JP2823164B2 - 画像合成装置 - Google Patents

画像合成装置

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JP2823164B2 JP62289185A JP28918587A JP2823164B2 JP 2823164 B2 JP2823164 B2 JP 2823164B2 JP 62289185 A JP62289185 A JP 62289185A JP 28918587 A JP28918587 A JP 28918587A JP 2823164 B2 JP2823164 B2 JP 2823164B2
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【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は複数の画像を合成した合成画像を得る画像合
成装置に関し、特に一つの読取手段で読み取った原稿台
上の複数の領域の画像を合成する画像合成装置に関す
る。 〔従来の技術〕 従来より、画像を合成する画像合成装置として種々の
提案がされているが、一つの読取手段で読み取った複数
の画像を合成する場合には、第1の画像を全て読み取っ
てメモリに貯えておき、次に第2の画像を読み取り、メ
モリに貯えられた第1の画像と合成するのが一般的であ
った。 しかしながら、かかる方法によると、第1の画像デー
タを貯える為の大容量のメモリが必要となりコスト的に
不利である。 〔発明の目的〕 本発明は上述の如き従来技術の欠点に鑑み、画像デー
タの一部を貯えるメモリを用いるだけで合成複写を行う
ことが可能な画像合成装置の提供を目的としている。 〔実施例〕 以下、実施例をもとに本発明の詳細な説明を行う。 (外形説明) 第1図は、本発明を適用したデジタル・カラー複写機
の外形図を示している。 全体は2つの部分に分けることができる。 第1図の上部は原稿像を読み取り、デジタル・カラー
画像データを出力するカラー・イメージ・スキヤナ部1
(以下、スキヤナ部1と略す)と、スキヤナ部1に内蔵
されデジタル・カラー画像データの各種の画像処理を行
うとともに、外部装置とのインターフエース等の処理機
能を有するコントローラ部2より構成される。 スキヤナ部1は、原稿押え11の下に下向きに置かれた
立体物、シート原稿を読み取る他、大判サイズのシート
原稿を読み取るための機構も内蔵している。 また、操作部10はコントローラ部2に接続されてお
り、複写機としての各種の情報を入力するためのもので
ある。コントローラ部2は、入力された情報に応じてス
キヤナ部1、プリンタ部3に動作に関する指示を行う。
さらに、複雑な編集処理を行う必要のある場合には原稿
押え11に替えてデジタイザ等を取り付け、これをコント
ローラ部2に接続することにより高度な処理が可能にな
る。 第1図の下部は、コントローラ部2より出力されたカ
ラー・デジタル画像信号を記録紙に記録するためのプリ
ンタ部3である。本実施例において、プリンタ部3は特
開昭54−59936号公報記載のインク・ジエツト記録方式
の記録ヘツドを使用したフル・カラーのインク・ジエツ
ト・プリンタである。 上記説明の2つの部分は分離可能であり、接続ケーブ
ルを延長することによって離れた場所に設置することも
可能になっている。 (プリンタ部) 第2図は、第1図のデジタル・カラー複写機の横から
の断面図である。 まず、露光ランプ14、レンズ15、フルカラーでライン
・イメージの読み取りが可能なイメージ・センサ16(本
実施例ではCCD)によって、原稿台ガラス17上に置かれ
た原稿像、プロジエクタによる投影像、または、シート
送り機構12によるシート原稿像を読み取る。次に、各種
の画像処理をスキャナ部1とコントローラ部2で行い、
プリンタ部3で記録紙に記録する。 第2図において、記録紙は小型定型サイズ(本実施例
ではA4〜A3サイズまで)のカット紙を収納する給紙カセ
ット20と、大型サイズ(本実施例ではA2〜A1サイズま
で)の記録を行うためのロール紙29より供給される。 また、給紙は第1図の手差し口22より1枚ずつ記録紙
を給紙部カバー21に沿って入れることにより、装置外部
よりの給紙(手差し給紙)も可能にしている。 ピツク・アツプ・ローラ24は、給紙カセツト20よりカ
ツト紙を1枚づつ給紙するためのローラであり、給紙さ
れたカツト紙はカツト紙送りローラ25により給紙第1ロ
ーラ26まで搬送される。 ロール紙29はロール紙給紙ローラ30により送り出さ
れ、カツタ31により定型長にカツトされ、給紙第1ロー
ラ26まで搬送される。 同様に、手差し口22より挿入された記録紙は、手差し
ローラ32によって給紙第1ローラ26まで搬送される。 ピツク・アツプ・ローラ24、カツト紙送りローラ25、
ロール紙給紙ローラ30、給紙第1ローラ26、手差しロー
ラ32は不図示の給紙モータ(本実施例では、DCサーボ・
モータを使用している)により駆動され、各々のローラ
に付帯した電磁クラツチにより随時オン・オフ制御が行
えるようになっている。 プリント動作がコントローラ部2よりの指示により開
始されると、上述の給紙経路のいずれかより選択給紙さ
れた記録紙を給紙第1ローラ26まで搬送する。記録紙の
斜行を取り除くため、所定量の紙ループをつくった後に
給紙第1ローラ26をオンして給紙第2ローラ27に記録紙
を搬送する。 給紙第1ローラ26と給紙第2ローラ27の間では、紙送
りローラ28と給紙第2ローラ27との間で正確な紙送り動
作を行うために記録紙に所定量たるませてバツフアをつ
くる。バツフア量検知センサ33は、そのバツフア量を検
知するためのセンサである。バツフアを紙搬送中常に作
ることにより、特に大判サイズの記録紙を搬送する場合
の紙送りローラ28、給紙第2ローラ27にかかる負荷を低
減することができ、正確な紙送り動作が可能になる。 記録ヘツド37によるプリントの際には、記録ヘツド37
等が装着される走査キヤリツジ34がキヤリツジ・レール
36上を走査モータ35により往復の走査を行う。そして、
往路の走査では記録紙上に画像をプリントし、復路の走
査では紙送りローラ28により記録紙を所定量だけ送る動
作を行う。この時、給紙モータによって上記駆動系をバ
ツフア量検知センサ33により検知しながら常に所定のバ
ツフア量となるように制御を行う。 プリントされた記録紙は、排紙トレイ23に排出されプ
リント動作を完了する。 次に、第3図を使用して走査キヤリツジ34まわりの詳
細な説明を行う。 第3図において、紙送りモータ40は記録紙を間欠送り
するための駆動源であり、紙送りローラ28、給紙第2ロ
ーラ・クラツチ43を介して給紙第2ローラ27を駆動す
る。 走査モータ35は走査キヤリツジ34を走査ベルト34を介
して矢印のA、Bの方向に走査させるための駆動源であ
る。本実施例では正確な紙送り制御が必要なことから紙
送りモータ40、走査モータ35にパルス・モータを使用し
ている。 記録紙が給紙第2ローラ27に到達すると、給紙第2ロ
ーラ・クラツチ43、紙送りモータ40をオンし、記録紙を
紙送りローラ28までプラテン39上を搬送する。 記録紙はプラテン39上に設けられた紙検知センサ44に
よって検知され、センサ情報は位置制御、ジヤム制御等
に利用される。 記録紙が紙送りローラ28に到達すると、給紙第2ロー
ラ・クラツチ43、紙送りモータ40をオフし、プラテン39
の内側から不図示の吸引モータにより吸引動作を行い、
記録紙をプラテン39上に密着させる。 記録紙への画像記録動作に先立って、ホーム・ポジシ
ョン・センサ41の位置に走査キヤリツジ34を移動し、次
に、矢印Aの方向に往路走査を行い、所定の位置よりシ
アンC、マゼンタM、イエローY、ブラツクKのインク
を記録ヘツド37より吐出し画像記録を行う。所定の長さ
分の画像記録を終えたら走査キヤリツジ34を停止し、逆
に、矢印Bの方向に往路走査を開始し、ホーム・ポジシ
ョン・センサ41の位置まで走査キヤリツジ34を戻す。復
路走査の間、記録ヘツド37で記録した長さ分の紙送りを
紙送りモータ40により紙送りローラ28を駆動することに
より矢印Cの方向に行う。 本実施例では、記録ヘツド37は前述した方式のインク
・ジエツト・ノズルであり、256本のノズルがY,M,C,K各
々にアセンブリされたものを4本使用している。 走査キヤリツジ34がホーム・ポジシヨン・センサ41で
検知されるホーム・ポジシヨンに停止すると、記録ヘツ
ド37の回復動作を行う。これは安定した記録動作を行う
ための処理であり、記録ヘツド37のノズル内に残留して
いるインクの粘度変化等から生じる吐出開始時のムラを
防止するために、給紙時間、装置内温度、吐出時間等の
あらかじめプログラムされた条件により、記録ヘツド37
への加圧動作、インクの空吐出動作等を行う処理であ
る。 以上説明の動作を繰り返すことにより記録紙上全面に
画像記録を行う。 (スキヤナ部) 次に、第4図、第5図を使用してスキヤナ部1の動作
説明を行う。 第4図は、スキヤナ部1内部のメカ機構を説明するた
めの図である。 CCDユニツト18はCCD16、レンズ15等より構成されるユ
ニツトであり、レール54上に固定された主走査モータ5
0、プーリ51、プーリ52、ワイヤ53よりなる主走査方向
の駆動系によりレール54上を移動し、原稿台ガラス17上
の像の主走査方向の読み取りを行う。遮光板55、ホーム
・ポジシヨン・センサ56の図は補正エリア68にある主走
査のホーム・ポジシヨンにCCDユニツト18を移動する際
の移動制御に使用される。 レール54は、レール65,69上に載っており、副走査モ
ータ60、プーリ67・68・71・76、軸72・73、ワイヤ66・
70よりなる副走査方向の駆動系により移動される。遮光
板57、ホーム・ポジシヨン・センサ58・59は、原稿台ガ
ラス17に置かれた本等の原稿を読み取るブツク・モード
時、シート読み取りを行うシート・モード時のそれぞれ
の副走査のホーム・ポジシヨンにレール54を移動する際
の位置制御に使用される。 シート送りモータ61、シート送りローラ74・75、プー
リ62・64、ワイヤ63は、シート原稿を送るための機構で
ある。この機構は、原稿台ガラス17上にあり、下向きに
置かれたシート原稿をシート送りローラ74・75で所定量
づつ送るための機構である。 第5図は、ブツク・モード、シート・モード時の読み
取り動作の説明図である。 ブツク・モード時には、第5図に補正エリア68の中に
ある図示のブツク・モード・ホーム・ポジシヨン(ブツ
ク・モードHP)にCCDユニツト18を移動し、ここから原
