JP3545379B2 - 真空濾過装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、略水平に走行可能とされた濾布上に供給されたスラリーを、この濾布の下に設けられた真空トレイによって真空吸引して濾過する真空濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の真空濾過装置としては、特許第2707170号公報や特許第3091200号公報などに、装置本体に設けられた複数のロールに濾布が無端状に巻き掛けられてその周回り方向に間欠的に走行可能とされ、このうち装置本体上部の濾布が水平に走行させられる濾過部において、この濾布の下に、複数の真空トレイを濾布の走行方向に向けて並べて設けたものが記載されている。ここで、これらの真空トレイは水平に偏平した箱形のものであって、その上面部には多数の吸引孔が形成されるとともに、この上面部の下の上記箱形の内部は真空吸引装置に連結された真空吸引室とされている。しかして、このような真空濾過装置では、上記濾過部において真空トレイの上記上面部に密着させられた濾布の上に、濾過部におけるこの濾布の走行方向に対する後方側でスラリーを供給し、濾布の間欠走行によってこのスラリーを濾布ごと真空トレイ上を上記走行方向に順次移動させつつ、この濾布が停止している間に、上記真空吸引装置によって真空吸引室に生じた真空吸引力を真空トレイ上面部の吸引孔から濾布を介してスラリーに作用させ、これによってスラリーの液分を吸引して濾過を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に記載された真空濾過装置では、濾布の走行方向に設けられた複数の上記真空トレイにおいて、それぞれの真空吸引室と真空吸引装置との間には各々1本の吸引管が接続されており、従って1つの真空吸引室はこの1本の吸引管により1箇所でもって上記真空吸引装置と連結されることとなる。しかしながら、このように真空吸引室が1箇所のみで真空吸引装置と連結されているだけであると、この連結箇所(吸引管との接続箇所)の周辺においては真空吸引室に強い真空吸引力が作用し、これに伴いその上方に位置する真空トレイの上面部では上記吸引孔から濾布を介してスラリーにも強い真空吸引力が作用することになるのに対し、この連結箇所から離れた、例えば箱形の真空トレイ内部の真空吸引室の隅の部分の近傍では、スラリーに十分な真空吸引力が作用せず、その結果このスラリーを濾過した脱水ケーキが局部的に高含液率のままとなり、そのような含液率の不均一なケーキを次工程においてさらに処理する場合にはこの次工程での処理に支障を来すおそれがあるとともに、ケーキ全体の含液率自体も引き上げられてしまうことになる。
【0004】
また、上述のようにスラリーを濾布ごと真空トレイ上を移動させる際には、上記吸引管に設けられた真空遮断弁を閉じるとともに真空開放弁を開くことにより真空吸引室内の真空吸引力を解除してこの真空吸引室内を大気圧に戻す操作が行われるが、このときこれらの切り換え部分に溜まった濾液や空気の一部が真空吸引室に逆流することが避けられない。ところが、上記公報記載の真空濾過装置のように真空吸引室が1本の吸引管を介して1箇所でもって真空吸引装置と連結されていると、この濾液や空気の一部が真空吸引室内に逆流する際にもこの吸引管の真空吸引室への接続箇所から一気に逆流することとなり、その衝撃によってこの接続箇所の周辺の真空トレイ上面部に位置する上記濾布上に形成されたケーキが崩されて亀裂を生じ、その後の真空吸引において真空吸引力がショートパスして確実な濾過が阻害されたり、ケーキの塊の衝突(掘り起こし)による散乱を生じたりするおそれがある。
【0005】
本発明は、このような背景の下になされたもので、スラリーの均一かつ効率的な濾過を図り、脱水ケーキにおいても含液率を均一化するとともに低減し、また真空吸引力の解除の際にもケーキの崩れや塊の衝突による散乱等を防ぐことが可能な真空濾過装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、上記目的を達成するために、本発明は、装置本体に略水平に走行可能に設けられた濾布の下に、真空吸引装置に連結された真空トレイが設けられ、この濾布上に供給されたスラリーを上記真空トレイによって上記濾布を介して真空吸引することにより濾過する真空濾過装置であって、上記装置本体には、上記濾布の走行方向に向けて複数の上記真空トレイが配設され、該真空トレイには、この真空トレイの上面部の下に、該上面部に穿設された吸引孔から上記濾布を介して上記スラリーに真空吸引力を作用させる真空吸引室が形成されており、1つの上記真空吸引室が、上記濾布の走行方向と幅方向との少なくとも一方に間隔をあけた複数の箇所において、上記真空吸引装置に吸引管を介して連結され、該吸引管は、上記真空吸引装置側との連結部に真空遮断弁を備えるとともに、該真空遮断弁よりも真空トレイ側には、真空開放弁を備えた真空開放管が設けられており、上記真空トレイでの真空吸引後に上記濾布が走行する際に、上記真空遮断弁を閉じるとともに上記真空開放弁を開放する構成とされたことを特徴とする。