JP2859006B2 - 給湯装置 - Google Patents
給湯装置Info
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- JP2859006B2 JP2859006B2 JP3289775A JP28977591A JP2859006B2 JP 2859006 B2 JP2859006 B2 JP 2859006B2 JP 3289775 A JP3289775 A JP 3289775A JP 28977591 A JP28977591 A JP 28977591A JP 2859006 B2 JP2859006 B2 JP 2859006B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
Landscapes
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯装置に関し、特に主
たる熱源として太陽熱集熱器を用いる給湯装置に関す
る。
たる熱源として太陽熱集熱器を用いる給湯装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、太陽熱を吸収
して熱媒体を加熱する太陽熱集熱器31を設けるととも
に、この熱媒体で第一の貯湯槽32a内の使用熱媒体を
加熱する第一の熱交換器33a、第二の貯湯槽32b内
の使用熱媒体を加熱する第二の熱交換器33b、および
第三の貯湯槽32c内の使用熱媒体を加熱する第三の熱
交換器33cとをそれぞれ設け、これら三つの熱交換器
33a〜33cを三つの三方弁34a〜34cを介して
並列に接続した給湯装置があった。第一の貯湯槽32a
と第二の貯湯槽32bは接続管35aで接続され、第二
の貯湯槽32bと第三の貯湯槽32cは接続管35bで
接続されている。また、第三の貯湯槽32cには、シス
ターン36からの給水管37が接続され、さらに貯湯槽
32a、32b、32cからそれぞれ出湯できるよう
に、それぞれの貯湯槽32a、32b、32cは出湯管
38に接続されている。第一の貯湯槽32aと出湯管3
8の合流部分、および第二の貯湯槽32bと出湯管38
の合流部分には、それぞれ三方弁39a、39bが設け
られている。なお、図3中、40は熱媒体を強制的に循
環させるための循環ポンプである(例えば特開昭59一
150257号公報参照)。
して熱媒体を加熱する太陽熱集熱器31を設けるととも
に、この熱媒体で第一の貯湯槽32a内の使用熱媒体を
加熱する第一の熱交換器33a、第二の貯湯槽32b内
の使用熱媒体を加熱する第二の熱交換器33b、および
第三の貯湯槽32c内の使用熱媒体を加熱する第三の熱
交換器33cとをそれぞれ設け、これら三つの熱交換器
33a〜33cを三つの三方弁34a〜34cを介して
並列に接続した給湯装置があった。第一の貯湯槽32a
と第二の貯湯槽32bは接続管35aで接続され、第二
の貯湯槽32bと第三の貯湯槽32cは接続管35bで
接続されている。また、第三の貯湯槽32cには、シス
ターン36からの給水管37が接続され、さらに貯湯槽
32a、32b、32cからそれぞれ出湯できるよう
に、それぞれの貯湯槽32a、32b、32cは出湯管
38に接続されている。第一の貯湯槽32aと出湯管3
8の合流部分、および第二の貯湯槽32bと出湯管38
の合流部分には、それぞれ三方弁39a、39bが設け
られている。なお、図3中、40は熱媒体を強制的に循
環させるための循環ポンプである(例えば特開昭59一
150257号公報参照)。
【0003】上述のように構成した給湯装置は、例えば
第一の貯湯槽32a内の使用熱媒体を第一の設定温度ま
で沸上げ、次に第二の貯湯槽32b内の使用熱媒体を第
一の設定温度まで沸上げ、次に第一の貯湯槽32a内の
使用熱媒体を第二の設定温度まで沸き上げ、最後に第三
の貯湯槽32c内の使用熱媒体を第一の設定温度よりも
低い第三の設定温度まで沸き上げ、三つの貯湯槽32a
〜32c内の使用熱媒体を高温・中温・低温と異なる温
度レベルに沸き上げて、暖房や給湯などの用途に応じ
て、それぞれの貯湯槽32a〜32c内に湯を使い分け
ようとするものである。
