JP2858060B2 - 入庫方向自動修正方法及び該入庫方向自動修正方法に用いる入庫方向自動修正装置 - Google Patents

入庫方向自動修正方法及び該入庫方向自動修正方法に用いる入庫方向自動修正装置

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JP2858060B2 JP10182692A JP10182692A JP2858060B2 JP 2858060 B2 JP2858060 B2 JP 2858060B2 JP 10182692 A JP10182692 A JP 10182692A JP 10182692 A JP10182692 A JP 10182692A JP 2858060 B2 JP2858060 B2 JP 2858060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体駐車装置に設けられ
た入・出庫口に通じる入・出庫路に入場した入庫希望の
自動車を、該入・出庫口の開口方向と同方向に自動的に
指向なさしめる、入庫方向自動修正方法及び該入庫方向
自動修正方法の実施に用いる入庫方向自動修正装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来は狭い敷地に極力多数の台数の自動
車を駐車させるため、敷地の大部分は、立体駐車装置を
構成し、駐車する自動車が収容される建屋部の立設用に
振りむけられている。このため、立体駐車装置の正面に
位置する残余の入・出庫路用敷地は間口は該建屋部と略
同等であるものの、奥行は入庫希望の一台分の自動車の
車長相当に、該自動車を若干のハンドル操作にて進行方
向を僅かだけ変更可能なだけの若干の付加長さが加わっ
ているにすぎない。かかる残余の敷地に、入庫希望の自
動車を道路側から立体駐車装置に前進動させるとともに
若干のハンドル操作にて入・出庫口と対面なさしめた
後、前進動させて、立体駐車装置に入庫させるものであ
る。
【0003】
【発明が解決使用とする課題】しかるに前述した従来の
敷地割当となっている入・出庫路用敷地においては、進
行方向を変更しながら前進動と後退動を繰り返しての充
分な入庫方向修正ハンドル操作をすることが出来ない。
このため、入・出庫路用敷地に入場する入庫希望の自動
車は、少なくとも常に前記入・出庫口に対し、直進に近
い状態で道路側から前進動することを要請される。しか
し、立体駐車装置の立地条件、道路状態、運転者の熟練
度、気象条件等により前記入庫待機用敷地に入場してく
る自動車の進行方向が立体駐車装置に設けてある入・出
庫口の開口方向とのズレが大となることが頻繁にある。
この結果、入・出庫用敷地に入場してくる入庫希望の自
動車は、他の自動車、立体駐車装置構成部材との接触の
危険をおかしつつ無理な状態での入庫方向修正ハンドル
操作を実施することを余儀なくされ、円滑な立体駐車装
置への入・出庫をすることが不可能であった。
【0004】本発明は前記した事情に鑑みて創作したも
のであって、入・出庫路用敷地に如何なる進行方向にて
入庫希望の自動車が入場しても、ハンドル操作なしで該
入庫希望の自動車の進行方向を自動的に立体駐車装置に
設けられた入・出庫口に直進移動可能な状態とする入庫
方向自動修正方法、及び、該入庫方向自動修正方法の実
施に用いる入庫方向自動修正装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項(1)と請求項(2)の発明が講じた解決
手段は以下の如くである。立体駐車装置に設けられた入
・出庫口に通じる入・出庫路に対し直角な方向の一方向
若しくは他方向を別個独立に横行する一対の搬送手段そ
れぞれに自動車の前輪を含む車体前部と後輪を含む車体
後部を搭載する。また、前記入・出庫路上に自動車の車
体前部の左右位置との距離を計測するとともに該左右位
置の互いの距離差を検知し、該距離差に基づき、車体の
振れている方向を察知する手段を設ける。そして、該車