従って、このような真空濾過装置においては、真空吸引室が、濾布の走行方向と幅方向との少なくとも一方すなわちこの濾布が広がる方向に間隔をあけた複数箇所で真空吸引装置と連結されているので、この真空吸引室内に均等に真空吸引力を生じさせることができ、これに伴い真空トレイ上面部の吸引孔から濾布を介してスラリーにも均等に真空吸引力を作用させて、その均一かつ効率的な濾過を図ることができるとともに、真空吸引力を解除した際の濾液や空気の逆流も上記複数の箇所に分散されるので、ケーキに衝撃が与えられるのを防ぐことができる。なお、このように真空吸引室と真空吸引装置とを複数箇所で連結するには、この真空吸引室を、複数枝に分岐した吸引管を介して上記真空吸引装置に連結すればよい。
【0007】
一方、上述のように上記装置本体に濾布の走行方向に向けて複数の真空トレイを配設した場合には、装置本体に真空吸引装置も複数備えて、このうち一部の真空トレイの上記真空吸引室を、他の真空吸引室とは異なる真空吸引装置に連結するのが望ましい。これは、このように真空トレイを複数配設する場合には、これらすべての真空トレイの真空吸引室を例えば分岐した吸引管を介して1つの真空吸引装置に連結するようにし、その際にこの吸引管に圧力調整弁を設けるなどして各真空吸引室の真空吸引力を調節することも可能ではあるが、そのような場合には、この真空吸引装置が極めて大型化してしまって却って非経済的となるおそれがあるのは勿論、たとえ圧力調整弁で圧力を調整しても濾過作業を続けるうちに各真空吸引室間で真空吸引力が平衡してしまって頻繁に再調整を余儀なくされ、作業効率を悪化させるおそれもあるのに対し、上述のように装置本体に複数の真空吸引装置を備えて、上記複数の真空トレイのうちの一部の真空吸引室を他とは異なる真空吸引装置に連結した場合には、真空吸引装置の数は増えるものの、個々の真空吸引装置は比較的小型の汎用品を用いることが可能となって経済的となり、しかも各真空吸引室の真空吸引力を安定させることができるとともにその調整も容易となるからである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1ないし図7は、本発明の一実施形態を示すものである。本実施形態の真空濾過装置では、その装置本体10において無端ベルト状の濾布11が複数のロール12…に順次巻き掛けられていて、この濾布11の上側部分は水平方向に延びるように配置されて濾過部11Aとされている。そして、この濾布11は、装置本体10の下部に設けられた濾布駆動装置13によって、上記濾過部11Aがその一端側(図1において左側)から他端側(図1において右側)に向かって図中に矢線Fで示す走行方向に走行するように、ロール12…間を図1において時計回り方向に間欠的に周回駆動されるとともに、この濾布11の濾過部11Aの下には真空トレイ14が設けられており、また濾過部11Aの上には装置本体10の上記一端側にスラリーSの供給装置15が設けられていて、この供給装置15から真空トレイ14の上の濾布11上に供給されたスラリーSが、濾過部11Aの走行とともに上記走行方向Fに移動させられるうちに真空トレイ14によって濾布11を介して真空吸引されて濾過され、脱水ケーキとしてこの走行方向F側の他端から排出されるようになされている。
【0009】
ここで、この濾布駆動装置13は図1に示すように、ロール12…の回転軸と平行な揺動軸線回りに回動自在とされたアーム13Aが、装置本体10に吊り下げられるように設けられて、該装置本体10に取り付けられたシリンダー装置等の駆動手段13Bにより上記揺動軸線を中心に所定の角度で揺動可能とされ、このアーム13Aにはやはりシリンダー装置等からなるクランパー13Cが備えられていて、このクランパー13Cで濾布11を挟み込んで駆動手段13Bによってアーム13Aを一方向に揺動させることにより、濾布11は所定のストロークで周回させられて上記濾過部11Aが上記走行方向Fに走行させられ、またクランパー13Cが濾布11を離した状態でアーム13Aが上記一方向とは反対方向に揺動させられることにより、濾布11を引き戻すことなくアーム13Aが元の位置に復帰するようにされ、このような操作を繰り替えすることによって濾布11が間欠的に周回駆動させられ、濾過部11Aも間欠的に走行させられる。なお、装置本体10の上記一端側の下部には、濾布11に巻き掛けられる調整ロール16Aを備えてやはりシリンダー装置等の駆動手段16Bにより揺動可能とされたアーム16Cよりなる濾布11の張力調整装置16が設けられている。
【0010】
