JP2850563B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents
用紙搬送装置Info
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- JP2850563B2 JP2850563B2 JP3100258A JP10025891A JP2850563B2 JP 2850563 B2 JP2850563 B2 JP 2850563B2 JP 3100258 A JP3100258 A JP 3100258A JP 10025891 A JP10025891 A JP 10025891A JP 2850563 B2 JP2850563 B2 JP 2850563B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機やレーザプ
リンタ等、用紙1枚ごとに情報を記録する装置に用いら
れる用紙搬送装置に関する。
リンタ等、用紙1枚ごとに情報を記録する装置に用いら
れる用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機やレーザプリンタにおける用
紙搬送装置では、搬送経路の各部に対応する多数のモー
タが用いられている。このモータとしては、例えば、ス
テッピングモータが用いられている。
紙搬送装置では、搬送経路の各部に対応する多数のモー
タが用いられている。このモータとしては、例えば、ス
テッピングモータが用いられている。
【0003】従来の用紙搬送装置におけるステッピング
モータの制御では、ステッピングモータを自起動させる
か、またはCR加速等の手段によってハード的に発生さ
せた駆動パルスによってステッピングモータを制御し、
いずれの場合も、用紙サイズにかかわらずステッピング
モータの指示回転速度は1種類であった。しかしなが
ら、この場合、次のような問題点がある。すなわち、用
紙を連続的に搬送する場合、搬送速度が一定であると用
紙サイズが小さい程、用紙の間隔が大きくなる。この用
紙間隔を小さくすれば単位時間当りの処理枚数(スルー
プット)を大きくすることができ生産性を向上すること
ができるが、従来はそれができなかった。また、用紙の
搬送速度が1種類しかないと、各種の用紙サイズに対応
した多様な搬送制御ができず、特に両面印字が可能な電
子複写機やプリンタのように複雑な用紙搬送経路の場合
には搬送制御に制約が生じる。また、従来は用紙サイズ
の違いによって用紙の間隔が変化するので、用紙の搬送
速度が前後で異なる箇所において、用紙の間隔が小さく
なり過ぎると、用紙走行の安定性が悪くなる。
モータの制御では、ステッピングモータを自起動させる
か、またはCR加速等の手段によってハード的に発生さ
せた駆動パルスによってステッピングモータを制御し、
いずれの場合も、用紙サイズにかかわらずステッピング
モータの指示回転速度は1種類であった。しかしなが
ら、この場合、次のような問題点がある。すなわち、用
紙を連続的に搬送する場合、搬送速度が一定であると用
紙サイズが小さい程、用紙の間隔が大きくなる。この用
紙間隔を小さくすれば単位時間当りの処理枚数(スルー
プット)を大きくすることができ生産性を向上すること
ができるが、従来はそれができなかった。また、用紙の
搬送速度が1種類しかないと、各種の用紙サイズに対応
した多様な搬送制御ができず、特に両面印字が可能な電
子複写機やプリンタのように複雑な用紙搬送経路の場合
には搬送制御に制約が生じる。また、従来は用紙サイズ
の違いによって用紙の間隔が変化するので、用紙の搬送
速度が前後で異なる箇所において、用紙の間隔が小さく
なり過ぎると、用紙走行の安定性が悪くなる。
【0004】また、用紙搬送装置では、用紙の搬送方向
に直交する方向の位置を揃える用紙整合装置を有するも
のがある。この用紙整合装置は、用紙を搬送方向に直交
する方向に移動させるためのスキューロールおよびこれ
を回転させるモータを有する。この用紙整合装置の場
合、用紙の重さ、厚さ、表面平滑度等の紙種によって整
合の効果に差が生じることがあり得る。これに対処する
ために、スキューロールを回転させるモータの回転速度
を紙種に応じて変えることが考えられるが、従来はそれ
ができなかった。
に直交する方向の位置を揃える用紙整合装置を有するも
のがある。この用紙整合装置は、用紙を搬送方向に直交
する方向に移動させるためのスキューロールおよびこれ
を回転させるモータを有する。この用紙整合装置の場
合、用紙の重さ、厚さ、表面平滑度等の紙種によって整
合の効果に差が生じることがあり得る。これに対処する
ために、スキューロールを回転させるモータの回転速度
を紙種に応じて変えることが考えられるが、従来はそれ
ができなかった。
【0005】また、従来のステッピングモータの制御で
は、モータ起動時の脱調防止のためステッピングモータ
の回転速度をスローアップ制御することが多いが、それ
にもかかわらず、負荷の初期時のばらつきや負荷の経時
的劣化等によって、モータ起動時の脱調が発生する場合
があり、また、それを予測することが困難であった。
は、モータ起動時の脱調防止のためステッピングモータ
の回転速度をスローアップ制御することが多いが、それ
にもかかわらず、負荷の初期時のばらつきや負荷の経時
的劣化等によって、モータ起動時の脱調が発生する場合
があり、また、それを予測することが困難であった。
【0006】そこで本発明の第1の目的は、用紙の種類
に応じて、その種類に適した用紙搬送制御を行うことが
できるようにした用紙搬送装置を提供することにある。
に応じて、その種類に適した用紙搬送制御を行うことが
できるようにした用紙搬送装置を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、負荷のばらつきや
劣化があってもモータの脱調を防止することができるよ
うにした用紙搬送装置を提供することにある。
劣化があってもモータの脱調を防止することができるよ
うにした用紙搬送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、用紙1枚ごとに情報を記録する装置に用いられる用
紙搬送装置であって、(イ)用紙の移動に用いられ回転
速度を制御可能なモータを有する用紙搬送手段と、
(ロ)モータについての駆動時間が一定に定められ、そ
の駆動時間の終了までのモータの総回転数が一定であっ
