JP2852016B2 - 記録制御装置 - Google Patents

記録制御装置

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JP2852016B2
JP2852016B2 JP7332666A JP33266695A JP2852016B2 JP 2852016 B2 JP2852016 B2 JP 2852016B2 JP 7332666 A JP7332666 A JP 7332666A JP 33266695 A JP33266695 A JP 33266695A JP 2852016 B2 JP2852016 B2 JP 2852016B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、1〜M’枚目の記録用
シート(M’は自然数であり、一定の値)の第1面の記
録行った後、M’+i枚目の記録用シート(i=1,
2,・・・,n)に対する第1面の記録と、i枚目の記
録用シートに対する第2面の記録とを交互に行い、さら
に、1+n〜M’+n枚目の記録用シートに対する第2
面の記録を行う両面記録手段に、連続する2M’+2n
頁分の記録情報を供給可能な記録制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】かかる両面記録手段により連続する多頁
の記録情報を記録させる場合、まず、全頁の記録情報を
メモリに記憶し、所定の順序で前記両面記録手段に供給
する方法が考えられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
方法では、メモリの使用効率が悪くなるという不都合が
見られた。 【0004】本発明の目的は、上述の点に鑑み1〜
M’枚目の記録用シート(M’は自然数であり、一定の
値)の第1面の記録行った後、M’+i枚目の記録用シ
ート(i=1,2,・・・,n)に対する第1面の記録
と、i枚目の記録用シートに対する第2面の記録とを交
互に行い、さらに、1+n〜M’+n枚目の記録用シー
トに対する第2面の記録を行う両面記録手段に、連続す
る2M’+2n頁分の記録情報を供給可能な記録制御装
置であって、メモリ使用効率を向上させつつ、連続する
多頁の記録情報を前記両面記録手段に供給することがで
きる記録制御装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、1〜M’枚目
の記録用シート(M’は自然数であり、一定の値)の第
1面の記録行った後、M’+i枚目の記録用シート(i
=1,2,・・・,n)に対する第1面の記録と、i枚
目の記録用シートに対する第2面の記録とを交互に行
い、さらに、1+n〜M’+n枚目の記録用シートに対
する第2面の記録を行う両面記録手段に、連続する2
M’+2n頁分の記録情報を供給可能な記録制御装置で
あって、複数頁の記録情報を記憶可能な記憶手段と、記
録情報発生手段で頁順に発生された頁毎の記録情報を順
次前記記憶手段に書き込む書込手段と、前記両面記録手
段で記録され出力されたM’+n枚の記録用シートが正
しい頁順序になるように頁毎の記録情報を前記両面記録
手段に供給すべく、まず頁番号が2ずつ増加する記録情
報をM’+1頁分前記記憶手段から順次読み出し、M’
+2j(j=1,2,…,n−1)頁目に読み出す記録
情報として、直前に読み出した記録情報の頁番号に対し
てm(mはM’に応じて定められる数)減少した頁番号
の記録情報を前記記憶手段から読み出し、M’+2j+
1頁目に読み出す記録情報として、直前に読み出した記
録情報の頁番号に対してm+2増加した頁番号の記録情
報を前記記憶手段から読み出し、さらにM’+2n頁目
以降に読み出す記録情報として、M’+2n−1頁目の
記録情報の頁番号をm減少した頁番号から、頁番号が2
ずつ増加する記録情報を順次読み出す読出手段と、前記
記憶手段に記憶可能な頁数を越える頁数の記録情報を、
記録情報発生手段から受けて記録用シートの両面に記録
可能とするべく前記読出手段による読出動作と、前記書
込手段による新たな頁の書込動作とを並行して行わせる
制御手段とを有するものである。 【0006】 【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。 【0007】図1は、本発明の一実施例である両面印刷
装置の枚葉紙搬送系を示す。本図において、1-1 は給紙
部、1-2 は転写前搬送路、1-3 は公知の電子写真技術を
用いて枚葉紙の表面に転写すべきトナー像を形成するド
ラム、1-4 はドラム1-3 上のトナー像を枚葉紙上に転写
する転写帯電器、1-5 は定着前搬送路、1-6 は枚葉紙上
に転写されたトナー画像を熱および圧力により定着する
定着器、1-7 は定着後搬送路、1-8 は枚葉紙の搬送路を
分岐する分岐機構、1-9 は反転前搬送路、1-10は枚葉紙
の表裏を反転するために公知の3本ローラを用いた反転
機構、1-11は反転後搬送路、1-12はスタッカ前搬送路、
1-13はスタッカである。 【0008】両面印刷時において、給紙部1-1 から給紙
された枚葉紙は、転写前搬送路1-2を介してドラム1-3
へと搬送される。そして、公知の電子写真技術を用いて
ドラム1-3 上に形成されたトナー像は、転写帯電器1-4
におけるコロナ放電により枚葉紙上に転写され、その
後、定着前搬送路1-5 を介して定着器1-6 へ搬送され
る。定着器1-6 において第1面の画像定着を終えた紙
は、定着後搬送路1-7 を介して搬送され、分岐機構1-8
および反転前搬送路1-9 を経て反転機構1-10へ送られ
る。 【0009】反転機構1-10において表裏を反転された片
