JP3720577B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラ−複写機,カラ−プリンタ等の画像形成装置、特に転写紙に体する転写速度の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
感光体上に順次形成されたカラー画像を中間転写体に設けられた基準マ−クに基づいて各色の位置合わせをして中間転写体上に重ねて1次転写してから、中間転写体に転写した画像を転写紙に2次転写し、転写紙に転写されたカラ−画像を定着するカラ−画像形成装置においては、画像形成効率を高めるために、中間転写体に例えば2枚分のカラ−画像を1次転写してから転写紙に転写する装置が使用されている。
【0003】
また、カラ−画像形成装置でOHP用紙やハガキ等の厚手の転写紙(以下厚紙とする)にカラー画像を定着するための熱量は通常の転写紙の2倍近くの熱量が必要である。このため厚紙の転写紙にカラ−画像を形成するとき、例えば特開平5−265299号公報に示されているように、中間転写体にカラー画像を重ねる1次転写工程までの作像線速に対して転写紙に画像を一括転写する2次転写工程以降の感光体や中間転写体の線速すなわち定着工程における転写紙の搬送速度を減速して定着に必要な熱量を確保するようにしている。
【0004】
このように1次転写が終了してから中間転写体の線速を減速するために、感光体や中間転写体の駆動モ−タの回転を通常のクローズドループで制御しているが、モータの回転角を検出できないモータを使用した場合、減速を開始してから所定の速度に達するまでの時間や減速時の速度プロフィールが安定せずばらつくため減速中の中間転写体の移動距離に変動が生じる。中間転写体の移動距離の変動による影響を防ぎ、減速後の中間転写体の速度が安定してから2次転写するために、例えば図9のタイムチャ−トに示すように、黒(K),シアン(C),マゼンタ(M),黄(Y)の2枚分の画像を中間転写体に1次転写して中間転写体の速度V1から速度V2に減速を開始した後、位置合わせ用の基準マ−クを2回検出したT1時を基準にして2次転写のタイミングをとって、画像を形成した順に1枚目の画像FC1と2枚目の画像FC2を転写紙に2次転写している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように厚紙に画像を形成する場合、中間転写体の速度を減速してから位置合わせ用の基準マ−クを2回検出したのちに2次転写しているため、1次転写終了してから2次転写を行うまでに中間転写体ベルトを約2回転余分に回転する必要があり、通常の転写紙に比べて2次転写時間が長くなってしまうという短所があった。
【0006】
この発明はかかる短所を改善するためになされたものであり、転写紙と画像の先端の位置合わせがばらつくことを防止し、迅速に画像を形成することができる画像形成装置を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る画像形成装置は、感光体上に順次形成されたカラー画像を中間転写体に設けられた基準マ−クに基づいて各色の位置合わせをして中間転写体上に重ねて転写する1次転写手段と、中間転写体上の画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段と、転写紙上に転写されたカラー画像を転写紙に定着させる定着手段を有する画像形成装置において、中間転写体上に複数画面分の画像を形成し、連続して複数画面分の画像を順次転写紙に転写するときに、1次転写終了後の中間転写体の線速を1次転写までの線速と異なる線速で動作するモードを選択した場合、中間転写体の線速を変更してから中間転写体に設けられた基準マ−クを最初に検知したときを基準にして中間転写体の画像と転写紙を位置合わせして2次転写を行うことを特徴とする。
【0008】
この発明に係る第2の画像形成装置は、感光体上に順次形成されたカラー画像を中間転写体に設けられた基準マ−クに基づいて各色の位置合わせをして中間転写体上に重ねて転写する1次転写手段と、中間転写体上の画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段と、転写紙上に転写されたカラー画像を転写紙に定着させる定着手段を有する画像形成装置において、中間転写体上に複数画面分の画像を形成し、連続して複数画面分の画像を順次転写紙に転写するときに、1次転写終了後の中間転写体の線速を1次転写までの線速と異なる線速で動作するモードを選択した場合、中間転写体の線速を変更してから最初に基準マ−クを検知した後に先端が2次転写手段の位置に到達した画像から2次転写を行うことを特徴とする。
【0009】
