JP2853837B2 - 二環式の1−アザ−シクロアルカン化合物 - Google Patents
二環式の1−アザ−シクロアルカン化合物Info
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- C07D453/02—Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids containing not further condensed quinuclidine ring systems
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下記一般式Iの二環式の
1−アザ−シクロアルカン化合物、それらの製造方法お
よび医薬組成物としてのそれらの使用に関する。
1−アザ−シクロアルカン化合物、それらの製造方法お
よび医薬組成物としてのそれらの使用に関する。
【0002】
【従来技術】下記一般式Iで示されるある種の化合物は
公知技術に記載されている。このように例えば、Rが置
換されていないアルキル基、アルケニル基またはアルキ
ニル基である、一般式Iで示されるキヌクリジン化合物
は、初めてヨーロッパ特許出願第370415号に開示
された。これらの化合物はクレームされていない。
公知技術に記載されている。このように例えば、Rが置
換されていないアルキル基、アルケニル基またはアルキ
ニル基である、一般式Iで示されるキヌクリジン化合物
は、初めてヨーロッパ特許出願第370415号に開示
された。これらの化合物はクレームされていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Rが酸素を介して結合
している複素環として定義されている、一般式Iのキヌ
クリジン化合物もまた知られている。しかしながら、こ
の英国特許出願第2208385号はこれらの化合物を
5−HT−拮抗剤として記載している。Rが酸素を介し
て結合している炭素原子数1〜3のアルキル基を表す、
一般式Iの置換された1−アザ−ビシクロ〔3.3.
1〕ノナン化合物は、ヨーロッパ特許出願第25774
1号から知られている。しかしながら、このタイプの光
学的に活性な化合物はこのヨーロッパ特許出願では名前
を記載されていない。ここで初めて、実施例3で記載さ
れているように、本質的に知られている方法で光学的に
活性な塩、例えば(+)−または(−)−酒石酸を使っ
てラセミ化合物からそのエナンチオマーを分離する。
している複素環として定義されている、一般式Iのキヌ
クリジン化合物もまた知られている。しかしながら、こ
の英国特許出願第2208385号はこれらの化合物を
5−HT−拮抗剤として記載している。Rが酸素を介し
て結合している炭素原子数1〜3のアルキル基を表す、
一般式Iの置換された1−アザ−ビシクロ〔3.3.
1〕ノナン化合物は、ヨーロッパ特許出願第25774
1号から知られている。しかしながら、このタイプの光
学的に活性な化合物はこのヨーロッパ特許出願では名前
を記載されていない。ここで初めて、実施例3で記載さ
れているように、本質的に知られている方法で光学的に
活性な塩、例えば(+)−または(−)−酒石酸を使っ
てラセミ化合物からそのエナンチオマーを分離する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の新規化合物は一
般式
般式
【0005】
【化11】
【0006】(式中、Rは炭素原子数1〜6のアルキル
基、炭素原子数3〜6のアルケニル基、炭素原子数3〜
6のアルキニル基を表し、これらのアルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基は、フェニル基、置換フェニル
基、置換されていてもよいビフェニル基、置換されてい
てもよいオキセタン、または、置換されていてもよい5
員、6員または7員複素環基で置換されていてもよく、
Rはまた、置換されていてもよいフェニル基、置換され
ていてもよいビフェニル基、もしくは置換されていても
よい5員、6員または7員複素環基を表し;Xは酸素ま
たはイオウを表し;A、BおよびCはそれぞれ独立し
て、CH2 または単結合を表し;nは0、1または2で
ある。)で示され、またはそれらのラセミ化合物、エナ
ンチオマー、ジアステレオマー、その混合物、その薬理
学的に許容しうる酸付加塩またはその第四級塩である。
基、炭素原子数3〜6のアルケニル基、炭素原子数3〜
6のアルキニル基を表し、これらのアルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基は、フェニル基、置換フェニル
基、置換されていてもよいビフェニル基、置換されてい
てもよいオキセタン、または、置換されていてもよい5
員、6員または7員複素環基で置換されていてもよく、
Rはまた、置換されていてもよいフェニル基、置換され
ていてもよいビフェニル基、もしくは置換されていても
よい5員、6員または7員複素環基を表し;Xは酸素ま
たはイオウを表し;A、BおよびCはそれぞれ独立し
て、CH2 または単結合を表し;nは0、1または2で
ある。)で示され、またはそれらのラセミ化合物、エナ
ンチオマー、ジアステレオマー、その混合物、その薬理
学的に許容しうる酸付加塩またはその第四級塩である。
【0007】本発明の目的のためのアルキル基の例は、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基およびヘキシル基、これらの分岐した基であるイソプ
ロピル基、イソブチル基、tert- ブチル基、sec-ブチル
基等のような、分岐したまたは分岐していない炭素原子
数1〜6のアルキル基であり、アルケニル基は、プロペ
ニル基、ブテニル基、ペンテニル基およびヘキセニル基
のような二重結合を有した分岐したまたは分岐していな
い炭素原子数3〜6のアルケニル基であり、アルキニル
基は、プロピニル基、ブチニル基およびペンチニル基の
ような三重結合を有する分岐したまたは分岐していない
炭素原子数3〜6のアルキニル基である。二重結合また
は三重結合が末端位にあるアルケニル基またはアルキニ
ル基が好ましい。
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基およびヘキシル基、これらの分岐した基であるイソプ
ロピル基、イソブチル基、tert- ブチル基、sec-ブチル
基等のような、分岐したまたは分岐していない炭素原子
数1〜6のアルキル基であり、アルケニル基は、プロペ
ニル基、ブテニル基、ペンテニル基およびヘキセニル基
のような二重結合を有した分岐したまたは分岐していな
い炭素原子数3〜6のアルケニル基であり、アルキニル
基は、プロピニル基、ブチニル基およびペンチニル基の
ような三重結合を有する分岐したまたは分岐していない
炭素原子数3〜6のアルキニル基である。二重結合また
は三重結合が末端位にあるアルケニル基またはアルキニ
ル基が好ましい。
【0008】“置換されたフェニル基”という言葉は他
に提示のない限り、ハロゲン、ヒドロキシル基および/
または分岐したまたは分岐していない炭素原子数1〜5
のアルキル基、炭素原子数3〜6のシクロアルキル基、
炭素原子数1〜5のヒドロキシアルキル基、アミノ基ま
たはモノ−もしくはジ−置換された炭素原子数1〜4の
アルキルアミノ基でモノ−、ジ−またはトリ−置換され
たフェニル基を示す。置換されていてもよいシクロアル
キル基、ビフェニル基においては、その第2のフェニル
環は上記に記載のように置換されていてもよい。例とし
ては、2−クロロフェニル、2,6−ジクロロフェニ
ル、2−ブロモフェニル、3−フルオロフェニル、2,
3−ジクロロフェニル、4−ヒドロキシフェニル、2−
メチルフェニル、4−メチルフェニル、3−エチルフェ
ニル、4−プロピルフェニル、4−イソプロピルフェニ
ル,4−ブチルフェニル、4−tert−ブチルフェニル、
4−ペンチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2
−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチ
ルフェニル、2−メトキシフェニル、4−メトキシフェ
ニル、3−エトキシフェニル、2−プロポキシフェニ
ル、4−ブトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニ
ル、3,4,5−トリメトキシフェニルを含む。
に提示のない限り、ハロゲン、ヒドロキシル基および/
または分岐したまたは分岐していない炭素原子数1〜5
のアルキル基、炭素原子数3〜6のシクロアルキル基、
炭素原子数1〜5のヒドロキシアルキル基、アミノ基ま
たはモノ−もしくはジ−置換された炭素原子数1〜4の
アルキルアミノ基でモノ−、ジ−またはトリ−置換され
たフェニル基を示す。置換されていてもよいシクロアル
キル基、ビフェニル基においては、その第2のフェニル
環は上記に記載のように置換されていてもよい。例とし
