JPH0516461A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH0516461A
JPH0516461A JP16828491A JP16828491A JPH0516461A JP H0516461 A JPH0516461 A JP H0516461A JP 16828491 A JP16828491 A JP 16828491A JP 16828491 A JP16828491 A JP 16828491A JP H0516461 A JPH0516461 A JP H0516461A
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JP
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paper
sheet
motor
rotation speed
passage time
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JP16828491A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ikuta
泰弘 生田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH0516461A publication Critical patent/JPH0516461A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送ロール等の消耗部品を交換することなく
用紙の搬送速度を略一定に保持する。 【構成】 コントロールボード70によって、搬送経路
に設けられたセンサ46、47間の用紙の通過時間を計
測し、この通過時間が所定の時間となるようにステッピ
ングモータ55、56の回転数を切り換える。また、ス
テッピングモータ55、56の回転数が所定値に達した
場合には、ロール51、52等の消耗部品の交換時期で
あることを示すメッセージを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機やプリンタ
等に用いられる用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機やプリンタ等における用紙搬
送装置では、搬送経路の各部に、モータによって駆動さ
れる搬送ロールが設けられている。従来は、この搬送ロ
ールを駆動するモータの回転数を一定にして、用紙の搬
送速度を一定にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の用紙
搬送装置では、使用しているうちに、搬送ロールの磨耗
や搬送ロールに対する紙粉の付着等により用紙の搬送さ
れる速度が落ちてくる。すなわち、搬送経路の各ポイン
トに到達する時間が長くなる。用紙搬送装置では、搬送
経路の各ポイントに設けられたセンサによって用紙の通
過を監視しており、用紙が各ポイントに到達する時間が
長くなると紙詰まりと判断されることもあり、この場合
には、搬送ロール等の消耗部品を交換しない限り、復帰
できないこともある。
【0004】また、搬送ロール等の消耗部品は、使用条
件および設置場所の環境条件等により、摩耗や劣化の度
合いが異なってくる。そのため、搬送ロール等の消耗部
品の交換時期を正確に推測することができない。このよ
うに、搬送した用紙の枚数や時間経過のみでは、消耗部
品の交換時期を推測することができないため、従来は、
消耗部品を早め早めに交換しており、損失が大きかっ
た。
【0005】また、従来の用紙搬送装置では、厚紙や薄
紙等、重さの異なる用紙が搬送される場合にも、搬送速
度が変化することがある。
【0006】そこで本発明の第1の目的は、搬送ロール
等の消耗部品を交換することなく用紙の搬送速度を略一
定に保持できるようにした用紙搬送装置を提供すること
にある。
【0007】本発明の第2の目的は、上記目的に加え、
搬送ロール等の消耗部品の交換時期を使用者が正確に把
握できるようにした用紙搬送装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の用
紙搬送装置は、用紙1枚ごとに情報を記録する装置に用
いられるものであって、用紙の移動に用いられ回転数を
制御可能なモータを有する用紙搬送手段と、用紙搬送経
路の複数箇所に設けられ、用紙の有無を検知する検知手
段と、この検知手段の検知出力に基づいて、複数の検知
