JP2002372302A - 太陽熱給湯システム - Google Patents
太陽熱給湯システムInfo
- Publication number
- JP2002372302A JP2002372302A JP2001181176A JP2001181176A JP2002372302A JP 2002372302 A JP2002372302 A JP 2002372302A JP 2001181176 A JP2001181176 A JP 2001181176A JP 2001181176 A JP2001181176 A JP 2001181176A JP 2002372302 A JP2002372302 A JP 2002372302A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- hot water
- heat exchanger
- water supply
- solar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、太陽熱を利用した給湯システムに
おいて、冬季の水温の低いときや、日照時間が少ない日
でも、短時間で必要な量を給湯できる太陽熱給湯システ
ムを提供するものである。 【解決手段】 貯湯タンク１内の上部槽３に上部熱交換
器５を設置すると共に、その下部槽４に下部熱交換器６
を設置し、下部槽４に設けたタンク給水受入口７を介し
て該下部槽４及び上部槽３に給水し、上部槽３に設けた
タンク給湯出口８を介して上部槽３及び下部槽４の湯を
給湯し、太陽熱集熱器９で加熱された熱媒を下部熱交換
器５、６及び太陽熱集熱器９間を循環パイプ１１で循環
させると共に、電動三方弁１２で該熱媒を上部熱交換器
５と下部熱交換器６とに選択的に循環する。
おいて、冬季の水温の低いときや、日照時間が少ない日
でも、短時間で必要な量を給湯できる太陽熱給湯システ
ムを提供するものである。 【解決手段】 貯湯タンク１内の上部槽３に上部熱交換
器５を設置すると共に、その下部槽４に下部熱交換器６
を設置し、下部槽４に設けたタンク給水受入口７を介し
て該下部槽４及び上部槽３に給水し、上部槽３に設けた
タンク給湯出口８を介して上部槽３及び下部槽４の湯を
給湯し、太陽熱集熱器９で加熱された熱媒を下部熱交換
器５、６及び太陽熱集熱器９間を循環パイプ１１で循環
させると共に、電動三方弁１２で該熱媒を上部熱交換器
５と下部熱交換器６とに選択的に循環する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱を利用した
給湯システムに関するものである。詳しくは冬季の水温
の低いときや、日照時間が少ない日でも、短時間で必要
な量を給湯できる太陽熱給湯システムに関する。
給湯システムに関するものである。詳しくは冬季の水温
の低いときや、日照時間が少ない日でも、短時間で必要
な量を給湯できる太陽熱給湯システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、太陽熱を集熱する集熱器の熱で加
熱された熱媒を貯湯タンク内に設置した熱交換器に送り
該熱交換器と接する貯湯タンク内の水を温め、必要に応
じて給湯する、という太陽熱給湯システムがあった。
熱された熱媒を貯湯タンク内に設置した熱交換器に送り
該熱交換器と接する貯湯タンク内の水を温め、必要に応
じて給湯する、という太陽熱給湯システムがあった。
【０００３】しかし、この種の太陽熱を利用した給湯シ
ステムは、太陽熱エネルギ−を利用するため季節によっ
て又はその日の天候によって集熱器で受光される該太陽
熱エネルギ−の量が大きく変化する。従って貯湯タンク
内の水の加熱温度が十分に上昇しない場合があるという
問題があった。この問題を解決するための一つの方法と
して、貯湯タンクを細分化し該細分化された夫々の貯湯
タンクに熱交換器を設置し、集熱器の熱で加熱された熱
媒を電動三方弁で制御しながら各熱交換器におくり、該
細分化された貯湯タンクを交互に使用して給湯するとい
う技術があった。また、独立した二つタンクの夫々に熱