体の振れている方向にかかる情報に基づき、前記一対の
搬送手段を、それぞれ別個独立に所定方向に一定時間横
行動作なさしめて、前記車体の振れを解消し、入庫希望
の自動車の車体を、前記入・出庫口と対面なさしめるよ
うにしたものである。
【0006】具体的には、請求項(1)の発明では、入
・出庫口近傍の適宜位置から入・出庫路上に入場した自
動車の車体前部の左右部位とのそれぞれの距離、距離差
及び車体前部が振れている方向を検知するステップ1
と、前記距離差を検知しながら、前輪を含む車体前部を
該車体前部が振れている方向と反対方向に横行させる一
方、後輪を含む車体後部を前記車体前部が振れている方
向に横行させ車体の振れを修正して入庫方向への指向動
作を実行するステップ2と、前記距離差が消失したと検
知すると、入庫方向への指向動作を停止するステップ3
と、からなる入庫方向自動修正方法としたものである。
【0007】また、請求項(2)の発明では、入・出庫
路で且つ該入・出庫路中心に対し略対称な位置に配設さ
れた少なくとも一対の距離比較検知手段と、一対のその
距離比較検知手段と対面するとともに該入・出庫路を横
断して横一線に配設された搬送手段と、その搬送手段と
連動連結され、一対の前記距離比較検知手段の距離比較
検知情報に応動して動作する側を適宜変更して該搬送手
段の搬送方向を転換なさしめる車体前部横行動作用駆動
装置と、からなる車体前部横行搬送手段と、その車体前
部横行搬送手段に沿った隣接位置に横一直線に配設され
た搬送手段と、該搬送手段と連動連結され、一対の距離
比較検知手段の距離比較検知情報に応動して前記車体前
部横行動作用駆動装置とは独立して動作する側を適宜変
更して該搬送手段の搬送方向を転換なさしめる車体後部
横行動作用駆動装置と、からなる車体後部横行搬送手段
と、から構成される入庫方向自動修正方法の実施に用い
る入庫方向自動修正装置としたものである。
【0008】
【作用】請求項(1)及び請求項(2)の発明の構成に
より、立体駐車装置に設けられた入・出庫口の正面に位
置する入・出庫路に入庫希望の自動車が入場してくる
と、一対の距離比較検知手段を検知動作させ、入・出庫
口近傍の適宜位置と該自動車の車体前部の左右部位それ
ぞれの間の距離を検知する。この距離検知により距離差
があり車体前部がいずれか一方に振れていると検知され
ると、自動車の前輪を搭載する車体前部横行搬送手段を
振れている方向と反対方向に横行動なさしめる一方、自
動車の後輪を搭載する車体後部横行搬送手段を振れてい
る方向に横行動なさしめる。すると車体前部は次第に前
記振れを減じ、これと呼応して前記入・出庫口近傍の適
宜位置と該車体前部の左右部位それぞれの間の距離差が
縮小し、終には、該距離差が消滅する。この時、距離比
較検知手段からの信号により前記車体前部横行手段と前
記車体後部横行手段それぞれの所定方向への横行動作を
停止すると、入・出庫路に入場した入庫希望の自動車の
車体は前記入・出庫口の開口方向と一致する状態とな
る。
【0009】
【実施例】つぎに図面を参照しながら、請求項(1)及
び請求(2)の発明の好適な実施例を説明する。図1は
入庫方向自動修正装置の一例を上方からみた場合を示
し、図2は同入庫方向自動修正装置を一部を切断して側
方からみた場合を示し、図3は距離比較検知手段の構成
の一例を示し、図4は車体後部搭載コンベア機構の構成
を上方からみた場合を示し、図5は該車体後部搭載コン
ベア機構を構成する駆動ドラムと車体後部用駆動モ−タ
との連動連結の状態の一例を示し、図6は入庫方向を自
動的に修正する手順を示したものである。
【0010】図1及び図3に示すように、1は距離比較
検知手段の一例である超音波距離比較検知手段であっ
て、超音波発信部3とコ−ド接続端子5をそれぞれ備え
る一対の超音波式変位センサ7と、コ−ドを介して該コ
−ド接続端子5と接続されたセンサヘッド接続端子を備
えるアンプユニット9と、該アンプユニット9とコ−ド
を介して連結されたCPUユニット11と、から構成さ