また、上記濾過部11Aの走行方向F側(上記他端側)に位置するロール12の近傍には、この濾過部11A上に供給されて上記真空トレイ14によって濾過されたスラリーSの脱水ケーキを濾布11から掻き落として剥離するナイフ10Aが装置本体10に設けられるとともに、このナイフ10Aによって剥離された脱水ケーキは、その下方において装置本体10の最も他端側に設けられたパドル型コンベア10Bに収容されて排出される。さらに、装置本体10下部の上記他端側には、濾布1の周回経路において濾過部11Aの上記走行方向F側のロール12と濾布駆動装置13との間に、脱水ケーキが剥離された後の濾布11を洗浄する濾布洗浄装置17が設けられている。ここで、この濾布洗浄装置17は、装置本体10下部に濾布11が通過可能に設けられた洗浄ボックス17A内に、図示されない洗浄水供給装置に連結されて濾布11に向けて洗浄水を噴射する洗浄管17Bが、この洗浄ボックス17A内を通過する濾布11の通過方向に進退可能に設けられたものであり、特に本実施形態ではこの洗浄管17Bが、上記濾布駆動装置13のアーム13Aに連結されて上記駆動手段13Bによりこのアーム13Aの揺動と一体に進退可能とされており、この駆動手段13Bによってアーム13Aが元の位置に復帰する際の速度を調節することにより、確実な濾布11の洗浄がなされるようにされている。
【0011】
一方、上記真空トレイ14は、本実施形態では上記走行方向Fに向けて並ぶ複数(本実施形態では8つ)の真空トレイ14A〜14Hによって構成されている。これらの真空トレイ14A〜14Hは、上記走行方向Fに沿った長さが互いに略等しくかつ濾布11の間欠走行のストロークとも等しくされるとともに、濾布11の幅方向(図2における上下方向、図3〜図5においては左右方向)に沿った幅も等しくされた、概ね同形同大のものであって、本実施形態では装置本体10に着脱可能に取り付けられて固定されている。また、個々の真空トレイ14は、上下に偏平した水平方向に平たい箱形のものであって、その上面部18は、上記濾布11の幅方向における中央部が水平な幅広の平坦部18Aとされるとともに、この幅方向の両側部には、該幅方向の外側に向かうに従い上方に向かうように傾斜する壁部18B,18Bが平坦部18Aよりも小さな幅で形成されており、真空トレイ14A〜14H間ではこれら平坦部18Aおよび壁部18B,18Bが走行方向Fに面一に連なるようにされていて、濾過部11Aにおいて濾布11は、その幅方向中央部が上記平坦部18A上に重ね合わされるとともに両側部がこれらの壁部18B,18Bに乗り上げるようにして上面部18に密着させられ、上記走行方向Fに走行させられる。従って、この濾布11上に供給されたスラリーSも、真空トレイ14の両側部においては濾布11を介してこれらの壁部18B,18B上に堆積させられて、走行方向Fに直交する断面が上記幅方向に平たく偏平した等脚台形状を呈することとなる。
【0012】
さらに、この真空トレイ14がなす上記箱形の内部は気密かつ液密とされた真空吸引室19とされて図示されない真空ポンプ等の真空吸引装置に連結され、この真空吸引室19は各真空トレイ14A〜14H間で互いに隔絶されている。また、上記上面部18にはこの真空吸引室19に連通する吸引孔が多数穿設されており、これらの吸引孔により上面部18上に密着した濾布11を介してその上の上記スラリーSに真空吸引室19から真空吸引力を作用させて、上述のように該スラリーSを真空吸引可能とされていて、本実施形態では、上記真空トレイ14A〜14Hのうち、濾布11の走行方向F側に位置する真空トレイ14F〜14Hにおいて、その上面部18のうち上記壁部18Bから濾布11を介してスラリーSが真空吸引可能とされている。
【0013】
すなわち、本実施形態では、上記各真空トレイ14の真空吸引室19が上記上面部18中央の上記平坦部18Aの下から両側部の壁部18B,18Bの下方にまで広がるように延設されており、ただし平坦部18Aの下の部分と両壁部18B,18Bの下の部分とは、例えば図6に符号19Cで示す隔壁によって隔絶されている。そして、上記複数の真空トレイ14A〜14Hのうち、濾過部11Aにおける濾布11の走行方向Fに対する後方側(一端側)の一部の複数(本実施形態では過半数の5つ)の真空トレイ14A〜14Eにおいては、上面部18の平坦部18Aの下の真空吸引室19のみが上記真空吸引装置に連結されており、従ってこの平坦部18Aの下の部分のみが真空吸引室19として機能して、この平坦部18Aに穿設された上記吸引孔から濾布11を介してスラリーSに真空吸引力が作用させられるのに対し、走行方向F側(他端側)の残りの一部の複数(本実施形態では過半数未満の3つ)の真空トレイ14F〜14Hでは、平坦部18Aの下の部分と壁部18B,18Bの下の部分とが真空吸引装置に連結されて、図5および図6に示すようにこれらの部分がそれぞれ真空吸引室19Aおよび真空吸引室19B,19Bとして機能するようにされ、さらに図6に線Pで示すように上記吸引孔が上面部18の平坦部18Aから壁部18Bにも穿設されていて、この壁部18Bに穿設された吸引孔からも濾布11を介してスラリーSに真空吸引力を作用させて該スラリーSが真空吸引可能とされている。しかも、本実施形態では、これらの真空吸引室19Aと真空吸引室19B,19Bとは異なる真空吸引装置に連結されていて、これにより、壁部18Bから濾布11を介してスラリーSに作用する真空吸引力と、この壁部18の幅方向内側の上面部18における平坦部18Aから作用する真空吸引力とを、異なる強さに制御可能とされており、さらにこの走行方向F側の真空トレイ14F〜14Hにおいて、壁部18BからスラリーSに作用する真空吸引力は、上記平坦部18Aから作用する真空吸引力よりも強くされている。
