JP2857915B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2857915B2 JP2191241A JP19124190A JP2857915B2 JP 2857915 B2 JP2857915 B2 JP 2857915B2 JP 2191241 A JP2191241 A JP 2191241A JP 19124190 A JP19124190 A JP 19124190A JP 2857915 B2 JP2857915 B2 JP 2857915B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、予め記憶された曲の内容をなす一連の音階
および発生する楽音特性を決定するデータ等に基づき自
動演奏を行う自動演奏装置に関する。
[従来の技術] 従来の自動演算装置においては、例えばROMパックあ
るいはRAMパックと称される記憶媒体内に、自動演奏の
曲データとして発生する楽音の特性を決める音色指定デ
ータと一連の音高情報から成る演奏データとが記憶され
ており、前記音色指定データとしては例えば音色番号が
格納され、また、前記演奏データとしては、メロディ、
バッキング、ベース、リズム等の各データに対応する音
階情報が記憶されている。
一方、自動演奏装置本体には、前記音色指定データに
対応する複数種類の楽音パラメータデータのセットが記
憶された記憶媒体が設けられている。そして、前記音色
指定データに基づき指定された前記楽音パラメータデー
タと、前記演奏データに基づく一連の音階情報データに
より音源が駆動されて楽音信号が作成され、これにより
自動演奏がなされるのである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の自動演奏装置におい
ては、前記記憶媒体には音色指定データとして、例えば
音色番号のみが記憶されているに過ぎないことから、自
動演奏を行っても発生する楽音の特性は前記自動演算装
置内の記憶媒体内に予め記憶されているパラメータで定
まるもののみに限定されてしまい、もっと他の特性を有
する楽音で発生させようとしても不可能である。したが
って、自動演奏される曲の楽音特性、例えば音色がどう
しても単調で決まりきったものとなって演奏表現に限界
が生ずるとともに、また、予め記憶されている楽音パラ
メータのセット数が少ないと当該自動演奏される曲に最
も合った特性の音色をもって自動演奏を行うことが困難
となり、鑑賞に値するような自動演奏を得られないのが
実情であった。
もちろんより多彩な特性の楽音を発生させるために
は、自動演奏装置本体内に設けられている記憶媒体に記
憶されている楽音パラメータのセットを多くすれば解決
するが、記憶媒体内の容量上の問題からおのずと限界が
あった。
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、自動演奏装置内に予め記憶された音色の種類
(楽音パラメータのセット数)に加えてそれ以外の特性
の楽音を発生させることを可能にする自動演奏装置を提
供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために本発明にあっては、楽曲の
内容を成す一連の音高情報及び音色指定情報が記憶され
た第1の記憶手段と、該第1の記憶手段に記憶された前
記音色指定情報により指定される音色に対応する楽音パ
ラメータ情報が記憶された第2の記憶手段と、前記第1
の記憶手段に記憶された前記各情報を順次読み出す読出
し手段と、該読み出し手段により読み出された前記音高
情報及び、前記音色指定情報により指定される前記第2
の記憶手段に記憶されている前記楽音パラメータ情報に
基づいて、一連の楽音情報を出力する楽音発生手段とを
具備した自動演奏装置において、前記第1の記憶手段に
は、さらに音色指定情報に対応した楽音パラメータ補正
情報が記憶され、自動演奏に先立ち、前記音色指定情報
及び前記楽音パラメータ補正情報を読み出して、前記音
色指定情報により指定される楽音パラメータ情報を、前
記楽音パラメータ補正情報に基づいて補正し、この補正
された楽音パラメータ情報を新規の楽音パラメータ情報
として事前に前記第2の記憶手段に記憶する補正手段が