稿台ガラス17に置かれた原稿全面の読み取り動作を開始
する。 原稿の走査に先立って補正エリア68で、シエーデイン
グ補正、黒レベルの補正、色補正等の処理に必要なパラ
メータの設定を行う。その後、図示の矢印の方向に主走
査モータ50により主走査方向の走査を開始する。で示
したエリアの読み取り動作が終了したら、主走査モータ
50を逆転させるとともに、副走査モータ60を駆動し、
のエリアの補正エリア68に副走査方向の移動を行う。続
いて、のエリアの主走査と同様に、必要に応じてシエ
ーデイング補正、黒レベルの補正、色補正等の処理を行
い、のエリアの読み取り動作を行う。 以上の走査を繰り返す事により〜のエリア全面の
読み取り動作を行い、のエリアの読み取り動作を終え
た後、再びCCDユニツト18をブツク・モード・ホーム・
ポジシヨンに戻す。 本実施例において原稿台ガラス17は最大A2サイズの原
稿が読み取れるために、実際には、もっと多くの回数の
走査を行わねばならないが、本説明では動作を理解しや
すくするために簡略化している。 シート・モード時には、CCDユニツト18を図示のシー
ト・モード・ホーム・ポジシヨン(シート・モードHP)
に移動し、のエリアをシート原稿をシート送りモータ
61を間欠動作させながら繰り返し読み取り、シート原稿
全面を読み取る。 原稿の走査に先立って補正エリア68で、シエーデイン
グ補正、黒レベルの補正、色補正等の処理を行い、その
後、図示の矢印の方向に主走査モータ50により主走査方
向の走査を開始する。のエリアの往路の読み取り動作
が終了したら主走査モータ50を逆転させ、この復路の走
査の間にシート送りモータ61を駆動し、シート原稿を所
定量だけ副走査方向に移動する。引き続いて同様の動作
を繰り返し、シート原稿全面を読み取る。 以上、説明した読み取り動作が等倍の読み取り動作で
あるとすると、CCDユニツト18で読み取れるエリアは第
5図に示すように実際は広いエリアである。これは、本
実施例のデジタル・カラー複写機が拡大、縮小の変倍機
能を内蔵しているためである。即ち、上記説明の如く記
録ヘツド37で記録出来る領域が1回に256ビツトと固定
されているために、例えば、50%の縮小動作を行う場
合、最低、2倍の512ビツトの領域の画像情報が必要と
なるためである。従って、スキヤナ部1は1回の主走査
読み取りで任意の画像領域の画像情報を読み取り出力す
る機能を内蔵している。 (フイルム投影系) 本実施例のスキヤナ部1は、フイルム投影用の投影露
光手段を装着可能である。 第6図は、スキヤナ部1に投影露光手段であるプロジ
エクタ・ユニツト81、反射ミラー80を取り付けた際の斜
視図である。 プロジエクタ・ユニツト81は、ネガ・フイルム、ポジ
・フイルムを投影するための投影機であり、フイルムは
フイルム・ホルダー82に保持され、プロジエクタ・ユニ
ツト81に装着される。プジエクタ・ユニツト81から投影
された像は、反射ミラー80により反射され、フレネル・
レンズ83に達する。フレネル・レンズ83は、この像を平
行光に変換し、原稿台ガラス17上に結像させる。 このように、ネガ・フイルム、ポジ・フイルム像は、
プロジエクタ・ユニツト81、反射ミラー80、及びフレネ
ル・レンズ83により原稿台ガラス17上に結像するため
に、反射原稿読み取りと同様にCCDユニツト18で画像読
み取りが可能となる。 第7図は、上記フイルム投影系をさらに詳細に説明す
るための図である。 プロジエクタ・ユニツト81は、ハロゲン・ランプ90、
反射板89、集光レンズ91、フイルム・ホルダー82、投影
レンズ92により構成されている。ハロゲン・ランプ90に
より発せられた直接光と反射板89により反射光は集光レ
ンズ91により集光され、フイルム・ホルダー82の窓に達
する。フイルム・ホルダー82は、ネガ・フイルム、ポジ
・フイルムの1コマ分より若干大きめの窓を持ち、余裕
を持ってフイルムを中に装着出来るようになっている。 フイルム・ホルダー82の窓に達した投影光が中に装着
されたフイルムを透過することによりフイルムの投影像
を得る。このようにして得られた投影像は、投影レンズ
92により光学的に拡大され、反射ミラー80により向きを
変えられた後、フレネル・レンズ83により平行光の像に
変換される。 この像をスキヤナ1内部にあるCCDユニツト18が上記
説明のブツク・モードで読み取り、ビデオ信号に変換す
る。 第8図は、フイルムと原稿台ガラス上に結像される投
影像との関係の一例を示した図である。 22×34mmのフイルム像が、8倍に拡大され原稿台ガラ
ス17上に結像された様子を示している。 (全体の機能ブロツク説明) 次に、第9図を使用して本実施例のデジタル・カラー
複写機の機能ブロツクの説明を行う。 制御部102,111,121は、それぞれスキヤナ部1、コン
トローラ部2、プリンタ部3の制御を行う制御回路であ
り、マイクロ・コンピユータ、プログラムROM、データ
・メモリ、通信回路等より構成される。制御部102〜111
間と制御部111〜121間は通信回線により接続されてお
り、制御部111の指示により制御部102,121が動作を行
う、所謂、マスター・スレーブの制御形態を採用してい
る。 制御部111は、カラー複写機として動作する場合に
は、操作部10、デジタイザ114より入力指示に従い動作
を行う。 操作部10は、第6図に示すように、例えば、表示部と
して液晶(LCD表示部84)を使用し、また、その表面に
透明電極よりなるタツチ・パネル85を具備することによ
り、色に関する指定、編集動作の指定等の選択指示を行
える。また、動作に関するキー、例えば複写動作開始を
指示するスタート・キー87、複写動作停止を指示するス
トツプ・キー88、動作モードを標準状態に復帰するリセ
ツト・キー89、プロジエクタの選択を行うプロジエクタ
・キー86等の使用頻度の高いキーは独立して設ける。 デジタイザ114は、トリミング、マスキング処理、色
変換等の処理領域を示す位置情報を入力するためのもの
で、複雑な編集処理が必要な場合にオプシヨンとして接
続される。 また、制御部111は、例えば、IEEE−488、所謂、GP−
IBインターフエース等の汎用パラレル・インターフエー
スの制御回路=I/F制御部112の制御もしており、外部装
置間の画像データの入出力、外部装置によるリモート制
御をこのインターフエースを介して行う事が出来るよう
になっている。 更に、制御部111は、画像に関する各種の処理を行う
多値合成部106、画像処理部107、2値化処理部108、2
値合成部109、バツフア・メモリ110の制御も行う。 制御部102は、上記説明のスキヤナ部1のメカの駆動
制御を行うメカ駆動部105の制御、反射原稿読み取り時
のランプの露光制御を行う露光制御部103、プロジエク
タを使用した時のハロゲン・ランプ90の露光制御を行う
露光制御部104の制御を行う。また、制御部102は、画像
に関する各種の処理を行うアナログ信号処理部100、入
力画像処理部101の制御も行う。 制御部121は、上記説明のプリンタ部3のメカの駆動
制御を行うメカ駆動部105と、プリンタ部3のメカ動作
の時間バラツキの吸収と記録ヘツド117〜120の機構上の
並びによる遅延補正を行う同期遅延メモリ115の制御を
行う。 次に、第9図の画像処理ブロツクを画像の流れに沿っ
て説明する。 CCD16上に結像された画像は、CCD16によりアナログ電
気信号に変換される。変換された画像情報は、赤→緑→
青のようにシリアルに処理されアナログ信号処理部100
に入力される。アナログ信号処理部100では、赤、緑、
青の各色毎にサンプル&ホールド、ダーク・レベルの補
正、ダイナミツク・レンジの制御等をした後にアナログ
・デジタル変換(A/D変換)し、シリアル多値(本実施
例では、各色8ビツト長)のデジタル画像信号に変換し
て入力画像処理部101に出力する。 入力画像処理部101では、シエーデイング補正、色補
正、γ補正等の読み取り系で必要な補正処理を同様にシ
リアル多値のデジタル画像信号のまま行う。 コントローラ部2の多値合成部106は、スキヤナ部1
より送られて来るシリアル多値のデジタル画像信号とパ
ラレルI/Fを介して送られてくるシリアル多値のデジタ
ル画像信号の選択、および、合成処理を行う回路ブロツ
クである。選択合成された画像データは、シリアル多値
のデジタル画像信号のまま画像処理部107に送られる。 画像処理部107は、スムージング処理、エツジ強調、
黒抽出、記録ヘツド117〜120で使用する記録インクの色
補正のためのマスキング処理等を行う回路である。シリ
アル多値のデジタル画像信号出力は、2値化処理部10
8、バツフア・メモリ110に、それぞれ入力される。 2値化処理部108は、シリアル多値のデジタル画像信
号を2値化するための回路であり、固定スライス・レベ
ルによる単純2値、デイザ法による疑似中間調処理等を
選択することが出来る。ここでシリアル多値のデジタル
画像信号は4色の2値パラレル画像信号に変換される。
2値合成部109へは4色、バツフア・メモリ110へは3色
の画像データが送られる。 2値合成部109は、バツフア・メモリ110より送られて
来る3色の2値パラレル画像信号と2値化処理部108よ
り送られて来る4色の2値パラレル画像信号とを選択、
合成して4色の2値パラレル画像信号にするための回路
である。 バツフア・メモリ110は、パラレルI/Fを介して多値画
像、2値画像の入出力を行うためのバツフア・メモリで
あり、3色分のメモリを持っている。 プリンタ部3の同期遅延メモリ115は、プリンタ部3
のメカ動作の時間バラツキの吸収と記録ヘツド117〜120
の機構上の並びによる遅延補正を行うための回路であ
り、内部では記録ヘツド117〜120の駆動に必要なタイミ
ングの生成も行う。 ヘツド・ドライバ116は、記録ヘツド117〜120を駆動
するためのアナログ駆動回路であり、記録ヘツド117〜1
20を直接駆動出来る信号を内部で生成する。 記録ヘツド117〜120は、それぞれ、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラツクのインクを吐出し、記録紙上に
画像を記録する。 第10図は、第9図で説明した回路ブロツク間の画像の
タイミングの説明図である。 信号BVEは、第5図で説明した主走査読み取り動作の
1スキヤン毎の画像有効区間を示す信号である。信号BV
Eを複数回出力する事によって全画面の画像出力が行わ
れる。 信号VEは、CCD16で読み取った1ライン毎の画像の有
効区間を示す信号である。信号BVEが有効時の信号VEの
みが有効となる。 信号VCKは、画像データVDの送り出しクロツク信号で
