JP2852665B2 - 端子ピン付きボビン巻線用ノズル並びに端子ピンへのからげ付け方法 - Google Patents

端子ピン付きボビン巻線用ノズル並びに端子ピンへのからげ付け方法

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JP2852665B2 JP1195222A JP19522289A JP2852665B2 JP 2852665 B2 JP2852665 B2 JP 2852665B2 JP 1195222 A JP1195222 A JP 1195222A JP 19522289 A JP19522289 A JP 19522289A JP 2852665 B2 JP2852665 B2 JP 2852665B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、端子ピン付きボビン巻線用ノズル並びに端
子ピンへのからげ付け方法に関する。
「従来の技術」 近年、この種のノズルとして本出願人は特願昭63−14
7548号において既に提案している。特願昭63−147548号
のノズルは第6図に示す如く、巻終り用と巻始め用とを
有しているが、何れのものも軸方向に線材が挿通される
挿通孔1と、該挿通孔1に並設させた所定深さの受け穴
2とを有し、かつ該受け穴2を中心にしてそれぞれ回転
駆動されるようになっている。そして端子ピン付きボビ
ンへの巻開め開始時には、第6図に示す如く巻終り用ノ
ズル3と巻始め用ノズル4との各先端を突合せ、次いで
線材を巻終り用ノズル3の挿通孔1から巻始め用ノズル
4の挿通孔1に挿通させ、この状態のまま巻始め用ノズ
ル4を矢印Dの方向に移動させて巻終り用ノズル3から
切離した後、矢印Eの方向に回転させて倒立状態から正
立させる。更に巻始め用ノズル4を第6図に矢印Pで示
す如く下降させて、端子ピン突きボビンの巻始め端子ピ
ンに巻始め用ノズル4の受け穴2を嵌入させ、巻始め用
ノズル4のジョイント部5に回転機構を結合させて、該
回転機構により巻始め用ノズル4が上記巻始め端子ピン
を中心にして回転し、これにより線材が巻始め用ノズル
4の挿通孔1から繰出されながら該巻始め端子ピンにか
らげ付けられる。その後巻始め用ノズル4を上昇させれ
ば、該巻始め用ノズル4の受け穴2が巻始め端子ピンか
ら抜出し、又線材も巻始め用ノズル4の挿通孔1から抜
出して、以後巻始め用ノズル4が端子ピン付きボビンへ
の巻線処理には関与しない。巻始め用ノズル4を用いて
巻線の始端をボビンの巻始め端子ピンにからげ付ける
と、線材が巻始め端子ピンの基端からボビンの胴部に向
けて引出されて、この間の渡り線がボビンから大きく浮
き上がることがないので、後段におけるボビンの各端子
ピンの半田処理等に際して便利である。次いで、巻終り
用ノズル3をボビン胴部に沿って移動させながら該ボビ
ンを回転させて、ボビンの胴部に所定の巻数だけ巻線を
施す。次いで巻終り用ノズル3を第6図に矢印Fに示す
如く移動させてその受け穴2をボビンの巻終り端子ピン
に挿入し、モータにより動力伝達機構10を介して該巻終
り用ノズル3を第6図に矢印Gに示す如く回転させれ
ば、該巻終り用ノズル3の挿通孔1から線材が繰出され
て、ボビンの巻終り端子ピンに線材がからげ付けられる
ようになっている。この場合もボビンの胴部から巻終り
端子ピンの基端に向けて線材が渡るので、この間の渡り
線がボビンから大きく浮き上がって邪魔になるといった
ことがない。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記ノズル及びからげ付け方法では、
特に第7図乃至第9図に示す如く、ボビン7の胴部7aと
端子ピン8との間に線材の誘導溝9を備えたものにあっ
て、巻線の終端6を巻終り端子ピン8aにからげ付ける場
合に、第7図に矢印Iで示す如く巻終り用ノズル3を巻
終り用の誘導溝9a内に通過させて、一端巻線の始端6を
巻終り用の誘導溝9a内に挿通させても、巻終り用ノズル
3の受け穴2をボビン7の巻終り端子ピン8aに挿通させ
るために、第7図に矢印Jで示す如く巻終り用ノズル3
を一度上昇させねば巻終り端子ピン8aに対して受け穴2
を嵌入させることができない。細線にあっては比較的巻
終り用ノズル3の移動に沿ってそのまま撓み、誘導溝9a
内に導入されて、以後の端子ピン8aへのからげ付け処理