面印刷済の枚葉紙は、反転後搬送路1-11を介して転写前
搬送路1-2 に送られ、ドラム1-3 および転写帯電器1-4
により先の片面印刷時と同様に裏面( 第2面)の画像転
写が行われる。その後、定着前搬送路1-5 を経て定着器
1-6 に送られ、そこで第2面の画像定着が行われる。こ
の時点をもって、両面印刷が完了したことになる。 【0010】両面印刷された枚葉紙は、定着後搬送路1-
7 から分岐機構1-8 およびスタッカ前搬送路1-12を経
て、スタッカ1-13に積載される。 【0011】一枚の枚葉紙に両面印刷する場合の動きは
以上のようであるが、実際に、一枚の両面印刷の終了を
待って次の枚葉紙における印刷を開始するのでは、搬送
路が枚葉紙の長さに比べてかなり長いことに起因して、
スループットの低下が生じる。 【0012】そこで、片面印刷時と同程度のスループッ
ト(すなわち、単位時間内に印刷し得る面数)を得るた
めには、片面印刷時と同じ間隔でドラム1-3 に枚葉紙を
通過させる必要がある。かかる機能を実現する方法とし
て、図1に示す本実施例では、給紙部1-1 からの給紙の
時間間隔を片面印刷時における間隔の2倍にする。更
に、本実施例では、片面の印刷を終了した後に反転機構
1-10により反転された枚葉紙が反転後搬送路1-11から転
写前搬送路1-2 に流入する際、給紙部1-1 から送られた
直後の未印刷紙と未印刷紙とのちょうど中間になるよう
構成する。 【0013】このように動作させることにより、転写前
搬送路1-2 からドラム1-3,転写帯電器1-4,定着前搬送路
1-5,定着器1-6,定着後搬送路1-7,分岐機構1-8 までの搬
送経路には、裏面に既に印刷済の枚葉紙と第1面にのみ
印刷を行った枚葉紙が交互に流れることになる。 【0014】分岐機構1-8 は、交互に到来する両面印刷
済の枚葉紙と片面だけ印刷済の枚葉紙とをそれぞれスタ
ッカ前搬送路1-12または反転前搬送路1-9 へ分岐させ
る。 【0015】この場合、転写前搬送路1-2,ドラム1-3,定
着前搬送路1-5,定着器1-6,定着後搬送路1-7,分岐機構1-
8,反転前搬送路1-9,反転機構1-10, 反転後搬送路1-11か
らなる一巡の搬送ループの長さが、枚葉紙の搬送方向の
長さと枚葉紙間の間隔との和の奇数倍でなければならな
い。もし、偶数倍であるとすると、給紙部1-1 から給紙
された枚葉紙と、反転後搬送路1-11からの枚葉紙とが、
転写前搬送路1-2 上で重なってしまうという不都合が生
じる。換言すれば、ある枚葉紙の第1面がドラム1-3 の
位置に到来してから奇数面目に、その枚葉紙の第2面が
再びドラム1-3の位置に戻って来るということである。 【0016】上述した本実施例では、枚葉紙の両面間隔
(すなわち、ある第1面の印刷を終了した枚葉紙が再び
ドラム1-3 に戻ってきて第2面の印刷を行うのは、ドラ
ム1-3 を通過した後、第何番目の枚葉紙に該当するかを
表わす)をMとする。従って、例えば、M=5のときに
は、第1面の印刷終了後、再び第2面の印刷を行うまで
に新たな4枚の印刷を行うことになる。 【0017】また、片面のみの印刷を行う場合には、枚
葉紙のページ順を正しく保持させるために、印刷面を下
に向けてスタッカ1-13に積載する必要がある。他方、両
面印刷時には、2回目に印刷された面を下に向けて積載
する必要がある。すなわち、両面印刷時にページ順を正
しく整えるためには、ある枚葉紙の両面に印刷されるペ
ージのうち、後のページを1回目に印刷する必要があ
る。もし、1ページ目から印刷すると考えると、偶数番
目のページの印刷が奇数ページに先行することになる。 【0018】図2は、図1に示した搬送系とその上を流
れる枚葉紙の状態を、両面間隔が5の場合について表わ
した模式図である。本図では、反転機構1-10として、
“この間を通る間に枚葉紙が反転される区間”という意
味で模式的に表わした。また、2-1 は枚葉紙の搬送ルー
プ,2-2-1〜2-2-5 は搬送されている枚葉紙である。ここ
で、各枚葉紙の両面に記載したかっこなしの数字は、そ
の面に印刷済または印刷中のページ番号であり、かっこ
内の数字は印刷予定のページ番号を示す。 【0019】図2中、ハッチングしてない枚葉紙2-2-2
および2-2-4 は未だ反転されておらず、またハッチング
してある枚葉紙2-2-1 および2-2-3 は反転済であること
を示す。更に、途中までハッチングしてある枚葉紙2-2-
5 は、反転機構1-10により現在反転されている途中であ
ることを示している。 【0020】図3は、本発明を適用したオフライン印刷
システムの概略図を示す。 【0021】本図中、3-1 は印刷情報,制御情報等の記
録された磁気テープ(以下、MTと略す)、3-2 はMT3-1
上の情報を電気信号に変換する磁気情報変換装置、3-3
は本システム全体の制御を司どる中央処理装置(以下、
CPU と略す)、3-4 は各ページの印刷情報を1ページず
つ蓄えるページバッファ、3-5 はCPU3-3の制御のもとに
ページバッファ3-4 上の印刷情報を転送する印刷ハード
ウエア、3-6 は実際の印刷を行う印刷装置、3-7 は実際
に印刷すべきページ順序を管理するリング上の印刷順レ
ジスタ群、3-8 は最新のページ情報が作成されているペ
ージバッファ,若しくは作成中のページバッファを示す
バッファセットポインタ、3-9 はページバッファ3-4 上
に作成されたページ情報の数を表わすページ数カウン
タ、3-10は印刷順レジスタ群3-7 のうち、次に作成され
るページをセットする印刷順レジスタを示すレジスタセ
ットポインタ、3-11は印刷順レジスタ群3-7 のうち、印
刷中または次に印刷するページを示す印刷ポインタであ