第一の貯湯槽32a内の使用熱媒体を第一の設定温度ま
で沸上げ、次に第二の貯湯槽32b内の使用熱媒体を第
一の設定温度まで沸上げ、次に第一の貯湯槽32a内の
使用熱媒体を第二の設定温度まで沸き上げ、最後に第三
の貯湯槽32c内の使用熱媒体を第一の設定温度よりも
低い第三の設定温度まで沸き上げ、三つの貯湯槽32a
〜32c内の使用熱媒体を高温・中温・低温と異なる温
度レベルに沸き上げて、暖房や給湯などの用途に応じ
て、それぞれの貯湯槽32a〜32c内に湯を使い分け
ようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】ところが、この従来
の給湯装置では、シスターン36から第三の貯湯槽33
cに給水するとともに、第一の貯湯槽32aから第三の
貯湯槽32cまで順次異なる所定温度になるように、そ
れぞれの貯湯槽32a〜32c内の使用熱媒体を異なる
温度レベルまで沸上げるものの、冬季や曇天日などにお
いて、第一の貯湯槽32aが設定温度まで沸き上がらな
かった場合、出湯管38では冷たい水しか得られない。
したがって、このような場合には、他の加熱源で水を加
熱して使用しなければならない。また、夏期や晴天日な
どにおいて、第一ないし第三の貯湯槽32a〜32cの
使用熱媒体がそれぞれ設定温度になった場合には、それ
ぞれの使用熱媒体を混合しても使用できる温度まで下げ
ることは困難であり、且つ低温レベルの第三の貯湯槽3
2cだけでは給湯量が少なくなる。したがって、このよ
うな場合には、他の給水用配管から給水して使用しなけ
ればならない。このように、主たる熱源として太陽熱集
熱器1を用いる従来の給湯装置は、冬季や夏期などにお
いて、出湯管38から利用者が所望する温度の湯を得る
ことができず、使い勝手が極めて悪いものであった。。
の給湯装置では、シスターン36から第三の貯湯槽33
cに給水するとともに、第一の貯湯槽32aから第三の
貯湯槽32cまで順次異なる所定温度になるように、そ
れぞれの貯湯槽32a〜32c内の使用熱媒体を異なる
温度レベルまで沸上げるものの、冬季や曇天日などにお
いて、第一の貯湯槽32aが設定温度まで沸き上がらな
かった場合、出湯管38では冷たい水しか得られない。
したがって、このような場合には、他の加熱源で水を加
熱して使用しなければならない。また、夏期や晴天日な
どにおいて、第一ないし第三の貯湯槽32a〜32cの
使用熱媒体がそれぞれ設定温度になった場合には、それ
ぞれの使用熱媒体を混合しても使用できる温度まで下げ
ることは困難であり、且つ低温レベルの第三の貯湯槽3
2cだけでは給湯量が少なくなる。したがって、このよ
うな場合には、他の給水用配管から給水して使用しなけ
ればならない。このように、主たる熱源として太陽熱集
熱器1を用いる従来の給湯装置は、冬季や夏期などにお
いて、出湯管38から利用者が所望する温度の湯を得る
ことができず、使い勝手が極めて悪いものであった。。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、このような従
来装置の問題点に鑑みてなされたものであり、その特徴
とするところは、太陽熱を吸収して熱媒体を加熱する太
陽熱集熱器と、この熱媒体で第一の貯湯槽内の使用熱媒
体を加熱する第一の熱交換器と、この第一の貯湯槽内の
使用熱媒体が設定温度になったときに第二の貯湯槽内の
使用熱媒体を加熱する第二の熱交換器とを設け、前記第
二の貯湯槽に給水管を接続するとともに、前記第二の貯
湯槽の出湯口と前記第一の貯湯槽の入水口を接続した給
湯装置において、前記第一の貯湯槽に補助熱源を介して
出湯する出湯管を設けるとともに、この出湯管と前記給
水管から分岐して設けた混合用水管とを混合弁を介して
接続し、前記第一および第二の貯湯槽内の使用熱媒体が
それぞれ設定温度になったときに、第一の貯湯槽内の使
用熱媒体が第二の設定温度になるように前記熱媒体でさ
らに加熱し、この第一の貯湯槽内の使用熱媒体が第二の
設定温度になったときに第二の貯湯槽内の使用熱媒体が
第二の設定温度になるようにさらに加熱する点にある。
来装置の問題点に鑑みてなされたものであり、その特徴
とするところは、太陽熱を吸収して熱媒体を加熱する太