交換器を設け一つの集熱器で加熱された熱媒を該熱交換
器に選択的に送り込み、夫々の貯湯タンクからは用途に
応じた給湯がなされるという従来技術もあった。
ステムは、太陽熱エネルギ−を利用するため季節によっ
て又はその日の天候によって集熱器で受光される該太陽
熱エネルギ−の量が大きく変化する。従って貯湯タンク
内の水の加熱温度が十分に上昇しない場合があるという
問題があった。この問題を解決するための一つの方法と
して、貯湯タンクを細分化し該細分化された夫々の貯湯
タンクに熱交換器を設置し、集熱器の熱で加熱された熱
媒を電動三方弁で制御しながら各熱交換器におくり、該
細分化された貯湯タンクを交互に使用して給湯するとい
う技術があった。また、独立した二つタンクの夫々に熱
交換器を設け一つの集熱器で加熱された熱媒を該熱交換
器に選択的に送り込み、夫々の貯湯タンクからは用途に
応じた給湯がなされるという従来技術もあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の太陽熱を利
用した給湯システムは、細分化された貯湯タンクや独立
した貯湯タンクのそれぞれに給水口及び給湯口を設けね
ばならず、全体の構成が複雑で故障し易いという問題が
あり、また、これら従来の給湯システムは一つのタンク
内においては、タンク内の水全体をその内部に設置され
た熱交換器で同時に均一に暖めることを目的としていた
ので、大容量のタンク内の水を温めるときや太陽の日照
条件の悪いとき等は、必要温度の温水を得るのに時間が
かかり、急ぐ場合、給湯が間に合わない、という問題が
あった。本発明の太陽熱給湯システムはこれらの問題点
を解決し、短時間で必要温度の温水の給湯ができる太陽
熱給湯システムを提供せんとするものである。
用した給湯システムは、細分化された貯湯タンクや独立
した貯湯タンクのそれぞれに給水口及び給湯口を設けね
ばならず、全体の構成が複雑で故障し易いという問題が
あり、また、これら従来の給湯システムは一つのタンク
内においては、タンク内の水全体をその内部に設置され
た熱交換器で同時に均一に暖めることを目的としていた
ので、大容量のタンク内の水を温めるときや太陽の日照
条件の悪いとき等は、必要温度の温水を得るのに時間が
かかり、急ぐ場合、給湯が間に合わない、という問題が
あった。本発明の太陽熱給湯システムはこれらの問題点
を解決し、短時間で必要温度の温水の給湯ができる太陽
熱給湯システムを提供せんとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の太陽熱
給湯システムにあっては、貯湯タンク内の上部槽に上部
熱交換器を設置すると共に、その下部槽に下部熱交換器
を設置し、下部槽に設けたタンク給水受入口を介して該
下部槽及び上部槽に給水し、上部槽に設けたタンク給湯
出口を介して上部槽及び下部槽の湯を給湯し、太陽熱集
熱器で加熱された熱媒を上部熱交換器、下部熱交換器及
び太陽熱集熱器間に循環ポンプ及び循環パイプで循環さ
せると共に、該循環経路に設けた電動三方弁で該熱媒を
上部熱交換器と下部熱交換器とに選択的に循環できるよ
うにしたことを特徴としている。このように構成するこ
とにより一つの貯湯タンクで複数の貯湯タンクを設けた
と同様の機能を有するにもかかわらず、上部槽と下部槽
とは一つの貯湯タンク内で直列的に配置されているの
で、一つのタンク給水受入口と一つタンク給湯出口と
で、上部槽及び下部槽への給水及び、上部槽及び下部槽
からの給湯ができるのである。
給湯システムにあっては、貯湯タンク内の上部槽に上部
熱交換器を設置すると共に、その下部槽に下部熱交換器
を設置し、下部槽に設けたタンク給水受入口を介して該
下部槽及び上部槽に給水し、上部槽に設けたタンク給湯
出口を介して上部槽及び下部槽の湯を給湯し、太陽熱集
熱器で加熱された熱媒を上部熱交換器、下部熱交換器及
び太陽熱集熱器間に循環ポンプ及び循環パイプで循環さ
せると共に、該循環経路に設けた電動三方弁で該熱媒を
上部熱交換器と下部熱交換器とに選択的に循環できるよ
うにしたことを特徴としている。このように構成するこ