設けられている。
また、前記楽音パラメータ補正情報は、異なる音源方
式の楽音発生手段にも共通に使用される種類の楽音パラ
メータに対応する補正情報からなり、また、前記第1の
記憶手段は、自動演奏装置本体から着脱可能に構成され
ていることが好ましい。
[作用] 前記構成において、前記楽音発生手段は、前記第1の
記憶手段から読み出し手段により読み出された音高情報
と音色指定情報により指定される第2の記憶手段に記憶
されている複数種類の楽音パラメータ情報とに基づき一
連の楽音情報を出力し、この一連の楽音情報により自動
演奏が実行される。このとき、前記補正手段は、自動演
奏に先立って、第1の記憶手段に記憶された楽音パラメ
ータ補正情報に基づき、前記第2の記憶手段の楽音パラ
メータ情報を補正してこれを新たな楽音パラメータ情報
として前記第2の記憶手段に記憶しておく。その結果、
該楽音発生手段には、第2の記憶手段に予め記憶されて
いた楽音パラメータ情報とは異なる補正された楽音パラ
メータ情報が与えられ、この補正された楽音パラメータ
情報により自動演奏がなされる。しかも、曲の途中で音
色が切換わったり、元の音色に戻ったりするような場合
であっても、その都度新たな音色を生成するための演算
処理を行って、音色切換えタイミングに遅延を生じさせ
たり、他の処理に影響を及ぼしたりするようなことがな
く、スムーズな音色切換え及び自動演奏が行われる また、前記パラメータ補正情報が異なる音源方式、具
体的には非線形合成演算方式、PCM方式等に共通する楽
音パラメータの補正情報であれば、音源方式が異なる自
動演奏装置であっても、同様に自動演奏の楽音特性は補
正される。このため、音源方式が異なっても、共通の楽
音パラメータによって同じような特性の楽音が発生でき
る。
また、前記第1の記憶手段を着脱自在とすることによ
り、異なる音色補正情報が記憶された第1の記憶手段を
選択的に装着、今まで発生させることのできなかった様
々な特性の楽音で自動演奏を行うことが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面に従って説明す
る。すなわち、第1図は本発明を電子楽器に適用した場
合の全体的な回路構成を示すものであり、CPU10は予めR
OM11に記憶されたプログラム、楽音パラメータデータ
(以下、オリジナル楽音パラメータデータDOという)
等、及びRAM14に一時記憶されたデータにしたがって、
この電子楽器において必要な処理を実行するとともに、
鍵盤12やスイッチ群22の操作状況を取り込む。また、着
脱自在な曲カード13に記憶されている曲データ取り込ん
で、この曲データに基づく自動演奏に必要な処理を実行
する。
さらに、CPU10は前記鍵盤12を走査して、その走査結
果及び前記曲データに応じて音源16に対し発音指示を行
う。この音源16は、前記発生指示にしたがって、楽音信
号を生成し、この楽音信号はD/A変換部17においてアナ
ログ信号に変換され、増幅器18により増幅された後、ス
ピーカ19によりメロディ、バッキング、ベース、リズム
等の楽音として放音される。
前記鍵盤12は、第2図に示したような楽器本体20に設
けられた複数の鍵21からなり、前記スイッチ群22は、こ
の楽器本体20に設けられたモードスイッチ24、〜ま
での曲番号スイッチ25、及びスタートスイッチ27とスト
ップスイッチ28、複数のトーンセレクトスイッチ23等か
ら構成されている。前記モードスイッチ24はスライド式
であって、ノーマルモード及びカードプレイモードの2
接点を有しており、また、前記楽器本体20の側部には、
前記曲カード13を装着するための装着部26が設けられて
いる。
この曲カード13には、第3図に模式的に示したよう
に、楽曲ごとに曲データ1、2・・・n(本実施例にお
いては、n=16)が記憶されており、この曲データは音
色指定データと演奏データとからなる。前記音声指定デ
ータとしては、当該曲において使用される音色数Nとそ
の各音色の楽音パラメータデータの記憶位置を示すアド
レス、及び各音色番号PINに対応して標準楽音パラメー
タデータDSが音色数分記憶されている。該標準楽音パラ
メータデータDSは、第4図に例示したように、「DCO」
