JP2860713B2 - プレキャストsrc梁の接合方法 - Google Patents
プレキャストsrc梁の接合方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレキャストした鉄
骨鉄筋コンクリート造(この明細書ではSRCという)
の梁を接合する接合方法に関する。
骨鉄筋コンクリート造(この明細書ではSRCという)
の梁を接合する接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレキャストSRC梁の接合方法
は、梁鉄骨および梁主筋を接合してからコンクリートを
打設している。通常、梁鉄骨の接合には溶接または高力
ボルト接合が用いられ、梁主筋の接合には溶接または機
械式継手が用いられている。
は、梁鉄骨および梁主筋を接合してからコンクリートを
打設している。通常、梁鉄骨の接合には溶接または高力
ボルト接合が用いられ、梁主筋の接合には溶接または機
械式継手が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】溶接または機械式継手
による梁主筋の接合は、高度に熟練した技術を要し、コ
ストが高くつき、しかも雨天等の悪天候下では接合作業
ができず、施工上の欠点もある。この発明が解決しよう
とする課題は、熟練を要する溶接や機械式継手による接
合が全く不要で、雨天等の悪天候下でも接合作業ができ
るプレキャストSRC梁の接合方法を提供することにあ
る。
による梁主筋の接合は、高度に熟練した技術を要し、コ
ストが高くつき、しかも雨天等の悪天候下では接合作業
ができず、施工上の欠点もある。この発明が解決しよう
とする課題は、熟練を要する溶接や機械式継手による接
合が全く不要で、雨天等の悪天候下でも接合作業ができ
るプレキャストSRC梁の接合方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決するための手段として、次の構成を採用する。この発
明の構成は、プレキャストSRC梁とプレキャストSR
C梁とを接合する接合方法において、SRC梁を梁鉄
骨、梁下主筋および肋筋をコンクリート中に埋設して形
成し、SRC梁の梁鉄骨の接合部をコンクリート部分の
端面から所定長さ突出させ、前記肋筋の上方部分をコン
クリート部分の上面から突出させ、前記梁下主筋を前記
コンクリート部分の端面から突出させて、この突出した
梁下主筋の部分でL字型継手鉄筋部を形成し、L字型継
手鉄筋部の横方向の部分の長さを梁鉄骨の接合部の突出
長さ以上にし、L字型継手鉄筋部の縦方向の部分の長さ
を肋筋の高さ以下にし、対向する二つのSRC梁の梁鉄
骨の接合部を互いに接合して、側面視でSRC梁の梁下
主筋のL字型継手鉄筋部が重なるようにし、梁鉄骨の接
合部の上方およびSRC梁の肋筋の上方の突出した部分
に梁上主筋を配筋し、梁鉄骨の接合部、L字型継手鉄筋
部および梁上主筋の周囲にコンクリートを打設すること
を特徴とするプレキャストSRC梁の接合方法にある。
この発明の接合方法は、たとえば、二つのプレキャスト
SRC柱梁のSRC梁とSRC梁との接合、プレキャス
トSRC梁と鉄骨柱梁の梁鉄骨との接合等に適用できる
ものである。
決するための手段として、次の構成を採用する。この発
明の構成は、プレキャストSRC梁とプレキャストSR
C梁とを接合する接合方法において、SRC梁を梁鉄
骨、梁下主筋および肋筋をコンクリート中に埋設して形
成し、SRC梁の梁鉄骨の接合部をコンクリート部分の
端面から所定長さ突出させ、前記肋筋の上方部分をコン
クリート部分の上面から突出させ、前記梁下主筋を前記
コンクリート部分の端面から突出させて、この突出した
梁下主筋の部分でL字型継手鉄筋部を形成し、L字型継
手鉄筋部の横方向の部分の長さを梁鉄骨の接合部の突出
長さ以上にし、L字型継手鉄筋部の縦方向の部分の長さ
を肋筋の高さ以下にし、対向する二つのSRC梁の梁鉄
骨の接合部を互いに接合して、側面視でSRC梁の梁下
主筋のL字型継手鉄筋部が重なるようにし、梁鉄骨の接
合部の上方およびSRC梁の肋筋の上方の突出した部分
に梁上主筋を配筋し、梁鉄骨の接合部、L字型継手鉄筋
部および梁上主筋の周囲にコンクリートを打設すること
を特徴とするプレキャストSRC梁の接合方法にある。
この発明の接合方法は、たとえば、二つのプレキャスト
SRC柱梁のSRC梁とSRC梁との接合、プレキャス
トSRC梁と鉄骨柱梁の梁鉄骨との接合等に適用できる
ものである。
【0005】好適な実施形態においては、梁鉄骨の接合
部、梁下主筋のL字型継手鉄筋部および該L字型継手鉄
筋部に対応する梁上主筋の周囲に肋筋を配筋する。ま
た、プレキャストSRC柱梁として、たとえば、柱鉄骨
と梁鉄骨とを十字状、キ字状またはサ字状に結合して構
成したものを使う。前記SRC柱梁は、少なくとも、そ
の梁鉄骨の周囲のコンクリート部分をプレキャストした
ものを使う。前記SRC柱梁の柱鉄骨の周囲のコンクリ
ート部分は現場打ちにしてもよい。鉄骨柱梁として、柱
鉄骨と短い梁鉄骨とを十字状、キ字状等に結合したもの
を使う場合は、短い梁鉄骨の接合部とSRC梁の接合部
とを接合し、短い梁鉄骨の下方にL字型継手鉄筋部を備
えた梁下連結主筋を配筋し、側面視で前記SRC梁の梁
下主筋のL字型継手鉄筋部と前記梁下連結主筋のL字型
