JPH02160985A - パルプ及び紙原料濃縮装置 - Google Patents

パルプ及び紙原料濃縮装置

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JPH02160985A
JPH02160985A JP1281596A JP28159689A JPH02160985A JP H02160985 A JPH02160985 A JP H02160985A JP 1281596 A JP1281596 A JP 1281596A JP 28159689 A JP28159689 A JP 28159689A JP H02160985 A JPH02160985 A JP H02160985A
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ピーター・セイファート
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセーフアート等の米国特許第4,722゜79
3号の装置の改善に関するものである。本発明の1つの
見地に関しては、もし供給原料が最初に供給されブレス
トロールと見なされることができるロールが供給原料が
入ることができそしてロル内の室から排出されることが
できる不連続外面を含むと、斯かる濃縮装置は有効性を
失なうことなく能力を増大することが発見された。例え
ば、ロールの不連続面は貫通した多くの開口を有する円
筒状外筒によって形成されることができる。斯かる開口
は原料が外筒な通して両方向に自由に流れを形成するよ
うに、供給原料内の粒子の最大サイズよりも大きな流れ
面積を有するべきである。
外筒により囲まれる室はロールの全(内部とすることが
できる。
供給思料は外筒内の室に直接供給されることができるか
又は網(wiηe)と外筒とにより、原料のはとんどの
容量が外筒の開口を通して室に入るような方法で、形成
される供給(1nfeecl )楔領域に供給されるこ
とができる。ロールに入る原料はどれも続いて遠心力に
より室の外に投げ出され外筒内の開口を通して外筒に巻
掛けている網に向って投げ出される。その原料の多くの
液体成分は網を通して絞られ、網ループの内面の濃縮さ
れたパルプの層を離れる。この層は網の内面により第2
ロールとの巻掛けの関係に搬送され、そこで更に脱水さ
れ次いで上記のセーフアート等の特許に説明されるよう
に集められ除去される。
主な利点は、ロールに巻掛けられるとき網ループの内部
に十分に高い容量の原料が供給されることである。この
ロールのまわりで脱水される低密度原料の容量が増える
と、遠心力により網を通して懸濁物の液体成分が絞られ
るとき、網の上に堆積される繊維の量が同様に増大する
本発明の別の見地は、上記のセーフアート等の米国特許
の装置で第2ロールの不透過性の外筒の代りに「開口」
又は液体透過性の面又は外筒を使用することである。例
えば、ロールはワイヤメツシュ(wire mesh)
により覆われた穴あき外筒を有することができる。斯か
る第2ロールはセーフアート等の米国特許に開示されて
いるように不透過性の第1ロールと共に又はここに開示
するように不連続又は開放面を有する第1ロールと共に
操作することができる。
第2位置に開放ロールを使用することで濃縮されたパル
プの高い排出濃度を得る。高い濃度は、網張力により生
じる圧力の結果として繊維網(fiber netwo
γlc)から絞られる液体が半径方向外側と半径方向内
側のいずれかに今や移動することができ、そこである濃
度を得るため必要とする排液圧を低減するか、又は与え
られた排液圧で水除去量が増大しそこで排出濃度を増大
するから、達成される。
内方に移動する液体が外筒の内面から除去される、さも
な(ば液体は外筒を離れ、パルプが絞り領域を離れる直
後にパルプを再び濡らす。製紙機械サクションプレスに
普通に使用されるように、内部ドクター又はウェットサ
クションボックスは、水をロール内面から除去し、集め
ロール内部から外側に放出するために第2ロールの外筒
の内面に配置されることができる。水放出は中空軸を通
して、又は第2ロールの端部の開口を通して、又はこの
第2ロールの開放面を逆に行なわれることができる。後
者の放出方法は、パルプがロールを離れる点の後で、そ
して新しい湿潤パルプが第2ロールに接する楔領域の前
で達成されることができる。適当な槽が斯かる液体を捕
捉することができる。
第2ロールの開口を通してパルプ層から水を半径方向内
方に除去することは有利であり、そこでは網べ/l/)
とロール表面との間のパルプマット又はパルプ層が十分
な排液抵抗を有する。排液抵抗はマットの厚さによりそ
して繊維及びその中の細穴の特性により変る可能性があ
る。水除去のため第2通路を形成することにより、水が
移動すべき最大距離が半減され、どちらかの方向に移動
しなげればならない水の量も半減され、水除去効果にお
いて4倍の増大の可能性を形成する遠心水分離装置では
、最少の水が半径方向内面に集まるのを許容される場所
、又はロールの開口を通して水が現われるとすぐに内面
近(から水が除去される場所で遠心力に抗して水の流入
が増大する。
サクションボックス又は真空ボックスの補足的水除去は
、ボックスに入る前に上流層又はボックスへの分流部が
水層を掻き取る所では増大する。
他方、パルプ層の排液抵抗が低い所では層の開放性及び
/又は薄さの故に、パルプ層を通して外方に除去するた
めに水を流入するため空気流をロルの内側に向げぞして
ロール開口を通して加えることにより水除去は増大され
ることができる。
液体移動は、網ベルトに極(接近して取り付けられた外
部エヤブローボックスによって及び圧力下で空気を供給
することによって空気又は他のガスを網、パルプ層、開
放ロール外筒を通して半径方向内方に吹きつげることに
より増大されることができる。幾らかの空気はブローボ
ックスとベルトの間の間隙を通して逃げることができ、
網のメ〔11〕 ツシくぼみの外に渥過スペースの中に水を除く。
空気は、内部ブローボックスと第2ロールの面に隣接す
る外部サクションボックスにより液体を半径方向外方に
動かすため遠心力を助力するように使用されることがで
きる。
第2ロールのまわりの網の移動の端部でメツシタイブ網
ベルトの中のくぼみは、表面張力が水の遠心逃げを阻止
するので、部分的に又は完全に液体で満される。又水の
薄い層がベルト又は網の外面に同じ理由で残る。終局の
放出のため濃縮されたパルプが網から分離しているとき
、液体のいくらか又は全ては網から引き出されパルプの
通路に従うことができ、実際上パルプから分離できない
斯かる再湿潤を防ぐため、空気ジェット又は空気流が、
パルプが網から離れる丁度前に機械の幅を横切って、網
の外面に向けられる。空気は液体を濾過スペースへ網の
くぼみから吹き出す傾向にある。網とパルプの分離点が
