JP2859126B2 - ポリビニルアルコール系樹脂の成形加工用組成物 - Google Patents

ポリビニルアルコール系樹脂の成形加工用組成物

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JP2859126B2 JP6063224A JP6322494A JP2859126B2 JP 2859126 B2 JP2859126 B2 JP 2859126B2 JP 6063224 A JP6063224 A JP 6063224A JP 6322494 A JP6322494 A JP 6322494A JP 2859126 B2 JP2859126 B2 JP 2859126B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/41Compounds containing sulfur bound to oxygen
    • C08K5/42Sulfonic acids; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/52Phosphorus bound to oxygen only
    • C08K5/521Esters of phosphoric acids, e.g. of H3PO4

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリビニルアルコール
(以下PVAとする)系樹脂の熱成形加工によるフィル
ムまたはシートの製造に際し、PVA系樹脂に添加する
ことによって実質的に無水の状態で溶融成形させること
のできるPVA系樹脂の成形加工用組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、PVA系樹脂の成形加工は通常
の熱可塑性樹脂と異なり、融点より熱分解温度の方が低
いため、水を可塑剤とした溶融押し出し成形、流延成形
が適当な方法とされてきた。この方法は多量の水を添加
するため、成形加工機の厳密な温度管理、とくにはダイ
温度を 100℃以下に保つこと、吐出溶融物中に気泡を生
じさせないこと、および製膜しながら含有水分を除去す
るための乾燥、熱処理を行うことなど複雑な操作を必要
とし、結果的に得られるフィルムは高価なものにならざ
るを得なかった。
【0003】その改善のため、これまでに多くの提案が
なされている。すなわち、PVAにスルファミン酸を付
加してPVA硫酸化物とすることにより水に対する溶解
性を改善する方法(特公昭37-12538号公報)、リン酸に
アルコール、グリコールエーテルおよびアミドを付加し
たリン酸エステルを可塑剤として用いる方法(特公昭42
-18813号公報)、PVAの熱成形加工時に熱による着色
を防止するために、二塩基性脂肪酸エステルのスルホン
酸ナトリウム塩(特公昭43−3975号公報)、メルカプト
チアゾールまたはイミダゾール類(特公昭45−7691号公
報)、カルボン酸(特公昭46-37664号公報)、リン酸の
アルカリ金属塩(特公昭47-24265号公報)をそれぞれ添
加する方法、低ケン化(35〜60モル%)PVAにグリセ
リンのプロピオン酸付加物を混合する方法(特開昭49−
131240号公報)、低ケン化(70〜97モル%)PVAにフ
タル酸のグリセリン付加物を混合する方法(特開昭49−
120946号公報)、リン酸またはピロリン酸を添加して着
色を防止する方法(特開昭51-88544号公報)などであ
る。しかし、これらのいずれの方法でもPVAの押出成
形加工またはカレンダー成形加工のように高温の動的か
つ発熱を伴う熱成形加工での着色防止については十分な
効果を示していない。
【0004】また、アルカリまたはアルカリ土類金属塩
を用いて溶融成形加工時の加工性を改善する方法(特開
平4-202535号、5-98038号、5-96617号各公報)、アル
キルポリオキシエチレン付加ジメチルアンモニルムクロ
リド系界面活性剤を用いて熱成形加工時の離型性および
プレートアウト性を改善する方法(特開平5-163369号公
報)、シリコーンエマルジョンを用いて押出成形時のダ
イ離れを改善する方法(特開平5-194812号公報)なども
提案されているが、これらの方法もまた、熱安定化が不
十分であるか、加工方法の改善のみに止まり、熱安定化
と共に成形加工性をも改善するという課題は解決されて
いない。さらに、多価アルコールを添加して無水の状態
で溶融成形する方法(特公昭44-28588号公報)が提案さ
れたが、これもスクリュウ部、吐出部等にヤケと呼ばれ