とにより一つの貯湯タンクで複数の貯湯タンクを設けた
と同様の機能を有するにもかかわらず、上部槽と下部槽
とは一つの貯湯タンク内で直列的に配置されているの
で、一つのタンク給水受入口と一つタンク給湯出口と
で、上部槽及び下部槽への給水及び、上部槽及び下部槽
からの給湯ができるのである。
【０００６】請求項２に記載の太陽熱給湯システムは、
請求項１に記載した太陽熱給湯システムにおいて、貯湯
タンクを、流通自在な開口部を有する仕切板で仕切って
上部槽と下部槽とに区分けしたことを特徴としている。
この結果上部熱交換器に熱媒を流しているとき、上部槽
の水と下部槽４のとはそれらの水温差による比重の差に
加え該仕切板の存在によって混ざりにくく上部槽の水が
効率よく短時間で希望する水温まで加熱されるのであ
る。
請求項１に記載した太陽熱給湯システムにおいて、貯湯
タンクを、流通自在な開口部を有する仕切板で仕切って
上部槽と下部槽とに区分けしたことを特徴としている。
この結果上部熱交換器に熱媒を流しているとき、上部槽
の水と下部槽４のとはそれらの水温差による比重の差に
加え該仕切板の存在によって混ざりにくく上部槽の水が
効率よく短時間で希望する水温まで加熱されるのであ
る。
【０００７】請求項３に記載の太陽熱給湯システムは、
請求項１に記載した太陽熱給湯システムにおいて、上部
槽に設置した上部熱交換器で該上部槽内の水を一定温度
以上に加熱した後に、電動三方弁を切り替えて下部槽に
設置した下部熱交換器で該下部槽内の水の加熱を開始す
ることを特徴としている。この構成のため今すぐ必要と
される上部槽の水が集中的に加熱され貯湯タンク内の水
全体が適温に加熱されていないときでも、上部槽内の水
は適温に加熱されているので、短時間で給湯要求に応じ
ることができるのである。
請求項１に記載した太陽熱給湯システムにおいて、上部
槽に設置した上部熱交換器で該上部槽内の水を一定温度
以上に加熱した後に、電動三方弁を切り替えて下部槽に
設置した下部熱交換器で該下部槽内の水の加熱を開始す
ることを特徴としている。この構成のため今すぐ必要と
される上部槽の水が集中的に加熱され貯湯タンク内の水
全体が適温に加熱されていないときでも、上部槽内の水
は適温に加熱されているので、短時間で給湯要求に応じ
ることができるのである。
【０００８】請求項４に記載の太陽熱給湯システムは、
請求項２に記載した太陽熱給湯システムにおいて、仕切
板上に上部熱交換器を設置したことを特徴としている。
このため上部熱交換器を貯湯タンク内に容易に安定して
設置できる。
請求項２に記載した太陽熱給湯システムにおいて、仕切
板上に上部熱交換器を設置したことを特徴としている。
このため上部熱交換器を貯湯タンク内に容易に安定して
設置できる。
【０００９】請求項５に記載の太陽熱給湯システムは、
請求項２に記載した太陽熱給湯システムにおいて、下部
槽に膨張タンクを設置したことを特徴としている。この
ため、貯湯タンク内の水の加熱による体積膨張を該膨張
タンクがよく吸収するのは勿論のこと上部槽内の水温よ
りも常に低い下部槽内の水温の水の中に膨張タンクが設
置されているので、該膨張タンクは穏やかな膨張収縮を
行うのである。
請求項２に記載した太陽熱給湯システムにおいて、下部
槽に膨張タンクを設置したことを特徴としている。この
ため、貯湯タンク内の水の加熱による体積膨張を該膨張
タンクがよく吸収するのは勿論のこと上部槽内の水温よ
りも常に低い下部槽内の水温の水の中に膨張タンクが設
置されているので、該膨張タンクは穏やかな膨張収縮を
行うのである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面に基づいて説明する。図１は本発明の
太陽熱給湯システムを示す概念図である。図において、
１は貯湯タンクである。該貯湯タンク１は実施例におい
ては容量３００リットルである。該貯湯タンク１は内部
の水が流通自在となった開口部１４を有する仕切板２で
区分けされて、その上下に２００リットルの上部槽３と
１００リットルの下部槽４とが形成されている。仕切板
２上には上部熱交換器５を設置され、下部槽４に下部熱
