JP2004176400A - 道路用幅員拡張材とその設置方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】道路用幅員拡張材1のうち略箱状体でなる鋼製中空筒体2は、前面部3、上面部4、背面部5及び底面部6の各面部を溶着して構成されている。延伸部7と底面部6は一体成形されており、延伸部7と底面部6の一体形成部材の略中央には、鋼製中空筒体2の長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板8が設けられており、該腹板8に対して背面に向かって直角方向には周囲が略不等辺四角形からなる腹板8の補強リブ9が所定の等間隔にて列設している。8aはボルト穴である。前記鋼製中空筒体2の内部には、補強リブ10が所定の等間隔にて列設し、該補強リブ10の一方端10aは、開口部3aから延伸部7上に突出しており、延伸部7の補強リブとして機能している。底面部6には支持板11を有する面を除き、補強リブ10で囲われた面の略中央に略楕円形のやや長径の作業用穴6aが設けられている。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート床版からなる道路橋の道路用幅員拡張材及びその設置方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
旧道路構造令で設計・施工された道路橋は、通行車両の大型化等による幅員の不足が指摘されると共に、緊急車両走行用の路肩や歩行者用の歩道の確保も困難なことから、安全かつ円滑な交通を維持するために幅員の拡張が急務となっている。
【0003】
▲1▼従来、この種の技術(図示せず)に於いては、道路橋の床版がコンクリート床版である場合、まず、コンクリート床版の張出し部を所定の位置で垂直に切断、除去し、コンクリート床版の本体側から露出した補強用鉄筋に既設のものより長い鉄筋を連結一体化した後、改めてコンクリートを打設して張出し部を延長する工法を施していた。そして、延長された張出し部の側端部分に改めて地覆部を設けるというものであった。
【0004】
▲2▼また、他の従来の技術の例としては、図4に示すように、特開平4−289303号に開示された技術がある。すなわち、まず、主桁21から張出して片持ち桁22を取り付け、コンクリート床版23の主桁21の外側の張出し部を主桁21と地覆の中間の適当な位置23aで垂直に切断し撤去する。次に、コンクリート床版23端部の主鉄筋24を露出させ、撤去部分に軽量な鋼床版25を搬入し片持ち桁22に載置する。そして、コンクリート床版23と鋼床版25との連結部で主鉄筋24と延長主鉄筋26を連結し同部空間に充填材27を注入して一体化するというものである。28は連結用鋼板である。
【0005】
また、他の従来の技術としては、鋼製中空筒体を備えた道路用幅員拡張材が存在するが、2重鋼板で構成したものや、2重鋼板故に高力ボルト等が前面に露出した構成であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術は叙上した構成であるので、次の課題が存在する。
▲1▼従来の技術に於ける道路橋の拡張方法は、コンクリートを付加して打設するものであるので、コンクリート床版の重量の増加による主桁の強度不足や主桁上部の鉄筋量の不足、更にはコンクリート打設継ぎ部の耐久性不足など、コンクリート床版の強度を維持するうえで種々の問題点があった。
また、増設される部分がコンクリートにより形成されるので、コンクリートの養生や硬化に時間を要し、工事に伴う交通規制などが長期化するという問題点があった。また、2重鋼板で構成した道路幅員拡張部材は、重量が重く、高力ボルト等が外部に露出しているので、車両走行上危険が伴うと共に道路の美麗感に欠けるという問題点があった。
【0007】
