JP2860139B2 - ホース加工装置 - Google Patents

ホース加工装置

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JP2860139B2
JP2860139B2 JP8044490A JP8044490A JP2860139B2 JP 2860139 B2 JP2860139 B2 JP 2860139B2 JP 8044490 A JP8044490 A JP 8044490A JP 8044490 A JP8044490 A JP 8044490A JP 2860139 B2 JP2860139 B2 JP 2860139B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は例えばホース加工装置に係り、より詳細に
はホース定寸切断部、マーク表示部、ホース搬送部、ホ
ース研摩装置とを備えたホース加工装置に関する。
(従来の技術) 一般に自動車用オイルブレーキホース等の高圧油圧系
に使用される可撓性ホースは、第11図(a)、(b)に
示すように定寸に切断した後、その定寸ホース301の端
部に他の構成部品への接続を行なうための金具303を差
し込み、金具303の外筒304を加締めて固着する。
ところで、定寸ホース301の端部に金具303を差し込ん
だときに金具303は不透明であるため、そのホース301の
金具303に対する差込量を確認することができない。差
込量が不足すると金具303のホース301に対する固着力が
不足することになり、油漏れ等の原因となり重要保安部
品としてのホース301にあっては危険な結果を招くこと
になる。
そこで、従来はまず長尺ホース301を手作業により定
寸に切断した後、金具303の差込量を確認するため手作
業によりホース301の切口から所定寸法隔った位置の外
周上にインクを塗布してマーク305を表示し、このマー
ク305の位置まで金具303の外筒304端面が位置したとき
に差込量が充分であることを確認するようにしていた。
また、金具303外筒304は予め決められた加締力で加締
められるため、外筒304に差し込まれるホース端部の肉
厚は一定でなければならない。
ホース301端部307の肉厚が厚いとホース301内部のブ
レードが破損する恐れがある反面、肉厚が薄いと固着力
が不足して油漏れ等の原因となることは前述と同様であ
る。そこで、ホース301の端部307を一本づつ手作業で研
摩することによりホース301の端部307の肉厚を均一なも
のとしていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来のこのような定寸切断工程、マー
キング工程、研摩工程のみならず各工程間の一連の運搬
作業を人手により行っていたため、作業能率が極めて悪
いばかりか、重要保安部品としてのホースの信頼性を高
めるためには作業者の熟練を要するという欠点があっ
た。
(発明の目的) この発明は上記課題に着目されたもので、長尺ホース
を定寸に切断する工程、ホースに金具の差込量を表示す
るマーキング工程、ホース端部を研摩する研摩工程、さ
らには一連のホース運搬工程を自動的に行うことができ
るホース加工装置の提供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、長尺のホー
スをバスラインに対し所定量搬送して定寸に切断し、切
断されたホースの切口から所定距離隔った位置にマーク
を表示するため前記バスラインに対し直交する方向から
該バスラインを囲繞するよう移動可能な線引糸を有する
ホース切断及びマーク表示部と、このホース切断及びマ
ーク表示部による加工処理後のホースを前記バスライン
と直交する加工ライン上にほぼ等間隔で搬送するホース
搬送部と、前記加工ライン上に配置され等間隔で搬送さ
れたホースの端部を順次挿入して該ホースの端部外周を
研摩するグラインダを有するホース研摩部とを備えたこ
とを特徴とする。
また、前記ホース切断及びマーク表示部は、長尺ホー
スを長手方向に搬送自在なバスライン上にて該ホースを
所定寸法で径方向に切断するカッタと、このカッタをホ
ースの径方向に移動するための第1の駆動手段とを備
え、さらに、前記バスラインに対し直交する方向に往復
走行自在に設けられた可動ユニットと、この可動ユニッ
トと固定部との間であって前記バスライン及び可動ユニ
ットの移動方向に対し直交する方向に張設された線引糸
と、この線引糸にインクを塗布するインクブロックと、
前記可動ユニットを移動することによりインクが塗布さ
れた線引糸がバスライン上のホース外周に巻き付いてこ
