ラッチ回路(LT)H1202、デコーダ(DECODER)H1203などのロジック回路の配置に関しては、種々の態様が可能である。
図13はヘッド基板のレイアウト配置の全体像を示す図である。図13において、既に説明したのと同じ構成要素には、同じ参照記号を付している。
図13に示すように、シフトレジスタ(S/R)H1201と、ラッチ回路(LT)H1202とを、ヘッド基板H1100の長辺方向の一方の側に、デコーダ(DECODER)H1203をその反対側に配置しても良い。そして、駆動素子H1116と駆動素子H1118に電力を供給するための電源回路(Tr電源)H1204をデコーダ(DECODER)H1203と同じ側に配置する。
なお、図13において、GNDH配線H1113、VH配線H1114は、図11とは異なり配線領域として図示され、ヒューズROMH1117は“FUSE”としてまとめて図示されている。また、電極パッドの配置は実施態様を反映して図示しているので、図11に示したものとはその位置が異なっている。なお、H1104gはデータ信号(DATA)/ブロック選択信号(B0〜B3)入力パッド、H1104iは電源回路(Tr電源)H1204に電力を供給する入力パッド、H1205は記録ヘッド組立て時に使用するアライメントマークである。GNDH配線H1113はヒューズROMと電気熱変換素子とで共用している。
以上説明した実施例に従えば、ロジック回路の構成をヒューズROMへの情報の書込みと読出しのために一部共用し、さらにロジック回路の間の空間を用いてヒューズROMを配置したので、ヘッド基板サイズを大きくすることなく、記憶素子としてのヒューズROMを備えたヘッド基板を提供することができる。
さらに、インク供給口H1102を含む延長線の両側に列状に並んだ駆動素子H1116に駆動素子H1118が隣接して配置することで、ヒューズROMのビット数の大小や、インク供給口の数にかかわらず、ヒューズROMを選択駆動する素子をヘッド基板内にバランスよく分散して配置でき、ヘッド基板の大型化を抑えることができる。
そしてヒューズROMを駆動素子の配列方向の延長線で挟まれた中間領域することで、VH配線やGND配線をも避けてヒューズを配置することができる。
さらに、中間領域であってシフトレジスタなどのロジック回路とインク供給口との間に配置した場合(図13の例)には、ヒューズROMの上下に配線や回路が存在しない空き領域を有効に使用することができるため、ヘッド基板上での回路配置の効率を良くすることができる。
上述の説明では、ヘッド基板においてインク供給口、ヒューズを含む各回路、配線の間での配置関係を説明したが、記録ヘッドの流路壁を構成する部材との関係においても以下のような点を考慮することが望ましい。
ヘッド基板の上には、インク流路を構成するための樹脂層が形成されているが、上述のようにインク供給口の近傍にヒューズを配置した場合、基板面と樹脂層との間にインクが滲入してしまった場合、ヒューズを腐食させてしまうなどのおそれがある。このため、図5のH1117bで示したように、流路を構成する樹脂層の一部を除去し、除去部分よりもインク供給口から離れた位置(基板の端部側に近い側)にヒューズを配置している。このことで、上記レイアウト構成を維持しつつ、さらにヒューズの信頼性を向上させるレイアウト構成にすることができる。
なお以上説明した構成は、カラー記録用の記録ヘッドカートリッジH1001に用いられる記録ヘッドH1101も基本的に同様であるが、シフトレジスタ(S/R)H1201、ラッチ回路(LT)H1202、デコーダ(DECODER)H1203などのロジック回路の配置やヘッド基板の周囲に設けられる入力パッドの配置に関しては、種々の態様が可能である。
それで、以下にカラー記録用のヘッド基板に適用可能ないくつかのレイアウト構成について説明する。
<実施態様1>
図14はヘッド基板H1110のレイアウト構成の一例を示す図である。
図14に示されているように、ヘッド基板H1110には3つのインク供給口H1102が3色のインクに対応して備えられるとともに、夫々のインク供給口の周辺には、共通の回路構成が配置される。
この例では、インク供給口H1102の両側に配置された駆動素子や選択回路に対して記録信号や制御信号などを供給するシフトレジスタ(S/R)H1201とラッチ回路(LT)H1202とが、ヘッド基板の上方に配置されたヒューズROM(FUSE)と入力パッド群の間の領域に配置される。一方、インク供給口H1102の両側に配置された駆動素子や選択回路に対して時分割選択信号や駆動電力などを供給するデコーダ(DECODER)H1203と電源回路(Tr電源)H1204とがヘッド基板の下方に配置されたヒューズROM(FUSE)と入力パッド群の間の領域に配置される。
<実施態様2>
図15はヘッド基板H1110のレイアウト構成の別の例を示す図である。
図15に示されているように、ヘッド基板H1110には3つのインク供給口H1102が3色のインクに対応して備えられるとともに、夫々のインク供給口の周辺には、共通の回路構成が配置される。