手段間の用紙の通過時間を計測する通過時間計測手段
と、この通過時間計測手段によって計測された通過時間
が所定の時間となるモータの回転数を決定する回転数決
定手段と、この回転数決定手段によって決定された回転
数でモータを駆動制御するモータ制御手段とを備えたも
のである。
【0009】この用紙搬送装置では、通過時間計測手段
によって、複数の検知手段間の用紙の通過時間が計測さ
れ、この通過時間が所定の時間となるモータの回転数が
回転数決定手段によって決定され、この決定された回転
数で、モータ制御手段によってモータが駆動される。
【0010】請求項2記載の発明の用紙搬送装置は、請
求項1記載の発明において、さらに、モータの回転数が
所定値に達した場合に、用紙搬送手段を構成する消耗部
品の交換時期であることを告知する告知手段を備えたも
のである。
【0011】この用紙搬送装置では、複数の検知手段間
の通過時間が所定の時間となる回転数でモータが駆動さ
れると共に、モータの回転数が所定値に達した場合に
は、告知手段によって、用紙搬送手段を構成する消耗部
品の交換時期であることが告知される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1ないし図7は本発明の一実施例に係
る。
【0013】図1は、本実施例の用紙搬送装置が適用さ
れるレーザプリンタの用紙搬送系の概略の構成を示す説
明図である。この用紙搬送系は、大きく分けて、用紙を
収容したトレイ15から感光体ドラム16に至る第1の
搬送路11と、感光体ドラム16からインバータ17に
至る第2の搬送路12と、インバータ17から第1の搬
送路11に至る第3の搬送路13とを備えている。
【0014】第1の搬送路11には、トレイ15から用
紙を送り出すロール18が設けられ、このロール18
は、回転数を制御可能なモータとしてのステッピングモ
ータ19によって回転されるようになっている。また、
このロール18の前方には用紙の有無を検知するセンサ
20が設けられている。また、第3の搬送路13が合流
後の第1の搬送路11上にもセンサ21が設けられてい
る。このセンサ21の前方には、一対のレジストロール
22、22が設けられ、このレジストロール22はステ
ッピングモータ23によって回転されるようになってい
る。このレジストロール22の近傍には、図示しないレ
ジゲートが設けられ、用紙はこのレジゲートで一旦停止
された後、レジストロール22によって、感光体ドラム
16の回転に同期して搬送される。
【0015】ここで、感光体ドラム16は、図示しない
チャージコロトロンによって一様に帯電された後、画像
情報に基づいて変調されたレーザビームが照射され、こ
の感光体ドラム16上に静電潜像が形成される。この静
電潜像は現像器25によって現像され、トナー像が形成
される。このトナー像は、トランスファコロトロン26
によって用紙に転写される。転写後の用紙は除電用コロ
トロン27によって除電され、感光体ドラム16から剥
離され、第2の搬送路12へ送られる。
【0016】第2の搬送路12には、感光体ドラム16
から剥離された用紙を吸着して搬送するための搬送ベル
ト28と、この搬送ベルト28を駆動する一対のロール
29、29とが設けられている。ロール29はステッピ
ングモータ30によって回転されるようになっている。
搬送ベルト28の出口にはセンサ31が設けられてい
る。この第2の搬送路12を通過した用紙は、インバー
タ17に送られる。
【0017】インバータ17は、一対の搬送ロール3
2、33と、一方の搬送ロール32を回転するステッピ
ングモータ34と、他方の搬送ロール33に対向するよ
うに配置されたロール35とを備え、これらロールの奥
側には、2又に分岐した通路36、37が形成されてい
る。この通路36、37の分岐部には、これらの通路を
切り換えるための図示しない切換ゲートが設けられてい
る。一方の通路36は、両面印字の場合において片面に
対する印字が終了した用紙を一時的に収容する部分であ
り、他方の通路37は、用紙を排出するためのものであ
る。通路37上には、一対の搬送ロール38、38とセ
ンサ39が設けられている。このインバータ17では、
片面印字の場合において印字が終了した用紙および両面
印字の場合において両面に対する印字が終了した用紙
は、通路37を通して排出方向に搬送され、両面印字の
場合において片面に対する印字が終了した用紙は、一旦
通路36に収容された後、図示しない機構によってロー
ル33、35側に戻され、このロール33、35の間を
通して第3の搬送路13に送られる。
【0018】第3の搬送路13は、ボトムロール41