ある。信号BVE、信号VEも、この信号VCKに同期して変化
する。 信号HSは、信号VEが1ライン出力する間、不連続に有
効、無効区間を繰り返す場合に使用する信号であり、信
号VEが1ライン出力する間連続して有効である場合には
不要の信号である。1ラインの画像出力の開始を示す信
号である。 第11図は、上記アナログ信号処理部100を詳細に説明
するための図である。 レンズ15を通って像は、CCD16により光電変換が行わ
れる。画像情報は赤→緑→青のようなシリアルなアナロ
グ電気信号となり、増幅器301により増幅された後、画
像信号のノイズ成分を除去するためのローパスフイルタ
302に入力される。この画像信号はタイミング制御部300
からのタイミングにより、S/H回路303,304,305で赤、
緑、青の各色の画像信号に分離される。可変利得増幅器
306,307,308は、電圧制御の増幅器であり、D/A変換器32
5の出力電圧により制御される。上記各色に分離された
画像信号は、制御部102からの信号によりD/A変換器325
を介し可変利得増幅器306〜308によって増幅される。 コンデンサ309,310,311及びスイツチ312,313,314は画
像信号のダーク部を所定値にクランプするクランプ回路
を構成し、タイミング制御部300からのタイミングによ
り行う。ダーククランプレベルは上記と同様制御部102
からの信号により、D/A変換器325を介して設定すること
が可能である。 ダーククランプされた画像信号は、バツフアアンプ31
5,316,317を通り、A/Dコンバータ318,319,320に入力さ
れる。A/Dコンバータ318,319,320は、各色画像信号をア
ナログ/デジタル変換を行い、ラツチ322,323,324にセ
ツトする。 ラツチ322,323,324は、タイミング制御部300からの信
号によりシリアル多値(各色8ビツト長)として、入力
画像処理部101へ出力する。 次に入力画像処理部101の詳細な説明を第12図を使用
して説明する。 マルチプレクサ150は、アナログ信号処理部100よりの
画像データとパターン発生回路151よりの画像データと
を切り換える回路である。 パターン発生回路151は、連続階調パターン等、装置
の調整やチエツク時に使用するパターンの発生を行う回
路である。従って、通常の複写動作時にはマルチプレク
サ150はA入力を選択している。 黒オフセツト回路152は、イメージセンサ16のダーク
レベルの補正を行う回路である。即ち、イメージセンサ
16の各画素間で暗電流のバラツキ等、ダークレベルに変
動があるために、これを除去し暗部画像の均一読み取り
を行うための回路である。 シエーデイング補正回路153は、光学系露光系のいわ
ゆるシエーデイングむらを除去するための回路であり、
明部画像の均一読み取りを行えるようにする。 入力マスキング処理回路154は、イメージセンサ16の
色感度を理想的な赤(R)、緑(G)、青(B)の色感
度分布となるようにデジタル演算処理を行う。演算式は
次式で与えられる。 画素密度の変換回路155は、高解像で読み取った画像
を所定の画素密度に変換するための回路である。本実施
例のデジタルカラー複写装置では、記録ヘツド117〜120
が各256ドツト吐出する時間間隔を400μs一定としてい
る。アナログ信号処理部100のタイミング制御部300でCC
D16の光電荷の蓄積時間を400μsと200μsに切り換え
る事が出来るようになっている。つまり、タイミング発
生回路はそのままで、400μsの時の倍の周波数のクロ
ツクに切り換え動作させる事によって200μs(倍密
度)を容易に実現している。この倍密度読み取りを行う
場合に画像データが2倍になる事から、これを半分のデ
ータ量にするための回路が画素密度変換回路155の働き
である。蓄積時間が400μsの場合は、画像データを素
通しして後段の変換回路156に送る。 変換回路156は、赤、緑、青を補色のシアン、マゼン
タ、イエローに変換するための回路であり、同時にγ特
性、オフセツト等の変換も行う。変換回路156はROM,RAM
等によるルツク・アツプ・テーブルの手法により構成さ
れる。 次に画像処理部107を第13図を用いて詳細に説明す
る。 第9図の多値合成部106から得られるY,M,Cの色順次信
号は変換部200aに送られる。 変倍部200aは、入力される画像データとそれ以降の画
像データとで使用画素範囲が異なる為、変倍部200aで制
御部200より送られる変倍制御信号によって変倍が行わ
れ出力される。出力された画像データ(以降、入力画像
データ)は、シリアル、パラレル変換部201に送られ、
Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)のパラ
レル信号に変換した後、マスキング部202及びセレクタ
ー203に送られる。 マスキング部202では、出力インクの色のにごりを補
正する為の回路で、次式の様な演算を行っている。 これら9つの係数は制御部200からのマスキング制御
信号により決定されるマスキング部202でインクのにご
りを補正した後、シリアル信号としてセレクタ部203及
びUCR部205に入力される。 セレクタ203には、入力画像データ、及びマスキング
部202より出力される画像データが入力される。 セレクタ203では、通常制御200より送られるセルクタ
制御信号1により入力画像データを選択している。入力
系での色補正が充分に行われていない場合は、制御信号
1によりマスキング部202出力の画像データが選択され
出力される。セレクタ203より出力されるシリアル画像
データは、黒抽出部204に入力される。一画素における
Y,M,Cの最小値を黒データとする為、黒抽出部204ではY,
M,Cの最小値を検出している。検出された黒データは、U
CR部205に入力される。 UCR部205ではY,M,Cの各信号より抽出した黒データ分
をさし引いている。又、黒データに関しては、単に係数
をかけている。UCR部205に入力された黒データはマスキ
ング部202より送られる画像データとの時間のズレを補
正した後、次式の演算が行われる。 Y′=Y−a1Bk M′=M−a2Bk C′=C−a3Bk Bk′=a4Bk Y,M,C,Bk :抽出部、入力データ Y′,M′,C′,Bk′ :抽出部、出力データ 係数(a1,a2,a3,a4)は制御部200より送られるUCR制
御信号により決定される。 UCR部205より出力されたデータは、次にγ,オフセツ
ト部206に入力される。 γ,オフセツト部206では、次式の様な階調補正が行
われる。 Y′=b1(Y−C1) M′=b2(M−C2) C′=b3(C−C3) Bk′=b4(Bk−C4) Y,M,C,Bk :γ,オフセツト部入力データ Y′,M′,C′,Bk′ :γ,オフセツト部出力データ 又、上式での係数(b1〜b4,C1〜C4)は制御部200より
送られるγ,オフセツト制御信号により決定される。 γ,オフセツト部206で階調補正された信号は、次に
Nライン分の画像データを記憶するラインバツフア207
に入力される。このラインバツフア207では、制御部200
より送られるメモリー制御信号により後段の平滑化、エ
ツジ強調部208に必要な5ラインのデータを5ラインパ
ラレルで出力する。この5ライン分の信号は、制御部20
0からのフイルター制御信号によりフイルターサイズ可
変の空間フイルターに入力され、平滑化、その後エツジ
強調が行われる。平滑化では、注目画素と周辺画素の平
均値を注目画素の濃度値とする事により画像のノイズの
除去を行う。又、第14図に示す様に注目画素データと平
滑化された信号の差分をエツジ信号とし、これを注目画
素データに加算する事によりエツジ強調が行われる。平
滑化エツジ強調部208の詳細な説明は後述する。 平滑化、エツジ強調部208より出力された画像データ
は、色変換部209に入力され、制御部200からの色変換制
御信号により、色変換が行われる。第9図の操作部10、
及びデジタイザー装置114により、あらかじめ変換する
色と変換される色、及びその信号が有効な領域を入力し
ておき、そのデータにもとづき色変換部209で画像デー
タを置き換えを行っている。本実施例では、色変換部20
9の詳細な説明は省略する。平滑化、エツジ強調部208よ
り出力される画像信号と色変換後の画像信号は、セレク
ター210に入力され、セレクター制御信号2により出力
すべき画像データを選択する。どちらかの画像データを
選択するかは、前記、デジタイザー装置等より入力され
る有効な領域を指定する事により決定される。セレクタ
ー210で選択された画像信号は、不図示のバツフアメモ
リと2値処理化分のデイザ処理部211に入力される。 ここではバツフアメモリに入力される系についての説
明を省略する。 2値化処理について説明を行う。2値化処理される画
像データは、第13図のデイザ部211にY,M,C,Bkの順にシ
リアル8bitで入力される。 デイザ部211では、各色について主走査方向6bit、副
走査向方6bit又は、主走査方向4bit、副走査方向8bitの
メモリ空間を有しており、制御部200からのデイザ制御
信号によりデイザマトリツクスサイズ、及びマトリツク
ス内のデイザ閾値が設定される。デイザ回路動作時にメ
カ的主走査方向は、CCDラインセンサの1ラインの画像
読み取り区間信号、副走査方向は、画像ビデオクロツク
をそれぞれカウントし、メモリー空間上の設定デイザ閾
値を読み出す。又、このメモリー空間をシリアルにY,M,
C,Bkと切り換える事によりシリアルなデイザ閾値が得ら
れる。次にこの閾値は、図示しない比較器に入力される
セレクター210より入力される画像データと大小を比較
する。 比較器からの出力は、 画像データ>閾値:1 画像データ≦閾値:0 が出力される。このデータは、次にシリアル・パラレル
変換部においてパラレル4bitのデータとして第9図のバ
ツフアメモリ110、及び2値合成部109に出力される。 又、補色変換回路120、変倍部200a、マスキング部20
2、UCR部205、γオフセツト部206、平滑化・エツジ強調
部208及びデイザ部211を制御している制御部200からの
制御信号は各主走査ごとに切り換える事が可能な構成に
なっており、例えば、合成処理等でパラメーター変換を
行う事が可能となっている。もちろん、この切り換え
は、主走査ごとだけではなく各画素ごとに行っても良
い。 次に、第15図を使用して同期遅延メモリ115の詳細な
説明を行う。2値合成部115より送られてきた。2値の
画像データは、Dタイプ・フリツプ・フロツプ250で再
ラツチされタイミングを整える。タイミングを整えられ
