JP2851281B2 - 圧延ラインにおける幅圧下プレス装置 - Google Patents

圧延ラインにおける幅圧下プレス装置

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JP2851281B2 JP63179843A JP17984388A JP2851281B2 JP 2851281 B2 JP2851281 B2 JP 2851281B2 JP 63179843 A JP63179843 A JP 63179843A JP 17984388 A JP17984388 A JP 17984388A JP 2851281 B2 JP2851281 B2 JP 2851281B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧延ラインにおける幅圧下プレス装置に関
するものである。
[従来の技術] 従来の幅圧下プレス装置では、第4図に示すように、
材料1に対する当接面に平行部2a及び傾斜部3bを備えた
左右一対の金型2を材料1の両側部に配設し、該金型2
を図示してない圧下装置により材料1に対し同時に近
接、離反させることにより材料1の幅圧下を行ってい
る。
上記幅圧下プレス装置では、駆動装置により金型2に
加えられる圧下荷重の重心位置l1と幅圧下により材料1
に作用する荷重分布の重心位置l2は一致するのが望まし
いが、幅圧下量や材料1の送り量との関係で、第4図に
示すようにずれXが生じることがあり、この場合には金
型2には、水平方向の回転モーメントが作用する。又こ
の回転モーメントは図示してないがハウジングにより支
持される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記回転モーメントが小さい場合には
それ程問題はないが、大きくなると金型2が水平方向へ
傾いて材料の1の幅圧下精度が悪化したり、或いはハウ
ジングがねじれて破損したりするおそれがある。
本発明は上述の実情に鑑み、金型やハウジングに大き
な回転モーメントが作用しないようにすることを目的と
してなしたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、材料当接面に平行部と傾斜部を備え傾斜部
が平面的に見て材料送り方向へ向ってハの字状に形成さ
れた金型を材料送り方向に対し平行な方向へは移動しな
いようにライン両側に設け、該金型を材料の幅端部に対
し近接、離反させることにより材料の幅圧下を行うよう
にした圧延ラインにおける幅圧下プレス装置にいて、金
型平行部と傾斜部の交点の位置を圧下装置により金型に
幅圧下荷重を掛ける位置よりも材料進行方向下流側に位
置され、且つ金型平行部と傾斜部の交点から圧下装置に
より金型に幅圧下荷重を掛ける位置までの距離を300mm
よりも大きく略800mmより小さくしたことを特徴とする
ものである。
[作用] 圧下装置により金型の近接、離反させることにより材
料の幅圧下が行われるが、金型平行部と傾斜部の交点か
ら圧下装置による荷重位置までの距離が800mm以下であ
るため、幅圧下時に金型には回転モーメントが作用しな
いか、或いは僅かな回転モーメントしか作用しない。
又、幅圧下に際して金型を材料送り方向に対して平行
な方向へ移動させる必要がないため装置の構造が簡単に
なり、且つ操作が容易である。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の一実施例である。
中央部を材料1が通るようにしたハウジング3を所定
位置に立設し、該ハウジング3の両側部に図示しない駆
動装置により回転するウォームギア4及び該ウォームギ
ア4に噛合するウォームホイール5並に該ウォームホイ
ール5の軸心部に螺合するねじ軸6を介して駆動力を伝
達され材料1に向けて近接、離反するようにした位置調
節用のブロック7を設け、該ブロック7にロッドを材料
1に向けた圧下シリンダ8を取付け、該圧下シリンダ8
のロッド先端にスライド9を介して金型2を取付けて、
材料1の幅寸法に応じてブロック7,7間の間隔を調節し
た後圧下シリンダ8を伸縮させることにより金型2,2を
近接、離反させて材料1の幅圧下を行い得るようにす
る。
金型2は平行部2aの延長線と傾斜部2bのなす角度θを
10゜〜25゜程度とする。これは実験的、経験的に定めら
れた値である。
又幅圧下時に水平方向の大きな回転モーメントが発生
しないように、金型2の平行部2aと傾斜部2bの交点(コ
ーナー部)Pから、圧下荷重の重心位置となる圧下シリ
ンダ8及びねじ軸6の軸心lまでの距離Lを0≦L≦80
0mm程度とする。
材料1を幅圧下する場合には、ウォームギア4を駆動
してウォームホイール5を回転させ、ウォームホイール
5の回転によりねじ軸6を進退動させ、ブロック7を位
置調節し、圧下シリンダ8によりスライド9を介して金
型2を近接、離反させ材料1の幅圧下を行う。
金型2のコーナー部から圧下シリンダ8及びねじ軸6
の軸心までの距離Lを0≦L≦800mm程度にすることに
より軸心lと幅圧下により材料1に作用する荷重分布の
重心位置とはさほどずれず(すなわち第4図に示すXが
零若しくは小さく)、従って、金型2やハウジング3に