この例では、インク供給口H1102の左側に配置された駆動素子や選択回路に対して記録信号、制御信号、時分割選択信号、駆動電力などを供給するシフトレジスタ(S/R)H1201とラッチ回路(LT)H1202とデコーダ(DECODER)H1203とが、ヘッド基板の上方に配置されたヒューズROM(FUSE)と入力パッド群の間の領域に配置される。一方、インク供給口H1102の右側に配置された駆動素子や選択回路に対して記録信号、制御信号、時分割選択信号、駆動電力などを供給するシフトレジスタ(S/R)H1201とラッチ回路(LT)H1202とデコーダ(DECODER)H1203と電源回路(Tr電源)H1204とは、ヘッド基板の下方に配置されたヒューズROM(FUSE)と入力パッド群の間の領域に配置される。
なお、図面上の位置でインク供給口H1102の左側を駆動するため電源回路(Tr電源)を図面左下位置に配置し、右側を駆動するため電源回路(Tr電源)を図面右上位置に配置している。
<実施態様3>
図16はヘッド基板H1110のレイアウト構成のさらに別の例を示す図である。
図16に示されているように、ヘッド基板H1110には3つのインク供給口H1102が3色のインクに対応して備えられるとともに、夫々のインク供給口の周辺には、共通の回路構成が配置される。
この例では、インク供給口H1102の両側に配置された駆動素子や選択回路の上半分に対して記録信号、制御信号、駆動電力などを供給するシフトレジスタ(S/R)H1201とラッチ回路(LT)H1202と電源回路(Tr電源)H1204とは、ヘッド基板の上方に配置されたヒューズROM(FUSE)と入力パッド群の間の領域に配置される。一方、インク供給口H1102の両側に配置された駆動素子や選択回路の下半分に対して記録信号、制御信号、駆動電力などを供給するシフトレジスタ(S/R)H1201とラッチ回路(LT)H1202と電源回路(Tr電源)H1204とは、ヘッド基板の下方に配置されたヒューズROM(FUSE)と入力パッド群の間の領域に配置される。なお、ここでは半分としているが基板の長手方向の丁度半分でなくてもよい。
そして、インク供給口H1102の両側に配置された駆動素子や選択回路に対して時分割選択信号を供給するデコーダ(DECODER)H1203はヘッド基板の上方に配置されたヒューズROM(FUSE)と入力パッド群の間の領域に配置される。
さらに、図16から分かるように、インク供給口H1102の周囲に配置された4つのシフトレジスタ(S/R)H1201とラッチ回路(LT)H1202は夫々、インク供給口H1102の左側上半分、左側下半分、右側上半分、右側下半分に配置された駆動素子や選択回路に対する記録信号や制御信号などの供給を担当している。
なお、以上説明した例では、インク供給口H1102の両側に列状に並んだ駆動素子H1116の両側に駆動素子H1118が隣接して配置し、さらに、駆動素子H1118の後方にはAND回路H1112が配置される構成であったが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、ヒューズROMに要求される格納情報量が少ない場合、図13〜図16に示されたようなヒューズROMがヘッド基板の両側に配置されなくとも良く、ヘッド基板の片側に配置されるような構成でも良い。その場合、例えば、図17に示すように、インク供給口H1102の両側に列状に並んだ駆動素子H1116の片側だけに駆動素子H1118を隣接して配置しても良い。このような配置によっても、ヒューズROMを選択駆動するために用いられる素子のバランスがとれた分散配置により、ヘッド基板上の空間を効率的に利用できる構成が実現できる。
実施例1に説明した例は、図11、図13〜図16に示されているように、どのような態様であれ、ヒューズROMは矩形のインク供給口の長辺方向の延長線上に配置する構成であった。ここでは、電気熱変換素子H1103と同じように、インク供給口と駆動素子との間にヒューズROMが配置される構成について説明する。この実施例でもインク供給口を境界として両側に配置された駆動素子の延長線で挟まれた中間領域にヒューズが配置されていることになる。
図18は実施例2に従うヘッド基板の構成レイアウト図である。記録ヘッドH1100はヘッド基板H1110の上に半導体素子と配線を半導体プロセスで形成している。
この例も実施例1と同様に、ヘッド基板H1110に、ヘッド固有の情報を格納するためのヒューズROMと必要な周辺回路が形成されている。なお、図18はヘッド基板の一部を示したものであり、既に説明したのと同じ構成要素には同じ参照記号を付し、その説明は省略する。
図18に示すように、ヒューズROMH1117は、電気熱変換素子H1103と同じようにインク供給口H1102とヒューズROMを駆動する駆動素子H1118の間に配置される。この場合、ヒューズROMを溶断するときの安全性を考慮して、ヒューズROMH1117と電気熱変換素子H1103の間隔は、電気熱変換素子H1103間の間隔以上であるようになっている。
以上説明した実施例に従えば、実施例1の図11を参照して説明した構成と比較して、インク供給口と駆動素子との間の空間にヒューズROMを配置するので、ヘッド基板上の空間をより効率的に使用することができる。
実施例1、2で説明した例は、シフトレジスタ、ラッチ回路、デコーダなどのロジック回路がヘッド基板上に実装された構成であったが、ここでは、これらのロジック回路をヘッド基板の外部に設ける構成について説明する。