交換器６が設置されている。仕切板２の下方の下部槽４
内に膨張タンク１３が設けられている。９は太陽熱を集
熱する太陽熱集熱器であり、該太陽熱集熱器９で集めら
れた太陽熱を利用して熱媒が加熱される。熱媒は例えば
エチレングリコ−ルを使用する。１０は循環ポンプ、１
１は循環パイプ、１２は該循環パイプ１１の循環経路に
設けた電動三方弁１２である。熱媒は循環ポンプ１０に
よって往路の循環パイプ１１に送られ、太陽熱集熱器９
で加熱された後復路の循環パイプ１１、電動三方弁１２
に送られる。初期段階では該電動三方弁１２が熱媒を上
部熱交換器５に送り貯湯タンク１の上部槽３内の水を予
め設定された温度になるまで加熱する。この温度は風呂
張り湯温の場合は約４５℃である。上部熱交換器５を出
た熱媒は低温状態で循環ポンプ１０に戻され一巡するの
である。上部槽３内の水が設定された温度にまで加熱さ
れると、後述のサ−ミスタ−２１が働き電動三方弁１２
が該熱媒を下部熱交換器６に送る。その結果下部槽４内
の水（低温水を含む）を給湯のための余裕分として加熱
する。下部熱交換器６を出た熱媒は低温状態で循環ポン
プ１０に戻され一巡する。かくして日射減運転停止まで
下部熱交換器６によって貯湯タンク１内の全体の水
（湯）が温められる。
態について、図面に基づいて説明する。図１は本発明の
太陽熱給湯システムを示す概念図である。図において、
１は貯湯タンクである。該貯湯タンク１は実施例におい
ては容量３００リットルである。該貯湯タンク１は内部
の水が流通自在となった開口部１４を有する仕切板２で
区分けされて、その上下に２００リットルの上部槽３と
１００リットルの下部槽４とが形成されている。仕切板
２上には上部熱交換器５を設置され、下部槽４に下部熱
交換器６が設置されている。仕切板２の下方の下部槽４
内に膨張タンク１３が設けられている。９は太陽熱を集
熱する太陽熱集熱器であり、該太陽熱集熱器９で集めら
れた太陽熱を利用して熱媒が加熱される。熱媒は例えば
エチレングリコ−ルを使用する。１０は循環ポンプ、１
１は循環パイプ、１２は該循環パイプ１１の循環経路に
設けた電動三方弁１２である。熱媒は循環ポンプ１０に
よって往路の循環パイプ１１に送られ、太陽熱集熱器９
で加熱された後復路の循環パイプ１１、電動三方弁１２
に送られる。初期段階では該電動三方弁１２が熱媒を上
部熱交換器５に送り貯湯タンク１の上部槽３内の水を予
め設定された温度になるまで加熱する。この温度は風呂
張り湯温の場合は約４５℃である。上部熱交換器５を出
た熱媒は低温状態で循環ポンプ１０に戻され一巡するの
である。上部槽３内の水が設定された温度にまで加熱さ
れると、後述のサ−ミスタ−２１が働き電動三方弁１２
が該熱媒を下部熱交換器６に送る。その結果下部槽４内
の水（低温水を含む）を給湯のための余裕分として加熱
する。下部熱交換器６を出た熱媒は低温状態で循環ポン
プ１０に戻され一巡する。かくして日射減運転停止まで
下部熱交換器６によって貯湯タンク１内の全体の水
（湯）が温められる。
【００１１】７は貯湯タンク１の底面部に設けたタンク
給水受入口、８は貯湯タンク１の頂面部に設けたタンク
給湯出口、１５は給水パイプ、１６は給湯パイプ、１７
はタンク給水受入口７と給水パイプ１５とを連結する補
助パイプ、該補助パイプ１７と給水パイプ１５との結合
部に弁１８が設けられ、該弁１８と給水パイプ１５の基
点である給水口１９との間に減圧弁２０が設けられてい
る。減圧弁２０は該給水口１９に送り込まれる水道圧を
減圧する。給水パイプ１５の先端にはミキシング弁２２
が設けられ、該ミキシング弁２２と前記タンク給湯出口
８との間に補助パイプ２３が連結される。該補助パイプ
２３の中間には逃し弁２４が設けられており該逃し弁２
４は貯湯タンク１内に異常圧力が生じた場合内部のお湯
又は水蒸気を逃しこの異常圧力を下げる。給湯パイプ１
６の先端は前記ミキシング弁を介して前記補助パイプ２
３に連結されており、該給湯パイプ１６の下端である給
湯口２５と前記ミキシング弁２２との間に前記サ−ミス
タ２１が設けられている。該ミキシング弁２２が閉じら
れているときは貯湯タンク１内の暖められたお湯はタン