る。 【0022】MT3-1 から読み出された情報に基づいて、
ぺージバッファ3-4 上に作成されるページ情報は、第1
ページ,第2ページ,第3ページの如く連続的に作られ
る。ところが、本実施例のように第1面の印刷を行なう
枚葉紙と、第2面の印刷を行う枚葉紙とが交互に流れる
システムにおいては、印刷すべきページの順番は連続と
ならない。従って、この違いを吸収すると共に調整する
手段を必要とする。 【0023】図4は、本実施例における両面印刷のペー
ジ順制御を示す概念図である。本図は両面間隔M=3と
した場合の一例を示し、第4ページまで作成した状態を
表わしている。ここで、6個(=2M個)の印刷順レジス
タ群3-7 内に記載した6本の矢印群4-1 はページ情報を
作成すべき順序を表わしている。また、印刷順レジスタ
群3-7 のリング内に記載した数字はページの番号を示
す。矢印4-2 は、最初にページ情報を作成すべき印刷順
レジスタを示すページ作成開始位置(すなわち、レジス
タセットポインタ3-10の初期値)を表わしている。 【0024】ページ番号5および6をかっこで囲んでい
るのは、現時点では未作成であるものの、このページバ
ッファに第5ページまたは第6ページが作成される予定
であることを表わしている。ページ情報が4ページ(一
般にM+1 ページ)作成された時点で印刷が開始される。 【0025】また、太い矢印4-3 は印刷ポインタ3-11を
表わす。すなわち、太い矢印4-3 が指す印刷順レジスタ
の示すページバッファ中のページ情報が印刷されること
になる。太い矢印4-3 の最初の位置(すなわち、印刷ポ
インタ3-11の初期値)は、ページ作成開始位置4-2 か
ら、印刷順レジスタ群3-7 上においてMページだけ離れ
た位置でなければならない。この太い矢印4-3 は、矢印
4-4 の方向(すなわち、時計方向)に進む。 【0026】ページの印刷順序は、2ページ,空白ペー
ジ,4ページ,1ページ(2ページの裏面),…とな
る。第1面目と第2面目とを交互に印刷する両面印刷シ
ステムにおいて、このように所定のページ印刷順序が決
定される。ここで、空白ページの印刷とは、全面に空白
ページを印刷するか若しくは1ページの印刷に相当する
時間だけ印刷を行わないことを意味する。 【0027】本実施例においては、給紙部1-1 から給紙
された直後の枚葉紙( 第一面・偶数ページを印刷する)
と、反転機構を含む搬送ループを一巡してきた枚葉紙(
第二面・奇数ページを印刷する)とが交互にドラム1-3
を通過するので、給紙部1-1は1枚おきに給紙を行うよ
う予め構成しておく。 【0028】印刷を開始してしばらくの期間は、搬送ル
ープ上には枚葉紙が無く、給紙直後の枚葉紙だけが1枚
おきのタイミングでドラム1-3 を通過することになる。
従って、印刷を開始してしばらくの期間は、偶数ページ
の印刷と空白ページの印刷とを交互に行われなければな
らない。また、印刷の最終段階において、給紙の終了後
に搬送ループを一巡して来た枚葉紙に対する奇数ページ
の印刷を必要とする。従ってこの場合には、空白ページ
と奇数ページを交互に印刷する。 【0029】図5は、両面間隔Mを5とした場合のペー
ジ順制御を示す概念図である。本図中、矢印群5-1 はペ
ージ作成順序を示し、ここで実線は奇数ページから偶数
ページに、破線は偶数ページから奇数ページに移る場合
を表わしている。また、矢印5-2 はページ作成開始位置
を、太矢印5-3 は印刷ポインタ3-11を、矢印5-4 は太矢
印5-3 の進行方向を表わす。 【0030】2M個、すなわち10個のリング状印刷順レジ
スタ群3-7 内に書かれた数字はページ番号である。ま
た、ページ番号7,8,9,10をかっこで囲んでいるのは、こ
れらのページが未作成であることを表わしている。従っ
て、この場合のページ印刷順序は、2ページ,空白ペー
ジ,4ページ,空白ページ,6ページ,1ページ(2ペ
ージの裏面)となり、もって両面印刷におけるページ印
刷順序としている。 【0031】なお、図2と図5とを比較することから明
らかなように、リング状印刷順レジスタ群3-7 は、搬送
ループ2-1 上にある枚葉紙のページを模したものであ
る。すなわち、矢印群5-1 のうち、実線の矢印で結ばれ
た両ページが一枚の枚葉紙の両面に対応する。 【0032】以上の説明は、図4および図5を用いて両
面間隔Mが3または5の場合について述べたものであ
る。 【0033】次に、両面間隔Mが3以上の任意の奇数で
あるとき、そのページ作成について説明する。ここで、
リング状印刷順レジスタ群の数は、2M個(2Mページ分)
必要である。 【0034】本実施例において、両面印刷を行うための
ページ印刷の順序は、 (イ) 偶数ページから始まり、交互に偶数ページ,奇数
ページと印刷する。 【0035】(ロ) ある偶数ページ(nページとする)
を印刷した後、Mページ目に、先の偶数ページの裏面に
あたる奇数ページ(n−1ページ)を印刷する。 【0036】(ハ) ページの印刷順を1つおきに見て、
偶数ページだけ若しくは奇数ページだけに着目して連続
的に印刷する。 【0037】ことにある。 【0038】上述した(イ)〜(ハ)を換言すれば、
「偶数ページを最初として、偶数ページを奇数ページよ
りMぺージだけ進ませ、偶数ページ,奇数ページと交互
に印刷していく。」ことになる。このMページのずれ
は、枚葉紙が搬送ループを一巡してくるために生ずるも
のである。よって、本実施例におけるページ印刷の順序
を実現するためには、偶数ページ群が奇数ページ群によ
りMページだけ位相の進んだ形をもって、交互にリング
状印刷順レジスタ群3-7 上に作成すればよいことにな
る。 【0039】上述した要件を満たすためのページ作成手
順を以下に述べる。 【0040】奇数ページの作成を終了して偶数ページ
