JP2859728B2 - 磁気ヘッド巻線用ワイヤの製造装置 - Google Patents

磁気ヘッド巻線用ワイヤの製造装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、磁気ヘッドの巻線用のワイヤの製造装置
に関する。
(従来の技術) コンピュータの磁気記録装置やビデオテープレコーダ
に用いる磁気ヘッドは、ヘッドコアをヘッドベースに固
定し、ヘッドコアにコイルを巻線すると共に、コイルの
ワイヤ両端をヘッドベースにある印刷配線板にハンダ付
けした構造となっている。ヘッドコアはふたつのブロッ
クを溶着することによって作り上げられ、コイルはブロ
ックの間に形成された巻線孔にワイヤを通し、ブロック
の一方に巻付けた後、再びワイヤを巻線孔に通し、ブロ
ックの他方に巻付けることによって形成されている。
このような磁気ヘッドの巻線における問題点のひとつ
は、ヘッドコアがかなり小さなものであり、しかもワイ
ヤが線径0.015〜0.050mmと極めて細く、曲がりやすいた
め、巻線装置には、巻線孔にワイヤを通すときにワイヤ
の先端を常にまっすぐに維持させる手段や、ワイヤと巻
線孔とを精密に一致させる手段を必要とし、構造が複雑
になることである。
このため、巻線に先立って、ワイヤよりも剛性のある
導入線をワイヤの先端に接続し、ワイヤに先立って導入
線を巻線孔に通すようにした巻線装置が提供されている
(例えば特開昭60−170009号公報等参照)。この巻線装
置は、ワイヤと巻線孔とが精密に一致していなくても、
極めて細く曲がりやすいワイヤを巻線孔に確実に通すこ
とができる。さらに、この巻線装置では、導入線を鋼線
(ピアノ線等)のような磁性材によって構成すると共
に、この導入線を磁石によって吸収しつつ移動させるこ
とによって、ワイヤを巻線孔に通しかつヘッドコアにワ
イヤを巻付けるようにしているので、巻線装置を極めて
シンプルに構成することができる。
ところで、この場合巻線するワイヤのそれぞれに導入
線を接続するという作業を必要とするが、これは手作業
によって線径0.015〜0.050mmという極めて細いワイヤに
導入線を接続するようになっており、このため接続に時
間がかかり、しかも歩留りが悪く、巻線を能率良く行う
ことができても、準備にかなりの手間を要する。
そこで、本出願人よりワイヤを間欠移動する搬送手段
と、ワイヤ上に導入線を供給する手段と、導入線の両端
部にて導入線とワイヤとの重なり部分に接着剤を塗布す
る手段と、導入線の中間の接着剤の非塗布部分のワイヤ
を除去する手段とを設け、磁気ヘッドの巻線に用いるワ
イヤを自動的に製造できる製造装置が提案されている。
これにより製造されたワイヤは、このままリールに巻
付け、リール毎巻線装置に装着し、リールから引き出し
ながらヘッドコアに巻線される。あるいは、予め巻線に
必要とする長さに切断しておき、一本ずつ巻線装置に供
給することによってヘッドコアに巻線される(特開昭63
−155008号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この製造装置にあっては、導入線の両端部に
接着剤にてワイヤを接着した後、導入線中間部の不要な
ワイヤを除去するようになっていたが、これだと導入線
中間部の不要なワイヤをひげ残りなく除去するのが難し
い。ワイヤならびに導入線は極めて細く、またワイヤに
導入線が重なっているため、この製造装置では導入線中
間部のワイヤを摩擦により引張り切断することで除去す
るようになっており、したがってワイヤのひげが残りや
すいのである。このようなひげがあると、導入線をヘッ
ドコアの巻線孔に通す際にひげが当たって巻線がやりに
くくなったり、あるいは導入線からワイヤがはずれたり
するという不具合を起こすことにもなる。
この発明は、このような問題点を解決した磁気ヘッド
巻線用ワイヤの製造装置を提供することを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) この発明は、磁気ヘッドの巻線用のワイヤを一対のハ