▲2▼他の従来の技術に於ける道路橋の拡張方法は、上述の従来の技術に於ける道路橋の拡張方法の問題点を解消することを目的として提供されたものであるが、その施工方法は手順が多くかつ幅員拡張に必要となる部材も多岐にわたっており、特に幅員の拡張幅が相対的に小さくて済む場合には、施工の難易度、工事期間及びコスト等の面で比較優位性に劣るという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コンクリート床版からなる道路橋の幅員を拡張するにあたり、必要な強度を維持しつつ重量の増加を最小限に抑制し、施工性に優れ、工事期間が短期間で済む技術を提供することを目的としたものであって、次の構成、手段から成立する。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、道路橋等の道路に於ける幅員拡張材であって、前面部、上面部、背面部及び底面部の略箱状体でなる単一若しくは一板の鋼板で構成された鋼製中空筒体と、該鋼製中空筒体の底面部と該底面部から道路の路肩部分に対し前面方向に一体的に突設した延伸部でなる一体成形部材の略中央に長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板と、該腹板に対して直角方向に周囲が略不等辺四角形かつ所定の等間隔に列設した該腹板の補強リブと一方側は該鋼製中空筒体の4つの内壁面に口の字の輪管状に固定され、他方側は該鋼製中空筒体の前記延伸部上に固定した補強リブを有したことを特徴とする道路用幅員拡張材である。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、道路橋等の道路に於ける幅員拡張材であって、延伸部と一体的に成形された底面部、該底面部と該延伸部の間の上面に立設しその上端が後面方向に屈曲した前面部、該底面部の後面方向の最奥部に立設した背面部及び、該前面部と該背面部の上端に覆設した上面部となり、かつ該前面部と上面部の端面間にシール材をシール固形する略箱状体でなる単一若しくは一板の鋼板で構成された鋼製中空筒体と、該鋼製中空筒体の底面部と該底面部から道路の路肩部分に対し前面方向に一体的に突設した延伸部でなる一体成形部材の略中央に長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板と、該腹板に対して直角方向に周囲が略不等辺四角形かつ所定の等間隔に列設した該腹板の補強リブと一方側は該鋼製中空筒体の4つの内壁面に口の字の輪管状に固定され、他方側は該鋼製中空筒体の前記延伸部上に固定した補強リブを有したことを特徴とする請求項1記載の道路用幅員拡張材。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、前記鋼製中空筒体が、前記鋼製中空筒体及び延伸部の一体的な補強リブで仕切られた底面部の略中央に所定のやや長径でなる略楕円形の作業穴を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の道路用幅員拡張材である。
【0012】
請求項4記載の発明によれば、コンクリート床版の側端部の地覆を略水平に切断、除去した後、略箱状体でなる鋼製中空筒体と、該鋼製中空筒体の底面部と該底面部から道路の路肩部分に対し前面方向に一体的に突設した延伸部でなる一体成形部材の略中央に長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板と、該腹板に対して直角方向に周囲が略不等辺四角形の該腹板の補強リブを所定の等間隔にて列設したことを特徴とする道路用幅員拡張材を、延伸部を地覆切断面に位置させると共に腹板をコンクリート床版の側端面に位置させて、延伸部及び腹板をボルトにより固定し、更に、前記上面部を前記鋼製中空筒体の前面部及び背面部上に、覆設固定し、該前面部と上面部の端面間にシール材をシール固形した道路用幅員拡張材の設置方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る道路用幅員拡張材についての実施の形態を、添付図面に基づき詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明に係る道路用幅員拡張材について、前面部及び上面部を透視した斜視図である。図2は、本発明に係る道路用幅員拡張材の実施の形態の一例を示す図であって、(a)は正面図、(b)は背面図である。
以下、図1及び図2に基づき、本発明に係る道路用幅員拡張材の構成について説明する。
【0015】
1は道路用幅員拡張材の全体であって、工場での部材を製作し、現場の条件及び施工性等を考慮して所望のサイズのユニットとして形成されている。2は道路用幅員拡張材1のうち略箱状体でなる鋼製中空筒体を指し示しており、前面部3、上面部4、背面部5及び底面部6の各面部から構成されている。これら各面部3、4、5及び6は独立した単一若しくは一枚の鋼板でなっており、各面部の接合部は溶着されていると共に、前面部3の上端は背面方向に滑らかに屈曲して施工後の供用に配慮してある。
【0016】