この発明に係る第3の画像形成装置は、感光体上に順次形成されたカラー画像を中間転写体に設けられた基準マ−クに基づいて各色の位置合わせをして中間転写体上に重ねて転写する1次転写手段と、中間転写体上の画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段と、転写紙上に転写されたカラー画像を転写紙に定着させる定着手段を有する画像形成装置において、中間転写体に各色の画像の位置合わせの基準となる基準マ−クとは周方向で異なる位置に2次転写用基準マ−クを設け、中間転写体上に複数画面分の画像を形成し、連続して複数画面分の画像を順次転写紙に転写するときに、1次転写終了後の中間転写体の線速を1次転写までの線速と異なる線速で動作するモードを選択した場合、中間転写体の線速を変更してから最初に2次転写用基準マ−クを検知した後に先端が2次転写手段の位置に到達した画像から2次転写を行うことを特徴とする。
【0010】
上記中間転写体上に設けられた複数個の基準マークをマーク毎に識別可能に形成し、あらかじめ記憶した各基準マ−クの間隔に基づいて2次転写するときの転写紙スタートタイミングを決定することが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の画像形成装置はスキャナとプリンタを有する、プリンタは感光体とリボルバユニットと転写ユニット及び書込ユニットを有する。リボルバユニットは黒(K),シアン(C),マゼンタ(M),黄(Y)の各色の現像器を有する。転写ユニットは複数のロ−ラに巻き回され、色重ね時の位置合わせの基準となる基準マ−クAを有する中間転写ベルトとベルト転写チャ−ジャと基準マ−クAを読み取るマ−クセンサと紙転写チャ−ジャ及びベルトクリ−ニング部を有する。中間転写ベルトは、例えばA4横サイズの2枚分と転写紙間隔を加えた感光体の周長の2倍の長さを有し、感光体の2回転で中間転写ベルトに同一色で2画面の画像が形成できるようになっている。
【0012】
この画像形成装置で例えばA4横サイズの2枚分のフルカラ−画像を転写紙に形成するとき、感光体と中間転写ベルトを同じ線速V1で回転しながら、スキャナにセットされた2枚の原稿の1枚目の画像を読み取り、読み取った1枚目の原稿の黒画像K1の静電潜像を形成し、リボルバユニットで現像して黒画像K1の静電潜像を可視化する。この可視化した黒画像K1をマ−クセンサによる中間転写ベルトの基準マークA検出を基準にしたタイミングで中間転写ベルトに1次転写する。1枚目の原稿の読取りが終了すると、一定タイミングをおいて上記と同様にして2枚目の原稿の黒画像K2を感光体に形成して、形成した黒画像K2を中間転写ベルトの黒画像K1を転写した領域のあとの領域に1次転写する。1色目の黒画像K1,K2の2次転写が終了すると、上記と同様にして感光体に1枚目の原稿のシアン画像C1を形成し、形成したシアン画像C1を中間転写ベルトの基準マーク検出を基準にしたタイミングで中間転写ベルトに1次転写して、1色目の黒画像K1と2色目のシアン画像C1を重ね合わせる。その後、2枚目の原稿のシアン画像C2を感光体に形成し、形成したシアン画像C2を中間転写ベルトに1次転写して黒画像K2と重ね合わせる。この画像形成と1次転写をマゼンタ(M),黄(Y)の各画像毎に繰返し、中間転写ベルトに1枚目の原稿のカラ−画像FC1と2枚目の原稿のカラ−画像FC2を形成する。
【0013】
2次転写工程に入り、厚紙に転写するモ−ドのとき、感光体と中間転写ベルトの線速V1を例えば1/2の線速V2に減速し、マ−クセンサで中間転写ベルトの基準マークAを最初に検知したときから後に紙転写チャ−ジャの位置に一番最初に画像先端がくる2枚目の原稿のカラ−画像FC2と転写紙の先端とが合うよう基準マークAからタイミングをとって転写紙を搬送し、転写紙に2枚目の原稿のカラ−画像FC2を2次転写させ、引き続いて1枚目の原稿のカラ−画像FC1を転写紙に2次転写して定着する。
【0014】
このように中間転写ベルトの線速V1を線速V2に減速して中間転写ベルトの基準マークAを最初に検知した後に紙転写チャ−ジャの位置に一番最初に画像先端がくるカラ−画像FC2から2次転写するようにしたから、中間転写ベルトを減速してから2次転写を開始するまでに中間転写ベルトを余分に回転する必要がなく、中間転写ベルトに形成したカラ−画像FC2,FC1を迅速に2次転写することができる。
【0015】
また、中間転写ベルトの基準マ−クAとは別の位置に基準マ−クAとは大きさが異なる2次転写用基準マ−クBを設け、2次転写用基準マ−クBの検出を中間転写ベルトに形成されたカラ−画像FC1,FC2を転写紙に2次転写するタイミングの基準にしても良い。
【0016】
