JP2860269B2 - 鋼製橋梁のコンクリート床版補強施工方法 - Google Patents

鋼製橋梁のコンクリート床版補強施工方法

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JP2860269B2
JP2860269B2 JP7155482A JP15548295A JP2860269B2 JP 2860269 B2 JP2860269 B2 JP 2860269B2 JP 7155482 A JP7155482 A JP 7155482A JP 15548295 A JP15548295 A JP 15548295A JP 2860269 B2 JP2860269 B2 JP 2860269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、既設鋼製橋梁のコン
クリート床版の補強、又は、新設鋼製橋梁のコンクリー
ト床版製作、その他に利用されるアーチ型合成床版の施
工技術の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、山間林野部が多く、しか
も、複雑に入り組んだ長い海岸線に接近している狭隘な
地勢条件の我が国にあっては全国的に有効利用出来る平
野部が少く、したがって、生産設備や住宅等に利用出来
る平野部は全国的に分散状に散在しており、当然のこと
ながら、これらを接続する道路,通信網は全国的に津々
浦々に亘りネットワーク的に敷設されている。
【0003】そして、これらの道路網に於ては産業の隆
盛と共に交通量、及び、通過重量の増加がより激しくな
り、しかも、これに伴って随所に設けられている橋梁の
損耗も激しくなり、経年的に該橋梁の設計荷重の増加変
更が行われ、近時は平成5年11月に橋梁の設計荷重が
改正され、約25%も大きくなり、したがって、当然の
ことながら、当該平成5年以前に設計された鋼製橋梁の
コンクリート床版は補強する必要があり、又、単に設計
面ばかりでなく、当該橋梁を通過する実際の交通荷重や
交通回数の増加によってもコンクリートが激しく劣化す
るため、補修後の補強が必要であり、又、必然的に新設
する鋼製橋梁のコンクリート床版の当該平成5年11月
の改正設計荷重を充分クリアーする設計が必要である。
【0004】しかも、前述した如くこれらの鋼製橋梁の
交通量や交通荷重は年々増加の一方を辿り、したがっ
て、補強等に際しても当該橋面上の通行を妨げず、低騒
音,低振動で床版の重量増加も少く、しかも、施工,取
り扱いが容易で経済的なコンクリート床版の補強方法が
強い需要となっている。
【0005】したがって、実際の橋面上の交通を妨害す
ることなく、改修,修復するには一般的にアスファルト
の下側に構築してある既設コンクリート床版を下面から
補強する技術が利用されている。
【0006】而して、かかる鋼製橋梁のコンクリート床
版を下面から補強をする工法としては第一に縦桁増設工
法があり、第二には鋼板接着工法があり、前者において
はコンクリート床版を支持する既設桁の間に縦桁を増設
し、床版支間を短くすることによってコンクリート床版
に作用する曲げモーメントを減少するようにする工法で
あり、後者にあってはコンクリート床版の下面(引張り
側)に鋼板をアンカーボルトで支持し、コンクリート床
版と鋼板との狭い空隙部に合成樹脂等の接着剤で鋼板を
貼り付け一体化する工法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
在来工法のうちの前者の工法は床版に作用する車輌の荷
重や分布荷重による曲げモーメントを減少させ得るメリ
ットがあるが、剪断力に対する補強とはならず、即ち、
既設床版にひび割れが発生して低下している剪断抵抗の
回復につながらず、床版の抜け落ちの可能性のある欠点
が存在する。
【0008】又、後者の工法では荷重によって床版に生
ずる曲げモーメント、及び、剪断力に対する抵抗が大き
くなりはするが、上記平成5年11月の改正設計荷重に
対応するために、鋼板の剛性を増す必要から、該鋼板の