7は鋼製中空筒体2の前面方向に突設された延伸部であって、底面部6と一体成形されている。延伸部7と底面部6でなる一体成形部材の略中央には、鋼製中空筒体2の長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板8が設けられており、該腹板8に対して直角方向には周囲が略不等辺四角形又は台形状からなる腹板8の補強リブ9が所定の等間隔にて、例えば図2(b)に示すように6列に列設している。該腹板8の補強リブ9、9相互間で囲われた面は、図2(b)で示すようにその略中央に略長円形のボルト穴8a、8aが2個並設されている。ここでは、各面ごとに2個のボルト穴8aを連設しているが、現場の条件により配設数は調整すればよい。
【0017】
前記鋼製中空筒体2の内部には、補修リブ10の一方側を収納しており、その横断形状が略口の字であって輪管状の4辺で構成している。4辺のうち上部が前記上面部4の内壁に接着するように構成している。補強リブ10は平面板状に形成され、所定の等間隔にて垂直方向に底面部6の上面に立設している該補強リブ10の上部は平板部10bを延出形成し該鋼製中空筒体2の上面部4を載置しやすい構成にしている。該補強リブ10は、前記腹板8の補強リブ9の取付位置と底面部6を挟んで同一面に取付られており、設置数も同じとなる。該補強リブ10の底面部6に接している辺、つまり補強リブ10の他方側の端部10aは、前面部3の最下部に設けられた開口部3aから延伸部7上に突出しており、延伸部7の補強リブとして機能している。
【0018】
11は前記鋼製中空筒体2の長さ方向略中央部に垂直方向に配置した充腹した支持板であって、前面部3、底面部6、背面部5と3部材に溶着されていて平板部11aと垂直板部11bを一体形成してなる。該平板部11aは複数の孔を有しており、これにボルト、ナット等締結部材を挿入し、車両防護柵や高欄を取り付けることができる。底面部6には前記支持板11を有する面を除き、相互の補強リブ10、10で囲われた面の略中央に略楕円形のやや長径例えば100(mm)×150(mm)の作業用穴6aが設けられており、上面部4と補強リブの平板部10bの締結に使用するボルト、ナット等締結部材による挿入作業や溶接作業を行う。また、延伸部7には補強リブ10の端部10aの相互間で囲われた面の略中央に略円形のボルト穴7aが設けられている。このように、上記作業用穴6aを配設することにより当該鋼製中空筒体2の軽量化が図れる。
【0019】
次に、図3は、本発明に係る道路用幅員拡張材の設置方法の実施の形態の一例を示す図であって、(a)は施工前のコンクリート床版及び地覆の断面図、(b)は図1の矢視H−H線方向からみた施工後のコンクリート床版及び道路用幅員拡張材の断面図である。
以下、本発明に係る道路用幅員拡張材の設置方法を図3に基づき説明する。
【0020】
まず、コンクリート床版12の側端部に位置する地覆13を、図3(a)に示すように、略水平の切断面12aに於いてコンクリートカッター等を用いて切断し、除去する。次に、図3(b)に示すように、該切断面12aと道路用幅員拡張材1の延伸部7を、コンクリート床版12の張出し部の側端面12bと道路用幅員拡張材1の腹板8を、それぞれ接するように位置させる。そして、延伸部7及び腹板8に設けたボルト穴7a及び8aの位置に於いて各々所定のボルト16及び15により道路用幅員拡張材1をコンクリート床版12に固定する。ここで、17はナットである。図中18は付帯物、19はボルトである。
また、道路用幅員拡張部材1を現場で組立するに際しては、当該鋼製中空筒体2の上面部4を取外した構造物を現場に搬送し、最終的に該上面部4を前記補強リブ10の上面部の平板部10b及び、支持板11の上面に載置する。そして、前記前面部と上面部4の隙間にはシール材をシール固形する。
【0021】
同様の方法で、順次、コンクリート床版12の側端部に道路用幅員拡張材1のユニットを設置し、最後にアスファルト舗装等の舗装層14を施工して路面を仕上げる。
尚、腹板8の底面部8への取付位置や延伸部7の長さ等の道路用幅員拡張材1のスペックは、道路幅員の状況やコンクリート床版の耐荷力等の諸条件を考慮し、確定すればよい。
【0022】
本発明に係る道路用幅員拡張材及びその設置方法は叙上した構成、作用を有するので、次の効果がある。
【0023】