た画像データは、フアースト・イソ・フアースト・アウ
ト・メモリ251(FIFOメモリ)に入力され記憶され、プ
リンタ部3の画像クロツクで読み出される。FIFOメモリ
251はFIFO制御回路252で制御される。Dタイプ・フリツ
プ・フロツプ250、FIFOメモリ251はプリンタ部3で使用
する画像クロツクと外部クロツクとを分離するための回
路であり、これにより、2値合成部109と同期遅延メモ
リ115の伝送距離を長くする事ができるとともに、プリ
ンタ部3で使用するクロツク入力画像と完全に分離する
事ができる。 マルチプレクサ253は、FIFOメモリ251よりの画像デー
タとパターン発生回路254より出力される画像データと
を切り換える回路であり通常はA入力が選択されてい
る。 パターン発生回路254は、テストプリント動作等、動
作の確認のためのパターンの発生を行う回路である。 枠で囲ったブロツク280は、画像データの遅延、メカ
の同期合わせを行う回路ブロツクであり、シアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラツクの記録ヘツド117〜120に各1
つ、合計4つの同一回路ブロツクがある。 メモリ255は、例えばIMX1ビツト構成のタイナミツク
・メモリ(DRAM)である。このメモリ255を使用して画
像データの遅延、メカの同期合わせを行う。 マルチプレクサ256は、メモリ255に与えるメモリ・ア
ドレス、制御信号を切り換える回路である。入力データ
PVDの書き込み用のアドレス信号WRADを発生するカウン
タ258と出力データHVDの読み出し用のアドレス信号RDAD
を発生するカウンタ261は、それぞれカウント開始アド
レスをプリセツトするためのラツチ回路257,262によ
り、それぞれプリセツト可能になっている。 カウンタ258,261は、例えば同期式のアツプカウンタ
であり、イネーブル端子Eの入力信号によりカウント動
作の制御を行う。カウンタ258は、2値合成部250より送
られてくる信号BVEと信号VEとの論理積をとった信号WRE
Bによりカウント動作の制御を行う。また、カウンタ261
は、J/Kフリツプ・フロツプ回路265の発生する信号DLEB
(データの遅延クロツク・カウント中の信号)とJ/Kフ
リツプ・フロツプ回路266の発生する信号HBVE(信号BVE
に相当)によりHVE発生回路268で発生する信号HVE(信
号VEに相当)との論理和(論理和ゲート267による)を
とった信号RDEBによりカウント動作の制御を行う。 アドレス信号RDADは、コンパレータ260に入力され、
ラツチ回路259と比較される。コンパレータ260は、両者
の信号が一致した時に信号RDED信号を発生する。 カウンタ258は、DRAM255が1Mビツトなので20ビツトの
カウンタで良く、プリセツトされたアドレスからカウン
トを開始し、FFFFF(16進)からOOOOO(16進)へとカウ
ントするまで信号WREB信号によりカウント動作を続け
る。 一方、カウンタ261は、単に、メモリのアドレス制御
に信号するのみでなく、コンパレータ260により読み出
し動作終了の制御も行うために、余分なビツト数、例え
ば24ビツトのカウンタとし、下位20ビツトのアドレス信
号をDRAM255のメモリアドレスの制御に、24ビツト全部
をコンパレータ260に使用する。 本実施例において、このように、カウンタ261に261に
2つの働き、即ちメモリ読み出しアドレス制御と、読み
出し終了制御を持たせる事によりハードウエアの簡略化
を実現している。 次に、さらに詳細に第15図の回路の動作説明を行う。 まず、メモリ255の動作前に、ラツチ回路257,262,259
に制御部121からのデータのセツトを行う。ラツチ回路2
57は、メモリ255へのデータ書き込みアドレスを指定す
るためのもので、特に、パターン発生回路254を使って
メモリ255に逐次データを書き込み場合に使用し、通常
は値0をセツトしておく。 ラツチ回路262は、後述の信号RGSTが発生してから、
メモリ255の読み出し動作を開始するまでのクロツク信
号VCKのクロツク数をセツトするものである。例えば、
値F0000(16進)をセツトした場合には216クロツクの遅
延が実行される。 ラツチ回路259は、読み出し動作終了のクロツク信号V
CKのクロツク数をセツトするものである。 次に、カウンタ258,262にデータをロードした後、カ
ウント動作可能な状態とする。カウンタ258の信号はWRE
Bによりメモリ255へ入力データPVDの書き込み動作を行
う。 メモリ255よりの出力データHVDの読み出し動作は次の
ようにして行われる。 まず、各色ブロツク共通に読み出し開始信号RGSTが入
力されると、Dタイプ・フリツプ・フロツプ263,264で
クロツク信号VCK1クロツク周期分のパルス信号DLSTが発
生し、J/Kフリツプ・フロツプ265のQ出力=信号DLEBを
ハイにする。従って信号RDEBもハイになる事からカウン
タ261はプリセツトされたカウント値からカウント動作
を開始する。 カウント261がカウント・アツプを続け、値FFFFF(16
進)になった時に、リツプル・キヤリー(信号RDST)が
RC端子より出力され、信号DLEBをロウ、J/Kフリツプ・
フロツプ266のQ出力の信号HBVEをハイとする。 信号HBVEがハイとなるとHVE発生回路268で、記録ヘツ
ド117〜120用のイネーブル信号VEに相当する信号HVEの
発生が開始される。信号HVE信号は、記録ヘツド・タイ
ミング発生回路269に送られ、記録ヘツド117〜120の駆
動用信号を発生する。そして、信号HVEは出力データHVD
の読み出し動作に応じてカウンタ261をカウント・アツ
プさせ、コンパレータ260が信号RDEBをオンし、信号HBV
Eをオフするまでこの読み出し動作を続ける。 以上説明の回路動作を第16図のタイミング・チヤート
で説明すると次のようになる。 信号WREBは上記説明のように信号BVEと信号VEの論理
積の信号であるので信号BVEに相当する時間tWの間オ
ン,オフを繰り返す。時間tRは、メモリ255に入力デー
タPVDを書き込み始めてから信号RGSTを発生するまでの
時間である。図では、信号WREBが信号RGSTより先に発生
しているが、実際にメモリ255より出力データHVDを読み
出す(信号HVEが発生する)前に信号WREBがオン、即
ち、書き込み動作が行われていればよい。 信号RGSTは、第3図の走査キヤリツジ34の走査経路の
途中に設置されたセンサ(不図示、HPセンサ41の周辺に
おかれる)より出力される信号で、走査キヤリツジが矢
印Aの方向にスキヤンする時に記録ヘツド37よりのイン
ク吐出タイミングとして用いられる。 信号DLEBは、第16図の下部に示す、信号RDEB−C,RDEB
−M,RDEB−Y,RDEB−Bkの時間t1,t2,t3,t4、即ち、信号R
GSTからどれだけ遅延を行って出力データHVDを読み出す
かを制御する信号である。記録ヘツド117〜120のメカ的
な位置ずれを補正するための働きをする。例えば、(時
間t2−時間t1)が記録ヘツド118と記録ヘツド117の距離
と走査速度(第3図矢印Aの)より算出される時間と一
致すると両記録ヘツドより吐出されるインク・ドツトの
同期が行われる事になる。 一方、信号HVEの有効時間tC,tM,tY,tBKは、入力デー
タPVD,出力データHVDが同一のクロツク周波数で同様の
タイミングで動作する事から時間tW=tC=tM=TY=tBK
となるようにラツチ回路259にデータをセツトする事に
より、2値合成部115より送られてきた画像データを全
て過不足なく記録する事が出来る。 第17図は、メモリ255の具体的な制御タイミング・チ
ヤートである。 第17図において、信号RAS*,信号CAS*,信号WE*は通
常のダイナミツクRAMの制御信号である。クロツク信号V
CK一周期を図示のようにライト・サイクル,リード・サ
イクル,リフレツシユ・サイクルの3つに分割し使用す
る。 メモリ255のアドレス信号ADRは、マルチプレクサ256
により時分割で与えられ、信号WRADの上位10ビット=信
号WH,下位10ビツト=信号WL,信号RDADの中位10ビツト=
信号RM,下位10ビツト=信号RLを図示のように与える。 信号WE*は、信号WREBがオンの時に有効(ローレベ
ル)になる信号であり、入力データPVDの書き込み(ラ
イト・サイクル)時に使用する。 リード・サイクルは、出力データHVDを読み出すメモ
リ・サイクルであり、常に読み出し動作を行っている。 リフレツシユ・サイクルは、いわゆるCASビフオアRAS
リフレツシユ動作のタイミングで与えられ、書き込まれ
た入力データPVD消滅しないように常にリフレツシユを
行うメモリ・サイクルである。 このように、1画像区画を分割してメモリの動作を行
う事により、メモリ255のデータ入出力が同時に行える
ようになっている。 (バツクプリントフイルム用鏡像) 本実施例によるプリンタ部3は、通常のプリント紙の
他に、インクを吸収するインク吸収層を透明フィルム上
に塗布したバツクプリントフイルムを使用する事が可能
である。 バツクプリントフイルムは、(第19図)に示すように
インク吸収層にインクを印字する。印字された像は、イ
ンク吸収層に吸い取られ、透明フイルム面側に浸透し、
像を形成するために、図示のように透明フイルム面側よ
り印字像を読み取る必要がある。従って、通常のプリン
ト紙と同じ様に印字を行った場合、バツクプリントフイ
ルムでは鏡像が得られる事になる。 この鏡像を正像に戻すために、幾つかの方法が考えら
れる。1つは、スキヤナ部B1の主走査,プリンタ部3の
主走査いづれか一方を逆方向にスキヤンする方法であ
る。この方法は、非常に実現容易な方法であるが、本実
施例のように400dpiといった高精度を要求される複写装
置では、メカの走査系のバツクラツシユ,振動等が問題
となってくるため、往復動作で安定した性能を得ること
は困難である。また、こうしたバツクフラツシユ振動を
除去するために、画像読み取り、画像印字の為のセンサ
を設け、この信号で、読み取り、印字動作を行う事が考
えられるが、この場合、鏡像を得るために主走査の両端
に往動、復動用のセンサが必要となり、コスト、信頼性
の面から不利となる。 次に考えられるのは、1主走査分のバツフアメモリを
持ち、1主走査分のデータ書き込みを終えたら、最終ラ
インよりデータの読み出しを行い鏡像を得る方法であ
る。この方法は、バツフアメモリの容量が小さい場合は
良いが、大版の画像を扱う場合メモリ容量が必要となり
コスト的に不利となる。 本実施例では、上記2つの方法の欠点を改良した方法