継手鉄筋部とが重なるようにする。そして、柱鉄骨およ
び短い梁鉄骨等の周囲のコンクリート部分は現場打ちに
する。 なお、この明細書でいう「側面視」とは梁鉄骨
のウェブの面に垂直な方向から視ることである。
部、梁下主筋のL字型継手鉄筋部および該L字型継手鉄
筋部に対応する梁上主筋の周囲に肋筋を配筋する。ま
た、プレキャストSRC柱梁として、たとえば、柱鉄骨
と梁鉄骨とを十字状、キ字状またはサ字状に結合して構
成したものを使う。前記SRC柱梁は、少なくとも、そ
の梁鉄骨の周囲のコンクリート部分をプレキャストした
ものを使う。前記SRC柱梁の柱鉄骨の周囲のコンクリ
ート部分は現場打ちにしてもよい。鉄骨柱梁として、柱
鉄骨と短い梁鉄骨とを十字状、キ字状等に結合したもの
を使う場合は、短い梁鉄骨の接合部とSRC梁の接合部
とを接合し、短い梁鉄骨の下方にL字型継手鉄筋部を備
えた梁下連結主筋を配筋し、側面視で前記SRC梁の梁
下主筋のL字型継手鉄筋部と前記梁下連結主筋のL字型
継手鉄筋部とが重なるようにする。そして、柱鉄骨およ
び短い梁鉄骨等の周囲のコンクリート部分は現場打ちに
する。 なお、この明細書でいう「側面視」とは梁鉄骨
のウェブの面に垂直な方向から視ることである。
【0006】
【作用】この発明の接合方法は、二つのプレキャストS
RC梁の梁鉄骨の接合部を互いに接合して、それらのS
RC梁の梁下主筋のL字型継手鉄筋部が側面視で重なる
ようにし、梁鉄骨の接合部の上方およびSRC梁の肋筋
の上方の突出した部分に梁上主筋を配筋し、梁鉄骨の接
合部、L字型継手鉄筋部および梁上主筋の周囲にコンク
リートを打設すると、それらのSRC梁の梁鉄骨の接合
部分、梁下主筋のL字型継手鉄筋部および梁上主筋梁が
コンクリート部分を介して一体に結合され、L字型継手
鉄筋部の縦方向の部分の存在により充分な定着長さを確
保でき、熟練を要する溶接や機械式継手を使わなくと
も、接合すべき二つのSRC梁の梁下主筋を確実に定着
することができる。
RC梁の梁鉄骨の接合部を互いに接合して、それらのS
RC梁の梁下主筋のL字型継手鉄筋部が側面視で重なる
ようにし、梁鉄骨の接合部の上方およびSRC梁の肋筋
の上方の突出した部分に梁上主筋を配筋し、梁鉄骨の接
合部、L字型継手鉄筋部および梁上主筋の周囲にコンク
リートを打設すると、それらのSRC梁の梁鉄骨の接合
部分、梁下主筋のL字型継手鉄筋部および梁上主筋梁が
コンクリート部分を介して一体に結合され、L字型継手
鉄筋部の縦方向の部分の存在により充分な定着長さを確
保でき、熟練を要する溶接や機械式継手を使わなくと
も、接合すべき二つのSRC梁の梁下主筋を確実に定着
することができる。
【0007】
【実施例】先ず、図12(a)ないし(d)を使って、
プレキャストSRC柱とプレキャストSRC梁の接合形
態を説明する。図12(a)は柱鉄骨と梁鉄骨を十字型
に結合し、鉄骨の周囲に鉄筋を配して、一体にプレキャ
ストした十字型SRC柱梁を製造し、この十字型SRC
柱梁をaの部分で柱と柱を接合し、bの部分で梁と梁を
接合する形態である。図12(b)は柱鉄骨と梁鉄骨を
サ字型に結合し、鉄骨の周囲に鉄筋を配して、一体にプ
レキャストしたサ字型SRC柱梁を製造し、このサ字型
SRC柱梁をaの部分で柱と柱を接合し、bの部分で梁
と梁を接合する形態である。図12(c)は柱鉄骨と梁
鉄骨をキ字型に結合し、鉄骨の周囲に鉄筋を配して、一
体にプレキャストしたキ字型SRC柱梁を製造し、この
キ字型SRC柱梁をaの部分で柱と柱を接合し、bの部
分で梁と梁を接合する形態である。図12(d)は柱鉄
骨と梁鉄骨をキ字型に結合し、鉄骨の周囲に鉄筋を配し
て、一体にプレキャストしたキ字型SRC柱梁を製造
し、このキ字型SRC柱梁をaの部分で柱と柱を接合
し、bの部分でキ字型SRC柱梁の梁とプレプレキャス
トSRC梁とを接合する形態である。図12(a)ない
し(d)の形態において、ユニットの柱と柱の接合位置
は柱内法高さあるいは階高の中央位置にし、ユニットの
梁と梁の接合位置は柱間スパン内の中央あるいはスパン
の1/4等分点近傍等の応力(曲げモーメント)の小さ
いところにする。この発明は図12(a)ないし(d)
のbの部分における梁と梁の接合等に適用する接合方法
である。
プレキャストSRC柱とプレキャストSRC梁の接合形
態を説明する。図12(a)は柱鉄骨と梁鉄骨を十字型
に結合し、鉄骨の周囲に鉄筋を配して、一体にプレキャ
ストした十字型SRC柱梁を製造し、この十字型SRC
柱梁をaの部分で柱と柱を接合し、bの部分で梁と梁を
接合する形態である。図12(b)は柱鉄骨と梁鉄骨を
サ字型に結合し、鉄骨の周囲に鉄筋を配して、一体にプ
レキャストしたサ字型SRC柱梁を製造し、このサ字型
SRC柱梁をaの部分で柱と柱を接合し、bの部分で梁
と梁を接合する形態である。図12(c)は柱鉄骨と梁
鉄骨をキ字型に結合し、鉄骨の周囲に鉄筋を配して、一
体にプレキャストしたキ字型SRC柱梁を製造し、この
キ字型SRC柱梁をaの部分で柱と柱を接合し、bの部
分で梁と梁を接合する形態である。図12(d)は柱鉄
骨と梁鉄骨をキ字型に結合し、鉄骨の周囲に鉄筋を配し
て、一体にプレキャストしたキ字型SRC柱梁を製造
し、このキ字型SRC柱梁をaの部分で柱と柱を接合
し、bの部分でキ字型SRC柱梁の梁とプレプレキャス