請求項1記載の発明によれば、道路橋等の道路に於ける幅員拡張材であって、前面部、上面部、背面部及び底面部の略箱状体でなる単一若しくは一板の鋼板で構成された鋼製中空筒体と、該鋼製中空筒体の底面部と該底面部から道路の路肩部分に対し前面方向に一体的に突設した延伸部でなる一体成形部材の略中央に長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板と、該腹板に対して直角方向に周囲が略不等辺四角形かつ所定の等間隔に列設した該腹板の補強リブと一方側は該鋼製中空筒体の4つの内壁面に口の字の輪管状に固定され、他方側は該鋼製中空筒体の前記延伸部上に固定した補強リブを有したことを特徴とする道路用幅員拡張材を提供する。
このような構成としたので、鋼製中空筒体を2重鋼板で構成することなく軽量化を促進し、また、コンクリート製の地覆と比較して死荷重が著しく軽減でき、道路の幅員の拡張に際し道路橋を支持する桁、橋台、橋脚等の強度を補強する必要がなく、工事費や工期の縮減を図る効果がある。
また、工場に於いて道路用幅員拡張材を所望のサイズのユニットとして予め形成できるので、現場での諸条件に応じたユニットとすることにより施工が極めて効率よく、行うことができる効果がある。
【0024】
請求項2記載の発明によれば、道路橋等の道路に於ける幅員拡張材であって、延伸部と一体的に成形された底面部、該底面部と該延伸部の間の上面に立設しその上端が後面方向に屈曲した前面部、該底面部の後面方向の最奥部に立設した背面部及び、該前面部と該背面部の上端に覆接した上面部となり、かつ該前面部と上面部の端面間にシール材をシール固形する略箱状体でなる単一若しくは一板の鋼板で構成された鋼製中空筒体と、該鋼製中空筒体の底面部と該底面部から道路の路肩部分に対し前面方向に一体的に突設した延伸部でなる一体成形部材の略中央に長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板と、該腹板に対して直角方向に周囲が略不等辺四角形かつ所定の等間隔に列設した該腹板の補強リブと一方側は該鋼製中空筒体の4つの内壁面に口の字の輪管状に固定され、他方側は該鋼製中空筒体の前記延伸部上に固定した補強リブを有したことを特徴とする道路用幅員拡張材を提供する。
このような構成としたので、前面部に高力ボルト等を露出することなく、美麗感に優れ、補強リブの一方側の口の字の輪管状部分は、鋼製中空筒体の補強リブとして軽量の該鋼製中空筒体自身の強度を飛躍的に向上させることができ、補強リブの他方側は、延伸部を覆う舗装層に負荷される車両等からの荷重を延伸部に伝達することにより、該延伸部がコンクリート床版からの浮き上がりを防止し、一体成形された鋼製中空筒体の底面部を強固に支持する効果がある。
【0025】
請求項3記載の発明によれば、前記鋼製中空筒体が、前記鋼製中空筒体及び延伸部の一体的な補強リブで仕切られた底面部の略中央に所定のやや長径なる略楕円形の作業穴を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の道路用幅員拡張材を提供とする。
このような構成としたので、道路用幅員部材の軽量化を図りかつ、工場での製作、加工に要する工数を少なくすることができ、製作期間を短縮して迅速に施工現場に道路用幅員拡張材を供給する効果がある。
また、鋼製中空筒体の各面部が溶着された構成となっていても、該鋼製中空筒体の内部で防水材の塗り替えや補強リブの追加などの維持管理作業が必要となった場合に、道路用幅員拡張材全体をコンクリート床版から離脱させることとなく作業用穴を通しての維持管理作業が可能となる効果がある。
【0026】
請求項4記載の発明によれば、コンクリート床版の側端部の地覆を略水平に切断、除去した後、略箱状体でなる鋼製中空筒体と、該鋼製中空筒体の底面部と該底面部から道路の路肩部分に対し前面方向に一体的に突設した延伸部でなる一体成形部材の略中央に長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板と、該腹板に対して直角方向に周囲が略不等辺四角形の該腹板の補強リブを所定の等間隔にて列設したことを特徴とする道路用幅員拡張材を、延伸部を地覆切断面に位置させると共に腹板をコンクリート床版の側端面に位置させて、延伸部及び腹板をボルトにより固定し、更に、前記上面部を前記鋼製中空筒体の前面部及び背面部上に、覆設固定し、該前面部と上面部の端面間にシール材をシール固形した道路用幅員拡張材の設置方法を提供する。
このような構成としたので、既設の地覆を略水平に切断し除去するのみで、コンクリート床版自体を延長することなく道路の幅員を拡張でき、施工の工数を縮減して工事全体をより一層短縮できる効果がある。特に拡張幅が相対的に少なくて済む現場に於いて、その効果が顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る道路用幅員拡張材の実施の形態の一例を示す図であって、鋼製中空筒体の前面部及び上面部を透視した斜視図である。