厚さを厚くする方法を採用すると、鋼板の重量が増加す
ることにより不経済で、且つ、ハンドリングが著しく難
しくなる等の難点がある。
【0009】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく鋼製橋梁のコンクリート床版補強工法の問題点を
解決すべき技術的課題とし、平成5年11月改正の25
%設計荷重が大きくなることに充分に対処し得て、又、
新規設計にも確実にクリアー出来、道路橋を通過する実
際の車輌の交通重量,回数の増加に対して補強が有効裡
になされ、しかも、橋梁路面上の通行の妨害とはなら
ず、低騒音,低振動工法で床版の重量増も少く、しか
も、ハンドリングが容易で経済的な鋼製橋梁のコンクリ
ート床版補強施工方法を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、コンクリート床版上の
荷重を既設コンクリート床版とアーチ型合成床版との重
ね梁的な観点から分担負担させようとするものであり、
当該分担荷重によるアーチ機構に生ずる圧縮軸力,曲げ
モーメント,剪断力はアーチ型合成床版で負担し得るよ
うにするものであり、又、アーチ型合成床版を具備する
受梁はアーチ型合成床版からの水平反力と鉛直反力を受
けるようにし、該受梁は主桁によって支持され、最終的
に分担荷重は主桁に伝達されるようにせんとするもので
あり、上記従来技術に基づく縦桁増設工法と鋼版接着工
法を兼ね備えた施工方法とするものであり、床版増厚に
よる剪断補強床版に生ずる曲げモーメントの低減、しか
も、軸圧縮力には極めて剛性の高いアーチ構造を用い圧
縮力に有利に働く充填材を使用するようにし、既設コン
クリート床版の中性化等から保護し、橋面下の高所狭隘
箇所での作業や材料等のハンドリングの容易化が図れ、
交通を制限することなく、施工が可能となるようにし、
施工手順については第一に既設コンクリート床版の汚れ
を除去し、第二に必要あれば既設コンクリートの補修を
行い、次いで、受梁の取り付けを行い、続いて、アーチ
型枠床版の受梁上への設置と固定を行い、隣設するアー
チ型枠床版のL型ボルトによる接合、次いで、強度計算
上必要な場合、負モーメント用補強材の設置と固定を行
い、充填材注入パイプ、空気抜きパイプの取り付けを行
い、次いで、主桁とアーチ型枠床版、アーチ型枠床版同
志の接合部、L型ボルトの頭部,ナット、及び、ワッシ
ャーの周囲、モルタル注入パイプ、空気パイプ周囲、受
梁とアーチ型枠床版との接触部等の隙間に目地材、又
は、接着剤等でシーリングを行い、次いで、充填材の注
入,養生と経時的な充填材の硬化後、充填材注入用パイ
プ、空気抜きパイプ等のアーチ型枠床版から突出する部
分の切断除去を行い、L型ボルトのナット,ワッシャー
の取り外し、アーチ型枠床版から突出するL型ボルトの
切断除去を行い、最後にアーチ型枠床版,下面受梁等の
塗装仕上げを行うようにした技術的手段を講じたもので
あり、但し、アーチ型枠床版,受梁等の材料に鋼材を用
い、その鋼材が亜鉛塗メッキ等の防錆処置を施された場
合は塗装の必要はない。
【0011】
【実施例】次に、この出願の発明の1実施例を図面に基
づいて説明すれば以下の通りである。
【0012】図1に示すものは、鋼製橋梁の既設コンク
リート床版1の補強方法の概略態様であり、該既設コン
クリート床版1上に路面のアスファルト舗装2が敷設さ
れ、その下部には、この出願の発明の要旨の中心をなす
アーチ型合成床版3が設けられ、該アーチ型合成床版3
は主桁51,52等の間に設置された受梁41,42等
に支持され、該受梁41,42等の反力は最終的に該主
桁51,52等に伝達される。
【0013】図2は主桁51,52間のアーチ型枠床版
61,62、負モーメント用補強材71,72、及び充
填材8が合成される前の態様を示す。
【0014】而して、アーチ型枠床版(中央ユニット)
61が必要数(当該態様では3個)と2個のアーチ型枠
床版(端部ユニット)62は主桁51,52に隣接して
ある。
【0015】又、アーチ型枠床版(中央ユニット)61