ンドにてつかむ挟持手段と、両ハンドの間にてワイヤを
切断するカッタと、この切断後ワイヤの両切断端部をワ
イヤ方向に所定長離すようにハンドをスライドする駆動
手段と、両ハンド間内に所定長さの導入線を供給する導
入線供給手段と、該導入線を両線端がワイヤの両切断端
部に重なるように保持する導入線保持手段と、これらの
重なり部位に接着剤を塗布する接着剤塗布手段とから構
成される。
(作用) したがって、ワイヤを切断した後、その両切断端部に
導入線の両線端を重ね、接着するので、導入線の中間部
にワイヤが存在せず、ワイヤの除去工程が不要になる。
(実施例) 第1図、第2図は本発明の実施例を示すもので、10は
所定のワイヤWを巻装した供給側のボビン、11はボビン
10からのワイヤWを各工程に送る搬送手段、12は搬送手
段11からの加工後のワイヤWを巻取るリール、13は導入
線(ピアノ線)Pの供給側のボビンである。
ボビン10からのワイヤWは、テンション機構14、ガイ
ドローラ15を介して搬送手段11側に繰り出され、テンシ
ョン機構14にて所定のテンションがワイヤWに付与され
るようになっている。
搬送手段11は、四隅が曲形をした略正方形状の基枠か
らなるインデックス台16と、インデックス台16を間欠回
動する駆動部(図示しない)から構成され、駆動部のモ
ータおよび位置決め手段により図矢印方向に90°毎に回
動、停止が可能になっている。
そして、インデックス台16には、四方均等位置(辺
側)にそれぞれワイヤWをつかむ挟持手段17、導入線P
の保持手段18およびカッタ当て19が配設される。
保持手段17は、ワイヤWをつかむ一対のハンド20,21
を備え、一方のハンド20はインデックス台16の曲形部22
近傍に位置を固定されており、他方のハンド21はハンド
20に近接した位置(初期位置)からガイド23を介してハ
ンド20の対称位置(反対側の曲形部22近傍の位置)まで
スライド可能になっている。両ハンド20,21は、それぞ
れふたつの部材が開閉することによってワイヤWを挟持
するようにした公知の構成をもつものからなる。ハンド
20,21の開閉ならびにハンド21のスライドは、エアシリ
ンダ等(図示しない)によって行われる。
導入線Pの保持手段18は、導入線Pの位置を決める溝
を設けた保持台24と、溝上の導入線Pを上から押える線
押え25から構成され、保持台24は線押え25とともに、イ
ンデックス台16の内側からガイド26を介して挟持手段17
の両ハンド20,21に挟持されるワイヤW線上までスライ
ド可能になっている。保持台24の溝の下部には導入線P
を吸着するための磁石が設けられている。線押え25はて
こ部材からなり、その駆動ならびに保持台24のスライド
は、エアシリンダ等(図示しない)によって行われる。
なお、保持台24は後述するワイヤWの切断端部間の距離
よりも小さい所定幅に形成される。
カッタ当て19は、ワイヤWを切断する際に後述するカ
ッタを受けるもので、挟持手段17の固定位置のハンド20
と、初期位置にあるときのハンド21の間に配設され、エ
アシリンダ等(図示しない)によってガイド27を介しイ
ンデックス台16の内側から両ハンド20,21に挟持される
ワイヤW位置までスライド可能になっている。
なお、第2図中導入線Pの保持手段18は3カ所のみ、
カッタ当て19は1カ所のみ図示してある。
そして、インデックス台16の周囲には、ワイヤWを切
断するカッタ28、導入線Pを供給する導入線供給手段2
9、接着剤の塗布手段30および接着剤の乾燥手段31が配
設される。
カッタ28は、インデックス台16の下方に、前記カッタ
当て19に対向する位置に配置される。カッタ28は、エア
シリンダ等(図示しない)によってガイド32を介し下方
から所定の位置までスライド可能になっており、挟持手
段17の両ハンド20,21に挟持されるワイヤWをワイヤW
位置までスライドしたカッタ当て19に押し付け切断す
る。
導入線供給手段29は、インデックス台16の側方(図右
側)に、前記ボビン13から供給される導入線Pをつかむ