トSRC梁とを接合する形態である。図12(a)ない
し(d)の形態において、ユニットの柱と柱の接合位置
は柱内法高さあるいは階高の中央位置にし、ユニットの
梁と梁の接合位置は柱間スパン内の中央あるいはスパン
の1/4等分点近傍等の応力(曲げモーメント)の小さ
いところにする。この発明は図12(a)ないし(d)
のbの部分における梁と梁の接合等に適用する接合方法
である。
【0008】第1実施例は、図1ないし図4に示され、
十字型SRC柱梁10が柱部分11と梁部分12とを十
字型に結合して形成されている。すおわち、柱鉄骨11
Aの中途に梁鉄骨12Aを十字型に結合し、梁鉄骨12
Aの下側に梁下主筋12Bを配し、梁鉄骨12Aおよび
梁下主筋12Bの周囲に肋筋12Cを配筋する。梁下主
筋12Bはその先部分を上方にL字型に曲げたL字型継
手鉄筋部12B1を備えている。梁鉄骨12Aの先端の
接合部12A1、柱鉄骨11Aとの接合部の近傍の梁鉄
骨の部分12A2、梁鉄骨12Aの上側フランジより上
の肋筋12Cの部分12C1を除く、梁鉄骨12A、梁
下主筋12Bおよび肋筋12Cの周囲を型枠で覆い、型
枠内にコンクリート12Dを打設して、プレキャストし
た十字型SRC柱梁10を製造する。図3に示すよう
に、複数の十字型SRC柱梁10を建て、各柱鉄骨11
Aの端部11A1を適宜の手段で互いに接合し、十字型
SRC柱梁10の梁鉄骨12Aの接合部12A1を高力
ボルト接合(すなわち、スプライスプレート、カバープ
レートおよび高力ボルトを使った接合)により接合す
る。各接合部12A1を接合した状態において、十字型
SRC柱梁10の梁下主筋12BのL字型継手鉄筋部1
2B1の縦方向の部分12B1aが、それに対向する十
字型SRC柱梁10の梁のコンクリート部分12Dの端
面から少々離れた位置にくるように、L字型継手鉄筋部
12B1が形成してある。したがって、先端の接合部1
2A1を互いに接合すると、鉄骨継手空間の所定の位置
に、側面視で各L字型継手鉄筋部12B1が可成の長さ
にわたって重なるように配筋される。十字型SRC柱梁
10の梁鉄骨12Aの上方の肋筋12Cの部分12C1
の内側および梁鉄骨の接合部12A1の上方に梁上主筋
12Eを通して、梁上主筋12Eを肋筋12C1で支持
する。また、接合部12A1に対応する梁上主筋12E
と梁下主筋12BのL字型継手鉄筋部12B1の横方向
の部分12B1bの周囲に肋筋12Fを配筋する。さら
に、柱鉄骨11Aとの接合部の近傍の梁鉄骨の部分12
A2にも肋筋12Gを配し、柱鉄骨11Aの周囲に柱主
筋および帯筋を配筋する。必要に応じて、梁鉄骨12A
の上方に突出した肋筋の部分12C1や梁上主筋12E
と一緒に床スラブ鉄筋を配筋する。プレキャストした十
字型SRC柱梁10のSRC梁12のコンクリート部分
12D以外の配筋した部分の周囲あるいは下側等に型枠
を当て、型枠内あるいは型枠の上側にコンクリートCI
Pを打設する。図4に示すように、各十字型SRC柱梁
10の梁鉄骨の結合部分12A1、柱鉄骨11Aとの接
合部の近傍の梁鉄骨の部分12A2の周囲、柱鉄骨11
Aの周囲、および梁鉄骨12Aの上方の部分に現場打ち
のコンクリート部分CIPが形成され、梁鉄骨の接合部
12A1、梁鉄骨の部分12B2、柱鉄骨11A、およ
び梁鉄骨12Aの上方の床等の部分が完全に一体に結合
される。
十字型SRC柱梁10が柱部分11と梁部分12とを十
字型に結合して形成されている。すおわち、柱鉄骨11
Aの中途に梁鉄骨12Aを十字型に結合し、梁鉄骨12
Aの下側に梁下主筋12Bを配し、梁鉄骨12Aおよび
梁下主筋12Bの周囲に肋筋12Cを配筋する。梁下主
筋12Bはその先部分を上方にL字型に曲げたL字型継
手鉄筋部12B1を備えている。梁鉄骨12Aの先端の
接合部12A1、柱鉄骨11Aとの接合部の近傍の梁鉄
骨の部分12A2、梁鉄骨12Aの上側フランジより上
の肋筋12Cの部分12C1を除く、梁鉄骨12A、梁
下主筋12Bおよび肋筋12Cの周囲を型枠で覆い、型
枠内にコンクリート12Dを打設して、プレキャストし
た十字型SRC柱梁10を製造する。図3に示すよう
に、複数の十字型SRC柱梁10を建て、各柱鉄骨11
Aの端部11A1を適宜の手段で互いに接合し、十字型
SRC柱梁10の梁鉄骨12Aの接合部12A1を高力
ボルト接合(すなわち、スプライスプレート、カバープ
レートおよび高力ボルトを使った接合)により接合す
る。各接合部12A1を接合した状態において、十字型
SRC柱梁10の梁下主筋12BのL字型継手鉄筋部1
2B1の縦方向の部分12B1aが、それに対向する十
字型SRC柱梁10の梁のコンクリート部分12Dの端
面から少々離れた位置にくるように、L字型継手鉄筋部
12B1が形成してある。したがって、先端の接合部1
2A1を互いに接合すると、鉄骨継手空間の所定の位置
に、側面視で各L字型継手鉄筋部12B1が可成の長さ
にわたって重なるように配筋される。十字型SRC柱梁
10の梁鉄骨12Aの上方の肋筋12Cの部分12C1
の内側および梁鉄骨の接合部12A1の上方に梁上主筋
12Eを通して、梁上主筋12Eを肋筋12C1で支持
する。また、接合部12A1に対応する梁上主筋12E
と梁下主筋12BのL字型継手鉄筋部12B1の横方向
の部分12B1bの周囲に肋筋12Fを配筋する。さら