ては、2−クロロフェニル、2,6−ジクロロフェニ
ル、2−ブロモフェニル、3−フルオロフェニル、2,
3−ジクロロフェニル、4−ヒドロキシフェニル、2−
メチルフェニル、4−メチルフェニル、3−エチルフェ
ニル、4−プロピルフェニル、4−イソプロピルフェニ
ル,4−ブチルフェニル、4−tert−ブチルフェニル、
4−ペンチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2
−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチ
ルフェニル、2−メトキシフェニル、4−メトキシフェ
ニル、3−エトキシフェニル、2−プロポキシフェニ
ル、4−ブトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニ
ル、3,4,5−トリメトキシフェニルを含む。
【0009】上記定義の範囲内の複素環基は、特に、ヘ
テロ原子として酸素、イオウ、および/または窒素を含
む5から7員環を示し、その上に、好ましくはフェニル
基のような他の芳香族環が任意に結合されていてもよ
い。6員複素飽和環の例としては、1,4−および1,
3−ジオキサン、モルフォリン、チオモルフォリン、ピ
ペリジン、ピペラジン、4−C1-4 −アルキルピペラジ
ン、N−ヒドロキシ−C1-4 −アルキルピペラジン、
2,5−ジケトピペラジン、およびテトラヒドロピラン
を含む。5員複素飽和環の例としては、テトラヒドロピ
ロール、テトラヒドロフラン、プロリン、テトラヒドロ
ピラゾール、イミダゾリジン、ヒドロキシプロリン、ピ
ロリジン、ピラゾリジン、ピロリドン、チオラン、ブチ
ロラクトン、および1,2−オキサチオランを含む。
テロ原子として酸素、イオウ、および/または窒素を含
む5から7員環を示し、その上に、好ましくはフェニル
基のような他の芳香族環が任意に結合されていてもよ
い。6員複素飽和環の例としては、1,4−および1,
3−ジオキサン、モルフォリン、チオモルフォリン、ピ
ペリジン、ピペラジン、4−C1-4 −アルキルピペラジ
ン、N−ヒドロキシ−C1-4 −アルキルピペラジン、
2,5−ジケトピペラジン、およびテトラヒドロピラン
を含む。5員複素飽和環の例としては、テトラヒドロピ
ロール、テトラヒドロフラン、プロリン、テトラヒドロ
ピラゾール、イミダゾリジン、ヒドロキシプロリン、ピ
ロリジン、ピラゾリジン、ピロリドン、チオラン、ブチ
ロラクトン、および1,2−オキサチオランを含む。
【0010】5員、6員および7員のモノ−およびポリ
−不飽和複素環基の例としては、ピロール、イミダゾー
ル、イミダゾリン、1,2,4−および1,2,3−ト
リアゾール、テトラゾール、イソチアゾール、フラン、
ジヒドロフラン、チオフェン、ピリジン、ピリミジン、
ピラン、2,5−ジヒドロピール、チアゾール、チアジ
アジン、アゼピン、1,2−オキサチエパン、ピラゾリ
ン、ジメチルピロール、2−アシルフランおよびジヒド
ロチオフェンを含む。他の複素アリール基の例として
は、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、キナゾリ
ル、キノキサリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イ
ソチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾキサゾリル、イソ
キサゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、ピラ
ゾリルおよびインドリルを含む。好ましい複素環基の例
としては、ヒドロキシル基、炭素原子数1〜4のアルキ
ル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、NH2 基、モ
ノ−またはジ−(C1-4 )−アルキルアミノ基、ハロゲ
ン、CF3 、CNまたはニトロ基による同一のまたは異
なる置換基で、モノ−からテトラ−置換された、好まし
くはモノ−からジ−置換されたピリジン基である。
−不飽和複素環基の例としては、ピロール、イミダゾー
ル、イミダゾリン、1,2,4−および1,2,3−ト
リアゾール、テトラゾール、イソチアゾール、フラン、
ジヒドロフラン、チオフェン、ピリジン、ピリミジン、
ピラン、2,5−ジヒドロピール、チアゾール、チアジ
アジン、アゼピン、1,2−オキサチエパン、ピラゾリ
ン、ジメチルピロール、2−アシルフランおよびジヒド
ロチオフェンを含む。他の複素アリール基の例として
は、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、キナゾリ
ル、キノキサリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、イ
ソチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾキサゾリル、イソ
キサゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、ピラ
ゾリルおよびインドリルを含む。好ましい複素環基の例
としては、ヒドロキシル基、炭素原子数1〜4のアルキ
ル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、NH2 基、モ
ノ−またはジ−(C1-4 )−アルキルアミノ基、ハロゲ
ン、CF3 、CNまたはニトロ基による同一のまたは異
なる置換基で、モノ−からテトラ−置換された、好まし
くはモノ−からジ−置換されたピリジン基である。
【0011】窒素原子を介して結合する5員、6員また
は7員複素環基の例としては、フェナンスリジン−6−
オン、キノリン−2−オン、イソキノリン−1,3−ジ
オン、ベンズ〔c.d〕インドール、1,4−ベンゾキ
サジン−3−オン、インドール−2,3−ジオン、イン
ドール−2−オン、1,2,4−トリアゾロ〔4.3−
a〕ピリジン−3−オン、1,2−ベンズイソチアゾー
ル−3−オン、1H−ベンズイミダゾール、1H−ベン
ズトリアゾール、ベンゾチアジン−3−オン、イソイン
ドール−1,3−ジオン、ベンズ〔d.e〕イソキノリ
ン−1,3−ジオン、4−キナゾリノン、イソインドー
ル−1−オン、ピロロ〔1.2−c〕イミダゾール−
1,3−ジオン、1,3−ジヒドロ−2H−インドール
−2−オン、テトラヒドロ−1H−イソインドール−
1,3−ジオン、3,7−ジヒドロ−1H−プリン−
2,6−ジオン、インドール、インダゾール、ベンズイ
ミダゾール、ベンズイミダゾール−2−オン、1,4−
ベンズチアジン−3−オンおよび1H−イソインドール
−1,3−ジオンを含む。
は7員複素環基の例としては、フェナンスリジン−6−
オン、キノリン−2−オン、イソキノリン−1,3−ジ
オン、ベンズ〔c.d〕インドール、1,4−ベンゾキ
サジン−3−オン、インドール−2,3−ジオン、イン
ドール−2−オン、1,2,4−トリアゾロ〔4.3−
a〕ピリジン−3−オン、1,2−ベンズイソチアゾー
ル−3−オン、1H−ベンズイミダゾール、1H−ベン
ズトリアゾール、ベンゾチアジン−3−オン、イソイン
ドール−1,3−ジオン、ベンズ〔d.e〕イソキノリ
ン−1,3−ジオン、4−キナゾリノン、イソインドー
ル−1−オン、ピロロ〔1.2−c〕イミダゾール−
1,3−ジオン、1,3−ジヒドロ−2H−インドール
−2−オン、テトラヒドロ−1H−イソインドール−
1,3−ジオン、3,7−ジヒドロ−1H−プリン−
2,6−ジオン、インドール、インダゾール、ベンズイ
ミダゾール、ベンズイミダゾール−2−オン、1,4−
ベンズチアジン−3−オンおよび1H−イソインドール
−1,3−ジオンを含む。
【0012】複素環基は、ハロゲン、ヒドロキシル基、
分岐したまたは分岐していない炭素原子数1〜4のアル
キル基、炭素原子数1〜4のヒドロキシアルキル基およ
び/または炭素原子数1〜4のアルコキシ基によってモ
ノ−からポリ置換されていてもよい。複素環基は例え
ば、ジヒドロテトラフラノンのようにケト反応基を含ん
でもよい。
分岐したまたは分岐していない炭素原子数1〜4のアル
キル基、炭素原子数1〜4のヒドロキシアルキル基およ
び/または炭素原子数1〜4のアルコキシ基によってモ
ノ−からポリ置換されていてもよい。複素環基は例え
ば、ジヒドロテトラフラノンのようにケト反応基を含ん
でもよい。
【0013】一般式Iの好ましい化合物では、Xが酸素
で、nが0または1で、置換基(CH2 )n −X−Rが
炭素環の橋頭に対してα位またはβ位にあり、Rが炭素
原子数1〜3のアルキル基、炭素原子数3〜4のアルケ
ニル基、炭素原子数3〜4のアルキニル基、置換されて
いてもよいフェニル基、または、置換されていてもよい
5員または6員芳香族複素環基を表す。
で、nが0または1で、置換基(CH2 )n −X−Rが
炭素環の橋頭に対してα位またはβ位にあり、Rが炭素
原子数1〜3のアルキル基、炭素原子数3〜4のアルケ