陽熱集熱器と、この熱媒体で第一の貯湯槽内の使用熱媒
体を加熱する第一の熱交換器と、この第一の貯湯槽内の
使用熱媒体が設定温度になったときに第二の貯湯槽内の
使用熱媒体を加熱する第二の熱交換器とを設け、前記第
二の貯湯槽に給水管を接続するとともに、前記第二の貯
湯槽の出湯口と前記第一の貯湯槽の入水口を接続した給
湯装置において、前記第一の貯湯槽に補助熱源を介して
出湯する出湯管を設けるとともに、この出湯管と前記給
水管から分岐して設けた混合用水管とを混合弁を介して
接続し、前記第一および第二の貯湯槽内の使用熱媒体が
それぞれ設定温度になったときに、第一の貯湯槽内の使
用熱媒体が第二の設定温度になるように前記熱媒体でさ
らに加熱し、この第一の貯湯槽内の使用熱媒体が第二の
設定温度になったときに第二の貯湯槽内の使用熱媒体が
第二の設定温度になるようにさらに加熱する点にある。
【0006】
【作用】上記のように構成することにより、貯湯槽内の
使用熱媒体を早期に設定温度まで沸き上げることがで
き、特に第一の貯湯槽内の使用熱媒体は早期に設定温度
まで沸き上げることができ、仮に第一の貯湯槽内の使用
熱媒体が設定温度に沸き上がらなかった場合は、補助熱
源で所望温度まで加熱して出湯することができる。ま
た、第一および第二の貯湯槽内の使用熱媒体が設定温度
以上に沸き上がった場合は、給水管の水と混合して所望
温度まで下げて出湯することができる。したがって、常
に使用者の所望温度の湯を出湯することができ、主たる
熱源として太陽熱集熱器を用いるものでも、すこぶる使
い勝手のよい給湯装置となる。
使用熱媒体を早期に設定温度まで沸き上げることがで
き、特に第一の貯湯槽内の使用熱媒体は早期に設定温度
まで沸き上げることができ、仮に第一の貯湯槽内の使用
熱媒体が設定温度に沸き上がらなかった場合は、補助熱
源で所望温度まで加熱して出湯することができる。ま
た、第一および第二の貯湯槽内の使用熱媒体が設定温度
以上に沸き上がった場合は、給水管の水と混合して所望
温度まで下げて出湯することができる。したがって、常
に使用者の所望温度の湯を出湯することができ、主たる
熱源として太陽熱集熱器を用いるものでも、すこぶる使
い勝手のよい給湯装置となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を添付図面に基づき詳細に説明
する。図1は、本発明に係る給湯装置の一実施例を示す
概略構成図であり、1は太陽熱を吸収して熱媒体を加熱
する太陽熱集熱器、2aは第一の貯湯槽、2bは第二の
貯湯槽、3aは第一の熱交換器、3bは第二の熱交換
器、4は補助熱熱源である。
する。図1は、本発明に係る給湯装置の一実施例を示す
概略構成図であり、1は太陽熱を吸収して熱媒体を加熱
する太陽熱集熱器、2aは第一の貯湯槽、2bは第二の
貯湯槽、3aは第一の熱交換器、3bは第二の熱交換
器、4は補助熱熱源である。
【0008】前記第一および第二の貯湯槽2a、2b
は、それぞれ例えば50〜200リットル程度の比較的
小容量のもので構成される。
は、それぞれ例えば50〜200リットル程度の比較的
小容量のもので構成される。
【0009】前記第一の熱交換器3aと第二の熱交換器
3bとは、前記太陽熱集熱器1に対して並列に接続され
ており、太陽熱集熱器1からの熱媒体を第一の熱交換器
3aと第二の熱交換器3bとに選択して循環させること
ができるように、第一の三方弁5が設けられている。ま
た、熱媒体の循環路には、熱媒体を強制的に循環させる
循環ポンプ6と、熱媒体が高温になって膨張した場合な
どにその膨張分を吸収する膨張吸収タンク7とが設けら
れている。
3bとは、前記太陽熱集熱器1に対して並列に接続され
ており、太陽熱集熱器1からの熱媒体を第一の熱交換器
3aと第二の熱交換器3bとに選択して循環させること
ができるように、第一の三方弁5が設けられている。ま
た、熱媒体の循環路には、熱媒体を強制的に循環させる
循環ポンプ6と、熱媒体が高温になって膨張した場合な
どにその膨張分を吸収する膨張吸収タンク7とが設けら
れている。
【0010】また、前記第二の貯湯槽2bには、市水か
ら水が給水される給水管8が接続されており、第二の貯