れにインクを塗布するための第2の駆動手段とを備え、 前記ホース搬送部は、前記バスライン上に延設されて
ホースを搬入するベルトコンベアと、このベルトコンベ
ア上のホースを吸引する吸引体と、この吸引体を前記バ
スラインと直交する方向に移動してホースをバスライン
から離脱する第3の駆動手段と、この第3の駆動手段を
前記バスラインと直交する加工ライン上に移動する第4
の駆動手段と、この第4の駆動手段により加工ライン上
に移動されたホースを把持する把持機構とを備え、前記
把持機構は、加工ライン上に配置されて開閉可能なコン
ベア対と、このコンベア対を開閉する第5の駆動手段と
を備え、 前記ホース研摩部は、加工ライン上に配置され等間隔
で搬送されたホースの端部を順次挿入して該ホースの端
部外周を研摩するため自転するグラインダと、このグラ
インダを自転させるための第6の駆動手段と、グライン
ダを前記ホースの外周に沿って公転するための回転体
と、この回転体を公転させるための第7の駆動手段とを
有することを特徴とする。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図、第2図及び第3図はこの発明に係るホース加
工装置の一実施例を示す全体的構成図であって、ホース
加工装置1は、固定された台座3上に、長尺のホースを
定寸に切断し、切断された定寸ホース5の切口から所定
寸法隔った位置の外周上にインクを塗布するホース切断
及びマーク表示部7と、マークが表示されたホース5を
次の工程に搬送するホース搬送部11、ホース5の端部を
研摩するホース研摩部13と、研摩後のホース5内の削り
屑を除去するためのエア噴射部15と、加工後のホース5
を排出する排出部17とを備えている。
第4図及び第5図(a)、(b)、(c)はホース切
断及びマーク表示部7を示している。ホース切断及びマ
ーク表示部7は、長尺のホースを長手方向に搬送するバ
スライン19と、このバスライン19の始端に位置しホース
5を導入するための入口部21と、この入口部21から導入
されたホース5を所定寸法だけ搬送する送りベルト機構
23と、ホース5を定寸に切断するカッタ25と、ホース5
の外周上にマークを線引きする線引糸27とを備えてい
る。
入口部21には一対のコロ29a、29bが回転自在に設けら
れ、ホース5の導入が容易となるよう構成されている。
送りベルト機構23は、軸心位置固定のプーリ31a、31bに
巻き回された下ベルト33と、台座3上に固定された固定
テーブル35に対し支点37を中心として上下移動可能な可
動ユニット39に対して軸心位置が固定されたプーリ41
a、41b、41cに巻き回された上ベルト43とよりなってお
り、各プーリのいずれかには図示しないモータの回転軸
が連結されて上下ベルト43、33はそれぞれ同期して回転
する。
可動ユニット39は固定テーブル35上に固定されたシリ
ンダ47のロッド49に連結され、シリンダ47を駆動するこ
とにより上下自在となっており、上下ベルト43、33間に
狭み込み状態となるホース5に対する圧接力を調節する
ようになっている。なお、送りベルト機構23には図示し
ない定寸計測器が備えられ、バスライン19上をホース5
が所定寸法送られたことを検出する。
カッタ25はバスライン19上の送りベルト機構23の後方
に位置しており、カッタ25は固定テーブル35上の枠51に
取り付けられバスライン19から独立したガイド部材53に
沿って且つバスライン19に対して直角方向である上下方
向に移動自在となっている。カッタ25の上部はリンク55
を介してトグルジョイント57のリンク59a、59bに連結さ
れており、トグルジョイント57のリンク59a、59bは枠51
に対して首振り自在に軸支された第1の駆動手段として
のシリンダ61のロッド63に連結されている。リンク59a
先端はピン60aによってガイド部材53軸支されたおり、
リンク59bの先端はピン60bによってリンク55に軸支され
ている。従って、シリンダ61を往復駆動することによっ
てリンク59a、59bを介してカッタ25が2回上下移動する
ことになる。
尚、シリンダ61を首振り自在に構成する代わりに、リ
ンク59a、59bのいずれかに長穴を形成しても同様の動作
をすることは勿論である。
また、リンク69は外端にエアシリンダ65を有し、枠51
に設けられた支点71に支持され、カッタ25が下降したと
きに前記エアシリンダ65が作動してリンク69の他端がホ
ース5を押さえるように構成されている。
線引糸27は、一端がスプリング73を介して固定部たる
固定テーブル35に固定され、中間部はバスライン19から
所定寸法隔たった位置で且つバスライン19に対して水平
