JP2857051B2 - 水平振動鋳型の短辺フレーム支持装置 - Google Patents
水平振動鋳型の短辺フレーム支持装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続鋳造設備における水
平振動鋳型に関する。連続鋳造は、無底鋳型内に溶鋼を
鋳込むとともに、鋳型内の溶鋼湯面をパウダで被覆し、
鋳型内での一次冷却、続くガイドロール群での二次冷却
により凝固させ、引抜ロールで引抜くことにより鋳片を
製造する方法であり、引抜かれる鋳片によって鋳型表面
が損傷するのを避けるため、鋳型を鋳片引抜速度に合わ
せて下降させ、次いで元の位置まで上昇させ、これを繰
り返して鋳型に鋳込方向の振動(垂直振動)を与えるこ
とが一般的に行なわれている。
平振動鋳型に関する。連続鋳造は、無底鋳型内に溶鋼を
鋳込むとともに、鋳型内の溶鋼湯面をパウダで被覆し、
鋳型内での一次冷却、続くガイドロール群での二次冷却
により凝固させ、引抜ロールで引抜くことにより鋳片を
製造する方法であり、引抜かれる鋳片によって鋳型表面
が損傷するのを避けるため、鋳型を鋳片引抜速度に合わ
せて下降させ、次いで元の位置まで上昇させ、これを繰
り返して鋳型に鋳込方向の振動(垂直振動)を与えるこ
とが一般的に行なわれている。
【0002】一方、湯面被覆パウダは、その溶融層によ
り空気酸化の抑止、介在物の捕捉等を行ない、さらに溶
融層が鋳片と鋳型との間隙に流入することにより鋳片表
面の急冷等を防止するために用いられているが、鋳型全
体に対する通常の鋳込方向の垂直振動のみでは、鋳片と
鋳型との間隙へのパウダの溶け込み不良により鋳片品質
が悪化し、また鋳型銅板と鋳片の焼付きによりブレーク
アウトが発生したり、鋳型銅板の溶損等により高速鋳込
を阻害する一因となっている。
り空気酸化の抑止、介在物の捕捉等を行ない、さらに溶
融層が鋳片と鋳型との間隙に流入することにより鋳片表
面の急冷等を防止するために用いられているが、鋳型全
体に対する通常の鋳込方向の垂直振動のみでは、鋳片と
鋳型との間隙へのパウダの溶け込み不良により鋳片品質
が悪化し、また鋳型銅板と鋳片の焼付きによりブレーク
アウトが発生したり、鋳型銅板の溶損等により高速鋳込
を阻害する一因となっている。
【0003】そのため、鋳型を構成する対向する一対の
長辺フレームに、鋳込方向と直交する方向の振動(水平
方向)を与える水平振動鋳型が提案されている。この鋳
型は、鋳型の垂直振動と同調させて、鋳型の下降時に一
対の長辺フレームが閉じる方向に移動し、鋳型の上昇時
に開く方向に移動することにより、溶鋼シェル表面と銅
板との間にパウダを良好に溶け込ませるものである。
長辺フレームに、鋳込方向と直交する方向の振動(水平
方向)を与える水平振動鋳型が提案されている。この鋳
型は、鋳型の垂直振動と同調させて、鋳型の下降時に一
対の長辺フレームが閉じる方向に移動し、鋳型の上昇時
に開く方向に移動することにより、溶鋼シェル表面と銅
板との間にパウダを良好に溶け込ませるものである。
【0004】
【従来の技術】図5は従来の水平振動鋳型(例えば、実
開平4−83446号公報参照)を示している。1,2
は対向して配置された一対の長辺フレームで、その内側
には長辺銅板1c,2cが取付けられている。前記一対の長
辺フレーム1,2の間には、一対の短辺フレーム3,4
が対向して配置されており、それらの内側には短辺銅板
3c,4cが取付けられている。そして、長辺フレーム1,
2は図示しないガイド手段により水平方向移動可能に支
持されるとともに、該長辺フレーム1,2と鋳型フレー
ム5との間には、水平振動用油圧シリンダ6が取付けら
れている。この油圧シリンダ6はサーボ弁や位置検出器
などからなるサーボ機構により制御され、これにより油
圧シリンダ6が長辺フレーム1,2に水平振動を加える
ようになっている。なお、短辺フレーム3,4にはスラ
ブ幅調整用の短辺駆動シリンダ7が連結されている。
開平4−83446号公報参照)を示している。1,2
は対向して配置された一対の長辺フレームで、その内側
には長辺銅板1c,2cが取付けられている。前記一対の長
辺フレーム1,2の間には、一対の短辺フレーム3,4