てモータの回転速度の変化の勾配が互いに異なり、勾配
が低いほど定速回転時の駆動周波数が高い複数種の回転
速度プロフィールを発生する発生手段と、(ハ)発生手
段から発生されるプロフィールのうちの1つを選択する
選択手段と、(ニ)この選択手段によって選択されたプ
ロフィールに基づいて、モータの回転速度を制御するモ
ータ制御手段と、(ホ)このモータ制御手段が回転速度
を制御している状態でモータの脱調を検出する脱調検出
手段と、(ヘ)この脱調検出手段が脱調を検出するたび
に、選択手段の選択した回転速度プロフィールよりも回
転速度の変化の勾配が1段階だけ低くなった回転速度プ
ロフィールに変更するプロフィール変更手段とを用紙搬
送装置に具備させる。
は、用紙1枚ごとに情報を記録する装置に用いられる用
紙搬送装置であって、(イ)用紙の移動に用いられ回転
速度を制御可能なモータを有する用紙搬送手段と、
(ロ)モータについての駆動時間が一定に定められ、そ
の駆動時間の終了までのモータの総回転数が一定であっ
てモータの回転速度の変化の勾配が互いに異なり、勾配
が低いほど定速回転時の駆動周波数が高い複数種の回転
速度プロフィールを発生する発生手段と、(ハ)発生手
段から発生されるプロフィールのうちの1つを選択する
選択手段と、(ニ)この選択手段によって選択されたプ
ロフィールに基づいて、モータの回転速度を制御するモ
ータ制御手段と、(ホ)このモータ制御手段が回転速度
を制御している状態でモータの脱調を検出する脱調検出
手段と、(ヘ)この脱調検出手段が脱調を検出するたび
に、選択手段の選択した回転速度プロフィールよりも回
転速度の変化の勾配が1段階だけ低くなった回転速度プ
ロフィールに変更するプロフィール変更手段とを用紙搬
送装置に具備させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、モータ
についての駆動時間が一定に定められ、その駆動時間の
終了までのモータの総回転数が一定であってモータの回
転速度の変化の勾配が互いに異なり、勾配が低いほど定
速回転時の駆動周波数が高い複数種の回転速度プロフィ
ールを発生する発生手段を用意しておき、脱調検出手段
が脱調を検出したときにはプロフィール変更手段が、選
択手段によって現在選択されている回転速度プロフィー
ルよりも回転速度の変化の勾配が1段階だけ低くなった
回転速度プロフィールに変更することで、定速回転時の
駆動周波数が高くなるものの、回転速度の変化の勾配が
1段階だけ低くなった回転速度プロフィールに変更する
ことで、脱調が生じにくいようにしている。
についての駆動時間が一定に定められ、その駆動時間の
終了までのモータの総回転数が一定であってモータの回
転速度の変化の勾配が互いに異なり、勾配が低いほど定
速回転時の駆動周波数が高い複数種の回転速度プロフィ
ールを発生する発生手段を用意しておき、脱調検出手段
が脱調を検出したときにはプロフィール変更手段が、選
択手段によって現在選択されている回転速度プロフィー
ルよりも回転速度の変化の勾配が1段階だけ低くなった
回転速度プロフィールに変更することで、定速回転時の
駆動周波数が高くなるものの、回転速度の変化の勾配が
1段階だけ低くなった回転速度プロフィールに変更する
ことで、脱調が生じにくいようにしている。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1ないし図5は本発明の第1実施例に係
る。
て説明する。図1ないし図5は本発明の第1実施例に係
る。
【0017】まず、図4を用いて、本実施例の用紙搬送
装置が適用されるレーザプリンタの用紙搬送系について
説明する。この用紙搬送系は、9つのサブモジュール、
すなわち、フィーダ11、垂直トランスファ12、A−
トランスファ13、レジストレイション14、バキュー
ムトランスファ15、フューザ16、インバータ17、
デュプレックス−トレイ18およびアライナ19を備え
ている。
装置が適用されるレーザプリンタの用紙搬送系について
説明する。この用紙搬送系は、9つのサブモジュール、
すなわち、フィーダ11、垂直トランスファ12、A−
トランスファ13、レジストレイション14、バキュー
ムトランスファ15、フューザ16、インバータ17、
デュプレックス−トレイ18およびアライナ19を備え
ている。
【0018】フィーダ11は、それぞれサイズの異なる
用紙を収容したトレイ61,62,63から各用紙を垂
直トランスファ12に送り出すものである。垂直トラン
スファ12は、フィーダ11から送り出された用紙を垂
直下方に搬送するものであり、フィーダ11の出口に対
向する位置および垂直転送路20の所定位置には、それ
ぞれ、用紙を間にはさむように対向した一対の搬送ロ−
ル21,21が設けられている。この搬送ロ−ルのう
ち、ステッピングモータによって回転されるものを符号
21Mで示す。以下同様に、末尾にMを付けた符号で示
すロールは、ステッピングモータによって回転されるも
のとする。
用紙を収容したトレイ61,62,63から各用紙を垂
直トランスファ12に送り出すものである。垂直トラン
スファ12は、フィーダ11から送り出された用紙を垂
直下方に搬送するものであり、フィーダ11の出口に対
向する位置および垂直転送路20の所定位置には、それ
ぞれ、用紙を間にはさむように対向した一対の搬送ロ−
ル21,21が設けられている。この搬送ロ−ルのう
ち、ステッピングモータによって回転されるものを符号
21Mで示す。以下同様に、末尾にMを付けた符号で示
すロールは、ステッピングモータによって回転されるも
のとする。
【0019】A−トランスファ13は、垂直トランスフ
ァ12から出た用紙を略水平方向に搬送した後、上方に
向けて搬送しレジストレイション14に送り出すもので
あり、所定の箇所に搬送ロール21,21Mが設けられ
ている。
ァ12から出た用紙を略水平方向に搬送した後、上方に
向けて搬送しレジストレイション14に送り出すもので
あり、所定の箇所に搬送ロール21,21Mが設けられ
ている。
【0020】レジストレイション14は、一対のレジス
トロール22,22Mと、このレジストロールの前に設
けられたレジゲート23とを備えている。このレジスト
レイション14では、用紙はレジゲート23で一旦停止
された後、レジストロール22,22Mによって感光体
ドラム30の回転に同期して搬送される。ここで、感光
体ドラム30は、図示しないチャージコロトロンによっ
て一様に帯電された後、画像情報に基づいて変調された