方向に移動可能の可動ユニット75に設けられた複数の滑
車77、77を介して走行自在に張設されてその他端が固定
テーブル35に立設されたピン79に固定されている。
可動ユニット75は固定テーブル35上に設けられてバス
ライン19と直交するレール81に沿って移動自在となって
おり、可動ユニット75はバスライン19に沿ってホース5
の切口から所定寸法隔った位置に線引糸27が位置するよ
う位置決めがなされている。可動ユニット75の下部には
固定テーブル35上に固定された第2の駆動手段としての
シリンダ83のロッド85が連結され、シリンダ83を駆動す
ることにより可動ユニット75が往復走行し且つ線引糸27
が初期位置とバスライン19を囲繞する位置との間を移動
するようその移動量が設定されている。
また、可動ユニット75にはバスライン19より上方に位
置して線引糸27にインクを塗布するためのインクブロッ
ク87が設けられている。なお、スプリング73は線引糸27
の端部に配置することなく中間部であってもよく、また
スプリング73を設ける代わりに線引糸27の端部を固定テ
ーブル35に軸支されたドラムに巻き付けこのドラムをト
ーションばね等により巻付側に付勢する構成としてもよ
い。
尚、可動ユニット75のバスライン19側への移動をカッ
タ25の下降動作に追従するよう連結することによりシリ
ンダ83を省略することができる。
ホース搬送部11は、第2図に示すように、バスライン
19の後端に位置して定寸ホース5を支持する複数(この
実施例では2個)のベルトコンベア89a、89bと、このベ
ルトコンベア89上の定寸ホース5を吸引して上昇させバ
スライン19と直交する加工ライン(第2図中で左右方
向)91上に平行移動することによって複数のホース5を
ほぼ等間隔に配置させる複数(この実施例では、加工ラ
イン91に沿って2列であって各列に対しホース5の長手
方向に沿って3個の計6個)の移動機構93、93と、加工
ライン91に設けられてホース5の端部から所定距離隔っ
た箇所を把持する適数の把持機構としてコンベア対95、
95とを備えている。
2個のベルトコンベア89は所定の間隔をもって可動テ
ーブル97上に配設され、可動テーブル97は台座3上に固
定された固定テーブル99に設けられ加工ライン91と平行
に配置されたレール101に沿って移動自在となってい
る。可動テーブル97には固定テーブル99上に設けられた
シリンダ103のロッド105が連結され、シリンダ103を駆
動することによりいずれかのベルトコンベア89が択一的
にバスライン19上に位置し且つ他方のベルトコンベア89
がバスライン19から退避した退避位置(第2図では、右
側のベルトコンベア89aがバスライン19上に位置し、左
側のベルトコンベア89bが退避位置に位置している)に
位置するよう構成する。
移動機構93はそれぞれ同様な構成をしているため、以
下いずれか一つについて詳述する。
移動機構93はそれぞれのベルトコンベア89の退避位置
上方に配置されている。移動機構93は、退避位置に位置
するベルトコンベア89のホース5を吸引して加工ライン
91上のホース解除位置(第2図中で一点鎖線図示)で吸
引を解除する吸引体107を有する第3の駆動手段として
のシリンダ109と、このシリンダ109が固定されたベース
板111と、このベース板111を平行に回動自在とするため
の平行リンク113と、前記ベース板111にロッド115が連
結された下向きのシリンダ117と、このシリンダ117を加
工ライン91に沿って移動させる駆動部119とを備えてい
る。
平行リンク113は同じ長さを有して平行に配置された
一対のアーム121a、121bを備え、アーム121a、121bの一
端は天井部123に設けられた基部125に軸支されアーム12
1a、121bの他端はベース板111に軸支されている。そし
て、ベース板111に取り付けられたシリンダ109は上記ベ
ルトコンベア89の退避位置と加工ライン91上のホース解
除位置との間を移動可能となっている。
駆動部119は、例えば天井部123に一端に駆動用モータ
127を有するボールネジ126が配設されており、該ボール
ネジ126にプレート128が嵌合しており、該プレート128
にベース板111を垂下するブランケット115が取り付けら
れた間隙調整機構とされている。従って、モータ127を
駆動してボールネジ126を回動させると、ボールネジ128
に嵌合しているプレート128が移動し、プレート128には
ブランケット115を介してベース板111が垂下されている
から、同時に、吸引体107及びシリンダ109がパスライン
19方向へ移動し、ホース長さの大小に対応することがで
きる。
