JP2851539B2 - フィルタプレス - Google Patents

フィルタプレス

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JP2851539B2
JP2851539B2 JP6255139A JP25513994A JP2851539B2 JP 2851539 B2 JP2851539 B2 JP 2851539B2 JP 6255139 A JP6255139 A JP 6255139A JP 25513994 A JP25513994 A JP 25513994A JP 2851539 B2 JP2851539 B2 JP 2851539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の固定濾板間に可
動濾板を配置し、該可動濾板と一方の固定濾板との間の
濾板を締付て濾過を行うと同時に上記可動濾板と他方の
固定濾板との間の濾板の開枠を行いケーク排出を行う濾
板群を複数備えて、それぞれ独立的に駆動して効率良く
濾過作業を行うことができるフィルタプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルタプレスとして、複数の濾
板を支持レールで支持して並べ、これらの濾板群の一端
に配置した可動濾板を濾板締付装置で前進させて上記濾
板を固定板側に一方側から締め付けたり、又は、濾板群
の両端に可動濾板をそれぞれ配置して、両可動濾板を濾
板締付装置により駆動させて両側から締め付けるように
したものがある。このようなフィルタプレスでは、濾過
終了後、濾板締付装置により可動濾板を後退させて濾板
開板装置により濾板を1枚ずつ開板したり、または、隣
接する濾板同士を鎖又はリンク等で連結して複数枚の濾
板の開板を可動濾板の後退とともに同時的に行うように
したものがある。すなわち、各濾板の両側に設けた濾板
開板装置により各濾板を1枚ずつ送るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のものでは、濾板締付装置の可動濾板の締付ストロー
クは、各濾板の開板間隔の合計に等しいものとなるた
め、濾板枚数が多くなると上記締付ストロークが長くな
り、フィルタプレスの全長が長大化するといった欠点が
ある。また、濾板開板装置は、濾板の開板距離を正確に
保持して可動濾板による濾板の開閉板動作を反復するた
め、かなりの精度を要するといった問題もある。また、
濾板開板装置は複雑であり部品が多いといった問題があ
る。このため装置が複雑になり、また保守管理に手数が
かかるとともに、フィルタプレスをコスト高にするもの
であった。従って、本発明の目的は、上記問題を解決す
ることにあって、濾過作業効率を飛躍的に向上させるこ
とができ、かつ、濾板移動距離が小さくなり、濾板開板
装置が不要となって精度の高い濾板移動が不要となり、
部品点数も少なくすることができ、装置全体として簡素
化を図ることができ、保守管理にさほど手間がかから
ず、コストダウンを図ることができるフィルタプレスを
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一対の固定濾板間に可動濾板を配置し、
該可動濾板と一方の固定濾板との間の濾板を締付て濾過
を行うと同時に上記可動濾板と他方の固定濾板との間の
濾板の開枠を行いケーク排出を行う濾板群を複数備え
て、それぞれ独立的に駆動して効率良く濾過作業を行う
ことができるように構成する。すなわち、請求項1にか
かる発明によれば、一対の固定濾板と、該固定濾板間に
移動可能に配置された可動濾板と、該可動濾板と各固定
濾板との間に配置された濾板と、隣接する濾板間に配置
された一対の濾布とを備え、上記可動濾板を上記一対の
固定濾板のうちの一方の固定濾板に向けて移動させて該
可動濾板と固定濾板との間で濾板を締め付けて締付られ
た濾板間の一対の濾布間に原液を供給して濾過を行うと
ともに、上記一対の固定濾板のうちの他方の固定濾板と
上記可動濾板との間の濾板の開枠を行う一方、上記可動
濾板を上記一対の固定濾板のうちの他方の固定濾板に向
けて移動させて該可動濾板と固定濾板との間で濾板を締
め付けて締付られた濾板間の一対の濾布間に原液を供給
して濾過を行うとともに、上記一対の固定濾板のうちの
一方の固定濾板と上記可動濾板との間の濾板の開枠を行
う濾板群を複数備え、かつ、各濾板群は独立して駆動さ
れるとともに、上記可動濾板と連結体で連結されて該可
動濾板を上記一対の固定濾板間で正逆方向に移動させる
ことにより該可動濾板の両側に配置された上記濾板群の
濾板の締付駆動を行う1つの濾板締付装置をさらに備え
るように構成する。請求項2にかかる発明によれば、請