る樹脂カスが溜り、表面の平滑性や外観を損ない、長時
間にわたって連続運転することが実際上困難であった。
また多価アルコールの存在下でポリ酢酸ビニルをケン化
して得られる変性PVAを溶融成形する方法(特公昭42
-26930号公報)、多価アルコール芳香族カルボン酸およ
び縮合環炭化水素の縮合物を配合する方法(特開昭50-2
2049号公報)、α−オレフィン変性PVAと熱可塑性樹
脂を混合し無水の状態で溶融成形する方法(特公昭53-2
4975号、同56-49733号各公報)は、いずれも基本的に完
全な水溶性状態とすることが困難であった。オキシアル
キレン基含有PVA共重合体を用いて溶融成形する方法
(特開平3-203932号公報)は、ビニルアルコール、ビニ
ルエステル、オキシアルキレンアリルエーテルなどを重
合させる条件、収率、混合後の溶液回収等により、コス
トが高いものとなった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、PVA樹脂に添加することによって実質的に無水の
状態で成形加工させることのできる成形加工用組成物、
とくには溶融押出成形、射出成形、カレンダー成形、熱
ロール成形等で熱成形加工されたときの熱劣化に対する
安定化、加工機の金属処理面との剥離性と共に、加工さ
れたPVA系樹脂が高温下に曝されたときの熱劣化や着
色に対しても優れた防止効果を有するPVA系樹脂の成
形加工用組成物を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題の
解決のためPVA系樹脂と安定剤との関連に着目して鋭
意検討の結果、最適条件を確立することに成功し、本発
明を完成したものである。すなわち、本発明によるPV
A系樹脂の成形加工用組成物は 一般式:R1-(SO3)X1 ‥‥(I) 〔式中、R1 は炭素数10〜24のアルキル、アルコキシ、
ジアリールエーテルまたはアルカリール基、M1 はアル
カリ金属またはアルカリ土類金属、Xは1〜2の整数を
表す〕で示される有機スルホン酸塩またはこの有機ス
ルホン酸塩と、一般式: R2 O(CH2 CH2 O)nPO [O(CH2 CH2 O)m3]2-Y(OH)Y‥(II) 〔式中、R2 、R3 はそれぞれ同一または異なる炭素数
4〜24のアルキルまたはアルカリール基、Yは1または
2の整数、n、mはそれぞれ1〜 100の整数を表す〕で
示される有機リン酸エステル化合物との組み合わせを、
主剤とすることを特徴とするものである。
【0007】上記成形加工用組成物は、一般式(I)で
示される有機スルホン酸塩と一般式(II)で示される有
機リン酸エステル化合物とが、重量比で90:10〜30:70
の割合で配合してなるものであること、一般式(I)で
示される有機スルホン酸塩が、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムまたはドデシルベンゼンスルホン酸カル
シウムのいずれかであること、一般式(II)で示される
有機リン酸エステル化合物がそれぞれのn、mとして4
〜10の異なるポリオキシエチレン基を有するトリデシル
ポリオキシエチレンリン酸エステルまたはそれぞれの
n、mとして5〜55の異なるポリオキシエチレン基を有
するノニルフェニルポリオキシエチレンリン酸エステル
のいずれかであること、さらには一般式(I)で示され
る有機スルホン酸塩がドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウムであって、かつ一般式(II)で示される有機リン
酸エステル化合物がそれぞれのn、mとして4〜10の異
なるポリオキシエチレン基を有するトリデシルポリオキ
シエチレンリン酸エステルであることを好適とするもの
である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
成形加工用組成物における一般式(I)で示される有機
スルホン酸塩としては、例えば、デシルスルホン酸ナト
リウムまたはカルシウム、ドデシルスルホン酸ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウムまたはバリウ
ム、テトラデシルスルホン酸ナトリウム、マグネシウム
またはカルシウムなどのアルキルスルホン酸の金属塩;
ドデシロキシスルホン酸ナトリウム、マグネシウムまた
はカルシウム、トリデシロキシスルホン酸ナトリウム、
マグネシウムまたはカルシウム、ペンタデシロキシスル
ホン酸ナトリウム、マグネシウムまたはカルシウムなど
のアルコキシスルホン酸の金属塩;ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシ
ウムまたはバリウム、テトラデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、マグネシウムまたはカルシウムなどのアル
カリールスルホン酸の金属塩;ドデシルジフェニルエー
テルジスルホン酸ナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム、カルシウムまたはバリウムなどのアルキルジアリー
ルエーテルジスルホン酸の金属塩;プロピルナフタリン
スルホン酸ナトリウム、マグネシウムまたはカルシウム
などのアルカリールスルホン酸の金属塩などが挙げられ
る。なお、上記アルキル基はプロピレンテトラマーから
誘導された分岐型のアルキル基よりも、生分解性に優れ
たn−パラフィンまたはこれから誘導された直鎖アルキ
ル基が好ましい。
【0009】他方、一般式(II)で示される有機リン酸
エステル化合物としては、例えば、オクチルポリオキシ
エチレン(n、m=5〜25:それぞれのn、mが5〜25
の異なるポリオキシエチレン基を有する混合エステルの
意、以下同じ)リン酸エステル、デシルポリオキシエチ
レン(n、m=5〜25)リン酸エステル、ドデシルポリ
オキシエチレン(n、m=4〜10)リン酸エステル、ト
リデシルポリオキシエチレン(n、m=4〜10)リン酸
エステル、オクチルフェニルポリオキシエチレン(n、
m=5〜55)リン酸エステル、ノニルフェニルポリオキ
シエチレン(n、m=5〜55)リン酸エステル、ドデシ
ルフェニルポリオキシエチレン(n、m=5〜55)リン
酸エステルなどが挙げられる。
【0010】上記一般式(I)で示される有機スルホン
酸塩は一種単独で用いられるが、これを一般式(II)で
示される有機リン酸エステル化合物併用することもで
きる。この場合、有機スルホン酸塩と有機リン酸エステ
ル化合物との組み合わせ割合は重量比で90:10〜30:7
0、とくには75:25〜50:50であることが好ましい。こ
れらの化合物は、食品容器、包装用など食品と接触する
成形加工品などには無毒性の化合物、その他の成形加工
品には低毒性の化合物というように、成形加工品の目的
に応じて適宜種類を変えて適用することができる。ま
た、PVA系樹脂に対する、上記有機スルホン酸塩単独
の添加量または有機スルホン酸塩と有機リン酸エステル
化合物の合計添加量は、それぞれPVA系樹脂 100重量
部に対して0.01〜30重量部、とくには 0.1〜8重量部で
あることが好ましい。
【0011】本発明の成形加工用組成物には、上記2成
分のほかに、有機亜リン酸エステル、ヒンダードフェノ
ール類または含イオウカルボン酸アルキルエステルなど
の酸化防止剤;β−ジケトン化合物、エポキシ化合物な
どの熱安定化助剤;紫外線吸収剤などの光安定剤;塩化
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化亜
鉛、塩化マグネシウムなどの無機塩、合成ハイドロタル
サイト、A型ゼオライトなどの無機複塩などの安定化助
剤;などの各種の添加剤を、成形加工品の透明性を阻害
しない範囲で併用することができる。
【0012】酸化防止剤としての有機亜リン酸エステル
には、トリアルキルホスファイト、トリアリールホスフ
ァイト、アルキルアリールホスファイト、ビスフェノー
ル−A−ホスファイト、多価アルコールホスファイトな
どによって代表され、このホスファイト化合物には、例
えば、トリフェニルホスファイト、トリイソオクチルホ
スファイト、トリイソデシルホスファイト、トリイソト
リデシルホスファイト、トリベンジルホスファイト、ト
リノニルフェニルホスファイト、ジフェニルイソオクチ
ルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、
ジイソデシルペンタエリスリトールジホスファイト、テ
トラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、
ポリ(ジプロピレングリコール)フェニルホスファイ
ト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、トリ−2,4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイ
ト、2,4−ジ−t−ブチルフェニルジイソデシルホス
ファイト、トリブトキシエチルホスファイト、4,4’
−イソプロピリデンジフェニールアルキル(C12
15)ジホスファイト、ヘプタキス(ジプロピレングリ
コール)トリホスファイトなどが挙げられる。