湯槽2bの出湯口と第一の貯湯槽2aの給水口は接続配
管9で接続されている。なお、給水管8には、減圧弁1
7が設けられている。第一の貯湯槽2aには、第一の貯
湯槽2a内の使用熱媒体を補助熱源4を介して出湯する
出湯管10が設けられている。この出湯管10は、前記
給水管8から分岐して設けられた混合用水管11と第二
の混合弁12を介して接続されている。第二の三方弁1
2は、H側とC側の流入量を異ならしめることができる
電子式混合栓や感温ワックスを用いた混合栓などで構成
される。本発明の給湯装置は、密閉回路で構成されるこ
とから、出湯管10が開くと給水管8から自動的に給水
される。
ら水が給水される給水管8が接続されており、第二の貯
湯槽2bの出湯口と第一の貯湯槽2aの給水口は接続配
管9で接続されている。なお、給水管8には、減圧弁1
7が設けられている。第一の貯湯槽2aには、第一の貯
湯槽2a内の使用熱媒体を補助熱源4を介して出湯する
出湯管10が設けられている。この出湯管10は、前記
給水管8から分岐して設けられた混合用水管11と第二
の混合弁12を介して接続されている。第二の三方弁1
2は、H側とC側の流入量を異ならしめることができる
電子式混合栓や感温ワックスを用いた混合栓などで構成
される。本発明の給湯装置は、密閉回路で構成されるこ
とから、出湯管10が開くと給水管8から自動的に給水
される。
【0011】前記補助熱源4としては、貯湯式ボイラー
や瞬間式ボイラーなどが用いられる。補助熱源とし瞬間
式ボイラーを用いる場合は、図2に示すように、瞬間式
ボイラー4aの前に加圧ポンプ13、フロースイッチ1
4、圧力スイッチ15、圧力保持用のアキュームレータ
16などを設ける。
や瞬間式ボイラーなどが用いられる。補助熱源とし瞬間
式ボイラーを用いる場合は、図2に示すように、瞬間式
ボイラー4aの前に加圧ポンプ13、フロースイッチ1
4、圧力スイッチ15、圧力保持用のアキュームレータ
16などを設ける。
【0012】次に、上述のように構成した給湯装置の動
作を説明する。まず、太陽熱集熱器1と第一の熱交換器
3a間を熱媒体が循環するように第一の三方弁5の方向
を設定して熱媒体を循環させ、第一の貯湯槽2a内の使
用熱媒体を例えば40℃などの設定温度になるまで加熱
する。第一の貯湯槽2a内の使用熱媒体が設定温度にな
ったとき、太陽熱集熱器1と第二の熱交換器3b間を熱
媒体が循環するように第一の三方弁5の方向を設定して
熱媒体を循環させ、第二の貯湯槽2b内の使用熱媒体を
例えば40℃などの設定温度になるまで加熱する。次
に、太陽熱集熱器1と第一の熱交換器3a間を熱媒体が
循環するように第一の三方弁5の方向を設定して熱媒体
を循環させ、第一の貯湯槽2a内の使用熱媒体を例えば
80℃などの第二の設定温度になるまで加熱する。最後
に、太陽熱集熱器1と第二の熱交換器3b間を熱媒体が
循環するように第一の三方弁5の方向を設定して熱媒体
を循環させ、第二の貯湯槽2b内の使用熱媒体を例えば
80℃などの設定温度になるまで加熱する。なお、第一
の貯湯槽2aと第二の貯湯槽2bにそれぞれ設けられた
温度センサ(不図示)で、第一の設定温度と第二の設定
温度を検知して、第一の三方弁5の方向を切り換えれば
よい。
作を説明する。まず、太陽熱集熱器1と第一の熱交換器
3a間を熱媒体が循環するように第一の三方弁5の方向
を設定して熱媒体を循環させ、第一の貯湯槽2a内の使
用熱媒体を例えば40℃などの設定温度になるまで加熱
する。第一の貯湯槽2a内の使用熱媒体が設定温度にな
ったとき、太陽熱集熱器1と第二の熱交換器3b間を熱
媒体が循環するように第一の三方弁5の方向を設定して
熱媒体を循環させ、第二の貯湯槽2b内の使用熱媒体を
例えば40℃などの設定温度になるまで加熱する。次
に、太陽熱集熱器1と第一の熱交換器3a間を熱媒体が
循環するように第一の三方弁5の方向を設定して熱媒体
を循環させ、第一の貯湯槽2a内の使用熱媒体を例えば
80℃などの第二の設定温度になるまで加熱する。最後
に、太陽熱集熱器1と第二の熱交換器3b間を熱媒体が
循環するように第一の三方弁5の方向を設定して熱媒体
を循環させ、第二の貯湯槽2b内の使用熱媒体を例えば