れている。尚、12は該CPUユニット11と前記アン
プユニット9を収納した制御ボックスである。そして、
前記一対の超音波式変位センサ7それぞれは図1に示す
ように、入・出庫路13の入・出庫路中央線15に対し
対称な位置に配設され、入・出庫路13に入場してくる
自動車17の車体前部19に対し超音波を発射し、その
音波が該車体前部19から反射波として戻ってくるまで
の時間をそれぞれ計測することにより、一対のそれぞれ
の超音波式変位センサ7と該車体前部19との距離を測
定するとともに、距離差をも検知するようにしたもので
ある。図1及び図2、図4、図5に参考として示すよう
に、21は車体前部横行搬送手段の一例である車体前部
搭載コンベア機構であって、一対の超音波式変位センサ
7と対面し、且つ、前記入・出庫路13を横断して略立
体駐車装置23の建屋25の正面に沿って配設されたコ
ンベアベルト27と、適宜な張力を付与して前記建屋2
5に向かって該コンベアベルト27の右端の内側に圧接
されるとともに上位設置地下地面28上に立設されたエ
ンドドラム用支持脚29により回動可能に支持されたエ
ンドドラム31と、前記コンベアベルト27の左端の内
側に圧接されるとともに下位設置地下地面32上に立設
された駆動ドラム用支持脚30により回動可能に支持さ
れた駆動ドラム33と、該駆動ドラム33の下方位置で
あって、前記駆動ドラム用支持脚30の内側面30aに
取付られた逆L字形支持台35上に載置され、策体37
を介して前記駆動ドラム33と連結される車体前部用駆
動モ−タ39とから構成されている。また、図1、図
2、図4及び図5に示すように、41は車体後部横行搬
送手段の一例である、前記車体前部搭載コンベア機構2
1に沿った隣接する位置に配設された車体後部搭載コン
ベア機構であって、前記したと同一のコンベアベルト2
7と、前記したとは正反対に前記建屋部25に向かって
該コンベアベルト27の右端の内側に圧接されるととも
に前記したと同様に回動可能に支持された駆動ドラム3
3と、該コンベアベルト27の左端の内側に圧接される
とともに前記したと同様にして回動可能に支持されたエ
ンドドラム31と、該駆動ドラム33の下方位置に前記
したと同様にして設けられた車体後部用駆動モ−タ43
と、から構成されている。尚、図1に示すように、前輪
45、後輪47が直接接する前記したコンベアベルト2
7の上面27aは、図2に示すように、前記入・出庫路
13上とは前記した自動車17がスム−ズに移動可能と
なすべく同一高さレベルとなっている。図3に示すよう
に、前記車体前部搭載コンベア機構21を構成する前記
車体前部用駆動モ−タ39と前記車体後部搭載コンベア
機構41を構成する前記車体後部用駆動モ−タ43はそ
れぞれ前記CPUユニット11とコ−ドを介して電気的
に接続されている。そして、前記一対の超音波式変位セ
ンサ7による、該一対の超音波式変位センサ7それぞれ
と入・出庫路中央線15に対し対称な車体前部左右部位
それぞれ間の距離並びに相互の距離差の検知情報に基づ
き、前記CPUユニット11から出力される信号によ
り、前記車体前部用駆動モ−タ39と前記車体後部用駆
動モ−タ43とを0N−0FF制御し、所定時間だけそ
れぞれ互いに反対方向に回動なさしめる構成となってい
る。以上詳細に説明した超音波距離比較検知手段1と、
車体前部搭載コンベア機構21と、車体後部搭載コンベ
ア機構41と、から本実施例にかかる入庫方向自動修正
装置44が構成されている。
【0011】つぎに、本実施例の作用について説明す
る。まず、道路側から立体駐車装置23に入庫希望の自
動車17を前進動させ、図1に示すように、前輪45を
含む車体前部19を車体前部搭載コンベア機構21上
に、後輪47を含む車体後部49を車体後部搭載コンベ
ア機構41上にそれぞれ搭載する図6に示すステップ1
を実行する。ついで、一対の超音波式変位センサ7を動
作させ、それぞれの超音波式変位センサ7と対面する車
体前部19の左右部位に超音波発信部3から超音波を発