【図2】本発明に係る道路用幅員拡張材の実施の形態の一例を示す図であって、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図3】本発明に係る道路用幅員拡張材の設置方法の実施の形態の一例を示す図であって、(a)は施工前のコンクリート床版及び地覆の断面図、(b)は図1の矢視H−H線方向からみた施工後のコンクリート床版及び道路用幅員拡張材の断面図である。
【図4】従来の技術に於ける道路橋の拡幅方法の施工後の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 道路用幅員拡張材
2 鋼製中空筒体
3 前面部
3a 開口部
4 上面部
5 背面部
6 底面部
6a 作業用穴
7 延伸部
7a ボルト穴
8 腹板
8a ボルト穴
9 腹板の補強リブ
10 鋼製中空筒体の補強リブ
10a 延伸部の補強リブ
10b 延伸部の補強リブの平板部
11 支持板
11a 支持板の平板部
11b 支持板の垂直板部
12 コンクリート床版
12a 切断面
12b 側端面
13 地覆
14 舗装層
15 ボルト
16 ボルト
17 ナット
18 付帯物
19 ナット
20 防水材
21 主桁
22 片持ち桁
23 コンクリート床版
23a 切断面
24 主鉄筋
25 鋼床版
26 延長主鉄筋
27 充填材
28 連結用鋼板
S シール材
Claims (4)
- 道路橋等の道路に於ける幅員拡張材であって、前面部、上面部、背面部及び底面部の略箱状体でなる単一若しくは一板の鋼板で構成された鋼製中空筒体と、該鋼製中空筒体の底面部と該底面部から道路の路肩部分に対し前面方向に一体的に突設した延伸部でなる一体成形部材の略中央に長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板と、該腹板に対して直角方向に周囲が略不等辺四角形かつ所定の等間隔に列設した該腹板の補強リブと一方側は該鋼製中空筒体の4つの内壁面に口の字の輪管状に固定され、他方側は該鋼製中空筒体の前記延伸部上に固定した補強リブを有したことを特徴とする道路用幅員拡張材。
- 道路橋等の道路に於ける幅員拡張材であって、延伸部と一体的に成形された底面部、該底面部と該延伸部の間の上面に立設しその上端が後面方向に屈曲した前面部、該底面部の後面方向の最奥部に立設した背面部及び、該前面部と該背面部の上端に覆設した上面部となり、かつ該前面部と上面部の端面間にシール材をシール固形する略箱状体でなる単一若しくは一板の鋼板で構成された鋼製中空筒体と、該鋼製中空筒体の底面部と該底面部から道路の路肩部分に対し前面方向に一体的に突設した延伸部でなる一体成形部材の略中央に長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板と、該腹板に対して直角方向に周囲が略不等辺四角形かつ所定の等間隔に列設した該腹板の補強リブと一方側は該鋼製中空筒体の4つの内壁面に口の字の輪管状に固定され、他方側は該鋼製中空筒体の前記延伸部上に固定した補強リブを有したことを特徴とする道路用幅員拡張材。
- 前記鋼製中空筒体が、前記鋼製中空筒体及び延伸部の一体的な補強リブで仕切られた底面部の略中央に所定のやや長径でなる略楕円形の作業穴を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の道路用幅員拡張材。
- コンクリート床版の側端部の地覆を略水平に切断、除去した後、略箱状体でなる鋼製中空筒体と、該鋼製中空筒体の底面部と該底面部から道路の路肩部分に対し前面方向に一体的に突設した延伸部でなる一体成形部材の略中央に長さ方向に一連に垂下固定した略矩形の腹板と、該腹板に対して直角方向に周囲が略不等辺四角形の該腹板の補強リブを所定の等間隔にて列設したことを特徴とする道路用幅員拡張材を、延伸部を地覆切断面に位置させると共に腹板をコンクリート床版の側端面に位置させて、延伸部及び腹板をボルトにより固定し、更に、前記上面部を前記鋼製中空筒体の前面部及び背面部上に、覆設固定し、該前面部と上面部の端面間にシール材をシール固形した道路用幅員拡張材の設置方法。
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