JP2855159B2 - 押しボタンスイッチとその製造方法 - Google Patents

押しボタンスイッチとその製造方法

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JP2855159B2 JP13021493A JP13021493A JP2855159B2 JP 2855159 B2 JP2855159 B2 JP 2855159B2 JP 13021493 A JP13021493 A JP 13021493A JP 13021493 A JP13021493 A JP 13021493A JP 2855159 B2 JP2855159 B2 JP 2855159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の入力操作部に
用いられるパネルスイッチに関し、特に、クリック感の
改善と信頼性の向上に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来の押しボタンスイッチの要部の構造
を図3を参照して説明する。ポリエステルフイルムなど
の絶縁基板1上に、例えば銀とカーボンを混合した導電
性ペーストを印刷し、固化させることにより、中心接点
パッド2,その周りの馬蹄形接点パッド3及びこれらの
パッドから引き出される第1,第2引き出しパターン
4,5が同時に形成される。引き出しパターン4上のし
かも馬蹄形接点パッド5の開口部に引き出しパターン4
の幅よりかなり大きい幅の、ポリエステル樹脂などの絶
縁層6を引き出しパターン4に重ねて形成する。そして
馬蹄形接点パッド3上にステンレスなどのドームコンタ
クト(ドーム状コンタクトとも言う)7を配置する。こ
の状態では、中心接点パッド2からの引き出しパターン
4とドームコンタクト7の外周は、絶縁層6が介在して
いるので、電気的に導通しない。すなわち、スイッチ・
オフの状態である。
【0003】ドームコンタクト7を上から押して変形さ
せ、その中心部を中心接点パッド2に接触させることに
より、ドームコンタクト7を介して、中心接点パッド2
と馬蹄形接点パッド3とが電気的に導通する。つまり、
スイッチ・オン状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスイッチでは、
第1引き出しパターン4上に重ねて、馬蹄形接点パッド
3の開口部に絶縁層6を形成するものであるから、第1
引き出しパターン4と重なる絶縁層6の基板1からの高
さは、馬蹄形接点パッド3の高さより絶縁層6の厚味分
だけ高くなる。そのため図3Bに示すようにドームコン
タクト7が傾いてしまい、スイッチを押下したときの感
触(クリック感)が悪く、またドームコンタクト7の第
1引き出しパターン4と重なる周縁にむりな力がかか
り、割れる恐れがある点で信頼性上問題があった。
【0005】またドームコンタクト7の外周の一部が、
絶縁層6の引き出しパターン4と重なる最高部に接触
し、スイッチング時の応力が直接的に絶縁層6の最高部
に掛かると共にドームコンタクト7の周縁でこすられ
て、その部分が摩耗して破損され、パターン4とドーム
コンタクト7との間の絶縁性を確保できなくなる点で信
頼性上問題があった。
【0006】この発明の目的は、このような従来の欠点
を除去し、クリック感がよく、ドームコンタクトが割れ
る恐れがなく、ドームコンタクトと引き出しパターンと
の間の絶縁が劣化する恐れがなく、従来より信頼性を向
上したスイッチ構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の押しボタンスイッチの製造方法には、
絶縁基板上に中心接点パッドと、その中心接点パッドよ
り導出される第1引き出しパターンとを同時に印刷形成
する工程と、前記絶縁基板上の、前記中心接点パッドと
その近傍を除く部分に絶縁層を印刷形成する工程と、そ
の絶縁層上に、前記中心接点パッドを囲み、かつ前記第
1引き出しパターン及びその近傍に開口部を有する第1
馬蹄形接点パッドと、その第1馬蹄形接点パッドの外周
より導出される第2引き出しパターンとを同時に印刷形
成する工程と、前記第1馬蹄形接点パッドに重ねて、第
2馬蹄形接点パッドを、それら第1,第2馬蹄形接点パ
ッド合計の厚さが前記第1引き出しパターンの厚みより
大きくなるように印刷形成する工程と、その第2馬蹄形
接点パッド上にドーム形コンタクトを配置する工程とが
設けられる。
【0008】(2)請求項2の発明では、前記(1)項
に記載の押しボタンスイッチの製造方法において、前記
第2馬蹄形接点パッドの形成と同時に、前記中心接点パ
ッドに重ねて、付加中心接点パッドを印刷形成するもの
である。 (3)請求項3の発明は、前記(1)項に記載の製造方
法により製造された押しボタンスイッチである。
【0009】(4)請求項4の発明は、前記(2)項に
記載の製造方法により製造された押しボタンスイッチで
ある。
【0010】
【実施例】この発明の押しボタンスイッチを図1,図2
を参照して製造工程順に説明する。図1,図2には図3
と対応する部分に同じ符号を付してある。 ポリエステルフイルムなどの可撓性絶縁基板1上に
中心接点パッド2とその中心接点パッド2より導出され
る第1引き出しパターン4とを、例えば銀とカーボンと
を混合した導電性ペーストを用いて、同時に印刷形成す
る。
【0011】 絶縁基板1上の、中心接点パッド2と
その近傍を除く部分にポリエステル樹脂などの絶縁層6
を印刷形成する。 絶縁層6上に、中心接点パッド2を囲み、かつ第1
引き出しパターン4及びその近傍に開口部9を有する第
1馬蹄形接点パッド3aと、その第1馬蹄形接点パッド
3aの外周より導出される第2引き出しパータン5と
を、前記導電性ペーストを用いて同時に印刷形成する。