加工ライン91は平行に2列配置されて回転走行可能な
チェーンベルト129、131を備えている。チェーンベルト
129は位置が固定されているが、チェーンベルト131はス
テッピングモータ133を駆動することによりボールねじ1
35を介しバスライン19に沿って移動可能となっており、
従ってチェーンベルト129、131の間隔はホース5の長さ
に応じて可変となっている(第1図参照)。
チェーンベルト129、131は、いずれも公知のように交
互に連結されたローラリンク137及びピンリンク139が一
対のスプロケット141、143に巻き回されて成っており
(第6図、第7図参照)、第2図に示すように排出部17
側(同図中で左側)のスプロケット143を回転駆動用モ
ータ145の駆動軸にタイミングベルト147を介して連結す
ることにより加工ライン91に沿って回転駆動するよう構
成されている。
コンベア対95は、適宜位置ピンリンク139上に固着さ
れた固定ブロック151と、この固定ブロック151の支点15
3に軸支されて開閉自在となっており且つ閉じた時にホ
ース5を把持するために設けられた一対のコンベア本体
155、155と、このコンベア本体155の上部に設けられた
ピン157と固定ブロック151のピン159との間に弾設され
コンベア本体155を閉方向に付勢する一対のスプリング1
61と、このスプリング161の付勢力によりコンベア本体1
55が所定距離以上閉じることを阻止するため固定ブロッ
ク151に設けられたストッパピン163と、コンベア本体15
5下部であって支点153より内側に位置する一対のバー16
5、165とを備えている。尚、加工ライン91のホース解除
位置には、加工ライン91の下部に設けられバー165を上
方に押圧するための上向きの第5の駆動手段としてシリ
ンダ167と、このシリンダ167のロッド169に連結した押
上材70がバー165を押圧したときチェーンベルト129、13
1自体が上昇せずコンベア本体155のみの回動して開状態
とするための支点153の押さえブランケット171とを備え
ている。
尚、シリンダ167は加工ライン91に沿って移動可能な
可動プレート173に取り付けられ、可動プレート173には
加工ライン91始端側(第2図で右側)に位置するスプロ
ケット141の回転軸175の軸受176の長穴と一致する長穴1
77が加工ライン91と同方向に形成されている。長穴177
には複数のボルト179、179が挿入、締結されており、こ
のボルト179を外して軸受176を移動した後に再度ボルト
179を挿入、締結して可動プレート173に軸受176を固定
することによりチェーンベルト129、131のたるみを抑え
ることができる。
第8図はホース研摩部13を示し、加工ライン91と直交
する方向に沿って延び且つ加工ライン91に沿ってバスラ
イン19と排出部17との間に2箇所配設された研摩ライン
181、181上にホース5が位置したことを検知するホース
検知センサ183と、このホース検知センサ183により検知
されたホース5の両端部を各別に研摩し研摩ライン18
1、181毎に配置されたホース研摩機185がそれぞれ配置
されている。
ホース研摩機185は台座3に固定され、研摩ライン181
に沿って延設された一対のリニアレール187、187及びガ
イドバー189、189並びにスクリュ191と、リニアレール1
87、187上に係合されたリンクガイド193、193と、ガイ
ドバー189、189に係合されたリンクガイド195195と、ス
クリュ191に係合されたスクリュナット197と、リンクガ
イド193及び195並びにスクリュナット197上に固定され
たケーシング199とを備えている。前記ケーシング199に
はホース5の端部を挿入するための挿入口201を形成
し、シリンダー203を作動することによりケーシング199
が研摩ライン181に沿って(第8図中で左右方向)ホー
ス5の端部を挿入口201より所定位置まで挿入して研摩
する研摩位置と、ホース5端部が挿入口201から抜き出
し、もとの位置で待機する待機位置との間を進退可能と
なっている。
ケーシング199内には、ケーシング199に対して公転可
能であってホース5の軸心を中心軸とする回転体204
と、この回転体204の前部(第8図中で右側)端面に中
心軸と偏心して突出した支持体205と、この支持体205前
部端面に取り付けられたシリンダ207と、このシリンダ2
07のロッド209に固定されたホース5の径方向に移動可
能な移動枠211と、この移動枠211に固定された第6の駆
動手段としての自転用モータ213と、この自転用モータ2
13のロッド215に固定されてホース5の端部外周を研摩
