JPH07237779A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07237779A
JPH07237779A JP6055226A JP5522694A JPH07237779A JP H07237779 A JPH07237779 A JP H07237779A JP 6055226 A JP6055226 A JP 6055226A JP 5522694 A JP5522694 A JP 5522694A JP H07237779 A JPH07237779 A JP H07237779A
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JP
Japan
Prior art keywords
conveying
sheet material
unit
image forming
roller
Prior art date
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Withdrawn
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JP6055226A
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English (en)
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Satoko Takahashi
聡子 高橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送量のずれによる斜行を発生しない搬送系
を有する画像形成装置を提供する。 【構成】 シート材としての用紙Pを収納するシート材
収納部である用紙積載装置118と、この用紙積載装置
118から用紙Pを搬送するシート材搬送手段としての
搬送ローラ120,121と、この搬送ローラ120,
121により搬送された用紙Pに画像を形成する画像形
成手段と、を有し、上流側に第1搬送手段である搬送ロ
ーラ121、下流側に第2搬送手段である搬送ローラ1
20を備え、この搬送ローラ120,121の搬送速度
を調整可能な調整手段であるループ削除制御部を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、片側搬送を行うシート
材搬送系を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像形成装置の一例とし
て図8に電子写真プリンタの概略構成を示す。
【0003】図8において、100’は像担持体として
の感光ドラムであり、該感光ドラム100’の上方には
該感光ドラム100’の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ101’が当接している。該帯電ローラ101’
の当接位置よりも上記感光ドラム100’の回転方向下
流側の帯電された表面には発光手段によって光ビーム1
02’が照射されるようになっている。該発光手段は光
ビーム102’を発する半導体レーザ103’と、該光
ビーム102’を上記表面上に走査せしめるスキャナ1
04’と、該光ビーム102’を上記表面でスポットを
形成するように調整する光学レンズ105’から構成さ
れており、画像データにもとづいて光ビーム102’を
調整することによって上記表面に静電潜像を形成せしめ
る。該静電潜像は、上記光ビーム102’の照射位置よ
りもさらに上記感光ドラム100の回転方向の下流側で
該感光ドラム100’に当接するように配設された現像
装置106’によってトナー像として現像される。
【0004】該トナー像は、上記感光ドラム100’の
下方で該感光ドラム100’に対向するように配設され
た転写ローラ107’によってシート材としての用紙
P’の上に転写される。該用紙P’は上記感光ドラム1
00’の前方(図8において右側)の用紙積載装置10
8’、ないし116’,118’内に積載されていたも
のである。該用紙積載装置108’,116’,11
8’端部にはそれぞれ給紙ローラ109’,117’,
119’および搬送ローラ120’,121’が搬送方
向に向かって左側(片側)に配設されており、各用紙積
載装置内の用紙P’を搬送路へ送り込む。このあと上記
転写ローラ107’までの間の搬送路中には用紙P’の
斜行補正ならびに感光ドラム100’上における画像形
成と用紙搬送の同期をとるためのレジストローラ11
0’が配設されており、上述した転写位置へ所定のタイ
ミングで用紙P’を送り込む。なお、上記レジストロー
ラ110’と給紙ローラ109’,120’,121’