の 作成に移る時は、ページ印刷順序とは逆方向に数え
て、M個目の印刷順レジスタに偶数ページをセットす
る。 【0041】偶数ページから奇数ページの作成に移る
時 は、ページ印刷手順に数えて、M+2 個目の印刷順レ
ジスタ群に奇数ページをセットする。 【0042】この手順により、偶数ページを奇数ペー
ジよりMページだけ進ませることができる。また、手順
により、奇数ページ群および偶数ページ群において、
ページの順序を正しく連続させることができる。更に、
リング状印刷順レジスタ群3-7 の印刷順レジスタ数は偶
数であり、両面間隔Mは奇数であるので、偶数ページと
奇数ページとを交互に印刷し得るよう制御することが保
証される。 【0043】すなわち、これら手順およびによっ
て、本実施例の両面印刷が正しく実現されることにな
る。 【0044】図6および図7は、本実施例によるペ−ジ
作成および両面印刷の様子を示す模式図である。すなわ
ち、本図はM=5の場合についてページを作成し、印刷
する様子を模式的に示す。 【0045】ここで、リング状の印刷順レジスタ群3-7
の各レジスタに書かれた数字は、そのレジスタの対応す
るページ番号を表わす。 【0046】カッコ( ) で囲まれている数字は、その時
点において、この次に作成すべきページ番号を示す。 【0047】逆スラッシュ“\”で消されているページ
番号は、そのページ番号が印刷済となり、そのページが
開放されたことを示す。ページの開放とは、そのページ
の情報が蓄えられていたページバッファへのページ作成
禁止を解き、新しいページの作成を許すことを意味す
る。 【0048】リングの中心における数字6-1-1 は、その
時点において作成済のページ数すなわちページ数カウン
タ3-9 の値を表わす。 【0049】リングの中に書かれた矢印6-1-2 はレジス
タセットポインタ3-10を表わし、次に作成すべきページ
をセットする印刷順レジスタを示す。 【0050】太矢印6-1-3 は印刷ポインタ3-11を表わ
し、印刷中のページを示す。 【0051】太矢印6-1-3 の中に示す数字は印刷中のペ
ージ番号を、また 【0052】 【外1】 【0053】はブランク(すなわち空白ページ)を表わ
す。 【0054】図6の(1) は印刷開始時の状態を示し、第
1ページないし第6ページが既に作成済みである。そし
て、第2ページが最初に印刷される。作成済みページ数
は最大値Lに等しい“6”であるので、第2ページの印
刷中にページは作成されない。 【0055】図6の(2) は、2番目に空白ページの印刷
を行っているところである。すなわち、第2ページの印
刷が終了したので同ページを開放し(ページ数「2」が
逆スラッシュで消してあるのは、第2ページが開放直後
であることを表わす)、ページ数カウンタ3-9 から1を
減じる。ここで、ページ数カウンタ3-9 の値(作成済み
ページ数)が作成済みページ数の最大値Lより小さくな
っているが、この場合には印刷ポインタ3-11およびレジ
スタセットポインタ3-10が同じページを指しているの
で、印刷優先となり、ページ作成が待たされる。このよ
うに、印刷とページ作成が競合した時には、必ず印刷優
先とする。その理由は、同時進行を許したり、あるいは
ページ作成を優先したりすると、印刷すべきページ情報
の破壊,ページ抜け,ページ順の狂いなどが生じるから
である。図6の(4) についても同様であるので、説明を
省略する。 【0056】なお、図6,図7に示した例では最終ペー
ジが第14ページであり、図7の(11)以降においてページ
作成は行なわれない。すなわち、図6の(1) 〜(5) が印
刷開始直後の過渡的状態を、図6の(6) 〜図7の(11)が
定常的な両面印刷状態を、図7(12)以降が印刷終了に至
る過渡的状態を示す。また、図6の(1) 〜(5) では偶数
ページと空白ページが、第図7の(14)〜(18)では奇数ペ
ージと空白ページが交互に印刷されている。 【0057】図8は印刷順レジスタ群3-7 ,ページバッ
ファ3-4 の構造及びそれらと各ポインタ,カウンタの関
係を模式的に示す図である。 【0058】ここで、7-1 は印刷順レジスタ群3-7 に含
まれる1つの印刷順レジスタ、7-1-1 はその印刷順レジ
スタに対応するページが偶数ページであるか若しくは奇
数ページであるかを示すページ偶奇指標、7-1-2 は印刷
順レジスタ7-1 に対応するページバッファを示すページ
バッファポインタ、7-1-3 は印刷順レジスタ7-1 に対応
するページの有無を示す印刷ページ有無フラグ、7-2 は
ページバッファ3-4 に含まれる1つのページバッファ、
7-2-1 はそのページバッファ7-2 にページが作成されて
いるか否かを示すバッファページ有無フラグであり、
「有」または「無」のいずれかにセットされる。 【0059】7-2-2 は、ページ印刷情報を示す。 【0060】次に、実際の印刷手順を説明する。まず、
印刷およびページ作成に先立ってシステムの初期化を行
う。CPU3-3によりページバッファ3-4,印刷順レジスタ群
3-7,バッファセットポインタ3-8,ページ数カウンタ3-9
,レジスタセットポインタ3-10,印刷ポインタ3-11を
初期化する。 【0061】図9は、上述した初期化の手順を示すフロ
ーチャートである。各々の制御ステップ8-1 〜8-10につ
いては、図示したとおりであるので、説明を省略する。
かかる初期化を終了すると、CPU3-3はページの作成を開
始する。 【0062】図10は、ページ作成の手順を示すフロー
チャートである。 【0063】ここで、条件判断ステップ9-1 〜9-3 は、
未印刷ページの上に新たなページを作成してしまわない