シフトレジスタ、ラッチ回路、デコーダなどはヘッド基板外部にあっても発熱素子を駆動するための駆動素子とヒューズを駆動するための駆動素子を選択するための信号線は共用している。
図19は実施例3に従うヘッド基板の構成レイアウト図である。記録ヘッドH1100はヘッド基板H1110の上に半導体素子と配線を半導体プロセスで形成している。
この例も実施例1、2と同様に、ヘッド基板H1110に、ヘッド固有の情報を格納するためのヒューズROMが形成されている。なお、図19はヘッド基板の一部を示したものであり、既に説明したのと同じ構成要素には同じ参照記号を付し、その説明は省略する。
図19に示す例においても、インク供給口H1102の両側に列状に並んだ駆動素子H1116の端部に駆動素子H1118を隣接して配置し、さらに、駆動素子H1118の後方にはAND回路H1112が配置される構成を採用している。このような構成により、駆動素子H1118に対する選択信号を入力する選択回路(AND回路)H1112までの構成が、駆動素子H1116と同様な形態で配置することができ、インク供給口H1102の開口部や信号線の配置に影響を与えることがない。
また、GNDH配線H1113は実施例1で説明したように、電気熱変換素子H1103を駆動する駆動素子H1116とヒューズROMH1117を駆動する駆動素子H1118で共用する。このような形とれば、ヒューズROMH1117を選択駆動する回路をまとめて配置する必要が無くなり、ヘッド基板上の空間を有効利用に資する。
この実施例に従うレイアウト構成では、破線で囲まれた領域H1120にヒューズROMを配置する。領域H1120は、図19に示されるように、矩形のインク供給口H1120の長辺方向の延長上であって、かつ、インク供給口H1102の両側に列状に並んだ駆動素子H1116の端部に隣接して配置された対向する駆動素子H1118によって挟まれた領域として定義される。
領域H1120には、電気熱変換素子H1103の電源配線がないので、配線に影響を与えることなくヒューズHROM1117を配置することができるという利点がある。
ここで、このようなレイアウト構成を従来例と比較する。
従来例でも述べたように、ヒューズROMH1117は溶断されるので、安全性と信頼性とを考えると、ヘッド基板上において、ヒューズROMに配置された位置の上下に他の素子や配線を置くことができない。特に、電気熱変換素子H1103への電源配線は、発生する熱エネルギーを精密に制御し、余分な発熱を抑えるため、ヘッド基板の表面のほとんどを覆う構成となっているので、これを避けてヒューズROMを配置する必要がある。加えて、インク吐出口とそのインク吐出口にインクを供給するためヘッド基板の裏面側から表面に貫通しているインク供給口を避けてヒューズROMを配置する必要がある。
これに対して、この実施例に従うレイアウト構成では、電気熱変換素子H1103の電源配線がない対向する駆動素子で挟まれ、かつ、インク供給口の周辺部の領域を有効に利用してヒューズROMを配置することができるので、無駄な空間を創り出すことなく、ヘッド基板上の空間を有効利用することができる。
以上の構成は、記録ヘッドH1101も基本的に同様である。
さらに、以上の実施例において、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明したが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。
加えて、以上の実施例のようなシリアル走査タイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
さらに加えて、本発明のインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力装置として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
本発明のインクジェット記録ヘッドを搭載可能な記録装置の一例を示す説明図である。 記録装置の制御回路の構成を示すブロック図である。 記録ヘッドカートリッジH1000の構造を示す斜視図である。 記録ヘッドカートリッジH1000の分解斜視図である。 記録ヘッドH1100の構成を説明するための部分破断斜視図である。 記録ヘッドカートリッジH1001の構造を示す斜視図である。 記録ヘッドカートリッジH1001の分解斜視図である。 記録ヘッドH1101の構成を説明するための部分破断斜視図である。 記録ヘッドカートリッジH1001の電気配線テープH1301の外部信号入力端子部を拡大した図である。 記録ヘッドカートリッジH1000の電気配線テープH1300の外部信号入力端子部を拡大した図である。 実施例1に従うヘッド基板H1110のレイアウト構成を示す図である。 ヒューズROMを駆動する駆動素子とその駆動素子を選択するAND回路のレイアウト配置の全体像を示す図である。 ヘッド基板のレイアウト配置の全体像を示す図である。 ヘッド基板H1110のレイアウト構成の一例を示す図である。 ヘッド基板H1110のレイアウト構成の別の例を示す図である。 ヘッド基板H1110のレイアウト構成のさらに別の例を示す図である。 ヒューズROMを駆動する駆動素子と選択回路の別のレイアウト構成を示す図であ。 実施例2に従うヘッド基板H1110のレイアウト構成を示す図である。 実施例3に従うヘッド基板H1110のレイアウト構成を示す図である。 ヘッド基板内部の回路レイアウト図である。