とアーチ型枠床版(端部ユニット)62は受梁41で支
持される。
【0016】尚、アーチ型枠床版(端部ユニット)62
は受梁41の他に、主桁52、又は、51に取り付けら
れた中間受プレート63にも支持されるようにされてお
り、アーチ型枠床版61,62の受梁41への固定は該
受梁41に取り付けられたアーチ型枠床版固定用部品6
4、アーチ基部水平拘束用部品65によってなされる。
【0017】尚、強度計算上、負モーメント用補強材7
1が必要な場合アーチ型枠床版61,62と既設コンク
リート床版1の下面との空隙部に介装される。
【0018】而して、負モーメント用補強材(中央部)
71はアーチ型枠床版(中央部)61の縦リブ上に取り
付けられた負モーメント用補強材固定用部品73で固定
され、負モーメント用補強材(端部)72はアーチ型枠
床版61,62のアーチリブとリブ上に置かれる。
【0019】図3,図4は受梁41と主桁51の接合の
態様を示すものであり、主桁51に一体的に設けられた
鉛直スティフナー53に溶接、或いは、ボルト55によ
って取り付けられたガセットプレート54に受梁41が
設置される状態を示す。
【0020】次に、アーチ型枠床版61,62,負モー
メント用補強材71,72,受梁41等の材料に鋼材を
用い、充填材8には無収縮性セメントモルタルを使用し
た態様について述べる。
【0021】而して、該アーチ型枠床版61,62,負
モーメント用補強材71,72,アーチ型枠床版固定用
部品64,アーチ基部水平拘束用部品等は各々アーチ型
枠鋼床版61,62,負モーメント用補強鋼材71,7
2,アーチ型枠鋼床版固定金具(鋼製)64,アーチ基
部水平拘束金具(鋼製)65等に読み代えるものとす
る。
【0022】図5はアーチ型枠鋼床版(中央ユニット)
61の態様(斜視図)を示すものであり、該アーチ型枠
鋼床版(中央ユニット)61は一定の幅、及び、長さを
もつユニットであって、アーチ型鋼板61aは端部にL
型ボルト用孔(兼モルタル注入用パイプ孔又は空気抜き
用パイプ孔)61hを持つ。
【0023】又、アーチ型鋼板61aの橋軸方向の両端
にはモルタル用孔61i,空気抜き孔61j,負モーメ
ント用補強鋼材固定金具73((E),(F))をもっ
た縦リブ61c,61dが取り付けられ、橋軸直角方向
は、適当な間隔でアーチリブ61bで補強されており、
当該図5に示す二点鎖線で囲まれた域は部分断面を示す
ものである。
【0024】そして、図6はアーチ型枠鋼床版(端部ユ
ニット)62の態様を示し、アーチ型枠鋼床版(端部ユ
ニット)62は、主桁51,52等の間隔の変化に対応
するため、アーチ型枠鋼床版(中央ユニット)61で占
められる以外の空間を埋めるために幅が変化し、長さは
アーチ型枠鋼床版(中央ユニット)61と同一寸法をな
すようにされている。
【0025】而して、鋼板62aの一端は主桁51,5
2等の腹板に接するように折り曲げられ、他の端にはL
型ボルト用孔(兼モルタル注入用パイプ孔又は空気抜き
用パイプ孔)62hを持ち、主桁51,52に接しない
方の橋軸方向の端部には、モルタル用孔62iをもった
縦リブ62cが取り付けられ、橋軸直角方向は適当な間
隔でリブ62bで補強されている。
【0026】図7は負モーメント用補強鋼材(中央部,
端部)71,72の実施例を示すものであり、負モーメ
ント用補強鋼材(中央部)71は、一定の幅、及び、長
さを持つユニットであり、鋼板71aはモルタル注入用
パイプ孔(又は空気抜き用パイプ孔)71h,モルタル
用孔71iを有し、補強用のリブ71bが適当な間隔で
取り付けられ、端部にはアーチ型枠鋼床版61の縦リブ
61c,61dに固定するための脚71cが取り付けら
れ、負モーメント用補強鋼材(端部)72は主桁51,
52等の間隔の変化に対応するため幅が変化し、長さは
負モーメント用補強鋼材(中央部)71と同一寸法をな
し、鋼板72aはモルタル注入用パイプ孔(又は空気抜
き用パイプ孔)72hとモルタル用孔72iを有する。
【0027】図8,図9,図10,図11に示すものは