との間にはレジスト紙有無検知センサ111’が配設さ
れており用紙P’の有無を検知するようになっている。
以上のようにして未定着トナー像を転写された用紙P’
はさらに感光ドラム100’後方(図8において左側)
の定着装置へと搬送される。該定着装置は内部に定着ヒ
ータ(図示せず)を有する定着ローラ112’と該定着
ローラ112’に圧接するように配設された加圧ローラ
113’で構成されており、転写部から搬送されてきた
用紙P’を上記定着ローラ112’と加圧ローラ11
3’の圧接部には加圧しながら加熱することにより用紙
P’上の未定着トナー像を定着せしめる。該加圧部の後
方には該圧接部から用紙P’が排出されることを確認す
る排紙有無センサ114’が配設されている。さらに、
該排紙有無センサ114’の後方には排紙ローラ11
5’が配設されており、定着された用紙P’を排出せし
める。
【0005】次に、このような機構部を有する電子写真
プリンタの制御部について図9にもとづいて説明する。
図9において、200’は本電子写真プリンタの外部に
配設されたホストコンピュータで、ユーザ等の操作によ
り作成された画像コードデータをパラレルあるいはシリ
アルのデータとして通信回線201’を介してコントロ
ーラ202’へ送出する。該コードデータを展開してプ
リンタへ送出すべき画像情報に変換するとともに、プリ
ンタ制御部204’に対しコマンドを送出したり、プリ
ンタ制御部からの内部データをステータスとして読み込
んだりすることで、プリント開始要求や予給紙要求を行
う。
【0006】また、該コントローラ202’は画像出力
タイミングとプリンタ内の用紙搬送との同期をとるため
の同期信号の制御も行うものであり、プリンタ内部に存
在する場合とホストコンピュータ内に存在する場合とが
ある。また、上記コントローラ202’には、プリンタ
のさまざまなモード設定、例えば画像のマージン領域な
ど)をユーザが操作するためのオペレーションパネルが
接続されており、通常オフライン状態(ホストと通信回
線を切った状態)で使用される上記ホストコンピュータ
200’およびオペレーションパネル203’と接続さ
れた上記コントローラ202’は、上述したようにプリ
ンタ制御部204’とのデータの送受信を行う。該プリ
ンタ制御部204’は図8の各機構部の駆動/停止のタ
イミング制御及び各センサの入力情報を読み取るため、
搬送系駆動部205’、高圧系駆動部206’、光学系
駆動部207’、定着ヒータ駆動部208’およびセン
サ入力部209’と接続されている。
【0007】まず、搬送系駆動部205’は、各種モー
タ210’および各種ローラ211’の駆動/停止を、
次に高圧系駆動部206’は、帯電212’、現像21
3’、転写214’の駆動/停止をそれぞれプリンタ制
御部204’の指示に基づいて行う。また、光学系駆動
部207’は、レーザ215’、スキャナ216’の駆
動/停止を行う。さらに、定着ヒータ制御部208’
は、定着ヒータ217’の駆動/停止をそれぞれプリン
タ制御部204’の指示に基づいて行うようになってい
る。そして、センサ入力部209’は、レジスト紙有無
センサ218’、および排紙有無センサ219’の情報
を読み取り、プリンタ制御部204’へ情報を提供する
センサ入力部である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、特に給紙搬送路が長い系や、搬送路が大きく
カーブしている系などにおいては用紙P’に働く重力
や、搬送路のあそび等の要因により用紙P’にたわみ
(ループ)が発生する。
【0009】ところが、搬送ローラが搬送方向に向かっ
て片側(左側)にのみついている機構のため、このルー
プが生じている用紙P’の片側のみが搬送ローラによっ
て固定され、この逆側は搬送方向へ、たわみの分だけ余
分に搬送されることになる。したがってここで生じる搬
送量のずれにより斜行を発生し、印字精度の不良を生じ
てしまうという不具合があった。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、搬送
量のずれによる斜行を発生しない搬送系を有する画像形
成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材を搬送するシート材搬送
手段と、該シート材搬送手段により搬送されたシート材
に画像を形成する画像形成手段と、を有する画像形成装
置において、前記シート材搬送手段は、上流側に第1搬
送手段、下流側に第2搬送手段を備え、該第1搬送手段
および第2搬送手段の搬送速度を同時にあるいは個別に
調整する調整手段を設けたことを特徴とする。
【0012】前記第1搬送手段より第2搬送手段の搬送
速度を速くするとよい。
【0013】シート材が搬送される所定位置にシート材