達すると網くぼみは空気により大部分が充満され再湿潤
が最小にされる。開放面ロールが第2ロールとして使用
されるトキ、内部サクションボックス又は外部ブローボ
ックスが配列される位置より前に水を網から吹き比すの
が有利となる可能性がある。
又ニップロールが本発明により濃縮装置に使用されるこ
とができる。ニップロールは滑らかな円筒状面をもつこ
とができるか、周方向、軸方向又はら旋、逆、盲又は貫
通穴を有するより開放面をもつこともでき、又はワイヤ
メツシ被覆ロールとすることもできる。ニップロールは
遠心力による水投げ出しが非常に完全である第2ロール
の領域に配置されるべきである。もしエヤジェットが水
を網から吹き出すために使用されると、ニップロールは
斯かる装置の前に配置される。もしニップロールが開放
第2ロールと協働すると、ニップロールは液体を半径方
向内側に  前の点に配置される。ニップロールは網張
力だけよりもより繊維マットを圧縮するために作用し、
したがって多くの水がマットの外に絞られる。
絞り領域の後では、パルプは網がロール面のいずれかに
従うことができ、パルプはこれらの面のいずれかから除
去され排出コンベヤにおかれなげればならない。開放第
2ロールの面はドクター作業には役立つことはできず、
パルプマットをロル面から離してもち上げる必要がある
。内部ブローックス又はブラツシロールはロールの内側
に取付けられることができ、その剛毛は開口を通して侵
入し、パルプをロール外面から押し出す。外部静止ブラ
シ又は回転ブラシロールが使用されることができる。パ
ルプが網に追従する場合には、エヤブローボックス、ド
クター又は同様の手段がパルプを網から除くために使用
されることができる。
ある例では第2ロールの開口は大きくでき、機械的絞り
効果が得られず、そして第2ロールが本発明に係る開放
第1ロールと同様に遠心力作用によってのみ脱水するよ
うな全表面積の高いパーセンテージを含む。斯かるデザ
インは非常に容易に脱水するパルプ又は懸濁材料のため
に適当であり、又は付加的な絞り作用によって得られる
ような高い放出濃度が必要でないところでの使用に適当
である。このモードでは、パルプは網に支えられて第2
ロールのまわりを網がこのロールを離れるまで移動する
。パルプは今や適切な手段によって網から除去され機械
から放出するための放出コンベヤの中に案内されなけれ
ばならない。
ロールの一方又は両方はロール直径と同じ直径の限定さ
れた数のディスクを担持する軸からなるロールの構造に
よって形成される開放面を有することもできる。最小で
は2個のディスクが、ロルの両端に1個宛配置され、網
がこれらのディスクにより支持され案内される。他のデ
ザインのように、液体とパルプの遠心作用及び網自身の
質量が、網のロール面により支持されない領域でさえ網
を十分に張った状態に深い張力を作り出す。
本発明の別の拡がりにより、ここに以下に詳細に説明す
るように、網支持ロールは軸線が違った水平高さで間隔
をおいて、特に軸線を同じ垂直面内において取付けられ
ることができ、したがって1つのロールは他のロールの
直接上方に隔置され、そこで装置全体として必要とする
床スペースを最小に低減し、又はロールの軸線は垂直を
含む共通面に対し傾斜されることができる。
本発明は、フレームと、該フレームに回転可能に間隔を
おいて取付けられた第1ロール及び第2ロールと、該ロ
ールと網とによって境界される空間を形成するため協働
する前記ロールの表面の十分な部分に巻掛けられる関係
で前記ロール上を移動するエンドレスワイヤベルトと、
該ワイヤベルトと前記ロールを駆動するための1つのモ
ータとを含む液体中のパルプの懸濁を濃縮するための装
置において、少なくとも第1ロールが中空内部を囲む貫
通開口を有するか形成され、ヘッドボックスがパルプ懸
濁物を、開口を通して網に向って放出するため、前記第
1ロールの内部に供給することを特徴とする濃縮装置と
して説明されることができる。本発明の別の見地ではヘ
ッドボックスは第1ロールに近づくベルトと第1ロール
により形成される横領域に取付けられることができ、い
くらかの懸濁物を開口を通してロールに入れ、続いてロ
ールから放出するようにするか又は、ヘッドボックスが
開放側が開口を通して懸濁物を外側に流しそしてベルト
と係合するようにロールの内面に直接隣接して配置され
ることができる。
本発明の別の形態ではパルプ懸濁の濃縮装置は、第1ロ
ールと第2ロールのまわりを移動するエンドレスワイヤ
ベルトを有し、第1ロールでベルトを通して液体を絞っ
てパルプ層をベルトの内面に形成し、パルプ層はベルト
により第2ロールの外面に載せられて別の液体除去のス
テージを経過するようになっており、その濃縮装置は中
空内部を有しロール表面から内部に導ひく液体案内開口
が形成されてパルプ層からの液体の半径方向流入又は内
部から圧力下で空気の流出を形成する第2ロールを特徴
としている。本発明は更にパルプから液体を動かすため
に、第2ロール開口を通して、内方か外方の何れかに空
気流を生じるように配置されている差動空気圧ダクト(
differentiatairpresssre c
onduit)を特徴とする。ニップロールがベルトと
ロール外面との間のパルプ層を絞るために第2ロールで
ベルトの外面と圧力保合(pressure enga
gernent)するように使用されることができる。
本発明の別の形態は、第2ロールに隣接するワイヤベル
ト外面に向って空気流を向けるエヤジェットを使用する
ことであり、その空気流はベルト外面から液体を除去す
るため、ベルト外面に対して鋭角で向けられる。一方又
は両方のロールは支持軸上の直径の等しい1対の隔置さ
れたディスクにより形成されることができ、ベルトがデ
ィスクの外面上を移動されてディスク間に開放スペース
を形成する。
上に明示したように、本発明は更に第2ロール表面と網
ベルト(ワイヤベルト)との間において第2ロールのま
わりに巻掛けられそして網ベルト走行部の間で且つロー
ルの間のスペース内で第2ロールから隔置された小径の
案内ロールのまわりに巻掛けられ、排出するため第2ロ
ールの表面からパルプを受入れる非常に穴の多いエンド
レスベルトを有するパルプ除去装置を特徴としている。
又第1ロールの軸線と第2ロールの@線は1つの面内で
傾斜されることができ、したがって1つのロールは他の
ロールの上に又はしたがって両軸線は水平でない位置に
傾斜される。
〔実施例〕
本発明をより容易に理解できろように添付図により説明
する。
第1図は前記セイファートの特許に開示される濃縮機の
構造を示すものである。前記構造は各々の側をサイドビ
ーム1工と連光する側部支え13により連結された2つ
の支柱を有するフレームを含む。2つのロール20.2
2は夫々本装置の主作動要素である第1ロールと第2ロ
ールを形成し、前記フレームの両端付近に組付けられる