と、このボトムロール41に対向するロール42と、こ
のロール42を回転するステッピングモータ43とを備
えている。このロール41、42の前方には、用紙整合
装置45が設けられ、この用紙整合装置45の入口およ
び出口に、センサ46、47が設けられている。用紙整
合装置45は、入口側に配置された一対の搬送ロール5
1、51と、出口側に配置された二対の搬送ロール5
2、52と、これらの間に配置された二対の第1の用紙
整合ロール53、53および二対の第2の用紙整合ロー
ル54、54とを備えている。搬送ロール51、52
は、それぞれステッピングモータ55、56によって回
転されるようになっている。
【0019】図2は用紙整合装置45の平面図である。
この図に示すように、搬送ロール51、第1の用紙整合
ロール53、第2の用紙整合ロール54、搬送ロール5
2は、それぞれ回転軸57、58、59、60に取り付
けられている。回転軸58、59は、用紙の搬送方向に
対して傾いており、用紙を搬送方向に直交する方向に移
動させ端部を揃えるようになっている。回転軸57は、
カップリング61を介してステッピングモータ55の出
力軸に連結されている。また、回転軸57にはプーリ6
2が取り付けられ、回転軸58、59の端部にもスプリ
ングやユニバーサルジョイント等を介してプーリ63、
64が取り付けられている。そして、これらプーリ6
2、63、64には、ベルト65が掛け渡されている。
このようにして、ステッピングモータ55によって搬送
ロール51、第1の用紙整合ロール53および第2の用
紙整合ロール54が回転されるようになっている。
【0020】また、センサ47の前方には、一対の搬送
ロール58、58と、この搬送ロール58を回転するス
テッピングモータ59が設けられている。
【0021】第3の搬送路13を通過した用紙は、再び
第1の搬送路11に入り、感光体ドラム16に達し、前
述と同じ動作により印字が行われるようになっている。
この場合、用紙の既に印字されている面の裏面が感光体
ドラム16に対向し、これにトナー像が転写され、両面
印字が行われる。両面印字された用紙は、第2の搬送路
12、インバータ17を経て排出方向に搬送されるよう
になっている。
【0022】なお、図1はロールやセンサのうちの主な
ものを示したもので、実際には、図示したもの以外にも
ロールやセンサが設けられている。
【0023】また、各ステッピングモータおよびセンサ
はコントロールボード70に接続されて、各ステッピン
グモータは、このコントロールボード70によって互い
に独立に駆動され、回転数(回転速度)も独立に制御可
能になっている。
【0024】次に、図3を用いて、本実施例の用紙搬送
装置の概略の構成について説明する。この図に示すよう
に、用紙搬送装置は、用紙搬送経路の各部に設けられた
ロールを回転する回転数を制御可能なステッピングモー
タ61と、用紙搬送経路の複数箇所に設けられ、用紙の
有無を検知するセンサ62と、このセンサ62の検知出
力に基づいて、複数のセンサ62間の用紙の通過時間を
計測する通過時間計測手段63と、この通過時間計測手
段63によって計測された通過時間が正常な通過時間と
なるモータの回転数を決定する回転数決定手段64と、
この回転数決定手段64によって決定された回転数でス
テッピングモータ61を駆動制御するモータ制御手段6
5と、回転数決定手段64によって決定された回転数が
所定値に達した場合に用紙搬送のためのロール等の消耗
部品の交換時期であることを判別する交換時期判別手段
66と、この交換時期判別手段66によって交換時期で
あると判別されたときに、交換時期であることを示すメ
ッセージを表示する表示部67とを備えている。図3の
通過時間計測手段63、回転数決定手段64、モータ制
御手段65および交換時期判別手段66は、図1のコン
トロールボード70によって構成される。
【0025】図4は、図1のコントロールボード70の
構成を示すブロック図である。この図に示すように、コ
ントロールボード70は、互いにバス71によって接続
された中央処理装置(以下、CPUと記す。)72と、
リード・オンリ・メモリ(以下、ROMと記す。)73
と、ランダム・アクセス・メモリ(以下、RAMと記
す。)74と、モータ駆動制御回路75とを備えてい
る。コントロールボード70は、さらに、モータ駆動制
御回路75によって制御され、ステッピングモータ61
を駆動するモータ駆動回路76と、バス71とセンサ6
2とを接続するインターフェース77と、バス71と表
示部67とを接続するインターフェース78と、バス7