が対向して配置されており、それらの内側には短辺銅板
3c,4cが取付けられている。そして、長辺フレーム1,
2は図示しないガイド手段により水平方向移動可能に支
持されるとともに、該長辺フレーム1,2と鋳型フレー
ム5との間には、水平振動用油圧シリンダ6が取付けら
れている。この油圧シリンダ6はサーボ弁や位置検出器
などからなるサーボ機構により制御され、これにより油
圧シリンダ6が長辺フレーム1,2に水平振動を加える
ようになっている。なお、短辺フレーム3,4にはスラ
ブ幅調整用の短辺駆動シリンダ7が連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の水平振動鋳型で
は、一対の長辺フレーム1,2を同期して開閉するが、
注湯後には短辺フレームの幅寸法が熱膨脹により変化す
るため、一定周期毎に長辺フレームを閉じ(互いに押し
付け)、短辺フレーム3,4の位置を確認する必要があ
る。このとき、一方の長辺フレーム1と他方の長辺フレ
ーム2との間に時間的な作動遅れが生じた場合は、短辺
フレーム3,4を一方向から押し付けることになり、短
辺駆動シリンダ7の支持ロッドに過大なラジアル荷重が
かかり、支持ロッドを破損する場合がある。
は、一対の長辺フレーム1,2を同期して開閉するが、
注湯後には短辺フレームの幅寸法が熱膨脹により変化す
るため、一定周期毎に長辺フレームを閉じ(互いに押し
付け)、短辺フレーム3,4の位置を確認する必要があ
る。このとき、一方の長辺フレーム1と他方の長辺フレ
ーム2との間に時間的な作動遅れが生じた場合は、短辺
フレーム3,4を一方向から押し付けることになり、短
辺駆動シリンダ7の支持ロッドに過大なラジアル荷重が
かかり、支持ロッドを破損する場合がある。
【0006】ちなみに、図6は水平振動型でない通常の
鋳型の短辺支持装置を示しており、短辺駆動シリンダ7
の支持ロッド7aのボス7bに短辺フレーム3,4のクレビ
ス51に軸支したピン52を貫通させて支持しており、ボス
7bの両側面とクレビス51の内壁面との間にはスキマαが
設けられている。このスキマαは組み込みやすくするた
めで、約2mmの寸法であるが、かかる構造では短辺フレ
ーム3,4が幅方向(矢印y方向)に自由に動くことが
できるため、水平振動鋳型にそのまま適用すると、長辺
フレーム1,2が短辺フレーム3,4を打つ打音が発生
したり、正しい位置制御ができなくなる。そこで前記ス
キマαをゼロにすれば、打音や位置制御の問題が発生し
ないが、前述のごとく支持ロッドを破損するといった問
題を惹起してしまう。
鋳型の短辺支持装置を示しており、短辺駆動シリンダ7
の支持ロッド7aのボス7bに短辺フレーム3,4のクレビ
ス51に軸支したピン52を貫通させて支持しており、ボス
7bの両側面とクレビス51の内壁面との間にはスキマαが
設けられている。このスキマαは組み込みやすくするた
めで、約2mmの寸法であるが、かかる構造では短辺フレ
ーム3,4が幅方向(矢印y方向)に自由に動くことが
できるため、水平振動鋳型にそのまま適用すると、長辺
フレーム1,2が短辺フレーム3,4を打つ打音が発生
したり、正しい位置制御ができなくなる。そこで前記ス
キマαをゼロにすれば、打音や位置制御の問題が発生し
ないが、前述のごとく支持ロッドを破損するといった問
題を惹起してしまう。
【0007】そこで本発明は、短辺駆動シリンダの支持
ロッドのボスとクレビスの間の隙間を無くし、しかも支
持ロッドの破損を生じないようにした短辺フレーム支持
装置を提供することを目的とする。
ロッドのボスとクレビスの間の隙間を無くし、しかも支
持ロッドの破損を生じないようにした短辺フレーム支持
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の短辺フレーム支
持装置は、対向して配置された一対の長辺フレームと、
該一対の長辺フレームの間に配置された対向する一対の
短辺フレームとでモールドチャンバーを構成し、前記一
対の長辺フレームに水平振動用油圧シリンダを連結し、
前記一対の短辺フレームに短辺駆動シリンダを連結した
水平振動鋳型であって、短辺駆動シリンダの支持ロッド
