JP2855917B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジなどの加熱
調理器に関するものであり、特に、加熱室内におかれた
調理用の付属品を認識し、その結果に基づき加熱条件を
自動的に表示するようにした加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加熱調理器は、図8に示
すように開閉自在なドア1を開け、加熱室2内に食品3
を収納した調理用の付属品、例えば、圧力鍋4を収納
し、ドア1を閉じた後、おおまかな加熱条件、例えば、
再加熱、調理、オーブン、グリル、生解凍、圧力調理、
スチームなどの表示スイッチ5を選択し、更に詳細に表
示された加熱条件6、例えばスチームの場合、茶碗蒸
し、肉まんなどを選択した後に調理スタートスイッチ7
を操作し、マグネトロン(図示せず)、ヒータ8などを
動作させて加熱調理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の加熱調理器では、おおまかな加熱条件を設定し、更に
詳細な加熱条件を設定するものであるので調理の都度、
数多く表示される加熱条件の中から、目的の加熱条件を
複数回選択するという非常に面倒で煩雑な操作が必要で
あった。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解消するもの
で、調理用の付属品で少なくとも非金属製鍋の内部の金
属製鍋の有無を認識し、その認識結果に基づいた少数個
の限定された加熱条件のみを表示することにより、目的
の加熱条件の選択する操作を、簡単に、且つ、容易にし
た加熱調理器を提供することを第1の目的としている。
【0005】第2の目的は調理物の種類、分量などに左
右されず、精度よく少なくとも非金属製鍋の内部の金属
製鍋の有無を認識することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の加熱調理器は、電波を検出する検波
センサと、前記検波センサにより加熱室内におかれた調
理用の付属品で少なくとも非金属製鍋の内部の金属製鍋
の有無を認識する認識手段と、前記認識手段の認識結果
に基づく加熱条件を表示する表示手段と、前記表示手段
により表示された加熱条件を選択する選択手段と、前記
選択手段により選択された加熱条件に応じて動作し、前
記加熱室内に収納された食品を加熱する加熱手段とから
なる構成と成っている。
【0007】また第2の目的を達成するために、本発明
の加熱調理器は、検波センサを複数個設け、前記複数個
の検波センサの相対値を演算する演算手段を設け、相対
値により加熱室におかれた調理用の付属品で少なくとも
非金属製鍋の内部の金属製鍋の有無を認識する認識手段
を設けた構成としたものである。
【0008】
【作用】本発明の加熱調理器は、上記構成により検波セ
ンサが電波を検出し認識手段がその検出量より加熱室内
におかれた調理用の付属品、例えば、樹脂からなる圧力
調理用の圧力鍋、スチーム調理用に金属製の蒸し器を内
部にいれた圧力鍋、オーブン・グリル用の金属の角皿な
どを認識することができる。従って、この認識結果に応
じた少数個の限定された加熱条件のみを表示手段で表示
し、加熱条件の選択を簡単にする。
【0009】また電波を検出する検波センサを複数個設
け、演算手段がその相対値を演算し、その演算結果によ
り認識手段が調理用の付属品を認識することにより食品
の種類、分量などにより食品が吸収する電波を相殺して
調理用の付属品を認識する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0011】実施例1 図1は、本発明に基づく加熱調理器の一部断面正面断面
図であり、従来例と同じ構成要素には同じ番号を付け
た。9は食品3を加熱調理するためのマグネトロン、1
0は圧力鍋4などを載置するための載置台、11は電波
を検出する検波センサで、加熱室2の底面に取り付け
て、マグネトロン9を運転したときに到達する電波量を
検出している。使用者は載置台10の上に圧力鍋4など
の内部に食品3を収納しドア(図示せず)を閉める。そ
の後自動的に短時間マグネトロン9を運転し認識手段1
2がそのときの検波センサ11の検出する電波量より圧
力鍋4ほかの付属品を認識し、認識した付属品で加熱可
能な条件を表示手段13により点灯して表示する。使用
者は表示された条件に対応する選択キー14の中からい
ずれかを押すことでヒータ8、またはマグネトロン9で
加熱する。図2に、検波センサ11への電波の入力を要