を採用しているので以下第18図を用いて説明する。 第18−a,b図は、スキヤナ部1での原稿読み取りの様
子、を第18−c,d図は、プリンタ部3でのドツト印字の
様子をそれぞれ説明する図である。第18−a,c図が正
像、第18−b,d図が鏡像の場合の組み合わせである。 本実施例では、プリンタ部3の動作を正像,鏡像とも
同じとし、スキヤナ部1の動作を正像、鏡像で変えてい
る。 鏡像動作の場合には、副走査方向を反対側より順次走
査し、かつ1ラインのドツト読み取り方向を逆にする事
により第18−d図のような鏡像を得ている。ドツト読み
取り方向を逆にするという事は、CCDの主走査方向、す
なわちVE信号に同期して送られる画像データ1ライン中
のデータ順序を256ビツトデータがあれば0→255を255
→0のように逆にするという事である。これはラインバ
ツフアに書き込んだ画像データを逆の順序で読み出す事
で容易に実現が可能であり、スキヤナ部1でなく、コン
トローラ部2,プリンタ部3で行ってもよい。例えば、同
期遅延メモリ115で行う事が可能である。 第15図のカウンタ258を主走査ドツト,ライン数をカ
ウントする部分に分離し、主走査ドツトを行うカウンタ
(データが256ビツトあれば8ビツトカウンタ)をアツ
プカウント,ダウンカウント可能なカウンタとして、こ
のアツプダウンを制御すればよい。 その具体的な回路例が、第20図の回路である。 第15図のメモリ255が256ビツトのメモリとした場合、
アドレス信号線は18本必要となるため、カウンタ258を
カウンタ258−aを8ビツト、カウンタ258−bを10ビツ
トのように分割して構成する。メモリ255のリード・ア
ドレスを発生するカウンタ261は同期式のアツプ・カウ
ンタであるので、カウンタ258−aを同期式のアツプ・
ダウン・カウンタ,カウンタ258−bを同期式のアツプ
・カウンタとして構成する。このカウンタ258−a,258−
bのカウンタ出力をメモリ255のライト・アドレスとし
て使用する。 カウンタ258−aのアツプダウン・カウントの制御
は、BPFS信号で行い、例えば、BPFS信号が値0の時アツ
プ・カウント、BPFS信号が値1の時ダウン・カウントを
行う。即ち、BPFS信号が値1の時、バツク・プリント・
フイルム用の鏡像データがメモリ255より出力される事
になる。 次に、複写動作の具体的な制御フローチヤートの例を
第21図に使用して説明する。 スタート・キー87が押されると、まず、ステツプSP10
に進み、スキヤナ部1のCCDユニツト18をホームポジシ
ヨンに移動する。同時に、ステツプSP11ではプリンタ部
3ではプリント用紙の給紙を行う。 ステツプSP12では、バツク・プリント・フイルムへの
プリント動作かの判定を行い分岐を行う。 バツク・プリント・フイルムで無い場合は、ステツプ
SP13に進み、上述のBPFS信号を値0とし、正像データの
印字を指定する。 バツク・プリント・フイルムの場合は、ステツプSP14
に進み、スキヤナ部1のCCDユニツト18の副走査方向へ
の移動量を計算し、ステツプSP15で計算した移動量だけ
CCDユニツト18を移動する。ステツプSP16では、BPFS信
号を値1として鏡像データの印字を指定する。 ステツプSP17では、一主走査毎のコピー終了の判定を
行い分岐を行う。 コピー終了の場合は、ステツプSP23でプリンタ部3で
プリント用紙の排紙を行い複写動作を終了する。 コピーが終了していない場合は、ステツプSP18に進
み、スキヤナ部1、プリンタ部3でそれぞれ1主走査の
像読み取り、印字を行う。 ステツプSP19では、プリント用紙を所定量だけ副走査
方向に移動し、次主走査に備える。 ステツプSP20では、バツク・プリント・フイルムか否
かの判定を行い、バツク・プリント・フイルムの場合は
ステツプSP22に進みCCDユニツト18をホームポジシヨン
方向に、否の場合は、ホームポジシヨンと逆の方向にそ
れぞれ所定量CCDユニツト18を副走査方向に移動する。 ステツプSP17〜ステツプSP22よりなるループ処理を複
数回繰り返し、一回の複写動作を終了する。 このように、本実施例では、メカ送り精度の必要な主
走査の読み取り、印字方向を一方向とし、バツフアメモ
リを必要とせずにバツクプリント用の鏡像を得る事が可
能になっている。 また、副走査方向は、ブツクモード、シートモードと
もに原稿を逆に走査する事のみで対応可能としている。 (バツフア・メモリ、I/F制御部) 次に第22図を使用して、バツファ・メモリ110、I/F制
御部112の説明を行う。 バツフア・メモリ110は第5図で説明した画像スキヤ
ン(以下BJスキヤンと略す)による画像データの順序の
変換及び外部装置との画像データのバツフアとしての動
きが主としてある。 通常、コンピユータ・グラフイクス等で扱う画像デー
タは、TVの走査信号のようにラスタ・スキヤン信号であ
る事が多く、BJスキヤン信号ラスタ・スキヤン信号の
変換を行う必要がある。また、先に説明したように、一
主走査は連続走査であるので少なくとも一主走査分のメ
モリを内蔵する事が装置動作の高速化のために不可決で
ある。 その他の動きとして、バツフア・メモリ110を画像合
成のための画像データの一時記憶のメモリとしても使用
できる。画像合成については後述する。 バツフア・メモリ110は3つのメモリ・バンク402〜40
4より構成され各メモリ・バンクに赤(R),緑
(G),青(B)のように色成分画像データを記憶す
る。本実施例において、メモリ・バンク402〜404は1Mビ
ツトX1構成のダイナミツク・メモリ(以下DRAMと略す。
DRAMとしては例えば、東芝製TC511000を用い得る)8ケ
づつ計24ケ(=28Mビツト)で構成されている。DRAMを
使用したのは、大容量のメモリを比較的小型にかつ、ロ
ーコストに実現出来るという理由からである。 メモリ・バンク402〜404は、GPIB制御回路400、セン
トロニクスI/F制御回路401等が接続している制御部111
のCPUバス側のデータ入出力、そして、変換デーブル413
と接続する多値画像データ入出力、排他論理和ゲート41
5,414と接続する2値画像データ入出力の3種類の入出
力を持つ。 制御部111のCPUバスでは不図示のCPU,DMAコントロー
ラより画像データを高速なダイレクト・メモリ・アクセ
ス(DMA)転送により行う。GPIB制御回路400は、例え
ば、日本電気製μPD7210のようなGPIBコントローラより
構成されるGPIBインターフエースを制御する回路であ
る。また、セントロニクスI/F制御回路401は、セントロ
ニクス社の標準I/Fに準拠の双方向性パラレル・インタ
ーフエースを制御する回路であり、同様にDMA転送によ
り、高速に画像データの転送を行う。 変換テーブル413と接続する多値画像データ入出力で
は、各メモリ・バンクで画像データを逐次入出力し、多
値バイトシリアルの画像データとして入出力動作を行
う。プリンタ3で扱う画像1ドツトの周波数が本実施例
では750KHzであるので、この多値バイトシリアルの画像
データの周波数を4倍の3MHzとしている。具体的には、
メモリバンク402〜404まで3MHz1クロツクの周期で3ク
ロツク周期画像データの入出力を行い、残りの1クロツ
クダミー情報を付加し、丁度750KHzの周期で1画素分の
データ転送を行うようにしている。 排他論理和ゲート415,414と接続する2値画像データ
入出力では、750KHz1クロツクの周期で3つのバンクよ
り1ビツトずつパラレルに画像データの入出力を行う。 変換テーブル413は、RGBCMYといった多値データの
色変換を行うための回路であり、RAM,ROM等のルツク・
アツプ・テーブルにより構成される。同様に排他論理和
ゲート414,415は2値データの色変換(ビツトの反転に
より行う)を行うための回路である。このように、色変
換の回路を内蔵する事によってR,G,BもしくはC,M,Yいず
れの色データを扱う外部装置とも接続可能としている。 メモリ・バンク402〜404へのデータ入出力は、750KHz
1クロツクを1サイクルとし、これをリード・モデイフ
アイ・ライト・サイクル,リードサイクル,リフレツシ
ユ・サイクルの3つのサイクルに時分割して使用してお
り、これにより、リード・モデイフアイ・ライト・サイ
クルによる画像データの書き込み、リード・サイクルに
よる画像データの読み出しを見かけ上、同時に行えるよ
うにしている。従って、例えば、GPIB制御回路400で外
部装置より画像データをメモリ・バンク402〜404に書き
込みながら、同時に多値合成部106に画像データを読み
出し転送する事が可能になっている。 アツプ・ダウン・カウンタ406,407,アツプダウン・カ
ウンタ409,410は、それぞれVE信号内の画素をカウント
するか、BVE信号内のVE信号をカウントするか、そし
て、アツプ・カウント,ダウン・カウントをするかをカ
ウンタ制御回路416で制御可能である。 このようにカウンタ2つでアドレス信号を生成するの
は、先に述べたBJスキヤンラスタ・スキヤンのデータ
信号変換を行うためである。 例えば、各色主1024×幅1024×8ビツトの多値データ
(バイト・データ)を扱う場合を考える。データは、GP
IBを介して送られ、メモリ・バンク402〜404に記憶し、
多値データを画像処理してプリンタ部3でプリントする
例を考える。 まず、マトリクス制御回路405を制御し、アツプ・ダ
ウン・カウンタ406,407が10ビツトずつ使われるように
設定する。アツプ・ダウン・カウンタ406,407を共にア
ツプ・ダウン・カウントとし、値0よりカウントするよ
うにカウント値をプリセツトし、アツプ・ダウン・カウ
ンタ406をVE信号のカウント、アツプ・ダウン・カウン
タ407を画素のカウントをするように設定する。 アツプ・ダウン・カウンタ406,407は、メモリバンク4
02〜404のDRAMのライト・アドレスを生成するカウンタ
である。本実施例ではアドレスは、各バンク共通で、8
ビツトパラレルにDRAMを使用しているので、1Mビツトの
容量に対して20ビツトのメモリ・ライト・アドレス信号
を生成すればよい。 アツプ・ダウン・カウンタ406,407は、本実施例では1
4ビツトのカウンタを使用している。従ってメモリ・ラ
イト・アドレスとしては、14×2−20=8ビツト分のア
ドレス信号は不用となる。そこで第22図Aに示す如く、
アドレスカウンタ406,407の出力を重複するように構成
し生成し、重なった部分をマトリクス制御回路405で選
択し、いずれのカウンタ出力を使用するか決定する。 同様に、メモリ・リード・アドレスは、アツプ・ダウ