ニル基、炭素原子数3〜4のアルキニル基、置換されて
いてもよいフェニル基、または、置換されていてもよい
5員または6員芳香族複素環基を表す。
【0014】一般式Iの好ましい化合物は、nが0また
は1で、Xが酸素で、Rが置換されていてもよいピリジ
ン、チオフェン、フラン、ピリミジン、イミダゾール、
ピラゾール、1,2,4−トリアゾール、オキセタン、
テトラヒドロフラン、ピロリジン、またはオキソラン、
置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよ
いベンジル基で、側鎖がキヌクリジン骨格の3位に配位
したキヌクリジン化合物である。
は1で、Xが酸素で、Rが置換されていてもよいピリジ
ン、チオフェン、フラン、ピリミジン、イミダゾール、
ピラゾール、1,2,4−トリアゾール、オキセタン、
テトラヒドロフラン、ピロリジン、またはオキソラン、
置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよ
いベンジル基で、側鎖がキヌクリジン骨格の3位に配位
したキヌクリジン化合物である。
【0015】一般式Iの好ましい1−アザ−ビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン化合物は、Xが酸素で、nが0
または1で、Rが炭素原子数1〜3のアルキル基、炭素
原子数3〜4のアルケニル基または炭素原子数3〜4の
アルキニル基、置換されていてもよいピリジン、チオフ
ェン、フラン、ピリミジン、イミダゾール、ピラゾー
ル、1,2,4−トリアゾール、オキセタン、テトラヒ
ドロフラン、ピロリジン、またはオキソラン、置換され
ていてもよいフェニル基、置換されていてもよいベンジ
ル基で、一方、側鎖が二環骨格の3位に配位したもので
ある。
〔2.2.1〕ヘプタン化合物は、Xが酸素で、nが0
または1で、Rが炭素原子数1〜3のアルキル基、炭素
原子数3〜4のアルケニル基または炭素原子数3〜4の
アルキニル基、置換されていてもよいピリジン、チオフ
ェン、フラン、ピリミジン、イミダゾール、ピラゾー
ル、1,2,4−トリアゾール、オキセタン、テトラヒ
ドロフラン、ピロリジン、またはオキソラン、置換され
ていてもよいフェニル基、置換されていてもよいベンジ
ル基で、一方、側鎖が二環骨格の3位に配位したもので
ある。
【0016】一般式Iの好ましい1−アザ−ビシクロ
〔3.2.1〕オクタン化合物は、Xが酸素で、nが0
または1で、Rが炭素原子数1〜3のアルキル基、炭素
原子数3〜4のアルケニル基または炭素原子数3〜4の
アルキニル基、置換されていてもよいピリジン、チオフ
ェン、フラン、ピリミジン、イミダゾール、ピラゾー
ル、1,2,4−トリアゾール、オキセタン、テトラヒ
ドロフラン、ピロリジンまたはオキソラン、置換されて
いてもよいフェニル基、置換されていてもよいベンジル
基で、一方、側鎖が二環骨格の3位または6位に配位し
たものである。
〔3.2.1〕オクタン化合物は、Xが酸素で、nが0
または1で、Rが炭素原子数1〜3のアルキル基、炭素
原子数3〜4のアルケニル基または炭素原子数3〜4の
アルキニル基、置換されていてもよいピリジン、チオフ
ェン、フラン、ピリミジン、イミダゾール、ピラゾー
ル、1,2,4−トリアゾール、オキセタン、テトラヒ
ドロフラン、ピロリジンまたはオキソラン、置換されて
いてもよいフェニル基、置換されていてもよいベンジル
基で、一方、側鎖が二環骨格の3位または6位に配位し
たものである。
【0017】一般式Iの好ましい1−アザ−ビシクロ
〔3.3.1〕ノナン化合物は、Xが酸素で、nが0ま
たは1で、Rが炭素原子数1〜3のアルキル基、炭素原
子数3〜4のアルケニル基、炭素原子数3〜4のアルキ
ニル基、置換されていてもよいピリジン、チオフェン、
フラン、ピリミジン、イミダゾール、ピラゾール、1,
2,4−トリアゾール、オキセタン、テトラヒドロフラ
ン、ピロリジンまたはオキソラン、置換されていてもよ
いフェニル基、置換されていてもよいベンジル基で、一
方、側鎖が二環骨格の3位に配位したものである。
〔3.3.1〕ノナン化合物は、Xが酸素で、nが0ま
たは1で、Rが炭素原子数1〜3のアルキル基、炭素原
子数3〜4のアルケニル基、炭素原子数3〜4のアルキ
ニル基、置換されていてもよいピリジン、チオフェン、
フラン、ピリミジン、イミダゾール、ピラゾール、1,
2,4−トリアゾール、オキセタン、テトラヒドロフラ
ン、ピロリジンまたはオキソラン、置換されていてもよ
いフェニル基、置換されていてもよいベンジル基で、一
方、側鎖が二環骨格の3位に配位したものである。
【0018】一般式
【0019】
【化12】
【0020】の化合物は、式中、nが0または1で、R
が次式の基
が次式の基
【0021】
【化13】
【0022】
【化14】
【0023】(式中、R1 は水素、炭素原子数1〜4の
アルキル基、好ましくはメチル基、炭素原子数1〜4の
アルコキシ基、好ましくはメトキシ基、アミノ基、炭素
原子数1〜4のアルキルアミノ基、炭素原子数1〜4の
ジアルキルアミノ基、ハロゲン、ヒドロキシル基、炭素
原子数3〜6のシクロアルキル基、置換されていてもよ
いフェニル基、オキソ基(=O)を表し;kは1、2ま
たは3を表し、一方、kが1より大きいときはすべての
R1 は同一でも異なっていてもよく;R2 は水素、炭素
原子数1〜4のアルキル基、好ましくはメチル基、炭素
原子数1〜4のアルコキシ基、好ましくはメトキシ基、
ハロゲン、オキソ基(=O)を表し;lは1または2、
好ましくは1を表し、一方、lが2のときは、R2 は同
一でも異なっていてもよく;R3 は水素、炭素原子数1
〜4のアルキル基、好ましくはメチル基である。)であ
るものが特に好ましい。
アルキル基、好ましくはメチル基、炭素原子数1〜4の
アルコキシ基、好ましくはメトキシ基、アミノ基、炭素
原子数1〜4のアルキルアミノ基、炭素原子数1〜4の
ジアルキルアミノ基、ハロゲン、ヒドロキシル基、炭素
原子数3〜6のシクロアルキル基、置換されていてもよ
いフェニル基、オキソ基(=O)を表し;kは1、2ま
たは3を表し、一方、kが1より大きいときはすべての
R1 は同一でも異なっていてもよく;R2 は水素、炭素
原子数1〜4のアルキル基、好ましくはメチル基、炭素
原子数1〜4のアルコキシ基、好ましくはメトキシ基、
ハロゲン、オキソ基(=O)を表し;lは1または2、
好ましくは1を表し、一方、lが2のときは、R2 は同
一でも異なっていてもよく;R3 は水素、炭素原子数1
〜4のアルキル基、好ましくはメチル基である。)であ
るものが特に好ましい。
【0024】他の好ましい化合物は、一般式
【0025】
【化15】
【0026】の化合物で、式中、nは0または1、好ま
しくは0であり、Rは炭素原子数3のアルキニル基、炭
素原子数3のアルケニル基または次式の基
しくは0であり、Rは炭素原子数3のアルキニル基、炭
素原子数3のアルケニル基または次式の基
【0027】
【化16】
【0028】(式中、R1 、R2 、kおよびlは上記に
定義のとおりである。)であり;他の好ましい化合物
は、一般式
定義のとおりである。)であり;他の好ましい化合物
は、一般式
【0029】
【化17】
【0030】の化合物で、式中、nは0または1で;R
は炭素原子数3のアルキニル基、炭素原子数3のアルケ
ニル基、メチル基、エチル基、プロピル基または次式の
基
は炭素原子数3のアルキニル基、炭素原子数3のアルケ
ニル基、メチル基、エチル基、プロピル基または次式の
基
【0031】
【化18】
【0032】(式中、R1 、R2 、kおよびlは上記に
定義のとおりである。)であり、それらのラセミ化合
物、エナンチオマー、ジアステレオマー、その混合物、
その薬理学的に毒性のない酸付加塩または第四級塩であ
る。Rが脂肪族の基を表す場合、一般式Iの化合物は、
L.Stotter等によるHeterocycles,Vol.25(1987),25頁に
記載されている方法に類似した方法で、製造される。一
般式I(Rは水素である)の対応する、窒素を保護した
または保護していない誘導体(すなわち、二環骨格の窒
素原子は保護基Z、例えば、BH3 で閉ざされる)から
始まって、本発明の化合物は、強塩基による脱プロトン
化と、それに続く一般式Y−R(式中、Rは前記に定義
したとおりで、Yはハロゲン、p−トルエンスルホンネ
ート等のような簡単に取り外せる基を表す。)のアルキ
ル化剤との反応によって得られる。この反応は、ジメチ
ルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
ような極性のある不活性有機溶媒中で実施される。
定義のとおりである。)であり、それらのラセミ化合
物、エナンチオマー、ジアステレオマー、その混合物、
その薬理学的に毒性のない酸付加塩または第四級塩であ
る。Rが脂肪族の基を表す場合、一般式Iの化合物は、
L.Stotter等によるHeterocycles,Vol.25(1987),25頁に
記載されている方法に類似した方法で、製造される。一