ようにするための判断ステップである。 【0064】ステップ9-1 〜9-3 により、ページ作成が
可であると判断されると、制御ステップ9-4 へ移す。 【0065】ステップ9-4 では、バッファセットポイン
タ3-8 の示すページバッファ7-2 から、バッファページ
有無フラグ7-2-1 が「無」のページバッファ(すなわ
ち、新たにページを作成すべきページバッファ)をバッ
ファセットポインタ3-8 に示させる。 【0066】ステップ9-5 はページ作成終了の判断ステ
ップであり、未だデータが残っていればステップ9-6 へ
移る。 【0067】ステップ9-6 において、CPU3-3は磁気情報
変換器3-2 によってMT3-1 上のデータを読み取り、解析
を行い、ステップ9-4 で指定したページバッファ上へペ
ージ情報を作成する。 【0068】ページの作成が終了すると、ステップ9-7
においてページ数カウンタ3-9 の値を1だけ増す。 【0069】ステップ9-8 では、作成したページの偶,
奇に応じて各ポインタをセットする(既述のページ作成
の原則,に準じて行なう)。 【0070】ステップ9-8 に至って1ページの作成が終
了すると、先頭のに戻り、次のページの作成にかか
る。 【0071】ステップ9-1 では作成済ページ数(すなわ
ち、ページ数カウンタ3-9 の値)とページバッファ上に
同時存在が許される最大数Lとを比較し、ページバッフ
ァ上に同時に存在するページ数がLを超えないようにす
る。 【0072】ステップ9-2 では、ページを作る領域が空
いているか否かを判断する。もし、空いていなければ、
そのページは未印刷であるので、その上にページを作成
しない。具体的には、レジスタセットポインタ3-10の示
す印刷順レジスタ7-1 の印刷ページ有無フラグ7-1-3 を
調べる。そして、「有」ならばページ作成が不可である
と判断する。 【0073】ステップ9-3 では、ページの作成と印刷と
の競合をチェックする。図6,図7の説明で述べたよう
に、競合時は印刷が優先であり、ページ作成は行わな
い。ここで、本実施例におけるページの作成と印刷の競
合とは、ページセットポインタ3-10および印刷ポインタ
3-11が同じ印刷順ポインタを示すことである。 【0074】ステップ9-1 〜9-3 により、ページ作成が
不可であると判断された場合には、制御をステップ9-9
へ移す。 【0075】ステップ9-9 では、1ページの印刷がなさ
れる間だけページ作成を休止し、1ページ印刷終了後に
再びページ作成手順の先頭へ戻る。 【0076】ステップ9-5 においてMT3-1 上にデータが
無くなっていればステップ9-10の判断に移る。 【0077】ステップ9-10では、今度作成すべきページ
の偶奇を判断する。すなわち、レジスタセットポインタ
3-10が示す印刷順レジスタ7-1 のページ偶奇指標7-1-1
を見る。今度作成すべきページが奇数ページならば、最
後に作成されたのは偶数ページであり、全ページについ
て枚葉紙の両面に相当するペアが完了したものとしてペ
ージ作成を終了する。 【0078】もし、今度作成すべきページが偶数ページ
ならばステップ9-11へ移り、偶数ページとして全面空白
のダミーページを作成する。換言すれば、最後に作成さ
れた第kページが奇数ページであれば、ダミーの第k+1
ページ(偶数ページ)を作成することになる。 【0079】上述したように、本実施例においては、一
枚の両面に印刷される2ページのうち偶数ページ(後の
ページ)の印刷が奇数ページより先に行われ、給紙も偶
数ページの印刷時に行われる。従って、先行して印刷さ
れる(k+1) ページが無いと、kページ,k+1 ページが印
刷されるべき枚葉紙が給紙されないので、kページを印
刷する時に枚葉紙が無く、結果的にkページが印刷され
ないことになってしまう。 【0080】ステップ9-10における判断ならびにステッ
プ9-11における処理により、奇数ページまでしかデータ
が無い場合にもダミーの偶数ページを作成することがで
きるので、かかるページ抜けを防止することができる。 【0081】このように、データの最後が奇数ページで
あっても、あるいは偶数ページであっても正しく最後の
ページまで印刷することが可能となる。 【0082】図11は、図10に示したステップ9-8 に
おけるポインタ等の再セットを示すフローチャートであ
る。今作成したページが偶数ページか奇数ページかによ
ってページ作成の原則,に従って、次に作成するペ
ージをセットする領域を決める。 【0083】ステップ10-1では、レジスタセットポイン
タ3-10が示すレジスタの偶奇を判断する。 【0084】もし偶数ページであるならばステップ10-2
へ制御を移し、また奇数ページであるならばステップ10
-3へ制御を移して、それぞれ図示の如き処理を行う。 【0085】CPU3-3は印刷に先立って、Lページのペー
ジ作成を行う。これは、本実施例において作成されるペ
ージ順序と印刷されるページの順序との違いを吸収する
ための処置である。 【0086】ページの作成が終了すると、ページの印刷
を始める。このLは条件判断ステップ9-1 における基準
値(すなわちページバッファ中に同時存在が許されるペ
ージ数の最大値)である。このLが満たすべき条件を以
下に述べる。但し、印刷順レジスタ群3-7 のレジスタは
2M個であるものとする。 【0087】本実施例においては、ページの作成および
ページの印刷は並行して行われる。そのために、ページ
バッファ中に同時に存在するページ数を制限しないと、
未だ印刷していないページのページバッファ上に新たな
ページを作成してしまい、もってページ抜け,ページ順
の狂いが生じることになる。そこで、ページバッファ中
に同時に存在を許すページ数の最大値を考える必要があ