ン・カウンタ409,410、マトリクス制御回路408で生成す
る。 このような設定をすることにより、ライト・メモリ・
アドレスは第22図Bに示す順番でメモリ・バンク402〜4
04へデータを書き込みを行う。 メモリ・バンク402〜404よりデータを読み出す場合
は、マトリクス制御回路408を制御し、書き込み時と同
様にアツプ・ダウン・カウンタ409,410が10ビツトずつ
使われるように設定する。また、アツプ・ダウン・カウ
ンタ409,410を共にアツプ・カウントとし、書き込み時
同様、値0をカンウント初期値としてプリセツトする。
読み出しの場合、アツプ・ダウン・カウンタ409を画素
のカウント、アツプ・ダウン・カウンタ410をVE信号の
カウントを行うようにする。 読み出しの場合、1VE中の画素数は、多値データの場
合倍率によって可変となるので、例えば、1VE中256画素
の読み出しをする場合リード・メモリ・アドレスは第22
図Cのように変化する。 このように書き込み時と読み出し時のメモリ・アドレ
スの順番を変化させることで、ラスタ・スキヤンからBJ
スキヤンへのデータ信号変換を行っている。信号データ
の配列によっては、カウンタのアツプ・カウント、ダウ
ン・カウント、また、カウント値のプリセツト値、アド
レス・マトリクスの構成を変化させる事で、種々の画像
データに柔軟な対応を取れるようにしている。 DRAM制御回路411は、メモリ・ライト・アドレス,メ
モリ・リード・アドレスを時分割でマルチプレクスして
与え、メモリ・バンク402〜404のDRAMの制御を行うため
の回路である。 変倍制御回路412は、メモリ・バンク402〜404にデー
タ書き込み時にデータの間引きによる縮小処理を、デー
タ読み出し時にデータの水増しによる拡大処理を行うた
めの回路である。この回路により、画像データを任意の
倍率で変倍可能にしている。 尚、アツプ・ダウン・カウンタを2つずつデータ読み
出し制御及びデータ書き込み制御に用いたが、一方だけ
をアツプ・ダウン・カウンタ2つで構成することによっ
てもデータ配列方向の変換は可能である。 (2値合成部) 次に、第23図に使用して2値合成部109の具体的な実
施例を説明する。 2入力NANDゲート450〜453は、2値化処理部108より
送られてくるシアン(S−C),マゼンタ(S−M),
イエロー(S−Y),ブラツク(S−Bk)の2値データ
を制御するための回路であり、SENB信号が論理1の時、
後段の回路への画像出力を許可、論理0の時、不許可と
する回路である。 3入力NANDゲート454〜458,2入力NANDゲート459,イン
バータ455より構成される回路は、バツフア・メモリ110
より送されてくるシアン(I−C),マゼンタ(I−
M),イエロー(I−Y)の2値データを制御し、3色
が論理1(ドツト印字)の時ブラツク信号を発生させる
回路である。バツフア・メモリ110より送られてくるデ
ータは3色であるので、ここでブラツクの信号を発生
し、黒色の再現性の向上を行う。 本実施例では、I−C,I−M,I−Yが全て論理1の時に
I−C,I−M,I−Yの出力を論理0とし、ブラツク信号
(2入力NANDゲート459の出力)をドツト印字(論理が
反転しているので論理0)としている。これは、4色イ
ンクの同時印字によるインク量を制限するためのもので
あり、印字濃度を上げるためには、I−C,I−M,I−Yの
出力も論理1のままで4色同時印字を行うようにしても
よい。 IENB信号が論理1の時、後段への画像出力を許可、論
理0の時不許可としている。 2入力NANDゲート460〜463は、上記説明の2つの回路
より出力される2値画像の論理和(合成)を行うための
回路であり、シアン(P−C),マゼンタ(P−M),
イエロー(P−Y),ブラツク(P−Bk)の各信号を出
力する。 以上説明のように、SENB信号,IENB信号を制御する事
により、合成(共に論理),選択(いずれか論理1),
禁止(共に論理0)を実現している。 (多値合成部) 次に、第24図を使用して多値合成部106の具体的な実
施例を説明する。 スキヤナ部1よりの多値画像データであるSV信号と、
バツフア・メモリ110よりの多値画像データであるIV信
号とSV信号,IV信号によりデータ変換を行うルツク・ア
ツプ・テーブル470よりの出力を切り換えるマルチプレ
クサ480で構成される。 ルツク・アツプ・テーブル470は、例えばSV信号とIV
信号の加算、論理和等の演算を行うための変換テーブル
であり、ROM,RAM等のメモリで構成される。変換処理は
単純に、加算による合成出力を得るだけでなく、SV信
号、IV信号に対する演算処理を変える事により様々な効
果を得る事が可能になる。 本実施例においては、信号の切り換えにマルチプレク
サ480を使用しているが、SV信号,IV信号の選択,禁止
も、ルツク・アツプ・テーブル470で行うようにして、
マルチプレクサ480を省略するように構成してもよい。 (動作モード) 次に第25図を使用して、本実施例において可能な動作
モードについて説明する。 第25−a図は、通常の複写モード時の信号の流れを示
している。斜線が信号の流れを示している。このモード
ではバツフア・メモリ110は使用しないので、以下に説
明する動作モードを必要としない場合、バツフア・メモ
リ110は無くても良い。従って、バツフア・メモリ110に
関する部分はオプシヨンとして回路部に切り離せるよう
に構成される事が望ましい。 第25−b図は、スキヤナ部で読み取った画像データを
画像処理し、バツフア・メモリ110に一旦蓄え、多値デ
ータのまま外部装置に出力する外部多値出力モードであ
る。 第25−c図は、さらに2値化処理を行った後に2値デ
ータとして外部装置に出力する外部2値出力モードであ
る。 第25−d図は、外部装置より送られてくる多値画像デ
ータの画像処理を行いプリンタ部3で印字する外部多値
入力モードである。同様に第25−e図は、外部装置より
送られてくる2値画像データをプリンタ部3で印字する
外部2値入力モードである。 第25−b図から第25−e図は、外部装置とのインター
フエースを使用した動作モードであるが、このうち、第
25−d図,第25−e図と第25−a図の複写モードを組み
合わせ、スキヤナ部1で読み取った原稿像と外部装置よ
り送られてくる画像データを合成してプリントする動作
モードが第25−f図,第25−g図である。 第25−f図は、外部装置より送られてくる多値画像デ
ータを多値合成部106で合成する多値合成モード,第25
−g図は外部装置より送られてくる2値画像データを2
値合成部109で合成する2値合成モードを示している。 スキヤナ部1で読み取られる画像は、ブツク・モー
ド,シート・モード,プロジエクタ・モードいずれのモ
ードでも勿論かまわない。 第25−h図,第25−i図は、バツフア・メモリ110を
外部装置とのバツフアとして用いずに、スキヤア部1で
読み取った画像データの一次記憶場所として使用し、画
像の合成を行う動作モードである。 例えば、ブツク・モードで読み取った1主走査分の画
像データを一担バツフア・メモリ110に蓄えておき、次
に、原稿台ガラス17のブツク・モードの原稿と別の場所
に投影されたプロジエクタ画像をプロジエクタ・モード
で読み取り、同時にバツフア・メモリ110に記憶された
内容と合成して出力する動作モードである。もちろん、
原稿台ガラス17上に置かれた2つの原稿の合成をブツク
・モードで同様に合成する場所に使用しても良い。 第25−h図は、バツフア・メモリ110に多値画像デー
タとして記憶し、読み出す時多値合成部106で合成して
プリンタ部3でプリントするメモリ多値合成モードであ
る。同様に、第25−i図は、2値画像データをバツフア
・メモリ110に記憶し、読み出す時2値合成部109で合成
してプリント部3でプリントするメモリ2値合成モード
である。 この合成モードは、スキヤナ部1で2回の主走査を行
うのに対し、プリンタ部3では1回の主走査を行うだけ
で良く、画像合成部でのインクの量を、プリンタ部3で
複数回主走査重ね打ちする場合に比較して減らす事が出
来、インクのオーバーフロー等の問題を解決する事が出
来る。 画像読み取り時の倍率,画像処理等を変え、合成の位
置をバツフア・メモリ110より読み出す時にシフトする
等する事により、従来にないきめ細かな画像合成を行う
事ができる。 本実施例においては、バツフア・メモリ110に蓄える
画像は1画像だけであるが、例えばDRAMのリード・モデ
イフアイ・ライト動作を利用し、一度書き込んだ画像デ
ータとの合成をさらに行い、3画像以上の画像を行える
ようにしても良い。 第25−h図,第25−i図の画像合成は、バツフア・メ
モリ110を使用した方法であるが、バツフア・メモリ110
を使用せずに画像合成を行う方法もあるので以下説明を
行う。 第26図は、バツフア・メモリ110を使用せずに画像合
成を行う方法を説明するための図である。 原稿台ガラス17上に置かれた2つの原稿を1,1′,2,
2′のように交互に読み取り、プリンタ部3で、プリン
ト紙上の同じ主走査を2回ずつ走査し、図示のような画
像合成を行う方法である。画像読み取りの際は、読み取
り倍率,位置,画像処理(ネガ/ポジ等)等を変えても
良く、スキヤナ部1が複数の原稿を読み取る場所を変え
る間、プリンタ部3でプリント用紙の副走査方向の紙送
りを行わない「ポーズ動作」を設ける事で容易に実現で
きる画像合成である。 この方法は、バツフア・メモリ110を使用しないため
にローコストに実現可能という長所がある。しかし、先
に触れたようにプリント用紙上の同じ箇所にインクを大
量に打つと、プリント用紙のたわみ,インクのオーバー
・フロー等の問題が発生するため、複数箇所の画像合成
を行う場合、画像の重なりを充分に考慮する必要があ
る。 合成する画像も、ブツク・モードのみでなく、シート
・モード,プロジエクタ・モードとの組み合わせで画像
合成を行うようにしてもよい。 (制御フローの説明) 第27図〜第31図のフローチヤートを用いて制御部111
における制御のフローを説明する。 第27図は、本実施例における制御の最上位レベルのフ
ローを示したものである。電源がONされるとステツプSP
101で標準のコピーモードに応じた初期設定を行う。ス
テツプSP102では第6図の操作部10において何かのキー
が押されるまで待つ。キー入力があると、ステツプSP10
4で押されたキーに応じてコピーモードを変更し、それ
に応じて再設定を行う。例えば、プロジエクタキー86が
押されればプロジエクタ・モードにし、LCD表示部84に
表示された内容に従つて、タツチパネル85のキーが押さ