レーザビームが照射され、この感光体ドラム30上に静
電潜像が形成され、さらに現像装置によって現像され、
トナー像が形成される。そして、このトナー像は、プリ
トランスファコロトロン31およびトランスファコロト
ロン32よりなる転写装置によって、レジストロール2
2,22Mによって搬送される用紙に転写される。転写
後の用紙は除電用コロトロン33によって除電され感光
体ドラム30から剥離され、バキュームトランスファ1
5に送られる。
トロール22,22Mと、このレジストロールの前に設
けられたレジゲート23とを備えている。このレジスト
レイション14では、用紙はレジゲート23で一旦停止
された後、レジストロール22,22Mによって感光体
ドラム30の回転に同期して搬送される。ここで、感光
体ドラム30は、図示しないチャージコロトロンによっ
て一様に帯電された後、画像情報に基づいて変調された
レーザビームが照射され、この感光体ドラム30上に静
電潜像が形成され、さらに現像装置によって現像され、
トナー像が形成される。そして、このトナー像は、プリ
トランスファコロトロン31およびトランスファコロト
ロン32よりなる転写装置によって、レジストロール2
2,22Mによって搬送される用紙に転写される。転写
後の用紙は除電用コロトロン33によって除電され感光
体ドラム30から剥離され、バキュームトランスファ1
5に送られる。
【0021】バキュームトランスファ15は、感光体ド
ラム30から剥離された用紙を吸着して搬送する搬送ベ
ルト35と、この搬送ベルト35を駆動する一対のロー
ル36,36Mを備えている。用紙は搬送ベルト35に
よって次のフューザ16に搬送されるようになってい
る。
ラム30から剥離された用紙を吸着して搬送する搬送ベ
ルト35と、この搬送ベルト35を駆動する一対のロー
ル36,36Mを備えている。用紙は搬送ベルト35に
よって次のフューザ16に搬送されるようになってい
る。
【0022】フューザ16は、ヒートロール37とプレ
ッシャロール38Mとを備え、これらによって用紙をは
さみながら加熱し、用紙上のトナー像を熱定着するよう
になっている。このフューザ16を通過した用紙は、次
のインバータ17に送られるようになっている。
ッシャロール38Mとを備え、これらによって用紙をは
さみながら加熱し、用紙上のトナー像を熱定着するよう
になっている。このフューザ16を通過した用紙は、次
のインバータ17に送られるようになっている。
【0023】インバータ17は、一対の搬送ロール3
9,39Mと、一方の搬送ロール39に対向するように
配置されたロール40とを備え、これらロールの奥側に
は、2又に分岐した通路41a、41bが形成されてい
る。また、通路41a、41bの分岐部には、これらの
通路を切り換えるための切換ゲート42が設けられてい
る。一方の通路41aは、両面印字の場合において片面
に対する印字が終了した用紙を一時的に収納する部分で
あり、他方の通路41bは、用紙を排出するためのもの
である。このインバータ17では、片面印字の場合にお
いて印字が終了した用紙および両面印字の場合において
両面に対する印字が終了した用紙は、通路41bを通し
て排出方向に搬送し、両面印字の場合において片面に対
する印字が終了した用紙は、一旦通路41aに収容した
後、図示しない機構によってロール39,40側に戻
し、このロール39,40の間を通して次のデュプレッ
クス−トレイ18に送るようになっている。
9,39Mと、一方の搬送ロール39に対向するように
配置されたロール40とを備え、これらロールの奥側に
は、2又に分岐した通路41a、41bが形成されてい
る。また、通路41a、41bの分岐部には、これらの
通路を切り換えるための切換ゲート42が設けられてい
る。一方の通路41aは、両面印字の場合において片面
に対する印字が終了した用紙を一時的に収納する部分で
あり、他方の通路41bは、用紙を排出するためのもの
である。このインバータ17では、片面印字の場合にお
いて印字が終了した用紙および両面印字の場合において
両面に対する印字が終了した用紙は、通路41bを通し
て排出方向に搬送し、両面印字の場合において片面に対
する印字が終了した用紙は、一旦通路41aに収容した
後、図示しない機構によってロール39,40側に戻
し、このロール39,40の間を通して次のデュプレッ
クス−トレイ18に送るようになっている。
【0024】デュプレックス−トレイ18では、用紙
は、まずボトムロール43Mによって送られ、ロール4
4Mおよびこれに対向するロール45,46の間を通過
して、一対のロール47,47Mによって搬送され、さ
らに一対のロール48,48を通過して、次のアライナ
19に送られるようになっている。
は、まずボトムロール43Mによって送られ、ロール4
4Mおよびこれに対向するロール45,46の間を通過
して、一対のロール47,47Mによって搬送され、さ
らに一対のロール48,48を通過して、次のアライナ
19に送られるようになっている。
【0025】アライナ19は、用紙整合装置であり、入
口に配置された一対の搬送ロール49,49Mと、出口
に配置された一対の搬送ロール50,50Mと、これら
の間に配置された2対のスキューロール51,51、5
2,52を備えている。スキューロールは、回転軸が用
紙の搬送方向に対して傾いており、用紙を搬送方向に直
交する方向に移動させ端部を揃えるようになっている。
口に配置された一対の搬送ロール49,49Mと、出口
に配置された一対の搬送ロール50,50Mと、これら
の間に配置された2対のスキューロール51,51、5
2,52を備えている。スキューロールは、回転軸が用
紙の搬送方向に対して傾いており、用紙を搬送方向に直
交する方向に移動させ端部を揃えるようになっている。
【0026】このアライナ19を通過した用紙は、A−
トランスファ13に設けられた一対の搬送ロール53,
53の間を通過して、再びレジストレイション14に達
し、前述と同様の動作により印字が行われるようになっ
ている。この場合、用紙の既に印字されている面の裏面
が感光体ドラム30に対向し、これにトナー像が転写さ
れ、両面印字が行われる。両面印字された用紙は、バキ
ュームトランスファ15、フューザ16およびインバー
タ17を経て排出方向に搬送されるようになっている。
トランスファ13に設けられた一対の搬送ロール53,
53の間を通過して、再びレジストレイション14に達