般式I(Rは水素である)の対応する、窒素を保護した
または保護していない誘導体(すなわち、二環骨格の窒
素原子は保護基Z、例えば、BH3 で閉ざされる)から
始まって、本発明の化合物は、強塩基による脱プロトン
化と、それに続く一般式Y−R(式中、Rは前記に定義
したとおりで、Yはハロゲン、p−トルエンスルホンネ
ート等のような簡単に取り外せる基を表す。)のアルキ
ル化剤との反応によって得られる。この反応は、ジメチ
ルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
ような極性のある不活性有機溶媒中で実施される。
【0033】脱プロトン化とヒドロキシ化合物から金属
塩への転化は、好ましくは、周囲温度または僅かに上昇
した温度で実施されるのに対して、続くアルキル化は氷
で冷却しながら実施される。反応が終了したのち、保護
基は除去され、化合物は任意にその酸付加塩または第四
級塩に転化される;反応条件は既知であり、好ましい第
四級化合物はメトヨージドおよびメトブロミドである。
塩への転化は、好ましくは、周囲温度または僅かに上昇
した温度で実施されるのに対して、続くアルキル化は氷
で冷却しながら実施される。反応が終了したのち、保護
基は除去され、化合物は任意にその酸付加塩または第四
級塩に転化される;反応条件は既知であり、好ましい第
四級化合物はメトヨージドおよびメトブロミドである。
【0034】脱プロトン化の好ましい試薬はナトリウム
水素化物、ナトリウムアミドおよびカリウムtert−ブト
キシドのようなアルカリ金属アルコキシドである。好ま
しい酸付加塩は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リ
ン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエン
スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、乳酸、マロン酸、コ
ハク酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、ク
エン酸および安息香酸の塩を含む。
水素化物、ナトリウムアミドおよびカリウムtert−ブト
キシドのようなアルカリ金属アルコキシドである。好ま
しい酸付加塩は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リ
ン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエン
スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、乳酸、マロン酸、コ
ハク酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、ク
エン酸および安息香酸の塩を含む。
【0035】合成に必要な開始化合物は、すなわち、対
応するヒドロキシアザビシクロアルカン化合物は、公知
技術から知られており、
応するヒドロキシアザビシクロアルカン化合物は、公知
技術から知られており、
【0036】
【化19】
【0037】例えば、JACS 74,2215 (1952)から知られ
ている式IIa、 J.Org.Chem.33,4376(1968) から知られ
ている式IIb、ヨーロッパ特許出願第307140号から知ら
れている式III およびJ. Pharm.Science 52,331 (195
4) から知られている式IVの、式中のnが0である化合
物である。nが1または2である開始化合物(Rは水
素)は、対応するアルキルエステル化合物(X−RはC
OO−アルキルである。)の還元によって得られる。一
般式IIおよびIII のチオール化合物は、対応するケトン
から開始して、J.Chem. 43,1965 に記載されている方法
と類似の方法で製造される。
ている式IIa、 J.Org.Chem.33,4376(1968) から知られ
ている式IIb、ヨーロッパ特許出願第307140号から知ら
れている式III およびJ. Pharm.Science 52,331 (195
4) から知られている式IVの、式中のnが0である化合
物である。nが1または2である開始化合物(Rは水
素)は、対応するアルキルエステル化合物(X−RはC
OO−アルキルである。)の還元によって得られる。一
般式IIおよびIII のチオール化合物は、対応するケトン
から開始して、J.Chem. 43,1965 に記載されている方法
と類似の方法で製造される。
【0038】一般式IのRが芳香族基または複素芳香族
基である場合、一般式Iの化合物はMitsunobu 反応(O.
Mitsunobu, Synthesis, 1,1981,Georg Thieme Verlag,
Stuttgart;J.C.S.Perkin I, 462 頁 ,1975) を使って、
対応するヒドロキシル基で置換された反応体(一般式I
でRは水素で、試薬HORでRはフェニル基または複素
環基である。)をジエチルアゾジカルボキシレートとト
リフェニルホスフィンの存在下で反応させることによっ
て得られる。この反応は一般に周囲温度で不活性な有機
溶媒の中で実施される。
基である場合、一般式Iの化合物はMitsunobu 反応(O.
Mitsunobu, Synthesis, 1,1981,Georg Thieme Verlag,
Stuttgart;J.C.S.Perkin I, 462 頁 ,1975) を使って、
対応するヒドロキシル基で置換された反応体(一般式I
でRは水素で、試薬HORでRはフェニル基または複素
環基である。)をジエチルアゾジカルボキシレートとト
リフェニルホスフィンの存在下で反応させることによっ
て得られる。この反応は一般に周囲温度で不活性な有機
溶媒の中で実施される。
【0039】一般式Iの化合物は価値ある薬理学的な特
性を有する。結合実験において、この化合物はムスカリ
ン様受容体に対する親和性とムスカリン−作動性のGT
P偏位(GTP=グアノシントリホスフェート)を示し
た(Birdsall,N.I.M.,E.C.Hulmu & I.M.Stockton 1984
in T.I.P.S. Supplement,Proc.Internat.Symposium on
Subtypes of Muscarinic Receptors, 編集 Hirschow
itz, Hammer, Giacchetti, Klirns, Levine; Ersevier
頁4−8)。
性を有する。結合実験において、この化合物はムスカリ
ン様受容体に対する親和性とムスカリン−作動性のGT
P偏位(GTP=グアノシントリホスフェート)を示し
た(Birdsall,N.I.M.,E.C.Hulmu & I.M.Stockton 1984
in T.I.P.S. Supplement,Proc.Internat.Symposium on
Subtypes of Muscarinic Receptors, 編集 Hirschow
itz, Hammer, Giacchetti, Klirns, Levine; Ersevier
頁4−8)。
【0040】受容体結合実験は次の参考文献によって実
施された〔A.Closse,H.Bittiger,D.Langenegger & A.Wa
hner; Naunyn-Schmiedeberg's Arch.Pharmacol. 335, 3
72-377(1987)] 。表A:受容体結合実験 放射性配位子 :L(+)シス−〔2−メチル−3 H〕−
N,N,N−トリメチル−1,3−ジオキソラン−4−
メタンアンモニウム−ヨージドNTE-647,Messrs.NEN(New
England Nuclear DU PONT) 。組織 :大脳皮質(ラット) ムスカリン型作用薬(コリン様作用薬)として、これら
の物質はコリン作動性神経系の機能の減少によって起こ
る病気の治療に適している。
施された〔A.Closse,H.Bittiger,D.Langenegger & A.Wa
hner; Naunyn-Schmiedeberg's Arch.Pharmacol. 335, 3
72-377(1987)] 。表A:受容体結合実験 放射性配位子 :L(+)シス−〔2−メチル−3 H〕−
N,N,N−トリメチル−1,3−ジオキソラン−4−
メタンアンモニウム−ヨージドNTE-647,Messrs.NEN(New
England Nuclear DU PONT) 。組織 :大脳皮質(ラット) ムスカリン型作用薬(コリン様作用薬)として、これら
の物質はコリン作動性神経系の機能の減少によって起こ
る病気の治療に適している。
【0041】ムスカリン様受容体−サブタイプM1 、M
2 、M3 (ラット)への結合についての実験とホスファ
チジルイノシトールの回転速度(ヒトM1 受容体とCH
O細胞との培養)の促進からみて、化合物(+)−(プ
ロパルギロキシメチル)−1−アザ−ビシクロ〔2.