に、柱鉄骨11Aとの接合部の近傍の梁鉄骨の部分12
A2にも肋筋12Gを配し、柱鉄骨11Aの周囲に柱主
筋および帯筋を配筋する。必要に応じて、梁鉄骨12A
の上方に突出した肋筋の部分12C1や梁上主筋12E
と一緒に床スラブ鉄筋を配筋する。プレキャストした十
字型SRC柱梁10のSRC梁12のコンクリート部分
12D以外の配筋した部分の周囲あるいは下側等に型枠
を当て、型枠内あるいは型枠の上側にコンクリートCI
Pを打設する。図4に示すように、各十字型SRC柱梁
10の梁鉄骨の結合部分12A1、柱鉄骨11Aとの接
合部の近傍の梁鉄骨の部分12A2の周囲、柱鉄骨11
Aの周囲、および梁鉄骨12Aの上方の部分に現場打ち
のコンクリート部分CIPが形成され、梁鉄骨の接合部
12A1、梁鉄骨の部分12B2、柱鉄骨11A、およ
び梁鉄骨12Aの上方の床等の部分が完全に一体に結合
される。
【0009】第2実施例は、第1実施例の変形で、図1
に示す十字型SRC柱梁10の代わりに、図5に示す十
字型SRC柱梁10を使う例である。この十字型SRC
柱梁10は、その柱部分11にもプレキャストされた二
つのコンクリート部分11D1、11D2があり、コン
クリート部分11D1と梁12のコンクリート部分12
Dとが一体に結合され、柱鉄骨11Aの周囲に柱主筋1
1Bおよび帯筋が配筋されている。二つのコンクリート
部分11D1、11D2の間の柱鉄骨11A、柱主筋1
1B等は露出している。柱鉄骨11Aおよび柱主筋11
Bは、そのコンクリート部分11D1、11D2から上
方および下方に突出し、それらの突出する部分で接合部
11A1とU字型接合鉄筋11B1を形成している。U
字型接合鉄筋11B1は、コンクリート部分11D1、
11D2から突出する柱鉄骨を挾んで互いに対向する柱
主筋11Bの部分を内側に曲げ、その端部を互いに結合
して形成され、U字型接合鉄筋11B1の長さは接合部
11A1の長さよりも長くしてある。そのため、上下の
十字型SRC柱梁10の柱鉄骨をその接合部11A1で
連結すると、側面視でU字型接合鉄筋11B1が互いに
重なる。この重なったU字型接合鉄筋部11B1の回り
に帯筋を配筋し、それらの周囲に型枠を配して、型枠内
にコンクリートを打設して、上下の柱鉄骨を結合する。
なお、複数の十字型SRC柱梁10の梁部分12の結合
の仕方等は第1実施例と同じである。
に示す十字型SRC柱梁10の代わりに、図5に示す十
字型SRC柱梁10を使う例である。この十字型SRC
柱梁10は、その柱部分11にもプレキャストされた二
つのコンクリート部分11D1、11D2があり、コン
クリート部分11D1と梁12のコンクリート部分12
Dとが一体に結合され、柱鉄骨11Aの周囲に柱主筋1
1Bおよび帯筋が配筋されている。二つのコンクリート
部分11D1、11D2の間の柱鉄骨11A、柱主筋1
1B等は露出している。柱鉄骨11Aおよび柱主筋11
Bは、そのコンクリート部分11D1、11D2から上
方および下方に突出し、それらの突出する部分で接合部
11A1とU字型接合鉄筋11B1を形成している。U
字型接合鉄筋11B1は、コンクリート部分11D1、
11D2から突出する柱鉄骨を挾んで互いに対向する柱
主筋11Bの部分を内側に曲げ、その端部を互いに結合
して形成され、U字型接合鉄筋11B1の長さは接合部
11A1の長さよりも長くしてある。そのため、上下の
十字型SRC柱梁10の柱鉄骨をその接合部11A1で
連結すると、側面視でU字型接合鉄筋11B1が互いに
重なる。この重なったU字型接合鉄筋部11B1の回り
に帯筋を配筋し、それらの周囲に型枠を配して、型枠内
にコンクリートを打設して、上下の柱鉄骨を結合する。
なお、複数の十字型SRC柱梁10の梁部分12の結合
の仕方等は第1実施例と同じである。
【0010】第3実施例は、図6ないし図10に示さ
れ、キ字型鉄骨柱梁20とプレキャストSRC梁30と
を結合して建造物を建造する例である。キ字型鉄骨柱梁
20は、図6に示すように、柱鉄骨21Aに短い梁鉄骨
22Aを溶接等によりキ字状に結合して形成する。短い
梁鉄骨22Aの長さは柱間スパンの長さの略1/4にす
る。 SRC梁30は、図7に示すように、梁鉄骨30
Aの下側に梁下主筋30Bを配筋し、梁鉄骨30Aおよ
び梁下主筋30Bの周囲に肋筋30Cを配筋する。梁下
主筋30Bにはその両端に縦方向の部分30B1aと横
方向の部分30B1bとからなるL字型継手鉄筋部30
B1が形成してある。この継手鉄筋部30B1、接合部
30A1および梁鉄骨30Aの上側フランジより上の肋
筋の部分30C1を除く、梁鉄骨30A、梁下主筋30
Bおよび肋筋30Cの周囲を型枠で覆い、型枠内にコン
クリート12Dを打設して、SRC柱梁30をプレキャ
ストする。図9に示すように、複数の十字型鉄骨柱梁2
0を建て、その柱鉄骨の接合部21A1を適宜の手段で
接合し、キ字型鉄骨柱梁20の梁鉄骨22Aの接合部2
2A1間に、プレキャストSRC梁30を配し、このS
RC梁30の接合部30A1とキ字型鉄骨柱梁20の梁
鉄骨の接合部22A1とを高力ボルト接合により結合す
る。図9に示すように、SRC梁30の接合部30A1
の上方、キ字型鉄骨柱梁20の梁鉄骨22Aの上方、お
よびSRC梁30の肋筋の部分30C1の内側に梁上主
筋31を通し、かつSRC梁30の接合部30A1の下