を検知する検知手段を設け、該検知手段に基づき前記第
1搬送手段および第2搬送手段の駆動および停止のタイ
ミングを制御する制御手段を設けるとよい。
【0014】前記検知手段は、シート材のループを検知
可能であるとよい。
【0015】前記検知手段がシート材を検知した時点か
ら第1の所定時間後、前記第1搬送手段を停止させ、さ
らに第2の所定時間後、前記第2搬送手段を停止させる
とよい。
【0016】前記検知手段がシート材を検知し、前記第
1搬送手段と第2搬送手段を停止後、前記第2搬送手段
を再駆動させ、第3の所定時間後、前記第1搬送手段を
再駆動させることもできる。
【0017】
【作用】上記のように構成された画像形成装置では、シ
ート材搬送手段は、上流側に第1搬送手段、下流側に第
2搬送手段を備え、該第1搬送手段および第2搬送手段
の搬送速度を同時にあるいは個別に調整する調整手段を
設けたので、第1搬送手段および第2搬送手段の搬送速
度が、同時にあるいは個別にシート材に応じて変えられ
る。
【0018】第1搬送手段より第2搬送手段の搬送速度
を速くすることで、第1搬送手段と第2搬送手段との間
にあるシート材は引っ張られる。
【0019】検知手段がシート材を検知した時点から第
1の所定時間後、第1搬送手段を停止させ、さらに第2
の所定時間後、第2搬送手段を停止させることで、第1
搬送手段と第2搬送手段との間にあるシート材は引っ張
られる。
【0020】検知手段がシート材を検知し、第1搬送手
段と第2搬送手段を停止後、第2搬送手段を再駆動さ
せ、第3の所定時間後、第1搬送手段を再駆動させるこ
とで、第1搬送手段と第2搬送手段との間にあるシート
材は引っ張られる。
【0021】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0022】(第1実施例)本発明の第1実施例を図1
〜図3に基づいて説明する。機構外略図および制御シー
ケンスは従来例のものと同等である。
【0023】図1は本発明の画像形成装置としての電子
写真プリンタの概略構成図、図2は本発明の構成を示す
ブロック図、図3は本発明の制御タイミングを簡単に示
すタイミングチャートである。
【0024】図1において、100は像担持体としての
感光ドラムであり、該感光ドラム100の上方には該感
光ドラム100の表面を一様に帯電せしめる帯電ローラ
101が当接している。該帯電ローラ101の当接位置
よりも上記感光ドラム100の回転方向下流側の帯電さ
れた表面には発光手段によって光ビーム102が照射さ
れるようになっている。該発光手段は光ビーム102を
発する半導体レーザ103と、該光ビーム102を上記
表面上に走査せしめるスキャナ104と、該光ビーム1
02を上記表面でスポットを形成するように調整する光
学レンズ105から構成されており、画像データにもと
づいて光ビーム102を調整することによって上記表面
に静電潜像を形成せしめる。該静電潜像は、上記光ビー
ム102の照射位置よりもさらに上記感光ドラム100
の回転方向の下流側で該感光ドラム100に当接するよ
うに配設された現像装置106によってトナー像として
現像される。
【0025】該トナー像は、上記感光ドラム100の下
方で該感光ドラム100に対向するように配設された転
写ローラ107によってシート材としての用紙Pの上に
転写される。該用紙Pは上記感光ドラム100の前方
(図1において右側)の用紙積載装置108、ないし1
16,118(用紙積載装置118はシート材収納部)
内に積載されていたものである。該用紙積載装置10
8,116,118端部にはそれぞれ給紙ローラ10
9,117,119および搬送ローラ120,121が
搬送方向に向かって左側(片側)に配設されており、各
用紙積載装置内の用紙Pを搬送路へ送り込む。このあと
上記転写ローラ107までの間の搬送路中には用紙Pの
斜行補正ならびに感光ドラム100上における画像形成
と用紙搬送の同期をとるためのレジストローラ110が
配設されており、上述した転写位置へ所定のタイミング
で用紙Pを送り込む。なお、上記レジストローラ110
と搬送ローラ109,120,121(搬送ローラ12
0,121はそれぞれ第2,第1搬送手段)との間には
検知センサであるレジスト紙有無検知センサ111が配
設されており用紙Pの有無を検知するようになってい
る。以上のようにして未定着トナー像を転写された用紙
Pはさらに感光ドラム100後方(図1において左側)
の定着装置へと搬送される。該定着装置は内部に定着ヒ
ータ(図示せず)を有する定着ローラ112と該定着ロ
ーラ112に圧接するように配設された加圧ローラ11
3で構成されており、転写部から搬送されてきた用紙P
を上記定着ローラ112と加圧ローラ113の圧接部に
は加圧しながら加熱することにより用紙P上の未定着ト
ナー像を定着せしめる。該加圧部の後方には該圧接部か
ら用紙Pが排出されることを確認する排紙有無センサ1
14が配設されている。さらに、該排紙有無センサ11
4の後方には排紙ローラ115が配設されており、定着
された用紙Pを排出せしめる。
【0026】次に、このような機構部を有する電子写真
プリンタの制御部について図2にもとづいて説明する。
図2において、200は本電子写真プリンタの外部に配
設されたホストコンピュータで、ユーザ等の操作により
作成された画像コードデータをパラレルあるいはシリア
ルのデータとして通信回線201を介してコントローラ
202へ送出する。該コードデータを展開してプリンタ
へ送出すべき画像情報に変換するとともに、プリンタ制
御部204に対しコマンドを送出したり、プリンタ制御
部からの内部データをステータスとして読み込んだりす
ることで、プリント開始要求や予給紙要求を行う。
【0027】また、該コントローラ202は画像出力タ
イミングとプリンタ内の用紙搬送との同期をとるための
同期信号の制御も行うものであり、プリンタ内部に存在
する場合とホストコンピュータ内に存在する場合とがあ
る。また、上記コントローラ202には、プリンタのさ
まざまなモード設定、例えば画像のマージン領域など)
をユーザが操作するためのオペレーションパネルが接続
されており、通常オフライン状態(ホストと通信回線を
切った状態)で使用される上記ホストコンピュータ20
0およびオペレーションパネル203と接続された上記
コントローラ202は、上述したようにプリンタ制御部
204とのデータの送受信を行う。該プリンタ制御部2
04は図1の各機構部の駆動/停止のタイミング制御及
び各センサの入力情報を読み取るため、搬送系駆動部2
05、高圧系駆動部206、光学系駆動部207、定着
ヒータ駆動部208およびセンサ入力部209と接続さ
れている。
【0028】まず、搬送系駆動部205は、各種モータ
210および各種ローラ211の駆動/停止を、次に高
圧系駆動部206は、帯電212、現像213、転写2
14の駆動/停止をそれぞれプリンタ制御部204の指
示に基づいて行う。また、光学系駆動部207は、レー
ザ215、スキャナ216の駆動/停止を行う。さら
に、定着ヒータ制御部208は、定着ヒータ217の駆
動/停止をそれぞれプリンタ制御部204の指示に基づ
いて行うようになっている。そして、センサ入力部20
9は、レジスト紙有無センサ218、および排紙有無セ
ンサ219の情報を読み取り、プリンタ制御部204へ
情報を提供するセンサ入力部である。
【0029】つまり、図2は、図9で示した従来例に2
24として、調整手段、また、制御手段であるループ削
除制御部を追加したものである。このループ削除制御部
224の追加によって従来の例と異なる点は、図3のタ
イミングチャートによって以下に説明する。
【0030】図3において、横軸は時間、縦軸は上流側
にある第1搬送手段である搬送ローラ121と、下流側
の第2搬送手段である搬送ローラ120の周速である。
給紙を開始すると搬送ローラ120,121をそれぞれ
周速V1,V2で駆動する。ここでは上流側に存在する
搬送ローラ121の周速V2は感光ドラム100から遠
い位置からの系においてプリントスピードを向上させる
ために、V1(V1は感光ドラム100等、画像形成手
段の回転周速に等しい。)の2倍程度(勿論、2倍以上
でもよい。)とする。この周速V2は、用紙Pの先端が
搬送ローラ120に到達するまでの周速であり、用紙P
にループはできない。次に、少なくとも用紙Pの先端が
搬送ローラ120の到達する以前に設定した時間T1の
経過後にスローダウンして、これ以降はV1より10%
程遅いV3にて駆動する。この時、画像形成部,搬送ロ
ーラ120,搬送ローラ121と用紙Pとの摩擦力の強
度は、画像形成部,搬送ローラ121,搬送ローラ12
0の順に強く、よって、搬送ローラ121がV3にて駆
動しても画像形成部に悪影響を与えることなく、しかも
引張る力を用紙Pに与えることになり、ループは形成さ
れない。
【0031】なお、本実施例では搬送ローラ120と1
21は、それぞれ別モータで駆動する構成となっている
が、搬送ローラ121(または給紙ローラ119および
搬送ローラ121の両方)を、搬送ローラ120と同一
のモータにて駆動し、メカ的に(ギヤ比により)搬送ロ
ーラ121の周速がV3となるような構成としてもよ
い。この場合は図3のタイミングチャートにおけるV2
は存在せず、給紙開始後モータ定常回転に入ると搬送ロ
ーラ120,121はそれぞれV1とV3で駆動し続け
ることになる。ただしV2で搬送する時と比較してプリ
ントスピードは低下する。
【0032】(第2実施例)本発明の第2実施例を図4