れれば、それに応じて、ブツクモード/シートモード,
倍率,枚数,拡大連写モード,合成モード,等を設定す
る。さらに設定されたモードに応じて第30−a図に示す
ようにLCD表示部84の表示を変える。 一方、スタートキー87が押されると、複写シーケンス
を開始する。第32図,第33図は複写シーケンスにおける
概念を説明するためのものである。原稿台ガラス17上に
おかれた2次の原稿をそれぞれ2倍拡大,等倍でコピー
し、合成してプリント用紙4枚に出力するコピーモード
について、読み取り画像域,プリント画像域を表わして
いる。本複写シーケンスでは各原稿から画像がプリント
されるプリント領域をサブエリアと呼ぶ。第32図の例で
は、第1サブエリアと第2サブエリアがある。実際に画
像が形成されるのは、各サブエリアを合計したエリアで
あり、それを単にエリアと呼ぶ。第32図の例では、第2
サブエリアは第1サブエリアに含まれるので、エリアは
第1サブエリアと等しい。また、各プリント用紙1枚に
形成される領域をブロツクと呼んでおり、第32図の例で
は第1ブロツクから第4ブロツクまで4枚のプリン用紙
に記録される。 エリアの複写は各ブロツクごとに行われる。第33図は
ブロツクごとの複写シーケンスにおける概念を説明する
ためのもので、第4ブロツクのみを大きく再表示してあ
る。各ブロツクにより切り取られる各サブ・エリアをサ
ブ・ブロツクと呼ぶ。第33図に示す第4ブロツクでは、
第1サブ・エリア,第2サブ・エリアに対応して第1サ
ブ・ブロツク,第2サブ・ブロツクがある。これに対
し、第1,第2ブロツクでは、第1サブ・ブロツクしかな
い。ブロツク内において、第5図で説明した、1回のス
キヤンでプリントする領域をラインと呼ぶ。第33図の例
では第1ラインから第5ラインまである。 ブロツクの複写は各ラインごとに行われる。第34図は
ラインごとの複写シーケンスにおける概念を説明するた
めのもので、第3ラインのみを再表示してある。各ライ
ンにより切り取られる各サブ・ブロツクをサブ・ライン
と呼ぶ。第34図に示す第3ラインでは、第1サブ・ブロ
ツク,第2サブ・ブロツクに対応して第1サブ・ライ
ン,第2サブ・ラインがある。これに対し、第1,第5ラ
インでは第1サブ・ラインしかない。 (エリア複写) 以上説明した概念に基づいて、複写シーケンスを説明
する。第27図のステツプSP105では、ステツプSP104にお
いて指定された各サブ・エリアを含むエリアを構成す
る。ステツプSP106ではエリアをプリンタ用紙の大きさ
で分割して1コ以上のブロツクを作る。ステツプSP107
では、複写中のブロツクを示すポインタ:nをまず1とす
る。ステツプSP108では第nブロツクについて後述する
ブロツク複写シーケンスを行う。ステツプSP109では、
最終ブロツクについての複写シーケンスが終ったかどう
か判断し、終了していなければS、ステツプSP110でn
を1増して次のブロツクのブロツク複写シーケンスを行
う。全てのブロツクについて終了したならステツプSP10
2に戻る。 (ブロツク複写) 第28図はブロツク複写シーケンスのフローを示したも
のである。まずステツプSP201では、各サブ・エリアに
ついて複写するブロツクと共通領域を持つかどうかチエ
ツクし、共通領域を持つものに対してはその領域をサブ
・ブロツクとしている。ステツプSP202ではブロツクを
1回のスキヤンで書き込む領域で分割して1コ以上のラ
インを作る。ステツプSP203では複写中のラインを示す
ポインタ:lをまず1とする。ステツプSP204では、第l
ラインについて後述する複写シーケンスを行う。ステツ
SP205では最終ラインについての複写シーケンスが終っ
たかどうか判断し、終了していなければ、lを1増して
次のラインのライン複写シーケンスを行う。全てのライ
ンについて終了したならば本ブロツクの複写シーケンス
を終了する。 (ライン複写) 第29図はライン複写シーケンスのフローを示したもの
である。まず、ステツプSP301では各サブ・ブロツクに
ついて複写するラインと共通領域を持つかどうかをチエ
ツクし、共通領域を持つものに対しては、その領域をサ
ブ・ラインとしている。ステツプSP302では、サブ・ラ
インがあるかどうかチエツクし、なければ複写は行わ
ず、ステツプSP306に進む。サブ・ラインがあれば、ス
テツプSP303でその個数が1かどうかチエツクする。1
個であれば、ステツプSP304で、後述する1つのサブ・
ラインについての単純複写シーケンスを行う。複数個あ
ればステツプSP305で、後述する複写のサブ・ラインに
ついての合成複写シーケンスを行い、その後、いずれも
ステツプSP306に進む。 ステツプSP306では、第nブロツクの第lラインまで
複写が終了したことを操作者に知らせるために、第36図
−b図に示すような表示を更新する。これにより、ライ
ン複写シーケンスは終了する。 (単純複写) 第30図はサブ・ラインが1つしかない場合の単純複写
シーケンスのフローを示したものである。まずステツプ
SP401では複写するサブ・ラインのコピーモードに応じ
て各パラメーターを設定する。ここでいうコピーモード
とは、例えば、原稿タイプ(通常原稿か、シート読み取
りか、プロジエクタ投影像か?)、複写倍率,濃度,ト
リミング・マスキング等の編集等であり、パラメータと
は、第13図に示す画像処理部に対して設定する変倍部制
御信号,マスキング制御信号,UCR制御信号,γ・オフセ
ツト制御信号,デイザ制御信号や、リーダー部において
設定する読み取りモード,プリンタ部において設定する
書き込みモードである。次にステツプSP402では第lラ
インに対応する書き込み域の先頭へプリンタのキヤリツ
ジを移動する。次にステツプSP403では複写するサブ・
ラインに対応する読み取り領域の先頭へリーダーのキヤ
リツジを移動する。次にステツプSP404ではリーダーと
プリンタのスキヤンをそれぞれ開始し、リーダーにより
読み取った画像をプリンタにより出力する。 これにより単純複写シーケンスは終了する。 (合成複写) 第31図はサブ・ラインが複数ある場合の合成複写シー
ケンスのフローを示したものである。まずステツプSP50
1ではバツフア・メモリ・ボードが接続されているかど
うかチエツクし、接続されていればSP502以降、バツフ
ア・メモリを用いた合成を行う、一方接続されていなけ
ればSP511以降、バツフア・メモリを用いない合成を行
う。 ステツプSP502では、まず、複写する第lラインに対
応する書き込み域へプリンタのキヤリツジを移動する。
ステツプSP503ではバツフア・メモリをクリアする。ス
テツスSP504では複写中のサブ・ラインを示すポインタ:
Slをまず1とする。ステツプSP505では単純複写におけ
る第30図のステツプSP401と同様に、複写するサブ・ラ
インのコピーモードに応じて各パラメータを設定する。
ステツプSP506では、第Slサブ・ラインに対応する読み
取り領域の先頭へリーダーのキヤリツジを移動する。次
にステツプSP507では、リーダーのスキヤンを行い、読
み取った画像をバツフア・メモリ上の画像と合成して、
バツフア・メモリに残す。ステツプSP508では最終サブ
・ラインについて合成したかどうか判断し、終了してい
なければステツプSP509でSlを1増して次のサブ・ライ
ンの合成を行う。全てのサブ・ラインについてメモリ上
で合成したならば、ステツプ7SP510でプリンタのスキヤ
ンを行い、バツフア・メモリ上の画像をプリンタにより
出力して、合成複写シーケンスを終了する。 一方、ステツプSP511以降のバツフア・メモリを用い
ない合成シーケンスは、上述のシーケンスとは少しだけ
異なる。まず、ステツプSP511,512,513,514はそれぞれ
ステツプSP502,504,505,506と同様である。ステツプSP5
15では、リーダーとプリンタのスキヤンをそれぞれ開始
し、リーダーにより読みとった画像をプリンタにより出
力する。ステツプSP516,SP517はステツプSP508,SP509と
同様であり、最終サブ・ラインについての複写が終った
ならば合成複写シーケンスを終了する。 以上の制御フローはリーダーから読み取った画像をプ
リンタに出力する場合についてのものであるが、このフ
ローにおけるリーダー部,プリンタ部の制御を外部機器
の制御におき換えることにより、第25図で示したa〜i
の各動作モードを実行するフローとなる。まず、第25−
a図の通常複写モードについては、サブ・エリア数,サ
ブ・ブロツク数,サブ・ライン数を1とし、単純複写を
ライン数だけ繰り返す。 次に第25−b図,第25−c図の「外部多値・2値出力
モード」については、単純複写における第30図のステツ
プSP402,SP404のプリンタの制御の代わりに外部装置を
出力するための制御を行うことで実現する。この時、外
部装置が必要とする画像が多値か2値かによってそれぞ
れ第25−b図,第25−c図の画像処理経路を実現するよ
うに、ステツプSP401において回路に対するパラメータ
を設定する。 次に第25−d図,第25−e図の「外部多値・2値入力
モード」については、単純複写における第30図のステツ
プSP403,SP404のリーダーの制御の代わりに外部装置か
ら入力するための制御を行うことで実現する。この時、
外部装置から与えられる画像が多値か2値かによって、
それぞれ第25−d図,第25−e図の画像処理経路を実現
するように、ステツプSP401において回路に対するパラ
メータを設定する。 次に第25−h図,第25−i図の「メモリ多値・2値合
成モード」については、合成する各画像領域を各サブエ
リアとして指定することにより、以上のフローにより実
現できる。この場合、メモリボードが接続されている場
合となり、第31図のステツプSP502〜510によって行われ
るが、メモリボードが接続されていない場合でも、同様
の動作はステツプSP511〜SP517によって行われる「用紙
上合成モード」によっても実現できる。このモードは第
25−a図の「通常複写モード」を拡張したものとなって
いる。これらの「メモリ上合成モード」もしくは「用紙
上合成モード」により、コピーモードの異なるサブエリ
ア、例えば通常の反射原稿画像と投影原稿画像とをそれ
ぞれ異なった倍率,処理で合成できる。また外部画像を
サブエリアとすれば、外部画像との合成も容易に実現で
きる。 さらに、第25−f図,第25−g図の「回路上多値・2
値合成モード」については、リーダーからの画像とメモ
リからの画像の1対1の合成であり、上述のフローとは
合成複写の部分が異なるので、第31図の代わりの第31−
A図を用いて説明する。フローの他の部分はサブエリア
がリーダ画像とメモリ画像の2つに固定されることのみ