求項1の発明において、上記濾板は普通濾板と圧搾濾板
とを備えるように構成することもできる。請求項3にか
かる発明によれば、請求項1又は2の発明において、上
記固定濾板は、第1固定濾板、第2固定濾板、第3固定
濾板とよりなり、上記可動濾板は、上記第1固定濾板と
上記第2固定濾板との間に移動可能に配置された第1可
動濾板と、上記第2固定濾板と上記第3固定濾板との間
に移動可能に配置された第2可動濾板とよりなり、各可
動濾板と固定濾板との間に上記濾板及び上記濾布が配置
され、上記第1可動濾板は第1濾板締付装置により上記
第1,第2固定濾板間で移動させられ、上記第2可動濾
板は第2濾板締付装置により上記第2,第3固定濾板間
で移動させられるように構成することもできる。請求項
4にかかる発明によれば、請求項1〜3のいずれかの発
明において、上記可動濾板の可動距離は上記可動濾板と
該可動濾板に隣接する固定濾板との間に挟まれた濾板の
開板距離であるように構成することもできる。請求項5
にかかる発明によれば、請求項1〜4のいずれかの発明
において、上記各濾板群に対して独立して原液を供給す
る原液供給通路を備えるように構成することもできる。
【0005】
【発明の効果】本発明の構成によれば、1つのフィルタ
プレスにおいて、一対の固定濾板と、これらの固定濾板
間に配置された可動濾板により濾板を挟み込んで濾板群
を構成し、この濾板群を複数設けたので、各濾板群にお
いて他の濾板群とは独立的に濾過及びケーク排出等の作
業を行うことができる。例えば、フィルタプレスを2つ
の濾板群より構成し、各濾板群が可動濾板により2つの
ブロックに区分けされるときには、フィルタプレス全体
が4つのブロックに区分けされることになり、この場合
には、第1番目のブロックで濾板締付を行い濾過を開始
するとき、第2番目のブロックで濾板を開枠してケーク
排出を開始し、第3番目のブロックで開枠されケーク排
出された濾板間の濾布洗浄を開始し、第4番目のブロッ
クで濾過を行い続けるというように、フィルタプレスの
いずれか2つのブロックで濾過工程を常時行うことがで
き、フィルタプレスの濾過作業効率を飛躍的に高めるこ
とができる。この結果、従来のフィルタプレスでは、可
動濾板により総ての濾板を一斉に締付けて濾過工程を行
っていたため、濾過工程を行っているときには濾過工程
の終了までケーク排出や濾布洗浄を待つ必要があった
が、本発明では、フィルタプレスを2つの濾板群に分け
ることができるので、この2つの濾板群では完全に独立
的に濾過作業を行うことができ、かつ、各濾板群では濾
板の開枠、ケーク排出等の作業と濾板締付、濾過等の作
業とを同時並行して行うことができる。よって、フィル
タプレス全体を完全に連続的に動作させることができ、
フィルタプレスの稼働効率を高めることができる。ま
た、各濾板群においては、濾過室が何室あっても、その
中間に可動濾板を配置して例えば濾板締付装置により駆
動させることにより、濾過室の総数の半分の濾過室分の
ストロークだけ可動濾板を駆動すれば、濾板の締付及び
濾板の開板を充分に行うことができる。よって、濾板締
付装置の駆動距離が小さくなり、フィルタプレス全体の
長さが小さなものとなる。また、濾板締付装置のみで濾
板の締付と開板を行うことができるので、濾板開板装置
が不要となり、この分だけフィルタプレスの構造を簡素
化することができ、かつ、安価なものとすることができ
る。また、本発明では、濾板等は各ブロックにおいて濾
板開枠距離分だけ移動するだけでよいため、濾板等の各
部分の動きが従来のフィルタプレスと比べて少なくな
り、部品の消耗が少なくなり、フィルタプレスの維持管
理が容易になる。さらに、それぞれ異なる濾板群に対し
て原液を供給する原液連通導管を設けたので、異なった
原液を1台のフィルタプレスで同時に濾過することがで
きる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明にかかる実施例を図1〜図1
0に基づいて詳細に説明する。本実施例にかかるフィル
タプレスは、図1に示すように、前後固定スタンド1,
2間の両側に支持レール3,3を固定し、該支持レール
3,3に複数の、例えば3枚の、第1,第2,第3固定
濾板44,34,46を固定し、第1,第2固定濾板4
4,34の間に1枚の可動濾板45を上記支持レール
3,3に対してそれぞれ前後方向に移動可能に配置し、
第2,第3固定濾板34,46の間に1枚の可動濾板4
7を上記支持レール3,3に対してそれぞれ前後方向に
移動可能に配置して、第1,第2固定濾板44,34間
に第1濾板群A、第2,第3固定濾板34,46間に第
2濾板群Bを配置している。各濾板群A,Bは、可動濾
板45又は47と固定濾板44,34,又は46との間
に、それぞれ、圧搾濾板24、普通濾板4、圧搾濾板2