この場合は、2次転写と定着工程で厚紙に転写するモ−ドのとき、感光体と中間転写ベルトの線速V1を線速V2に減速してからマ−クセンサで中間転写ベルトの2次転写用基準マークBを最初に検知したときに、紙転写チャ−ジャの位置に一番最初に画像先端がくる1枚目の原稿のカラ−画像FC1と転写紙の先端とが合うようにタイミングをとって転写紙を搬送し、1枚目の原稿のカラ−画像FC1を2次転写し、引き続いて2枚目の原稿のカラ−画像FC2を転写紙に2次転写して定着する。
【0017】
このように4色の画像の位置合わせの基準となる基準マ−クAとは別の2次転写用基準マ−クBの検出を中間転写ベルトに形成されたカラ−画像FC1,FC2を転写紙に2次転写するタイミングの基準とすることにより、基準マ−クAの検出を2次転写するタイミングの基準とする場合よりも中間転写ベルトの約半周分だけ2次転写の時間を短縮することができる。
【0018】
このカラ−画像FC1を2次転写させるために2次転写基準マークBを検出してから転写紙を紙転写チャ−ジャに搬送するタイミングは、中間転写ベルトに付された基準マ−クAと2次転写用基準マ−クBとの間隔と中間転写ベルトの全長とマ−クセンサから紙転写チャ−ジャまでの中間転写ベルトの搬送距離と基準マ−クAを検出してから1枚目のカラ−画像FC1を1次転写するタイミング及び中間転写ベルトの線速V1,V2で定まる。そこで中間転写ベルトに付された基準マ−クAと2次転写用基準マ−クBとの間隔をあらかじめ測定して、中間転写ベルトの全長やマ−クセンサから紙転写チャ−ジャまでの中間転写ベルトの搬送距離等とともに記憶しておき、2次転写基準マークBを検出してから転写紙を紙転写チャ−ジャに搬送するタイミングを決定する。
【0019】
【実施例】
図1はこの発明の一実施例の画像形成装置の構成図である。図に示すように、画像形成装置はプリンタ1とスキャナ2と給紙部3とドキュメントフィーダ4及びソータ5を有する。プリンタ1は、図2の構成図に示すように、感光体10とリボルバユニット20と転写ユニット30及び書込ユニット40を有する。感光体10の周りは除電ランプ11と帯電チャージャ12とトナー付着量センサ14と転写前除電ランプ15と転写ユニット30及びドラムクリ−ニングブ16が感光体10の回転方向に沿って設けられている。リボルバユニット20は黒(K),シアン(C),マゼンタ(M),黄(Y)の各色の現像器21,22,23,24とリボルバホームポジションセンサ25を有する。転写ユニット30は複数のロ−ラに巻き回され、色重ね時の位置合わせの基準となる基準マ−クAを有する中間転写ベルト31とベルト転写チャ−ジャ32と基準マ−クAを読み取るマ−クセンサ33と紙転写チャ−ジャ34及びベルトクリ−ニング部35を有する。中間転写ベルト31は、例えばA4横サイズの2枚分と転写紙間隔を加えた感光体10の周長の2倍の長さを有し、感光体10の2回転で中間転写ベルト31に同一色で2画面の画像が形成できるようになっている。
【0020】
プリンタ1とスキャナ2と給紙部3とドキュメントフィーダ4及びソータ5は、図3に示すように、それぞれプリンタ制御部100とスキャナ制御部200と給紙制御部300とドキュメントフィーダ制御部400及びソータ制御部500をを有し、システム制御部600の制御により画像形成転写処理や画像読み込み処理,給紙処理,原稿搬送処理及び仕分け処理を実行する。操作表示部700は各種処理内容を入力するとともに実行している処理等を表示する。
【0021】
プリンタ制御部100は、図4に示すようにCPU101とROM102とRAM103とシリアル通信コントローラ104と書き込み制御ユニット105とレーザ光源制御ユニット106及び入出力制御を行うIOコントローラ107を有する。CPU101はROM102に予め記憶した制御プログラムにしたがって紙搬送系を駆動するメインモータ110や感光体10と中間転写ベルト31を駆動するドラムモータ111と、現像スリ−ブを駆動する現像モータ112と、リボルバユニット20を駆動するリボルバモータ113と、トナ−を補給する補給モータ114と、定着ユニット160及び電源部170を駆動させ、マークセンサ33に接続されたマークセンサ回路150やリボルバホームポジションセンサ25に接続されたリボルバホームポジションセンサ回路151と、帯電チャ−ジャ12で帯電した感光体10の電位を測定する電位計回路180及びトナ−付着量センサ14に接続されたトナー付着量センサ回路181からの信号によりプリンタ1全体の動作を制御する。シリアル通信コントロ−ラ104はスキャナ制御部200と給紙制御部300とソータ制御部500及びシステム制御部600との間で制御情報や画像デ−タの授受を制御する。書き込み制御ユニット105はレーザ光源制御ユニット106及びポリゴンモータ115と接続して画像データの露光制御を行なう。
【0022】