に基づいて説明する。機構外略図およびブロック図は第
1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0033】図4は本発明の制御タイミングを簡単に示
すタイミングチャートである。図4において、横軸は時
間、縦軸は搬送ローラ120,121の周速である。こ
こでは搬送ローラ121の周速を2速と設定している
が、最終的なスピード(本実施例においては後半の周
速)が搬送ローラ120と同等とする。さらに第1実施
例と異なる点は、レジスト位置にて一旦給紙終了する際
に、下流の搬送ローラ120のみT2だけ長く定常回転
駆動を続けてから停止する。このように構成すること
で、第1実施例にある周速をV3にする場合と同様に用
紙Pに対し、ループをなくす方向に力が作用することに
なる。
【0034】なお、搬送ローラ120の停止タイミング
をT2ぶん遅らせる代わりに、この後の給紙再開時に搬
送ローラ121の駆動開始タイミングをT2ぶん遅らせ
てもよい。これは、搬送ローラ120,121間のルー
プを削除するための制御で、搬送ローラ120,121
の停止時にループを削除するか、駆動開始時にループを
削除するかの違いである。
【0035】(第3実施例)本発明の第3実施例を図5
〜図7に基づいて説明する。図5は、本発明を示すブロ
ック図、図6は概略構成を示す図、図7はシーケンスを
簡単に示すフローチャートである。
【0036】図5のブロック図は、検知手段であるルー
プ検出用センサ225と、制御手段としてのループ状態
認識制御手段226が、追加になったことを除けば第1
実施例と同様である。ループ検出用センサ225は、図
6の概略構成図上では、122で示す。また第1実施例
で説明したとおり給紙ローラ109,117,119や
搬送ローラ120,121およびレジスト紙有無検知セ
ンサ111が搬送方向に向かって左側に設置されている
のに対し、前記ループ検出用センサ122は、逆に右側
に設置するものとする。これは、引張る力のかかる左側
にはループがほとんど形成されないためである。この実
施例では、レジスト紙有無検知センサ111と別にルー
プ検出用センサ122を設けたが、ループ検出用センサ
122にてレジスト紙有無検知センサ111の役割を兼
ねる構成としてもよい。
【0037】ループ状態認識制御手段226が行うシー
ケンスを、図7のフローチャートで説明する。給紙を開
始した後、所定の時間をタイマにセットしてカウントを
開始する。そして、このタイマが終了する前に、ループ
検出用センサ122がONすればループが生じているも
のとみなして“ループ削除”の処理ルーチンにはいり、
そうでなければ従来例と同様に通常のタイミングで給紙
制御を行う。この“ループ削除”の処理内容に関しては
本発明の第1実施例及び第2実施例のいずれの方法でも
構わないものとする。
【0038】(他の実施例)上記の第1乃至第3実施例
では、図1,図6に示すように、用紙積載装置118か
らの搬送について述べたが、もちろんこれに限るもので
はなく、図示はないが、複数の用紙積載装置を設け、そ
れぞれに搬送ローラを設置し、積載されるシート材に応
じて、ループ等が発生しないようにそれぞれの搬送ロー
ラを制御することもできる。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、シート材搬送手段は、上流側に第1搬送手段、
下流側に第2搬送手段を備え、該第1搬送手段および第
2搬送手段の搬送速度を同時にあるいは個別に調整する
調整手段を設けたので、片側のみが搬送ローラがついて
いる場合でも、ループ等による斜行を防止でき、印字精
度の向上が図れる。
【0040】第1搬送手段より第2搬送手段の搬送速度
を速くすることで、第1搬送手段と第2搬送手段との間
にあるシート材は引っ張られ、ループは確実に防止でき
る。
【0041】第1搬送手段および第2搬送手段の駆動お
よび停止のタイミングを制御する制御手段を設けるとこ
で、シート材に応じて搬送状態を制御できる。
【0042】検知手段は、シート材のループを検知可能
であることで、ループの状態に応じて搬送状態を制御で
きる。
【0043】検知手段がシート材を検知した時点から第
1の所定時間後、第1搬送手段を停止させ、さらに第2
の所定時間後、第2搬送手段を停止させることで、第1
搬送手段と第2搬送手段との間にあるシート材は引っ張
られ、ループは確実に防止できる。
【0044】検知手段がシート材を検知し、第1搬送手
段と第2搬送手段を停止後、第2搬送手段を再駆動さ
せ、第3の所定時間後、第1搬送手段を再駆動させるこ
とで、第1搬送手段と第2搬送手段との間にあるシート
材は引っ張られ、ループは確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例である画像形成装置を示