80℃などの設定温度になるまで加熱する。なお、第一
の貯湯槽2aと第二の貯湯槽2bにそれぞれ設けられた
温度センサ(不図示)で、第一の設定温度と第二の設定
温度を検知して、第一の三方弁5の方向を切り換えれば
よい。
【0013】このように、第一および第二の貯湯槽2
a、2b内の使用熱媒体を複数段階で沸き上げると、多
量の湯を高温の設定温度まで一気に沸き上げるのに比べ
て、最低限必要と思われる湯温の湯を早く得ることがで
きる。すなわち、日射量の少ない冬季でも、最低限必要
な湯温の湯を少量ではあるが得ることができるようにな
る。また、全体の湯が最低限必要と思われる湯温に達し
た場合には、更に集熱して太陽熱集熱器1を効率良く使
用することができる。
a、2b内の使用熱媒体を複数段階で沸き上げると、多
量の湯を高温の設定温度まで一気に沸き上げるのに比べ
て、最低限必要と思われる湯温の湯を早く得ることがで
きる。すなわち、日射量の少ない冬季でも、最低限必要
な湯温の湯を少量ではあるが得ることができるようにな
る。また、全体の湯が最低限必要と思われる湯温に達し
た場合には、更に集熱して太陽熱集熱器1を効率良く使
用することができる。
【0014】なお、冬季や曇天日などに第一の貯湯槽2
a内の使用媒体が例えば40℃などの設定温度に達しな
い場合は、補助熱源4で加熱して所望温度にする。
a内の使用媒体が例えば40℃などの設定温度に達しな
い場合は、補助熱源4で加熱して所望温度にする。
【0015】また、貯湯槽2a、2b内の使用熱媒体が
所望温度以上の場合は、出湯温度が所望温度になるよう
に混合用水管11から所定量の冷水が供給されるように
第二の混合弁12を適度に混合させて出湯する。
所望温度以上の場合は、出湯温度が所望温度になるよう
に混合用水管11から所定量の冷水が供給されるように
第二の混合弁12を適度に混合させて出湯する。
【0016】なお、上記実施例では、貯湯槽を二つ設け
る場合について述べたが、太陽熱集熱器1を複数設け
て、第二の貯湯槽を複数設けるようにしてもよい。この
場合、第二の貯湯槽2b内の熱交換器3bと直列に接続
した熱交換器3bと直列に接続した熱交換器を設ければ
よい。
る場合について述べたが、太陽熱集熱器1を複数設け
て、第二の貯湯槽を複数設けるようにしてもよい。この
場合、第二の貯湯槽2b内の熱交換器3bと直列に接続
した熱交換器3bと直列に接続した熱交換器を設ければ
よい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る給湯装置に
よれば、第一の貯湯槽に補助熱源を介して出湯する出湯
管を設けるとともに、この出湯管と給水管から分岐して
設けた混合用水管とを混合弁を介して接続し、第一およ
び第二の貯湯槽内の使用熱媒体がそれぞれ設定温度にな
ったときに、第一の貯湯槽内の使用熱媒体が第二の設定
温度になるように熱媒体でさらに加熱し、この第一の貯
湯槽内の使用熱媒体が第二の設定温度になったときに第
二の貯湯槽内の使用熱媒体が第二の設定温度になるよう
にさらに加熱することから、比較的簡単な回路構成で、
貯湯槽内の使用熱媒体を早期に設定温度まで沸き上げる
ことができ、特に第一の貯湯槽内の使用熱媒体は早期に
設定温度まで沸き上げることができ、仮に第一の貯湯槽
内の使用熱媒体が設定温度に沸き上がらなかった場合
は、補助熱源で所望温度まで加熱して出湯することがで
きる。また、第一および第二の貯湯槽内の使用熱媒体が
設定温度以上に沸き上がった場合は、給水管の水と混合
して所望温度まで下げて出湯することができる。したが
って、常に使用者の所望温度の湯を出湯することがで
き、主たる熱源として太陽熱集熱器を用いるものでも、
すこぶる使い勝手のよい給湯装置となる。
よれば、第一の貯湯槽に補助熱源を介して出湯する出湯
管を設けるとともに、この出湯管と給水管から分岐して
設けた混合用水管とを混合弁を介して接続し、第一およ
び第二の貯湯槽内の使用熱媒体がそれぞれ設定温度にな
ったときに、第一の貯湯槽内の使用熱媒体が第二の設定
温度になるように熱媒体でさらに加熱し、この第一の貯
湯槽内の使用熱媒体が第二の設定温度になったときに第
二の貯湯槽内の使用熱媒体が第二の設定温度になるよう