する円盤状のグラインダ217と、ケーシング199に固定さ
れてホース5の端部を差し込むことによって研摩時にお
けるホース5の端部を固定する先細りの嵌装部218と、
回転体204の遊端部(第8図中で右側)を軸支してその
回転を安定させるためのベアリング219とを備えてい
る。
ケーシング199は大径の筒部221と小径の軸受部223と
を有し、回転体204はケーシング199の筒部221内に位置
する主部225とケーシング199の軸受部223にベアリング2
27を介して軸支された軸部229とを有している。ケーシ
ング199には第7の駆動手段としての公転用モータ231が
取り付けられ、公転用モータ231の駆動軸233と回転体20
4の軸部229との間にはタイミングベルト235が巻き掛け
られている。そして、公転用モータ231を駆動すること
により回転体204がケーシング199内において回転し、自
転用モータ213及びグラインダ217が嵌装部218の回りを
公転する。
また、237は回転体204の回転を安定するためのバラン
スウェイトであり、239は研摩されたホース5の削り屑
を排出する集塵用ダクトである。
第9図(a)、(b)はエア噴射部15を示している。
エア噴射部15は、ホース研摩部13よりさらに加工ライン
91の排出部17側に配置され研摩後のホース5内に飛散し
た削り屑を吹き飛ばすエアノズル241が設けられてい
る。エアノズル241はシリンダ243に連結されてホース5
の一端部に挿入可能となっており、ホース5の他端部は
解放されているためエアノズル241から噴射されたエア
によりホース5内の削り屑がホース5の他端部から吹き
飛ばされるようになっている。
また、エアノズル241の上下には開閉モータ245によっ
て作動する一対の押え片247、247が設けられエアノズル
241によりエアを噴射しているときは開閉モータ245を駆
動することにより押え片247がホース5の端部を押える
よう構成する。
そして、加工ライン91の後端(第2図で左側)に位置
する排出部17は、スプロケット143の下部に位置してコ
ンベア対95によるホース5の把持を解除するため、バー
165を押圧してコンベア本体155を開状態とするカム249
と、チェーンベルト129、131自体が押圧されないための
押えブランケット251とを備えている。従って、カム249
は加工ライン91のホース解除位置におけるシリンダ167
と同様にバー165を押上げ、一方支点153は押えブランケ
ット251により押えられているからコンベア本体155、15
5は開状態となって、ホース5を落下せしめる。
次に作用を説明する。
上記構成において、入口部21から長尺のホースを導入
した後シリンダ47を駆動することにより可動ユニット39
が支点37を介して下降し、ホースが上下ベルト43、33間
に狭み込まれる。そして、図示しないモータを駆動する
ことにより上下ベルト43、33が回転し、長尺のホースが
バスライン19に沿って所定寸法送り込まれる。この状態
でシリンダ61を駆動するとリンク59を介してカッタ25が
下降することによりホースを定寸に切断すると共に、シ
リンダ65を駆動することによりリンク69がホースを押さ
える。
このとき、シリンダ83を駆動することにより可動ユニ
ット75がレール81に沿ってバスライン19に向けて移動す
る結果、インクブロック87によりインクが塗布された線
引糸27がバスライン19を囲繞し、バスライン19上のホー
スにその切口から所定寸法隔った位置であってその外周
のほぼ1/2にマーク305を表示する。このように外周のほ
ぼ1/2にマーク305を表示が施されるため、殆どの方向か
らホースを見てもマーク305の表示を視認することがで
きる。このとき、線引糸27はスプリング73が伸長するこ
とにより複数の滑車77、77を介して走行し、インクブロ
ック87に接触している部分がホースに当接せることにな
る。
このようにして定寸に切断され且つ所定位置にマーキ
ングされたホース5はベルトコンベア89上に送られ、さ
らに、ベルトコンベア89が作動して所定位置まで移送し
て停止する。次いで、ホース5を載置したベルトコンベ
ア89はシリンダ103を駆動することによりバスライン19
から退避位置に送られる。このとき、他方のベルトコン
ベア89はバスライン19上に位置することは前述の通りで
ある。
まず、第2図において、右側のベルトコンベア89aに
ホース5が移送されると、シリンダ103が作動して可動
テーブル97を右方向に移動せしめ、ベルトコンベア89a
を退避位置に位置せしめる。ベルトコンベア89aが退避
位置に位置するときは、ベルトコンベア89bがバスライ