によっても抜出し難いが、しかし、特に径の太い線材に
あっては、折り曲げ時の反発力も加って折曲巻線の終端
6を巻終り用の誘導溝9a内に挿通させても、巻終り用ノ
ズル3の上昇時に抜出することが多く、この後第8図及
び第9図に示す如く巻線の終端6を巻終り端子ピン8aに
からげ付ける処理をしても、ボビン7の胴部7aから巻終
り端子ピン8aに至る渡り線が巻終り用誘導溝9aから抜出
して浮き出た状態になって、後段での他の処理時に邪魔
になり、他の部材などが不用意に引掛って切断されると
いった事態を招く虞れがある。又、このような不具合
は、2個で一組のノズルを用いたものに限らず、一個の
ノズルで、巻線の始端を端子ピンにからげ付け、次いで
ボビンの胴部に巻線し、更に巻線の終端を端子ピンにか
らげ付ける場合にも、同じ問題が発生する。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、巻線の端部をボ
ビンの端子ピンにからげ付ける際に何等持ち上げ上昇さ
せることなく端子ピンに嵌入できる端子ピン付きボビン
巻線用ノズル、並びに該ノズルによる端子ピンへのから
げ付け方法を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段並びに作用」 本発明は、上記目的を達成すべくなされたもので、請
求項(1)及び請求項(2)では、端子ピン付きボビン
の回転に伴い線材を繰出すための挿通孔と、該挿通孔と
並設されて、かつ端子ピンへの線材のからげ付け時に、
該端子ピンに対して回転可能に嵌入する受け穴とを備え
た端子ピン付きボビン巻線用ノズルにおいて、上記受け
穴の側部に切欠を有して、ボビンの端子ピンに巻線の端
部をからげ付ける際に、ボビン巻線用ノズルを持ち上げ
上昇させることなく、上記切欠を利用して側方から端子
ピンを受け穴内に嵌入させるようにしたものである。
「実施例」 以下に、本発明に係る端子ピン付きボビン巻線用ノズ
ル並びに端子ピンへのからげ付け方法の一実施例を図面
に基づき説明する。
まず、端子ピン付きボビン巻線用ノズルについて説明
すれば、第1図及び第2図において、11はそのノズルで
ある。該ノズル11は、端子ピンへの線材のからげ付けの
ための回転中心にその端子ピンが嵌入する受け穴12を穿
設する。該受け穴12は、少なくとも線材をからげ付ける
べき端子ピンのボビンからの突出長さより深さのある穴
にしてある。ノズル12は、特願昭63−147548号の如くモ
ータ等の動力源により端子ピンに対して線材のからげ付
けのために回転駆動されるようになっていることは勿論
である。該ノズル12の側部に上記受け穴12に連通する切
欠13を有している。該切欠13は線材をからげ付けるべき
端子ピンが嵌入可能に長さl及び切欠間隙tを選定して
ある。上記受け穴12に並設してからげ付けるべき線材が
挿通する挿通孔14を上端から下端に貫通させて穿設す
る。挿通孔14は、ボビンの各端子ピにからげ付け、又ボ
ビンの胴部に巻線する際のガイド孔となるものである。
又挿通孔14は、通常入口と出口との孔端にリング状のル
ビー等を装着して線材に傷を付けることなく円滑に繰出
し得るようにするが、別に孔端にリング状ルビー等を備
えたノズル筒を装着することもできる。ノズル12は、ボ
ビンの端子ピンにからげ付け、又ボビンの胴部に巻線す
べき線材の径に応じた径の挿通孔14を有するものを多数
用意しておき、使用すべき線材の径に応じて使い分ける
と便利である。又、ボビンの端子ピンへのからげ付け以
外の時に、挿通孔14から線材の不用意な抜出を防ぐべ
く、挿通孔14内に連通し、かつ連通孔14と交鎖する方向
からピン孔15を穿設させておく。該ピン孔15には、エア
ーシリンダにより突出動作をする押えピン16が嵌入する
ようになっている。
次に、端子ピン付きボビン巻線用ノズルの端子ピンへ
のからげ付け方法を説明すれば、まずボビンの巻始め端
子ピンへの巻線の始端のからげ付け及びボビンの胴部へ
の所定巻数の巻線は、特願昭63−147548号と同様にして
行う。この場合、ボビンの巻始め端子ピンへの線材のか
らげ付け後、ノズルを巻始め用の誘導溝を経てボビンの
胴部上方に移動させて、からげ付け後の線材を巻始め用
の誘導溝内に挿通させるが、この挿通後のボビンの胴部
へ巻線処理時にノズルを上昇させることはないので、巻
始め用の誘導溝から線材が抜出することは少ない。次い
で、第4図に示す如く、ボビン7の胴部7aへの所定巻数