一対のハンド33,34を有する案内台35と、導入線Pを所
定の長さに切断するカッタ36とが配置される。ハンド3
3,34は、それぞれふたつの部材が開閉することによって
導入線Pを挟持するようにした公知の構成をもつものか
らなる。カッタ36は、ふたつの刃が開閉することによっ
て導入線Pを切断する公知の構成をもつものからなる。
案内台35は、導入線Pをつかむ位置からガイド37を介し
てインデックス台16の所定の位置までスライド可能にな
っており、導入線Pをつかんだ後、インデックス台16側
の挟持手段17の両ハンド20,21に挟持されるワイヤW線
上にて、ハンド33,34を開放し、該当位置にある保持手
段18の保持台24の溝に導入線Pを受け渡す。この場合、
導入線Pを保持台24の溝下部の磁石が吸着する。ハンド
33,34の開閉、カッタ36の駆動ならびに案内台35のスラ
イドは、エアシリンダ等(図示しない)によって行われ
る。
接着剤の塗布手段30は、インデックス台16の上方に、
図示しない接着剤タンクから送られた接着剤を吐出する
一対のノズル(ディスペンサノズル)38,39が配置され
る。ノズル38,39は、それぞれインデックス台16の上方
の所定の位置から保持手段18の保持台24の溝に保持され
る導入線Pの両端部近傍およびその両端部近傍から導入
線Pに沿って所定長内側にスライド可能になっており、
また導入線Pの両端部近傍に来たときにノズル先端から
所定少量の接着剤を滴状に吐出する。ノズル38,39のス
ライドはエアシリンダ等(図示しない)によって行われ
る。なお、接着剤は紫外線硬化型の接着剤を使用する
が、瞬間接着剤を使用することもできる。
接着剤の乾燥手段31は、インデックス台16の側方(図
左側)に、一対のランプ40,41が配置される。ランプ40,
41の後方には遮熱を兼ねる反射板42が設置される。
次に、動作および作用を説明する。
本装置は、搬送手段11のインデックス台16の四方周部
にて第1〜第4の工程を行う。供給側のボビン10からの
ワイヤWは、インデックス台16にて各工程を終了後、巻
取り側のリール12にて巻取るようになっている。
まず、ボビン11からテンション機構14、ガイドローラ
15を介して引き出したワイヤWを、第1の工程を行うイ
ンデックス台16の下部の挟持手段17がつかむ。挟持手段
17は、インデックス台16の曲形部22近傍のハンド20が固
定位置にて、ハンド21がハンド20に近接した初期位置に
てワイヤWをつかむ。
ワイヤWをつかむと、カッタ当て19がインデックス台
16の内側からワイヤW位置までスライドし、ほぼ同時に
インデックス台16の下方からカッタ28がスライドして、
両ハンド20,21の間にてワイヤWをカッタ当て19に押し
付け切断する。
ワイヤWの切断後、カッタ28、カッタ当て19が元の位
置に戻り、ハンド21がハンド20の対称位置までスライド
する。このハンド21のスライドによってワイヤWの両切
断端部がワイヤW方向に所定長離される。また、ハンド
21のスライド分のワイヤWはボビン10側のテンション機
構14によって引き戻される。
第1の工程を終了すると、インデックス台16が90°図
矢印方向に回動し、両切断端部を所定長離されたワイヤ
Wが両ハンド20,21に保持されたまま、第2の工程を行
うインデックス台16の右側部に移る。
第2の工程に入ると、導入線Pの保持手段18の保持台
24が線押え25とともにインデックス台16の内側からワイ
ヤW線上までスライドし、同時に導入線供給手段29の一
対のハンド33,34が所定長さの導入線Pをつかんだ状態
で、案内台35がインデックス台16側にスライドする。案
内台35が所定位置までスライドすると、両ハンド33,34
が開放し、導入線Pが保持台24の溝下部の磁石により吸
着される。
これにより、導入線Pが保持台24の溝上に静置され、
この状態で導入線Pの両線端が挟持手段17のハンド20,2
1に保持されたワイヤWの切断端部にそれぞれ重なるの
である。この重なり部位は10mm程度が良い。この静置