ン19上に位置しているから、ベルトコンベア89a上のホ
ース5が移動機構93により移動されている間に、切断さ
れたホース5がベルトコンベア89b上に搬入される。ベ
ルトコンベア89bにホース5が搬入されると、シリンダ1
03が作動して可動テーブル97を移動せしめ、ベルトコン
ベア89bを第2図に示す退避位置へ位置せしめる。従っ
て、ベルトコンベア89へのホース5の搬入は効率良く行
うことができる。
次いで、シリンダ109を駆動して吸引体107を下降する
ことにより退避位置に位置するベルトコンベア89上のホ
ース5を吸引し、さらにシリンダ117を駆動することに
より平行リンク113がホース解除位置へ移動する。この
とき、他方のシリンダ109は、ホース解除位置からベル
トコンベア89の退避位置へむけて移動することにより次
の動作に備える。
一方、回転するコンベア対95がホース解除位置に位置
すると、シリンダ167が駆動してバー165を上方へ押圧
し、スプリング161の付勢力に抗してコンベア対95が開
状態となる。そして、前記シリンダ109の吸引体107が下
降してホース5をコンベア本体155間に落下せしめると
シリンダ167が駆動して押上材70が下降するためスプリ
ング161の付勢力よりコンベア対95がホース5を狭持す
る。ベルトコンベア89aと89bが、それぞれ左右方向に移
動して退避するために前記吸引体107によるホース5の
ベルトコンベア対95への落下は一つ置きに行なわれる。
このようにして、コンベア対95把持されたホース5
は、ホース研摩部13のホース検知センサ183がホース5
を検知するまでモータ145の駆動により加工ライン91上
を搬送することによって研摩ライン181上に送られる。
次いで、シリンダ203を作動することによりケーシン
グ199が研摩ライン181に沿って(第8図中で左右方向)
移動し、ホース5の端部を挿入口201より挿入して嵌装
部218がホース5に嵌装する。そして、シリンダ207の駆
動により移動枠211が上昇してグラインダ217の外周部が
ホース5端部の外周面に当接し、自転用モータ213の駆
動によりグラインダ217が自転するとともに、公転用モ
ータ231の駆動によりグラインダ217がホース5の外周に
沿って公転する。このようにして、ホース5の研摩を自
動的に且つ均一に行うことができる。
このとき、ホース5の研摩後の肉厚はシリンダ207の
駆動により容易に変えることができる。尚、ホース5を
挿入口201から挿入する前には予めシリンダ207の駆動に
よりグラインダ217がホース5の挿入を干渉しなおよう
移動枠211を降下させておくことはいうまでもない。
研摩が終了するとシリンダ203が作動してホース5が
挿入口201から抜き出すことにより、ホース5を加工ラ
イン91に沿ってさらに搬送することができる。その後、
ホース5の一端部にはシリンダ243の駆動によりエアノ
ズル241が差し込まれエアか噴出され、ホース5の研摩
の結果生じる削り屑がホース5の他端から噴き出され
る。
そして、さらにチェーンベルト129、131の駆動によっ
てホース5が移送され、このようなホース5の研摩及び
エア噴射がホース5の他端部にて行なわれた後、排出部
17のカム249がバー165押圧してコンベア本体155を開状
態とし、ホース5がコンベア対95から離脱して排出され
る。
上記のように、この実施例ではホースの定寸切断及び
マーキング工程、研摩工程のみならず一連の運搬作業を
自動的に行うことができるため、作業能率が向上する。
また、作業者の熟練を要することなく、ホース5を定寸
に切断でき、金具の差込量を表示するマーキング位置を
均一化でき、さらに金具を差し込むホース5の端部肉厚
を均一にすることができるため、品質が良好なホース5
の加工をすることができ、ホース5の信頼性を高めるこ
とができる。
また、ホースの定寸切断部、ホース搬送部、ホース研
摩装置等は切断するホース長さに対応できるようにされ
ているから、充分な汎用性を有する。
なお、この発明は上記実施例のものに限定されず、例
えばシリンダの代わりに他の駆動手段を用いてもよい
し、その他の機構も他の構成として同様な効果が得られ
ることはいうまでもない。またマーク表示部9は線引糸
27をホース5外周上に巻き付けるように押し付ける押付
アームを設けてもよい。さらに、一連の動作を有機的に
制御することにより、安全性及び作業効率を高めること
ができる。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、長尺ホース
を定寸に切断し、ホースに金具の差込量を表示するホー
ス切断及びマーキング工程、ホース端部を研摩する研摩
工程、さらには一連のホース運搬工程を自動的に行うこ