。ロール22は支柱10の上端のピローブロックベアリ
ング23により組付けられた状態で示されている。
前記ロール22&′!、、全体を24で示すベルト駆動
部を介して、前記支柱の間の側部支え13に取付けられ
たモータ25により駆動される。
織成有孔「抄き網」のエンドレスベルト30はロール2
0と22の周りに巻掛けられ、本装置の他の作動部品を
配置するスペースをロー/′l/20.22と共に形成
する。ベルト30は、好ましくは、抄紙機抄き網のため
に一般に使用される任意のプラスチック材料、例えばポ
リエステルからなる。
又機械の製品はワイヤーマークなつげるのが不適当であ
るシートであるよりもむしろパルプであるので、ベルト
30は抄き網ベルト(以下ワイヤベルトと称す)の端部
がオーバラップするループを含み、そのループを通して
挿入される金属「ピン」により前記ループが互に取外し
可能に連結されるピンシームタイプとすることができる
。ピンシム網を使用することは、網(wires)がシ
ーム無しのエンドレスループである場合に必要とするよ
うな、ロールを片持ち支持することなしに網(wire
)を替えることを可能にするので、特に好ましい。
ロール20は網に張力を加える手段を含むフレーム上の
調節可能な取付部を有する。ロール20の各ジャーナル
はピローブロック31により基台33に支持され、該基
台33は前記サイドビーム11の上を滑動可能に支持さ
れる。基台33と近くの支柱10との間に連結される1
対のジヤツキスクリュー35のような手段が前記滑動を
コントロールし、網30の張力をそれに応じてコントロ
ルする。
ロール20は、該ロール20と同じ基台33の上に取付
けられたヘッドボックス40との組合せにより、長網抄
紙機のブレストロールと同じように機能するので、ヘッ
ドボックスはロール20に対して固定した間隔を維持す
る。このヘッドボックスは下部壁4と上部壁42を含む
ように示されており、該下部壁41と上部壁42は、供
給原料の比較的フラットなジェット44を前記網30の
前記ロール20の近くでの上部走行部とそれに隣接した
前記ロール20自体の表面とによって形成される楔領域
45に放射する噴出口を形成する。
濃縮されるべき供給原料は図示しない普通の原料供給ポ
ンプから図示しない都合のよい供給ラインによりヘッド
ボックスへと供給される。
網又はベルト30の上部走行部と下部走行部及びロール
20.22により形成されるスペースの他端部には、ロ
ール22の表面と網30のこのロル22を離れる上部走
行部により形成される楔領域52内でロール22の表面
からの濃縮されたパルプを受入れるためスクリューコン
ベヤ51を底部に設げた受槽50がある。ドクターブレ
ード55は、濃縮されたパルプをロール220表面から
受槽50に搬送するため、ロール22の露出面と受槽5
0上流側壁56との間のスペースを架橋し、スクリュー
51は集まったパルプを機械の背部の図示しないシュー
トさせ、該機械の背部はシステムの次のステーションと
つながる。構造の詳細は及び好ましい形状のドクターブ
レード55の操作の態様は、普通に承認されるブリス等
の米国特許出願第229,673号、1988年8月8
日出願に開示されている。
本発明の一実施例に関し、そして第2図に示すように、
供給原料を初期的に受入れるので「第1」又は「初期」
ロールと表現されているロール20は、開口61を有す
る円筒外筒60を含み、前記開口61を通して非連続外
表面を有するロールを形成する。前記開口は供給原料内
に懸濁する可能性のある最大サイズの粒子を貫流する十
分な流れを確実にする十分に大きなサイズとする。例え
ば外筒60はセイファート等の米国特許第4,106,
980号明細書に示されるように構成された多孔円筒構
造とされることができる。
又第2図に示されるように、外筒60は製紙産業用のシ
リンダーモールドの製造に普通に使用されるよ5なハニ
カム構造とすることができる。斯かるハニカム外筒は1
2.7mvl(0,5インチ)〜254mm(1インチ
)の範囲の幅のシートメタルストリップで作られること
ができ、12.7 mm(0,5インチ)の長さのオー
ダーで外筒の各側壁62と六角形穴61のはまりあった
列(interfittingrow)を形成するよう
に配置され形成される。斯かるハニカム外筒が、シリン
ダーモールドに使用されるときに網をカバーするための
支持部として作用するところでは、網又はベルト30に
より巻掛けられる表面に面した開口部を形成することが
本発明の目的のためにわずかに残っている( 1eft
bare)。
紙挾みクリップのような比較的大きな除去材料片を含む
可能性のある原料内の最大固体粒子を通すに十分な大き
さを開口61がもつという要件が又別の理由のためにも
望ましい。この理由は、このような寸法の開口は、ロー
ル20が網30より滑らかでない外面をもつ原因となり
、パルプ又は紙のウェブは滑らかな面へ移行するという
自然の傾向をもつので、網とロールの間に集まったパル
プ層は均らすこと(cloctoring)を必要とす
ることなく網の下側走行部上に堆積する傾向となること
である。この結果は更に上記米国特許第4,722.7
93号明細書に示されたようなロール2005時の位置
の近くにドクターを設けることにより確実にされること
ができるが、一般にはこのようなドクターは必要とされ
ない。
ロール20の内部構造は、外筒開口61を通ってロール
の中に又はロールから外に原料が自由に循環するのを妨
げない方法でロールの内部が区切られない限りにおいて
、本発明にとっては重要でない。ロールの端部は端部ヘ
ッドにより好壕しく閉鎖されているので、流体はロール
の内部と開口61を通してのみ通じることができる。ロ
ール20は両端を閉じた状態で作られることができるの
で、ロールの内部は外筒60により四重れた1つの室と
して作用するが、開口61により供給原料の流出入を可
能にする。
操作時には、第2図に示すように、ヘッドボックス出口
からの供給原料のフラットなジェット44は楔領域45
に向けられ、好捷しくは網とロール外筒が出会う領域の
頂部に向けられる。この原料の幾らかはベルトに衝突し
、ジェットの力で液体はベルトを通して移動するので、
直ちに部分的に脱水される。幾らかの原料は外筒60と
網との間に受入れられるが、外筒は表面が開放している
ので十分な容量の原料は開口61を通してロル内部に入
る。
ロール20が914.4 m1m4n (3000フイ
一ト/分)〜1219.2m/rn、inc 4000
フイ一ト/分)のような比較的高い表面速度で回転する
と、外筒60内の開口61に入る材料は皆直ちに相応し
て高い遠心力を受ける、それは開口61を形成する壁6
2が基本的には網30と同じ速度で移動するからである
。このことは、開口61内の原料を同速で移動させるの
みならず、遠心力が原料を外に戻させ、これらの開口の