後、線押え25の駆動により溝上の導入線Pがクランプさ
れ、しっかりと保持される。また、案内台35は元の位置
に戻る。
なお、導入線供給手段29は、インデックス台16の回動
時にハンド33,34がボビン13から供給される導入線Pを
つかみ、その直後カッタ36が導入線Pを切断する。
第2の工程を終了すると、インデックス台16がさらに
90°図矢印方向に回動し、挟持手段17のハンド20,21に
保持されたワイヤWおよび保持台24の溝上に保持された
導入線Pが、ワイヤWの両切断端部に導入線Pの両線端
が重なった状態のまま、第3の工程を行うインデックス
台16の上部に移る。
第3の工程に入ると、接着剤の塗布手段30の一対のノ
ズル38,39がインデックス台16の上方位置から導入線P
の両端部近傍に下降し、このときノズル先端からそれぞ
れ所定少量の接着剤が滴状に吐出され、この接着剤の滴
に導入線Pの両端部ならびに導入線Pの両端部にあるワ
イヤWが包まれる。
そして、このままノズル38,39が導入線Pに沿って内
側に、つまり導入線Pの両線端とワイヤWの両切断端部
との重なり部位に沿ってスライドし、ワイヤWの両切断
先端まで来ると、上昇して元の位置に戻る。
これにより、接着剤にて導入線Pの両線端とワイヤW
の両切断端部とが確実に接着される。即ち、ノズル38,3
9から滴状の接着剤を導入線Pの両端部側から塗布し、
そのままノズル38,39をワイヤWの切断先端までスライ
ドしつつ重なり部位を塗布するので、滴の表面張力によ
りワイヤWが導入線Pにぴったりと重なり合い、第3図
のように平行状態で完全に接着が行われるのである。こ
の場合、ワイヤWがいく分反りかえっていても、ワイヤ
Wはノズル38,39のスライドに伴い滴の表面張力によっ
て導入線Pに密着するようになるため、接着は完全に行
われ、ワイヤWの切断先端側が露出することはない。
なお、両ノズル38,39の内側にワイヤWを導入線Pに
沿わせるワイヤガイドを取付けても良い。このワイヤガ
イドは、接着剤の塗布時にワイヤWを導入線Pに押さえ
付けるもので、押接面をV溝に樹脂等から形成し、ノズ
ル38,39の下降に伴い上方からワイヤWを押さえ付ける
ように設けられる。ただし、この場合にはワイヤWが導
入線Pの上方に位置するように、挟持手段17のハンド2
0,21の位置あるいは導入線Pを保持する保持台24の溝位
置を設定する。
第3の工程を終了すると、インデックス台16がさらに
90°図矢印方向に回動し、インデックス台16の左側部に
移って第4の工程を行う。第2の工程から第4の工程ま
で、保持台24の溝上の導入線Pは線押え25によってしっ
かりと保持されるので、インデックス台16の回動に起因
して導入線Pが落下したり、位置がずれるようなことは
ない。
第4の工程では、接着剤の乾燥手段31のランプ40,41
がワイヤWと導入線Pとの接着部に照射され、接着部を
乾燥、硬化し、接合終了となる。
そして、第4の工程を終了すると、保持手段18の線押
え25ならびに挟持手段17のハンド20,21が開放し、さら
にインデックス台16が90°図矢印方向に回動し、保持手
段18はインデックス台16内の元の位置に、挟持手段17は
ハンド21が初期位置に戻る。これにより、導入線Pを接
合後のワイヤWがインデックス台16から離されると共
に、第1の工程に入る。
これら各工程はそれぞれ並行して行われ、導入線Pを
接合後のワイヤWは順次巻取り側のリール12に送られ、
巻取られる。
なお、リール12に巻取られたワイヤは、リール毎巻線
装置に装着し、リールから引き出しながら、あるいは予
め巻線に必要とする長さに切断しておき、一本ずつ巻線
装置に供給することによって使用される。
このようにして磁気ヘッドのヘッドコアの巻線用ワイ
ヤを製造するのであり、本装置によればワイヤWと導入
線Pとの重なり部が的確に接着されるため、ワイヤWの
ひげが残ったり、接着がはがれるような不具合はなく、
このため本装置にて製造されたワイヤを用いれば、磁気
ヘッドのヘッドコアに安定かつ正確に巻線することがで