4が移動可能に配置されかつ鎖等の連結具90により相
互にかつ可動濾板45又は47に一体的に連結されてお
り、前部又は後部に配置された濾板締付装置7又は8に
より可動濾板45又は47が駆動されて、各濾板群A,
Bの圧搾濾板24、普通濾板4,圧搾濾板24が一斉に
前進又は後退させられて、濾板締付又は濾板開板動作を
行うようにしている。
【0007】各固定濾板44,34,46は、図1〜4
に示すように、上記支持レール3,3間に、少なくとも
隣接する固定濾板4との間に3枚の濾板24,4,24
の合計の締付距離とこれらの濾板24,4,24の合計
の開板距離の総計に相当する寸法だけ離して固定されて
いる。各固定濾板44,34,46の構成は同一である
ため、代表的に固定濾板44により以下説明する。各固
定濾板44は、図6に示すように、その各側部に突出し
た把手44hを備え、この把手44hが各支持レール3
の切り込み3hに嵌合されボルト20,…,20で固定
されて、前後方向に移動不可となっている。各固定濾板
44は、その表面及び裏面に枠部44aに対してくぼん
だ濾過床44bを有する。各濾過床44bの底面には、
図示しないが例えば上下方向沿いに延びた濾液排出用突
部を多数形成し、濾液を円滑に下方に排出するようにし
ている。この濾過床44bの上部には、2つの原液供給
通路44dに連通する原液供給口44cがそれぞれ形成
されている。この2つの原液供給口44cは、一方が例
えば濾過床44bの前面に他方が濾過床44bの後面に
開口されている。ただし、固定濾板44と固定濾板46
では濾板側とは反対側の面に開口される原液供給口44
cは閉塞させたり、又は最初から形成しないようにす
る。各原液供給通路44dは、上記原液供給口44cか
ら大略L字状に屈曲して固定濾板44の上面に原液供給
開口44gを開口させ、この原液供給開口44gを原液
連通導管9又は10の分岐管(図示せず)と連結させ
て、原液を濾板間に供給するようにしている。また、各
固定濾板44の枠部44aの下端両角部にはそれぞれ突
出した耳部44m,44mを形成し、該各耳部44mに
濾板厚み方向に貫通した濾液排出口44pを開口させ、
該濾液排出口44pを介して濾液排出とい103に濾液
を排出するようにしている。一方、各固定濾板44の枠
部44aの上端両角部にはそれぞれ突出した耳部44
m,44mを形成し、該一方の耳部44mには濾板厚み
方向に貫通した濾液排出口44pを開口させるととも
に、他方の耳部44mに濾板厚み方向に貫通した圧搾流
体供給口44nを開口させ、圧搾濾板24に圧搾流体を
供給する圧搾流体供給通路を構成しうるようにしてい
る。なお、各固定濾板44や後記する可動濾板45,4
7、圧搾濾板24,24、普通濾板4の下方に上記とい
103の代わりに一対のといを配置し、各濾板より濾液
をといで受け取り、フィルタプレス外に排出させるよう
にしてもよい。また、といのさらに下方に、濾板開板時
に濾布より排出させるケークを回収するための受け皿
(図示せず)を配置するとともに、さらにその下方には
受け皿で回収したケークをフィルタプレス外に搬送する
コンベヤ(図示せず)を配置するようにしてもよい。
【0008】また、濾板下方には公知の濾布又は濾板の
洗浄装置を設置してもよい。この場合、洗浄装置のノズ
ル管は上記濾板の開閉動作に応じて濾板間へ挿入するか
又は開閉する濾板の下へ移すのが好ましい。一方、上記
可動濾板45,47はともに同一の構成及び機能を有し
ているため、代表して可動濾板45によりその構成等を
以下に説明する。可動濾板45は、図1〜4に示すよう
に、少なくとも、第1固定濾板44と第2固定濾板34
との間では、圧搾濾板24、普通濾板4、圧搾濾板24
の3枚の濾板24,4,24が開枠すると同時に他の3
枚の濾板24,4,24が締付られる位置と、逆に開枠
されていた3枚の濾板24,4,24が締付けられると
同時に締付けられていた3枚の濾板24,4,24が開
枠される位置との間で、締付装置7により移動可能に配
置されている。この締付装置7は例えば油圧シリンダよ
りなるものである。この締付装置7の可動部材51と上
記可動濾板45とは、各側部に2本ずつの合計4本の長
尺な連結体13,…,13により互いに連結されてい
る。可動濾板45は、図5に示すように、その各側部に
突出した上下2つの把手45h,45hを備え、この各
把手45hが各連結体13の各切り込み13hに嵌合さ
れボルト21,…,21で固定されている。また、図8
に示すように、可動部材51も同様にその各側部に突出
した上下2つの把手51h,51hを備え、この各把手
51hが各連結体13の各切り込み13hに嵌合されボ
ルト21,…,21により固定されている。よって、前
後方向に可動濾板45が連結体13,…,13を介して
可動部材51と一体的に移動可能となっている。この各
側部の連結体13,13は、各支持レール3の上下に該
支持レール3を挟み込みかつ摺動可能に配置されてい
る。各可動濾板45は、その表面及び裏面に枠部45a
に対してくぼんだ濾過床45bを有する。各濾過床45
bの底面には、図示しないが例えば上下方向沿いに延び
た濾液排出用突部を多数形成し、濾液を円滑に下方に排
出するようにしている。各可動濾板45の枠部45aの
下端両角部にはそれぞれ突出した耳部45m,45mを
形成し、該各耳部45mに濾板厚み方向に貫通した濾液
排出口45pを開口させ、該濾液排出口45pを介して
濾液排出通路103に濾液を排出するようにしている。
一方、各可動濾板45の枠部45aの上端両角部にはそ
れぞれ突出した耳部45m,45mを形成し、一方の耳
部45mには濾板厚み方向に貫通した濾液排出口45p
を開口させるとともに、他方の耳部45mに濾板厚み方
向に貫通した圧搾流体供給口45nを開口させ、圧搾濾
板24に圧搾流体を供給する圧搾流体供給通路を構成し
うるようにしている。
【0009】上記各普通濾板4は、公知の普通濾板と大
略同一構造を備え、各普通濾板4は、図7に示すよう
に、その表面及び裏面に枠部4aに対してくぼんだ濾過
床4bを有する。各濾過床4bの底面には、図示しない
が例えば上下方向沿いに延びた濾液排出用突部を多数形
成し、濾液を円滑に下方に排出するようにしている。こ
の濾過床4bの上部には、固定濾板の原液供給口44c
に連通する原液供給口4cが貫通して形成されて、一対
の濾布間に原液を供給するようにしている。各普通濾板
4の枠部4aの下端両角部にはそれぞれ突出した耳部4
m,4mを形成し、該各耳部4mに濾板厚み方向に貫通
した濾液排出口4pを開口させ、該濾液排出口4pを介
して濾液排出通路103に濾液を排出するようにしてい
る。一方、各普通濾板4の枠部4aの上端両角部にはそ
れぞれ突出した耳部4m,4mを形成し、一方の耳部4
mには濾板厚み方向に貫通した濾液排出口4pを開口さ
せるとともに、他方の耳部4mに濾板厚み方向に貫通し
た圧搾流体供給口4nを開口させ、圧搾濾板24に圧搾
流体を供給する圧搾流体供給通路を構成しうるようにし
ている。各普通濾板4の各側部には突出した把手4hを
形成し、該把手4hにより普通濾板4が支持レール3,
3間で吊り支持されるとともに、前後方向沿いに摺動可
能となっている。上記各圧搾濾板24は、公知の圧搾濾
板と大略同一構造を備え、大略上記普通濾板と同一構造
の芯板26の表裏両面にゴムなどからなる圧搾膜25を
かぶせて、上下両端部でボルト91等により固定されて
いる。各圧搾濾板24は、図9に示すように、その圧搾
膜25の表面及び裏面に枠部25aに対してくぼんだ濾
過床25bを有する。各濾過床25bの底面には、図示
しないが例えば上下方向沿いに延びた濾液排出用突部を
多数形成し、濾液を円滑に下方に排出するようにしてい
る。この濾過床25bの上部には、固定濾板の原液供給
口44cに連通する原液供給口25c,26cが圧搾膜
25及び芯板26を貫通して形成されて、一対の濾布間
に原液を供給するようにしている。各圧搾濾板24の芯
板26の下端両角部にはそれぞれ突出した耳部26m,
26mを形成し、該各耳部26mに濾板厚み方向に貫通
した濾液排出口26pを開口させ、該濾液排出口26p
を介して濾液排出通路103に濾液を排出するようにし
ている。一方、各圧搾濾板24の芯板26の上端両角部
にはそれぞれ突出した耳部26m,26mを形成し、一
方の耳部26mには濾板厚み方向に貫通した濾液排出口
26pを開口させるとともに、他方の耳部26mに濾板
厚み方向に貫通した圧搾流体供給口26nを開口させ、
この圧搾濾板24の各圧搾膜25,25のそれぞれに圧
搾流体を供給する上記圧搾流体供給通路を構成しうるよ
うにしている。各圧搾濾板24の芯板26の各側部には
突出した把手26hを形成し、該把手26hにより圧搾
濾板24が支持レール3,3間で吊り支持されるととも
に、前後方向沿いに摺動可能となっている。なお、上記
圧搾膜25は、圧搾濾過作用をする他、濾板間の締付圧
のバランス作用をも発揮することができる。上記各固定
濾板44,34,46、可動濾板45,47、圧搾濾板
24の芯板26、普通濾板4の材質としては、ポリプロ
ピレン樹脂などの合成樹脂の他、鋼、鋳鉄等の金属を用
いるのが好ましい。また、各普通濾板及び各圧搾濾板の
厚さは、通常の濾板の厚さ、例えば2ないし10センチ
メートルの厚さを有する。しかしながら、濾過条件によ
っては濾板の厚さは上記の厚さを越えて適宜の厚さまで
厚くする。また濾板の形状は、通常の単式フィルタプレ
スの濾板としているが、原液供給口は図示の濾過床の中
央部の他に、上下左右のいずれかに設けることもでき
る。
【0010】上記可動濾板45又は46を駆動する可動
部材51又は52には、上記前側又は後側の濾板締付装
置7又は8の駆動ロッドが固定されている。この濾板締
付装置7,8は、例えば、油圧シリンダよりなり、その
油圧シリンダを上記圧搾濾板24、普通濾板4、圧搾濾
板24の3枚の濾板の開枠距離だけ駆動ロッドを駆動さ
せることにより、駆動ロッドを介して、可動濾板45,
46を前後動させて、可動濾板の一方の側の3枚の濾板
を一斉に締め付けると同時に該可動濾板の他方の側の3
枚の濾板を一斉に開枠する。この駆動ロッドの駆動スト
ロークは、濾板の配置間隔寸法により決定され、調節可
能なものである。
【0011】上記濾板締付装置7,8において、ケーク
排出のために濾板間を広く開けたほうがよい場合は、連
結体13に可動濾板を連結する寸法又は支持レール3に
固定濾板を固着する寸法を必要なだけ広げる。また、よ
り狭くても充分ケークを落とすことができる場合は、上
記の寸法をそれぞれ狭める。
【0012】一方、固定濾板44,34,46と圧搾濾
板24、圧搾濾板24と普通濾板4、圧搾濾板24と可
動濾板45,46との間にそれぞれ挟み込まれる濾布
は、公知の濾布吊り装置、例えば濾板上に立てた支柱か
ら吊りばねで濾布掛け棒を吊り下げ、該濾布掛け棒に濾
布を掛けて濾板間に吊り下げてもよい。または、固定濾
板、圧搾濾板、普通濾板、又は可動濾板に一端を回転可
能に連結したアームから吊り下げてもよい。また、図1
の原液を供給する2本の原液連通導管9,10を利用し
て吊り下げてもよい。また、濾布に振動を付与する公知
の濾布振動装置を設けるようにしてもよい。
【0013】各濾板群A,Bの濾板24,4に対する原
液の供給は以下のようにして行われる。上記原液連通導
管10は、その基端が原液供給ポンプ101を介して原
液タンク100に連結されており、その先端は、第1固
定濾板44の原液供給開口44gに電磁弁V1を介して
連結されるとともに、第2固定濾板34の原液供給開口
44gに電磁弁V2を介して連結されている。よって、
電磁弁V1を開き原液ポンプ101を駆動することによ
り、可動濾板45と第1固定濾板44との間に締め付け
られた圧搾濾板24、普通濾板4、圧搾濾板24の各隣
接濾板間の一対の濾布に原液を供給することができる。
電磁弁V2を開き原液ポンプ101を駆動することによ
り、可動濾板45と第2固定濾板34との間に締め付け
られた圧搾濾板24、普通濾板4、圧搾濾板24の各隣
接濾板間の一対の濾布に原液を供給することができる。
一方、上記原液連通導管9は、その基端が原液供給ポン
プ102を介して原液タンク100に連結されており、
その先端は、第2固定濾板34の原液供給開口44gに
電磁弁V3を介して連結されるとともに、第3固定濾板
46の原液供給開口44gに電磁弁V4を介して連結さ
れている。よって、電磁弁V3を開き原液ポンプ102
を駆動することにより、可動濾板47と第2固定濾板3
4との間に締め付けられた圧搾濾板24、普通濾板4、
圧搾濾板24の各隣接濾板間の一対の濾布に原液を供給
することができる。電磁弁V4を開き原液ポンプ102
を駆動することにより、可動濾板47と第3固定濾板4
6との間に締め付けられた圧搾濾板24、普通濾板4、
圧搾濾板24の各隣接濾板間の一対の濾布に原液を供給
することができる。従って、各濾板群の締め付けられた
濾板においては、固定濾板側から可動濾板側に向けて原
液が供給されることになる。なお、上記原液連通導管は
固定濾板に連結する代わりに、可動濾板に連結するよう
にしてもよい。固定濾板の原液供給開口44gのフラン
ジと連通導管9,10とを連結する分岐管は可撓管が好
ましい。一方、圧搾流体は、その基端が供給源(図示せ
ず)に連結された圧搾流体供給管11により各固定濾板
に供給される。すなわち、第1固定濾板44の圧搾流体
供給口44nには電磁弁V5を介して連結され、第2固
定濾板34には、第1濾板群Aに対して圧搾流体を供給
する圧搾流体供給口34nに電磁弁V6を介して連結さ
れ、第2濾板群Bに対して圧搾流体を供給する圧搾流体
供給口34nには電磁弁V7を介して連結され、第3固
定濾板46の圧搾流体供給口46nには電磁弁V8を介
して連結されている。なお、上記固定濾板44,34,
46、可動濾板45,47、圧搾濾板24、普通濾板4
の各濾液排出口44p,45p,26p,4pは各濾過
床44b,45b,25b,4bと公知の濾板のように
濾板排出通路(図示せず)で連通されており、上記濾過
床に溜まった濾液が上記濾液排出口にそれぞれ流れ込む
ようになっている。
【0014】上記構成にかかる本実施例では、各濾板群
において、2枚の固定濾板間に配置された可動濾板が濾
板締付装置の駆動により一方の固定濾板側に移動させら
れると、該一方の固定濾板と可動濾板との間の3枚の濾
板24,4,24が締め付けられるとともに、他方の固
定濾板と可動濾板との間の3枚の濾板は開枠される。よ
って、締め付けられた濾板では適宜電磁弁が開閉されて
原液が原液槽100より原液ポンプ101,102によ
り供給されて濾過並びに適宜電磁弁が開閉されて圧搾流
体が供給されて圧搾濾過が順次行われると同時に開枠さ
れた濾板ではケーク排出及び濾布洗浄等が順次行われ
る。上記可動濾板の両側でこれらの作業が終了すると、
濾板締付装置の駆動により可動濾板が逆に移動させら
れ、可動濾板が他方の固定濾板に接近して、開枠されて
いた濾板が締め付けられると同時に、濾過及び圧搾濾過
が行われた濾板が開枠される。よって、締め付けられた
濾板では濾過及び圧搾濾過が行われると同時に開枠され
た濾板でケーク排出及び濾布洗浄等が同時的に行われ
る。これらの動作を各濾板群で独立的に行う。本実施例
にかかるフィルタプレスの基本的な動作は上記したよう
であるが、図10に示すように、濾過及び圧搾濾過作業
が2つの濾板群A,Bで独立的にかつ各濾板群でも2つ
のブロックで独立的に、かつ、これらの4つのブロック
で濾板締付、濾過、圧搾濾過、濾板開枠、ケーク排出、
濾布洗浄の作業を順次行われるようにすれば、より効率
良く濾過作業を行うことができる。
【0015】ここで、図10において、Aブロックとは
第1濾板群Aを意味し、Aブロック1とは図1において
第1濾板群Aの可動濾板45と第1固定濾板44との間
に配置された3枚の濾板24,4,24のブロックA1
を指し、Aブロック2とは可動濾板45と第2固定濾板
34との間に配置された3枚の濾板24,4,24のブ
ロックA2を指す。また、Bブロックとは第2濾板群B
を意味し、Bブロック1とは図1において第2濾板群B
の可動濾板47と第2固定濾板34との間に配置された
3枚の濾板24,4,24のブロックB1を指し、Bブ
ロック2とは可動濾板47と第3固定濾板46との間に
配置された3枚の濾板24,4,24のブロックB2を
指す。図10は横軸に濾過作業の処理時間の流れを示
す。図1はこの図10において、第1濾板群Aのブロッ
クA1で示す濾板列の濾板(第1固定濾板44、圧搾濾
板24、普通濾板4、圧搾濾板24、可動濾板45とよ
りなる濾板)は濾過及び圧搾濾過中を示し、ブロックA
2で示す濾板列の濾板(可動濾板45、圧搾濾板24、
普通濾板4、圧搾濾板24、第2固定濾板34とよりな
る濾板)は開板の中間で、ケーク排出、濾布洗浄を行
う。また、このとき、第2濾板群BのブロックB1で示
す濾板列の濾板(可動濾板46、圧搾濾板24、普通濾
板4、圧搾濾板24、第3固定濾板46とよりなる濾
板)は開板の終了近くを示し、ブロックB2で示す濾板
列の濾板(第2固定濾板34、圧搾濾板24、普通濾板
4、圧搾濾板24、可動濾板46とよりなる濾板)は濾
過及び圧搾濾過の終期(ただし、濾過の最初は濾板間を
閉めたままで濾過はしない)を示す。次いで、ブロック
A1の濾板の濾過及び圧搾濾過が終わり開板が始まる
と、ブロックA2の濾板が締付けられて濾過及び圧搾濾
過に入る。このブロックA2の濾板の濾過及び圧搾濾過
が始まる前に、すでに、ブロックB1の濾板は開板から
締付けられて濾過を始めている。ブロックB2の濾板で
は濾過及び圧搾濾過後に開枠されてケーク排出、濾布洗
浄が行われている。次いで、ブロックB1の濾板の濾過
及び圧搾濾過が終わり開板が始まると、ブロックB2の
濾板は締付けられて濾過及び次いで圧搾に入る。ブロッ
クB2の濾板の濾過中にブロックA2の濾板の濾過及び
圧搾濾過が終わり開板が始まると、ブロックA1の濾板
は締付けられて濾過及び圧搾濾過に入る。次いで、ブロ
ックA1の濾板の濾過及び圧搾濾過中にブロックB2の
濾板の濾過及び圧搾濾過が終わり開板が始まると、ブロ
ックB1の濾板が締付けられて濾過及び濾過圧搾に入
る。ブロックB1の濾板の濾過及び圧搾濾過中にブロッ
クA1の濾板の濾過及び圧搾濾過が終わり開板が始まる
と、ブロックA2の濾板は締付けられて濾過及び圧搾濾
過に入る。ブロックA2の濾板の濾過及び圧搾濾過中に
ブロックB1の濾板の濾過及び圧搾濾過が終わり開板が
始まると、ブロックB2の濾板は締付けられて濾過及び
圧搾濾過に入る。ブロックB2の濾板の濾過及び圧搾濾
過中にブロックA2の濾板の濾過及び圧搾濾過が終わり
開板が始まると、ブロックA1の濾板は締付けられて濾
過及び圧搾濾過に入る。ブロックA1の濾板の濾過及び
圧搾濾過中にブロックB2の濾板の濾過及び圧搾濾過が
終わり開板が始まると、ブロックB1の濾板は締付けら
れて濾過及び圧搾濾過に入る。ブロックB1の濾板の濾
過及び圧搾濾過中にブロックA1の濾板の濾過及び圧搾
濾過が終わり開板が始まると、ブロックA2の濾板は締