「DCF」「DCA」「エフェクト(EF)」に供給されるパラ
メータの種類「octave」「fine−tune」・・・に対応す
るパラメータの値であって図に示すように各パラメータ
は“−2"“+20"・・・と数値をもって記憶されてい
る。
また、前記演奏データとしては、第3図に示したよう
にメロディ、バッキング、ベース、リズム等であり、演
奏データを構成する各データは、メロディデータにおい
て例示したように、発音時間を示す時間情報tと音高情
報としてのキー情報kが曲の内容にそって順番に記憶さ
れ、音色の変わり目に指定音色の発音時間を示す時間情
報tと楽音の音色を指定する音色番号PCNが記憶されて
いる。
なお、本実施例においては前記標準楽音パラメータデ
ータDSは、ある特定の音源に供給されるパラメータを示
す第8図に*を付して表示したように、例えばDCOのoct
ave(オクターブ)、DCFのcut−off(カットオフ周波
数)、DCAのdelay(遅延時間)等、音源16が非線形合成
演算方式かPCM方式等いかなる方式の音源であっても、
共通に使用されるパラメータの種類及びその値のみから
構成されている。
次に、以上の構成にかかる本実施例の動作について、
第5図以下に示したCPU10が実行する制御フローチャー
トにしたがって説明する。第5図は、メインルーチンで
あってこのメインルーチンの実行を開始時にCPU10は、
各種イニシャライズ処理を行う(ステップAl)。しかる
後に、モードスイッチ24の走査を行い(ステップA2)、
モードスイッチ24がカードモードに設定されているか否
かを判別する(ステップA3)。この判別がNOであって、
モードスイッチ24がノーマルモードに設定されていれ
ば、カードモードフラグに“1"がセットされているか否
かを判別し(ステップA5)、この判別がYESであればカ
ードモードフラグを“0"にセットした後、ノーマルモー
ド処理を実行する(ステップA6)。
このノーマルモード処理は、第6図にその詳細なフロ
ーチャートに示したように、前記トーンセレクトスッチ
23を走査し(ステップB1)、操作されたトーンセレクト
スッチ23に対応するナンバーの楽音パラメータデータ
(オリジナル楽音パラメータデータDO例えば第8図に示
されるパラメータ)をROM11から読み込み、前記音源21
へ供給する(ステップB2)。次に、前記鍵21を走査し
(ステップB3)、押鍵の有無を判別する(ステップB
4)。この判別がYESであって、押鍵がなされれば鍵フラ
グに“1"をセットし(ステップB5)、押鍵に対応する音
高データを音源16に供給して(ステップB6)、発音処理
を行う(ステップB7)。
また、ステップB4の判別がNOであって、離鍵であれば
鍵フラグに“1"がセットされているか否かを判別し(ス
テップB8)、この判別がYESであれば、鍵フラグを“0"
にセットした後(ステップB9)、消音処理を行う(ステ
ップB10)。したがって、前記モードスイッチ24がノー
マルモードに設定されている場合には、押鍵がある都
度、操作鍵に対応した音高データが音源16に与えられ、
前記スピーカ19から操作鍵に対応した音高の楽音が、前
記トーンセレクトスッチ23により楽音パラメータで指定
された音色にて放音される。
一方、前記ステップA3の判別がYESであって、モード
スイッチ24がカードプレイモードに設定されていれば、
カードモードフラグを“1"にセットし(ステップA7)、
前記装着部26に曲カード13が差し込まれているか否かを
判別し(ステップA8)、この判別がYESとなった時点
で、前記曲番号スイッチ25を走査する(ステップA9)。
そして、この走査結果に基づき、〜の曲番号スイッ
チ25の操作状態に変化があったか否かを判別し(ステッ
プA10)、この判別がYESであれば楽音パラメータデータ
読み込み処理を実行する(ステップA11)。
この楽音パラメータデータ読み込み処理は、第7図に
示したように、先ず操作された曲番号スイッチ25に対応
した曲データの中から、音色数Nを読み込む(ステップ
C1)。次に、RAM14内の配列をカウントする為のカウン
ト値nに“1"を格納して(ステップC2)、曲カード13の
アドレスから音色番号PINの楽音パラメータ指定データ
を読み取り(ステップC3)、音色番号PINにより指定さ