ク給湯出口８、補助パイプ２３、逃し弁２４、補助パイ
プ２３、ミキシング弁２２を流れ給湯パイプ１６に直接
流される。正常状態で給湯されるときは、お湯が逃し弁
２４から外部に流れ出ることはない。また該お湯に給水
パイプ１５の水を加える必要がないときは該ミキシング
弁２２は給水パイプ１５と給湯パイプ１６との間を閉じ
たままである。このとき前記サ−ミスタ−２１がお湯の
温度を検知し、所定の温度に加熱されていれば、前記電
動三方弁１２に信号を送り該電動三方弁１２を切り替え
て熱媒の流れを上部熱交換器５から下部熱交換器６へと
切り替えるのである。給湯パイプ１６内のお湯の温度を
下げたいときは適切な図外信号手段でミキシング弁２２
を開いて給水パイプ１５から冷たい水を給湯パイプ１６
に送り込むのである。なお、２６はドレインパイプであ
る。
給水受入口、８は貯湯タンク１の頂面部に設けたタンク
給湯出口、１５は給水パイプ、１６は給湯パイプ、１７
はタンク給水受入口７と給水パイプ１５とを連結する補
助パイプ、該補助パイプ１７と給水パイプ１５との結合
部に弁１８が設けられ、該弁１８と給水パイプ１５の基
点である給水口１９との間に減圧弁２０が設けられてい
る。減圧弁２０は該給水口１９に送り込まれる水道圧を
減圧する。給水パイプ１５の先端にはミキシング弁２２
が設けられ、該ミキシング弁２２と前記タンク給湯出口
８との間に補助パイプ２３が連結される。該補助パイプ
２３の中間には逃し弁２４が設けられており該逃し弁２
４は貯湯タンク１内に異常圧力が生じた場合内部のお湯
又は水蒸気を逃しこの異常圧力を下げる。給湯パイプ１
６の先端は前記ミキシング弁を介して前記補助パイプ２
３に連結されており、該給湯パイプ１６の下端である給
湯口２５と前記ミキシング弁２２との間に前記サ−ミス
タ２１が設けられている。該ミキシング弁２２が閉じら
れているときは貯湯タンク１内の暖められたお湯はタン
ク給湯出口８、補助パイプ２３、逃し弁２４、補助パイ
プ２３、ミキシング弁２２を流れ給湯パイプ１６に直接
流される。正常状態で給湯されるときは、お湯が逃し弁
２４から外部に流れ出ることはない。また該お湯に給水
パイプ１５の水を加える必要がないときは該ミキシング
弁２２は給水パイプ１５と給湯パイプ１６との間を閉じ
たままである。このとき前記サ−ミスタ−２１がお湯の
温度を検知し、所定の温度に加熱されていれば、前記電
動三方弁１２に信号を送り該電動三方弁１２を切り替え
て熱媒の流れを上部熱交換器５から下部熱交換器６へと
切り替えるのである。給湯パイプ１６内のお湯の温度を
下げたいときは適切な図外信号手段でミキシング弁２２
を開いて給水パイプ１５から冷たい水を給湯パイプ１６
に送り込むのである。なお、２６はドレインパイプであ
る。
【００１２】
【発明の効果】請求項１に記載の太陽熱給湯システムに
あっては、貯湯タンク１内の上部槽３に上部熱交換器５
を設置すると共に、その下部槽４に下部熱交換器６を設
置し、下部槽４に設けたタンク給水受入口７を介して該
下部槽４及び上部槽３に給水し、上部槽３に設けたタン
ク給湯出口８を介して上部槽３及び下部槽４の湯を給湯
し、太陽熱集熱器９で加熱された熱媒を上部熱交換器
５、下部熱交換器６及び太陽熱集熱器９間に循環ポンプ
１０及び循環パイプ１１で循環させると共に、該循環経
路に設けた電動三方弁１２で該熱媒を上部熱交換器５と
下部熱交換器６とに選択的に循環できるようにしたか
ら、上部槽３と下部槽４とは一つの貯湯タンク１内で直
列的に配置されていることとなり、一つの貯湯タンク１
で複数の貯湯タンクを設けたと同様の機能を有するにも
かかわらず、一つのタンク給水受入口７と一つのタンク
給湯出口８とで、上部槽３及び下部槽４への給水及び、
上部槽３及び下部槽４からの給湯ができるのである。
あっては、貯湯タンク１内の上部槽３に上部熱交換器５
を設置すると共に、その下部槽４に下部熱交換器６を設
置し、下部槽４に設けたタンク給水受入口７を介して該
下部槽４及び上部槽３に給水し、上部槽３に設けたタン
ク給湯出口８を介して上部槽３及び下部槽４の湯を給湯
し、太陽熱集熱器９で加熱された熱媒を上部熱交換器