外端を覆っているベルトに戻させる。同様に、外筒60
を通って完全にロールの内部に通過する原料は遠心力に
より外筒開口61の中にそして開口61を通してロール
20のヘッドボックス40とは反対の側に沿って戻すよ
うに投げ出される。
そのときベルト30のみが原料のロールからの自由放出
を阻止するので、遠心′力が連続的に作用することで原
料の液体成分がベルトを通して圧搾され、液体中に懸濁
されるパルプ材料が網に保持され網の内面に層を形成す
る。この方法で、ロール20に巻掛けられそして続いて
第2ロール22に巻掛けられる網を通して圧搾される液
体は槽65(第1図)内に集められ、核種はロール20
と22の両者の下方に延在し排液出口66を具備する。
フード67は全体として装置の上方に取付けられ、槽6
5の上部に嵌込まれているので、このフードの内面に衝
突する液体はどれもフードから槽65の中に落ちる。
上記米国特許第4,722,793号に説明されている
ように、網30の基本の作用は原料の繊維及び他の固体
成分を、保留されるパルプの脱水をさせる主な要因であ
る遠心力の作用に抗して、内面に原料の繊維及び他の固
体成分を保持するフィルター材として作用することであ
る。最大容量の保留パルプを形成するために、網は、特
に網とロルの間の圧力が網とロールの間に集捷るパルプ
の層により増大されるので、ロール22からロール20
への駆動伝達に十分な張力以上の張力の下で維持される
必要はない。上記米国特許に開示されるように、張力は
直線25.4mm(1インチ)に付0.453#(1ポ
ンド)〜1.812#(40ポンド)の範囲とすること
ができる。
初期脱水は網のロール20に連続的に巻付けられる部分
を通して行なわれる。一般に、もし供給原料が0.5%
の濃度をもつと、網の下側走行部のパルプ層は6〜8%
の範囲の濃度にまで脱水される。より高濃度への脱水は
、その濃度のパルプ内の液体はも早自由ではないので困
難である。さもなければ、上記の操作条件の下で、ロー
ル22から除去されるパルプでは12〜14%の範囲の
濃度がすでに得られることができる。ロール20の中に
開口61を通してのみ入ることができる液体はすべて、
同じ開口のい(つかを通して離れる。
装置を、非常に大きな容積供給率で供給原料を供給する
ことによりあふれさすことも可能であるとはいえ、供給
率を装置の能力とバランスさせて適切な脱水を有効にす
ることは、供給率の観察及びコントロールが簡単なこと
でないと同様簡単ではない。
第3図はロール20に代って使用されることができる異
なった構造の一次又は第1ロールを示す第2図と類似の
図である。このロールはロール20と同じ方法で回転す
るように順次取付けられている複数のヘッド75により
両端を支持される多数の比較的フラットなバー72によ
り形成される非連続外面を有する円筒状外筒71を含む
。バー72は間にスロット軟量ロア7を形成するために
周方向に間隔をおいた関係で配置されるバーは又図示し
ない適当なディスク部材によりその両端の中間にある位
置で支持されることができる。ロール70が第1図のロ
ール20の位置に使用されるとき、スロット77が開口
61と同様に機能し、フラットバー72はスロット77
の中の原料ヲベルトと同じ速度で強制的に移動させ外筒
から外に放出させるパドルとして作用することにより、
操作は基本的には第1図と第2図に関して説明したと同
様である。
第4図では、ロール800基本構造はロール20の構造
と同じにすることができるが、原料をロールに供給する
システムは異なっている。より%別には、ロール80は
製紙機械サクションロールに、又はより正確にはブロー
ロールに、その穴あき外筒81がサクションロールの中
の吸引室のような静止室82を囲む点において同じであ
り、静止室はベルトにより巻掛けられるロール外筒81
の最初の90°の実質的部分(5ubstantial
portion)の下にある。
ロール80は好ましくは静止中空軸85に回転可能に取
付けられ、該静止中空軸を通して供給原料はロールの内
部に導入され、そして穴あき外筒81を通して原料を外
方に流させるに十分な圧力の下で86で示されるように
ボックス室82の内部に分散される。この圧力は又原料
の液体成分のいくらかを直接ベルト30を通過させるに
十分であるべきであり、更に脱水はその後、ベルトの内
面に形成する繊維層がドクターブレード55により設定
される放出位置に移動を続けるときに、遠心力により行
なわれる。
本発明の付加的部分は第2ロール22のために開口した
面を有する又は液体を透過するロールを使用することで
あり、1つの好ましい配置は第5図のロール100で示
されており、ロール100は中空であり例えばドリル穴
あけされることかでき、そしてワイヤメツシュ103に
よりカバーされることができる外筒102を有する。張
力を加えたベルトの絞り圧力又は絞り力を使用して水を
最大限に除去するだめの、外筒の開口105は液体は通
過するがパルプは通過しないだけ小さくすべきである。
穴あきロール100の利点は、第1ロール20として固
体か水のどちらかが透過性のロールにより実現されるこ
とができる。高い濃度は、パルプ又は原料層106から
圧縮される水は今や除去するための第2流路を有するの
で、達成される。前に述べたよテに、排水圧力は、層1
06の圧縮領域又は区域に半径方向内方への流路を形成
することにより減少されることができる。
第5図に示されるシステムでは、外筒の内面に内方へ移
動する自由水を除去することと、液圧を最小に維持する
ことと、圧縮領域を離れるときパルプ層106が再び濡
れるのを防ぐこととが重要である。この目的のため、吸
引ボックス110の形で内側ドクターが外筒の内側面に
好ましくは、圧縮領域又は絞り領域の周辺で半分の路程
以上の位置であるがベルト30の出側又は走り出る側の
横領域51の前に配列される。吸引ボックス110の上
流側又は導入側でのワイパー又はドクターブレード11
1は外筒102の内側面からの水のフィルム112を除
去し、そして除した水を除去槽113の中に放出する。
水放出は図示しない中空ロール軸を通して便利に流出さ
れることができる。
第5図は又繊維層106のどの部分もロール100の外
面かベルトの内面のいずれかに空気圧縮ドクター又はブ
ローボックスの形で従うことができる除去の好ましい配
列を示す。ベルトと横領域52の上に配置されたブロー
ボックス115はベルト内に流入されたパルプ材料をコ
ンベヤ槽50の中へ押し込み、必要ならば、流入された
原料をロール外筒から槽50及びスクリュー51の中へ
向けるため、第2ブローボツクス116が横領域52で
外筒102の内側面に配置されることができる。
第6図の開放第2ロール100の配置は、開放外筒10
2との組合せで水除去に助力するため空気ジェット又は
空気圧を有利に使用することが示されている。エヤーブ