【0012】 第1馬蹄形接点パッド3aに重ねて、
第2馬蹄形接点パッド3bを、例えばカーボンの導電性
ペーストを用いて、それら第1,第2馬蹄形接点パッド
3a,3b合計の厚さが第1引き出しパターン4の厚さ
より大きくなるように印刷形成する。これにより、第2
馬蹄形接点パッド3bの上面の高さは、図1Cから分か
るように、第1引き出しパターン4上の絶縁層6の高さ
よりΔだけ大きくなる。
【0013】 第2馬蹄形接点パッド3b上にドーム
コンタクト7を配置する。ドームコンタクト7の周縁
と、第1引き出しパターン4上の絶縁層6の最上面との
間に寸法Δの空隙が形成される。なお、において第2
馬蹄形接点パッド3bの形成と同時に、中心接点パッド
2に重ねて、付加中心接点パッドを印刷形成し、接点の
高さを大きくしてドームコンタクト7との間隔(ストロ
ーク)を狭めて、ドームコンタクト7を上から押下した
とき中心接点パッド2に接触するまでの時間を短くする
ことができる。
【0014】の中心接点パッド2及び第1引き出しパ
ターン4と、の第1馬蹄形接点パッド3aとは同一導
電性ペーストが用いられるが、特にほゞ同じ厚さに印刷
形成した場合には、前記空隙の寸法Δは第2馬蹄形接点
パッド3bの厚さにほゞ等しくなる。ドームコンタクト
7はステンレスなどの金属材料で作る他、ポリエステル
フイルムなどの絶縁シートの裏面に中心接点パッド2と
同様な導電性ペーストを印刷し、これをエンボス加工
(球面状に加工すること)して作製することもできる。
【0015】なお、馬蹄形接点パッド3(3a,3b)
を2工程に分けて形成するのは、1工程で厚さの大きい
パッドを印刷形成すると厚さにばらつきが生じ易いから
である。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、 (イ)絶縁層6が第1引き出しパターン4とその近傍の
みならず、第1馬蹄形接点パッド3bの下側にも一様に
形成されていること。 (ロ)第1,第2馬蹄形接点パッド3a,3b合計の厚
さが、第1引き出しパターン4の厚さより大きく設定さ
れていること。 の2つの理由によって、ドームコンタクトの周縁と第1
引き出しパターン4上の絶縁層6の最上面との間に空隙
(寸法Δ)が必ず形成される。
【0017】従って、ドームコンタクト7を絶縁層6に
接触することなく、第2馬蹄形接点パッド3b上に水平
に配置することができるので、スイッチング時のクリッ
ク感が良くなると共に、ドームコンタクト7の周縁の一
部にむりな力がかかり、割れが発生する恐れもない。ま
た、スイッチング時に絶縁層6がドームコンタクトの周
縁でこすられて摩耗し、破損され、ドームコンタクト7
と第1引き出しパターン4との間の絶縁が劣化する恐れ
もない。
【0018】このように、この発明によればスイッチの
信頼性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の押しボタンスイッチの実施例を示す
図で、Aは平面図、Bは正面図、Cは右側面図。
【図2】A及びBはそれぞれ図1AのE−E断面図及び
D−D断面図。
【図3】従来の押しボタンスイッチを示す図で、Aは平
面図、Bは正面図。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に中心接点パッドと、その中
    心接点パッドより導出される第1引き出しパターンとを
    同時に印刷形成する工程と、 前記絶縁基板上の、前記中心接点パッドとその近傍を除
    く部分に絶縁層を印刷形成する工程と、 その絶縁層上に、前記中心接点パッドを囲み、かつ前記
    第1引き出しパターン及びその近傍に開口部を有する第
    1馬蹄形接点パッドと、その第1馬蹄形接点パッドの外
    周より導出される第2引き出しパターンとを同時に印刷
    形成する工程と、 前記第1馬蹄形接点パッドに重ねて、第2馬蹄形接点パ
    ッドを、それら第1,第2馬蹄形接点パッド合計の厚さ
    が前記第1引き出しパターンの厚みより大きくなるよう
    に印刷形成する工程と、 その第2馬蹄形接点パッド上にドーム形コンタクトを配
    置する工程とを具備することを特徴とする、 押しボタンスイッチの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の押しボタンスイッチの製
    造方法において、前記第2馬蹄形接点パッドの形成と同
    時に、前記中心接点パッドに重ねて、付加中心接点パッ
    ドを印刷形成することを特徴とする。
  3. 【請求項3】 絶縁基板上に中心接点パッドとその中心
    接点パッドより導出される第1引き出しパターンとが形
    成され、 前記絶縁基板上の、前記中心接点パッドとその近傍を除
    く部分に絶縁層が形成され、 前記絶縁層上に、前記中心接点を囲み、かつ前記第1引
    き出しパターン及びその近傍に開口部を有する第1馬蹄
    形接点パッドと、その第1馬蹄形接点パッドの外周より
    導出される第2引き出しパターンとが形成され、 前記第1馬蹄形接点パッドに重ねて、第2馬蹄形接点パ
    ッドが、それら第1,第2馬蹄形接点パッド合計の厚さ
    が前記第1引き出しパターンの厚みより大きくなるよう
    に形成され、 その第2馬蹄形接点パッド上にドーム形コンタクトが配
    されていることを特徴とする、 押しボタンスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の押しボタンスイッチにお
    いて、前記中心接点パッドに重ねて付加中心接点パッド
    が形成されていることを特徴とする。
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