５、下部熱交換器６及び太陽熱集熱器９間に循環ポンプ
１０及び循環パイプ１１で循環させると共に、該循環経
路に設けた電動三方弁１２で該熱媒を上部熱交換器５と
下部熱交換器６とに選択的に循環できるようにしたか
ら、上部槽３と下部槽４とは一つの貯湯タンク１内で直
列的に配置されていることとなり、一つの貯湯タンク１
で複数の貯湯タンクを設けたと同様の機能を有するにも
かかわらず、一つのタンク給水受入口７と一つのタンク
給湯出口８とで、上部槽３及び下部槽４への給水及び、
上部槽３及び下部槽４からの給湯ができるのである。
【００１３】請求項２に記載の太陽熱給湯システムは、
貯湯タンク１を、流通自在な開口部１４を有する仕切板
２で仕切って上部槽３と下部槽４とに区分けしているか
ら、上部熱交換器５に熱媒を流しているとき、上部槽３
の水と下部槽４の水とはそれらの水温差による比重の差
に加え該仕切板２の存在によって混ざりにくく上部槽３
の水が効率よく短時間で希望する水温まで加熱されるの
である。
貯湯タンク１を、流通自在な開口部１４を有する仕切板
２で仕切って上部槽３と下部槽４とに区分けしているか
ら、上部熱交換器５に熱媒を流しているとき、上部槽３
の水と下部槽４の水とはそれらの水温差による比重の差
に加え該仕切板２の存在によって混ざりにくく上部槽３
の水が効率よく短時間で希望する水温まで加熱されるの
である。
【００１４】請求項３に記載の太陽熱給湯システムは、
上部槽３に設置した上部熱交換器５で該上部槽３内の水
を一定温度以上に加熱した後に、電動三方弁１２を切り
替えて下部槽４に設置した下部熱交換器６で該下部槽４
内の水の加熱を開始するようにしたから、今すぐ必要と
される上部槽３の水が集中的に加熱され貯湯タンク１内
の水全体が適温に加熱されていないときでも、上部槽３
内の水は適温に加熱されているので、短時間で給湯要求
に応じることができるのである。
上部槽３に設置した上部熱交換器５で該上部槽３内の水
を一定温度以上に加熱した後に、電動三方弁１２を切り
替えて下部槽４に設置した下部熱交換器６で該下部槽４
内の水の加熱を開始するようにしたから、今すぐ必要と
される上部槽３の水が集中的に加熱され貯湯タンク１内
の水全体が適温に加熱されていないときでも、上部槽３
内の水は適温に加熱されているので、短時間で給湯要求
に応じることができるのである。
【００１５】請求項４に記載の太陽熱給湯システムは、
仕切板２上に上部熱交換器５を設置したから、上部熱交
換器５を貯湯タンク１内に容易に安定して設置できる。
仕切板２上に上部熱交換器５を設置したから、上部熱交
換器５を貯湯タンク１内に容易に安定して設置できる。
【００１６】請求項５に記載の太陽熱給湯システムは、
下部槽４に膨張タンク１３を設置したから、貯湯タンク
１内の水の加熱による体積膨張を該膨張タンク１３がよ
く吸収するのは勿論のこと上部槽３内の水温よりも常に
低い下部槽４内の水温の水の中に膨張タンク１３が設置
されているので、該膨張タンク１３は穏やかな膨張収縮
を行うのである。
下部槽４に膨張タンク１３を設置したから、貯湯タンク
１内の水の加熱による体積膨張を該膨張タンク１３がよ
く吸収するのは勿論のこと上部槽３内の水温よりも常に
低い下部槽４内の水温の水の中に膨張タンク１３が設置
されているので、該膨張タンク１３は穏やかな膨張収縮
を行うのである。
【図１】本発明の太陽熱給湯システムを示す概念図であ
る。
る。
【符号の説明】 １ 貯湯タンク ２ 仕切板 ３ 上部槽 ４ 下部槽 ５ 上部熱交換器 ６ 下部熱交換器 ７ タンク給水受入口 ８ タンク給湯出口 ９ 太陽熱集熱器 １０ 循環ポンプ １１ 循環パイプ １２ 電動三方弁 １３ 膨張タンク １４ 仕切板の開口部 １５ 給水パイプ １６ 給湯パイプ １７ 補助パイプ １８ 弁 １９ 給水口 ２０ 減圧弁 ２１ サ−ミスタ− ２２ ミキシング弁 ２３ 補助パイプ ２４ 逃し弁 ２５ 給湯口 ２６ ドレインパイプ
フロントページの続き (72)発明者 山脇 信二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 貯湯タンク内の上部槽に上部熱交換器を