【0013】同様に、ヒンダードフェノール類には、ア
ルキル化フェノール、アルキル化フェノールエステル、
アルキレンまたはアルキリデンビスフェノール、ポリア
ルキル化フェノールエステルなどが例示され、具体的に
はブチル化ヒドロキシトルエン、4−ヒドロキシメチル
−2,6−ジ−t−ブチルフェノール、4,4’−ジヒ
ドロキシ−2,2’−ジフェニルプロパン、2,2’−
メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス(6−t−ブチル−3−メチ
ルフェノール)などが例示される。また、含イオウカル
ボン酸アルキルエステルとしては、例えば、ジラウリル
チオプロピオン酸エステル、ジステアリルチオプロピオ
ン酸エステルなどが挙げられる。
【0014】熱安定化助剤としてのβ−ジケトン化合物
には、例えば、デヒドロ酢酸、シクロヘキサン−1,3
−ジオン、2−アセチルシクロペンタノン、2−ベンゾ
イルシクロペンタノン、2−アセチルシクロヘキサノ
ン、2−ベンゾイルシクロヘキサノン、アセチルステア
ロイルメタン、ベンゾイルアセトン、パルミトイルベン
ゾイルメタン、ステアロイルベンゾイルメタン、ジベン
ゾイルメタン、トリベンゾイルメタン、4−メトキシベ
ンゾイル−ベンゾイルメタン、ビス(4−メトキシベン
ゾイルメタン)、4−クロロベンゾイル−ベンゾイルメ
タン、ベンゾイルトリフルオロアセトン、パルミトイル
テトラロン、ステアロイルテトラロン、ベンゾイルテト
ラロンなどが挙げられる。エポキシ化合物には、エポキ
シ化不飽和油脂、エポキシ化不飽和脂肪酸エステル、エ
ポキシシクロヘキサン誘導体などが挙げられ、具体的に
はエポキシ化大豆油、エポキシ化ヒマシ油、エポキシ化
アマニ油、エポキシ化サフラワー油、エポキシ化アマニ
油脂肪酸ブチル、エポキシ化ステアリン酸のブチル、イ
ソオクチル、2−エチルヘキシルなどのアルキルエステ
ル、3−(2−キセノキシ)−1,2−エポキシプロパ
ン、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ−2−エチルヘキ
シル、エポキシ化ポリブタジエンなどが例示される。
【0015】紫外線吸収剤などの光安定剤としては、ベ
ンゾトリアゾール系およびヒンダードアミン系に代表さ
れ、例えば、2(5−メチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾールなどのベンゾトリアゾール化合物、コハク酸ジ
メチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合
物、ポリ{〔6−(1,1,3,3−テトラメチルピペ
リジン)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジ
イル〕〔(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)
イミノ〕ヘキサメチレン〔(2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン)イミノ〕などが挙げられる。
【0016】本発明の成形加工用組成物が適用されるP
VA系樹脂は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバ
リン酸ビニル、バーサティック酸ビニルなどの単独もし
くは混合物のビニルエステル系モノマーの重合体をケン
化することにより得られる。このPVA系樹脂の重合度
は 100〜3000の範囲のものが好ましく、これが 100未満
のものでは成形加工後の成形品の機械的強度が劣り、30
00を超えるものでは本発明の成形加工用組成物のほかに
(可塑剤としての)多価アルコールを含浸させても、成
形加工時にPVA系樹脂が熱分解を起こして成形加工す
ることができない。また、ケン化度は50モル%以上、と
くには80モル%以上が好ましく、5モル%未満ではPV
Aの特性が失われてしまって使用できない。
【0017】上記PVA系樹脂としては、上記のビニル
エステル系モノマーのほかに、これと共重合可能なモノ
マーを共重合させたものでもよく、このモノマーとして
は、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソ
ブテンなどのオレフィン類;アクリル酸およびその塩;
アクリル酸メチル、アクリル酸エチルなどのアクリル酸
エステル類;メタクリル酸およびその塩;メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチルなどのメタクリル酸エステ