【0014】
一方、真空トレイ14の真空吸引室19(19A,19B)と上記真空吸引装置とは、装置本体10の側方から各真空トレイ14A〜14Hの下に水平に延びるように配設された吸引管20A〜20Dによって連結されている。ただし、このうち走行方向Fの後方側の2つの真空トレイ14A,14Bの真空吸引室19,19は共通の吸引管20Aにより、またこれよりも走行方向F側の次の2つの真空トレイ14C,14Dの真空吸引室19,19も共通の吸引管20Bにより連結されるとともに、これよりもさらに走行方向F側の4つの真空トレイ14E〜14Hでは、真空トレイ14Eの真空吸引室19と真空トレイ14F〜14Hの上記真空吸引室19Aがやはり共通の吸引管20Cにより連結される一方、真空トレイ14F〜14Hの真空吸引室19B,19Bも共通の吸引管20Dによって連結されており、しかも装置本体10には複数(4つ)の真空吸引装置が備えられていて、これら吸引管20A〜20Dは互いに異なる真空吸引装置に接続されている。従って、これにより、本実施形態では濾布11の走行方向Fに並んで配設された複数の真空トレイ14A〜14Hの一部の真空吸引室19(19A,19B)が他とは異なる真空吸引装置に連結されることとなり、また真空トレイ14E〜14Hの上記真空吸引室19Aと真空吸引室19B,19Bも、上述のように異なる真空吸引装置に連結されることとなる。
【0015】
そして、このうち上記上面部18Aの下に位置する真空吸引室19,19Aに連結される吸引管20A〜20Cは、吸引する真空トレイ14の数に応じて吸引管20A,20Bでは2つ、吸引管20Cでは4つに分岐して、それぞれ真空トレイ14A〜14Hの上記走行方向Fにおける中央部に上記幅方向に向けて延びた後、この幅方向における上記平面部8Aの中央部とその両外側に等間隔をあけた部分との3つの部分において、それぞれ上記走行方向Fにも各真空トレイ14の平面部8Aの中央とその走行方向F側および走行方向F後方側とに等間隔をあけた箇所との3箇所に分岐して、真空トレイ14A〜14Hの下方から垂直に真空吸引室19,19Aに接続させられており、従って各真空トレイ14の真空吸引室19,19Aはこれら幅方向と走行方向Fとに等間隔をあけた複数箇所(本実施形態では各3箇所ずつの合計9箇所)で吸引管20A〜20Cと接続されることとなる。一方、真空トレイ14F〜14Hの真空吸引室19Bに連結される吸引管20Dも、走行方向Fにおいて吸引管20Bと20Dの間から真空トレイ14の下に幅方向中央部にまで延ばされた後、この幅方向両外側に分岐させられて上記真空吸引室19B,19Bの下方に延設され、さらに上記走行方向Fに曲折させられて該走行方向F側に互いに平行に延ばされ、それぞれ各真空トレイ14F〜14Hの両側部の真空吸引室19B,19Bにやはり下方から垂直に接続されている。そして、この吸引管20Dは、各真空トレイ14F〜14Hの真空吸引室19B,19Bに対して、それぞれ上記走行方向Fに等間隔をあけて、やはり複数箇所で接続されている。
【0016】
なお、各吸引管20A〜20Dは、その真空吸引装置側との連結部にバタフライ弁等の真空遮断弁21を備えるとともに、この真空遮断弁21よりも真空トレイ14側には、やはりバタフライ弁等の真空開放弁22を備えた真空開放管23が垂直上向きに延びるように設けられており、この真空開放管23の上端部にはエアフィルター24が取り付けられている。ここで、上記真空開放管23は、図1に示すように吸引管20A,20Bにおいてはこれらが2つに分岐するその分岐部分に設けられる一方、4つに分岐する上記吸引管20Cにおいては真空トレイ14Eと14Fとの分岐部分の間の肩部に設けられている。また、吸引管20Dにおいては、真空トレイ14A〜14Hの各真空吸引室18B,18Bに分岐する手前の管が1本の部分に設けられている。
【0017】
また、上記エアフィルター24は、図7に示すように上記真空開放管23の上端部に開口部を下向きにして蝶ネジ24Aにより着脱可能に取り付けられる有底円筒状のカバー24B内に、ポリエステル繊維等を編み込んだシートを蛇腹状に折り曲げたものを円筒状に巻いたフィルターエレメント24Cを、カバー24Bの内周との間に間隔をあけ、かつ真空開放管23の開口部よりも外周側に位置するように配設したものであり、このフィルターエレメント24Cの上下の端部はカバー24Bの天井部と真空開放管23の開口部外周に配設される円環状の底板24Dとによって塞がれるとともに、この底板24Dの外周とカバー24Bの下端部との間は環状に開口させられている。しかして、本実施形態では、各真空トレイ14での真空吸引後に上記濾布11が走行する際に、上記真空遮断弁21を閉じてから真空開放弁22を開放することにより、このカバー24Bの下端部外周側から吸い込まれてフィルターエレメント24Cの蛇腹状の周壁部を通過した空気が、真空開放管23および吸引管20A〜20Dを通って真空吸引室19(19A,19B)に流入し、この真空吸引室19内の圧力が大気圧に戻されるようにされている。