す概略図である。
【図2】図2は本発明の実施例である画像形成装置の制
御を示す図である。
【図3】図3は本発明の第1実施例である画像形成装置
のタイミングチャートである。
【図4】図4は本発明の第2実施例である画像形成装置
のタイミングチャートである。
【図5】図5は本発明の第3実施例である画像形成装置
の制御を示す図である。
【図6】図6は本発明の第3実施例である画像形成装置
を示す概略図である。
【図7】図7は本発明の第3実施例である画像形成装置
のシーケンスを簡単に示すフローチャートである。
【図8】図8は従来の画像形成装置の示す概略図であ
る。
【図9】図9は従来の画像形成装置の制御を示す図であ
る。
【符号の説明】
P,P’ 用紙(シート材) 100,100’ 感光ドラム 107,107’ 転写ローラ 110,110’ レジストローラ 111,111’ レジスト紙有無検知センサ(検知手
段) 118,118’ 用紙積載装置(シート材収納部) 120,120’ 搬送ローラ(第2搬送手段) 121,121’ 搬送ローラ(第1搬送手段) 122,225 ループ検出用センサ(検知手段) 224 ループ削除制御部(調整手段,制御手段) 226 ループ状態認識制御手段(制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を搬送するシート材搬送手段
    と、該シート材搬送手段により搬送されたシート材に画
    像を形成する画像形成手段と、を有する画像形成装置に
    おいて、 前記シート材搬送手段は、上流側に第1搬送手段、下流
    側に第2搬送手段を備え、該第1搬送手段および第2搬
    送手段の搬送速度を同時にあるいは個別に調整する調整
    手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1搬送手段より第2搬送手段の搬
    送速度を速くしたことを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 シート材が搬送される所定位置にシート
    材を検知する検知手段を設け、該検知手段に基づき前記
    第1搬送手段および第2搬送手段の駆動および停止のタ
    イミングを制御する制御手段を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段は、シート材のループを検
    知可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段がシート材を検知した時点
    から第1の所定時間後、前記第1搬送手段を停止させ、
    さらに第2の所定時間後、前記第2搬送手段を停止させ
    ることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段がシート材を検知し、前記
    第1搬送手段と第2搬送手段を停止後、前記第2搬送手
    段を再駆動させ、第3の所定時間後、前記第1搬送手段
    を再駆動させることを特徴とする請求項3,4または5
    に記載の画像形成装置。
JP6055226A 1994-03-01 1994-03-01 画像形成装置 Withdrawn JPH07237779A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6208826B1 (en) * 1998-06-08 2001-03-27 Ricoh Company, Ltd. Transfer device having notches, method and image forming apparatus using the same transfer device or method
JP2009083948A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Kyocera Mita Corp 給紙機構、給紙機構の制御装置、給紙機構の制御方法、画像形成装置
JP2014118235A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Ricoh Co Ltd シート折り装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP2014232230A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 株式会社リコー ウェブクリーニング装置および画像形成装置

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