方とキ字型鉄骨柱梁20の梁鉄骨22Aの下方とにわた
って、両端にL字型継手鉄筋部22B1のある梁下連結
主筋22Bを配筋する。接合部30A1、22A1に対
応する梁上主筋31およびL字型継手鉄筋部30B1の
横方向の部分30B1b、梁下主筋22Bの横方向の部
分22BAbの周囲に肋筋32を配筋し、接合部22A
1以外の梁鉄骨22Aに対応する梁上主筋31および梁
下連結主筋22Bの部分の周囲に肋筋33を配筋する。
さらに、柱鉄骨21Aの周囲に柱主筋21Bおよび帯筋
を配筋する。必要に応じて、梁鉄骨22A、30Aの上
方に、肋筋の部分30C1や梁上主筋31と一緒に、床
スラブ鉄筋を配筋する。前記梁下連結主筋22Bは、図
10に示すように、接合部22A1と接合部30A1と
を互いに接合した状態において、その縦方向の部分22
B1aがSRC梁30の両端のコンクリート部分30D
の端面から少々離れた位置にくるように、梁下連結主筋
22Bの長さおよびL字型継手鉄筋部22B1の位置を
決め、L字型継手鉄筋部22B1とL字型継手鉄筋部3
0B1とが側面視で可成の長さにわたって重なるように
する。キ字型鉄骨柱梁20の鉄骨柱21Aの周囲、SR
C梁30の接合部30A1およびキ字型鉄骨柱梁20の
鉄骨梁22Aの下側等に型枠を当て、型枠内あるいは型
枠の上側にコンクリートを打設し、SRC梁30の接合
部30A1、キ字型鉄骨柱梁20の梁鉄骨の接合部22
A1、該接合部22A1以外の鉄骨梁22Aおよび柱鉄
骨21Aの周囲の部分、ならびに梁鉄骨22A、30A
の上方の床等の部分を一体の現場打ちコンクリートCI
Pにする。
れ、キ字型鉄骨柱梁20とプレキャストSRC梁30と
を結合して建造物を建造する例である。キ字型鉄骨柱梁
20は、図6に示すように、柱鉄骨21Aに短い梁鉄骨
22Aを溶接等によりキ字状に結合して形成する。短い
梁鉄骨22Aの長さは柱間スパンの長さの略1/4にす
る。 SRC梁30は、図7に示すように、梁鉄骨30
Aの下側に梁下主筋30Bを配筋し、梁鉄骨30Aおよ
び梁下主筋30Bの周囲に肋筋30Cを配筋する。梁下
主筋30Bにはその両端に縦方向の部分30B1aと横
方向の部分30B1bとからなるL字型継手鉄筋部30
B1が形成してある。この継手鉄筋部30B1、接合部
30A1および梁鉄骨30Aの上側フランジより上の肋
筋の部分30C1を除く、梁鉄骨30A、梁下主筋30
Bおよび肋筋30Cの周囲を型枠で覆い、型枠内にコン
クリート12Dを打設して、SRC柱梁30をプレキャ
ストする。図9に示すように、複数の十字型鉄骨柱梁2
0を建て、その柱鉄骨の接合部21A1を適宜の手段で
接合し、キ字型鉄骨柱梁20の梁鉄骨22Aの接合部2
2A1間に、プレキャストSRC梁30を配し、このS
RC梁30の接合部30A1とキ字型鉄骨柱梁20の梁
鉄骨の接合部22A1とを高力ボルト接合により結合す
る。図9に示すように、SRC梁30の接合部30A1
の上方、キ字型鉄骨柱梁20の梁鉄骨22Aの上方、お
よびSRC梁30の肋筋の部分30C1の内側に梁上主
筋31を通し、かつSRC梁30の接合部30A1の下
方とキ字型鉄骨柱梁20の梁鉄骨22Aの下方とにわた
って、両端にL字型継手鉄筋部22B1のある梁下連結
主筋22Bを配筋する。接合部30A1、22A1に対
応する梁上主筋31およびL字型継手鉄筋部30B1の
横方向の部分30B1b、梁下主筋22Bの横方向の部
分22BAbの周囲に肋筋32を配筋し、接合部22A
1以外の梁鉄骨22Aに対応する梁上主筋31および梁
下連結主筋22Bの部分の周囲に肋筋33を配筋する。
さらに、柱鉄骨21Aの周囲に柱主筋21Bおよび帯筋
を配筋する。必要に応じて、梁鉄骨22A、30Aの上
方に、肋筋の部分30C1や梁上主筋31と一緒に、床
スラブ鉄筋を配筋する。前記梁下連結主筋22Bは、図
10に示すように、接合部22A1と接合部30A1と
を互いに接合した状態において、その縦方向の部分22
B1aがSRC梁30の両端のコンクリート部分30D
の端面から少々離れた位置にくるように、梁下連結主筋
22Bの長さおよびL字型継手鉄筋部22B1の位置を
決め、L字型継手鉄筋部22B1とL字型継手鉄筋部3
0B1とが側面視で可成の長さにわたって重なるように
する。キ字型鉄骨柱梁20の鉄骨柱21Aの周囲、SR
C梁30の接合部30A1およびキ字型鉄骨柱梁20の
鉄骨梁22Aの下側等に型枠を当て、型枠内あるいは型
枠の上側にコンクリートを打設し、SRC梁30の接合
部30A1、キ字型鉄骨柱梁20の梁鉄骨の接合部22
A1、該接合部22A1以外の鉄骨梁22Aおよび柱鉄
骨21Aの周囲の部分、ならびに梁鉄骨22A、30A
の上方の床等の部分を一体の現場打ちコンクリートCI
Pにする。
【0011】第4実施例は、第3実施例の変形で、図5
に示す十字型鉄骨柱梁20の代わりに、図11に示す十
字型SRC柱梁20を使う。この十字型SRC柱梁20
は、その柱部分21が柱鉄骨21Aの周囲に三つのコン
クリート部分20D1、20D2、20D3をプレキャ
ストして形成され、そのコンクリート部分20D2は短
い梁鉄骨22Aの周囲のプレキャストしたコンクリート
部分22Dと一体であり、柱鉄骨21Aの周囲に柱主筋
21Bおよび帯筋が配筋される。柱鉄骨21Aの周囲に
柱主筋21Bおよび帯筋が配筋され、短い梁鉄骨22A