し、前述と同様の動作により印字が行われるようになっ
ている。この場合、用紙の既に印字されている面の裏面
が感光体ドラム30に対向し、これにトナー像が転写さ
れ、両面印字が行われる。両面印字された用紙は、バキ
ュームトランスファ15、フューザ16およびインバー
タ17を経て排出方向に搬送されるようになっている。
【0027】また、垂直トランスファ12の入口、A−
トランスファ13の途中および出口、フューザ16の出
口、インバータ17の通路41b、デュプレックス−ト
レイ18の途中、およびアライナ19の出口には、それ
ぞれ、用紙を検知するセンサS0 〜S7 が設けられてい
る。
トランスファ13の途中および出口、フューザ16の出
口、インバータ17の通路41b、デュプレックス−ト
レイ18の途中、およびアライナ19の出口には、それ
ぞれ、用紙を検知するセンサS0 〜S7 が設けられてい
る。
【0028】次に、図1を用いて、図4において末尾に
Mを付けた符号で示すロールを回転させるステッピング
モータの制御装置について説明する。図1はステッピン
グモータの制御装置の構成を示すブロック図である。
Mを付けた符号で示すロールを回転させるステッピング
モータの制御装置について説明する。図1はステッピン
グモータの制御装置の構成を示すブロック図である。
【0029】このステッピングモータの制御装置は、互
いにバス71によって接続された中央処理装置(以下、
CPUと記す。)72、リード・オンリ・メモリ(以
下、ROMと記す。)73、ランダム・アクセス・メモ
リ(以下、RAMと記す。)74、通信制御回路75お
よびモータ駆動制御回路76を備えている。モータ駆動
制御回路76は、ステッピングモータ78を駆動するモ
ータ駆動回路77を制御するようになっている。例え
ば、CPU72、ROM73、RAM74および通信制
御回路75は1チップマイクロコンピュータ79によっ
て構成され、モータ駆動制御回路76およびモータ駆動
回路77はハイブリッドIC80によって構成され、ス
テッピングモータ78には4相ハイブリッドステッピン
グモータが用いられている。
いにバス71によって接続された中央処理装置(以下、
CPUと記す。)72、リード・オンリ・メモリ(以
下、ROMと記す。)73、ランダム・アクセス・メモ
リ(以下、RAMと記す。)74、通信制御回路75お
よびモータ駆動制御回路76を備えている。モータ駆動
制御回路76は、ステッピングモータ78を駆動するモ
ータ駆動回路77を制御するようになっている。例え
ば、CPU72、ROM73、RAM74および通信制
御回路75は1チップマイクロコンピュータ79によっ
て構成され、モータ駆動制御回路76およびモータ駆動
回路77はハイブリッドIC80によって構成され、ス
テッピングモータ78には4相ハイブリッドステッピン
グモータが用いられている。
【0030】ROM73は一般的なモータ制御のための
プログラムを格納していると共に、ステッピングモータ
78の回転速度プロフィールを複数種格納している。R
AM74はモータ制御のためのデータを記憶するように
なっている。通信制御回路75は、レーザプリンタ本体
の図示しないメインCPUとの間の通信を制御するもの
である。この通信制御回路75を介して、搬送される用
紙サイズの情報がメインCPUからステッピングモータ
の制御装置に入力されるようになっている。CPU72
は、ROM73に格納されたプログラムに基づいてモー
タ駆動制御回路76を制御するようになっている。
プログラムを格納していると共に、ステッピングモータ
78の回転速度プロフィールを複数種格納している。R
AM74はモータ制御のためのデータを記憶するように
なっている。通信制御回路75は、レーザプリンタ本体
の図示しないメインCPUとの間の通信を制御するもの
である。この通信制御回路75を介して、搬送される用
紙サイズの情報がメインCPUからステッピングモータ
の制御装置に入力されるようになっている。CPU72
は、ROM73に格納されたプログラムに基づいてモー
タ駆動制御回路76を制御するようになっている。
【0031】図2はROM73に記憶されたステッピン
グモータの回転速度プロフィールを示す説明図である。
本実施例では、ROM73には、図2に示すような3種
類の速度プロフィール(A)〜(C)が格納されてい
る。なお、図2において、横軸は時刻、縦軸はステッピ
ングモータの駆動パルスの周波数の指示値(単位はpp
s:パルス/秒)である。また、この図において、f0
はモータ起動時の周波数、f1 ,f2 ,f3 は、それぞ
れ速度プロフィール(A),(B),(C)の定速駆動
時の周波数(定常引き込み周波数)、t1 ,t2 は、そ
れぞれ速度プロフィール(C)におけるスローアップの
終了時刻、駆動停止時刻である。
グモータの回転速度プロフィールを示す説明図である。
本実施例では、ROM73には、図2に示すような3種
類の速度プロフィール(A)〜(C)が格納されてい
る。なお、図2において、横軸は時刻、縦軸はステッピ
ングモータの駆動パルスの周波数の指示値(単位はpp
s:パルス/秒)である。また、この図において、f0
はモータ起動時の周波数、f1 ,f2 ,f3 は、それぞ
れ速度プロフィール(A),(B),(C)の定速駆動
時の周波数(定常引き込み周波数)、t1 ,t2 は、そ
れぞれ速度プロフィール(C)におけるスローアップの
終了時刻、駆動停止時刻である。
【0032】なお、本実施例では、ROM73には実際
にはプロフィール(C)のスローアップ時の各時刻にお
ける駆動パルスのパルス間隔のデータが順番に記憶され
ている。そして、スローアップ時には、このパルス間隔
のデータを順番に読み取って、そのパルス間隔でモータ
駆動回路77から駆動パルスを出力させ、用紙サイズの
情報に応じて、スローアップ時の最終データのアドレス
を変更することによって、定速駆動時の周波数f1 ,f
2 ,f3を決定するようにしている。また、スローダウ
ン時はスローアップ時のデータを、スローアップ時とは
逆の順番で読み出すようにしている。また、ステッピン
グモータの制御装置には、メインCPUから、用紙サイ
ズの情報として、スローアップ時の最終データのアドレ
スを切り換える切換信号と、ステッピングモータの起動
またはスローダウンの開始を指示するオン/オフ信号と
が入力されるようになっている。なお、スローダウンの
開始のタイミングは、用紙サイズに応じて異なってい
る。