【0018】
さらに、上記濾過部11Aの上の上記一端側に設けられるスラリーSの上記供給装置15は、本実施形態では装置本体10に設けられたエアシリンダー等の駆動手段25により、上記走行方向Fに向けて進退可能とされている。ここで、この供給装置15は、上記真空トレイ14のうち最も走行方向F後方側の一端側の真空トレイ14A上において、走行方向Fにこの真空トレイ14Aが設けられた範囲で進退可能とされている。一方、この真空トレイ14Aから1つおいて走行方向F側に位置する3つの真空トレイ14C〜14Eの上には、該真空トレイ14C〜14E上に位置するスラリーSが吸引濾過されたケーキに洗浄液Lを供給して該ケーキを洗浄する洗浄装置26A〜26Cがそれぞれ設けられており、これらの洗浄装置26A〜26Cも上記走行方向Fに向けて各真空トレイ16C〜16Eが設けられた範囲で進退可能とされている。また、本実施形態では、この洗浄装置26A〜26Cは、供給装置15の上記駆動手段25とは異なる別のエアシリンダー等の駆動手段27に連結されており、これにより供給装置25と洗浄装置26A〜26Cとは互いに独立して上記走行方向Fに向け進退可能とされている。
【0019】
なお、供給装置15の駆動手段25を構成する上記エアシリンダー等のシリンダー装置は、そのシリンダーロッドを濾布11の走行方向F側に出没させるようにして装置本体10に取り付けられており、供給装置15はこのシリンダーロッドの先端部に取り付けられて進退可能とされている。これに対して、洗浄装置26A〜26Cの駆動手段27を構成するシリンダー装置は、上記駆動手段25とは逆に走行方向Fの後方側にシリンダーロッドを出没させるように設けられており、また洗浄装置26A〜26C同士は本実施形態では互いに連結されていて、この1つの駆動手段27により一体に進退可能とされている。また、このうち走行方向F側の2つの洗浄装置26B,26Cの洗浄液Lの供給口の高さは、互いに等しく、かつ走行方向F後方側の洗浄装置26Aの供給口の位置よりは低くされている。
【0020】
従って、このように構成された真空濾過装置では、各真空トレイ14の真空吸引室19または真空吸引室19A,19Bに真空吸引装置が、これらを連結する吸引管20A〜20Dが複数枝に分岐することにより、1つ1つの真空吸引室19,19A,19Bに対して上記濾布11の走行方向Fや幅方向に複数箇所で接続されており、このためこれら真空吸引室19,19A,19B内に均一に真空吸引力を生じさせて、真空トレイ14の上面部18から濾布11を介してもスラリーSにより均一な真空吸引力を作用させることが可能となる。しかも、これらの吸引管20A〜20Dは、濾布11の走行方向Fについてはその中央部を中心に両側に等間隔に複数箇所、また真空吸引室19,19Aにおいては濾布11の幅方向についてもその中央部を中心に両側に等間隔に複数箇所で接続されていて、各真空吸引室19,19A,19Bに偏りなく真空吸引力が生じるようにされており、これによってスラリーSに一層均一に真空吸引力を作用させることができて、その脱水ケーキに含液率の不均一が生じるのをより確実に防止することができる。また、こうして真空吸引室19,19A,19Bが複数枝に分岐した吸引管20A〜20Dによって複数箇所で接続されることにより、濾布11をスラリーSごと移動させるに際して上記真空遮断弁21を閉じて真空開放弁22を開いたときに濾液や空気が真空吸引室19,19A,19Bに逆流しても、これらは上記複数の接続箇所に分散させられるので、濾布11上に形成されたケーキに与えられる衝撃は少なく、ケーキの崩れやケーキの塊の衝突(掘り起こし)による散乱を防ぐことができる。なお、本実施形態では真空吸引室19,19Aにおいて吸引管20A〜20Cの接続箇所は平面視に格子状に配設されることとなるが、これが千鳥状に配設されていてもよく、また上記真空吸引室19Bとは逆に真空吸引室が濾布の幅方向に長く走行方向に短い場合などには、この幅方向のみに複数箇所で真空吸引装置と連結されていてもよい。
【0021】