の下側に梁下主筋22Bが配筋され、梁鉄骨22Aおよ
び梁下主筋22Bの周囲に肋筋22Cが配筋されてい
る。接合部22A1およびL字状接合鉄筋部22B1は
コンクリート部分22Dから突出している。コンクリー
ト部分21D1、21D2、21D3の間において柱鉄
骨21A、柱主筋21B等が露出している。柱鉄骨21
Aおよび柱主筋21Bは、そのコンクリート部分21D
1、21D3から上方および下方に突出し、それらの突
出する部分で接合部21A1とL字型接合鉄筋部21B
1が形成されている。L字型接合鉄筋部21B1は、コ
ンクリート部分21D1、21D3から突出する柱主筋
21Bの部分を内側に曲げて形成され、L字型接合鉄筋
部21B1の長さは接合部21A1よりも長くなってい
る。そのため、上下の十字型SRC柱梁20の柱鉄骨2
1Aをその接合部21A1で高力ボルト接合により接合
すると、側面視でL字型接合鉄筋部21B1が互いに重
なり、重なったL字型接合鉄筋部21B1の回りに帯筋
を配し、それらの周囲に型枠を配し、型枠内にコンクリ
ートを打設して、上下の柱部分21を接合する。なお、
複数の十字型SRC柱梁20の梁部分22とプレキャス
トSRC梁30との接合の仕方等は第1実施例の二つの
対向する十字型SRC柱梁10のSRC梁12の接合の
仕方と略同じである。
に示す十字型鉄骨柱梁20の代わりに、図11に示す十
字型SRC柱梁20を使う。この十字型SRC柱梁20
は、その柱部分21が柱鉄骨21Aの周囲に三つのコン
クリート部分20D1、20D2、20D3をプレキャ
ストして形成され、そのコンクリート部分20D2は短
い梁鉄骨22Aの周囲のプレキャストしたコンクリート
部分22Dと一体であり、柱鉄骨21Aの周囲に柱主筋
21Bおよび帯筋が配筋される。柱鉄骨21Aの周囲に
柱主筋21Bおよび帯筋が配筋され、短い梁鉄骨22A
の下側に梁下主筋22Bが配筋され、梁鉄骨22Aおよ
び梁下主筋22Bの周囲に肋筋22Cが配筋されてい
る。接合部22A1およびL字状接合鉄筋部22B1は
コンクリート部分22Dから突出している。コンクリー
ト部分21D1、21D2、21D3の間において柱鉄
骨21A、柱主筋21B等が露出している。柱鉄骨21
Aおよび柱主筋21Bは、そのコンクリート部分21D
1、21D3から上方および下方に突出し、それらの突
出する部分で接合部21A1とL字型接合鉄筋部21B
1が形成されている。L字型接合鉄筋部21B1は、コ
ンクリート部分21D1、21D3から突出する柱主筋
21Bの部分を内側に曲げて形成され、L字型接合鉄筋
部21B1の長さは接合部21A1よりも長くなってい
る。そのため、上下の十字型SRC柱梁20の柱鉄骨2
1Aをその接合部21A1で高力ボルト接合により接合
すると、側面視でL字型接合鉄筋部21B1が互いに重
なり、重なったL字型接合鉄筋部21B1の回りに帯筋
を配し、それらの周囲に型枠を配し、型枠内にコンクリ
ートを打設して、上下の柱部分21を接合する。なお、
複数の十字型SRC柱梁20の梁部分22とプレキャス
トSRC梁30との接合の仕方等は第1実施例の二つの
対向する十字型SRC柱梁10のSRC梁12の接合の
仕方と略同じである。
【0012】
【発明の効果】この出願の発明の接合方法は、SRC梁
の梁下主筋をコンクリートの端面から突出させてL字型
継手鉄筋部を形成し、L字型継手鉄筋部の横方向の部分
の長さを梁鉄骨の接合部の突出長さよりも長くし、L字
型継手鉄筋部の縦方向の部分の長さを肋筋の高さ以下に
したから、SRC梁の梁鉄骨の接合部を接合するだけ
で、L字型継手鉄筋部の横方向の部分と縦方向の部分と
が鉄骨継手空間の所定の位置に配筋され、L字型継手鉄
筋部の縦方向の部分の存在により充分な定着長さを確保
でき、熟練を要する溶接や機械式継手が不要になるか
ら、雨天等の悪天候下でも接合作業ができる。したがっ
て、作業性が良く、経済性に優れた接合が可能となる。
また、L字型継手鉄筋部は、SRC梁の梁下主筋に使う
鉄筋の端部を単にL字状に曲げるだけで形成でき、梁主
筋に熟練を要する溶接等の加工を施す必要がないから、
L字型継手鉄筋部を備えたSRC梁を安価に提供でき
る。
の梁下主筋をコンクリートの端面から突出させてL字型
継手鉄筋部を形成し、L字型継手鉄筋部の横方向の部分
の長さを梁鉄骨の接合部の突出長さよりも長くし、L字
型継手鉄筋部の縦方向の部分の長さを肋筋の高さ以下に
したから、SRC梁の梁鉄骨の接合部を接合するだけ
で、L字型継手鉄筋部の横方向の部分と縦方向の部分と
が鉄骨継手空間の所定の位置に配筋され、L字型継手鉄
筋部の縦方向の部分の存在により充分な定着長さを確保
でき、熟練を要する溶接や機械式継手が不要になるか
ら、雨天等の悪天候下でも接合作業ができる。したがっ
て、作業性が良く、経済性に優れた接合が可能となる。
また、L字型継手鉄筋部は、SRC梁の梁下主筋に使う
鉄筋の端部を単にL字状に曲げるだけで形成でき、梁主
筋に熟練を要する溶接等の加工を施す必要がないから、
L字型継手鉄筋部を備えたSRC梁を安価に提供でき
る。
【図1】第1実施例の十字型SRC柱梁の正面図
【図2】図1のものの平面図
【図3】第1実施例の十字型SRC柱梁を建てて、SR
C梁の梁鉄骨の接合部を互いに接合し、梁上主筋を通し
た状態の正面図