ル類;アクリルアミド、N−メチルアクリルアミドなど
のアクリルアミド誘導体;メタクリルアミド、N−メチ
ルメタクリルアミドなどのメタクリルアミド誘導体;メ
チルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテルなど
のビニルエーテル類;アクリロニトリル、メタクリロニ
トリルなどのニトリル類;塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデンなどのハロゲン化
ビニル類;酢酸アリル、塩化アリルなどのアリル化合
物;マレイン酸およびその塩またはそのエステル;ビニ
ルトリメトキシシランなどのビニルシリル化合物;酢酸
イソプロペニルなどが挙げられる。これらの共重合可能
なモノマーの含有量としては10モル%以下、とくには5
モル%以下が好ましい。
【0018】上記PVA系樹脂には可塑剤として多価ア
ルコールまたはその誘導体を添加することができる。こ
れには例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、トリグリセリンなどの従来からよく知られているも
ののほか、モノおよびジペンタエリスリトール、マンニ
トール、ソルビトールなども挙げられる。これらの多価
アルコールとカルボン酸、アミノ酸またはロジンとのエ
ステル化合物、例えばステアリン酸ペンタエリスリトー
ル、アジピン酸ペンタエリスリトール、ピロリドンカル
ボン酸ジペンタエリスリトール、グルタミン酸ジペンタ
エリスリトール、ウッドロジンペンタエリスリトール、
無水マレイン酸変性ウッドロジンペンタエリスリトー
ル、ウッドロジングリセロールエステルなどが挙げられ
る。また、含窒素化合物であるβ−アミノクロトン酸
と、1,3または1,4−ブタンジオール、1,2−ジ
プロピレングリコール、チオジエチレングリコール、ラ
ウリルアルコールなどとのエステル化合物、トリス(ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(メルカプ
トエチルまたはメルカプトプロピル)イソシアネレート
などのイソシアヌレート化合物が例示される。
【0019】前記多価アルコールの添加量は、PVA系
樹脂の重合度によっても異なり、例えば、重合度 100〜
600、ケン化度5〜99モル%のPVA系樹脂において、
含水率がPVA系樹脂製造上不可避の量以下の範囲内で
あれば、水分が可塑剤として働くため、とくに多価アル
コールを添加する必要はない。多価アルコールを添加す
る場合は、PVA系樹脂に対して0.01〜30重量部、とく
には1〜20重量部が好ましい。とくに重合度が 600を超
える場合は多価アルコールを添加しないと、成形加工に
適した流動性が得られない。多価アルコールの添加量が
30重量部を超えると成形物から多価アルコールが溶出す
るので好ましくない。
【0020】上記PVA系樹脂には、さらに必要に応じ
て、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹
脂、澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース等のセルロース誘導体、キサンタンガ
ム、カラギナン、キチン、キトサン等の多糖類、ステア
リン酸、リン酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
ソルビタン酸エステル等の滑剤、タルク、炭酸カルシウ
ム等の充填剤、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸銅、
硫酸コバルト、酢酸第一すず、蟻酸鉛、臭化マンガン等
の着色防止剤、酸化チタン、カーボンブラック等の各種
着色料、発泡剤、pH調整剤などを添加してもよい。
【0021】
【作用】本発明の成形加工用組成物をPVA系樹脂に添
加して熱成形加工をすると、高温で、しかも動的加工に
よって生ずる熱分解、これに起因する着色を防止すると
共に、成形品の離型性やプレートアウト性が改善され
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的態様を実施例および比
較例により説明する。まず、各例に示す配合物をそれぞ
れよくかき混ぜ、 100℃に加熱した高温乾燥器中に30分
入れた後、取り出して十分に混合した。次に、各例に示
す表面温度のミキシングロール(電気誘導加熱式の可変
速型テストロール機、 155φ× 380mm、ロール間隔=
0.3mm、前ロール回転数= 22rpm、後ロール回転数= 20
rpm)によって、ローリング(混練)試験を行った。こ