作用する回転モーメントは零若しくは小さくなる。この
ため金型2は傾かないか或いは極く僅かしか傾かず、材
料1の幅圧下精度が向上し、又金型2やハウジング3が
損傷することはない。
次に、上述の距離Lを0≦L≦800mmにする理由につ
いて第2図及び第3図により説明すると、第2図は材料
1の先後端部を幅圧下する場合の計算結果を示し、第3
図は材料1の定常部を幅圧下する場合の計算結果を示し
ている。
第2図は材料1の先後端部を幅圧下した場合に金型2
に作用する回転モーメントが零となる(すなわち第4図
のXが零になる)金型2コーナー部から圧下シリンダ8
及びねじ軸6の軸心までの距離Lを計算し、グラフに表
わしたものである。
傾斜部2bの角度θが12゜、16゜、20゜の3種類の金型
2により1回当りの片側の幅圧下量aを略100mmとして
夫々3回幅圧下した場合の距離Lを公知の式により求め
るグラフを描くと、θ=12゜のときで直線イ、θ=16゜
で直線ロ、θ=20゜で直線ハのようになる。このグラフ
から略100mm≦L≦800mmの範囲なら使用に適することが
分る。
第3図は材料1の中間部を幅圧下した場合に金型2に
作用する回転モーメントが零になる(すなわち第4図の
Xが零になる)距離Lを計算し、グラフに表わしたもの
である。
傾斜部2bの角度θが12゜、15゜、21゜の金型2により
1回当りの片側の幅圧下量を略175mmとして初期スラブ
幅1200mm、1800mm、2200mmの材料1の定常部を1回だけ
幅圧下した場合の距離Lを求めてグラフを描くと、θ=
12゜で直線ニ、θ=15゜で直線ホ、θ=21゜で直線への
ようになる。又傾斜部2bの角度θが10゜、12゜、15゜で
金型2により1回当りの片側の幅圧下量を300mmとして
初期スラブ幅1200mm、1800mm、2200mmの材料1の定常部
を1回だけ幅圧下した場合の距離Lを求めてグラフを描
くと、θ=10゜で直線ト、θ=12゜で直線チ、θ=15゜
で直線リのようになる。而して、このグラフから略0≦
L≦650mmの範囲なら使用に適することが分る。従っ
て、全体としては、0≦L≦800mmが適用範囲となる。
なお、本発明は圧延ラインにおける幅圧下プレス装置
は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の圧延ラインにおける幅
圧下プレス装置によれば、圧下装置による圧下荷重の重
心位置と材料に作用する荷重分布の重心位置が一致しな
くても、金型やハウジングに水平方向の回転モーメント
が作用することがないか或いは作用しても小さく、この
ため金型が傾くことがなく、従って材料の幅圧下精度が
向上し、又、金型やハウジング等が損傷するおそれがな
く、更に、圧下装置による圧下荷重の重心位置と材料に
作用する荷重分布の重心位置を一致させる必要がないた
め、装置構造が簡単で操作も容易である、等種々の優れ
た効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の説明図、第2図は材料先後
端部を幅圧下する場合に金型に作用する回転モーメント
が零になる金型コーナー部から圧下シリンダ及びねじ軸
の軸心までの距離の説明図、第3図は材料中途部を幅圧
下する場合に金型に作用する回転モーメントが零となる
金型コーナー部から圧下シリンダ及びねじ軸の軸心まで
の距離の説明図、第4図は従来装置の説明図である。 図中1は材料、2は金型、3はハウジング、6はねじ
軸、8は圧下シリンダを示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−74710(JP,A) 特開 昭63−212001(JP,A) 特開 昭63−5838(JP,A) 特開 昭62−134128(JP,A) 特開 昭63−149036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 15/00,1/02 B21J 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料当接面に平行部と傾斜部を備え傾斜部
    が平面的に見て材料送り方向へ向ってハの字状に形成さ
    れた金型を材料送り方向に対し平行な方向へは移動しな
    いようにライン両側に設け、該金型を材料の幅端部に対
    し近接、離反させることにより材料の幅圧下を行うよう
    にした圧延ラインにおける幅圧下プレス装置において、
    金型平行部と傾斜部の交点の位置を圧下装置により金型
    に幅圧下荷重を掛ける位置よりも材料進行方向下流側に
    位置させ、且つ金型平行部と傾斜部の交点から圧下装置
    により金型に幅圧下荷重を掛ける位置までの距離を300m
    mよりも大きく略800mmより小さくしたことを特徴とする
    圧延ラインにおける幅圧下プレス装置。
JP63179843A 1988-07-19 1988-07-19 圧延ラインにおける幅圧下プレス装置 Expired - Fee Related JP2851281B2 (ja)

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