1に接続され、レーザプリンタ本体の図示しないメイン
CPUとの間の通信を制御する通信制御回路79とを備
えている。この通信制御回路79を介して、搬送される
用紙サイズの情報がメインCPUからコントロールボー
ド70に入力されるようになっている。なお、図3およ
び図4のステッピングモータ61およびセンサ62は、
それぞれ図1の搬送経路の各部に設けられたステッピン
グモータおよびセンサである。また、表示部67は例え
ばレーザプリンタの操作パネルに設けられている。
【0026】このコントロールボード70では、CPU
72が、RAM74をワークエリアとし、ROM73に
格納されたプログラムに基づいてモータ駆動制御回路7
5を制御するようになっている。また、ROM75に
は、各ステッピングモータ61の速度プロフィールが記
憶されていると共に、各ステッピングモータ61ごとに
複数の回転数が記憶され、さらに、正常時の各センサ6
2間の用紙の通過時間が記憶されている。
【0027】次に、図5のフローチャートを参照して、
本実施例におけるステッピングモータの回転数制御の動
作について説明する。なお、以下の説明では、図1の搬
送経路の各部に設けられた各ステッピングモータのうち
用紙整合装置45内のステッピングモータ55、56の
回転数制御の動作について説明する。
【0028】本実施例におけるステッピングモータの回
転数制御では、まず、図5のステップ(以下、Sと記
す。)101で、図1のセンサ46、47の出力を用い
て、図3の通過時間計測手段63(図4のCPU72)
によって、センサ46、47間の用紙の通過時間を求め
る。次に、S102で、通過時間計測手段63によって
求めた通過時間とROM73に記憶されている正常時の
通過時間との差を求め、S103で、この差に応じたス
テッピングモータ55、56の回転数の増減量を求め
る。次に、S104で、この増減量に応じてステッピン
グモータ55、56の回転数の切換を指示する。このS
102ないしS104は、図3の回転数決定手段64
(図4のCPU72)によって行われ、S104におけ
る回転数の切換の指示は、図3のモータ制御手段(図4
のモータ駆動制御回路75)と図3の交換時期判別手段
66(図4のCPU72)とに送られる。これにより、
センサ46、47間の用紙の通過時間が正常時の通過時
間となるように、ステッピングモータ55、56の回転
数が切り換えられる。
【0029】次に、S105で、図3の交換時期判別手
段66(図4のCPU72)によって、ステッピングモ
ータ55、56の回転数がROM73に記憶されている
所定値以上か否かを判断する。NOの場合は終了し、Y
ESの場合はS106で、図3および図4の表示部67
に、ロール等の消耗部品の交換時期であることを示すメ
ッセージを表示して終了する。S105で回転数を比較
する所定値は、例えば、ステッピングモータ55、56
を安定に回転させることのできる上限の回転数とする。
【0030】このように本実施例によれば、センサ4
6、47間の用紙の通過時間を計測し、この通過時間が
所定の時間となるようにステッピングモータ55、56
の回転数が切り換えられる。従って、搬送ロール等の消
耗部品の摩耗や搬送ロールに対する紙粉の付着等により
用紙の搬送速度が低下しても、搬送ロール等の消耗部品
を交換することなく用紙の搬送速度を正常な速度に復帰
させることができる。また、厚紙や薄紙等、重さの異な
る用紙が搬送されて搬送速度が変化するような場合で
も、自動的にステッピングモータ55、56の回転数が
切り換えられるので、用紙の搬送速度を正常な速度に保
持することができる。
【0031】また、ステッピングモータ55、56の回
転数が所定値に達した場合には、ロール等の消耗部品の
交換時期であることを示すメッセージが表示されるの
で、どのような環境でレーザプリンタを使用しても、使
用者は消耗部品の交換時期を正確に把握することができ
る。
【0032】なお、センサ46、47間の用紙の通過時
間が所定の時間となるように、ステッピングモータ55
の回転数のみを制御するようにしても良い。
【0033】また、以上の説明ではステッピングモータ
55、56の回転数の制御についてのみ述べたが、他の
ステッピングモータについても、同様に、そのステッピ
ングモータの前後のセンサ間の用紙の通過時間を測定
し、この通過時間が所定の時間となるように回転数を切
り換えることにより、用紙の搬送速度を正常な速度に保
持することができる。また、搬送路中の用紙の有無の検
知には、センサに限らず、スイッチ等の他の検出手段を
用いても良い。
【0034】ところで、従来、複数種の用紙サイズの用