2.2〕オクタンは、試験管内でラセミ化合物および
(−)−エナンチオマーよりも有効であった。(+)−
(プロパルギロキシメチル)−1−アザ−ビシクロ
〔2.2.2〕オクタンの生体内でのコリン様効果は、
ウサギにおいてEEGによって示された(θ波が増大し
た)。
2 、M3 (ラット)への結合についての実験とホスファ
チジルイノシトールの回転速度(ヒトM1 受容体とCH
O細胞との培養)の促進からみて、化合物(+)−(プ
ロパルギロキシメチル)−1−アザ−ビシクロ〔2.
2.2〕オクタンは、試験管内でラセミ化合物および
(−)−エナンチオマーよりも有効であった。(+)−
(プロパルギロキシメチル)−1−アザ−ビシクロ
〔2.2.2〕オクタンの生体内でのコリン様効果は、
ウサギにおいてEEGによって示された(θ波が増大し
た)。
【0042】驚いたことに(+)−エナンチオマーは、
ラセミ化合物の毒性の半分以下の毒性を有する。薬理学
的な調査結果からみて、これらの化合物は例えば、次の
ような病気に適しており:アルツハイマー病、老人性痴
呆症および認識障害:また記憶機能を改善するためにも
使用される。
ラセミ化合物の毒性の半分以下の毒性を有する。薬理学
的な調査結果からみて、これらの化合物は例えば、次の
ような病気に適しており:アルツハイマー病、老人性痴
呆症および認識障害:また記憶機能を改善するためにも
使用される。
【0043】一般式Iの第四級化合物は、特に末梢に適
用するのに、例えば緑内障の治療に適している。一般式
Iの化合物はそれらだけで、または本発明の他の活性物
質と配合されて、または他の薬理学的に活性な物質、例
えば脳活性化剤および/または末梢性のコリン作動性受
容体遮断薬と配合されて使用される。適当な剤形は、例
えば錠剤、カプセル、坐剤、液剤、シロップ、乳剤また
は散剤を含む。
用するのに、例えば緑内障の治療に適している。一般式
Iの化合物はそれらだけで、または本発明の他の活性物
質と配合されて、または他の薬理学的に活性な物質、例
えば脳活性化剤および/または末梢性のコリン作動性受
容体遮断薬と配合されて使用される。適当な剤形は、例
えば錠剤、カプセル、坐剤、液剤、シロップ、乳剤また
は散剤を含む。
【0044】対応する錠剤は、例えば1種の活性物質ま
たは複数の活性物質を既知の賦形剤と、例えば炭酸カル
シウム、リン酸カルシウムまたは乳糖のような不活性希
釈剤、コーンスターチまたはアルギン酸のような崩壊
剤、スターチまたはゼラチンのような結合剤、ステアリ
ン酸マグネシウムまたはタルクのような潤滑剤および/
またはカルボキシメチルセルロース、セルロースアセト
フタレートまたはポリビニルアセテートのような遅延放
出を達成するような物質と混合することで作られる。錠
剤はまた、幾つかの層からなってもよい。
たは複数の活性物質を既知の賦形剤と、例えば炭酸カル
シウム、リン酸カルシウムまたは乳糖のような不活性希
釈剤、コーンスターチまたはアルギン酸のような崩壊
剤、スターチまたはゼラチンのような結合剤、ステアリ
ン酸マグネシウムまたはタルクのような潤滑剤および/
またはカルボキシメチルセルロース、セルロースアセト
フタレートまたはポリビニルアセテートのような遅延放
出を達成するような物質と混合することで作られる。錠
剤はまた、幾つかの層からなってもよい。
【0045】コーティング錠は、錠剤と同様に作られた
核をコリドンまたはセラック、アラビアゴム、タルク、
二酸化チタンまたは糖のような錠剤皮膜に通常使われる
ような物質で被覆することによって同様に製造すること
ができる。遅延放出を達成するために、または不適合性
を避けるために、核はまた幾つかの層からなってもよ
い。同様に、錠剤皮膜は、遅延放出を達成するために上
記の錠剤で述べられた賦形剤を使って幾つかの層からな
ってもよい。
核をコリドンまたはセラック、アラビアゴム、タルク、
二酸化チタンまたは糖のような錠剤皮膜に通常使われる
ような物質で被覆することによって同様に製造すること
ができる。遅延放出を達成するために、または不適合性
を避けるために、核はまた幾つかの層からなってもよ
い。同様に、錠剤皮膜は、遅延放出を達成するために上
記の錠剤で述べられた賦形剤を使って幾つかの層からな
ってもよい。
【0046】本発明の活性物質または活性物質の配合物
のシロップは、付加的に、サッカリン、シクラメート、
グリセロールまたは糖のような甘味料およびバニリンま
たはオレンジエッセンスのような香味料をはじめとする
風味増進剤を含んでもよい。それらはまた懸濁佐剤また
はカルボキシメチルセルロースナトリウムのような増粘
剤、脂肪アルコールとエチレンオキシドの縮合物質のよ
うな湿潤剤またはp−ヒドロキシベンゾエートのような
保存剤を含む。
のシロップは、付加的に、サッカリン、シクラメート、
グリセロールまたは糖のような甘味料およびバニリンま
たはオレンジエッセンスのような香味料をはじめとする
風味増進剤を含んでもよい。それらはまた懸濁佐剤また
はカルボキシメチルセルロースナトリウムのような増粘
剤、脂肪アルコールとエチレンオキシドの縮合物質のよ
うな湿潤剤またはp−ヒドロキシベンゾエートのような
保存剤を含む。
【0047】注射用液剤は通常の方法で製造され、例え
ば、p−ヒドロキシベンゾエートのような保存剤または
エチレンジアミン四酢酸のアルカリ金属塩のような安定
剤を添加し、それらを注射用バイアル瓶またはアンプル
に充填することで製造される。1つあるいはそれ以上の
活性物質またはそれらの配合物を含むカプセル剤は例え
ば、活性物質を乳糖またはソルビトールのような不活性
担体と混合し、ゼラチンカプセルにその混合物を充填す
ることで製造される。
ば、p−ヒドロキシベンゾエートのような保存剤または
エチレンジアミン四酢酸のアルカリ金属塩のような安定
剤を添加し、それらを注射用バイアル瓶またはアンプル
に充填することで製造される。1つあるいはそれ以上の
活性物質またはそれらの配合物を含むカプセル剤は例え
ば、活性物質を乳糖またはソルビトールのような不活性
担体と混合し、ゼラチンカプセルにその混合物を充填す
ることで製造される。
【0048】適当な坐剤は例えば、中性脂肪またはポリ
エチレングリコールまたはそれらの誘導体のような、こ
の目的のために提供される担体と混合することで製造さ
れる。治療に有効な単回投与量は1から100mgの範囲
である。次の実施例は本発明を説明するもので、その範
囲を限定するものではない。
エチレングリコールまたはそれらの誘導体のような、こ
の目的のために提供される担体と混合することで製造さ
れる。治療に有効な単回投与量は1から100mgの範囲
である。次の実施例は本発明を説明するもので、その範
囲を限定するものではない。
【0049】 微粉砕された活性物質、乳糖およびコーンスターチのい
くらかを混合する。混合物を篩過し、その後ポリビニル
ピロリドンの水溶液で湿らせ、混練し、湿った粒状物に
し、乾燥する。その顆粒、残りのコーンスターチおよび
ステアリン酸マグネシウムを篩過し、混合する。混合物
を圧縮し、適当な形と大きさの錠剤に形成する。
くらかを混合する。混合物を篩過し、その後ポリビニル
ピロリドンの水溶液で湿らせ、混練し、湿った粒状物に
し、乾燥する。その顆粒、残りのコーンスターチおよび
ステアリン酸マグネシウムを篩過し、混合する。混合物
を圧縮し、適当な形と大きさの錠剤に形成する。
【0050】 微粉砕された活性物質、いくらかのコーンスターチ、乳
糖、微結晶セルロースおよびポリビニルピロリドンを混
合し、混合物を篩過し、残りのコーンスターチと水と混
ぜ、顆粒を形成し、乾燥させ篩過する。ナトリウム−カ
ルボキシメチル澱粉とステアリン酸マグネシウムをそこ
へ添加し、混合し、混合物を圧縮し、適当な大きさの錠
剤に形成する。
糖、微結晶セルロースおよびポリビニルピロリドンを混
合し、混合物を篩過し、残りのコーンスターチと水と混
ぜ、顆粒を形成し、乾燥させ篩過する。ナトリウム−カ
ルボキシメチル澱粉とステアリン酸マグネシウムをそこ
へ添加し、混合し、混合物を圧縮し、適当な大きさの錠
剤に形成する。
【0051】C)注射剤 活性物質 20mg 塩化ナトリウム 10mg 2回蒸留した蒸留水を適量加えて 1.0mlとす
る調製 : 活性物質と塩化ナトリウムを2回蒸留した蒸留水に溶解
して、その溶液を無菌条件下でアンプルに注入する。
る調製 : 活性物質と塩化ナトリウムを2回蒸留した蒸留水に溶解
して、その溶液を無菌条件下でアンプルに注入する。
【0052】D)滴薬 活性物質 5.0g メチルp−ヒドロキシベンゾエート 0.1g プロピルp−ヒドロキシベンゾエート 0.1g 脱イオン水を適量加えて 100.0mlとす
る調製 : 活性物質と保存剤を脱イオン水に溶解して、その溶液を
濾過し、100mlのバイアル瓶に注入する。
る調製 : 活性物質と保存剤を脱イオン水に溶解して、その溶液を
濾過し、100mlのバイアル瓶に注入する。
【0053】
【実施例】実施例13−プロパルギロキシ−1−アザビシクロ〔2.2.