にはプロフィール(C)のスローアップ時の各時刻にお
ける駆動パルスのパルス間隔のデータが順番に記憶され
ている。そして、スローアップ時には、このパルス間隔
のデータを順番に読み取って、そのパルス間隔でモータ
駆動回路77から駆動パルスを出力させ、用紙サイズの
情報に応じて、スローアップ時の最終データのアドレス
を変更することによって、定速駆動時の周波数f1 ,f
2 ,f3を決定するようにしている。また、スローダウ
ン時はスローアップ時のデータを、スローアップ時とは
逆の順番で読み出すようにしている。また、ステッピン
グモータの制御装置には、メインCPUから、用紙サイ
ズの情報として、スローアップ時の最終データのアドレ
スを切り換える切換信号と、ステッピングモータの起動
またはスローダウンの開始を指示するオン/オフ信号と
が入力されるようになっている。なお、スローダウンの
開始のタイミングは、用紙サイズに応じて異なってい
る。
【0033】次に、図3を用いて、本実施例の動作につ
いて説明する。図3は図1のステッピングモータの制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
いて説明する。図3は図1のステッピングモータの制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【0034】本実施例におけるステッピングモータの制
御では、まず、ステップ(以下、Sと記す。)101
で、メインCPUからのオン/オフ信号に応じて、ステ
ッピングモータ78の励磁をリセットし、S102で、
回転方向の判断とそれに応じた処理のサブルーチンを行
う。次に、S103で、速度プロフィールを選択する。
すなわち、メインCPUから送られてきた切換信号に応
じて、スローアップ時の最終データのアドレスを切り換
える。
御では、まず、ステップ(以下、Sと記す。)101
で、メインCPUからのオン/オフ信号に応じて、ステ
ッピングモータ78の励磁をリセットし、S102で、
回転方向の判断とそれに応じた処理のサブルーチンを行
う。次に、S103で、速度プロフィールを選択する。
すなわち、メインCPUから送られてきた切換信号に応
じて、スローアップ時の最終データのアドレスを切り換
える。
【0035】次に、S104で、モータ駆動回路77か
ら駆動パルスを発生させ、ステッピングモータ78を駆
動する。次に、S105で、メインCPUからオン/オ
フ信号が入力されたか否かを判断する。NOの場合は、
S106で、ROM73の次のパルス間隔データのアド
レスを決定し、そのアドレスのデータをROM73から
読み出す。次に、S107で、そのデータに基づいてパ
ルス間隔を調整し、S104へ戻る。具体的には、S1
07でROM73から読み出されたパルス間隔データで
規定される次のパルス発生の時刻まで待った後、S10
4で次のパルスを発生させる。S104〜107を繰り
返し、パルス間隔データを順番に読み取って、そのパル
ス間隔でパルスを発生させることにより、ステッピング
モータ78はスローアップし、やがて、S106におい
て、用紙サイズに応じて決定されたスローアップ時の最
終データのアドレスに達したら、そのアドレスのデータ
を続けて読み出すことにより、ステッピングモータ78
は、用紙サイズに応じた周波数で定速駆動される。
ら駆動パルスを発生させ、ステッピングモータ78を駆
動する。次に、S105で、メインCPUからオン/オ
フ信号が入力されたか否かを判断する。NOの場合は、
S106で、ROM73の次のパルス間隔データのアド
レスを決定し、そのアドレスのデータをROM73から
読み出す。次に、S107で、そのデータに基づいてパ
ルス間隔を調整し、S104へ戻る。具体的には、S1
07でROM73から読み出されたパルス間隔データで
規定される次のパルス発生の時刻まで待った後、S10
4で次のパルスを発生させる。S104〜107を繰り
返し、パルス間隔データを順番に読み取って、そのパル
ス間隔でパルスを発生させることにより、ステッピング
モータ78はスローアップし、やがて、S106におい
て、用紙サイズに応じて決定されたスローアップ時の最
終データのアドレスに達したら、そのアドレスのデータ
を続けて読み出すことにより、ステッピングモータ78
は、用紙サイズに応じた周波数で定速駆動される。
【0036】S104〜107を繰り返している間に、
メインCPUからオン/オフ信号が入力され、S105
がYESになると、S108で、スローダウンのサブル
ーチンを行い、終了する。このサブルーチンは、前述の
ように、ROM73からスローアップ時のパルス間隔デ
ータをスローアップ時とは逆の順番で読み出し、そのパ
ルス間隔でパルスを発生させるものである。これによ
り、ステッピングモータ78はスローダウンし、時刻t
2 において停止する。
メインCPUからオン/オフ信号が入力され、S105
がYESになると、S108で、スローダウンのサブル
ーチンを行い、終了する。このサブルーチンは、前述の
ように、ROM73からスローアップ時のパルス間隔デ
ータをスローアップ時とは逆の順番で読み出し、そのパ
ルス間隔でパルスを発生させるものである。これによ
り、ステッピングモータ78はスローダウンし、時刻t
2 において停止する。
【0037】ここで、図5に、用紙サイズがA4版の用
紙とB4版の用紙の用紙搬送路通過のタイミングチャー
トの一例を示す。この図は、両面印字の場合の用紙が、
感光体ドラム30において片面の印字が行われてから、
バキュームトランスファ15、フューザ16、インバー
タ17、デュプレックス−トレイ18、アライナ19お
よびA−トランスファ13を経て、レジストレイション
14に達するまでの経過を示し、横軸は時刻、縦軸は距
離を示す。また、図5において符号(a)〜(l)で示
す箇所は、図4において符号(a)〜(l)で示す箇所
に対応している。
紙とB4版の用紙の用紙搬送路通過のタイミングチャー
トの一例を示す。この図は、両面印字の場合の用紙が、
感光体ドラム30において片面の印字が行われてから、
バキュームトランスファ15、フューザ16、インバー
タ17、デュプレックス−トレイ18、アライナ19お
よびA−トランスファ13を経て、レジストレイション
14に達するまでの経過を示し、横軸は時刻、縦軸は距
離を示す。また、図5において符号(a)〜(l)で示
す箇所は、図4において符号(a)〜(l)で示す箇所
に対応している。
【0038】この図5に示す例では、図4における