紙を使用する電子複写機やプリンタの用紙搬送装置で
は、用紙サイズが変わっても、搬送速度を変えないた
め、両面印字のための図1に示す第3の搬送路13のよ
うな複雑な搬送路を有する場合、次のような2つの欠点
があった。
【0035】第1の欠点は、用紙コントロール上の制約
や機械的な制限に対し対応し難いことである。以下、そ
の一例を説明する。図1に示す用紙整合装置45では、
コントロール上、例えばロール51からロール54まで
の搬送速度を500mm/秒とし、ロール52から先の
搬送速度を200mm/秒とするように、ロール51か
らロール54までとロール52から先とで用紙の搬送速
度を変える場合がある。これは、コントロール上、両面
印字の際に搬送路上に存在する用紙の数が決まっている
場合において搬送路上の全ての搬送速度を一定にする
と、インバータ17の通過の際に用紙の間隔が開いて第
3の搬送路13を通過した用紙が再び感光体ドラム16
に到達する時間が長くなり、生産性(単位時間当たりの
印字枚数)が悪いため、用紙整合装置45において搬送
速度を速くして用紙の間隔を詰めるためである。図6
は、このような用紙整合装置45を用紙が連続的に通過
する様子を示し、(a)はA4サイズの用紙81の場合
を示し、(b)はB4サイズの用紙82の場合を示す。
このような用紙整合装置45を、用紙サイズに係わらず
一定の時間間隔で用紙が通過する場合、図6(a)、
(b)に示すようにB4サイズの用紙間隔はA4サイズ
の用紙間隔よりも小さくなる。従って、A4サイズの用
紙間隔が適当となるように搬送速度を決めると、B4サ
イズの用紙間隔が小さくなり、用紙走行の安定性に欠け
る。また、B4サイズの用紙間隔が適当となるように搬
送速度を決めると、A4サイズの用紙間隔が大きくなり
過ぎ、生産性が悪くなる。従って、用紙サイズに応じて
搬送速度を変えることが望まれる。
【0036】第2の欠点は、用紙整合装置45のように
途中で搬送速度を減速するような搬送経路の場合、大き
いサイズの用紙と小さいサイズの用紙を同じ速度で搬送
することは、用紙走行の安定性に欠けることである。す
なわち、搬送速度を減速すると用紙間隔が詰まるため、
大きいサイズの用紙の場合、もともと小さい用紙間隔が
さらに小さくなり、後ろの用紙が前の用紙に追いついて
しまい、用紙走行の安定性が悪くなる。従って、用紙サ
イズが大きいほど、搬送速度を遅くした方が用紙走行の
安定性が良くなる。
【0037】このような欠点をなくすため、本実施例で
は、用紙整合装置45のような、用紙コントロール上の
制約や機械的な制限によってコントロールし難い、ある
いは用紙サイズに応じて搬送速度を変えた方が良い搬送
経路において、用紙搬送用のモータの駆動を他のモータ
とは独立にし、かつステッピングモータのような回転数
を制御可能なモータを用い、用紙サイズに応じてモータ
の回転数を切り換えることによって、用紙サイズに応じ
て搬送速度を切り換えるようにしている。
【0038】すなわち、図7に示すように、用紙トレイ
15からメインCPU83を介してコントロールボード
70に用紙サイズの情報が送られ、コントロールボード
70は、用紙サイズに応じて、例えば用紙整合装置45
内のステッピングモータ55の回転数を切り換える。こ
のようにステッピングモータ55の回転数を切り換える
ことによって、ロール51からロール54までの搬送速
度を、例えば、A4サイズの用紙では500mm/秒、
B4サイズの用紙では300mm/秒というように用紙
サイズに応じて切り換える。このようにB4サイズの用
紙の搬送速度をA4サイズの用紙の搬送速度よりも遅く
することにより、B4サイズの用紙の間隔を最適に保
ち、用紙走行を安定させることができる。また、A4サ
イズの用紙の場合には、B4サイズの用紙に合わせて搬
送速度を遅くする必要がないので、用紙の間隔を最適に
保ちながら、生産性を向上することができる。
【0039】このように、用紙サイズに応じて用紙の搬
送速度を切換可能とすることにより、多様なコントロー
ルが可能となり、また、機械的な制限に対し対応し易く
なる。また、用紙走行を安定化することができる。な
お、用紙サイズに応じて用紙の搬送速度を切り換える部
分は用紙整合装置45に限らず、例えば、用紙の波打ち
が生じ易い部分において、波打ちを防止するために用紙
サイズが大きいほど搬送速度を遅くするようにしても良
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、複数の検知手段間の用紙の通過時間が所定の
時間となるモータの回転数を変更するようにしたので、
