JP2854775B2 - 丸棒・線材の圧延装置 - Google Patents
丸棒・線材の圧延装置Info
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Description
関する。さらに詳しくは、断面円形の鋼材などに熱間ま
たは冷間で複数段のロール圧延を施して線径を減少さ
せ、所望の寸法の丸棒または線材を得るための圧延技術
に関する。
チに対応できる圧延方法であるサイズフリー圧延が提案
されている。このサイズフリー圧延は、同一孔形のロー
ルを用いると共にロールの圧下位置を無段階で変更し
て、丸棒・線材の径を無段階で変えて仕上げるもので、
先に本出願人が提案した特願平4−311369号に開示され
た技術がある。
位相で連続配置された複数段の2ロールミルS1 〜Sn
からなる2ロールミル群と、該2ロールミル群の下流側
に直前段の2ロールミルに対し45°傾けて配置された4
ロールミルSn+1 とからなり、図8の(a) →(b) →(c)
のパスで順に圧延するようになっている。すなわち(a)
で上下方向を圧延し、(b) で左右方向を圧延するのであ
るが、(a) で圧延されたda の寸法が(b) の圧延後巾広
がりを起しdb に変化する。(b) のdb 寸法は(c) の圧
延終了後そのまま残ってしまうので、寸法精度を上げる
ためには(b) の圧延で幅広がりの量を予測して(a) のd
a 寸法を決める必要がある。
は孔形、減面率等により左右され精度よく予測するのは
困難で、誤差の要因となっている。とくに、2ロール圧
延では幅広がりの影響が大きく、精度の高い丸棒を得る
には、幅広がりを予測しロールギャップ設定を行う必要
があるため、運転しにくいという問題がある。
くし、断面精度が高く、サイズフリー圧延の範囲が広い
圧延装置を提供することを目的とする。
°位相で連続配置された3段の2ロールミルと、その下
流に直前段の2ロールミルに対し45°傾斜させて配置し
た4ロールミルとから仕上げロールミル群を構成し、前
記4段のロールミルの孔形が、順に、オーバル、ラウン
ドまたはラウンドに近いオーバル、ラウンド、ラウンド
としたことを特徴とする。
図9に示すグラフのとおりであり、横軸は減面率、縦軸
は幅広がり率である。線Xは2ロールのラウンドオーバ
ルの幅広がり率を、線Yは2ロールのオーバルラウンド
の幅広がり率を示している。ここで幅広がり率を図8に
基づき説明すると、(db −da )/da ×100(%)
で表わされ、これは減面率が大きくなればなる程、大き
くなる傾向にあることが判る。
ル群において、1段目2ロールミルのオーバル孔形で材
料を圧延した後、直交方向から2段目2ロールミルのラ
ウンド孔形(またはラウンドに近いオーバル孔形)で材
料を圧延すると、減面率が大きくなるため、幅広がり率
も大きいが、3段目2ロールミルのラウンド孔形での圧
延は一度減面した後であり、しかも1段目2ロールミル
と同じ方向からの圧延であるから、減面率は数%以下に
小さくなる。このため、この段階で幅広がりはほとんど
生じなくなる。そして、ロール孔形より小さい半径の製
品を得る場合、3段目2ロールミルの圧延を終えた状態
では、製品断面が四角形に近い形状になっているが、そ
の四角のコーナー部を最終段4ロールミルのラウンド孔
形で圧延すれば、大幅に真円に近づく。
影響は少なく真円に近い丸棒の圧延ができる。さらに最
終段に4ロールミルを設置したため1種類の孔形ロール
で多サイズの丸棒が圧延でき、いわゆるサイズフリー圧
延が可能となる。
置を説明する。図1は本発明の一実施例にかかわる圧延
装置のロール配置図、図2〜4は図1の圧延装置におけ
る仕上げロールミル群のパス説明図である。
を行う2ロールミル群S1 、S2 、S3 …と仕上げ圧延
を行う仕上げロールミル群Bから構成されている。仕上
げロールミル群Bは、90°位相で連続配置された3段の
2ロールミルSn-2 、Sn-1、Sn と、その下流に直前
段2ロールミルSn に対し45°傾斜させて配置した4ロ
ールミルSn+1 とから構成されている。そして、ロール
孔形は、1段目2ロールミルSn-2 がオーバルすなわち
略楕円形の孔形であり、2段目2ロールミルSn-1 がラ
ウンドすなわち略円形またはラウンドに近いオーバルで
あり、3段目2ロールミルSn がラウンド、4段目4ロ
ールミルSn+1 がラウンドとなっている。
す一対のロールを上下にした水平配置H、一対のロール
を左右にした垂直配置V、水平配置H、4ロールの順、
また図3に示す垂直配置V、水平配置H、垂直配置V、
4ロールの順、あるいは図4に示す千鳥配置(たとえば
斜右下り、斜右上り、斜右下り)、4ロールの順のいず
れであってもよい。
状を示す。(a) は1段目2ロールミルSn-2 による圧延
後の断面形状、(b) は2段目2ロールミルSn-1 による
圧延後の断面形状、(c) は3段目2ロールミルSn によ
る圧延後の断面形状、(d) は最終段4ロールミルSn+1
による圧延後の断面形状である。この圧延例は、2段目
・3段目2ロールミルSn-1 、Sn の孔形の半径と材料
の仕上形dが d=2R で一致した場合であるので、
(c) のパスを終えた段階でほぼ真円に仕上げられてい
る。
ミルのロールギャップを締込み、図5の例よりも小径の
丸棒を圧延する場合の圧延材断面形状を示している。図
6の(a')で圧延された圧延材を(b')で圧延したとき、
(a')でのd1 寸法はd1'広がる。これを修正するために
(c')のパスにてd1'をd1 に圧延する。このとき( b')
での幅b2'もまたb2 に広がるが(c')での減面率が低い
ためほぼb2'=b2 と見なせる。
率が低い場合は幅広がりは少なく、減面率が増えるに従
って極端に幅広がりが増大するので、図6の(a')(b')で
の圧延では減面率が大きいため幅広がりも大きいが、
(c')での圧延では減面率は数%以下であり、ほぼb2'=
b2 と見なせることから、(a')(b')(c')の圧延でロール
ギャップ設定は幅広がりを考慮しなくてもよいことにな
る。
上げでは、同じ孔形を用いて生産できるサイズの幅が極
めて小さいことから、図2の孔形を用いて、その孔形の
Rより小さい半径の丸棒を作ろうとすると、四角形に近
い形状になり真円からはずれてくる。しかしながら、本
発明では最終スタンドの4ロールミルSn+1 で4角のコ
ーナ部を圧延するので最終断面形状を大幅に真円に近づ
けることができる。
くして真円に近い丸棒を圧延しうる。。さらに最終段に
4ロールミルを設置したため1種類の孔形ロールで多サ
イズの丸棒が圧延でき、いわゆるサイズフリー圧延が可
能となる。
配置図である。
ス断面説明図である。
ス断面説明図である。
ス断面説明図である。
図である。
図である。
ある。
係を示すグラフである。
ル Sn+2 4ロールミル
Claims (1)
- 【請求項1】90°位相で連続配置された3段の2ロール
ミルと、その下流に直前段の2ロールミルに対し45°傾
斜させて配置した4ロールミルとから仕上げロールミル
群を構成し、前記4段のロールミルの孔形が、順に、オ
ーバル、ラウンドまたはラウンドに近いオーバル、ラウ
ンド、ラウンドとしたことを特徴とする丸棒・線材の圧
延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7897193A JP2854775B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 丸棒・線材の圧延装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7897193A JP2854775B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 丸棒・線材の圧延装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06262202A JPH06262202A (ja) | 1994-09-20 |
JP2854775B2 true JP2854775B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13676794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7897193A Expired - Lifetime JP2854775B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 丸棒・線材の圧延装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2854775B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP7897193A patent/JP2854775B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06262202A (ja) | 1994-09-20 |
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