(f)から(i)にかけての速度、すなわち特にアライ
ナ19における速度が、B4版よりもA4版の方が大き
くなっている。なお、インバータ17における用紙の搬
送距離は、実際には、A4版よりもB4版の方が長い
が、便宜上、図5では同一にしている。
(f)から(i)にかけての速度、すなわち特にアライ
ナ19における速度が、B4版よりもA4版の方が大き
くなっている。なお、インバータ17における用紙の搬
送距離は、実際には、A4版よりもB4版の方が長い
が、便宜上、図5では同一にしている。
【0039】以上説明したように、本実施例によれば、
用紙サイズに応じてステッピングモータ78の速度を変
えることができるので、レーザプリンタのメインCPU
の多様なコントロールが可能となり、例えば、用紙間隔
を小さくして単位時間当りの処理枚数(スループット)
を大きくし、生産性を向上することができる。また、用
紙サイズの違いにかかわらず用紙の間隔を一定にするこ
とも可能であり、用紙走行の安定性を向上することがで
きる。
用紙サイズに応じてステッピングモータ78の速度を変
えることができるので、レーザプリンタのメインCPU
の多様なコントロールが可能となり、例えば、用紙間隔
を小さくして単位時間当りの処理枚数(スループット)
を大きくし、生産性を向上することができる。また、用
紙サイズの違いにかかわらず用紙の間隔を一定にするこ
とも可能であり、用紙走行の安定性を向上することがで
きる。
【0040】なお、図2には、用紙サイズに応じてステ
ッピングモータの定速駆動時の速度のみが異なる複数の
速度プロフィールの例を示したが、この他、例えば用紙
の重さ等に応じてスローアップの傾きを変える等、用紙
の種類によって速度プロフィールの種々の変更が可能で
ある。
ッピングモータの定速駆動時の速度のみが異なる複数の
速度プロフィールの例を示したが、この他、例えば用紙
の重さ等に応じてスローアップの傾きを変える等、用紙
の種類によって速度プロフィールの種々の変更が可能で
ある。
【0041】次に、図6ないし図8を用いて本発明の第
2実施例について説明する。図6はステッピングモータ
の制御装置の構成を示すブロック図である。
2実施例について説明する。図6はステッピングモータ
の制御装置の構成を示すブロック図である。
【0042】図6に示すように、本実施例におけるステ
ッピングモータの制御装置では、図1に示す制御装置に
おいて、ステッピングモータ78の出力軸と同軸上に、
このステッピングモータ78の回転位置を検出するエン
コーダ82を設け、さらに、このエンコーダ82の出力
パルスの間隔を計測するカウンタ83を設けている。こ
のカウンタ83はバス71に接続されている。
ッピングモータの制御装置では、図1に示す制御装置に
おいて、ステッピングモータ78の出力軸と同軸上に、
このステッピングモータ78の回転位置を検出するエン
コーダ82を設け、さらに、このエンコーダ82の出力
パルスの間隔を計測するカウンタ83を設けている。こ
のカウンタ83はバス71に接続されている。
【0043】また、本実施例では、ROM73には、図
7に示すような3種類の速度プロフィール(A)〜
(C)が、第1実施例と同様にパルス間隔データの形で
格納されている。なお、図7において、横軸は時刻、縦
軸はステッピングモータの駆動パルスの周波数の指示値
であり、f1 ,f2 ,f3 は、それぞれ速度プロフィー
ル(A),(B),(C)の定常引き込み周波数、
t1 ,t2 ,t3 は、それぞれ速度プロフィール
(A),(B),(C)におけるスローアップの終了時
刻である。これらのプロフィール(A)〜(C)では、
(A),(B),(C)の順にスローアップタイム(t
1 ,t2 ,t3 )が長くなると共に定常引き込み周波数
(f1 ,f2 ,f3 )が大きくなり、かつ定速駆動時間
が短くなっている。これは、スローアップタイムの長さ
にかかわらずプロフィールのトータルの時間およびステ
ップ数(距離)を一定にするためである。
7に示すような3種類の速度プロフィール(A)〜
(C)が、第1実施例と同様にパルス間隔データの形で
格納されている。なお、図7において、横軸は時刻、縦
軸はステッピングモータの駆動パルスの周波数の指示値
であり、f1 ,f2 ,f3 は、それぞれ速度プロフィー
ル(A),(B),(C)の定常引き込み周波数、
t1 ,t2 ,t3 は、それぞれ速度プロフィール
(A),(B),(C)におけるスローアップの終了時
刻である。これらのプロフィール(A)〜(C)では、
(A),(B),(C)の順にスローアップタイム(t
1 ,t2 ,t3 )が長くなると共に定常引き込み周波数
(f1 ,f2 ,f3 )が大きくなり、かつ定速駆動時間
が短くなっている。これは、スローアップタイムの長さ
にかかわらずプロフィールのトータルの時間およびステ
ップ数(距離)を一定にするためである。
【0044】その他の構成は、第1実施例と同様であ
る。
る。
【0045】次に、図8を用いて本実施例の動作につい
て説明する。図8は図6のステッピングモータの制御装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
て説明する。図8は図6のステッピングモータの制御装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【0046】本実施例では、初期設定の際に最適プロフ
ィール選択のために次のような処理を行う。すなわち、
まず、S201で、メインCPUからのオン/オフ信号
に応じて、ステッピングモータ78の励磁をリセット
し、S202で、回転方向の判断とそれに応じた処理の
サブルーチンを行う。次に、S203で、速度プロフィ
ール(A)を用いてモータ駆動回路77から駆動パルス
を発生させ、ステッピングモータ78を駆動する。
ィール選択のために次のような処理を行う。すなわち、
まず、S201で、メインCPUからのオン/オフ信号
に応じて、ステッピングモータ78の励磁をリセット
し、S202で、回転方向の判断とそれに応じた処理の
サブルーチンを行う。次に、S203で、速度プロフィ
ール(A)を用いてモータ駆動回路77から駆動パルス
を発生させ、ステッピングモータ78を駆動する。
【0047】ここで、エンコーダ82は、ステッピング
モータ78の回転位置に応じたパルスを出力し、このパ
ルスの間隔をカウンタ83が計測する。そして、S20