1〕ヘプタン 5.6g (0.05mol)の1−アザビシクロ〔2.2.1〕
ヘプタン−3−オールを窒素雰囲気下150mlの無水テ
トラヒドロフラン(THF)に溶かし、0℃で50mlの
1Mボラン−THF錯体を添加する。これらをすべて加
えた後、その混合物を周囲温度で1時間攪拌し、乾燥す
るまで蒸発させ、残留物を飽和塩水に溶かし、ジクロロ
メタンで抽出する。結合している有機性相を乾燥させ蒸
発によって濃縮し、残留物を120mlの無水THFに溶
かし、2.08g (0.052mol)の水酸化ナトリウム
をバッチに窒素雰囲気下添加する。1時間後混合物を0
℃まで冷却し、この温度で17.55g のプロパルギル
ブロミドを50%のTHF溶液として滴下添加する。混
合物を周囲温度で12時間攪拌し、その後過剰の水素化
物をエタノールで分解し、混合物を蒸発し、残留物を飽
和塩水に溶かしジクロロメタンで抽出する。結合してい
る有機性相の乾燥と蒸発の後、高真空下(Bp 1mbar =4
5−46℃)、蒸留して油を得る。1当量のフマル酸で
フマル酸塩を調製し、エタノール/エーテルで再結晶化
し真空下乾燥する。2.1gの表題の化合物の無色結晶
が得られ、融点は121℃−123℃であった。1H-NMR
(250 MHz,CD3OD,TMS):δ=6.68(2H,s, フマル酸);4.47(1
H,m,H-3);4.21(2H,m,CH2-8);3.73-2.86(7H,m,CH2-2,6,
7;H-4);2.95(1H,t,J=3Hz,H-9);2.30;1.96(2H,m,CH2-5).
1〕ヘプタン 5.6g (0.05mol)の1−アザビシクロ〔2.2.1〕
ヘプタン−3−オールを窒素雰囲気下150mlの無水テ
トラヒドロフラン(THF)に溶かし、0℃で50mlの
1Mボラン−THF錯体を添加する。これらをすべて加
えた後、その混合物を周囲温度で1時間攪拌し、乾燥す
るまで蒸発させ、残留物を飽和塩水に溶かし、ジクロロ
メタンで抽出する。結合している有機性相を乾燥させ蒸
発によって濃縮し、残留物を120mlの無水THFに溶
かし、2.08g (0.052mol)の水酸化ナトリウム
をバッチに窒素雰囲気下添加する。1時間後混合物を0
℃まで冷却し、この温度で17.55g のプロパルギル
ブロミドを50%のTHF溶液として滴下添加する。混
合物を周囲温度で12時間攪拌し、その後過剰の水素化
物をエタノールで分解し、混合物を蒸発し、残留物を飽
和塩水に溶かしジクロロメタンで抽出する。結合してい
る有機性相の乾燥と蒸発の後、高真空下(Bp 1mbar =4
5−46℃)、蒸留して油を得る。1当量のフマル酸で
フマル酸塩を調製し、エタノール/エーテルで再結晶化
し真空下乾燥する。2.1gの表題の化合物の無色結晶
が得られ、融点は121℃−123℃であった。1H-NMR
(250 MHz,CD3OD,TMS):δ=6.68(2H,s, フマル酸);4.47(1
H,m,H-3);4.21(2H,m,CH2-8);3.73-2.86(7H,m,CH2-2,6,
7;H-4);2.95(1H,t,J=3Hz,H-9);2.30;1.96(2H,m,CH2-5).
【0054】実施例23−フェノキシ−1−アザビシクロ〔2.2.1〕オク
タン 3.82g (0.03mol)の3−ヒドロキシキヌクリジン、
2.82g (0.03mol)のフェノール、7.96g (0.03
mol)のトリフェニルホスフィンおよび5.22g (0.03
mol)のジエチルアゾジカルボキシレートを150mlの無
水THFに溶かし、周囲温度で2日間攪拌する。混合物
を乾燥するまで蒸発させ、残留物を20mlの6N塩酸と
50mlの水に溶かし、エーテルで抽出する。水性相をア
ルカリ性にしてエチルアセテートで抽出し、結合してい
るエチルアセテート相を乾燥し蒸発によって濃縮する。
蒸留後、3.6g の無色油が得られる(Bp0.1mbar =1
04−105℃)。
タン 3.82g (0.03mol)の3−ヒドロキシキヌクリジン、
2.82g (0.03mol)のフェノール、7.96g (0.03
mol)のトリフェニルホスフィンおよび5.22g (0.03
mol)のジエチルアゾジカルボキシレートを150mlの無
水THFに溶かし、周囲温度で2日間攪拌する。混合物
を乾燥するまで蒸発させ、残留物を20mlの6N塩酸と
50mlの水に溶かし、エーテルで抽出する。水性相をア
ルカリ性にしてエチルアセテートで抽出し、結合してい
るエチルアセテート相を乾燥し蒸発によって濃縮する。
蒸留後、3.6g の無色油が得られる(Bp0.1mbar =1
04−105℃)。
【0055】
【化20】
【0056】1H-NMR(250 MHz,CDCl3,TMS):δ=7.26;6.87
(5H,m,aryl-H);4.36(1H,m,H-3);3.34-2.63(6H,m,CH2-2,
6,7);2.19-1.27(5H,m,CH-4;CH2-5,8).塩基はエタノール
溶液中でフマル酸塩に転化されて、エーテルで沈澱しア
セトニトリルから再結晶化される。4.1g の無色結晶
が得られ、融点は122℃−124℃であった。
(5H,m,aryl-H);4.36(1H,m,H-3);3.34-2.63(6H,m,CH2-2,
6,7);2.19-1.27(5H,m,CH-4;CH2-5,8).塩基はエタノール
溶液中でフマル酸塩に転化されて、エーテルで沈澱しア
セトニトリルから再結晶化される。4.1g の無色結晶
が得られ、融点は122℃−124℃であった。
【0057】実施例3(+)−および(−)−3−(プロパルギロキシメチ
ル)−1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン ±−(3−キヌクリジニルメチル)−アセテート ラセミ体の3−キヌクリジニルメタノールを文献から知
られている、例えば、Helv. Chem.Acta 37,1695 (1954)
のキヌクリジン−3−オンからのシアノヒドリン合成を
使った方法で調製し、周囲温度で溶媒としてクロロホル
ム中で、アセチルクロライドとトリエチルアミンでアシ
ル化し、ラセミ体の(3−キヌクリジニルメチル)−ア
セテートを82%の収量で得、その沸点は30mbarで1
30℃−134℃であった。
ル)−1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン ±−(3−キヌクリジニルメチル)−アセテート ラセミ体の3−キヌクリジニルメタノールを文献から知
られている、例えば、Helv. Chem.Acta 37,1695 (1954)
のキヌクリジン−3−オンからのシアノヒドリン合成を
使った方法で調製し、周囲温度で溶媒としてクロロホル
ム中で、アセチルクロライドとトリエチルアミンでアシ
ル化し、ラセミ体の(3−キヌクリジニルメチル)−ア
セテートを82%の収量で得、その沸点は30mbarで1
30℃−134℃であった。
【0058】(−)−3−キヌクリジニルメタノール 26.5g の(3−キヌクリジニルメチル)−±−アセ
テートと21.7g のL−(+)−酒石酸を275mlの
95%エタノール中で沸騰するまで加熱し、続くゆっく
りとした冷却の間に結晶性の酒石酸塩が得られ、回転角
度が一定になるまで約5回再結晶化する。このように得
られた13.5g の塩は比旋光度〔α〕 D 20=−16.