C梁の梁鉄骨の接合部を互いに接合し、梁上主筋を通し
た状態の正面図
【図4】図3の状態から接合部等に肋筋を配した状態等
を示す正面図
を示す正面図
【図5】第2実施例の十字型SRC柱梁の正面図
【図6】第3実施例のキ字型鉄骨柱梁の正面図
【図7】第3実施例のSRC梁の正面図
【図8】図7のものの平面図
【図9】第3実施例のキ字型鉄骨柱梁を建てて、その梁
鉄骨の接合部にSRC梁を連結した状態の正面図
鉄骨の接合部にSRC梁を連結した状態の正面図
【図10】図9の状態から梁上主筋を通し接合部等に肋
筋を配した状態等を示す正面図
筋を配した状態等を示す正面図
【図11】第4実施例のキ字型SRC柱梁の正面図
【図12】この図の(a)ないし(b)は柱と梁を結合
した柱梁の種々の形態を示す正面図
した柱梁の種々の形態を示す正面図
10 十字型SRC柱梁 11A 柱鉄骨 12A 梁鉄骨 12B 梁下主筋 12B1 L字型継手鉄筋 12B1a 縦方向の部分 12B1b 横方向の部分 12C 肋筋 12E 梁上主筋 20 キ字型鉄骨柱梁 21A 柱鉄骨 22A 梁鉄骨 22B 梁下連結主筋 22B1 L字型継手鉄筋 30 SRC梁 30A 梁鉄骨 30B 梁下主筋 30B1 L字型継手鉄筋 30C 肋筋 31 梁上主筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/16 E04B 1/20 E04B 1/30
Claims (8)
- 【請求項1】プレキャストSRC梁とプレキャストSR
C梁とを接合する接合方法において、SRC梁を梁鉄
骨、梁下主筋および肋筋をコンクリート中に埋設して形
成し、SRC梁の梁鉄骨の接合部をコンクリート部分の
端面から所定長さ突出させ、前記肋筋の上方部分をコン
クリート部分の上面から突出させ、前記梁下主筋を前記
コンクリート部分の端面から突出させて、この突出した
梁下主筋の部分でL字型継手鉄筋部を形成し、L字型継
手鉄筋部の横方向の部分の長さを梁鉄骨の接合部の突出
長さ以上にし、L字型継手鉄筋部の縦方向の部分の長さ
を肋筋の高さ以下にし、対向する二つのSRC梁の梁鉄
骨の接合部を互いに接合して、側面視でSRC梁の梁下
主筋のL字型継手鉄筋部が重なるようにし、梁鉄骨の接
合部の上方およびSRC梁の肋筋の上方の突出した部分
に梁上主筋を配筋し、梁鉄骨の接合部、L字型継手鉄筋
部および梁上主筋の周囲にコンクリートを打設すること
を特徴とするプレキャストSRC梁の接合方法。 - 【請求項2】二つのプレキャストSRC柱梁のSRC梁
とSRC梁との接合方法において、各SRC梁を梁鉄骨
と梁下主筋と肋筋とをコンクリート中に埋設して形成
し、前記梁鉄骨の接合部をコンクリート部分の端面から
所定長さ突出させ、前記肋筋の上方部分をコンクリート
部分の上面から突出させ、前記梁下主筋をコンクリート
部分の端面から突出させて、この突出した梁下主筋の部
分でL字型継手鉄筋部を形成し、L字型継手鉄筋部の横
方向の部分の長さを梁鉄骨の接合部の突出長以上にし、
L字型継手鉄筋部の縦方向の部分の高さを前記肋筋の高
さ以下にし、対向する二つのSRC柱梁の梁鉄骨の接合
部を互いに接合し、側面視でSRC梁の梁下主筋のL字
型継手鉄筋部が重なるようにし、各梁鉄骨の接合部の上
方および各SRC梁の肋筋の上方の突出した部分に梁上
主筋を配筋してから、梁鉄骨の接合部、L字型継手鉄筋
部および梁上主筋の周囲にコンクリートを打設すること
を特徴とするプレキャストSRC柱梁のSRC梁の接合
方法。 - 【請求項3】SRC柱梁のSRC梁の梁鉄骨の接合部、
L字型継手鉄筋部および該L字型継手鉄筋部に対向する
梁上主筋の周囲に肋筋を配筋することを特徴とする請求
項1または2記載の接合方法。 - 【請求項4】プレキャストSRC柱梁として、柱鉄骨と
梁鉄骨とを十字状、キ字状またはサ字状に結合して構成
したものを使うことを特徴とする請求項2記載のプレキ
ャストSRC柱梁のSRC梁の接合方法。 - 【請求項5】柱鉄骨と短い梁鉄骨とをキ字状に結合して
鉄骨柱梁を形成し、この鉄骨柱梁を所定の間隔をおいて
建て、鉄骨柱梁の短い梁鉄骨の接合部間にプレキャスト
SRC梁を配し、前記短い梁鉄骨の接合部とSRC梁の
接合部とを接合する接合方法において、前記SRC梁と
して、梁鉄骨と梁下主筋と肋筋とをコンクリート中に埋
設して形成し、前記梁鉄骨の接合部がコンクリート部分
の端面から所定長さ突出し、前記肋筋の上方部分がコン
クリート部分の上面から突出し、前記梁下主筋がコンク
リート部分の端面から突出していて、この突出した梁下
主筋の分部でL字型継手鉄筋部が形成され、L字型継手
鉄筋部の横方向の部分の長さが梁鉄骨の接合部の突出長
さ以上であり、L字型継手鉄筋部の縦方向の部分の高さ
が前記肋筋の高さ以下であるプレキャストSRC梁を使
い、前記短い梁鉄骨の接合部とSRC梁の梁鉄骨の接合
部とを接合し、前記短い梁鉄骨の下方にL字型継手鉄筋
部を備えた梁下連結主筋を配し、側面視で前記SRC梁
の梁下主筋のL字型継手鉄筋部と前記梁下連結主筋のL
字型継手鉄筋部とが重なるようにし、かつSRC梁の梁
鉄骨の接合部の上方、前記短い梁鉄骨の上方およびSR
C梁の肋筋の上方の突出した部分に梁上主筋を配して、
鉄骨柱の周囲、SRC梁の梁鉄骨の接合部、キ字型鉄骨
柱梁の短い梁鉄骨、L字型継手鉄筋部および梁上主筋等
