JP2855061B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2855061B2
JP2855061B2 JP21541693A JP21541693A JP2855061B2 JP 2855061 B2 JP2855061 B2 JP 2855061B2 JP 21541693 A JP21541693 A JP 21541693A JP 21541693 A JP21541693 A JP 21541693A JP 2855061 B2 JP2855061 B2 JP 2855061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボンを用いて
印字する印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクリボンを用いて印字する
印字装置は、インクリボン給送方向に対して交差する一
方から印字ヘッドの先端面とリボンプロテクタとの間隙
にインクリボンを挿入してインクリボンを交換してい
る。
【0003】ところで、印字ヘッドの先端面とリボンプ
ロテクタとの間隙は、ワイヤ等の動作ストロ−クの関係
で狭くなっているので、リボン交換時、インクリボンの
縁が印字ヘッドの先端部に引掛かりを生ずる。そこで、
交換しやすいように間隙を広めるために印字ヘッド側を
移動する印字装置がある。例えば本出願人がすでに出願
した特公平3−69314号公報もその1つである。
【0004】その公報によれば、印字ヘッドとメディア
フォロ−(印字用紙に押し当ててる点でリボンプロテク
タと同じ)とが互いに分離独立し、印字ヘッドがメディ
アフォロ−に対して離間する方向に移動可能に設けたも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の印字装置にあっ
ては、リボン交換時、印字ヘッドの先端面とメデイアフ
ォロ−との間隙を広げるために、メデイアフォロ−を一
体に設けたフレ−ムと、印字ヘッドを固定したプレ−ト
との間に設けた引張りスプリングの張力に抗してプレ−
トを引張り上げなければならず、強い力を必要とするの
で指を痛めたり、プレ−トの角に爪を引っ掛けて爪を割
る恐れがあった。
【0006】本発明は、安全に、且つ容易にリボン交換
できる印字装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印字装置においては、リボンプロテクタを一
端部に固着し、間隙の他方の間隙端近傍に設けた支軸を
中心に一方の間隙端を広げるように回動するレバ−と、
該レバ−を付勢する付勢部材と、インクリボンを給送方
向に案内するリボンガイド部を有して印字ヘッドの先端
面と並設され、リボンプロテクタの回動動作に伴って一
方の間隙端側に移動するリボンガイドブロックとを備え
たものである。
【0008】
【作用】上記のように構成された印字装置のレバ−を付
勢部材の付勢力に抗して回動すると、レバ−の回動動作
に伴ってリボンプロテクタは一方の間隙端を広げるよう
に回動するとともにリボンガイドブロックが一方の間隙
端側へ移動し、リボンガイド部とリボンプロテクタとの
間隙が広くなる。
【0009】従って本発明によれば、安全に、且つ容易
にリボン交換できるのである。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付
す。
【0011】図1は実施例を示す正面図であり、図2は
図1の側面図である。印字装置1はキャリッジフレ−ム
2に印字ヘッド3、リボンガイドブロック4、リボンプ
ロテクタ5を搭載し、シャフト6に沿ってスペ−シング
動作を行う。
【0012】印字ヘッド3の先端面7とリボンプロテク
タ5との間には図1に破断図で示すように間隙Aが設け
てある。リボンガイドブロック4は印字ヘッド3の先端
面7と並設したガイドポスト8、9に沿って摺動する。
ガイドポスト8、9はキャリッジフレ−ム2に立設して
ある。リボンガイドブロック4には図3に示すように、
リボンガイド部10が設けてあり、インクリボン11が
キャリッジフレ−ム2のスペ−シング動作に伴ってリボ
ンガイド部10をインクリボン給送方向に移動するよう
に設けてある。
【0013】リボンプロテクタ5はインクリボン給送方
向に対して交差する一方の間隙端を広げるように回動す
る。即ち、リボンプロテクタ5には他方の間隙端近傍の
キャリッジフレ−ム2に設けた支軸12、13を中心に
矢印D−E方向に回動するレバ−14、15が設けてあ
る。
【0014】レバ−14、15の一端部14a、15a
は、支軸14、15の近傍にあり、リボンプロテクタ5
にねじ16で固着してある。レバ−14、15の回動部
としての他端部14b、15bは一端部14a、15a
が支軸12、13の近傍にあるのに対して十分に離れた
位置にある。
【0015】レバ−14、15の他端部14b、15b
と支軸12、13との間にはスプリングポスト17、1
8が設けてあり、キャリッジフレ−ム2にはスプリング
ポスト19、20が設けてある。スプリングポスト1
7、19間にはディテントスプリング21が張設してあ
り、スプリングポスト18、20間にはディテントスプ
リング22が張設してある。
【0016】キャリッジフレ−ム2にはリボンプロテク
タ5を当接するポスト23、24が設けてあリ、リボン
プロテクタ5はディテントスプリング21、22の張力
でポスト23、24に当接することによって、印字ヘッ
ド3の先端面7との間に間隙Aを維持してる。リボンガ
イドブロック4はレバ−14に設けたピン25に当接し
て回動するリボン切替レバ−26に係合している。
【0017】リボン切替レバ−26はキャリッジフレ−
ム2に設けた支軸27に矢印F−G方向に回動自在に設
けてあり、支軸27に設けたト−ションスプリング28
により矢印F方向に付勢されている。リボン切替レバ−
26の一端部にはピン29が設けてあり、リボンガイド
ブロック4の凹部4a(図1では破断部にて示し、図3
では斜視図で示す)に嵌合してある。リボン切替レバ−
26は、印字動作中、リボンガイドブロック4をインク
リボン給送方向に対して交差する矢印B−C方向に移動
し、印字色を切り替える。
【0018】次にリボン交換動作について図4を加えて
説明する。図4は実施例の動作説明図である。
【0019】先ず、図示せぬプラテン側を装着した図示
せぬベ−スフレ−ムに対し、印字装置1を装着した図示
せぬフレ−ムを回動して印字装置1をプラテン側から離
した位置に位置決めする。リボンプロテクタ5は図1、
図2に示すように、キャリッジフレ−ム2のポスト2
3、24に当接して印字ヘッド3の先端面7との間に間
隙Aを維持し、間隙A内に位置するリボンガイドブロッ
ク4のリボンガイド部10にインクリボン11を保持し
て印字ヘッド3の先端面7に対向させてある。
【0020】次に、図4に示すように、レバ−14の他
端部14b、またはレバ−15の他端部15bをディテ
ントスプリング21、22の張力に抗して回動し、支軸
12、13を中心にレバ−14、15を矢印D方向へ回
動する。スプリングポスト17、18の位置はレバ−1
4、15の回動動作に伴って変化するので、ディテント
スプリング21、22の張力はスプリングポスト17、
18が所定の位置に達するまではレバ−14、15を矢
印E方向へ回動するように作用するが、スプリングポス
ト17、18が所定の位置を越すと、レバ−14、15
を矢印D方向へ回動するように作用する。リボンプロテ
クタ5はレバ−14、15の回動動作に伴って一方の間
隙端を広げるように回動する。
【0021】また、レバ−14は回動動作の途中でピン
25をリボン切替レバ−26に当接して、リボン切替レ
バ−26を矢印G方向へ回動する。リボン切替レバ−2
6が矢印G方向へ回動することにより、リボンガイドブ
ロック4が一方の間隙端側、即ち矢印B方向へ移動す
る。
【0022】従って、図4に示すように、リボンガイド
部10とリボンプロテクタ5との間隙が広くなる。リボ
ン切替レバ−26がキャリッジフレ−ム2に当接した時
点でレバ−14、15の回動動作は停止する。
【0023】次に新しいインクリボン11をリボンガイ
ド部10に位置決めし、レバ−14の他端部14b、ま
たは15の他端部15bをディテントスプリング21、
22の張力に抗して矢印E方向へ回動する。スプリング
ポスト17、18の位置はレバ−14、15の回動動作
に伴って変化するので、ディテントスプリング21、2
2の張力はスプリングポスト17、18が所定の位置に
達するまではレバ−14、15を矢印D方向へ回動する
ように作用するが、スプリングポスト17、18が所定
の位置を越すと、レバ−14、15を矢印E方向へ回動
するように作用する。
【0024】また、スプリングポスト17、18の位置
変化に伴ってリボン切替レバ−26がト−ションスプリ
ング28により矢印F方向に付勢されて回動し、ボンガ
イドブロック4を矢印C方向に移動させる。
【0025】リボンプロテクタ5がポスト23、24に
当接すると、リボンプロテクタ5と印字ヘッド3の先端
面7との間を間隙Aとし、間隙A内にリボンガイドブロ
ック4のリボンガイド部12を位置決めしてインクリボ
ン11を印字ヘッド3の先端面7に対向させる。
【0026】本実施例ではレバ−の支軸をキャリッジフ
レ−ムに設けたが、キャリッジフレ−ムにブラケット等
を取り付けてそのブラケットに支軸を設けてもよい。
【0027】
【本発明の効果】本発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0028】リボンプロテクタを一端部に固着し、他方
の間隙端近傍に設けた支軸を中心に一方の間隙端を広げ
るように回動するレバ−と、インクリボンを給送方向に
案内するリボンガイド部を有して間隙に印字ヘッドの先
端面と並設され、リボンプロテクタの回動動作に伴って
一方の間隙端側に移動するリボンガイドブロックとを備
えたことにより、レバ−の回動動作に伴ってリボンプロ
テクタは一方の間隙端を広げるように回動するとともに
リボンガイドブロックが一方の間隙端側へ移動し、リボ
ンガイド部とリボンプロテクタとの間隙が広くなるので
安全に、且つ容易にリボン交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】リボンガイドブロックの外観斜視図である。
【図4】実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 印字装置 4 リボンガイドブロック 5 リボンプロテクタ 10 リボンガイド部 14、15 レバ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 35/04 B41J 11/62 B41J 35/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボン給送方向に対して交差する
    一方から印字ヘッドの先端面とリボンプロテクタとの間
    隙にインクリボンを挿入してインクリボンを交換する印
    字装置において、 上記リボンプロテクタを一端部に固着し、上記間隙の他
    方の間隙端近傍に設けた支軸を中心に上記一方の間隙端
    を広げるように回動するレバ−と、 該レバ−を付勢する付勢部材と、 上記インクリボンを給送方向に案内するリボンガイド部
    を有して印字ヘッドの先端面と並設され、リボンプロテ
    クタの回動動作に伴って上記一方の間隙端側に移動する
    リボンガイドブロックとを備えたことを特徴とする印字
    装置。
  2. 【請求項2】 上記リボンガイドブロックは上記印字ヘ
    ッドの先端面と並設したガイドポストに摺動自在に設け
    られ、上記レバ−に設けたピンに当接して回動するリボ
    ン切替レバ−に係合している請求項1記載の印字装置。
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