設置すると共に、その下部槽に下部熱交換器を設置し、
下部槽に設けたタンク給水受入口を介して該下部槽及び
上部槽に給水し、上部槽に設けたタンク給湯出口を介し
て上部槽及び下部槽の湯を給湯し、太陽熱集熱器で加熱
された熱媒を上部熱交換器、下部熱交換器及び太陽熱集
熱器間に循環ポンプ及び循環パイプで循環させると共
に、該循環経路に設けた電動三方弁で該熱媒を上部熱交
換器と下部熱交換器とに選択的に循環できるようにした
ことを特徴とする太陽熱給湯システム。 - 【請求項２】 上記貯湯タンクを、流通自在な開口部を
有する仕切板で仕切って上部槽と下部槽とに区分けした
ことを特徴とする請求項１記載の太陽熱給湯システム。 - 【請求項３】 上記上部槽に設置した上部熱交換器で該
上部槽内の水を一定温度以上に加熱した後に、電動三方
弁を切り替えて下部槽に設置した下部熱交換器で該下部
槽内の水の加熱を開始することを特徴とする請求項１記
載の太陽熱給湯システム。 - 【請求項４】 上記仕切板上に上部熱交換器を設置した
ことを特徴とする請求項２記載の太陽熱給湯システム。 - 【請求項５】 上記下部槽に膨張タンクを設置したこと
を特徴とする請求項２記載の太陽熱給湯システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001181176A JP2002372302A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 太陽熱給湯システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001181176A JP2002372302A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 太陽熱給湯システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002372302A true JP2002372302A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=19021485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001181176A Pending JP2002372302A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 太陽熱給湯システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002372302A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100820554B1 (ko) * | 2007-05-09 | 2008-04-08 | 고건진 | 팽창탱크 기능을 갖는 열 교환기가 구비된 축열탱크 |
| KR100921907B1 (ko) * | 2008-03-24 | 2009-10-16 | 주식회사 쏠라우스 | 태양열을 이용한 난방 및 급탕용 보일러시스템 |
| KR100964885B1 (ko) | 2008-07-14 | 2010-06-23 | 주식회사 에이팩 | 가정용 태양열 축열조 |
| US8037931B2 (en) * | 2008-08-07 | 2011-10-18 | Krassimire Mihaylov Penev | Hybrid water heating system |
| KR101466789B1 (ko) * | 2013-07-26 | 2014-11-28 | 우석대학교 산학협력단 | 온수용 태양열 집열기 |
| CN114543210A (zh) * | 2022-01-20 | 2022-05-27 | 山东金智成建设有限公司 | 一种新型暖通空调的冷热交换系统 |
-
2001