また、本実施形態では、これらの真空トレイ14のうち真空トレイ14A,14Bと真空トレイ14C,14Dとが異なる吸引管20A,20Bに連結されるとともに、真空トレイ14E〜14Hにおいても、その真空吸引室19,19Aと真空吸引室19Bとが異なる真空吸引装置に連結されており、すなわち複数の真空トレイ14に設けられる真空吸引室19,19A,19Bのうち一部が、装置本体10に備えられた複数の真空吸引装置のうち、他の真空吸引室19,19A,19Bとは異なる真空吸引装置に連結されている。しかるに、この点、例えば装置本体に1つの真空吸引装置のみを備えるようにして、すべての真空トレイのすべての真空吸引室をこの1つの真空吸引装置に連結し、間の吸引管に圧力調整弁を設けるなどして各真空吸引室の真空吸引力を調節することも可能ではあるが、そのような場合には、この真空吸引装置が極めて大型化してしまって却って非経済的となるおそれがあるのは勿論、たとえ圧力調整弁で圧力を調整しても、濾過作業を続けるうちに各真空吸引室間で真空吸引力が平衡してしまって頻繁に再調整を余儀なくされ、作業効率を悪化させるおそれもあるのに対し、上記構成を採用した本実施形態の真空濾過装置では、走行方向F後方側のスラリーSの供給およびケーキの形成、その次の洗浄装置26A〜26Cによるケーキの洗浄、そして走行方向F側の真空トレイ14F〜14Hによる最終的な脱水濾過と、それぞれの工程に適した真空吸引力を確実にスラリーSに作用させることが可能となる。
【0022】
加えて、本実施形態では、これら複数の真空吸引装置と複数の真空トレイ14A〜14Hの真空吸引室19,19A,19Bとを、1つの真空吸引装置からそれぞれ複数ずつの真空トレイ14に対して分岐した吸引管20A〜20Dによって連結し、しかも各吸引管20A〜20Dが個々の真空吸引室19,19A,19Bに対しても複数枝に分岐して上述のように複数箇所で接続されているので、徒に真空吸引装置の数が増えるのを避けることができ、経済性と作業効率とバランスをとることが可能であるという利点も得られている。なお、本実施形態ではこれらの真空トレイ14が装置本体10に固定されて濾布11が間欠的に走行させられる真空濾過装置について説明したが、例えば濾布が連続的に走行するとともにその濾過部の走行方向に向けて真空トレイが一定のストロークで進退可能とされた真空濾過装置に本発明を適用することも、勿論可能である。
【0023】
一方、本実施形態の真空濾過装置では、上述のように真空トレイ14の真空吸引室19が、濾布1の走行方向F側の真空トレイ14F〜14Hにおいて、上面部18中央の平坦部18Aの下から両側部の壁部18B,18Bにまで延設されているとともに、この壁部18B,18Bにも吸引孔が穿設されており、このためこの壁部18BからもスラリーSに真空吸引力を作用させることができる。従って、上記平坦部18Aからの真空吸引だけでは困難とされるこの壁部18B上に堆積したスラリーSの脱水濾過も確実に行うことが可能となるので、上述のように真空吸引室19,19A,19Bと真空吸引装置とが複数箇所で連結されることとも相俟って、脱水濾過されたスラリーSの脱水ケーキが局部的に高含液率となって含液率の不均一な部分が生じるのを一層確実に防ぐことができるとともに、ケーキ全体でも含液率のさらなる低減を図ることができ、このようなケーキの含液率の不均一や不十分な脱水濾過により次工程において円滑な処理が阻害されたりするのを防いで、この次工程における処理の効率化を図ることが可能となる。しかも、本実施形態では、濾布11の走行方向Fにおいて上記洗浄装置26A〜26Cが設けられた真空トレイ14C〜14Eの後の、最終的なスラリーSの脱水濾過を行う真空トレイ14F〜14Hにおいて、このように壁部18BからスラリーSが真空吸引可能とされており、すなわち必要な部分においてのみ壁部18Bからの真空吸引が可能とされているので、徒に真空吸引装置を増やして真空吸引力の増大を招くことなく、効率的に上述のように壁部18B上のスラリーSの脱水濾過を行うことができる。ただし、必要があれば走行方向F後方側に真空トレイ14A〜14Eにおいても、壁部18Bから真空吸引可能としても、勿論構わない。
【0024】
また、特に本実施形態では、このように最終的なスラリーSの濾過を行う走行方向F側の真空トレイ14F〜14Hにおいて、その上面部18中央の平坦部18Aの下に形成される真空吸引室19Aと壁部18B,18Bの下に形成される真空吸引室19B,19Bとが隔壁19Cにより隔絶され、しかも互いに異なる吸引管20C,20Dを介して異なる真空吸引装置に連結されていて、これらの真空吸引装置によって各真空吸引室19A,19Bから濾布11を介してスラリーSにに作用する真空吸引力が、異なる強さに制御可能とされている。そして、このうち壁部18B側の真空吸引室19BからスラリーSに作用する真空吸引力が、平坦部18A側の真空吸引室19AからスラリーSに作用する真空吸引力よりも強くされているので、本実施形態によれば、上述のように効率的な脱水濾過が困難なこの壁部18B上に堆積したスラリーSをも確実に濾過することが可能となり、一層の脱水効率の向上と含液率の均一化を図ることができるとともに、上記複数の真空トレイ14のうち、濾布11の走行方向F側の最終的に脱水ケーキが形成される段階でこうして真空吸引力が異なる強さに制御されるため、次工程での処理のより確実な円滑化、効率化を促すことができる。
【0025】