にさらに加熱することから、比較的簡単な回路構成で、
貯湯槽内の使用熱媒体を早期に設定温度まで沸き上げる
ことができ、特に第一の貯湯槽内の使用熱媒体は早期に
設定温度まで沸き上げることができ、仮に第一の貯湯槽
内の使用熱媒体が設定温度に沸き上がらなかった場合
は、補助熱源で所望温度まで加熱して出湯することがで
きる。また、第一および第二の貯湯槽内の使用熱媒体が
設定温度以上に沸き上がった場合は、給水管の水と混合
して所望温度まで下げて出湯することができる。したが
って、常に使用者の所望温度の湯を出湯することがで
き、主たる熱源として太陽熱集熱器を用いるものでも、
すこぶる使い勝手のよい給湯装置となる。
【図1】本発明に係る給湯装置の一実施例を示す概略構
成図である。
成図である。
【図2】本発明に係る給湯装置の他の実施例を示す図で
ある。
ある。
【図3】従来の給湯装置を示す図である。
1・・・太陽熱集熱器、2a・・・第一の貯湯槽、2b
・・・第二の貯湯槽、3a・・・第一の熱交換器、3b
・・・第二の熱交換器、4・・・補助熱源、8・・・給
水管、10・・・出湯管、11・・・混合用水管、12
・・・混合弁。
・・・第二の貯湯槽、3a・・・第一の熱交換器、3b
・・・第二の熱交換器、4・・・補助熱源、8・・・給
水管、10・・・出湯管、11・・・混合用水管、12
・・・混合弁。
Claims (1)
- 【請求項1】 太陽熱を吸収して熱媒体を加熱する太陽
熱集熱器と、この熱媒体で第一の貯湯槽内の使用熱媒体
を加熱する第一の熱交換器と、この第一の貯湯槽内の使
用熱媒体が設定温度になったときに第二の貯湯槽内の使
用熱媒体を加熱する第二の熱交換器とを設け、前記第二
の貯湯槽に給水管を接続するとともに、前記第二の貯湯
槽の出湯口と前記第一の貯湯槽の入水口を接続した給湯
装置において、前記第一の貯湯槽に補助熱源を介して出
湯する出湯管を設けるとともに、この出湯管と前記給水
管から分岐して設けた混合用水管とを混合弁を介して接
続し、前記第一および第二の貯湯槽内の使用熱媒体がそ
れぞれ設定温度になったときに、第一の貯湯槽内の使用
熱媒体が第二の設定温度になるように前記熱媒体でさら
に加熱し、この第一の貯湯槽内の使用熱媒体が第二の設
定温度になったときに第二の貯湯槽内の使用熱媒体が第
二の設定温度になるようにさらに加熱することを特徴と
する給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289775A JP2859006B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289775A JP2859006B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 給湯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126413A JPH05126413A (ja) | 1993-05-21 |
JP2859006B2 true JP2859006B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=17747604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3289775A Expired - Fee Related JP2859006B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 給湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859006B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101900424A (zh) * | 2010-08-18 | 2010-12-01 | 高振杰 | 太阳能集中热水分户承压使用系统 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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