れたROM11内の前記オリジナル楽音パラメータデータDO
を読み込む(ステップC4)。
そして、ステップC5において、標準楽音パラメータデ
ータDSにより前記オリジナル楽音パラメータデータDO
変換したニュー楽音パラメータデータDNを得るのである
が、このニュー楽音パラメータデータDNは以下の変換式
を用いて行う(ステップC5)。
DN=DO+DS [但し、DO:(ROM14の)オリジナル楽音パラメータデー
タ、DS:(曲カード13の)標準楽音パラメータデータ] 次に、RAM14内の配列nにニュー楽音パラメータデー
タDNをストアした後(ステップC6)、前記カウント値n
をインクリメントし(ステップC7)、n=N+nとなる
まで(ステップC8)、ステップC3〜C8のループを繰り返
す。したがって、この楽音パラメータデータ読み込み処
理が実行されると、第8図に斜線で明示した音色番号
“0"で指定される楽音パラメータの値(オリジナル楽音
パラメータデータ:DO)は、前述したように*を付した
楽音パラメータの種類においてのみ、異方向の斜線で示
した補正後の値、つまりニュー楽音パラメータデータDN
に補正される。但し、前記変換式を用いて変換を行った
結果がパラメータの上限下限値を定めるレンジ(rang
e)を越える場合、例えばDCAのdelayのように12−20=
−8であり、レンジの下限値0以下となってしまう場合
には、下限値0とする(なお、変換結果がレンジの上限
値を越える場合も同様)。
そして、このように前記ステップA11における楽音パ
ラメータデータ読み込み処理が終了すると、補正後の値
つまりニュー楽音パラメータデータDNをRAM14内にスト
アして、各アドレスカウンタを所定値にセットして(ス
テップA12)、自動演奏処理が開始される(ステップA1
3)。
この自動演奏処理は、第9図に示したように、メロデ
ィ、バッキング、ベース、リズムの全ステートフラグが
“0"にセットされているか否かを判別し(ステップD
1)、この判別がYESであれば、前記スタートスイッチ27
を走査して(ステップD2)、スタートスイッチ27がオン
に操作されたか否かを判別する(ステップD3)。そし
て、この判別がYESとなった時点、つまりスタートスイ
ッチ27がオンに操作された時点で、前記全フラグを“1"
にセットする(ステップD4)。
次に、このステップD4の処理を実行した後、あるいは
ステップD1の判別がNOであったとき、メロディ音処理
(ステップD5)、バッキング処理(ステップD6)、ベー
ス音処理(ステップD7)、リズム音処理(ステップD8)
を時分割にて各々実行する。
このステップD5〜D8の各処理は、第10図にメロディ音
処理に関して例示したと同様の処理内容からなり、先ず
メロディスタートフラグが“1"にセットされているか否
かが判別される(ステップE1)。この判別がYESとなっ
た時点で、時間情報tを計測するためのタイマーの値が
0となっているか否かを判別し(ステップE2)、この判
別がYESとなった時点でアドレスカウンタに対応してデ
ータを読む(ステップE3)。
そして、この読み込んだデータが前記時間情報tであ
るか否か判別し(ステップE4)、この判別がYESであれ
ば、タイマーデクレメントをスタートさせる(ステップ
E5)。つまり、時間情報tに関しては、その値をデクレ
メントすることによりその値の計測を行っているのであ
る。
一方、前記ステップE4の判別がNOであって、読み込ま
れたデータが前記時間情報tでなければ、さらに当該デ
ータが前記キー情報kであるか否かを判別する(ステッ
プE6)。この判別がYESであって読み込まれたデータが
キー情報kであれば、このキー情報kに対応する音高デ
ータを音源16に出力して(ステップE7)、発音処理を実
行する(ステップE11)。
他方、ステップE4及びE6の判別が共にNOであれば、前
記データは楽音パラメータ指定データであることを意味
することから、さらにこの楽音パラメータ指定データの
音色NO.がROM用のデータであるか否かを判別する(ステ
ップE8)。ここで、ROM用のデータとは、前記オリジナ
ル楽音パラメータデータDOに対応するデータであって、
第6図に示した楽音パラメータデータ読み込み処理の対
象外となった楽音パラメータデータである。したがっ