とができ、作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るホース加工装置の一実施例を示
す平面図、第2図は第1図の正面図、第3図は第1図の
右側面図、第4図はホース定寸切断及びマーク表示部の
1部拡大背面図、第5図(a)は第4図の側面図、第5
図(b)は第5図(a)の平面図、第5図(c)は第5
図(a)の背面図、第6図は第2図に示すホース搬送部
の要部拡大図、第7図は第6図の1部平面図、第8図は
ホース研摩部の横断面図、第9図(a)はホース研摩後
の削り屑を除去するためのエア噴射部を示す側面図、第
9図(b)は同じく平面図、第10図はホース排出部の正
面図、第11図(a)、(b)は従来の耐圧ホースと金具
の一例を示す斜視図及び一部省略正面図である。 5はホース、7はホース定寸切断部、9はマーク表示
部、11はホース搬送部、13はホース研摩部、19はバスラ
イン、25はカッタ、27は線引糸、35は固定テーブル(固
定部)、61はシリンダ(第1の駆動手段)、75は可動ユ
ニット、83はシリンダ(第2の駆動手段)、87はインク
ブロック、89はガイド筒、91は加工ライン、95はコンベ
ア対(把持機構)、107は吸引体、109はシリンダ(第3
の駆動手段)、127はモータ(第4の駆動手段)、167は
シリンダ(第5の駆動手段)、203は回転体、213は自転
用モータ(第6の駆動体)、217はグラインダ、231は公
転用モータ(第7の駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 7/27 B26D 3/16 B24B 5/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺のホースをバスラインに対し所定量搬
    送して定寸に切断し、切断されたホースの切口から所定
    距離隔った位置にマークを表示するため前記バスライン
    に対し直交する方向から該バスラインを囲繞するよう移
    動可能な線引糸を有するホース切断及びマーク表示部
    と、このホース切断及びマーク表示部による加工処理後
    のホースを前記バスラインと直交する加工ライン上にほ
    ぼ等間隔で搬送するホース搬送部と、前記加工ライン上
    に配置され等間隔で搬送されたホースの端部を順次挿入
    して該ホースの端部外周を研摩するグラインダを有する
    ホース研摩部とを備えたホース加工装置。
  2. 【請求項2】前記ホース切断及びマーク表示部は、長尺
    ホースを長手方向に搬送自在なバスライン上にて該ホー
    スを所定寸法で径方向に切断するカッタと、このカッタ
    をホースの径方向に移動するための第1の駆動手段とを
    備え、さらに、前記バスラインに対し直交する方向に往
    復走行自在に設けられた可動ユニットと、この可動ユニ
    ットと固定部との間であって前記バスライン及び可動ユ
    ニットの移動方向に対し直交する方向に張設された線引
    糸と、この線引糸にインクを塗布するインクブロック
    と、前記可動ユニットを移動することによりインクが塗
    布された線引糸がバスライン上のホース外周に巻き付い
    てこれにインクを塗布するための第2の駆動手段とを備
    え、 前記ホース搬送部は、前記バスライン上に延設されてホ
    ースを搬入するベルトコンベアと、このベルトコンベア
    上のホースを吸引する吸引体と、この吸引体を前記バス
    ラインと直交する方向に移動してホースをバスラインか
    ら離脱する第3の駆動手段と、この第3の駆動手段を前
    記バスラインと直交する加工ライン上に移動する第4の
    駆動手段と、この第4の駆動手段により加工ライン上に
    移動されたホースを把持する把持機構とを備え、前記把
    持機構は、加工ライン上に配置されて開閉可能なコンベ
    ア対と、このコンベア対を開閉する第5の駆動手段とを
    備え、 前記ホース研摩部は、加工ライン上に配置され等間隔で
    搬送されたホースの端部を順次挿入して該ホースの端部
    外周を研摩するため自転するグラインダと、このグライ
    ンダを自転させるための第6の駆動手段と、グラインダ
    を前記ホースの外周に沿って公転するための回転体と、
    この回転体を公転させるための第7の駆動手段とを有す
    ることを特徴とする請求項(1)記載のホース加工装
    置。
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