ローボックス120は空気流をベルトの外面に、好まし
くは絞り又は加圧領域の周辺の半道程以上の位置に向け
るように組付けられる。エヤーブローボックス120の
側壁121と122はベルトの外周に対して間隔をおい
た状態で終っており、いくらかの空気がベルト外面に接
線方向に高速度で出口通路又はスロットを通過して排出
するのを可能にする空気出口通路又はスロット124を
形成する。これらの空気はベルトの上に向けられベルト
に極く近接して流れ、網間口又はくぼみの外側の残りの
水を流入し、水をその場所に保持する傾向にある表面張
力を克服することにより水をこれらの(ぼみから消す傾
向にある。残りの空気は槽125により集めるために、
外筒内部にパルプ層106を通して水を押すことにより
水の除去に助力する傾向にある。ある例では、第2ロー
ル100の表面は、第7図に示すように表面がワイヤメ
ツシュ103を含むかワイヤメツシュ103として形成
されている所のように、普通のドクター作業には適して
いない。内側ブローボックス116が使用されることが
できるが、しかし単独では十分とすることができない。
このような場合、プラッシュ130が外筒102の内側
に組付けられることができ、外筒開口105を通して剛
毛(bristle )が浸入するように配置されるこ
とができる。第7図は又外部回転ブラック131を走出
楔領域52に、その剛毛が外筒外面と接触し、コンベヤ
スクリュ51内へ繊維粒子を押し流すように使用するこ
とを示す。
原料層106の厚さ及び透過性及びベルトにより加えら
れ張力に依存することができるある例では、水除去に助
力するために、すでに存在する遠心力の方向に一般に半
径方向外方に清浄にする空気(purgi%gαir)
を向けることは有利であることが見出される可能性があ
る。斯かる内部ブローボックス132は又第7図に示さ
れる。場合の場合、又は吸引ボックス110の場合のよ
うに、その先端縁(leadsfLg edge )に
は、前に説明したように槽113へ水フィルムを除去す
るためにワイパー又はドクター111を設けることがで
きる。
第8図は、ロール22が上に述べた種類のいずれかの不
連続表面を有するとき、特に有利である、第2ロール2
2から濃縮パルプの層を除去するための別の配置を示す
。第8図では、ロール135はデツカ−タイプの濃縮機
を有するクーチロールとして屡々使用される種類のロー
ルであり、したがってロール22の表面より滑らかであ
るゴム被覆のような外面を有する。2つのロールの配置
は、ロール135がロール22の表面の上にパルプのマ
ットと軽(圧力係合するようにすべきであり、したがっ
てこのマットはロール135のより滑らかな面へ移行し
、該ロール125からマットはドクター136により槽
50の中へ除去される。
第9図では、例えば多くの平行な系(5tritLct
s)又は幅広の網目織成分(mesh woven f
abric)からなる非常に穴の多いエンドレスベルト
140がロール22と槽50の上に配置され小径なる案
内ロール141とに巻掛げられる。この配置で、パルプ
のマットはロール22の捷わりを移動スルときベルト1
40の上に圧縮され、斯(して重力により槽50内に除
去されるまで、ロール22から離れてベルト140に従
う。ドクター142は図示するように、全てのマットを
ベルト140から確実に除去するために、配置されるこ
とができ、又ブローボックス115を第7図に関連する
説明されるようにベルトの上に形成するのが望ましい。
第10図は、ロール20のまわりを通過するとき濃縮さ
れた全てのパルプマットがロール20から除去され第2
ロールへのベルト30の内側に移行スるためロールから
除去されることを確実にする周知のために、ロール20
との関連で非常に穴の多い同じようなベルト145の使
用を示す。図示のように、ベルト145はロール20と
比較的小径の案内ロール146とに巻掛けられ、したが
つてベルト145がロール146のまわりをシャープに
まわるとき、まだ落下していない濃縮パルプはどれも除
去され前方へ投げ出されそしてベルト30の内面の上へ
落下する。ベルト140又は145は透過性ロール又は
不侵透のロールのいずれかと共に使用されることができ
る。
第11図は水をベルト開口又は表面くぼみから除去する
ために多数の交替した位置で1つのエヤドクター150
を使用することを示す。ノズル151は空気流を出側に
隣接した位置であるが圧縮領域の終端より前でベルトの
外面に向ける。ノズル151の最適の場所はベルトくぼ
みの形状に依存することができ、衝突区域でのベルトの
速度ベクトルを考慮することを要求することができる。
ノズル150からの空気流は表面張力に打ち勝ち、さも
な(ば水が逃げるのを遅らせる。このような裂は目水(
crevie water)を除去することが再び濡れ
るのを低減し、そうでないと、パルプ層が楔領域52に
入るとき再び濡れる。空気ジェット150により除去さ
れた水はフード67の下の濾過空間に入り、第1図に示
すような槽65と出口66により排水される。ベルトに
トラップされた水を除去するだめのこの空気ジェット配
置は透過性ロール又は不侵透のロールのいずれかと共に
使用されることができる。
水除去を増大するための別の好ましい配列は第12図に
示すように、ニップロール155によって形成される。
普通はロール100又は22の直径より小径のニップロ
ール155は圧縮又は絞り領域でベルトの外面に圧縮力
を加える。ニップロールは圧縮領域を半分以上過ぎた場
所で第20ルによりすでに水除去が部分的に行なわれた
点に配置されている。
ニップロール155は円滑な面をもつことができるが、
又は例えば軸方向溝から旋溝が盲穴か貫通穴のいずれか
をもつ多(の開口面をもつことができる。ニップロール
は又ワイヤメツシュで被覆されたロールとすることがで
きる。エヤジェット150が使用されるとき、ニップロ
ール155はエヤジェットより前に置かれるべきである
。二ツプロールカサクションボックス110又はブロー
ボックス120との組合せで使用されると、ニップロー
ルは斯かる装置より前に置かれる。ニップロール155
はパルプ又は繊維マット又はパルプ層106をベルト張
力のみによって可能であるより大きな程度で圧縮する。
ある例では、第2ロールの開口は機械的絞り効果が達成
されないで、主として脱水が遠心力作用により行なわれ
るような大きさとすることができる。斯かる配列は容易
に脱水する懸濁材料を原料が有するところ、又は絞りに
より高い濃縮が得られない所では好ましいものとなる可
能性があり、したがってパルプ層は初期的に又は全体的
にベルト30により支持される。
斯かる装置は支持軸202を含む第13図のオープンロ
ール200により示され、前記支持軸202には同径の
限定された数の同じディスク205が組付けられている
。最小では2個のディスク205が形成され、ロール2
00の両端に1個宛膜けられて結果としてロールを形成
する。ベルト30はディスクに支持され案内され、パル
プは前に説明したようにベルトの内側面に向けられ搬送
される。他の実施例による如く、ベルト自身と液体及び
パルプの作用が、ベルトがロールにより支持されない領
域でさえ、ベルトをぴんと張った状態に保つために張力
を作り出す。ロール200はロール20又は22の一方
又は両者の代りをすることができ、後に説明するヘッド
ボックスアプリケーターと脱水装置が使用されることが
できる。
上記の各実施例に、ベルトを支持する2つのロールの軸
線方向に直交する通路を移動するようにベルトを案内す
るための手段が設けられるべきであり、斯かる案内をも
たらすための好ましい手段は普通に承認された1988
年8月8日出願のポール・ジー・マーシュの米国特許出
願第229゜393号に開示されている。斯かる手段は
ベルトループの内面の片縁又は両縁とロールの面の補完
的溝に沿って固定された案内ストリップ又は第13図の
ロール2000両端のディスク205と接合して、図式
的に206で示すように、ベルトを巻付けるロールの両
端を突き出ているベルトの対向縁の1対のガイドストリ
ップからなる。
第14図〜第19図はロール20と22の軸線が同じ水
平面内にない本発明の実施例の変形を示す。より特別に
は、第14図の第1又はプレスト(breast )ロ
ール20は第2ロール22より高い高さにあり、両者の
軸線は水平に対し45°で拡がる面にある。第14図で
は、2つのロールとベルトは反時計方向に移動し、ヘッ
ドボックス40は濃縮されるべき懸濁をロール20の上
側の楔領域45の中へ放出するように位置決めされてい
る。
濃縮される原料は第1図に示す方法と同じ方法で、槽5
0の中にパルプのマットを向けるドクター55によりロ
ール22から除去される。
第15図では、ロールの配列は第14図と同じであるが
、複数のロールとベルトは、ベルトに隣接する側部がベ
ルト自身により形成されている側部開放槽に結果となっ
ている側部開放ヘッドボックス210との組合せで時計
方向に移動するように示されている。この供給装置によ
り、ベルトとロール20の下側部分は濃縮されるべき懸
濁により充満されているので、可成りの濃縮が、ベルト
とロール20の間の空間に濃縮される懸濁が到達する前
にベルトを通して液体を放出することにより行なわれる
。濃縮されたパルプは曲線形状のドクター212により
ロール220表面から除去され、そこでドクターは第1
4図に示されるように槽50の中にパルプのマットを向
ける。
第16図は、ベルトの配置が第15図と同じであるが、
ヘッドボックス215は構造と操作モトが米国特許第4
,722,793号明細書の第1図に40で示されるヘ
ッドボックスと同じであり、すなわちプレッシャーヘッ
ドボックスは片側42が他側41より短かいので、原料
を楔領域45内とベルトの方向とに原料を向けさせるよ
うな第15図に対する代りを示す。濃縮されたパルプを
除去する装置は第16図に示されたものは形が第15図
に示されたものと同じである。
第17図と第18図は、ロール20と22が逆であり、
ブレストロール20が低い位置にあることを除いて、第
14図と第15図に対する代りの配置を示す。第17図
では、ブレストロール2゜と、第2ロール22とベルト
30は反時計方向に移動し、ヘッドボックス40は濃縮
されるべき懸濁を第1図に示すように楔領域45に放出
するように位置決めされている。同様に濃縮されるパル
プはドクター55によりロール22から槽50の中へと
除去される。第17図の装置の第1図の装置に対する実
際の利点は装置を全体として傾斜することから床スペー
スが低減するという効果がある。
第18図では、ロールの配置は第17図の配置と同じで
あるがロールとベルトは時計方向に移動する。ヘッドボ
ックス215は第1図と第14図の40で示すノズル型
のヘッドボックスとすることができるが、第16図と同
じ構造で示されており、したがって懸濁はロール20の
下方側の楔領域45の中へと同様にベルトに向って直接
放出される。
第18図の第2ロール22は好ましくは、パルプの濃縮
されたマットがベルトの楔領域52に移行するよりもむ
しろロールの上に残ることを特徴とする面を有するべき
であり、濃縮されたパルプを重力により槽50の中に搬
送するために図示された位置にスライド216を設ける
のが好ましい。
遠心力によりロール22から投げ出されることのない幾
らかの濃縮材料はドクター55により除去され槽50へ
排出される。又幾らかの濃縮されたパルプがベルト上に
残っても、楔領域45内の新鮮懸濁とロール22に再循
環されるものと簡単に混合されるので、取るに足らない
ことであることに注目されたい。
第19図は、ロール20と22がその軸線が同じ垂直面
内にあるように組付けられるので、必要とする床スペー
スが最小であるという実際的な利点を有する本発明の一
実施例を示す。その別の点で、第19図のロール軸線の
垂直配置は第18図の傾斜配置と比較可能であり、本発
明のこれらの2つの形式の操作は、したがって、ヘッド
ボックス215が図示するように第18図の形式と同じ
であるか、又は他の図で示されるノズル形式と同じかど
うかを厳密に比較可能である。いずれの場合も初期脱水
は基本的に下向きであり、したがって脱水は機械の側部
と上部を囲むフードにより集められる液体を受入れる機
械の下のこぼれ受げにより容易に処理される。
第1図〜19図に示される全ての実施例において、ロー
ル20と22は軸線が水平の場合を示されるが、本発明
は斯かる配列に限定されるものではない。反対に、これ
らのロールの軸線は水平に対して任意の角度にすること
ができ、はぼ平行であるが交叉機械方向に水平に対して
角度をもつ2つの軸線をもつことに実際的な利点がある
。例えば、第20図に示すように45°傾斜すると、第
2ロールからパルプが放出される槽は同様に傾斜され、
したがってパルプはベルトループの内部から流落される
別の斯かる変形である第21図、第22図では、ロール
220と222が軸線が垂直で互に横に隔てて組付けら
れる本発明の特別の実施例を示し、それは両者とも有利
であり実際に本発明の装置の高いベルト速度での操作が
可能であるという理由により作られている配列である。
より特別には、供給懸濁を垂直に拡がるジェット流とし
て楔領域45の中へ放出するために位置決めしたヘッド
ボックス40により、懸濁がベルト230とロール22
0の間に、重力の影響下で下方流の機会をもつ前にトラ
ップされる。次いで濃縮されたパルプがロール220の
外側走行側に出るとき、ベルト230の速度と、ロール
220のまわりを移動する間に形成されるパルプマット
に作用する遠心力が、ベルトがロール222に移動する
ときベルトにそのマットをしつかり保持し、そのベルト