の周囲にコンクリートを打設することを特徴とするプレ
キャストSRC梁とキ字状の鉄骨柱梁との接合方法。 - 【請求項6】梁鉄骨と梁下主筋と肋筋とがコンクリート
中に埋設され、梁鉄骨の接合部がコンクリート部分の端
面から所定長さ突出し、前記肋筋の上方部分がコンクリ
ート部分の上面から突出しているプレキャストSRC梁
において、前記梁下主筋がコンクリート部分の端面から
突出していて、この突出した梁下主筋が上方に曲げられ
ていて、この分部でL字型継手鉄筋部が形成され、L字
型継手鉄筋部の横方向の部分の長さが梁鉄骨の接合部の
突出長さ以上であり、L字型継手鉄筋部の縦方向の部分
の長さが前記肋筋の高さ以下であることを特徴とするプ
レキャストSRC梁。 - 【請求項7】柱鉄骨と梁鉄骨とが十字状、キ字状、サ字
状に結合され、少なくとも、前記梁鉄骨の下側に梁下主
筋が配され、梁鉄骨と梁下主筋との周囲に肋筋が配さ
れ、梁鉄骨、梁下主筋および肋筋の周囲にコンクリート
が打設され、前記梁鉄骨の接合部がコンクリート部分の
端面から所定長さ突出し、前記肋筋の上方部分がコンク
リート部分の上面から突出しているプレキャストした十
字状、キ字状、サ字状のSRC柱梁において、そのSR
C梁の梁下主筋がコンクリート部分の端面から突出して
いて、この突出した梁下主筋が上方に曲げられていて、
この部分でL字型継手鉄筋部が形成され、L字型継手鉄
筋部の横方向の部分の長さが梁鉄骨の接合部の突出長さ
以上であり、L字型継手鉄筋部の縦方向の長さが前記肋
筋の高さ以下であることを特徴とするプレキャストした
十字状、キ字状およびサ字状のSRC柱梁。 - 【請求項8】柱鉄骨の周囲に柱主筋と帯筋が配され、梁
鉄骨との接合部の上方の所定の長さの柱鉄骨の部分、柱
鉄骨の上下の接合部およびこれらの部分に対応する柱主
筋および帯筋を除く、柱鉄骨、柱主筋および帯筋の周囲
にコンクリートが打設されていることを特徴とする請求
項7記載のプレキャストした十字状、キ字状およびサ字
状のSRC柱梁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41759290A JP2860713B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | プレキャストsrc梁の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41759290A JP2860713B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | プレキャストsrc梁の接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04238927A JPH04238927A (ja) | 1992-08-26 |
JP2860713B2 true JP2860713B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=18525676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41759290A Expired - Fee Related JP2860713B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | プレキャストsrc梁の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860713B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009162004A (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Takenaka Komuten Co Ltd | プレキャストコンクリート柱梁部材の接合構造、建物、及び建物の施工方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4515360B2 (ja) * | 2005-09-01 | 2010-07-28 | 株式会社奥村組 | Rc造柱・梁架構およびその構築方法 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP41759290A patent/JP2860713B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009162004A (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Takenaka Komuten Co Ltd | プレキャストコンクリート柱梁部材の接合構造、建物、及び建物の施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04238927A (ja) | 1992-08-26 |
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---|---|---|---|
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