アーチ型枠床版61,62の詳細配置の態様(施工手順
を含めて)を示し、当該態様について図面を参照して説
明する。
【0028】当該図8,図9は隣接するアーチ型枠鋼床
版61,62、及び、負モーメント用補強鋼材71,7
2等の詳細配置図を示し、該アーチ型枠鋼床版61,6
2はこの出願の発明の主要部を構成する材料で受梁4
1,42等上に必要数並べられており、隣接するアーチ
型枠鋼床版61,62は橋軸方向,橋軸直角方向共にア
ーチ型枠鋼板61a、又は、鋼板62aとの重ね継手を
原則とし、図10,図11は隣接するアーチ型枠鋼床版
61,62の橋軸方向,橋軸直角方向の接合方法の態様
を示すものであり、接合部にはパッキン材、又は、接着
剤6rをおき、L型ボルト6k,ワッシャッー6m,ナ
ット6nで重なったアーチ型枠鋼床版61、又は、62
を締め付ける。
【0029】そして、アーチ型枠鋼床版61,62の受
梁41への固定する要領の概要を図12,図13に示
し、アーチ型枠鋼床版61,62の橋軸直角方向への拘
束,固定はアーチ基部水平拘束金具6b、橋軸方向、及
び、その上下方向の拘束,固定はアーチ型枠鋼床版固定
金具6aでなされる。
【0030】次に、負モーメント用補強鋼材71,72
はアーチ型枠鋼床版61,62が設置された後、該アー
チ型枠鋼床版61,62と既設コンクリート床版1の下
面との空隙部に介装され、負モーメント用補強鋼材(中
央部)71の脚71cはアーチ型枠鋼床版61の縦リブ
61c,61d上に置かれ、縦リブ上にある負モーメン
ト用補強鋼材固定金具73((E),(F))で固定さ
れる(固定方法の詳細の説明は図19と図20にて行
う)。
【0031】そして、上述施工の後、図8,図9に示す
様に、モルタル注入用パイプ(又は空気抜きパイプ)6
qの取り付けを行う。
【0032】次に、主桁51とアーチ型枠鋼床版61,
62、アーチ型鋼板61a,鋼板62a相互、L型ボル
ト6kの頭部、ナット6n、ワッシャー6mとの接合
部、及び、モルタル注入用パイプ(又は空気抜きパイ
プ)6qとアーチ型枠鋼床版61,62との貫通部はシ
ール材(目地材、又は、接着剤)6pを施し、モルタル
の漏れを防止する。
【0033】そして、充填材(無収縮性セメントモルタ
ル)8を注入し、適当な養生期間を経て該充填材8の固
化、即ち、アーチ型枠床版61,62との合成を行い、
アーチ型合成床版3を形成する。
【0034】而して、アーチ型合成床版3の外観をスム
ーズにするため図10,図11に示す様に、L型ボルト
6kのナット6n、ワッシャー6mを取り外し、アーチ
型枠鋼床版61,62から突出するL型ボルト6kの頭
部分の切断を行う。
【0035】又、図示はしないがモルタル注入用パイプ
(又は空気抜きパイプ)6qの突出した部分をも同様に
切断する。
【0036】而して、図14,図15はアーチ型枠鋼床
版(中央ユニット)61の受梁41への固定要領を示
し、図17,図18は隣接する受梁41,42に固定さ
れるアーチ型枠鋼床版(中央ユニット)61の両端各部
の固定態様を示す斜視図であり、アーチ型枠鋼床版固定
金具6aは図14,図15に示す様に、部品(A1),
(A2),(B),(H)から成り、それぞれ直接的、
間接的に受梁41,42等に設置され、アーチ型枠鋼床
版61を固定する手順は図17,図18に示す下記の通
りであって、 (一端側の説明)(図17) まず、1つのアーチ型枠鋼床版61の縦リブ61dをア
ーチ型枠鋼床版固定金具6aの部品(A1)の切込み部
に押し込み、次いで、隣接する次のアーチ型枠鋼床版6
1の縦リブ61cを該アーチ型枠鋼床版固定金具6aの
部品(A2)の切込み部に押し込む。 (他端側の説明)(図18) まず、アーチ型枠鋼床版61の縦リブ61dをアーチ型
枠鋼床版固定金具6aの部品(B)に接するように置
き、次いで、隣接するアーチ型枠鋼床版61の縦リブ6
1cを同様にアーチ型枠鋼床版固定金具6aの部品
(B)に接するように置くと、縦リブ61dと61cで
部品(B)を挟み込むような形状になる。
【0037】そこで、楔(C)を部品(B)とアーチ型