部拡大図により説明する。図2(a)は、加熱室2の載
置台に圧力鍋4をセットした場合を示す。15は加熱室
の側壁を示し、16は側壁15に設けられた金属角皿を
セットするための突起部を示す。矢印は電波の動きを示
すもので、圧力鍋の場合には電波は透過するので検波セ
ンサ11に到達する電波量は多い。図2(b)は、加熱
室2の載置台に圧力鍋4をセットし、その中に金属製の
蒸し器17をセットした場合を示す。これは圧力鍋には
水を入れ蒸し器に食品を入れ、食品に直接電波を当てる
のでなく蒸気で加熱する場合に用いる。電波は金属によ
り反射するので検波センサ11に到達する電波量は
(a)の場合に比べると少なくなる。但し電波が進入す
る隙間はたくさんあり検波センサ11により電波を検出
することはできる。図2(c)は、調理室2の側壁突起
部16に金属角皿18がセットされた場合を示す。金属
角皿の場合にも同様に電波が金属により反射するもので
しかも(b)の場合に比べて隙間がほとんどなく検波セ
ンサ11に到達する電波は極めて少ない。以上より明ら
かなように検波センサ11により到達する電波量から圧
力鍋4、圧力鍋と蒸し器17、金属角皿18の認識は可
能である。このようにして判別した付属品と加熱条件と
の関係を図3に示す。同図3より、付属品認識におい
て、例えば、圧力鍋と認識されると、加熱条件は、煮
魚、肉じゃが、煮豆などとなる。また、圧力鍋と蒸し器
と判別されると、加熱条件は、茶碗蒸し、ゆで卵、肉ま
んなどとなる。同様に、金属角皿であれば、グラタン、
クッキー、ピラフ、シュークリームなどとなる。図4に
表示手段13及び選択キー14の要部拡大図を示す。検
波センサにより付属品が圧力鍋と認識した場合には加熱
条件である煮魚、肉じゃが、煮豆に対応する表示ランプ
13a、13b、13cが点灯する。使用者はそれぞれ
の表示に対応した選択キーの煮魚キー14a、または肉
じゃがキー14b、または煮豆キー14cを押すことで
マグネトロンの運転により加熱を開始する。検波センサ
により付属品が圧力鍋と蒸し器と認識した場合には加熱
条件である茶碗蒸し、ゆで卵、肉まんに対応した表示ラ
ンプ13d、13e、13fが点灯する。使用者はそれ
ぞれの表示に対応したキーの茶碗蒸しキー14d、ゆで
卵キー14e、肉まんキー14fのいずれかを押すこと
でマグネトロンによる加熱を開始する。検波センサによ
り付属品が金属角皿と認識した場合には加熱条件である
グラタン、クッキー、ピラフ、シュークリームに対応し
た表示ランプ13g、13h、13i、13jを点灯
し、使用者はグラタンキー14g、クッキーキー14
h、ピラフキー14i、シュークリームキー14jのい
ずれかを押すことでヒータによる加熱を開始する。この
ように、限定された加熱条件の中からの選択になるので
操作は大変容易になる。図5に認識手段12の認識方法
をブロック図で示す。検波センサ11からの入力はVi
として得られ、第1比較部12aおよび第2比較部12
bに入力する。第1比較部12aは内部に所定の比較基
準V1、第2比較部にはV1よた小さい比較基準V2を
持ち、入力値ViがV1より大であれば第1比較部12
aの信号により圧力鍋検出部12cが圧力鍋と認識し表
示部13へ出力して、13a、13b、13cを点灯す
る。入力値ViがV1より小でV2より大であれば第1
比較部12aと第2比較部12bの信号により圧力鍋、
蒸し器検出部12dが圧力鍋と蒸し器があることを認識
し表示部13へ出力して13d、13e、13fを点灯
する。入力値ViがV2より小であれば第2比較部12
bの信号により角皿検出部12eが金属角皿があること
を認識し表示部13へ出力して13g、13h、13
i、13jを点灯する。
【0012】尚、検波センサは底面に取り付けて透過し
て到達する電波量を検出したが上面に取り付けて反射し
てくる電波量を検出しても付属品による差異はあり、同
様に付属品の認識は可能である。
【0013】実施例2 図6に検波センサを2個取り付けた例を示す。加熱室2
の底面に一方の検波センサ11a、加熱室2の上面に他
方の検波センサ11bを取り付けている。19は認識手
段で検波センサ11aと11bとで検出した電波量の差
を演算しその演算結果に基づき付属品を認識する。図7
は検波センサの検出特性を示す。図7(a)は加熱室底
面に取り付けた検波センサ11aの電波検出量である。
前記実施例1と同様に圧力鍋で検出量が多く、金属角皿
では検出量が少ない。ここに食品3を入れたり載せた場
合を斜線で示す。食品3は一般に多量の水分を含んでい