る。本実施例においては、偶数ページの印刷が奇数ペー
ジの印刷に先行するので、ページの作り過ぎは未印刷の
奇数ページ上に新ページを作ることになる。 【0088】ある奇数ページPの上に作られる新ページ
は、本実施例において第(P+2M)ページ(奇数)であ
る。 【0089】この第Pページが未印刷のまま破壊されな
いようにするためには、第Pページ自身の印刷中に、第
(P+2M) ページが作成されないようにすれば良い。 【0090】次に示す表1は、第Pページの印刷中にお
いてページバッファ上に存在が許されるページを、作成
順に並べたものである。 【0091】但し、表中に示した筆記体小文字のエル
は、上記のPを表わすものとする(すなわち、P=小文
字のエルとなる)。 【0092】この場合、ページバッファ上に存在するペ
ージは、第Pページ(奇数)から第(P+M−1)ペー
ジ(奇数)に至る奇数ページ小計(M+1)/2 ページ
と、第(P+M+1)ページ(偶数)から第(P+2M −
1 )ページ(偶数)に至るまでの連続した小計(M−
1)ページとの合計3M/2−1/2 ページである。 【0093】 【表1】 【0094】次に、同時にページバッファ上に作成され
るページ数の最小値を考える。 【0095】以下に示す表2は、mページ(奇数)の印
刷中に最小限存在すべきページを作成順に並べたもので
ある。 【0096】 【表2】 【0097】本実施例によるページ作成順序および印刷
順序において、ある奇数ページ番号mを考えると、この
mページ前後のページ順は、 m+Mページ(偶数),mページ(奇数),m+M+2
ページ(偶数),… となる。 【0098】m+Mページ(偶数)を印刷中において、
ページバッファ中に最小限存在しなければならないペー
ジは、ページバッファ中に作成されており未だ印刷され
ていない奇数ページ群および現在印刷中の偶数ページで
ある。これは、第mページ(奇数)から第m+M−1ペ
ージ(奇数)に至るまでの奇数ページ 計( M+1)/2
ページと、第m+Mページ(偶数)との合計(M+1)/
2+1 ページである。なお、第(m+M−2)ページ(偶
数)以前の偶数ページ,ならびに第(m−2)ページ
(奇数)以前の奇数ページは全て印刷済であるので、ペ
ージバッファ上に存在する必要はない。 【0099】次いで、mページ(奇数)を印刷中におい
てページバッファ中に最小限存在しなければならないペ
ージを考える。 【0100】mページ(奇数)の次に(m+M+2)ペ
ージ(偶数)を印刷するためには、mページ(奇数)印
刷終了時に、第mページ(奇数)以降第(m+M+1)
ページ(奇数)までの奇数ページ群(印刷中又は未印刷
の奇数ページ)計(m+3)/2 ページと、第(m+M+2)
ページ(偶数)との合計(M+3)/2 +1ページがページバ
ッファ中に存在しなければならない。 【0101】以上の理由に基づき、ページバッファ中に
同時に存在するページ数の最小値は(M+1)/2 +2とな
る。すなわち、偶数ページ印刷時に、この数のページが
ページバッファ中に存在しなければ連続的な両面印刷を
行うことができない。 【0102】従って、条件判断ステップ9-1 においてペ
ージを作成するか否かを決定する基準値(すなわち、ペ
ージバッファ中に同時に存在を許すページ数の範囲)は (M+1)/2 +2以上 3M/2−1/2 以下 でなければならない。換言すれば、ページバッファ7-2
としては上述の範囲内であるL個あれば良いことにな
る。 【0103】本実施例において、レジスタページ有無フ
ラグ7-1-3 が「有」である印刷順レジスタ7-1 は、必ず
バッファページ有無フラグ7-2-1 が「有」であるページ
バッファに対応している。従って、各ページバッファに
ページ有無指標を設けてページバッファを2M個にするこ
とにより、ページバッファに対して印刷順レジスタの役
割(すなわち、作成されたページの偶数ページ群と奇数
ページ群との分離)およびページ作成順と印刷順との違
いの吸収,調整をさせることもできる。ところが、この
場合には2M個のページバッファが必要となり、常に(2M
−L)個のページバッファが空であるということになる。 【0104】1ページ分のページバッファの容量はかな
りの大きさになるので、ページバッファの使用効率はで
きるだけ高いことが望ましい。一方、印刷順レジスタは
フラグ,指標,ポインタをそれぞれ1個有するのみであ
り、ページバッファに比べてはるかに容量が小さい。そ
こで、印刷順レジスタをページバッファから分離し、ペ
ージバッファにはページ情報を蓄積することのみの機能
を果たさせることにより、ページバッファの数を最小限
度(最小値は(M+1)/2 +2個)に留め、もってメモリ全
体の容量を節約することができる。 【0105】図12は、本実施例における印刷手順のフ
ローチャートを示す。本実施例の印刷手順においてペー
ジバッファは常に印刷順レジスタを介してアクセスされ
る。従って、本図において「印刷ポインタの示すページ
バッファ」とは「印刷ポインタ3-11の示す印刷順ポイン
タ7-1 におけるページバッファポインタ7-1-2 の示すペ
ージバッファ」を意味する。本実施例の印刷手順におい
ては、このページバッファ中のページ情報が印刷され
る。 【0106】ステップ11-1において、CPU3-3は印刷ポイ
ンタ3-11が示す印刷順レジスタ7-1のページ有無フラグ7
-1-3 を調べ、ページが「有」ならばステップ11-2以下
により印刷を行う。 【0107】ステップ11-2では印刷ポインタから印刷す
べきページバッファを求め、印刷リードウエア3-5 へ指
示する。 【0108】ステップ11-3において、CPU3-3は印刷ハー
ドウエア3-5 および印刷装置3-6 に印刷指令を送出す
る。この時、CPU3-3は同様に印刷ポインタ3-11が示す印
刷順レジスタ7-1 のページ偶奇指標7-1-1 を見て、偶数
ページの印刷であれば給紙指令を印刷装置3-6 に送出す
る。 【0109】ステップ11-4において、印刷ハードウエア
3-5 はステップ12-2によりCPU3-3から指示されたページ
バッファの情報を印刷装置3-6 に転送する。そして、印
刷装置3-6 は印刷ハードウエア3-5 からの印刷情報を印
刷する。なお、この印刷は印刷ハードウエア3-5 と印刷
装置3-6 とにより自律的に行われ、CPU3-3は関与しな
い。そしてCPU3-3は、1ページの印刷が行われている間
に、ページ作成手順を行う。1ページの印刷が終了する
と、制御をステップ11-5へ移す。 【0110】ステップ11-5では、いま印刷されたページ
の開放を行う。すなわち、印刷ポインタ3-11が示す印刷
レジスタ7-1 のレジスタページ有無フラグ7-1-3 、なら
びにページバッファポインタ7-1-2 が示すページバッフ
ァ7-2 のバッファページ有無フラグ7-2-1 の両フラグを
「無」にセットする。 【0111】ステップ11-6において、ページ数カウンタ
3-9 のカウント値を1だけ減少させる。かくして、ステ
ップ13-5および13-6により、印刷したページは開放さ
れ、同ページの入っていたページバッファはページ作成
可となる。 【0112】ステップ11-7においてページ数カウンタの
値を調べ、“0”ならば印刷すべきページがもはや無い
ことを示すので、印刷を終了する。また、“0”でなけ
れば、次のページを印刷するために、ステップ13-8にお
いて印刷ポインタ3-11の更新(すなわち、印刷ポインタ
3-11に次の印刷順レジスタの値をセット)して、制御を
印刷手順の先頭に戻す。 【0113】ステップ11-1の条件判断において、印刷ポ
インタ3-11が示す印刷順レジスタ7-1 のレジスタページ
有無指標7-1-3 が「無」(すなわち、印刷すべきページ
情報が無い)の場合には制御をステップ13-9に移す。 【0114】ステップ11-9において、CPU3-3は印刷ハー
ドウウエア3-5 および印刷装置3-6に対して空白ページ
の印刷(または印刷の一時中断)を指示する。この時、
CPU3-3は印刷すべきページの偶数,奇数によらず、給紙
指令を出さない。 【0115】このようにすることにより偶数ページの印
刷が全て終了した後に、印刷すべきページの無い紙が無
駄に給紙されるのを防止することができる。但し、ここ
でいう空白ページには図10の説明で述べたダミーペー
ジは含まれない。なお、ステップ9-11において作成され
るダミーページに対しては、ページ有無フラグは共に
「有」となっているので、印刷手順においては全く通常
のページと同様に扱われる。 【0116】ステップ11-10 において、印刷ハードウエ
ア3-5 および印刷装置は空白ページの印刷(または印刷
の一時中断)を行う。この間に、CPU3-3はステップ11-4
と同様、ページ作成手順を行う。 【0117】なお、ステップ11-1,11-9,11-10 により空
白ページの印刷(または印刷の一時中断)を行うのは、
図4の説明において述べたように、印刷の開始後もしく
は印刷終了前の過渡状態において正しいページ順を保つ
ようにするためである。 【0118】印刷順レジスタ群3-7 に含まれる各印刷順
レジスタについて、本実施例では次にページをセットす
べき印刷順レジスタを固定とする。これは、両面間隔M
およびその印刷順レジスタにおけるページの偶数/奇数
に基づき、既述のページ作成手順により決定されるから
である。従って、各印刷レジスタに対して、次にページ
を作成する印刷レジスタを示すリンク情報を設け、その
リンクをたどってレジスタセットポインタ3-10の更新を
行うようにすることも可能である。 【0119】図13は、かかる第2の実施例における印
刷順レジスタの構造を示す模式図である。図示した12-1
〜12-3は、それぞれ図8に示した7-1-1 〜7-1-3 と同じ
構造を有する。 【0120】すなわち、12-1は印刷順レジスタに対応す
るページが偶数ページであるか、あるいは奇数ページで
あるかを示すページ偶奇指標、12-2は印刷順レジスタに
対応するページバッファを示すページバッファポイン
タ、12-3は印刷順レジスタに対応するページの有無を示
す印刷ページ有無フラグ、12-4は次にページを作成する
印刷順レジスタを示す作成順リンクポインタ、12-5は次
に印刷するページの印刷順レジスタを示す印刷順リンク
ポインタである。 【0121】これらリンクポインタの追加によって、ペ
ージ作成手順のうちレジスタセットポインタ3-10の再セ
ット手順9-8 を、「レジスタセットポインタ3-10が示す
印刷手順レジスタの作成順リンクポインタ12-4における
内容を、レジスタセットポインタ3-10にセットする」と
変更し、ページの偶奇判断を不要とする。また、印刷ポ
インタの更新13-8も「印刷ポインタ3-11が示す印刷順レ
ジスタの印刷順リンクポインタ14-5における内容を、印
刷ポインタ3-11にセットする」と変更する。 【0122】各印刷順レジスタにおける作成順リンクポ
インタの内容は、その印刷順ポインタのページ偶奇指標
12-1および両面間隔Mから一義的に決定される。すなわ
ち、偶数ページの印刷順レジスタに対してはそのレジス
タから印刷順方向に数えてM+2番目の印刷順レジスタ
を、また奇数ページの印刷順レジスタに対してはそのレ
ジスタから印刷順の逆方向に数えて、M番目の印刷順レ
ジスタを作成順リンクポインタ14-4にセットすればよ
い。 【0123】 【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、1〜
M’枚目の記録用シート(M’は自然数であり、一定の
値)の第1面の記録行った後、M’+i枚目の記録用シ
ート(i=1,2,・・・,n)に対する第1面の記録
と、i枚目の記録用シートに対する第2面の記録とを交
互に行い、さらに、1+n〜M’+n枚目の記録用シー
トに対する第2面の記録を行う両面記録手段に、連続す
る2M’+2n頁分の記録情報を供給可能な記録制御装
置において、メモリ使用効率を向上させつつ、連続する
多頁の記録情報を前記両面記録手段に供給することがで
きる。なお、上述した実施例におけるMと、上記M’と
の間には、M=2M’+1(すなわち、M’=(M−
1)/2)なる関係がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例である両面印刷装置の枚葉紙
搬送系を示す概略図である。 【図2】図1に示した搬送系とその上を流れる枚葉紙の
状態を示す模式図である。 【図3】本発明を適用したオフライン印刷システムの概
略図である。 【図4】両面印刷時のページ順制御を示す概念図であ
る。 【図5】両面印刷時のページ順制御を示す概念図であ
る。 【図6】本実施例によるページ作成および両面印刷の様
子を示す模式図である。 【図7】本実施例によるページ作成および両面印刷の様
子を示す模式図である。 【図8】図3に示した印刷順レジスタ群およびページバ
ッファの詳細構成図である。 【図9】初期化手順を示すフローチャートである。 【図10】ページ作成手順を示すフローチャートであ
る。 【図11】ページ作成手順のうちレジスタセットポイン
タの更新手順を示すフローチャートである。 【図12】本実施例における印刷手順を示すフローチャ
ートである。 【図13】本発明による第2の実施例を説明する図であ
る。 【符号の説明】 1-1 給紙部 1-2 転写前搬送路 1-3 ドラム 1-4 転写帯電器 1-5 定着前搬送路 1-6 定着器 1-7 定着後搬送路 1-8 分岐機構 1-9 反転前搬送路 1-10 反転機構 1-11 反転後搬送路 1-12 スタッカ前搬送路 1-13 スタッカ 2-1 枚葉紙の搬送ループ 2-2-1 〜2-2-5 搬送されている枚葉紙 3-1 磁気テープ(MT) 3-2 磁気情報変換器 3-3 中央処理装置(CPU) 3-4 ページバッファ 3-5 印刷ハードウエア 3-6 印刷装置 3-7 印刷順レジスタ群 3-8 バッファセットポインタ 3-9 ページ数カウンタ 3-10 レジスタセットポインタ 3-11 印刷ポインタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/00 104 G03G 15/00 518 518 H04N 1/00 C 21/14 108M H04N 1/00 1/21 108 G03G 21/00 372 1/21 B41J 3/00 S (56)参考文献 特開 平8−234630(JP,A) 特開 昭49−32519(JP,A) 特開 昭53−45932(JP,A) 特開 昭56−121056(JP,A) 特開 昭57−89771(JP,A) 特開 昭58−7971(JP,A) 特開 昭57−207940(JP,A) 特公 平5−19861(JP,B2) 特公 平5−19860(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 106 G03G 15/00 510 - 534 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.1〜M’枚目の記録用シート(M’は自然数であ
    り、一定の値)の第1面の記録行った後、M’+i枚目
    の記録用シート(i=1,2,・・・,n)に対する第
    1面の記録と、i枚目の記録用シートに対する第2面の
    記録とを交互に行い、さらに、1+n〜M’+n枚目の
    記録用シートに対する第2面の記録を行う両面記録手段
    に、連続する2M’+2n頁分の記録情報を供給可能な
    記録制御装置であって、 複数頁の記録情報を記憶可能な記憶手段と、 記録情報発生手段で頁順に発生された頁毎の記録情報を
    順次前記記憶手段に書き込む書込手段と、 前記両面記録手段で記録され出力されたM’+n枚の記
    録用シートが正しい頁順序になるように頁毎の記録情報
    を前記両面記録手段に供給すべく、まず頁番号が2ずつ
    増加する記録情報をM’+1頁分前記記憶手段から順次
    読み出し、M’+2j(j=1,2,…,n−1)頁目
    に読み出す記録情報として、直前に読み出した記録情報
    の頁番号に対してm(mはM’に応じて定められる数)
    減少した頁番号の記録情報を前記記憶手段から読み出
    し、M’+2j+1頁目に読み出す記録情報として、直
    前に読み出した記録情報の頁番号に対してm+2増加し
    た頁番号の記録情報を前記記憶手段から読み出し、さら
    M’+2n頁目以降に読み出す記録情報として、M’
    +2n−1頁目の記録情報の頁番号をm減少した頁番号
    から、頁番号が2ずつ増加する記録情報を順次読み出す
    読出手段と、 前記記憶手段に記憶可能な頁数を越える頁数の記録情報
    を、記録情報発生手段から受けて記録用シートの両面に
    記録可能とするべく前記読出手段による読出動作と、前
    記書込手段による新たな頁の書込動作とを並行して行わ
    せる制御手段とを有することを特徴とする記録制御装
    置。
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