の移動の間遠心力とカテナリーカ(catenary 
force )の組合せにより更に脱水される。
この濃縮されたマットは次いでロール222のまわりを
移動するとき、更に遠心力により脱水され、したがって
長網抄紙機のクーチロールでの紙ウェブの密度と比べて
ひげをとらぬ密度のマットがロール222の外側走行側
に現われる。もしロル222が滑らかで液体を通さない
と、マントはベルトから離れてそのロール表面に追って
いき、次いでマットは適当なドクターブレード255に
よりロールから容易に除去されることができ、前記ドク
ターブレードはマットを適当に曲げられた垂直壁256
の方へそらし、該垂直壁によりマットはさえぎられ、下
方へ、システムの次のステーションに導くパイプ又はシ
ュート257へと案内される。
ベルト230のループの内側から濃縮されたパルプを除
去するためのこの配列は簡単で効果的であり、他の図に
示したようなコンベヤの必要性が排除される。同様に、
ベルトを通して絞り出された液体の除去は簡単且つ容易
である。底壁265はパルプ排出パイプ257と液体排
出パイプ266が貫通する穴を除いて全ての装置の下に
あり、装置は又側壁267と上壁268とに囲まれ、土
壁268はベルト230の交換を容易にするため取り外
し可能である。ベルト230を通して絞り出された全て
の液体は、したがって先ず直接底壁265に落下するか
、側壁267にぶつかってはね返り底壁へと落下する。
斯(して第21図、第22図に示した装置は、他の図に
示した本発明の形状と同じ利点を示し、加えてベルトが
ロール220と222を片持支持する必要なしに上から
交換されることができるという実際的利点を有する。色
々のロール構造と上記の組合せの任意のものがロール2
20と222として使用されることができることも理解
されるべきである。
第14図〜第19図に示す本発明の全ての形状は、第1
図〜第3図及び第13図との関連で上に説明したような
開口面ロールを有利に含むことができ、又はロール20
と22又は220と222の1つ又は両者が、ブレスト
ロールが溝付き又は他の方法ででこぼこ形成されている
米国特許箱4.722,793号明細書に開示されたよ
うな液体を通さないロールとすることができる。与えら
れた装置のために特別のロールを選択することは上記の
米国特許と前記の説明の示唆により当業者により実施可
能である。全ての場合に、ベルトの案内のために、第1
3図に関連して上に説明したように適当な設備が必要と
なる。
本発明の濃縮装置は製紙パルプ又は繊維懸濁の処理に使
用するために開発されたので、それを特に参考にして説
明した。しかし、本発明の装置は、例えばスラッジ等の
ような固体粒子の他の希釈液懸濁を濃縮するために使用
することができることが理解されるべきであり、ここで
「パルプ」という用語は広く懸濁液に使用されると理解
されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は供給原料が供給されるロールが・・ニカム構造
の穴あき外筒と組合される本発明の1実施例に関する濃
縮装置の部分断面略側面図、第2図は供給原料が初期ロ
ールに供給されるときの供給原料の動きを示す第1図の
拡大破断図、第3図は第1図の初期ロールの位置に穴あ
き表面ロールの別の構造を示す略断面図、第4図は違っ
た構造の穴あき表面ロールを示す第3図と類似の図、第
5図はロールが開口面で形成され補助脱水装置が第2ロ
ールの内部から液体を除去するため使用されている第2
ロールの略断面図、第6図は液体及びパルプ除去に助力
するブローボックスの使用を示す、第5図と類似の断面
図、第7図は又ロール表面から原料繊維又はマットを除
去するためブシンシの形の補助機械装置を使用する第2
ロールの図、第8図は第2ロールの表面から濃縮マット
を除去するため、クーチロールの使用を示す第7図と類
似の図、第9図は第2ロールの表面から濃縮マットを除
去するため糸又はオープンメツシュのエンドレスベルト
を使用することを示す第8図と類似の図、第10図はブ
レストロールの表面から濃縮マットを除去するのに助力
しマットを第2ロールに移動するためワイヤの上に降す
糸又はオープンメツシュのベルトの使用を示す破断図、
第11図は流入された液体をベルトから除去するため、
ワイヤベルト表面に横にエヤジェットを向けるだめの空
気衝突装置と組合され固体又は不侵透第2ロールを使用
する第5図と類似の図、第12図は液体除去のため補助
ニップロールの使用を示す第11図と類似の図、第13
図は最大程度の開口を形成するため、ワイヤベルトが軸
に組付けた2以上のディスクの上を案内される本装置の
別の実施例の略斜視図、第14図は2個のロールの軸線
が水平に対して傾斜した面内にあり、フレストロルが第
2ロールより高い位置にある本発明の形状を示す略図、
第15図は充満ニップ形ヘッドボックスを組合せた代り
の配置を示す第14図と類似の図、第16図はノズル形
ヘッドボックスの使用を示す第15図と類似の破断図、
第17図はブレストロールが第2ロールより低い位置に
ある本発明の形状を示す第14図と類似の図、第18図
は代りの配置を示す第17図と類似の図、第19図は2
つのワイヤ支持ロールが垂直に重ねられ間隔をおいて配
置された本発明の実施例を示す略図、第20図は2つの
ロールの軸線が交差機械方向に傾斜している別の実施例
を示す略図、第21図は2つのロールが軸線を垂直にし
て組付けられている実施例を示す部分破断側面略図、第
22図は第20図の土壁を除いて示す本装置の平面図で
ある。 13・・フレーム 20・第1のロール 21・・・第2のロール 25・・・モータ 30・・・ベルト 61・・・開口 81.82・・ヘッドボックス 手 続 補 正 事件の表示 平成1年特許願第281596号 2、発明の名称 パルプ及び紙原料濃縮装置 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 名 称  ザ・ブラック・クロ ソン・カンノくニー 4、代理人 補正の対象 適正な図面

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フレーム(13)と、該フレームに回転可能に間
    隔をおいて取付けられた第1のロール(20)及び第2
    のロール(21)と、前記両ロールにベルト表面の相当
    な部分が巻掛けの関係で前記ロール上を移動し前記両ロ
    ールと協働して前記両ロールとワイヤベルトの対向走行
    部とにより境界される空間を形成する無端ベルト(30
    )と、前記ワイヤベルトとロールとを駆動するモータ(
    25)とを含む液体中のパルプ粒子の懸濁物を濃縮する
    装置において、 少なくとも第1のロール(20)が多くの貫通する開口
    (61)を有し中空内部を囲む不連続円筒状外面と、前
