JP2861780B2 - 防振ゴム用ブラケット - Google Patents

防振ゴム用ブラケット

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JP2861780B2
JP2861780B2 JP34730493A JP34730493A JP2861780B2 JP 2861780 B2 JP2861780 B2 JP 2861780B2 JP 34730493 A JP34730493 A JP 34730493A JP 34730493 A JP34730493 A JP 34730493A JP 2861780 B2 JP2861780 B2 JP 2861780B2
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郁夫 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発朋は、例えば、円筒状エンジ
ンマウントのように、円形の外周面を備えた円筒形防振
ゴムを自動車の車体等に取付けるための防振ゴム用ブラ
ケットに係り、さらに詳しくはかかる円筒形防振ゴムの
部分的に嵌着できる内周面を有する防振ゴム用ブ
ラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防振ゴム用ブラケットと
しては、実公平3−4844号公報に記載されたものが
知られている。即ち、図6に示すように、従来の防振ゴ
ム用ブラケット40は、一枚の金属板からU字状に形さ
れ、対面する一対の板状部46、46に互いに同軸の嵌
合穴42、42を備えている。一対の板状部46、46
の外周縁の相対する位置に互いに接近する方向へ突き
出して且つ先端面が互いに突き合わされた突片48、4
8が一体に設けられ、状部46、46間の間隔を保っ
ている。そして、一対の嵌合穴42、42に、内筒51
と外筒52間弾性体53を介在させ、、一体加硫成形し
円筒形防振ゴム50を嵌着できるように構成されてい
る。しかしながら、この従来の防振ゴム用ブラケット4
0は、突片48、48を必要とするため、この突片4
8、に相当する分、金属板の材料が大きくなるという問
題を有していた。また、一対の板状部同志46、46が
軸方向に互いに間隔を隔てているため、嵌合穴42、4
2同志の軸芯精度が悪くなり、嵌合穴42、42に防振
ゴム50の外筒51を嵌着させる際、外筒51の嵌合穴
42、42への穴合わせに手間がかかるという問題を有
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑み発明されたものであって、従来よりも使用材料
を節減でき、さらに安価に提供できると共に、円筒形
振ゴムを容易に嵌着できる防振ゴム用ブラケットを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は上記目
的を達成するために、一定肉厚の一枚の金属製の板片か
らなり、円筒形防振ゴム保持するための、該板片を曲
成せしめて該円筒形防振ゴムの外周面を部分的に嵌着可
能になした筒状部を備えた防振ゴム用ブラケットであっ
て、前記筒状部が、前記保持される円筒形防振ゴムの外
周に相当する仮想円周に対して、 該仮想円周上に、前記
板片の該幅方向両端を突き合わせて溶接接合せしめた接
合部を設けて該防振ゴムの外周面の一部分を嵌着保持す
るための略半円弧状嵌合内周面を有する第1の円弧状嵌
合部を配設せしめると共に、該仮想円周上に該防振ゴム
の外周面の他の一部分を嵌着保持するための該第1の円
弧状嵌合部の円弧状嵌合内周面より短い円弧状嵌合内周
面を有する第2の円弧状嵌合部を該第1の円弧状嵌合部
と対面して配設せしめる一方、該第1の円弧状嵌合部の
周方向一端と該第2の円弧状嵌合部の周方向一端間に
仮想円周よりも外方に突出した山形の第1の接続部を延
設せしめると共に該第1の円弧状嵌合部の周方向他端と
該第2の円弧状嵌合部の周方向他端間に該仮想円周より
も外方に突出した山形の第2の接続部を延設せしめて筒
状に一体に構成されていることを特徴とする防振ゴム用
ブラケットを構成したものである。
【0005】
【作用】請求項1の本発明は上述の如く、第1の円弧状
嵌合部が、保持される円筒形防振ゴムの外周に相当する
仮想円周上に板片の幅方向両端をそれぞれ突き合わせて
溶接接合せしめた接合部を設けて該円筒形防振ゴムの外
周面の一部分を部分的に嵌着保持するように配設され
一方、第2の円弧状嵌合部が、同じ仮想円周上に対面し
該円筒形防振ゴムの外周面の他の一部分を嵌着保持で
きるように形成されているので、円筒形防振ゴムの円形
外筒等の外周をこれ等第1の円弧状嵌合と第2の円弧
状嵌部との間に容易に且つ強固に嵌着保持することがで
きる。また、第1の円弧状嵌合部の周方向両端間と第2
の円弧状嵌合部の周方向両端間を接続する第1の接続部
および第2の接続部が、上述した仮想周から外方に
して形成されているので、これ等第1の接続部および
第2の接続部に、自動車の車体等被支持体に当接する座
部を構成することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。図において10が図3に示めす1の金
属製の板片1から筒状に形成された防振ゴム用ブラケッ
トであり、図4ないし図5に示すように、内筒21と外
筒22間にゴム弾性体23を配置して一体的に加硫成形
された円筒形防振ゴム20がこの防振ゴム用ブラケット
10の筒状部10A内に保持されていて、自動車の車体
等に防振ゴム用ブラケット10が取付けられることにな
る。
【0007】防振ゴム用ブラケット10に形成された筒
状部10Aは、円筒形防振ゴム20の円形の外筒22の
外周面が部分的に効率的嵌合して保持できるように、
円弧状嵌合内周面11eもつ第1の円弧状嵌合部11
と第2の円弧状嵌合部12とが、保持される円筒形防振
ゴム20の外周に相当する仮想円周C上に対面して形成
されている。
【0008】第1の円弧状嵌合部11は、図3に示すよ
うな鋼板等の金属製の板片1の幅方向に延びる両端部1
A,1Bを、図2に示すように周方向に互いに湾曲せし
めて幅方向両端1a、1bを突き合わせて抵抗溶接等に
よって接合された接合部2を施し、半円筒状に形成され
ている。
【0009】一方、第2の円弧状嵌合部12は金属製の
板片1の幅方向に延びる中央部を円弧状に曲げ加工する
ことにより形成され、その円弧長さは第1の円弧状嵌合
部11の円弧長さより短かくなっている。
【0010】即ち、第2の円弧状嵌合部11の円弧長さ
の方を短かくすることにより、第1の円弧状嵌合部11
の周方向一端11aと第2の円弧状嵌合部12の周方向
一端12a間および第1の円弧状嵌合部11の他端11
b、と第2の円弧状嵌合部の他端12b間に、保持され
る円筒形防振ゴム20の外周に相当する嵌合内周面11
と同の仮想周Cから突出した山形の第1の接続部1
3および第2の接続部14が形成されている。
【0011】第1の接続部13は、第1の山部13b
に関連して、第1の円弧状嵌合部11の一端11aから
垂直に延びる第1の延長部13aと、第2の円弧状嵌合
部の一端12aから外方に曲成された第1のリブ部13
cを介して第1の山13bにつながる自動車の車体等
に当接するための座部13dとで構成されている。
【0012】また、第2の接続部14は、第2の山
14bに関連して、第1の円弧状嵌合部11の他端11
bから接線方向に延びる第2の延長部14aと、第2の
円弧状嵌合部12の他端12bから外方に曲成された第
2のリブ部14cを介して第2の山部14bにつなが
る自動車の車体等に当接するための第2の座部14dと
で構成されている。
【0013】なお、鋼板等からなる一定の肉厚の金属製
の板片1の幅方向に延びる中央部にそれぞれ幅方向に対
して直角に突き出した突出部15、16が設けられてお
り、一方の突出部15には2個の取付17、18が、
他方の突出部16には1個の取付穴19が施されてい
る。
【0014】従って、これ等突出部15、16を残して
金属製の板片1の幅方向に延びる幅方向に延びる部分
周方向に沿わせて曲成し、筒状の防振ゴム用ブラケット
10を構成した際、筒状部10Aの座部から軸方向両端
突出した突出部15′、16′が形成され、この突部
部15′、16′にブラケット10を車体等(図示せ
ず)に取付けるための取付穴17、18、19が施され
ていることになる。
【0015】このように突出部15′、16′を設ける
と、車体への取付が容易になるが、突出部15′、1
6′を設けなくても差支えない。この場合、第1の座部
13dや第2の座部14dにかかる取付穴を施すことが
できる。この実施例では第1の接続部13と第2の接続
部14の形状が異なるが、第1の接続部と第2の接続部
を同じ形状に構成しても差支えない。このように、本発
明は本発明の主旨を逸脱しない範囲において他の多くの
形態・態様で実施することができる。
【0016】なお、突出部15′、16′の外周縁部に
適宜折曲げて形成されたフランジ部151、152、
161、162を備えている。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、従来よりも使用材料を
節減でき、さらにかかる防振ゴム用ブラケットを安価に
提供でき、且つ円筒形防振ゴムを容易に且つ効果的に嵌
着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防振ゴム用ブラケットの平面図。
【図2】図1のX−X線に沿った断面図。
【図3】金属製の板片の平面図。
【図4】図1の防振ゴム用ブラケットに円筒形防振ゴム
を嵌着した状態を示す破砕断面図。
【図5】図4の側面図。
【図6】従来例を説明する斜視図。
【符号の説明】
1:金属製の板片 2:接合部 10:防ゴム用ブラケット 11:第1の円弧状嵌合部 11e:嵌合内周面 12:第2の円弧状合部 13:第1の接続部 14:第2の接続部 C:円筒形防振ゴムの外周に相当する仮想