て、この楽音パラメータデータにに基づき、ROM11から
対応するN0.のオリジナル楽音パラメータデータDOを読
み音源16に供給し(ステップE9)、さらに発音処理(ス
テップE11)がなされれば、スピーカ19からは予めROM11
に記憶されている楽音パラメータで指定された音色の楽
音が放音される。
また、ステップE8の判別がNOであれば、RAM14から対
応するNO.のデータを読み音源16に供給する(ステップE
10)。ここで、RAM14内のデータとは、前述のようにニ
ュー楽音パラメータデータDNであって、パラメータの値
が補正されたデータである。よって、このようにパラメ
ータの値が補正されたデータに基づき、発音処理(ステ
ップE11)がなされれば、スピーカ19からはROM11に予め
記憶されている楽音パラメータデータで定まる音色とは
異なる音色の楽音が放音されることとなる。
よって、ステップE8の判別結果に応じて、ROM11内に
記憶された楽音パラメータデータで定まる音色に対応す
る音色のみならず、ROM11に記憶されてないパラメータ
で指定される音色の楽音も放音されることとなる。した
がって、自動演奏される曲の音色を複雑化させて自動演
奏における演奏表現自由度を拡大させることができると
ともに、自動演奏装置本体に記憶されていなくとも当該
自動演奏される曲に合った音色を用いて自動演奏を行う
ことが可能となり、鑑賞に値するような自動演奏を受聴
することができる。
しかも、本実施例においては前述のように補正される
楽音パラメータの種類は、異なる音源方式において共通
に使用されるパラメータであることから、前記音源16が
FM方式であろうと、PCM方式であろうと同様に補正を行
った楽音を発生させることができ、これにより音源方式
が異なっても同様な特性の楽音が発生できるため前記曲
カード13は音源方式のいかんにかかわらず使用でき、そ
の使用効率を高めることができる。
また、前記曲カード13は、楽器本体20に対して着脱自
在であることから、異なる補正値(標準楽音パラメータ
データDS)が設定された他の曲カード13を用いることに
より、同一の曲であっても異なる演奏表現の自動演奏を
得ることができる。
そして、このように発音処理(ステップE11)を行っ
た後アドレスカウンタをインクリメントして、最終アド
レスとなるまでステップE3〜E13までのループを繰り返
し、ステップE13の判別がYESとなった時点でスタートフ
ラグを“0"にセットして(ステップE14)、消音処理を
実行し(ステップE15)、前述した第5図のメインルー
チンに戻るのである。
なお、本実施例においては第7図に示したステップC5
において、DN=DO+DSとして加算により前記オリジナル
楽音パラメータデータDOを変換したニュー楽音パラメー
タデータDNを得るようにしたが、このように加算に限ら
ず、他の演算、例えば減算あるいは乗算によりニュー楽
音パラメータデータDNを得るようにしてもよい。この場
合第7図のフローのC5のステップにおける演算のアルゴ
リズムを変更するだけで容易に実現できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、音色指定情報のみなら
ず、該音色指定情報に対応する楽音パラメータ補正情報
を予め記憶し、この楽音パラメータ補正情報により補正
された楽音パラメータを、自動演奏を開始する前に記憶
しておいて、この楽音パラメータを含む事前に記憶され
ている楽音パラメータに応じた特性の楽音にて自動演奏
を行うようにした。よって、自動演奏される曲の楽音の
特性を複雑化させて自動演奏における演奏表現自由度を
拡大させることができるとともに、もし、曲の途中で音
色が切換わったり、元の音色に戻ったりするような場合
であっても、その都度新たな音色を生成するための演算
処理を行って、音色切換えタイミングに遅延を生じさせ
たり、他の処理に影響を及ぼしたりするようなことがな
く、スムーズな音色切換えが行われるので鑑賞に値する
ような自動演奏を受聴することが可能となる。また、自
動演奏装置本体には、基本的な音色とこれから演奏する
曲に使用する音色とに対応する楽音パラメータだけを記
憶可能な容量をもつ記憶媒体があればよいので、利用頻
度の低い音色や基本的な音色と僅かに異なる音色の楽音