のローリング中、 2.5分経過毎にシートの試験片(50×
50mm)を採取して熱分解(劣化)による着色を調べ、下
記の基準で数値化した。5:無着色、4:極微黄色、
3:微黄色、2:淡黄色、1:黄色。引き続きローリン
グ試験を行い、シートのロールからの離型性(剥離
性)、表面平滑性およびロール表面に発生するプレート
アウト性を観察し、それぞれ下記の基準で数値化した。
5:非常に良い、4:良い、3:少し良い、2:少し悪
い、1:悪い。また、ローリング熱経時(熱履歴)によ
る樹脂組成物の架橋・劣化によってロール表面にシート
が粘着し始める時間も調べた。
【0023】各表中の下記化合物はいずれも本発明の成
形加工用組成物の主剤である有機スルホン酸塩または有
機リン酸エステル化合物で、それぞれ下記を意味する。 化合物−A:ドデシルスルホン酸カルシウム 〃 −B:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 〃 −C:ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸カルシウム 〃 −D:トリデシルポリオキシエチレン(n、m=4〜10) リン酸エステル 〃 −F:ドデシルスルホン酸ナトリウムとドデシルスルホン酸カリウムの1 :1混合物 〃 −G:ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 〃 −H:ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム 〃 −I:プロピルナフタリンスルホン酸ナトリウムとプロピルナフタリンス ルホン酸カルシウムとの1:1混合物 〃 −J:ドデシルポリオキシエチレン(n、m=4〜10)リン酸エステル
【0024】実施例1〜、比較例1〜5 ケン化度98.5モル%、重合度1700のPVA 100重量部
と、可塑剤としてのグリセリン20重量部を、基本配合と
して用意し、これに表1に示す各種添加剤(重量部)を
加え、ミキシングロールの表面温度を 215℃で上記の試
験を行ったところ、表1に併記した結果が得られた。な
お、表中の−は評価できなかった場合である(表3〜表
5も同様)。
【0025】
【表1】
【0026】実施例〜15、比較例6〜17 ケン化度96.5モル%、重合度1700のPVA 100重量部と
可塑剤としてのグリセリン20重量部(実施例〜10)お
よび ケン化度88.0モル%、重合度1800のPVA 100重
量部と可塑剤としてのグリセリン20重量部(実施例11
15および比較例6〜17)を、それぞれ基本配合として用
意し、これに表2および表3に示す各種添加剤(重量
部)を加え、ミキシングロールの表面温度を 210℃で上
記の試験を行ったところ、表2および表3に併記した結
果が得られた。
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】実施例16〜20、比較例18〜22 ケン化度88.0モル%、重合度1000のPVA 100重量部
と、可塑剤としてのグリセリン20重量部を、基本配合と
して用意し、これに表4に示す各種添加剤(重量部)を
加え、ミキシングロールの表面温度を 180℃で上記の試
験を行ったところ、表4に併記した結果が得られた。
【0030】
【表4】
【0031】実施例21〜22、比較例23〜24 ケン化度88.0モル%、重合度1040のPVA95重量部と、
ケン化度88.0モル%、重合度 600のPVA5重量部と、
可塑剤としてのグリセリン10重量部とを、基本配合とし
て用意し、これに表5に示す各種添加剤(重量部)を加
え、ミキシングロールの表面温度を 190℃で上記の試験
を行ったところ、表5に併記した結果が得られた。
【0032】
【表5】
【0033】実施例2324、比較例25〜26 実施例21〜22および比較例23〜24で用いた配合物につい
て、下記の条件で押出成形および射出成形を行ったとこ
ろ、表6に示す結果が得られた。 (押出成形) 押出機の種類:二軸押出機、スクリュウ‥L:1280mm、
D:40mmφ、 L/D:32 回転数: 70rpm、シリンダー温度(圧縮部): 205℃、
Tダイ温度: 200℃ (射出成形) 射出成形機の種類:日本製鋼所製 J220E型、スクリュウ
混練温度: 195℃ 吐出部温度: 200℃、金型温度:50℃、射出圧力:1250
kg/cm2 成形サイクル:20秒
【0034】
【表6】
【0035】
【発明の効果】本発明の成形加工用組成物を加えたPV
A系樹脂は、実施例に示されるように、混練を10分以上