枠鋼床版61のアーチ型鋼板61aとの間に打ち込み、
次いで、楔(D)を部品(H)と縦リブ61dとの間と
部品(H)と縦リブ61cとの間に各々打ち込む。
【0038】図14と図16は負モーメント用補強鋼材
(中央部)71のアーチ型枠鋼床版61の縦リブ61
c,61dへの固定要領を示し、図19,図20は負モ
ーメント用補強鋼材(中央部)71のアーチ型枠鋼床版
61の縦リブ61c,61dへの固定態様を示す斜視図
である。
【0039】而して、該負モーメント用補強鋼材(中央
部)71の固定の手順は次の通りである。 (一端側の説明)(図19) 負モーメント用補強鋼材(中央部)71の脚71cを縦
リブ61c,61d上に乗せ一端側の方向に滑らし、該
脚71cを該縦リブ61c、及び、61d上に設置され
ている負モーメント用補強鋼材固定金具73(E)のス
リット部に脚71cを押し込む。 (他端側の説明)(図20) 反対側にある脚71cを縦リブ61c、及び、61d上
に設置されている負モーメント用補強鋼材固定金具73
(F)に対して図の矢印方向に楔(G)を打ち込む。
【0040】図21〜図24は図5のアーチ型枠鋼床版
(中央ユニット)61のアーチリブ61bとは異なるア
ーチリブ61b´ ,61b´´,61b´´´ ,61
b´´´´を有した態様のアーチ型枠鋼床版の実施例を
示すものである。
【0041】同様に、図6のアーチ型枠鋼床版(端部ユ
ニット)62のリブ62bもアーチリブ61b´ ,6
1b´´,61b´´´ ,61b´´´´の態様のリ
ブを持つことが可能であり、又、図7の負モーメント用
補強鋼材71,72は板状の形態をなしているが、この
形態に限らず、鉄筋を普通に縦横に組み立てユニット化
したものでも同様の機能を発揮することが出来る。
【0042】尚、この出願の発明の実施態様は上述各実
施例に限るものでないことは勿論であり、例えば、上述
実施例に於てはアーチ型枠鋼床版,負モーメント用補強
鋼材,受梁等の材料に鋼材を、充填材に無収縮性セメン
トモルタルを使用した態様を述べたが、アーチ型枠鋼床
版等の材料には鋼材ばかりでなく、アルミニウム等の金
属,強化プラスチック,炭素繊維/アラミド繊維,ガラ
ス繊維…等からなる新素材,セラミック材,又、これら
の組合せによる複合材等適宜に使用することが出来、
又、充填材についても無収縮性セメントモルタルばかり
でなく、適当な混和材を用いてモルタル/コンクリート
の収縮性を改善したもの、又は、普通モルタル/コンク
リートの収縮した隙間にグラウト材等を注入することに
より収縮を補償する手段を講じることが可能であり、
又、エポキシ樹脂等の樹脂類,他にポリマー系,ガラス
系,金属モルタル系等の材料で注入後、比較的短時間で
固化し、上記のアーチ型枠床版等との合成可能な材料で
あれば適宜使用出来るものである等種々の態様が採用可
能である。
【0043】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にアーチ型枠床版をコンクリート床版下面との間に充填
材を充填し、充填材が固化後に形成したアーチ型合成床
版で既設コンクリート床版を充分に補強し、平成5年1
1月に改正された鋼製橋梁の設計荷重が25%も大きく
なったものに対しそれ以前に設計された鋼製橋梁のコン
クリート床版は補強する必要があり、又、新設計による
施工に際しても当該平成5年11月に改正された設計荷
重をクリアーする必要があるが、当該技術に基づく縦桁
増設工法や鋼板接着工法を兼ね備えた構造によりアーチ
型合成床版の床版増厚による剪断補強、床版に生じる曲
げモーメントの低減、しかも、軸圧縮力には極めて剛性
の高いアーチ構造を提供することが出来るために、圧縮
力に有利に働く充填材を使用することが出来るという優
れた効果が奏される。
【0044】又、アーチ型枠床版と充填材に対し強度設
計上必要ある態様では負モーメント用補強材を介装する
ことにより当該負モーメントを確実に補強することが出
来るという優れた効果が奏される。
【0045】又、既設コンクリート床版の中性化等に対