パラメータまで予め記憶しておく必要がなくなり記憶媒
体の容量を大きくとらなくてもよい。
さらに、前記楽音パラメータ補正情報は、異なる音源
方式に対して共通に使用される種類の楽音パラメータの
補正情報であることから、音源方式の如何を問わず、使
用することができ、音源方式の異なるものに利用して
も、前記鑑賞に値するような自動演奏を得ることができ
る。
さらに、前記楽音パラメータ補正情報が記憶された第
1の記憶手段は、楽器本体に対して着脱自在であること
から、異なる補正値が設定された第1の記憶手段を用い
ることにより、同一の曲であっても異なる演奏表現の自
動演奏を得ることができる。しかもこの第1の記憶手段
を異なる音源方式に用いることが可能であることから、
着脱自在な第1の記憶手段の利用効率を高めることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図、 第2図は、同実施例の楽器本体を示す平面説明図、 第3図は、曲カードの記憶内容を示す概念図、 第4図は、標準楽音パラメータデータの一例を示す概念
図、第5図は、同実施例のメインルーチンを示すフロー
チャート、 第6図は、同実施例のノーマルモード処理の内容を示す
フローチャート 第7図は、同実施例の楽音パラメータデータ読み込み処
理の内容を示すフローチャート、 第8図は、オリジナル楽音パラメータデータとニュー楽
音パラメータデータの一例を示す説明図、 第9図は、自動演奏処理の内容を示すフローチャート、 第10図は、メロディ音処理の内容を示すフローチャート
である。 10……CPU、11……ROM、13……曲カード、14……RAM、1
6……音源、20……楽器本体、21……装着部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲の内容を成す一連の音高情報及び音色指
    定情報が記憶された第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段に記憶された前記音色指定情報により
    指定される音色に対応する楽音パラメータ情報が記憶さ
    れた第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記各情報を順次読み
    出す読み出し手段と、 該読み出し手段により読み出された前記音高情報及び、
    前記音色指定情報により指定される前記第2の記憶手段
    に記憶されている前記楽音パラメータ情報に基づいて、
    一連の楽音情報を出力する楽音発生手段と、 を具備した自動演奏装置において、 前記第1の記憶手段には、さらに音色指定情報に対応し
    た楽音パラメータ補正情報が記憶され、 自動演奏に先立ち、前記音色指定情報及び前記楽音パラ
    メータ補正情報を読み出して、前記音色指定情報により
    指定される楽音パラメータ情報を、前記楽音パラメータ
    補正情報に基づいて補正し、この補正された楽音パラメ
    ータ情報を新規の楽音パラメータ情報として事前に前記
    第2の記憶手段に記憶する補正手段を設けたことを特徴
    とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】前記楽音パラメータ補正情報は、異なる音
    源方式の楽音発生手段にも共通に使用される種類の楽音
    パラメータに対応する補正情報からなることを特徴とす
    る請求項1記載の自動演奏装置。
  3. 【請求項3】前記第1の記憶手段は、自動演奏装置本体
    から着脱可能に構成されたことを特徴とする請求項2又
    は3記載の自動演奏装置
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JPS63187295A (ja) * 1987-01-29 1988-08-02 カシオ計算機株式会社 自動演奏装置

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JPH0477792A (ja) 1992-03-11

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