め付けられて濾過及び圧搾濾過に入る。ブロックA2の
濾板の濾過及び圧搾濾過中にブロックB1の濾板の濾過
及び圧搾濾過が終わり開板が始まると、ブロックB2の
濾板は締め付けられて濾過及び圧搾濾過に入る。以後同
様にして所定の濾過時間中原液を送り続けて濾過及び圧
搾濾過とケーク排出を行う。上記濾過及び圧搾濾過工程
において、ブロックA1の濾板で濾過及び圧搾濾過した
濾液、ブロックA2の濾板で濾過及び圧搾濾過した濾
液、ブロックB1濾板で濾過した濾液、ブロックB2濾
板で濾過した濾液は、すべて、濾板下側に設けた濾液排
出通路を構成する濾液排出管に集めて濾液槽に送る。ま
た、濾板の原液供給孔を通してケークブローやケーク洗
浄などを行う公知の工程を追加するときは、原液を供給
する原液連通導管の一端を原液槽からブロー源または洗
浄液タンクに切り替えて接続し、ポンプを駆動するとと
もに各バルブを開閉する。上記したように、ブロックA
1の濾板下方の開板位置には公知の受け皿を配置し、ま
たコンベヤが設置できるようにしてある。又、ブロック
A1濾板外から開板した濾板間に向けて作動する洗浄装
置も設置することができる。ブロックA2の濾板、ブロ
ックB1の濾板、ブロックB2の濾板についても同様に
同装置がそれぞれ設置できる。しかし、上記装置は各別
に設置することなく、すべてのブロックに共通に使用で
きるように設置してもよい。また、濾布吊り装置や濾布
振動装置についても公知の装置を取り付けることができ
る。
【0016】上記実施例によれば、1つのフィルタプレ
スにおいて、3つの固定濾板44,34,46と、隣接
する固定濾板間に配置された可動濾板45,47により
濾板4及び圧搾濾板24を4つのブロックに区分けする
ことができ、例えば、第1番目のブロックで濾板締付を
行い濾過を開始するとき、第2番目のブロックで濾板を
開枠してケーク排出を開始し、第3番目のブロックで開
枠されケーク排出された濾板間の濾布洗浄を開始し、第
4番目のブロックで濾過を終了し圧搾濾過を開始すると
いうように、フィルタプレスのいずれか2つのブロック
で濾過及び圧搾濾過工程を常時行うことができ、フィル
タプレスの濾過作業効率を飛躍的に高めることができ
る。この結果、従来のフィルタプレスでは、可動濾板に
より総ての濾板を一斉に締付けて濾過工程を行っていた
ため、濾過工程を行っているときには濾過工程の終了ま
でケーク排出や濾布洗浄を待つ必要があったが、本実施
例では、フィルタプレスを2つの濾板群A,Bに分けた
ので、この2つの濾板群では完全に独立的に濾過作業を
行うことができ、かつ、各濾板群では濾板の開枠、ケー
ク排出、濾布洗浄の作業と濾板締付、濾過、圧搾濾過の
作業とを同時並行して行うことができる。よって、フィ
ルタプレス全体を完全に連続的に動作させることがで
き、フィルタプレスの稼働効率を高めることができる。
また、各濾板群A,Bにおいては、濾過室が何室あって
も、その中間に可動濾板を配置して濾板締付装置7,8
により駆動させることにより、濾過室の総数の半分の濾
過室分のストロークだけ可動濾板を駆動すれば、濾板の
締付及び濾板の開板を充分に行うことができる。よっ
て、濾板締付装置7,8の駆動距離が小さくなり、フィ
ルタプレス全体の長さが小さなものとなる。また、濾板
締付装置7,8のみで濾板の締付と開板を行うことがで
きるので、濾板開板装置が不要となり、この分だけフィ
ルタプレスの構造を簡素化することができ、かつ、安価
なものとすることができる。また、上記実施例では、濾
板等は各ブロックにおいて濾室4室分だけ移動すること
になるため、濾板等の各部分の動きが従来のフィルタプ
レスと比べて少なくなり、部品の消耗が少なくなり、フ
ィルタプレスの維持管理が容易になる。
【0017】さらに、それぞれ異なる濾板間に対して原
液を供給する2本の原液連通導管9,10を設けたの
で、異なった原液を1台のフィルタプレスで同時に濾過
することができる。なお、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例
えば、上記実施例では、各固定濾板は支持レール3,3
にボルト止めしているが、ボルト止めに代えて、凹凸は
め込み式又は凹凸はめ込み式とボルト等の他の設計を採
用することより、対向する固定濾板間の距離を調節する
ことができる。また、濾板間に濾枠を入れて配列するこ
ともできる。また、各濾板締付装置7,8は、可動部材
51,52を介さずに、上記可動濾板45,46を直接
的に押し引きするようにしてもよい。
【0018】また、フィルタプレスの濾板を2つの濾板
群に分けるものに限らず、3つ又はそれ以上の群に分け
て、それぞれ濾板締付装置により締付開板駆動するよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかるフィルタプレスの
全体の概略側面図である。
【図2】 上記フィルタプレスの全体の斜視図である。
【図3】 実施例フィルタプレスの側面図である。
【図4】 上記フィルタプレスの平面図である。
【図5】 実施例フィルタプレスの可動濾板の正面図で
ある。
【図6】 実施例フィルタプレスの固定濾板の正面図で
ある。
【図7】 上記フィルタプレスの普通濾板の正面図であ
る。
【図8】 上記フィルタプレスの可動部材の正面図であ
る。
【図9】 上記フィルタプレスの圧搾濾板の正面図であ
る。
【図10】 上記フィルタプレスの動作工程を示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1,2…前後固定スタンド、3…支持レール、3h,1
3h…切り込み、4…普通濾板、24…圧搾濾板、4
4,34,46…第1,第2,第3固定濾板、45,4
7…可動濾板、4a,25a,26a,44a,45a
…枠部、4b,25b,26b,44b,45b…濾過
床、4c,25c,26c,44c…原液供給口、4
m,26m,44m,45m…耳部、4p,26p,4
4p,45p…濾液排出口、4n,26n,44n,4
5n…圧搾流体供給口、44g…原液供給開口、4h,
26h,44h,45h…把手、7,8…濾板締付装
置、9,10…原液連通導管、11…圧搾流体供給通
路、13,23…連結体、20,21…ボルト、51,
52…可動部材、90…連結具、100…原液槽、10
1,102…原液ポンプ、103…とい、A,B…第
1,第2濾板群、A1,A2,B1,B2…ブロック、
V1〜V8…電磁弁。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の固定濾板(44,34,46)
    と、該固定濾板間に移動可能に配置された可動濾板(4
    5,47)と、該可動濾板と各固定濾板との間に配置さ
    れた濾板(4,24)と、隣接する濾板間に配置された
    一対の濾布とを備え、上記可動濾板を上記一対の固定濾
    板のうちの一方の固定濾板に向けて移動させて該可動濾
    板と固定濾板との間で濾板を締め付けて締付られた濾板
    間の一対の濾布間に原液を供給して濾過を行うととも
    に、上記一対の固定濾板のうちの他方の固定濾板と上記
    可動濾板との間の濾板の開枠を行う一方、上記可動濾板
    を上記一対の固定濾板のうちの他方の固定濾板に向けて
    移動させて該可動濾板と固定濾板との間で濾板を締め付
    けて締付られた濾板間の一対の濾布間に原液を供給して
    濾過を行うとともに、上記一対の固定濾板のうちの一方
    の固定濾板と上記可動濾板との間の濾板の開枠を行う濾
    板群(A,B)を複数備え、かつ、各濾板群は独立して
    駆動されるとともに、上記可動濾板と連結体(13)で
    連結されて該可動濾板を上記一対の固定濾板間で正逆方
    向に移動させることにより該可動濾板の両側に配置され
    た上記濾板群の濾板の締付駆動を行う1つの濾板締付装
    置(7,8)をさらに備えるようにしたことを特徴とす
    るフィルタプレス。
  2. 【請求項2】 上記濾板は普通濾板(4)と圧搾濾板
    (24)とを備えるようにした請求項1に記載のフィル
    タプレス。
  3. 【請求項3】 上記固定濾板は、第1固定濾板(4
    4)、第2固定濾板(34)、第3固定濾板(46)と
    よりなり、上記可動濾板は、上記第1固定濾板と上記第
    2固定濾板との間に移動可能に配置された第1可動濾板
    (45)と、上記第2固定濾板と上記第3固定濾板との
    間に移動可能に配置された第2可動濾板(46)とより
    なり、各可動濾板と固定濾板との間に上記濾板及び上記
    濾布が配置され、上記第1可動濾板は第1濾板締付装置
    (7)により上記第1,第2固定濾板間で移動させら
    れ、上記第2可動濾板は第2濾板締付装置(8)により
    上記第2,第3固定濾板間で移動させられるようにした
    請求項1又は2に記載のフィルタプレス。
  4. 【請求項4】 上記可動濾板の可動距離は上記可動濾板
    (14)と該可動濾板に隣接する固定濾板との間に挟ま
    れた濾板の開板距離である請求項1〜3のいずれかに記
    載のフィルタプレス。
  5. 【請求項5】 上記各濾板群に対して独立して原液を供
    給する原液供給通路(9,10)を備えた請求項1〜4
    のいずれかに記載のフィルタプレス。
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