行っても着色せず、成形時の離型性やプレートアウト性
も改善されるため良好な成形品が得られる。さらに、押
出成形や射出成形においても良好な成形品が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29C 47/00 B29C 47/00 (C08L 29/04 71:02) B29K 29:00 (72)発明者 後藤 文男 東京都立川市上砂町3丁目16番11号 (72)発明者 青木 重夫 東京都青梅市成木8丁目784番イ号 (56)参考文献 特開 昭51−10856(JP,A) 特開 平6−80846(JP,A) 特開 昭58−179689(JP,A) 特開 昭54−101844(JP,A) 特開 昭51−88544(JP,A) 特開 昭49−115143(JP,A) 特開 昭49−55748(JP,A) 特開 平2−99547(JP,A) 特開 昭55−56141(JP,A) 特開 昭49−31650(JP,A) 特公 昭43−3975(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 1/00 - 101/14 C08K 1/00 - 13/08 B29C 43/00 - 43/58 B29C 47/00 - 47/96 B29C 51/00 - 51/46

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式:R 1 -(SO 3 ) X 1 ‥‥(I) 〔式中、R 1 は炭素数10〜24のアルキル、アルコキシ、
    ジアリールエーテルまたはアルカリール基、M 1 はアル
    カリ金属またはアルカリ土類金属、Xは1〜2の整数を
    表す〕で示される有機スルホン酸塩を主剤とすることを
    特徴とするポリビニルアルコール系樹脂の成形加工用組
    成物。
  2. 【請求項2】一般式:R1-(SO3)X1 ‥‥(I) 〔式中、R1 は炭素数10〜24のアルキル、アルコキシ、
    ジアリールエーテルまたはアルカリール基、M1 はアル
    カリ金属またはアルカリ土類金属、Xは1〜2の整数を
    表す〕で示される有機スルホン酸塩と、一般式: R2 O(CH2 CH2 O)nPO [O(CH2 CH2 O)m3]2-Y(OH)Y‥(II) 〔式中、R2 、R3 はそれぞれ同一または異なる炭素数
    4〜24のアルキルまたはアルカリール基、Yは1または
    2の整数、n、mはそれぞれ1〜 100の整数を表す〕で
    示される有機リン酸エステル化合物との組み合わせ
    主剤とすることを特徴とするポリビニルアルコール系樹
    脂の成形加工用組成物。
  3. 【請求項3】一般式(I)で示される有機スルホン酸塩
    と一般式(II)で示される有機リン酸エステル化合物と
    が、重量比で90:10〜30:70の割合で配合してなる請求
    項2記載のポリビニルアルコール系樹脂の成形加工用組
    成物。
  4. 【請求項4】一般式(I)で示される有機スルホン酸塩
    が、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムまたはドデ
    シルベンゼンスルホン酸カルシウムのいずれかである請
    求項1〜3のいずれかに記載のポリビニルアルコール系
    樹脂の成形加工用組成物。
  5. 【請求項5】一般式(II)で示される有機リン酸エステ
    ル化合物が、それぞれのn、mとして4〜10の異なるポ
    リオキシエチレン基を有するトリデシルポリオキシエチ
    レンリン酸エステル、またはそれぞれのn、mとして5
    〜55の異なるポリオキシエチレン基を有するノニルフェ
    ニルポリオキシエチレンリン酸エステルのいずれかであ
    る請求項2または3のいずれかに記載のポリビニルアル
    コール系樹脂の成形加工用組成物。
  6. 【請求項6】一般式(I)で示される有機スルホン酸塩
    がドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムであって、か
    つ一般式(II)で示される有機リン酸エステル化合物が
    それぞれのn、mとして4〜10の異なるポリオキシエチ
    レン基を有するトリデシルポリオキシエチレンリン酸エ
    ステルである請求項2または3のいずれかに記載のポリ
    ビニルアルコール系樹脂の成形加工用組成物。
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