き、巻線の能率を大幅に向上することができる。
また、本装置によればワイヤWを切断した後、その両
切断端部に導入線Pの両線端を重ね、接着するので、導
入線Pの中間部に不要なワイヤは存在せず、その中間部
のワイヤの除去工程が不要となる。このため、ワイヤの
除去時にひげが残りやすい難しい後工程を行わずにす
み、加工性、加工能率を著しく高めることができる。
また、製造中ワイヤWは、常に挟持手段17の両ハンド
20,21に保持された状態で、インデックス台16の回動に
より次ぎの工程に送られるため、ワイヤWに無理なテン
ションが加わらず、ワイヤWが伸びることはない。この
ため、巻線用ワイヤとしての高い信頼性を確保でき、高
品質の磁気ヘッドを得ることができる。
なお、実施例ではワイヤ製造の1ラインを示したが、
搬送手段11に複数のインデックス台16を同軸に配列し、
これに応じてワイヤWのカッタ28、導入線Pの供給手段
29、接着剤の塗布手段30、乾燥手段31を配設して、複数
のラインを構成することも可能である。
また、実施例では搬送手段11を間欠回動するインデッ
クス台16にて構成したが、このようなインデックス台16
を用いず、間欠駆動する搬送コンベア上にワイヤWの挟
持手段17、導入線Pの保持手段18を配置し、その他の手
段をその間欠停止位置に配置して、直線のラインを構成
しても良い。
(発明の効果) 以上のように本発明の製造装置は、磁気ヘッドの巻線
用のワイヤを一対のハンドにてつかむ挟持手段と、両ハ
ンドの間にてワイヤを切断するカッタと、この切断後ワ
イヤの両切断端部をワイヤ方向に所定長離すようにハン
ドをスライドする駆動手段と、両ハンド間内に所定長さ
の導入線を供給する導入線供給手段と、該導入線を両線
端がワイヤの両切断端部に重なるように保持する導入線
保持手段と、これらの重なり部位に接着剤を塗布する接
着剤塗布手段を備えるので、ワイヤに導入線をひげ残り
なく的確に接合することができ、加工性が向上すると共
に、磁気ヘッドの巻線用に最適なワイヤを供給すること
ができ、したがって磁気ヘッドの巻線を良好かつ能率良
く行うことが可能になり、巻線の作業能率を大幅に向上
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す全体配置図、第2図は要
部構成図、第3図は接着状態を示す側面図である。 11…搬送手段、16…インデックス台、17…挟持手段、18
…保持手段、19…カッタ当て、20,21…ハンド、24…保
持台、25…線押え、28…カッタ、29…導入線供給手段、
30…塗布手段、31…乾燥手段、33,34…ハンド、38,39…
ノズル、40,41…ランプ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドの巻線用のワイヤを一対のハン
    ドにてつかむ挟持手段と、両ハンドの間にてワイヤを切
    断するカッタと、この切断後ワイヤの両切断端部をワイ
    ヤ方向に所定長離すようにハンドをスライドする駆動手
    段と、両ハンド間内に所定長さの導入線を供給する導入
    線供給手段と、該導入線を両線端がワイヤの両切断端部
    に重なるように保持する導入線保持手段と、これらの重
    なり部位に接着剤を塗布する接着剤塗布手段とからなる
    磁気ヘッド巻線用ワイヤの製造装置。
  2. 【請求項2】挟持手段および導入線保持手段を複数組所
    定の間隔で連設し、これを間欠移動する搬送手段を設け
    ると共に、その間欠停止位置に順にワイヤのカッタ、導
    入線供給手段、接着剤塗布手段を配置した請求項1記載
    の磁気ヘッド巻線用ワイヤの製造装置。
  3. 【請求項3】搬送手段は、挟持手段および導入線保持手
    段を複数組配設したインデックス台と、インデックス台
    を間欠回動する駆動部からなる請求項2記載の磁気ヘッ
    ド巻線用ワイヤの製造装置。
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