- 2001-06-15 JP JP2001181176A patent/JP2002372302A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100820554B1 (ko) * | 2007-05-09 | 2008-04-08 | 고건진 | 팽창탱크 기능을 갖는 열 교환기가 구비된 축열탱크 |
| KR100921907B1 (ko) * | 2008-03-24 | 2009-10-16 | 주식회사 쏠라우스 | 태양열을 이용한 난방 및 급탕용 보일러시스템 |
| KR100964885B1 (ko) | 2008-07-14 | 2010-06-23 | 주식회사 에이팩 | 가정용 태양열 축열조 |
| US8037931B2 (en) * | 2008-08-07 | 2011-10-18 | Krassimire Mihaylov Penev | Hybrid water heating system |
| KR101466789B1 (ko) * | 2013-07-26 | 2014-11-28 | 우석대학교 산학협력단 | 온수용 태양열 집열기 |
| CN114543210A (zh) * | 2022-01-20 | 2022-05-27 | 山东金智成建设有限公司 | 一种新型暖通空调的冷热交换系统 |
| CN114543210B (zh) * | 2022-01-20 | 2024-05-14 | 山东金智成建设有限公司 | 一种暖通空调的冷热交换系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0894190A (ja) | 太陽熱利用蓄熱装置、及び該装置を含む給湯システム | |
| JP3811682B2 (ja) | ヒートポンプ式給湯暖房機 | |
| JP4215699B2 (ja) | ヒートポンプ式給湯暖房装置 | |
| JP2002372302A (ja) | 太陽熱給湯システム | |
| JPH07117290B2 (ja) | 給湯装置 | |
| JPS628695B2 (ja) | ||
| JP3967883B2 (ja) | 風呂回路又は吸熱回路の凍結防止装置 | |
| JP2859006B2 (ja) | 給湯装置 | |
| JP2006105546A (ja) | 太陽光発電パネルを利用した貯湯式給湯装置 | |
| JPH0740926Y2 (ja) | 給湯装置 | |
| JPH06221673A (ja) | ヒートポンプ式給湯装置 | |
| JP2002364912A (ja) | 多機能給湯装置 | |
| JP3908609B2 (ja) | 貯湯式給湯暖房装置 | |
| JPS6091155A (ja) | 給湯装置 | |
| JP2002048407A (ja) | ハイブリッド型電気温水器 | |
| JPH10141137A (ja) | 熱電併給システム | |
| JP2002162116A (ja) | 給湯装置 | |
| JP2534583Y2 (ja) | 電気温水器 | |
| JP2501725B2 (ja) | 太陽熱を利用した温水供給システム | |
| CN2484523Y (zh) | 电热水器 | |
| JP2001004230A (ja) | 太陽熱利用蓄熱装置 | |
| JP2006153410A (ja) | 貯湯式給湯暖房装置 | |
| JPS6410739B2 (ja) | ||
| JP3934871B2 (ja) | 屋外設置型給湯暖房装置 | |
| JP2543495Y2 (ja) | 電気温水器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070222 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080118 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080129 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080603 |