4で、CPU72は、ステッピングモータ78の指示駆
動パルス間隔とカウンタ83によって計測されたパルス
間隔とを比較して、ステッピングモータ78の脱調が発
生したか否かを判断する。NOの場合は、S205で、
メインCPUからオン/オフ信号が入力されたか否かを
判断する。NOの場合は、S206で、ROM73の次
のパルス間隔データのアドレスを決定し、そのアドレス
のデータをROM73から読み出す。次に、S207
で、そのデータに基づいてパルス間隔を調整し、S20
3へ戻り、S203〜207を繰り返す。S203〜2
07を繰り返している間に、メインCPUからオン/オ
フ信号が入力され、S205がYESになると、S20
8で、スローダウンのサブルーチンを行い、終了する。
このサブルーチンは、ROM73からスローアップ時の
パルス間隔データをスローアップ時とは逆の順番で読み
出し、そのパルス間隔でパルスを発生させるものであ
る。
モータ78の回転位置に応じたパルスを出力し、このパ
ルスの間隔をカウンタ83が計測する。そして、S20
4で、CPU72は、ステッピングモータ78の指示駆
動パルス間隔とカウンタ83によって計測されたパルス
間隔とを比較して、ステッピングモータ78の脱調が発
生したか否かを判断する。NOの場合は、S205で、
メインCPUからオン/オフ信号が入力されたか否かを
判断する。NOの場合は、S206で、ROM73の次
のパルス間隔データのアドレスを決定し、そのアドレス
のデータをROM73から読み出す。次に、S207
で、そのデータに基づいてパルス間隔を調整し、S20
3へ戻り、S203〜207を繰り返す。S203〜2
07を繰り返している間に、メインCPUからオン/オ
フ信号が入力され、S205がYESになると、S20
8で、スローダウンのサブルーチンを行い、終了する。
このサブルーチンは、ROM73からスローアップ時の
パルス間隔データをスローアップ時とは逆の順番で読み
出し、そのパルス間隔でパルスを発生させるものであ
る。
【0048】S204で、YESの場合、すなわち脱調
を検出した場合は、S209で、CPU72が速度プロ
フィールを変更し終了する。この場合、周波数の一段高
い速度プロフィールに切り換える。そして、この速度プ
ロフィールの変更の後に、CPU72は、ステッピング
モータ78を再起動する。この再起動において再びモー
タの脱調が発生した場合には、さらに周波数の一段高い
速度プロフィールに切り換えて再起動することになる。
このようにして、最適プロフィールが選択される。
を検出した場合は、S209で、CPU72が速度プロ
フィールを変更し終了する。この場合、周波数の一段高
い速度プロフィールに切り換える。そして、この速度プ
ロフィールの変更の後に、CPU72は、ステッピング
モータ78を再起動する。この再起動において再びモー
タの脱調が発生した場合には、さらに周波数の一段高い
速度プロフィールに切り換えて再起動することになる。
このようにして、最適プロフィールが選択される。
【0049】なお、脱調の検出を定常引き込み状態にお
いてのみ行うようにしても良い。この場合には、例え
ば、エンコーダ82の出力パルス間隔が所定値以上にな
ったときにカウンタ83が発生する検出信号と、ステッ
ピングモータ78を起動するオン/オフ信号から所定時
間後(例えばスローアップタイム後)に“H”レベルと
なる信号との論理積をとって、この信号を脱調検出信号
とする。このような検出方法によれば、脱調の検出が簡
単になる。
いてのみ行うようにしても良い。この場合には、例え
ば、エンコーダ82の出力パルス間隔が所定値以上にな
ったときにカウンタ83が発生する検出信号と、ステッ
ピングモータ78を起動するオン/オフ信号から所定時
間後(例えばスローアップタイム後)に“H”レベルと
なる信号との論理積をとって、この信号を脱調検出信号
とする。このような検出方法によれば、脱調の検出が簡
単になる。
【0050】このように本実施例によれば、初期設定の
際に、最適プロフィールを選択することができ、初期に
おける負荷のばらつきにかかわらずモータの脱調を防止
することができる。
際に、最適プロフィールを選択することができ、初期に
おける負荷のばらつきにかかわらずモータの脱調を防止
することができる。
【0051】また、本実施例における動作を、通常の用
紙搬送動作の際にも行うことで、負荷の経時劣化等によ
る脱調を検出してそれ以降の脱調を防止することが可能
となる。なお、通常の用紙搬送動作の際に脱調が発生
し、用紙搬送動作を停止した場合には、用紙搬送路中の
用紙を使用者が排出しても良いし、異常印字用紙専用の
排出先に自動排出するようにしても良い。
紙搬送動作の際にも行うことで、負荷の経時劣化等によ
る脱調を検出してそれ以降の脱調を防止することが可能
となる。なお、通常の用紙搬送動作の際に脱調が発生
し、用紙搬送動作を停止した場合には、用紙搬送路中の
用紙を使用者が排出しても良いし、異常印字用紙専用の
排出先に自動排出するようにしても良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、モータについての駆動時間が一定に定めら
れ、その駆動時間の終了までのモータの総回転数が一定
であってモータの回転速度の変化の勾配が互いに異な
り、勾配が低いほど定速回転時の駆動周波数が高い複数
種の回転速度プロフィールを発生する発生手段を用意し
ておき、脱調検出手段が脱調を検出したときにはプロフ
ィール変更手段が、選択手段によって現在選択されてい
る回転速度プロフィールよりも回転速度の変化の勾配が
1段階だけ低くなった回転速度プロフィールに変更する
ことにしたので、モータによる用紙の搬送距離を変える
ことなく、一度生じた脱調を防止できるようにしてい
る。したがって、個々の用紙によって脱調の生じやすさ
が異なるような場合であっても、用紙の状態に対応させ
た回転速度の勾配設定が可能になり、用紙の搬送時間お
よび搬送距離を変えずに用紙の確実な搬送制御を行うこ
とができるようになる。
によれば、モータについての駆動時間が一定に定めら
れ、その駆動時間の終了までのモータの総回転数が一定
であってモータの回転速度の変化の勾配が互いに異な
り、勾配が低いほど定速回転時の駆動周波数が高い複数
種の回転速度プロフィールを発生する発生手段を用意し
ておき、脱調検出手段が脱調を検出したときにはプロフ
ィール変更手段が、選択手段によって現在選択されてい
る回転速度プロフィールよりも回転速度の変化の勾配が