なお、本実施形態ではこのように壁部18B側の真空吸引室19Bから作用する真空吸引力を、平坦部18A側の真空吸引室19Aによる真空吸引力よりも強くしているが、スラリーSの性状によってはスラリーSの厚さの薄くなるこの壁部18Bにおいて高い真空吸引力を作用させると脱水ケーキに亀裂が生じて真空吸引がショートパスしてしまうおそれもあるので、そのような場合には真空吸引室19A,19Bからの真空吸引力を略等しくしたり、あるいは上記とは逆に平坦部18A側の真空吸引室19Aからの真空吸引力を壁部18B側の真空吸引室19Bからの真空吸引力よりも強くするようにしてもよい。また、本実施形態では、特にこれら真空吸引室19A,19Bを隔絶するに際して、1つの真空吸引室19を壁部18B,18Bの下にまで延設した上で隔壁19Cを設けるようにしており、これら真空吸引室19A,19Bの形成が容易であるという利点を有しているが、上面部18の平坦部18Aの下と壁部18B,18Bの下とにそれぞれ独立した箱形の真空吸引室19A,19Bを形成するようにしてもよい。
【0026】
一方、本実施形態では、この真空トレイ14のうち走行方向F後方側の真空トレイ14A上の濾布11にスラリーSを供給する供給装置15と、この真空トレイ14Aよりも走行方向F側に位置する真空トレイ14C〜14Eの濾布11上のスラリーSのケーキに洗浄液を供給して該ケーキを洗浄する洗浄装置26A〜26Cとが、互いに独立して走行方向Fに進退可能とされている。しかるに、この点、上述した特許第2707170号公報や特許第3091200号公報などに記載された真空濾過装置では、スラリーの供給装置と洗浄装置とが一体に進退させられるようにされているため、これらスラリーの供給とケーキの洗浄とが互いに拘束されることとなるのに対し、本実施形態によれば、これら供給装置15と洗浄装置26A〜26Cとを同期させることなく、互いに異なるタイムチャートで進退させてスラリーSの供給とケーキの洗浄とを行うことができる。すなわち、例えばスラリーSの供給は濾布11が停止している間に供給装置25を走行方向F側またはその後方側への1方向に向けてゆっくり移動させることによって行い、濾布11上に満遍なく均一な厚さでスラリーSを供給して、濾布11が走行している間に供給装置25を元の位置に戻すようにする一方、洗浄装置26A〜26Cは濾布が停止している間に均一な速度で1往復あるいはそれ以上移動させて、スラリーSを濾過したケーキに十分な洗浄液を供給して確実な洗浄を図るようにしたりすることができる。
【0027】
従って、このような真空濾過装置によれば、こうして供給装置15によるスラリーSの供給と洗浄装置26A〜26Cによるケーキの洗浄とを互いに独立させて、それぞれに適したタイムチャートで装置15,26A〜26Cを進退させることにより、従来のように洗浄装置26A〜26Cの進退によって供給装置15の進退が拘束されてスラリーSを濾布11上に満遍なく敷き詰めることができなくなったり、逆に洗浄装置26A〜26Cの進退が供給装置15の進退によって拘束されてスラリーSの脱水ケーキに十分に洗浄液Lを供給することができなくなったりするような事態が生じるのを防ぐことができ、濾布11に均一な厚さでスラリーSを供給し、かつこうして供給されたスラリーSによる均一な厚さの脱水ケーキに洗浄液Lを十分に供給して洗浄することが可能となる。そして、これにより、最終的に得られる脱水ケーキに洗浄ムラや部分的に濾過が不十分な部分が生じるのを防いで、均一な含液率でしかも十分に洗浄されたケーキを得ることが可能となる。
【0028】
しかも、本実施形態では、このように供給装置15と洗浄装置26A〜26Cとを独立して進退させるに際し、それぞれに個別の駆動手段25,27を連結して進退駆動させるようにしており、すなわち供給装置15と洗浄装置26A〜26Cとが独立した駆動手段25,27によって進退可能とされている。しかるに、この点、例えば駆動手段は両装置で共通としておいて、間にリンク機構等を介在させることにより供給装置と洗浄装置とを別々に進退させることも可能ではあるが、そのような場合にはこのリンク機構が複雑となるとともに、供給装置と洗浄装置のいずれか一方のタイムチャートを変更しようとした場合には、このリンク機構も交換しなければならず、作業がきわめて煩雑となることが避けられないのに対し、供給装置15と洗浄装置26A〜26Cの駆動手段25,27もそれぞれ独立させた本実施形態の真空濾過装置によれば、このようにタイムチャートを変更する場合でも、変更する装置15,26A〜26Cの駆動手段25,27のみをこれに合わせて制御すればよく、操作が容易で、タイムチャートの変更も短時間で行うことが可能となる。
【0029】