のボスを短辺フレームのクレビスに対し、短辺幅方向の
外力を吸収反発する弾発機構を介して取付けたことを特
徴とする。なお、弾発機構としては、前記支持ロッドの
ボスに貫通されたピンと、該ピンの両端面と一対のクレ
ビス半体との間にそれぞれ介装された皿バネとからなる
ものや、前記支持ロッドのボスに貫通されたピンと、該
ピンの内部に形成されたバネ室に挿入されたコイルスプ
リングと、該コイルスプリングの弾発力を各クレビス半
体に伝達するべくバネ室の両端に形成した孔から突起部
を突出させたバネ座付き突起とからなるものを採用しう
る。
持装置は、対向して配置された一対の長辺フレームと、
該一対の長辺フレームの間に配置された対向する一対の
短辺フレームとでモールドチャンバーを構成し、前記一
対の長辺フレームに水平振動用油圧シリンダを連結し、
前記一対の短辺フレームに短辺駆動シリンダを連結した
水平振動鋳型であって、短辺駆動シリンダの支持ロッド
のボスを短辺フレームのクレビスに対し、短辺幅方向の
外力を吸収反発する弾発機構を介して取付けたことを特
徴とする。なお、弾発機構としては、前記支持ロッドの
ボスに貫通されたピンと、該ピンの両端面と一対のクレ
ビス半体との間にそれぞれ介装された皿バネとからなる
ものや、前記支持ロッドのボスに貫通されたピンと、該
ピンの内部に形成されたバネ室に挿入されたコイルスプ
リングと、該コイルスプリングの弾発力を各クレビス半
体に伝達するべくバネ室の両端に形成した孔から突起部
を突出させたバネ座付き突起とからなるものを採用しう
る。
【0009】
【作用】本発明では、一対の長辺フレームを閉じると
き、一対の長辺フレーム間に作動遅れが生じて短辺フレ
ームを片側から押し付けても、その外力は弾発機構で吸
収され支持ロッドには過大な荷重が作用しない。このた
めロッドを破損する事故が防止される。また外力が無く
なったときは弾発機構によって短辺フレームは元の位置
に戻り短辺フレームの支持ロッドに対する位置は一定と
なるので、打音が発生することなく、位置制御も正確に
行える。なお弾発機構を皿バネを用いて構成したとき
は、皿バネは付勢力が強いので、コンパクトに構成でき
るという利点を奏する。
き、一対の長辺フレーム間に作動遅れが生じて短辺フレ
ームを片側から押し付けても、その外力は弾発機構で吸
収され支持ロッドには過大な荷重が作用しない。このた
めロッドを破損する事故が防止される。また外力が無く
なったときは弾発機構によって短辺フレームは元の位置
に戻り短辺フレームの支持ロッドに対する位置は一定と
なるので、打音が発生することなく、位置制御も正確に
行える。なお弾発機構を皿バネを用いて構成したとき
は、皿バネは付勢力が強いので、コンパクトに構成でき
るという利点を奏する。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明の一実施例に係る短辺フレーム支持
装置の要部断面図、図2は同支持装置の側面図である。
する。図1は本発明の一実施例に係る短辺フレーム支持
装置の要部断面図、図2は同支持装置の側面図である。
【0011】図2において、3,4は短辺フレームで、
ベースフレーム3a,4aと交換フレーム3b,4bとから構成
されている。図示の短辺フレームは分離型であるが、ベ
ースフレーム3a,4aと交換フレーム3b,4bが一体となっ
た一体型でも本発明は適用できる。7は短辺駆動シリン
ダで、そのシリンダチューブ7cは固定部材である鋳型フ
レーム5に固定されている。
ベースフレーム3a,4aと交換フレーム3b,4bとから構成
されている。図示の短辺フレームは分離型であるが、ベ
ースフレーム3a,4aと交換フレーム3b,4bが一体となっ
た一体型でも本発明は適用できる。7は短辺駆動シリン
ダで、そのシリンダチューブ7cは固定部材である鋳型フ
レーム5に固定されている。
【0012】図1に示すように、ベースフレーム3a,4a
にはクレビス11が取付けられており、このクレビス11は
クレビス半体12とクレビス半体13からなる。クレビス12
は貫通孔14が形成され、外側からリテーナ15が固定され
るようになっており、クレビス半体13には凹部16が形成