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定肉厚の一枚の金属製の板片からな
    り、円筒形防振ゴム保持するための、該板片を曲成せ
    しめて該円筒形防振ゴムの外周面を部分的に嵌着可能に
    なした筒状部を備えた防振ゴム用ブラケットであって、前記筒状部が、前記保持される円筒形防振ゴムの外周に
    相当する仮想円周に対して、 該仮想円周上に、前記板片の該幅方向両端を突き合わせ
    て溶接接合せしめた接合部を設けて該防振ゴムの外周面
    の一部分を嵌着保持するための略半 円弧状嵌合内周面を
    する第1の円弧状嵌合部を配設せしめると共に、該仮
    想円周上に該防振ゴムの外周面の他の一部分を嵌着保持
    するための該第1の円弧状嵌合部の円弧状嵌合内周面
    り短い円弧状嵌合内周面を有する第2の円弧状嵌合部
    該第1の円弧状嵌合部と対面して配設せしめる一方、 該第1の円弧状嵌合部の周方向一端と該第2の円弧状嵌
    合部の周方向一端間に該仮想円周よりも外方に突出した
    山形の第1の接続部を延設せしめると共に該第1の円弧
    状嵌合部の周方向他端と該第2の円弧状嵌合部の周方向
    他端間に該仮想円周よりも外方に突出した山形の第2の
    接続部を延設せしめて筒状に一体に構成されていること
    を特徴とする防振ゴム用ブラケット。
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