射する。そして、該左右部位それぞれから反射波が前記
一対の超音波式変位センサ7に戻ってくるまでの時間が
計測されて距離が測定される。つぎに、計測された距離
に差があるか否か換言すれば前記自動車17は斜め状態
で停止しているかを判断するステップ2を実行する。そ
してかかる判断の結果、図1に示すように、超音波式変
位センサ7との距離が右側部位と比較して左側部位との
距離が長く車体前部19が時計方向に振れていると検知
されるステップ3が実行されると、この検知情報がアン
プユニット9を経由してCPUユニット11に伝達され
る。すると、該CPUユニット11から0N−0FF制
御信号が前記車体前部用駆動モ−タ39と前記車体後部
用駆動モ−タ43それぞれに伝達される結果、該車体前
部用駆動モ−タ39は反時計方向に、該車体後部用駆動
モ−タ43は時計方向にそれぞれ回動動作する。かかる
回動動作により、建屋部25に向かって左方向に車体前
部搭載コンベア機構21を構成するコンベアベルト27
は横行する一方、建屋部25に向かって右方向に車体後
部搭載コンベア機構41を構成するコンベアベルト27
は横行する図6に示すステップ4が実行される。このた
め、前輪45を介し、車体前部19は前記した左方向に
作用する横行力が付与される一方、後輪47を介し、車
体後部49は前記した右方向に作用する横行力が付与さ
れる。すると、前記自動車17は全体として反時計方向
に回動され、車体前部19は時計方向への振れをしだい
に解消しながら前記建屋部25に設けられた入・出庫口
51と対面する動作をなす。かかる自動車17の動作に
より、前記一対の超音波式変位センサ7それぞれと前記
車体前部19の左右部位との距離が一致すると、前記C
PUユニット11から前記車体前部用駆動モ−タ39、
前記車体後部用駆動モ−タ43それぞれに所定方向への
回動動作停止信号が発される。すると、該車体前部用駆
動モ−タ39と該車体後部用駆動モ−タ43は回動を停
止するとともに、前記車体前部搭載コンベア機構21を
構成するコンベアベルト27と前記車体後部搭載コンベ
ア機構41を構成するコンベアべルト27は横行動を停
止する。ついで、前記自動車17を前進動させると、立
体駐車装置23に該自動車17が入庫されるステップ5
が実行される。尚、車体前部19が反時計方向に振れて
いると判断されるステップ6が実行されると、前記CP
Uユニット11から前記車体前部用駆動モ−タ39、前
記車体後部用駆動モ−タ43それぞれに前記したとは逆
向きに回動させる0N−0FF制御信号が発信される。
この結果、車体前部搭載コンベア機構21を構成するコ
ンベアベルト27、車体後部搭載コンベア機構41を構
成するコンベアべルト27はそれぞれ前記したとは逆方
向に横行するステップ7が実行されて前記自動車17の
車体前部19の振れが解消されることとなる。
【0012】つぎに、請求項(1)及び請求項(2)の
発明の他の実施例を、図面を参照しながら説明する。図
7は前記した入庫方向自動修正装置を組み込んだ四基並
列連結型立体駐車装置を上方からみた場合を示したもの
である。
【0013】図7に示すように、53は四基並列連結型
立体駐車装置であって、長方形設置地面55上の奥側に
並列状態で連結され、それぞれ入・出庫口51が設けら
れた四基の立体駐車装置ユニット57(571乃至57
4)と、該四基の立体駐車装置ユニット57の正面に位
置する残余の長方形設置地面55上で、且つ、左端の立
体駐車装置ユニット571の正面位置に設置された前記
した入庫方向自動修正装置44と、他の三基の立体駐車
装置ユニット572乃至574と対面する状態で、且
つ、搭載物をスム−ズに受渡し可能となして該入庫方向
自動修正装置44を構成する車体前部搭載コンベア機構
21及び車体後部搭載コンベア機構41の右側の隣接位
置に設けられた自動車横行コンベア機構59と、から構
成されている。該自動車横行コンベア機構59は、横行
用コンベアべルト60と、該横行用コンベアベルト60
の内側の一端部に該コンベアベルトと圧接して配設され