されている。一方、支持ロッド7aの先端のボス7bにはピ
ン21が貫通しており、ピン21の両端面とリテーナ15の内
壁面および凹部16の底壁面との間には、それぞれ皿バネ
22が挿入されている。またピン21のボス7bより外方に突
出した部分の外周面にはブッシュ23が嵌められ、クレビ
ス半体12,13の貫通孔14および凹部16との間の半径方向
の隙間を無くしている。
にはクレビス11が取付けられており、このクレビス11は
クレビス半体12とクレビス半体13からなる。クレビス12
は貫通孔14が形成され、外側からリテーナ15が固定され
るようになっており、クレビス半体13には凹部16が形成
されている。一方、支持ロッド7aの先端のボス7bにはピ
ン21が貫通しており、ピン21の両端面とリテーナ15の内
壁面および凹部16の底壁面との間には、それぞれ皿バネ
22が挿入されている。またピン21のボス7bより外方に突
出した部分の外周面にはブッシュ23が嵌められ、クレビ
ス半体12,13の貫通孔14および凹部16との間の半径方向
の隙間を無くしている。
【0013】前記皿バネ22は特許請求の範囲にいう弾発
機構を構成するもので、ピン21と各クレビス半体12,13
との間で互いに弾発力を働かせ、短辺フレーム3(4)
を常に支持ロッド7aを中心に位置するように付勢してい
る。いま図1に矢印yで示すように一方の長辺フレーム
から短辺フレーム3(4)に幅方向に押す力が加えられ
ると、皿バネ22の変形によって外力が吸収され支持ロッ
ド7aには無理な荷重はかからない。なお、支持ロッド7a
が長く伸長しているときは、支持ロッド7aの撓みと皿バ
ネ22の変形によって外力が吸収される。そして、外力が
無くなったときは、皿バネ22の弾発力および支持ロッド
7aの弾性力によって短辺フレーム3(4)は元の位置に
復帰する。このため、支持ロッド7aが破損することはな
い。
機構を構成するもので、ピン21と各クレビス半体12,13
との間で互いに弾発力を働かせ、短辺フレーム3(4)
を常に支持ロッド7aを中心に位置するように付勢してい
る。いま図1に矢印yで示すように一方の長辺フレーム
から短辺フレーム3(4)に幅方向に押す力が加えられ
ると、皿バネ22の変形によって外力が吸収され支持ロッ
ド7aには無理な荷重はかからない。なお、支持ロッド7a
が長く伸長しているときは、支持ロッド7aの撓みと皿バ
ネ22の変形によって外力が吸収される。そして、外力が
無くなったときは、皿バネ22の弾発力および支持ロッド
7aの弾性力によって短辺フレーム3(4)は元の位置に
復帰する。このため、支持ロッド7aが破損することはな
い。
【0014】上記の実施例では皿バネを用いたが、これ
に限らず必要な弾発力さえ付与できればどのような弾発
材を用いてもよい。したがって、竹の子バネや重ね板バ
ネなどをピン22と各クレビス半体12,13の間に介装して
もよい。ただし、皿バネは弾発力が強く占有スペースが
小さくなる点で好ましい。
に限らず必要な弾発力さえ付与できればどのような弾発
材を用いてもよい。したがって、竹の子バネや重ね板バ
ネなどをピン22と各クレビス半体12,13の間に介装して
もよい。ただし、皿バネは弾発力が強く占有スペースが
小さくなる点で好ましい。
【0015】つぎに、弾発機構をコイルスプリングを用
いて構成した実施例を説明する。図3はピン21の内部に
バネ室31を形成し、コイルスプリング32を入れ、ピン21
の両端の孔33からバネ座付き突起34の突起部を突出させ
たものである。各バネ座付き突起34は各クレビス半体15
に取付けたリテーナ15に当接している。図4はバネ室31
を隔壁35で二分し、各バネ室31a,31bにコイルスプリ
ング32a,32bを入れたものである。これらの例におい
ても、短辺フレーム3,4に幅方向の外力が加われば、
その外力がバネ座付き突起34を経てコイルスプリング32
(32a,32b)に伝えられ、該コイルスプリング32(32a,
32b)で外力を吸収するとともに、外力が無くなればそ
の弾発力によって、短辺フレーム3,4を元の位置に戻
すことができる。したがって、この実施例においても支