93°(c=2、H2 O)を有し、80mlの2N水酸化
ナトリウム溶液中で周囲温度で約2時間攪拌し、その後
80g の苛性カリを溶液に添加し、混合物をクロロホル
ムで抽出する。この方法で同時にエステル鹸化を行い、
5.6g の(−)−3−キヌクリジニルメタノールが淡
色の油として得られ、〔α〕D 20=−66°(c=1、
2、1N塩酸中)を有する。
テートと21.7g のL−(+)−酒石酸を275mlの
95%エタノール中で沸騰するまで加熱し、続くゆっく
りとした冷却の間に結晶性の酒石酸塩が得られ、回転角
度が一定になるまで約5回再結晶化する。このように得
られた13.5g の塩は比旋光度〔α〕 D 20=−16.
93°(c=2、H2 O)を有し、80mlの2N水酸化
ナトリウム溶液中で周囲温度で約2時間攪拌し、その後
80g の苛性カリを溶液に添加し、混合物をクロロホル
ムで抽出する。この方法で同時にエステル鹸化を行い、
5.6g の(−)−3−キヌクリジニルメタノールが淡
色の油として得られ、〔α〕D 20=−66°(c=1、
2、1N塩酸中)を有する。
【0059】鏡像体純度の分析検査は、フェニルイソシ
アネートでの誘導化の後、キラセル−ODカラムによる
HPLCを使って実施され、鏡像体分布度は(−)−エ
ナンチオマー98.6%、(+)−エナンチオマー1.
4%であった。 (+)−3−キヌクリジニルメタノール (−)−3−キヌクリジニルメタノールの製造の間に得
られる蓄積した母液を真空下蒸発させる。残留物を少量
の水に溶かし、苛性カリでアルカリ性にしてクロロホル
ムで抽出する。得られた19.5g の光学的に高度な3
−キヌクリジニルメチルアセテートを200mlの95%
エタノール中で16.0gのD−(+)−酒石酸を使っ
てジアステレオマー塩に転化する。95%エタノールか
ら5回再結晶化の後、12.7g の塩が得られ、比旋光
度〔α〕D 20=16.8°(c=2、H2 O)を有し、
そこから75mlの2N水酸化ナトリウム溶液を使って
(−)−エナンチオマーと類似した方法で、4.7g の
(+)−3−キヌクリジニルメタノールが、〔α〕D 20
=+66.5°(c=1、1N塩酸中)を有する淡色の
油として遊離する。
アネートでの誘導化の後、キラセル−ODカラムによる
HPLCを使って実施され、鏡像体分布度は(−)−エ
ナンチオマー98.6%、(+)−エナンチオマー1.
4%であった。 (+)−3−キヌクリジニルメタノール (−)−3−キヌクリジニルメタノールの製造の間に得
られる蓄積した母液を真空下蒸発させる。残留物を少量
の水に溶かし、苛性カリでアルカリ性にしてクロロホル
ムで抽出する。得られた19.5g の光学的に高度な3
−キヌクリジニルメチルアセテートを200mlの95%
エタノール中で16.0gのD−(+)−酒石酸を使っ
てジアステレオマー塩に転化する。95%エタノールか
ら5回再結晶化の後、12.7g の塩が得られ、比旋光
度〔α〕D 20=16.8°(c=2、H2 O)を有し、
そこから75mlの2N水酸化ナトリウム溶液を使って
(−)−エナンチオマーと類似した方法で、4.7g の
(+)−3−キヌクリジニルメタノールが、〔α〕D 20
=+66.5°(c=1、1N塩酸中)を有する淡色の
油として遊離する。
【0060】フェニルイソシアネートでの誘導化の後、
鏡像体純度がキラセル−ODカラムによるHPLCによ
って決定され、(+)−エナンチオマー97.4%、
(−)−エナンチオマー2.6%であった。 3a:(+)−3−(プロパルギロキシメチル)−1−
アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン 5.6g の3−キヌクリジニルメタノール塩酸塩、1.
32g のホウ化水素ナトリウムおよび100mlのテトラ
ヒドロフランを一夜攪拌する。溶媒を濾過によって除去
し、残留物をエチルアセテートに溶かし、得られた溶液
を飽和塩水で洗浄する。溶媒の乾燥と除去後、3.4g
の(+)−3−キヌクリジニルメタノール−ボラン錯体
が淡色の油として残る。
鏡像体純度がキラセル−ODカラムによるHPLCによ
って決定され、(+)−エナンチオマー97.4%、
(−)−エナンチオマー2.6%であった。 3a:(+)−3−(プロパルギロキシメチル)−1−
アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン 5.6g の3−キヌクリジニルメタノール塩酸塩、1.