さらにまた、本実施形態では、この真空トレイ14と上記真空吸引装置とを連結する吸引管20A〜20Dに設けられた真空開放管23にエアフィルター24が取り付けられており、これにより、真空開放弁22を開放した際に真空吸引室19,19A,19Bに流入する空気中の塵や埃を除去して、スラリーSから濾過された濾液がかかる塵や埃によって汚染されたりするのを防ぐことができるとともに、この真空開放弁22の開放時に大きな騒音が生じるのも防止することができる。すなわち、各真空トレイ14での真空吸引が終了したときには、上述のようにこの真空開放弁22を開放して一旦真空吸引室19,19A,19B内を大気圧に戻し、しかる後に上記濾布駆動装置13によって濾布11を走行させることとなるが、この間の時間を短縮して作業の効率化を図るには、上記真空開放弁22を一気に開放しなければならず、その際には真空開放管23から空気も一気に流入してしまって、管径をよほど大きくしなければ大きな騒音が生じることが避けられない。ところが、これに対して本実施形態のようにエアフィルター24を設けることにより、流入した空気はそのフィルターエレメント24Cを通過する際に抵抗を受けて流入速度が減じられるので、このような騒音を抑えることが可能となるのである。また、本実施形態では、このエアフィルター24のカバー24Bが取り外し可能となっているので、上記フィルターエレメント24Cのメインテナンス等も容易であるという利点も有している。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の真空濾過装置によれば、真空トレイの1つの真空吸引室を濾布の走行方向や幅方向に間隔をあけた複数の箇所で真空吸引装置と連結することにより、この真空吸引室内に均等に真空吸引力を生じさせてスラリーにも均等な真空吸引力を作用させることができ、このスラリーの脱水ケーキに局部的な高含液率の部分が残されて含液率が不均一となったり、脱水効率自体が損なわれて脱水ケーキの含液率が増大してしまったりするのを防いで、該スラリーの均一かつ効率的な濾過を図ることができるので、次工程においてこの脱水ケーキを処理する場合でも、この処理に支障が生じるような事態を防止することができ、円滑かつ安定した処理を促すことが可能となるとともに、ケーキの崩れや散乱を防ぐことができる。また、この真空吸引室を、複数枝に分岐した吸引管を介して上記真空吸引装置に連結することにより、濾過効率と経済性とを両立させることができ、さらに複数の真空トレイを配設した場合には、装置本体にも複数の真空吸引装置を備えて、一部の真空トレイの真空吸引室を他の真空吸引室とは異なる真空吸引装置に連結することにより、さらなる経済性の向上と真空吸引力の安定化を図ることができるとともにこの真空吸引力の調整を容易とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空濾過装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1に示す実施形態の真空トレイ14の平面図である。
【図3】図2におけるXX断面図である。
【図4】図2におけるYY断面図である。
【図5】図2におけるZZ断面図である。
【図6】図5における真空トレイ14の側部の拡大断面図である。
【図7】図1に示す実施形態のエアフィルター24を示す(イ)一部破断側面図、(ロ)フィルターエレメント24Bの横断面図である。
【符号の説明】
10 装置本体
11 濾布
11A 濾過部
13 塗布駆動装置
14(14A〜14H) 真空トレイ
15 供給装置
18 真空トレイ14の上面部
18A 上面部18中央の平坦部
18B 上面部18側部の壁部
19,19A,19B 真空吸引室
20A〜20D 吸引管
24 エアフィルター
26A〜26C 洗浄装置
F 濾布11の走行方向
S スラリー
L 洗浄液

Claims (3)

  1. 装置本体に略水平に走行可能に設けられた濾布の下に、真空吸引装置に連結された真空トレイが設けられ、この濾布上に供給されたスラリーを上記真空トレイによって上記濾布を介して真空吸引することにより濾過する真空濾過装置であって、上記装置本体には、上記濾布の走行方向に向けて複数の上記真空トレイが配設され、該真空トレイには、この真空トレイの上面部の下に、該上面部に穿設された吸引孔から上記濾布を介して上記スラリーに真空吸引力を作用させる真空吸引室が形成されており、1つの上記真空吸引室が、上記濾布の走行方向と幅方向との少なくとも一方に間隔をあけた複数の箇所において、上記真空吸引装置に吸引管を介して連結され、該吸引管は、上記真空吸引装置側との連結部に真空遮断弁を備えるとともに、該真空遮断弁よりも真空トレイ側には、真空開放弁を備えた真空開放管が設けられており、上記真空トレイでの真空吸引後に上記濾布が走行する際に、上記真空遮断弁を閉じるとともに上記真空開放弁を開放する構成とされたことを特徴とする真空濾過装置。
  2. 上記真空吸引室は、複数枝に分岐した吸引管を介して上記真空吸引装置に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の真空濾過装置。
  3. 上記装置本体には複数の上記真空吸引装置が備えられており、複数の上記真空トレイのうち一部の真空トレイの上記真空吸引室が、他の真空吸引室とは異なる上記真空吸引装置に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の真空濾過装置。
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