持ロッド7aを破損することはない。
いて構成した実施例を説明する。図3はピン21の内部に
バネ室31を形成し、コイルスプリング32を入れ、ピン21
の両端の孔33からバネ座付き突起34の突起部を突出させ
たものである。各バネ座付き突起34は各クレビス半体15
に取付けたリテーナ15に当接している。図4はバネ室31
を隔壁35で二分し、各バネ室31a,31bにコイルスプリ
ング32a,32bを入れたものである。これらの例におい
ても、短辺フレーム3,4に幅方向の外力が加われば、
その外力がバネ座付き突起34を経てコイルスプリング32
(32a,32b)に伝えられ、該コイルスプリング32(32a,
32b)で外力を吸収するとともに、外力が無くなればそ
の弾発力によって、短辺フレーム3,4を元の位置に戻
すことができる。したがって、この実施例においても支
持ロッド7aを破損することはない。
【0016】以上のごとく本発明の各実施例では、皿バ
ネ22やコイルスプリング32で外力を吸収し、かつ反発し
て元の位置へ復帰させうるので、支持ロッド7aのボス7b
とクレビスとの間にスキマを設ける必要がなく、このた
め短辺フレーム3,4の位置制御を正しく行え、しかも
支持ロッド7aを損傷から保護することができる。
ネ22やコイルスプリング32で外力を吸収し、かつ反発し
て元の位置へ復帰させうるので、支持ロッド7aのボス7b
とクレビスとの間にスキマを設ける必要がなく、このた
め短辺フレーム3,4の位置制御を正しく行え、しかも
支持ロッド7aを損傷から保護することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、短辺駆動装置の支持ロ
ッドのボスとクレビスの間の隙間を無くして位置制御を
正確に行い、しかも支持ロッドの破損を生じないように
することができる。
ッドのボスとクレビスの間の隙間を無くして位置制御を
正確に行い、しかも支持ロッドの破損を生じないように
することができる。
【図1】本発明の一実施例に係わる短辺フレーム支持装
置の要部断面図である。
置の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる短辺フレーム支持装
置の要部側面図である。
置の要部側面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係わる短辺フレーム支持
装置の要部断面図である。
装置の要部断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施例に係わる短辺フレーム
支持装置の要部断面図である。
支持装置の要部断面図である。
【図5】水平振動鋳型の平面図である。
【図6】垂直振動鋳型の短辺フレーム支持装置の平面図
である。
である。
1 長辺フレーム 2 長辺フレーム 3 短
辺フレーム 4 短辺フレーム 7 短辺駆動シリンダ 7a 支
持ロッド 7b ボス 11 クレビス 12 ク
レビス半体 13 クレビス半体 21 ピン 22 皿
バネ 32 コイルスプリング
辺フレーム 4 短辺フレーム 7 短辺駆動シリンダ 7a 支
持ロッド 7b ボス 11 クレビス 12 ク
レビス半体 13 クレビス半体 21 ピン 22 皿
バネ 32 コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別所 永康 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社技術研究本部内 (72)発明者 糸山 誓司 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社技術研究本部内 (72)発明者 菅 亨 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重 機械工業株式会社新居浜製造所内 (72)発明者 阿部 和男 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重 機械工業株式会社新居浜製造所内 (56)参考文献 特開 平5−245589(JP,A) 特開 平3−99756(JP,A) 特開 平3−57538(JP,A) 特開 平2−127945(JP,A) 実開 平4−83445(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 11/04 315