32g のホウ化水素ナトリウムおよび100mlのテトラ
ヒドロフランを一夜攪拌する。溶媒を濾過によって除去
し、残留物をエチルアセテートに溶かし、得られた溶液
を飽和塩水で洗浄する。溶媒の乾燥と除去後、3.4g
の(+)−3−キヌクリジニルメタノール−ボラン錯体
が淡色の油として残る。
【0061】3.4g のボラン錯体を100mlのテトラ
ヒドロフラン中で、2.63g の60%水酸化ナトリウ
ムとともに周囲温度で1時間攪拌し、その後、4.89
g のプロパギルブロミドと反応させ、さらに6時間攪拌
する。反応混合液を注意深くアルコールで分解し、溶媒
を除去し、残留物を150mlのエチルアセテートに溶か
し、溶液を飽和塩水で洗浄し、もう一度溶媒を除去す
る。ボラン保護基を壊すために、残留物を50mlのアセ
トンに溶かし、一夜20mlの3N塩酸とともに攪拌す
る。アセトンを蒸発させた後、水性相をエチルアセテー
トで洗浄し、苛性カリでアルカリ性にして、エチルアセ
テートで抽出する。抽出残留物で、溶離剤としてエチル
アセテート:メタノール:NH3 =85:15:1を使
って、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーを行
い、4.3g のプロパルギルエーテルを得て、アルコー
ル中で計算された量のフマル酸によってフマル酸塩に転
化され、アルコール−エーテルから再沈澱し、フマル酸
塩が3.9g の収量で得られ、融点は132℃−133
℃、比旋光度は〔α〕D 20=+28.47°(c=1、
メタノール)であった。
ヒドロフラン中で、2.63g の60%水酸化ナトリウ
ムとともに周囲温度で1時間攪拌し、その後、4.89
g のプロパギルブロミドと反応させ、さらに6時間攪拌
する。反応混合液を注意深くアルコールで分解し、溶媒
を除去し、残留物を150mlのエチルアセテートに溶か
し、溶液を飽和塩水で洗浄し、もう一度溶媒を除去す
る。ボラン保護基を壊すために、残留物を50mlのアセ
トンに溶かし、一夜20mlの3N塩酸とともに攪拌す
る。アセトンを蒸発させた後、水性相をエチルアセテー
トで洗浄し、苛性カリでアルカリ性にして、エチルアセ
テートで抽出する。抽出残留物で、溶離剤としてエチル
アセテート:メタノール:NH3 =85:15:1を使
って、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーを行
い、4.3g のプロパルギルエーテルを得て、アルコー
ル中で計算された量のフマル酸によってフマル酸塩に転
化され、アルコール−エーテルから再沈澱し、フマル酸
塩が3.9g の収量で得られ、融点は132℃−133
℃、比旋光度は〔α〕D 20=+28.47°(c=1、
メタノール)であった。
【0062】3b:(−)−3−(プロパルギロキシメ
チル)−1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン 3aと類似した方法でボラン保護基を(−)−3−キヌ
クリジニルメタノールに導入し、プロパルギルブロミド
を使ってエーテル化を実施し、ボラン保護基を除いた
後、遊離塩基をフマル酸塩に転化し、融点は132℃−
133℃で比旋光度は〔α〕D 20=−28.42°(c
=1、メタノール)であった。
チル)−1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン 3aと類似した方法でボラン保護基を(−)−3−キヌ
クリジニルメタノールに導入し、プロパルギルブロミド
を使ってエーテル化を実施し、ボラン保護基を除いた
後、遊離塩基をフマル酸塩に転化し、融点は132℃−
133℃で比旋光度は〔α〕D 20=−28.42°(c
=1、メタノール)であった。
【0063】一般式Iで示される次の化合物は、一般に
記載されている合成方法および実施例と類似した方法で
製造される。
記載されている合成方法および実施例と類似した方法で
製造される。
【0064】
【化21】
【0065】
【化22】
【0066】
【化23】
【0067】
【化24】
【0068】
【化25】
【0069】
【化26】
【0070】
【化27】
【0071】
【化28】
【0072】
【化29】
【0073】
【化30】
【0074】
【化31】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリク キュフナー ミュール ドイツ連邦共和国 6500 マインツ ア ム リューベナッケル 5 (72)発明者 ヴェルナー シュトランスキー ドイツ連邦共和国 6535 ガウ アルゲ スハイム イム ヒッペル 24 (72)発明者 カルル ハインツ ヴェーバー ドイツ連邦共和国 6535 ガウ アルゲ スハイム カイゼル カルル シュトラ ーセ 11 (72)発明者 ヘルムート エンジンガー ドイツ連邦共和国 6507 インゲルハイ ム アム ライン マッヒデブルーゲル シュトラーセ 54 (72)発明者 フランツ ヨゼフ クーン ドイツ連邦共和国 6535 ガウ アルゲ スハイム ベートーヴェンシュトラーセ 11 (72)発明者 エンツィオ ミューラー ドイツ連邦共和国 6507 インゲルハイ ム アム ライン グリュントシュトラ ーセ 22 (56)参考文献 特開 平1−93585(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 453/02 A61K 31/435 AAM C07D 471/08 C07D 487/08 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI/L(QUESTEL)
Claims (8)
- 【請求項1】 下記一般式Iaで表される新規の二環式
の1−アザ−シクロアルカン化合物、それらのラセミ化
合物、エナンチオマー、ジアステレオマー、その混合
物、その薬理学的に許容しうる酸付加塩またはその第四
級塩。 【化1】 〔式中、nは0または1で、Rは次式のうちの1つの基
を表す。 【化2】 【化3】 (式中、R1 は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル
基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、炭素
原子数1〜4のアルキルアミノ基、炭素原子数1〜4の
ジアルキルアミノ基、ヒドロキシル基、炭素原子数3〜
6のシクロアルキル基、置換されていてもよいフェニル
基又はオキソ基(=O)を表し;kは1、2または3を
表し、一方kが1より大きいときR1 は同一でも異なっ
ていてもよく;R2 は水素原子、ハロゲン原子、炭素原
子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキ
シ基またはオキソ基(=O)を表し;lは1または2を
表し、一方lが2のときR2 は同一でも異なっていても
よく;R3 は水素原子または炭素原子数1〜4のアルキ
ル基をあらわす。)ただし、nが0のとき、Rは次式の
基(式中、R1 、k、R2 、l及びR3 は上記に定義す
るとおりである。)を表さない。〕 【化4】 - 【請求項2】 (+)−(プロパルギロキシメチル)−
1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン、その酸付加
塩又は第四級塩。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の一般式Ia中R
が脂肪族基を表す化合物の製造方法であって、下記一般
式 【化4】 (式中、Zは保護基を表す。)の化合物を脱プロトン化
し、式Y−R(式中、Rは請求項1に記載されている脂
肪族基を表し、Yは容易に除去できる基を表す。)のア
ルキル化剤と反応させ、その後、該保護基を開裂させる
ことを特徴とする方法。 - 【請求項4】 さらに、得られた化合物をその酸付加塩
又はその第四級塩に転化し、及び/又は光学的に活性な
異性体に分離することを特徴とする請求項3に記載の方
法。 - 【請求項5】 請求項1又は2に記載の一般式Ia中R
が置換されていてもよいフェニル基、置換されていても
よいビフェニル、置換されていてもよい5員、6員又は
7員複素環を表す化合物の製造方法であって、下記一般
式 【化5】 の化合物をトリフェニルホスフィン及びアルキルアゾジ
カルボキシレートの存在下で式HOR(式中、Rは請求
項1で示される芳香族基又は複素環基を表す)の化合物
と反応させることを特徴とする方法。 - 【請求項6】 請求項1又は2に記載の化合物の少なく
とも1種を有効成分として含有する、コリン作動性神経
系の低減した機能によって起こされる病気又は症状の治
療のための医薬組成物。 - 【請求項7】 アルツハイマー病、老人性痴呆症、認識
障害又は緑内症の治療、又は記憶機能の改善のための請
求項6記載の医薬組成物。 - 【請求項8】 治療のために使用される請求項1又は2
に記載の化合物。
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DE4016212 | 1990-05-19 | ||
DE40162125 | 1990-05-19 | ||
DE40188868 | 1990-06-13 | ||
DE4018886 | 1990-06-13 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04226981A JPH04226981A (ja) | 1992-08-17 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3113418A Expired - Lifetime JP2853837B2 (ja) | 1990-05-19 | 1991-05-17 | 二環式の1−アザ−シクロアルカン化合物 |
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KR (1) | KR910020009A (ja) |
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CA (1) | CA2042860A1 (ja) |
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IE (1) | IE911688A1 (ja) |
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GB9127279D0 (en) * | 1991-12-23 | 1992-02-19 | Ici Plc | Heterocyclic derivatives |
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GB9211796D0 (en) * | 1992-06-04 | 1992-07-15 | Ici Plc | Heterocyclic derivatives |
IT1255179B (it) * | 1992-06-26 | 1995-10-20 | Enzo Cereda | Azaciclo e azabiciclo alchiliden idrossilamine |
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GB9218334D0 (en) * | 1992-08-28 | 1992-10-14 | Ici Plc | Heterocyclic compounds |
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DE4236331A1 (de) * | 1992-10-28 | 1994-05-05 | Boehringer Ingelheim Kg | Synergistische Kombination |
GB9226573D0 (en) * | 1992-12-21 | 1993-02-17 | Ici Plc | Heterocyclic compounds |
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US6040442A (en) * | 1995-06-01 | 2000-03-21 | Eli Lilly And Company | Process for preparing 1,2,5-thiadiazole containing ethers |
WO1997020819A1 (en) * | 1995-12-06 | 1997-06-12 | Eli Lilly And Company | Composition for treating pain |
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PE20060437A1 (es) * | 2004-06-18 | 2006-06-08 | Novartis Ag | COMPUESTOS AZA-BICICLONONANOS COMO LIGANDOS COLINERGICOS DE nAChR |
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