JP2860698B2 - 液封入防振ブッシュ - Google Patents

液封入防振ブッシュ

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JP2860698B2
JP2860698B2 JP21070390A JP21070390A JP2860698B2 JP 2860698 B2 JP2860698 B2 JP 2860698B2 JP 21070390 A JP21070390 A JP 21070390A JP 21070390 A JP21070390 A JP 21070390A JP 2860698 B2 JP2860698 B2 JP 2860698B2
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は液封入防振ブッシュに関し、特に液室内に突
出する撹拌板を設けた液封入防振ブッシュに関する。
[従来の技術] 振動体と基体にそれぞれ連結される外筒と内筒の間に
防振ゴム体を接合配設した防振ブッシュは構造簡単かつ
コンパクトであるという長所の故に車両のエンジンマウ
ント等に多用されている。このうち、近年においては上
記防振ゴム体内に液室を設けて密封液の作用により効果
的な振動減衰をなす液封入式のものが現れ、さらに上記
液室内に撹拌板を突設して密封液の液共振を生ぜしめる
ことによって高周波振動の吸収をも実現した液封入防振
ブッシュが提案されている(特開平1−153831号公
報)。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記提案の防振ブッシュでは、撹拌板の基
部を内筒外周に嵌め込み固定しており、別体の撹拌板の
製作や組付けにコストと手間を要する。また、撹拌板を
設けた内筒と外筒を金型内に位置せしめて防振ゴム体を
射出成形する場合に、内筒の回転を防止して撹拌板を正
規の位置に保持する必要があるが、このために内筒の両
端部外周を切削等により面取り加工する必要があって、
これにも手間を要する。
本発明はかかる課題を解決するもので、製造の手間お
よびコストを大幅に低減することが可能な液封入防振ブ
ッシュを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の構成を説明すると、外筒1の略中心に内筒2
を配設するとともにこれら内外筒1、2間に防振ゴム体
3を接合配設し、防振ゴム体3内に液室Aを形成して該
液室A内に上記内筒2より撹拌板23を突出せしめた液封
入防振ブッシュにおいて、上記内筒2を金属筒21とその
外周に密着する樹脂層22で構成し、該樹脂層22の一部を
突出せしめて上記撹拌板23となすとともに、上記樹脂層
22には上記防振ゴム体3成形時に金型内で内筒2の回り
止めをなす回り止め部24を形成したものである。
[作用] 上記構成の液封入防振ブッシュにおいては、撹拌板23
および位置決め部24を樹脂層22の成形時に同時成形する
ことができるから、撹拌板23の別体製作および組付けは
不要であり、また、回り止め部24を切削加工等で製作す
る必要もないから、全体として製造の手間とコストを大
幅に低減することができる。
[実施例] 第1図および第2図において、大径薄肉の外筒1には
その内周に沿ってインターリング4が圧入固定してあ
り、インターリング4は上部周面の中央が開口してい
る。防振ゴム体3は上記インターリング4の上半内周に
外周を接合して形成されており、かかる防振ゴム体3の
底壁中央部を貫通して内筒2が埋設してある。
上記防振ゴム体3には両端側壁を残してインターリン
グ4の開口に通じる凹所が形成されて主液室Aとなって
いる。インターリング4は左右の周面中央部が凹溝状に
成形されて絞り流路41となっており、また、上記インタ
ーリング4は下部周面が内方へ大きく凹陥してここに薄
膜ゴムシート5が張設されて副液室Bを構成し、該副液
室Bに上記絞り流路41が連通している。
上記内筒2は円形金属筒21とこれの外周を覆って密着
形成された樹脂層22よりなり、樹脂層22の一部は上記主
液室A内に突出する撹拌板23となっている。すなわち、
第3図に示す如き金属筒21の外周に第4図に示す如く樹
脂層22を形成し、この樹脂層22は中央部上面を上方へ扇
形に突設せしめて上記撹拌板23としてある。
樹脂層22はまた中央部の側面を側方へ突出せしめてバ
ネ力調整用凸部25としてあり、この凸部25の突出量によ
り防振ゴム体3のバネ力が調整される。樹脂層22の両端
周面は左右位置で直線平面状の凹所となって回り止め部
24としてある。
上記構造の液封入防振装置において、大振動入力時に
は内筒2の相対上下動に伴い主液室Aの容積が変化し、
密封液が絞り流路41を経て副液室Bへ流通して振動減衰
力を発生する。また、高周波微振動の入力時には、内筒
2とともに振動移動する撹拌板23により主液室A内の密
封液が共振し、これにより微振動の良好な吸収作用が発
揮される。
本実施例の構造によれば、撹拌板23および回り止め部
24を樹脂層22により一体成形するから、組付けや加工の
手間およびコストが大幅に減少する。また、バネ力調整
用凸部25も樹脂成形であるから、形状自由度が大きく、
これにより防振ゴム体3の発揮バネ力を最適に調整する
ことができる。
[発明の効果] 以上の如く、本発明の液封入防振装置は、製造の手間
およびコストを大幅に低減することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の半断面正面図、第2図は装置の縦
断面図、第3図は金属筒の斜視図、第4図は内筒の斜視
図である。 1……外筒 2……内筒 21……金属筒 22……樹脂層 23……撹拌板 24……回り止め部 25……バネ力調整用凸部 3……防振ゴム体 A……主液室(液室) B……副液室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒の略中心に内筒を配設するとともにこ
    れら内外筒間に防振ゴム体を接合配設し、防振ゴム体内
    に液室を形成して該液室内に上記内筒より撹拌板を突出
    せしめた液封入防振ブッシュにおいて、上記内筒を金属
    筒とその外周に密着する樹脂層で構成し、該樹脂層の一
    部を突出せしめて上記撹拌板となすとともに、上記樹脂
    層には上記防振ゴム体成形時に金型内で内筒の回り止め
    をなす回り止め部を形成したことを特徴とする液封入防
    振ブッシュ。
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