搬送ロール等の消耗部品を交換することなく用紙の搬送
速度を略一定に保持することができるという効果があ
る。
【0041】また、請求項2記載の発明によれば、モー
タの回転数が所定値に達した場合に、用紙搬送手段を構
成する搬送ロール等の消耗部品の交換時期であることを
告知するようにしたので、上記効果に加え、消耗部品の
交換時期を使用者が正確に把握できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の用紙搬送装置が適用され
るレーザプリンタの用紙搬送系の概略の構成を示す説明
図である。
【図2】 図1における用紙整合装置の平面図である。
【図3】 一実施例の用紙搬送装置の概略の構成を示す
機能ブロック図である。
【図4】 図1のコントロールボードの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 一実施例におけるステッピングモータの回転
数制御の動作を示すフローチャートである。
【図6】 用紙が用紙整合装置を連続的に通過する様子
を示す説明図である。
【図7】 一実施例において用紙サイズに応じて搬送速
度を切り換えるための構成を示す説明図である。
【符号の説明】
45…用紙整合装置、46,47,62…センサ、5
1,52…搬送ロール、55,56,61…ステッピン
グモータ、63…通過時間計測手段、64…回転数決定
手段、65…モータ制御手段、66…交換時期判別手
段、67…表示部、70…コントロールボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 5/06 J 7111−3F 20/02 Z 7018−3F G06K 15/16 2116−5L

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙1枚ごとに情報を記録する装置に用
    いられる用紙搬送装置であって、 用紙の移動に用いられ回転数を制御可能なモータを有す
    る用紙搬送手段と、 用紙搬送経路の複数箇所に設けられ、用紙の有無を検知
    する検知手段と、 この検知手段の検知出力に基づいて、複数の検知手段間
    の用紙の通過時間を計測する通過時間計測手段と、 この通過時間計測手段によって計測された通過時間が所
    定の時間となるモータの回転数を決定する回転数決定手
    段と、 この回転数決定手段によって決定された回転数で前記モ
    ータを駆動制御するモータ制御手段とを具備することを
    特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 用紙1枚ごとに情報を記録する装置に用
    いられる用紙搬送装置であって、 用紙の移動に用いられ回転数を制御可能なモータを有す
    る用紙搬送手段と、 用紙搬送経路の複数箇所に設けられ、用紙の有無を検知
    する検知手段と、 この検知手段の検知出力に基づいて、複数の検知手段間
    の用紙の通過時間を計測する通過時間計測手段と、 この通過時間計測手段によって計測された通過時間が所
    定の時間となるモータの回転数を決定する回転数決定手
    段と、 この回転数決定手段によって決定された回転数で前記モ
    ータを駆動制御するモータ制御手段と、 前記モータの回転数が所定値に達した場合に、用紙搬送
    手段を構成する消耗部品の交換時期であることを告知す
    る告知手段とを具備することを特徴とする用紙搬送装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01210447A (ja) * 1988-02-17 1989-08-24 Mitsubishi Kasei Vinyl Co 塩化ビニル系樹脂組成物
US7841596B2 (en) 2006-10-02 2010-11-30 Sharp Kabushiki Kaisha Sheet feeder
JP2015163443A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 ブラザー工業株式会社 液体付与装置、及び、プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7841596B2 (en) 2006-10-02 2010-11-30 Sharp Kabushiki Kaisha Sheet feeder
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