の巻線終了後、特願昭63−147548号の巻終り用ノズルと
して使用する上記ノズル11を矢印Aに示す如く移動させ
て、これによりノズル11の先端を巻終り用の誘導溝9a内
を通過させることで、巻線の終端6を巻終り用の誘導溝
9a内に挿通させる。その後、ノズル11を上昇させること
なく巻終り端子ピン8aに向けて移動させ、第5図に示す
如く上記ノズル11の切欠13から受け穴12内に巻終り端子
ピン8aを嵌入させる。その後、特願昭63−147548号と同
様にしてノズル11をからげ付けピッチ(線材の径の分に
相当)だけ上昇させながら矢印Bの如く回転させて、巻
線の終端を巻終り端子ピン8aを所定回数だけからげ付け
る。そして、第5図の矢印Cの如くノズル11を移動させ
た後、巻終り端子ピン8aとノズル11との間の不用な渡り
線17を切断する。従って、ノズル11は巻線の終端6を巻
終り用の誘導溝9a内に挿通させた後、ノズル11の受け穴
12に巻終り端子ピン8aを嵌入させるべく、該ノズル11を
一旦上昇させる旨の動作をさせていないから、巻線の終
端6が巻終り用の誘導溝9a内から抜出することがない。
特に巻線の折り曲げ時にその反発力が大きい太い径の線
材を使用した場合に、該巻終り用の誘導溝9aからの抜出
を効果的に防止でき、又巻線に細線を用いたものにもそ
のまま適用できる。更に、特願昭63−147548号の巻終り
用ノズルのみならず、巻始め用ノズルにも使用でき、更
に、1個のノズルでボビンの巻始め端子ピンへのからげ
付けから、ボビンの胴部への巻線、及びボビンの巻終り
端子ピンへのからげ付けを行う形式のものにも、上記ノ
ズル11を適用することができる。
「発明の効果」 以上の如く、本発明に係る端子ピン付きボビン巻線用
ノズル並びに端子ピンへのからげ付け方法によれば、ボ
ビンの誘導溝内を挿通させてボビンの端子ピンに線材を
からげ付ける際に、ノズルを一旦上昇させて該ノズルの
受け穴に端子ピンを挿入させるといった必要がなく、ノ
ズルの切欠を利用してノズルを上昇させずにそのまま端
子ピンを受け穴に嵌入させることから、折角巻線の端部
を誘導溝内に挿通させてもノズルの上昇に伴い巻線の端
部が浮き上がって誘導溝内から抜出するといった従来の
問題点を効果的に解消し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る端子ピン付きボビン巻線用ノズル
並びに端子ピンへのからげ付け方法の一実施例を示すノ
ズルの断面図、第2図は第1図のノズルの先端を示す底
面図、第3図乃至第5図は第1図に示すノズルによりボ
ビンの巻終り端子ピンに線材をからげ付ける動作を示す
図、第6図は特願昭63−147548号の従来例を示すノズル
の機構図、第7図乃至第9図は、第6図に示す巻終り用
ノズルでボビンの巻終り端子ピンに線材をからげ付ける
動作を示す図である。 11……ノズル、12……受け穴 13……切欠、14……挿通孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端子ピン付きボビンの回転に伴い線材を繰
    出すための挿通孔と、該挿通孔と並設されて、かつ端子
    ピンへの線材のからげ付け時に、該端子ピンに対して回
    転可能に嵌入する受け穴とを備えた端子ピン付きボビン
    巻線用ノズルにおいて、上記受け穴の側部に側方から端
    子ピンが嵌入可能な切欠を有してなることを特徴とする
    端子ピン付きボビン巻線用ノズル。
  2. 【請求項2】ノズルが、端子ピン付きボビンの回転に伴
    い線材を繰出すための挿通孔と、ボビンの端子ピンが嵌
    入可能な受け穴を先端に備え、かつ該受け穴の側部に切
    欠を有してなり、上記ノズルをボビンの胴部と端子ピン
    との間の線材用誘導溝内を経て端子ピンと側方にまで移
    動させた後、該ノズルを上動させることなくそのまま端
    子ピンに向って横移動させて、受け穴の欠切から該受け
    穴内に端子ピンを嵌入させ、次いで該端子ピンを中心に
    してノズルを回転させ、該ノズルの回転に伴い挿通孔か
    ら引出された線材を端子ピンにからげ付けることを特徴
    とする端子ピン付きボビン巻線用ノズルの端子ピンへの
    からげ付け方法。
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