Claims (3)
- 【請求項1】対向して配置された一対の長辺フレーム
と、該一対の長辺フレームの間に配置された対向する一
対の短辺フレームとでモールドチャンバーを構成し、前
記一対の長辺フレームに水平振動用油圧シリンダを連結
し、前記一対の短辺フレームに短辺駆動シリンダを連結
した水平振動鋳型であって、前記短辺駆動シリンダの支
持ロッドのボスを短辺フレームのクレビスに対し、短辺
幅方向の外力を吸収反発する弾発機構を介して取付けた
ことを特徴とする水平振動鋳型の短辺フレーム支持装
置。 - 【請求項2】前記弾発機構が、前記支持ロッドのボスに
貫通されたピンと、該ピンの両端面と一対のクレビス半
体との間にそれぞれ介装された皿バネとからなる請求項
1記載の短辺フレーム支持装置。 - 【請求項3】前記弾発機構が、前記支持ロッドのボスに
貫通されたピンと、該ピンの内部に形成されたバネ室に
挿入されたコイルスプリングと、該コイルスプリングの
弾発力を各クレビス半体に伝達するべくバネ室の両端に
形成した孔から突起部を突出させたバネ座付き突起とか
らなる請求項1記載の短辺フレーム支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35120793A JP2857051B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 水平振動鋳型の短辺フレーム支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35120793A JP2857051B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 水平振動鋳型の短辺フレーム支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07195152A JPH07195152A (ja) | 1995-08-01 |
JP2857051B2 true JP2857051B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=18415778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35120793A Expired - Lifetime JP2857051B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 水平振動鋳型の短辺フレーム支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2857051B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6973957B2 (en) * | 2001-12-20 | 2005-12-13 | Jfe Steel Corporation | Continuous casting mold, a shorter side thereof and method of exchanging the shorter side frame |
CN114939635A (zh) * | 2022-04-24 | 2022-08-26 | 衡阳镭目科技有限责任公司 | 结晶器调宽驱动装置、结晶器及连铸设备 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35120793A patent/JP2857051B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07195152A (ja) | 1995-08-01 |
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