た横行用エンドドラム61と、前記横行用コンベアべル
ト60の内側の他端部に該横行用コンベアベルト60と
圧接した状態で配設された横行用駆動ドラム63と、該
横行用駆動ドラム63の下方位置に前記したと同様にし
て配設された横行用駆動モ−タ64と、から構成されて
いる。尚、65は前記横行用コンベアベルト60を支持
すべく、該横行用コンベアベルト60の下面に接した状
態で一定間隔で複数配設されている。また、66は左端
の立体駐車装置ユニット571の対面する位置に設けら
れ入場口、67は右端の立体駐車装置ユニット574の
対面する位置に設けられた退場口、69は該退場口67
と前記入場口65間に設けられた道路と四基並列連結型
立体駐車装置53とを仕切る仕切壁である。
【0014】つぎに本実施例の作用について説明する。
本実施例にかかる四基並列型立体駐車装置53に入庫を
希望する自動車71を道路から適宜時間前進動させる
と、該自動車71は入場口66を通過した後、前輪45
が前記車体前部搭載コンベア機構21上に、後輪47が
前記車体後部搭載コンベア機構41上にそれぞれ搭載さ
れた状態で停止する。つぎに、前記したと同様にして入
庫方向自動修正装置44を動作させると、該自動車71
の車体は、左端の立体駐車装置ユニット571に設けら
れた入・出庫口51と対面する状態となる。ついで、該
左端の立体駐車装置ユニット571に入庫させる場合に
は、前記自動車71をそのまま前進動させると該自動車
71は左端の立体駐車装置ユニット571に入庫され
る。また、他の立体駐車装置ユニットに入庫させる場合
には、前記車体前部用駆動モ−タ39と前記車体後部用
駆動モ−タ43をともにコンベアベルト27を右側に横
行動なさしめる側に動作させる。すると、前記自動車7
1は、車体を左端の立体駐車装置ユニット571と対面
状態を維持して自動車横行コンベア機構59が配設され
た右方向に移動する。そして、該自動車71の車体右側
面が前記自動車横行コンベア機構59を構成する横行用
コンベアベルト60の左端と対面すると、横行用駆動モ
−タ64を一側に動作なさしめる。すると、該横行用コ
ンベアベルト60は右側への横行動を開始するため、前
記自動車71は、車体前部搭載コンベア機構21を構成
するコンベアベルト27及び車体後部搭載コンベア機構
41を構成するコンベアベルト27から前記横行用コン
ベアベルト60に受け渡される。この後、所定時間更に
前記横行用駆動モ−タ64を一側へ継続動作させると、
前記自動車71は、入庫できる状態にある左から三番目
の立体駐車装置ユニット573の正面位置まで、前記横
行用コンベアベルト60により横行状態で搬送された
後、該位置で停止する。そして、該自動車71を前進動
させると該自動車71はスム−ズに左から三番目の立体
駐車装置ユニット573に入庫されるのである。尚、7
2はタ−ンテ−ブル73により180度方向転換され、
右端の立体駐車装置ユニット574に入庫されていた出
庫希望の自動車であって、前進動により前記横行用コン
ベアベルト60を通過して前記退場口67から道路側に
出庫されるのである。また、74は左から二番目の立体
駐車装置ユニット572に入庫されている自動車であ
る。そして、出庫させる場合には、前記タ−ンテ−ブル
73により180度方向転換した後、若干前進動させて
該自動車74を入・出庫口51の正面に位置する前記横
行用コンベアベルト60上に移動させる。つぎに、前記
横行用駆動モ−タ64を一側に所定時間動作させると該
自動車74は前記横行用コンベアベルト60により横行
状態で退場口67の正面位置まで搬送される。ついで、
該自動車74を前進動させると、該自動車74は該退場
口67から道路側に出庫されるのである。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上詳細に説明した如く構成さ
れているので、次のような優れた効果を発揮するもので
ある。入庫希望の自動車が如何なる進行方向にて入・出