1段階だけ低くなった回転速度プロフィールに変更する
ことにしたので、モータによる用紙の搬送距離を変える
ことなく、一度生じた脱調を防止できるようにしてい
る。したがって、個々の用紙によって脱調の生じやすさ
が異なるような場合であっても、用紙の状態に対応させ
た回転速度の勾配設定が可能になり、用紙の搬送時間お
よび搬送距離を変えずに用紙の確実な搬送制御を行うこ
とができるようになる。
【0053】
【図1】 本発明の第1実施例のステッピングモータの
制御装置の構成を示すブロック図である。
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1におけるROMに記憶されたステッピン
グモータの回転速度プロフィールを示す説明図である。
グモータの回転速度プロフィールを示す説明図である。
【図3】 図1のステッピングモータの制御装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明の第1実施例の用紙搬送装置が適用さ
れるレーザプリンタの用紙搬送系を示す説明図である。
れるレーザプリンタの用紙搬送系を示す説明図である。
【図5】 本発明の第1実施例における用紙搬送の制御
の一例を示すタイミングチャートである。
の一例を示すタイミングチャートである。
【図6】 本発明の第2実施例のステッピングモータの
制御装置の構成を示すブロック図である。
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 図6におけるROMに記憶されたステッピン
グモータの回転速度プロフィールを示す説明図である。
グモータの回転速度プロフィールを示す説明図である。
【図8】 図6のステッピングモータの制御装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
72…CPU、73…ROM、76…モータ駆動制御回
路、77…モータ駆動回路、78…ステッピングモータ
路、77…モータ駆動回路、78…ステッピングモータ
Claims (1)
- 【請求項1】 用紙1枚ごとに情報を記録する装置に用
いられる用紙搬送装置であって、 用紙の移動に用いられ回転速度を制御可能なモータを有
する用紙搬送手段と、 前記モータについての駆動時間が一定に定められ、その
駆動時間の終了までのモータの総回転数が一定であって
モータの回転速度の変化の勾配が互いに異なり、勾配が
低いほど定速回転時の駆動周波数が高い複数種の回転速
度プロフィールを発生する発生手段と、前記発生手 段から発生されるプロフィールのうちの1つ
を選択する選択手段と、 この選択手段によって選択されたプロフィールに基づい
て、前記モータの回転速度を制御するモータ制御手段
と、 このモータ制御手段が回転速度を制御している状態で前
記モータの脱調を検出する脱調検出手段と、 この脱調検出手段が脱調を検出するたびに、前記選択手
段の選択した回転速度プロフィールよりも回転速度の変
化の勾配が1段階だけ低くなった回転速度プロフィール
に変更するプロフィール変更手段 とを具備することを特
徴とする用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3100258A JP2850563B2 (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3100258A JP2850563B2 (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 用紙搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331170A JPH04331170A (ja) | 1992-11-19 |
JP2850563B2 true JP2850563B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=14269196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3100258A Expired - Fee Related JP2850563B2 (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850563B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4952036B2 (ja) * | 2006-04-21 | 2012-06-13 | リコープリンティングシステムズ株式会社 | ドットラインプリンタ及びその印刷制御方法 |
US7891652B2 (en) * | 2008-01-31 | 2011-02-22 | Xerox Corporation | Sheet compiling system and method |
JP5888485B2 (ja) * | 2011-09-29 | 2016-03-22 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
JP6172566B2 (ja) * | 2013-06-20 | 2017-08-02 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6118651A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-27 | Sharp Corp | 原稿送り装置 |
JPH04275097A (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-30 | Canon Inc | 記録装置 |
JPH04291364A (ja) * | 1991-03-20 | 1992-10-15 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1991
- 1991-05-02 JP JP3100258A patent/JP2850563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04331170A (ja) | 1992-11-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |