JP2853665B2 - シャッター用駆動機構部の取付構造 - Google Patents

シャッター用駆動機構部の取付構造

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JP2853665B2 JP18491996A JP18491996A JP2853665B2 JP 2853665 B2 JP2853665 B2 JP 2853665B2 JP 18491996 A JP18491996 A JP 18491996A JP 18491996 A JP18491996 A JP 18491996A JP 2853665 B2 JP2853665 B2 JP 2853665B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動シャッターに
おける、駆動源である電動モータより構成される駆動機
構部を、固定軸に取り付け、シャッターカーテンを巻き
取る巻取ホイールと連結させるシャッター用駆動機構部
の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シャッターケース内の固定軸に電動モー
タなどより構成される駆動機構部を装着させ、この駆動
機構部によって巻取ホイールを回転駆動させて、シャッ
ターカーテンを巻き取る構成の電動シャッター、すなわ
ち電動モータ内蔵型の電動シャッターは、駆動機構部へ
の電源の供給を行う電源線やその操作を行うための制御
線、手動で駆動機構部を操作するための手動操作伝達線
など複数の線が接続されるとともに、これら線がシャッ
ターケースの外部に引き出され、内蔵される駆動機構部
の操作を行えるようになっている。
【0003】従来、上記のような電動シャッターの駆動
機構部のための各線の配線は、固定軸が中空パイプ形状
であることから、この固定軸の側面に孔を穿設し、この
孔を通し、固定軸の端部から各線を引き出し、配線を行
うようになっていた。
【0004】また、固定軸に対する、駆動機構部を取り
付け固定させる構造として、従来では、この駆動機構部
を電動モータと制御盤とで上下に分割した構造とし、固
定軸の側部よりこの固定軸を挟持するように、取り付
け、固定するようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の駆動機構部の取付構造では、固定軸に対して駆
動機構部を固定させる際は、分割された電動モータと制
御盤とを固定軸の側部より互いを組み付け固定させる作
業であるが、通常、シャッターケース内に既に巻取ホイ
ールが固定軸に取り付けられた後に行われるようになっ
ており、シャッターカーテンが巻取ホイールにて巻回さ
れていない状態、すなわちシャッターカーテンを巻き戻
し、固定軸回りが開放された状態での作業であり、ま
た、この固定軸に取り付けられている各巻取ホイールを
連結する連結杆によって、このシャッターカーテンを巻
き取る構造部分が籠状となっていることから、狭い空間
内での作業となり、その取付作業が煩雑になるという欠
点を有している。
【0006】また、この駆動機構部の各線を固定軸の孔
に通しながら配線作業を行い、同時に駆動機構部を固定
軸に固定させる作業となっており、すなわち、固定軸を
シャッターケースに固定するためのボルトや割りピンな
どが貫通している小径な固定軸の軸内に、電源線などの
各線全てを挿通させる煩雑な作業と、前述した固定軸へ
の固定作業が同時であることから、この取付固定作業が
非常に煩雑なものとなる欠点を有している。
【0007】さらに、固定軸に、配線を通すための貫通
した孔等を穿設することから、固定軸の強度の低下を招
くおそれがある。
【0008】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、電動シャッターにおける駆動源となる駆動機構部
の固定軸への取付作業及びこの駆動機構部と外部との配
線作業を容易なものとすることのできるシャッター用駆
動機構部の取付構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明のシャッター用駆動機構部の取付
構造は、シャッターカーテン1を巻き取る複数の巻取ホ
イール4を、固定軸3に対して回転駆動させるシャッタ
ー用駆動機構部の取付構造において、前記巻取ホイール
4と同外径で所定の内径の穴部8を有したリング状に形
成されるとともに、係合部10が形成され、前記複数の
巻取ホイール4と連結杆6を介して連結されて、前記固
定軸3の最外端に位置し、該固定軸3に対して回動自在
とされる連結ホイール7と、前記連結ホイール7の穴部
8内径より小さく、該穴部8を通過可能な外径とされる
とともに、一端12aに出力軸13を備え、前記固定軸
3の長手方向に沿って該固定軸3に装着され固定される
駆動機構部本体11と、前記駆動機構部本体11の出力
軸13に連動連結されて、前記固定軸3に対して回動す
るとともに、前記連結ホイール7の係合部10と係合す
る連結係合部40を有し、前記駆動機構部本体11の駆
動力を前記連結ホイール7に伝達する駆動輪38と、前
記固定軸3およびまたは前記駆動機構部本体11に固定
され、該駆動機構部本体11に接続される外部からの配
線16が挿通可能とされる貫通穴37を有するととも
に、前記駆動輪38の前記固定軸3に対する回転を支持
する支持部31と、を具備することを特徴としている。
【0010】なお、前記連結ホイール7の係合部10
と、前記駆動輪38の連結係合部40とは、スプライン
結合とされる構造としてもよい。また、前記駆動輪38
をリング状に形成し、前記支持部31に前記駆動輪38
に内接する支持ローラ36を配設させる構造としてもよ
い。
【0011】このような構成により、固定軸3およびま
たは駆動機構部本体11に固定される支持部31に、回
転駆動を出力する駆動輪38が回動自在に支持されるよ
うに組付けられた構造とされる、ユニット状に組上がっ
た駆動機構部となるとともに、この駆動機構部本体11
が連結ホイール7の穴部8を通過可能な構成とされてい
ることから、この駆動機構部を固定軸3に取り付ける際
に、固定軸3に回動自在に取り付けられている連結ホイ
ール7との係合と、固定軸3への固定を同時に行うこと
が可能となり、その取付作業を容易なものとすることが
可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるシャッター用
駆動機構部の取付構造の概略正面図、図2はシャッター
用駆動機構部の取付構造の実施の形態を示す分解斜視図
である。
【0013】まず、シャッターカーテン1を収納するシ
ャッターケースは、窓部などの建物開口部の上方に配設
され、図1に示すように、このシャッターケースの左右
に対向して固定される一対のブラケット2,2間に固定
軸3が水平に架け渡され、これらブラケット2,2に両
端が回転を規制されて固定されている。
【0014】この固定軸3は、中空な断面円形のパイプ
よりなり、長手方向となる左右方向に所定の間隔で互い
に等間隔となるように、複数の巻取ホイール4がそれぞ
れ配設されている。
【0015】各巻取ホイール4は、略円板状に形成さ
れ、その中心部分が前記固定軸3にベアリングなどの軸
受部材5を介して取り付けられており、この固定軸3に
対して回動自在となるように設けられている。
【0016】また、各巻取ホイール4には、固定軸3に
沿いこの固定軸3と平行となる複数の長尺な連結杆6
が、板面を貫通して固定されており、図1及び図2に示
すように、互いが連結されて、各巻取ホイール4と各連
結杆6とで籠状に形成され、各巻取ホイール4のそれぞ
れが同時に固定軸3に対して回動するようになってい
る。
【0017】また、各巻取ホイール4のうち、固定軸3
の一方の端部3aに位置する巻取ホイールは、後述する
連結ホイール7とされている。
【0018】次に、本発明のシャッター用駆動機構部の
取付構造について説明する。この構造は、連結ホイール
7と、駆動機構部本体11と、支持部31と、駆動輪3
8とで略構成されている。
【0019】連結ホイール7は、前記巻取ホイール4と
同外径に形成されるとともに、図2に示すように、所定
の内径の穴部8が形成されたリング形状の板部材より構
成されている。この連結ホイール7は、板面の所定の箇
所に固定穴9が穿設されており、前述した連結杆6の端
部が固定されるようになっており、前記各巻取ホイール
4と、この連結杆6を介して連結され、固定軸3の一端
3aとなる最外端に位置し、この固定軸3に対し、固定
軸3と接することなく、各巻取ホイール4とともに回動
するようになっている。
【0020】また、この連結ホイール7の穴部8の内周
縁には、図2に示すように、係合部としての複数の切欠
部10が、本実施の形態では2か所形成されている。
【0021】次に駆動機構部本体11は、駆動部12
と、制御部15と、固定ブラケット18とで略構成され
ている。
【0022】駆動部12は、外周の直径が前記固定軸3
の外径と略同一に形成される細径なケース内に、図示し
ないが電動モータと減速ギアとブレーキ機構が内蔵され
ており、図3に示すように、一端である先端12aより
出力軸13が突出し、ケース先端及び基端に固定フラン
ジが設けられている。なお、出力軸13には、駆動ピニ
オン14が取り付けられる。
【0023】また、制御部15は、図2に示すように、
略方形箱型状に形成され、内部に制御回路などが配設さ
れて、駆動部12の電動モータへと電気的に接続されて
おり、この電動モータの正方向及び逆方向への回転駆
動、及び、この回転駆動を停止させるブレーキ制御など
の制御を行い、また、電動モータの回転の状態、すなわ
ち電動モータへの負荷の状態や、回転数などを検出し
て、これにより電動モータの駆動を制御するようになっ
ている。また、この制御部15には、シャッターケース
外部の商用電源や操作スイッチなどと接続される電源
線,制御線16が接続され、外方に延出するようになっ
ている。
【0024】なお、この制御部15には、後述する駆動
輪38の回転数を検出するリミットスイッチ装置が設け
られ、図2及び図3に示すように、このリミットスイッ
チ装置の検出部である小径なスプロケット17が制御部
の一端より延出し、この駆動輪38に噛合するようにな
っている。
【0025】次に、固定ブラケット18は、基端ブラケ
ット20と先端ブラケット23とで構成され、それぞれ
前記固定軸3が挿通される固定孔部19が各下半部に設
けられている。
【0026】各固定孔部19は、支軸を介して下縁のア
ーム部が揺動自在となる二つ割り状に形成され、このア
ーム部とブラケット本体側とをボルトなどにて螺着させ
ることで、固定軸3を挟持し取り付けられるクランプ構
造とされている。
【0027】基端ブラケット20の上半部は、前記固定
孔部19と軸線方向が平行とされる小径な一対の取付貫
通孔21が穿設されており、駆動部12の基端の固定フ
ランジがこれら取付孔部21にボルト等22を介して取
り付けられるようになっている。
【0028】また、先端ブラケット23の上半部は、図
2及び図3に示すように、一対の垂直な支持板24,2
5で構成される軸受部26と、後述する支持部31が固
定される連結固定部27が設けられている。
【0029】軸受部26の一方の支持板24には、基端
ブラケット20の取付貫通孔21に対応する同様に一対
の取付貫通孔28が穿設されているとともに、これら取
付貫通孔28の間に、前記駆動部12の出力軸13が貫
通する孔部29が穿設されている。
【0030】また、他方の支持板25には、軸受ボス3
0が配設され、駆動部12の出力軸13の先端が嵌入さ
れこの先端を回動自在に支持するようになっている。
【0031】そして、この先端ブラケット23は駆動部
12のケースの先端に取り付けられ、図2に示すよう
に、基端ブラケット20とともに、このケースの先端と
基端とを挟むように位置し、長尺な一対の支持杆22が
ケースに沿って各取付貫通穴21,28に挿通されて各
ブラケット20,23を連結するようになっている。ま
た、図2に示すように、支持板24,25間に位置する
出力軸13に、駆動ピニオン14が位置するようになっ
ている。なお、図示しないが、先端ブラケット23の各
支持板24,25間には、クラッチ機構が設けられ、駆
動部12の駆動力を駆動ピニオン14から強制的に手動
にて離脱させる機構が配設されている。
【0032】また、各ブラケット20,23の下部に
は、図1及び図2に示すように、前述した制御部15が
吊下されるように固定され、すなわち、各ブラケット2
0,23の固定孔部19を挟んで上下に駆動部12と制
御部15とが位置する略矩形枠状の形状となる。
【0033】なお、これら駆動部12と制御部15とが
組み付けられた状態では、前述した連結ホイール4の穴
部8内径より小さく、この穴部8を通過自在となる外径
に形成される。
【0034】次に、支持部31は、円筒部32と、この
円筒部32の一端32a開口の外周縁に形成されるフラ
ンジ部35とで略構成されている。
【0035】円筒部32の内径は、前記固定軸3の外径
と略同一に設定され形成されている。また、円筒部32
の他端32bにおける外周には、固定孔33を有する一
対の固定片部34が設けられている。
【0036】フランジ部35は、円筒部32の他端32
b側の板面に、所定間隔例えば120°毎の等間隔に配
設される支持ローラ36が複数例えば3個、回動自在に
設けられている。各支持ローラ36は、円筒部32の中
心軸線からの距離が、この円筒部32の外径よりも外側
となる同一な距離に設定されているとともに、この円筒
部32の軸線方向と平行な軸線方向で軸支されている。
【0037】また、フランジ部35の板面における前記
各支持ローラ36と干渉しない位置には、図2及び図3
に示すように、所定の形状の貫通穴37が複数穿設され
ている。
【0038】そして、この支持部31は、先端ブラケッ
ト23の連結固定部27を一対の固定片部34間に嵌合
させて、その状態でボルトなどの固定手段にて固定す
る。固定された状態では、円筒部32の中心軸線が先端
ブラケット23の固定孔部19の中心軸線と同一とな
る。
【0039】次に、駆動輪38は、駆動ホイール39と
内歯歯車41とで構成され、それぞれ外径が連結ホイー
ル7の穴部8内径と略同一とされているリング状に形成
された部材とされている。
【0040】駆動ホイール39は、図2に示すように、
外周縁に、連結係合部としての係合突起40が、連結ホ
イール7の切欠部10に対応した複数、本実施の形態で
は2か所突設されている。
【0041】また、この駆動ホイール39の内径は、前
記支持部31の各支持ローラ36を結ぶ外接円と略同一
となるよう設定されて形成されており、その内周面が各
支持ローラ36に当接するようになっている。
【0042】内歯歯車41は、内径が、前記先端ブラケ
ット23における固定孔部19の中心軸線からこの先端
ブラケット23の軸受部26に位置する駆動ピニオン1
4の外周までの距離に設定されている。
【0043】そして、この駆動ホイール39と内歯歯車
41とは、ボルトなどの固定手段によって互いに固定さ
れて一体構造とされ、駆動ホイール39の内周面が支持
部31の各支持ローラ36に支持されて、この支持部3
1に対して回動自在となるように取り付けられるととも
に、この支持部31が先端ブラケット23に固定された
状態で、内歯歯車41が駆動部12の駆動ピニオン14
と噛合するようになっている。
【0044】なお、この内歯歯車41には、制御部15
に設けられているリミットスイッチ装置のスプロケット
17が噛合するようになる。
【0045】従ってこのように構成された取付構造によ
れば、駆動部12と制御部15が固定ブラケット18を
介して上下に組付けられるとともに、駆動部12の出力
軸13に取り付けられた駆動ピニオン14に駆動輪38
が連動連結され、かつこの駆動輪38は固定ブラケット
18に固定される支持部31に回動を支持され、すなわ
ち、連結ホイール7を回転駆動させる駆動輪38を含む
駆動機構部本体11が全て組上がったユニット構造の駆
動機構部となっており、また、制御部15に接続される
電源線などの各線16が、駆動輪38の内側を通り、こ
の駆動輪38を支持する回動せずに固定される支持部3
1の貫通穴37を通して外部へと引き出されることとな
るので、この駆動機構部を固定軸3の一端から挿入させ
るように、各固定ブラケット18の固定孔部19に固定
軸3を挿通させるとともに、駆動機構部本体11を連結
ホイール7の穴部8内に通過させることで、固定軸3に
取り付けることが可能となる。そして、駆動輪38の各
係合突起40を連結ホイール7の各切欠部10に係合さ
せることで、駆動輪38と連結ホイール7とは連動連結
されることとなり、この状態で、固定ブラケット18を
固定軸3に対してボルトなどにて締結固定させること
で、駆動機構部の固定軸3への組付け固定が完了とな
る。なお、この締結作業は、シャッターカーテン1が巻
取ホイール4にて巻き取られていない状態で、固定軸3
の側方から行われる。
【0046】このような構成により、駆動機構部本体1
1に固定される支持部31に、回転駆動を出力する駆動
輪38が回動自在に支持されるように組付けられた構造
とされる、ユニット状に組上がった駆動機構部となると
ともに、この駆動機構部本体11が連結ホイール7の穴
部8を通過可能な構成とされていることから、この駆動
機構部を固定軸3に取り付ける際に、固定軸3に回動自
在に取り付けられている連結ホイール7との係合と、固
定軸3への固定を、固定軸3の一端3aから挿入させる
作業にて同時に行うことが可能となり、その取付作業を
容易なものとすることが可能となる。
【0047】また、この固定された状態では、既に制御
部15と接続されている電源線,制御線などの各線16
が支持部31の貫通穴37より外方に延出していること
から、固定軸3回りでの配線作業を行うことがない。
【0048】なお、上述した実施の形態では、固定ブラ
ケット18の固定軸3への固定の構造を、クランプ構造
にて構成させた例について述べたが、この固定ブラケッ
ト18の固定軸3への固定を行うための構造としては、
単に円筒状の固定孔部にて構成し、外側からボルトなど
にて固定軸3に締結固定させる構成としてもよい。
【0049】また、駆動輪38と連結ホイール7との係
合構造を、駆動輪38に形成した係合突起(連結係合
部)40と連結ホイール7に形成した切欠部10(係合
部)にて互いを係合させる構造とした例について述べた
が、駆動輪38の連結係合部40と連結ホイール7の係
合部10との形状は、互いが回動方向に係合しあい、駆
動輪38の回動を連結ホイール7に伝達する構造であれ
ばよく、その形状に限定されることはない。例えば、駆
動輪38の外周に連続する凹凸を形成し、連結ホイール
7の内周も同様に凹凸形状とさせ、互いを係合させるス
プライン結合を構成する構造としてもよい。
【0050】さらに、上述した実施の形態では、駆動輪
38を支持する支持部31を、駆動機構部本体11の先
端ブラケット23に固定させる構造の例について述べた
が、固定軸3へ固定させる構成としてもよく、すなわ
ち、固定軸3に対して回動しない固定された状態とすれ
ばよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるシャッ
ター用駆動機構部の取付構造では、連結ホイールと係合
しこれを回転駆動させる駆動輪を含む駆動機構部本体
が、全て組上がったユニット構造の駆動機構部を構成す
ることとなり、また、駆動機構部本体に接続される電源
線や制御線などの各線が、駆動輪をリング形状とするこ
とでその内側を通り、この駆動輪を支持する回動せずに
固定される支持部の貫通穴を通して外部へと引き出され
る構造となっているので、この駆動機構部を固定軸の一
端から挿入させるように、駆動機構部本体を連結ホイー
ルの穴部内に通過させることで、固定軸に取り付けるこ
とが可能となり、そして、駆動輪の連結係合部を連結ホ
イールの係合部に係合させることで、駆動輪と連結ホイ
ールとは連動連結され、これにより駆動機構部の固定軸
への組付け固定が完了となり、すなわち、連結ホイール
との連結と、固定軸への固定を、固定軸の一端から挿入
させる作業にて同時に行うことが可能となり、その取付
作業を容易なものとすることができるという効果が得ら
れる。
【0052】また、この固定された状態では、既に駆動
機構部本体と接続されている電源線,制御線などの各線
が支持部の貫通穴より外方に延出していることから、固
定軸回りでの配線作業を行うことがなくなるという効果
を得られる。
【0053】これにより、シャッターの組立作業におい
て、その作業時間の短縮を図ることが可能となり、工期
の短縮、及び省人化,省力化を得ることか可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッター用駆動機構部の取付構
造の概略正面図
【図2】シャッター用駆動機構部の取付構造の実施の形
態を示す分解斜視図
【図3】同分解正面図
【符号の説明】
1…シャッターカーテン 3…固定軸 4…巻取ホイール 6…連結杆 7…連結ホイール 8…穴部 10…係合部(切欠部) 11…駆動機構部本体 12a…一端(先端) 13…出力軸 31…支持部 36…支持ローラ 37…貫通穴 38…駆動輪 40…連結係合部(係合突起)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/72 E06B 9/42 E06B 9/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターカーテンを巻き取る複数の巻
    取ホイールを、固定軸に対して回転駆動させるシャッタ
    ー用駆動機構部の取付構造において、 前記巻取ホイールと同外径で所定の内径の穴部を有した
    リング状に形成されるとともに、係合部が形成され、前
    記複数の巻取ホイールと連結杆を介して連結されて、前
    記固定軸の最外端に位置し、該固定軸に対して回動自在
    とされる連結ホイールと、 前記連結ホイールの穴部内径より小さく、該穴部を通過
    可能な外径とされるとともに、一端に出力軸を備え、前
    記固定軸の長手方向に沿って該固定軸に装着され固定さ
    れる駆動機構部本体と、 前記駆動機構部本体の出力軸に連動連結されて、前記固
    定軸に対して回動するとともに、前記連結ホイールの係
    合部と係合する連結係合部を有し、前記駆動機構部本体
    の駆動力を前記連結ホイールに伝達する駆動輪と、 前記固定軸およびまたは前記駆動機構部本体に固定さ
    れ、該駆動機構部本体に接続される外部からの配線が挿
    通可能とされる貫通穴を有するとともに、前記駆動輪の
    前記固定軸に対する回転を支持する支持部と、 を具備することを特徴とするシャッター用駆動機構部の
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記連結ホイールの係合部と、前記駆動
    輪の連結係合部とは、スプライン結合とされることを特
    徴とする請求項1記載のシャッター用駆動機構部の取付
    構造。
  3. 【請求項3】 前記駆動輪はリング状に形成され、前記
    支持部には前記駆動輪に内接する支持ローラが配設され
    ることを特徴とする請求項1または2記載のシャッター
    用駆動機構部の取付構造。
JP18491996A 1996-07-15 1996-07-15 シャッター用駆動機構部の取付構造 Expired - Fee Related JP2853665B2 (ja)

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