異なる。 まずステツプSP601はステツプSP502,SP511と同じであ
る。ステツプSP602ではメモリ画像に関するサブライン
のコピーモードに応じて各パラメータを設定し、ステツ
プSP603でメモリに画像を取り込む。画像の取り込み元
はコピーモードにより、外部装置,リーダー,CPUによる
直接書き込みがある。ステツプSP604ではリーダー画像
に関するサブラインのコピーモードに応じて各パラメー
タを設定し、ステツプSP605でそのスキヤン開始位置に
リーダーのキヤリツジを移動する。そしてステツプSP60
6では、リーダー,プリンタのスキヤンを開始すると共
にメモリの画像を読み出しを行い、2値合成回路、もし
くは多値合成回路で合成を行う。この切替はSP602でメ
モリ画像が2値データであるか、多値であるかによっ
て、前者の場合は第25−g図の2値合成モード、後者の
場合は第25−f図の2値合成モードを選択する。 (長尺紙連写モード) 本実施例では、拡大とプリンタ部3のロール紙を利用
した大版コピーが可能であるので以下説明を行う。 本実施例では、50%〜1600%までの任意の変倍が可能
であるので、例えば、A4サイズ(210mm×297mm)の原稿
を600%でコピーすると1260mm×1782mmのサイズのプリ
ント像が得られる事になる。その説明を行うための図が
第35図である。 第35図はA4サイズの原稿を横置きにした図であり、第
35−b図は第35−a図を600%拡大した時のプリント紙
の様子を示す図である。本実施例では、最大A2長手方向
(594mm)の幅のプリント紙までしか使用出来ないので
第35−a図に示すように、A4サイズ原稿を縦に3分割
し、それぞれの部分の,,を第35−b図に示すプ
リント紙′,′,′に対応させてコピーを行うよ
うにする。 この場合、プリント紙としてはロール紙を使用し副走
査方向の送り量は任意長とする。この例の場合1260mmと
なる。 従来、この種の拡大複写のプリント紙としてはカツト
紙を使用していたので、例えばA3サイズのカツト紙を用
いた場合、本実施例では18枚のプリント紙が必要とな
り、後ではり合わせて1枚にする場合に枚数が多いため
に作業量が多くなるという欠点があった。本実施例にお
いては、ロール紙を使用し、かつ、副走査の送り量を任
意長とする事により、プリント紙の枚数を少なくし、上
記欠点を改善している。 第36図は、上述の大版コピーを取る場合の操作部10の
LCD表示部84の例を示す図である。 第36−a図は、コピー前の表示、第36−b図は、コピ
ー中の表示の例を示している。 拡大コピーを取る場合、原稿サイズ,倍率,プリント
サイズの3つのパラメータのうち2つのが決定すれば、
残り1つは自動的に決定する。例えば、原稿サイズがA4
サイズで倍率が600%拡大であれば、1260mm×1782mmの
プリント紙のサイズが必要となり、第35−a図のように
A4サイズ原稿を横置きとし、プリント紙を第35−b図の
ように3分割して使用するとプリント紙の無駄が無くコ
ピーが取れる事になる。 第36−a図は、このように決定した原稿サイズもしく
はプリント用紙をどのように分割してコピーを行うかを
グラフイツク表示で液晶に表示している様子を示す図で
ある。このように操作者に分割数,ロール紙の副走査方
向の1回のプリントに必要な長さ等の表示を行う異によ
り、操作性の向上を行っている。 このような大版コピーを取る場合、一回のコピー時間
が非常にかかる事から操作者に、どの程度コピーが進ん
でいるかを示す必要がある。第36−b図はその例を示す
図であり、第36−a図でグラフイツク表示した所のう
ち、コピーの終了した部分を斜線のように表示し、一目
でどの程度コピーが進んでいるかを操作者に知らせる事
を可能にしている。 かかる表示、及び複写を行う為のフローチヤートを第
37図に示す。 第37図において、SP701,SP702において原稿サイズ,
原稿の置かれた方向,倍率,プリント枚数を入力し、SP
703〜SP705で、ロール紙の分割領域数N,ロール紙の一領
域についての記録に必要な記録紙長,一領域についての
リーダーの走査回数Mを設定する。同時にプリントが終
了した分割領域の数n,及び主走査の終了回数を示すmを
0に初期設定する。そしてSP706で原稿サイズ,方向,
プリント枚数,倍率,分割領域数N,リーダー主走査回数
Mを表示部へ出力し、表示部は第36−a図に示す如き表
示を行う。そしてスタートボタンが押されるとSP707で
プリントを開始する。 そしてリーダーが1回の主走査を終わる毎にmを+1
して、値n,mを表示部へ出力する(SP708〜710)。そし
てm=Mとなると、nを+1して全分割領域の複写が終
了したか否かを判断し(SP714),全て終了していない
場合は、リーダーは次の分割領域の読取を開始し、プリ
ンタはロール紙をカツトする(SP713)。 以上の様にしてn=Nとなるまで、複写を実行し、そ
の間リーダーの一主走査毎にn,mを表示部へ出力するも
のである。 表示部n,mの値により、第36−b図に示す如き表示が
可能となる。 従来、この種の表示として複数セグメントのLED等を
使用し、全体の何%が終了しているかを示す方法が取ら
れていたが、本実施例のように複数のプリント紙を使っ
て1回のコピー処理を行う場合表示が不充分である。す
くなくとも、何枚目、プリンタ紙のどの部分をコピー中
であるかを操作者に知らせる事が望ましい。 本実施例では、グラフイツク表示による方法のみを示
したが、他に時間による表示、走査のスキヤン回数によ
る表示を同時に行ってもよい。 <効果> 以上説明したように本願発明の画像合成装置は原稿載
置面上の互いに異なる原稿読み取り領域の複数の画像を
順次読み取る読み取り手段、複数の区域に分割された記
録領域に画像を順次記録する記録手段、前記複数の区域
のうち一つの区域に記録される画像をライン単位に保持
する保持手段、同一の区域の記録領域に前記複数の画像
を記録するに際し、前記読み取り手段に前記原稿載置面
上の互いに異なる原稿読み取り領域をライン単位に交互
に走査させ(本実施例においては第26図に示す読み取り
方法と第31図のフローチャートにしめす複数ライン単位
にて交互に読み取る方法が開示される)、各走査で得ら
れる画像を一ページ分のメモリを用いることなく合成す
べく前記保持手段にライン単位に順次保持させた後、前
記保持手段に保持された画像を前記記録手段により記録
させる制御手段とを有するものである。 かかる構成により原稿台上に載置された複数の画像を
大容量のメモリを必要とせずに単一の読み取り手段によ
り一つの記録材上に合成画像を記録することが可能にな
り、原稿載置面上の原稿を取り替える必要がなく、簡単
な構成にて複数の画像合成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を適用したデジタル・カラー複写機の外
形図、 第2図は第1図のデジタル・カラー複写機の横からの断
面図、 第3図は走査キヤリツジ34まわりの詳細な説明図、 第4図はスキヤナ部1内部のメカ機構を説明するための
図、 第5図はブツク・モード,シート・モード時の読み取り
動作の説明図、 第6図はスキヤナ部1に投影露光手段であるプロジエク
タ・ユニツト81,反射ミラー80を取り付けた際の斜視
図、 第7図はフイルム投影系の詳細な説明図、 第8図はフイルムと原稿台ガラス上に結像される投影像
との関係の一例を示した図、 第9図は本発明を適用したデジタル・カラー複写機の機
能ブロツクの説明図、 第10図は第9図の回路ブロツク間の画像のタイミングの
説明図、 第11図はアナログ信号処理部の詳細回路図、 第12図はデジタル画像処理のブロツク図、 第13図は画像処理部107の詳細回路図、 第14図は平滑化及びエツジ強調処理のタイミングチヤー
トを示す図、 第15図は同期遅延メモリ115の詳細回路図、 第16図は第15図の各部タイミングチヤートを示す図、 第17図は第15図のメモリ255の制御タイミングチヤート
を示す図、 第18−a図,第18−b図,第18−c図,第18−d図は正
立像,鏡像を得る際の説明図、 第19図はバツクプリントフイルムの断面図、 第20図は正立像出力,鏡像出力の切換回路図、 第21図は正立像読取,鏡像読取制御のフロー図、 第22図はバツフアメモリI/F制御部の詳細回路図、 第22図A,第22図B,第22図Cはバツフアメモリのアドレス
制御の説明図、 第23図は2値合成部109の回路図、 第24図は多値合成部106の回路図、 第25−a図,第25−b図,第25−c図,第25−d図,第
25−e図,第25−f図,第25−g図,第25−h図,第25
−i図は各動作のモードの説明図、 第26図はバツフアメモリ110を使用せずに画像合成を行
う場合の説明図、 第27図〜第31図、及び第31−α図は制御部111の制御フ
ロー図、 第32図,第33図及び第34図は複写シーケンスの説明図、 第35−a図,第35−b図は長尺紙連写モードの説明図、 第36−a図,第36−b図は長尺紙連写モードにおける表
示部の表示態様を示す図、 第37図は長尺紙連写モードにおける制御フロー図であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 門脇 俊浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−265971(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/393 H04N 1/04 G06F 15/62 G03G 15/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.原稿載置面上の互いに異なる原稿読み取り領域の複
    数の画像を順次読み取る読み取り手段、 複数の区域に分割された記録領域に画像を順次記録する
    記録手段、 前記複数の区域のうち一つの区域に記録される画像をラ
    イン単位に保持する保持手段、 同一の区域の記録領域に前記複数の画像を記録するに際
    し、前記読み取り手段に前記原稿載置面上の互いに異な
    る原稿読み取り領域をライン単位に交互に走査させ、各
    走査で得られる画像を一ページ分のメモリを用いること
    なく合成すべく前記保持手段にライン単位に順次保持さ
    せた後、前記保持手段に保持された画像を前記記録手段
    により記録させる制御手段とを有することを特徴とする
    画像合成装置。
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