    記開口(61)を通して前記第1のロールから放出する
    ため前記第1のロールの内部に懸濁物を供給するための
    ヘッドボックス(81、82)とを有することを特徴と
    する濃縮装置。
  2. (2)前記第1のロールと前記ベルトの前記第1のロー
    ルに接近する部分とにより形成される楔領域に懸濁物を
    放出し、いくらかの懸濁物を開口(61)を通してロー
    ル内部に入れさせ続いて遠心力に応じて前記開口を通し
    て前記ロール内部から放出するため取付けられたヘッド
    ボックス(40)を特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. (3)前記ベルトの線速とほぼ同じ線速で前記開口(6
    1)を通る液体を押し進めるため十分に半径方向に拡が
    る前記開口(61)を形成する壁(62)によつて形成
    される不連続円筒状外面を有する第1のロール外筒(6
    0)を特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. (4)懸濁物を前記開口を通して半径方向に流しベルト
    の内面に係合させるため第1のロールの内面にすぐ隣接
    する外側が開放している第1のロール内のヘッドボック
    ス(82)を特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. (5)第2のロールが貫通する開口を形成する不連続外
    面を有するという事実を特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  6. (6)無端ワイヤベルト(30)が第1のロール(20
    )と第2のロール(22)のまわりを移動し、前記ベル
    トを通して前記第1のロールで液体を絞り前記ベルトの
    内面にパルプ層(106)を形成し、前記パルプ層が前
    記ベルトにより前記第2のロールの外面に載せられてそ
    こから液体除去のため別のステージに移行するパルプの
    液体懸濁物の濃縮装置において、中空内部と、濃縮され
    たパルプ層から前記ワイヤベルトと前記ロール表面との
    間の圧力の下で前記中空内部へ液体の半径方法流入を形
    成するためのロール表面から内部へ導く液体案内開口(
    105)とを有する第2のロールを特徴とする濃縮装置
  7. (7)第2のロール開口(105)を通す空気流を生じ
    、該空気流と共に液体を前記懸濁物から伴出するように
    配置された差動空気圧ダクト(110、120、132
    )を特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. (8)前記ダクトが前記第2のロールの内面の、前記パ
    ルプ層の上の前記ベルトの圧縮領域に液体を前記開口を
    通して半径方向内方に引くために設けた吸引ボックス(
    110)であることを特徴とする請求項7に記載の装置
  9. (9)前記ロールの内面から液体を除去するため前記吸
    引ボックス(110)の上流に設けたドクターブレード
    (111)を特徴とする請求項6に記載の装置。
  10. (10)前記ダクトが空気を前記開口(105)を通し
    て半径方向外方に向けるため前記内面に隣接して配置さ
    れたプレッシャーボックス(132)であることを特徴
    とする請求項7に記載の装置。
  11. (11)前記ベルトと前記ロール外面との間の領域でパ
    ルプ層を絞るため前記第2のロールに前記ベルト外面と
    加圧係合するように取付けられたニップロール(155
    )を特徴とする請求項6、7、8、9又は10に記載の
    装置。
  12. (12)前記ベルトがベルトくぼみから液体を除去する
    ために前記第2のロールのまわりに巻掛けられている領
    域で前記ベルトの外面に空気流を向けるように配置され
    たエヤジエツト(150)を特徴とする請求項6に記載
    の装置。
  13. (13)前記第2のロールに対して前記ベルトの出側の
    走行部に隣接する前記ワイヤベルト外面に対して鋭角に
    空気流を向けるエヤジエツト(100)を特徴とする請
    求項12に記載の装置。
  14. (14)懸濁物が隔置された第1のロールと第2のロー
    ルのまわりを移動するメツシ型ワイヤベルトの内面に供
    給され、前記懸濁物が前記第1のロールでの遠心力によ
    り部分的に濃縮され前記ベルトの内面で前記第2ロール
    において別の濃縮が行なわれるパルプの液体懸濁物の濃
    縮装置において、前記ロールの少なくとも1つが支持軸
    (202)を有することと、少なくとも1対のディスク
    (205)が隔れて前記軸に取付けられていることと、
    前記ディスクの夫々が同じ直径を有し、ベルトが前記デ
    ィスクの外面上を移動してディスク間に開放スペースを
    形成することを特徴とする濃縮装置。
  15. (15)フレーム(13)と、該フレームに隔てて回転
    可能に取付けられる第1のロール(20)及び第2のロ
    ール(22)と、該両ロールのまわりをベルトの表面の
    相当の部分が巻掛けの関係で移動し前記ロールと協働し
    前記ロールと網の対向走行部分とにより境界される空間
    を形成する無端ワイヤベルト(30)と、懸濁物を前記
    第1のロールに供給して前記網の内面に堆積するための
    ヘッドボックス(40)とを包含する液体中のパルプの
    懸濁物の濃縮装置において、前記第2のロールの表面と
    前記ワイヤベルトとの間において前記第2のロールに巻
    き掛けられそして前記両ロール間の空間内で前記第2の
    ロールから離れた小径の案内ロール(141)に巻き掛
    けられ前記第2のロールの表面からパルプを受け入れる
    ための非常に穴の多い無端ベルト(140、145)を
    特徴とする濃縮装置。
  16. (16)前記ロールの軸線が共通面内にあり、該面が水
    平以外であることを特徴とする請求項1〜15のいずれ
    か1つに記載の装置。
  17. (17)前記面が垂直であり、前記第2のロールが前記
    第1のロールの垂直上方に隔置されていることを特徴と
    する請求項16に記載の装置。
  18. (18)前記ロールの軸線がほぼ垂直であることを特徴
    とする請求項16に記載の装置。
  19. (19)前記面が水平と垂直の中間の角度で傾斜してい
    ることを特徴とする請求項16に記載の装置。
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