庫路に入場しても、運転者によるハンドル操作を要せず
して、該自動車を自動的に入庫方向に向かせることがで
きる。このため、奥行きの狭い入・出庫路となる設置状
態となった立体駐車装置であっても自動車をスム−ズに
入庫させることができる。また、かかる利点から、狭い
敷地に立体駐車装置を設置する際、該敷地のうち自動車
を入庫する立体駐車装置の建屋部立設用に多くを振り向
けてもスム−ズな入・出庫が可能となり、ビジネスをな
すにあたり駐車場を確保することが緊急の課題となって
いる、ビルが多数立て込んだ都心での立体駐車装置の立
地可能な場所が、格段に拡大されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】入庫方向自動修正装置の一例を、一部を切断し
て示した平面図である。
【図2】同入庫方向自動修正装置を、一部を切断して示
した側面図である。
【図3】距離比較検知手段の構成の一例を示した説明図
である。
【図4】車体後部搭載コンベア機構の構成の一例を示し
た平面図である。
【図5】駆動ドラムと車体後部用駆動モ−タとの連動連
結の状態を示した一部省略側面図である。
【図6】入庫方向を自動的に修正する手順を示したフロ
−チャ−トである。
【図7】入庫方向自動修正装置を組み込んだ四基並列連
結型駐車装置の構成の一例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 超音波利用の距離比較検知手段 7 超音波式変位センサ 13 入・出庫路 17 自動車 21 車体前部搭載コンベア機構 39 車体前部用駆動モ−タ 41 車体後部搭載コンベア機構 43 車体後部用駆動モ−タ 44 入庫方向自動修正装置 45 前輪 47 後輪 51 入・出庫口 59 自動車横行コンベア機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入・出庫口近傍の適宜位置から入・出庫
    路上に入場した自動車の車体前部の左右部位とのそれぞ
    れの距離、距離差及び車体前部が振れている方向を検知
    するステップ1と、 前記距離差を検知しながら、前輪を含む車体前部を該車
    体前部が振れている方向と反対方向に横行させる一方、
    後輪を含む車体後部を前記車体前部が振れている方向に
    横行させ車体の振れを修正して所定の入庫方向と一致さ
    せる修正動作を実行するステップ2と、 前記距離差が消失したと検知すると、前記修正動作を停
    止するステップ3と、からなる入庫方向自動修正方法。
  2. 【請求項2】 入・出庫路上で且つ該入・出庫路中心に
    対し略対称な位置に配設された少なくとも一対の距離比
    較検知手段と、 一対の該距離比較検知手段と対面するとともに該入・出
    庫路を横断して横一直線に配設された搬送手段と、該搬
    送手段と連動連結され、一対の前記距離比較検知手段の
    距離比較検知情報に応動して動作する側を適宜変更して
    該搬送手段の搬送方向を転換なさしめる車体前部横行動
    作用駆動装置と、からなる車体前部横行搬送手段と、 該車体前部横行搬送手段に沿った隣接位置に横一直線に
    配設された搬送手段と、該搬送手段と連動連結され、一
    対の前記距離比較検知手段の距離比較検知情報に応動し
    て前記車体前部横行動作駆動装置とは独立して動作する
    側を適宜変更して該搬送手段の搬送方向を転換なさしめ
    る車体後部横行動作用駆動装置と、からなる車体後部横
    行搬送手段と、から構成されていることを特徴とする入
    庫方向自動修正装置。
JP10182692A 1992-03-26 1992-03-26 入庫方向自動修正方法及び該入庫方向自動修正方法に用いる入庫方向自動修正装置 Expired - Lifetime JP2858060B2 (ja)

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