符号の説明
H1000、H1001 記録ヘッドカートリッジ
H1100、H1101 記録ヘッド
H1102 インク供給口
H1103 電気熱変換素子
H1104 電極部
H1105 バンプ
H1106 インク流路壁
H1107 吐出口
H1108 吐出口群
H1110 ヘッド基板
H1111 読みだし用抵抗
H1116 駆動素子
H1117 ヒューズ
H1200、H1201 インク供給口
H1300、H1301 電気配線テープ
H1302 外部信号入力端子
H1303 開口部
H1304 電極端子
H1500、H1501 インク供給保持部材
H1560 装着ガイド
H1570、H1580、H1590 突き当て部
H1600、H1601、H1602、H1603 インク吸収体
H1700、H1701、H1702、H1703 フィルタ
H1800、H1801 シール部材
H1900 蓋部材

Claims (15)

  1. 第1の方向に延在した長穴形状のインク供給口と、
    前記第1の方向に沿って、前記インク供給口の両側に配列された複数の記録素子と、
    前記インク供給口に対して、前記複数の記録素子より離れた位置に、前記第1の方向に沿って配列された、前記複数の記録素子を駆動する複数の第1の駆動素子と、
    情報を格納する複数のヒューズROMと、
    前記複数のヒューズROMを駆動する複数の第2の駆動素子と、
    前記複数の第1及び第2の駆動素子を駆動するための共用信号線とを有し、
    前記第1の駆動素子と前記第2の駆動素子とが前記インク供給口の前記第1の方向の延長線を境界とした両側に列を成して配置されていることを特徴とするヘッド基板。
  2. 前記複数の第2の駆動素子を、前記複数の第1の駆動素子の列の両端部に配置することを特徴とする請求項1に記載のヘッド基板。
  3. 前記複数のヒューズROMは、前記インク供給口を挟んだ前記第1の駆動素子の配列方向の延長線で挟まれた中間領域に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッド基板。
  4. 前記複数のヒューズROMは、さらに、対向する前記複数の第2の駆動素子との間によって定義される領域に配置されることを特徴とする請求項3に記載のヘッド基板。
  5. 前記複数のヒューズROMは、前記インク供給口と前記複数の第2の駆動素子との間であって、かつ、前記複数の記録素子の列に隣接し配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッド基板。
  6. 前記複数のヒューズROMを構成する複数のヒューズに共通に外部端子が接続されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のヘッド基板。
  7. 前記第1の方向に沿って、前記インク供給口に対して前記複数の第1及び第2の駆動素子より離れた位置に配列された前記複数の第1及び第2の駆動素子を選択駆動するための複数の選択回路をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のヘッド基板。
  8. 前記複数の記録素子は電気熱変換素子であり、
    前記電気熱変換素子を駆動させることにより熱を発生し、該発生した熱を利用してインクを吐出させることにより記録を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のヘッド基板。
  9. 記録に用いるインクの数に対応して、前記インク供給口と、前記複数の記録素子と、前記複数の第1の駆動素子と、前記複数のヒューズROMと、前記複数の第2の駆動素子と、前記共用信号線とを複数組備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のヘッド基板。
  10. 前記複数のヒューズROMにはヘッド固有の情報を格納することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のヘッド基板。
  11. 前記複数の記録素子用のグラウンド配線と複数のヒューズROM用のグラウンド配線とは共通配線であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のヘッド基板。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のヘッド基板と、該基板上に設けられたインク流路を構成するための部材とを有する記録ヘッド。
  13. 前記インク流路を構成する部材は樹脂層で構成されており、
    前記インク供給口と前記複数のヒューズROMとの間に前記樹脂層の除去部分が設けられていることを特徴とする請求項12に記載の記録ヘッド。
  14. 請求項12又は13に記載の記録ヘッドと、該記録ヘッドに供給するためのインクを収容するインクタンクとを有したヘッドカートリッジ。
  15. 請求項12又は13に記載の記録ヘッド、或いは請求項14に記載のヘッドカートリッジを用いて記録を行う記録装置。
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