する保護策も併せて行えるという効果があり、橋面下の
高所狭隘箇所での作業や材料等ハンドリングの容易化や
路面上での交通を許容した状態での施工の安全化が図れ
ることが出来るという優れた効果が奏される。
【0046】更に、橋面上の交通を制限することなく、
施工が可能となり、交通渋滞等を招くことがないという
効果があり、産業政策上の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の全体構造透視図で
ある。
【図2】同、部材構成の概略断面図である。
【図3】受梁と主桁の接合態様のボルト接合の概略側面
図である。
【図4】同、溶接接合の概略側面図である。
【図5】アーチ型枠鋼床版の中央ユニットの一部切抜き
概略斜視図である。
【図6】アーチ型枠鋼床版の端部ユニットの全体概略斜
視図である。
【図7】負モーメント用補強鋼材の中央部と端部の一部
切截全体概略斜視図である。
【図8】アーチ型枠鋼床版と負モーメント用補強鋼材の
中央部の取り合い断面図である。
【図9】同、主桁隣接部の取り合い断面図である。
【図10】隣接アーチ型枠鋼床版の橋軸方向の接合部の
詳細拡大断面図である。
【図11】同、橋軸直角方向の接合部の拡大断面図であ
る。
【図12】アーチ基部水平拘束金具とアーチ型枠鋼床版
固定金具の取り合い概略側面図である。
【図13】図12の部分側面図である。
【図14】アーチ型枠鋼床版と負モーメント用補強鋼材
の固定態様の断面図である。
【図15】図14の部分切截断面図である。
【図16】図14の部分切截断面図である。
【図17】アーチ型枠鋼床版と受梁との一端側の固定の
斜視図である。
【図18】同、他端側の斜視図である。
【図19】負モーメント用補強鋼材と受梁との一端側組
付態様の部分切截斜視図である。
【図20】同、他端側の取付態様の部分切截斜視図であ
る。
【図21】図5の別の実施例の部分切抜き斜視図であ
る。
【図22】同、他の実施例の部分切抜き斜視図である。
【図23】更に別の実施例の部分切抜き斜視図である。
【図24】更に他の実施例の部分切抜き斜視図である。
【符号の説明】
1 コンクリート床版 51,52 主桁 41,42 受梁 8 充填材 61 アーチ型枠鋼床版(中央ユニット) 62 アーチ型枠鋼床版(端部ユニット) 71,72 負モーメント用補強材 3 アーチ型合成床版 61a アーチ型板 61b アーチリブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−64907(JP,A) 特開 平3−25105(JP,A) 実開 平3−119014(JP,U) 実開 平4−119809(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01D 19/12 E01D 22/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート床版の下面に垂設した主桁間
    に橋軸直角方向に取り付ける受梁上に橋軸直角方向に複
    数個のアーチ部を有するアーチ型枠床版を固定し、該コ
    ンクリート床版下面と該アーチ型枠床版との間隙部に充
    填材を充填し、該充填材固化後は該アーチ型枠床版とで
    アーチ型合成床版を形成し、上記アーチ型枠床版を中央
    ユニットと端部ユニットに分け、上記受梁にて固設する
    ようにし、更に上記アーチ型枠床版とコンクリート床版
    との間に負モーメント用補強材を介装するようにするこ
    とを特徴とする鋼製橋梁のコンクリート床版補強施工方
    法。
  2. 【請求項2】上記アーチ型枠床版は、アーチ型板と該ア
    ーチ型板の上面に配置されアーチ型板を橋軸直角方向及
    び橋軸方向の双方向に補強するリブが一体的に形成され
    たものであることを特徴とする請求項1記載の鋼製橋梁
    のコンクリート床版補強施工方法。
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