るので、水分が電波を吸収しその分食品3がない場合に
比べて検出量は少なくなる。(b)は加熱室上面に取り
付けた検波センサ11bの検出量であり、(a)と逆に
電波の反射が多い金属角皿で最も検出量が多く、電波を
透過する圧力鍋では最も検出量が少ない。ここに調理物
を入れたり載せた場合が斜線で示すもので(a)と同様
に調理物が電波を吸収する分だけ検出量は減少する。
(c)は検波センサ11aの検出量から11bの検出量
を引算した結果であり、反射の少ない圧力鍋ではプラ
ス、反射の多い金属角皿ではマイナスの結果となる。こ
こで斜線は調理物を載せた場合であるが、調理物により
吸収した電波の分が相殺された調理物がある場合と、な
い場合とでほとんど演算結果に差がない。これはまた調
理物の種類、分量などによる影響もやはり相殺して付属
品を正しく認識できる。演算手段19がこの検波センサ
11aの検出量から11bの検出量の引算を行い、認識
手段12がこの演算結果より上記実施例1と同様に調理
の付属品は何であるかを認識し、加熱条件を少数に限定
する。
【0014】なお、以上詳細に説明した調理用の付属品
を認識した後のこれらの加熱条件の表示は、押し忘れ
や、誤動作を防ぐため、あるいは、空動作を防止するた
めに、ドアを閉じた後、一定時間、例えば、1〜3分間
程度、表示したあとリセントするようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明の加熱調理器によれ
ば、次の効果が得られる。 (1)電波を検出する検波センサにより、加熱室内にお
かれた調理用の付属品を認識することができ、この認識
結果に応じた少数個の限定された加熱条件のみを表示す
ることができるため加熱条件の選択の操作が大いに簡単
になる。 (2)加熱室内におかれた調理用の付属品を認識するこ
とができるため、もし使用者が加熱調理において誤った
調理用の付属品を使用した場合、前記使用者が意図した
加熱条件が表示されないため、誤調理を事前に防止する
ことができる。 (3)また本発明は検波センサを複数個使用し、その検
出量の相対値から調理用の付属品を認識するので、調理
物が吸収する電波量を相殺でき、調理物の有無、種類、
分量による影響をなくし、精度よく付属品を認識すると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の一実施例の加熱調理器の一部断
面正面断面図
【図2】本発明の第1の一実施例の加熱調理器の要部断
面図
【図3】調理用付属品と加熱条件との関係を示す図
【図4】本発明の第1の一実施例の加熱調理器の操作表
示部の拡大図
【図5】本発明の第1の実施例の認識手段のブロック図
【図6】本発明の第2の一実施例の加熱調理器の一部断
面正面断面図
【図7】検波センサの特性図
【図8】従来の加熱調理器の一部破断正面図
【符号の説明】 2 加熱室 3 食品 8 ヒータ(加熱手段) 9 マグネトロン(加熱手段) 11 検波センサ 12 認識手段 13 表示手段 14 選択手段 19 演算手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−64841(JP,A) 特開 昭60−81794(JP,A) 特開 昭61−186720(JP,A) 特開 平1−195689(JP,A) 特開 平5−79635(JP,A) 実開 昭55−12580(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 7/02 310 H05B 6/68 320

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を加熱する加熱室と、電波を検出する
    検波センサと、前記検波センサにより加熱室内におかれ
    た調理用の付属品で少なくとも非金属製鍋の内部の金属
    製鍋の有無を認識する認識手段と、前記認識手段の認識
    結果に基づく加熱条件を表示する表示手段と、前記表示
    手段により表示された加熱条件を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された加熱条件に応じて動作
    し、前記加熱室内に収納された食品を加熱する加熱手段
    とからなる加熱調理器。
  2. 【請求項2】検波センサを複数個設け、前記複数個の検
    波センサの相対値を演算する演算手段を設けた構成の請
    求1記載の加熱調理器。
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