上記のように形成された画像形成装置で例えばA4横サイズの2枚分のフルカラ−画像を転写紙に形成するときの動作を図5のタイムチャ−トを参照して説明する。画像形成サイクルを開始すると、プリンタ制御部100のCPU101は除電ランプ11をオンにしてドラムモータ111を回転させて感光体10を反時計方向に回転し、中間転写ベルト31を感光体10と同じ線速V1、例えばV1=156mm/秒で時計方向に回転する。この感光体10の回転により除電ランプ11で除電された感光体10の部分が帯電チャ−ジャ12の位置にくると、帯電チャージャ12をオンにして感光体10を一様に帯電する。一方、中間転写ベルト31が回転してマークセンサ33が基準マークAを検出すると1色目の黒(K)画像のスキャン開始コマンドをスキャナ制御部200に送る。スキャナ制御部200はスキャナ2にセットされた2枚の原稿の1枚目の画像を読み取り書込ユニット40に送る。書込ユニット40はスキャナ制御部200で読み取った1枚目の原稿の黒画像K1に応じて感光体10を露光して黒画像K1の静電潜像を形成する。感光体10の帯電した部分が現像位置に到達すると、リボルバユニット20の現像バイアスをオンにして、現像器21で感光体10に形成された黒画像K1の静電潜像を可視化する。この可視化した黒画像K1がマ−クセンサ33による中間転写ベルト31の基準マークA検出を基準にしたタイミングで中間転写ベルト31にベルト転写チャ−ジャ32で1次転写する。1枚目の原稿の読取りが終了すると、スキャナ2は高速でリタ−ンして2枚目の原稿の読取開始するまで、すなわち1枚目の原稿の転写紙と2枚目の原稿の転写紙とを搬送する時間間隔に対応した時間だけスキャナホ−ムポジションで待機する。その後、上記と同様にして2枚目の原稿の黒画像K2を感光体10に形成して、図6の説明図に示すように感光体10に形成した黒画像K2を中間転写ベルト31の黒画像K1を転写した領域のあとの領域に1次転写する。1色目の黒画像K1,K2の2次転写が終了すると、現像モータ112によりリボルバユニット20を回転し、シアン(C)の現像器22を感光体10に接触させる。その後、上記と同様にして感光体10に1枚目の原稿のシアン画像C1を形成し、形成したシアン画像C1を中間転写ベルト31の基準マーク検出を基準にしたタイミングで中間転写ベルト31に1次転写して、1色目の黒画像K1と2色目のシアン画像C1を重ね合わせる。その後、2枚目の原稿のシアン画像C2を感光体10に形成し、形成したシアン画像C2を中間転写ベルト31に1次転写して黒画像K2と重ね合わせる。この画像形成と1次転写をマゼンタ(M),黄(Y)の各画像毎に繰返し、中間転写ベルト31に1枚目の原稿のカラ−画像FC1と2枚目の原稿のカラ−画像FC2を形成する。
【0023】
この画像形成,1次転写工程で最後の色にあたる2枚目の原稿の黄画像Y2を中間転写ベルト31に1次転写が終了すると、2次転写と定着工程に入る。2次転写工程に入り、厚紙に転写するモ−ドのとき、CPU101はドラムモータ111の回転速度を減速して感光体10と中間転写ベルト31の線速V1を線速V2、例えば線速V1の1/2である78mm/秒にする。ドラムモータ111の回転速度の減速を開始すると時間ΔT、例えば500ミリ秒後に中間転写ベルト31が線速V2になり安定する。そこで図5のタイムチャ−トに示すように、黒(K),シアン(C),マゼンタ(M),黄(Y)の2枚分の画像を中間転写ベルト31に1次転写して中間転写ベルト31の速度V1を速度V2に減速した後、中間転写ベルト31の位置合わせ用の基準マ−クAを検出したT1時を基準にして2次転写のタイミングをとって、画像を形成した順に1枚目の画像FC1と2枚目の画像FC2を転写紙に2次転写して定着する。このようにして中間転写ベルト31の移動速度を減速後、中間転写ベルト31の基準マークAを最初に検出したときを基準にして中間転写ベルト31に形成された画像を転写紙に2次転写するから、中間転写ベルト31の移動距離の変動による影響を防ぐことができるとともに良質な画像を迅速に得ることができる。
【0024】
2次転写が終了したときにベルトクリーニング部35を中間転写ベルト31に接触させて中間転写ベルト31に残量したトナ−を除去する。この中間転写ベルト31に残量したトナ−を除去しているときに、中間転写ベルト31がベルトクリーニング部35に接触してから1回転してから、第2の画像転写領域と第1の画像転写領域の中間部分がベルトクリーニング部35に達するまで中間転写ベルト31を回転してからベルトクリーニング部35を中間転写ベルト31から離す。このようにして中間転写ベルト31の画像転写領域にトナ−の横筋が入ることを防ぐことができる。
【0025】
中間転写ベルト31の残留トナ−が除去されたら、CPU101はドラムモータ111の回転速度を増速して感光体10と中間転写ベルト31を線速V1で回転して、3枚目の原稿と4枚目の原稿の画像形成と1次転写工程に入る。
【0026】
上記実施例は中間転写ベルト31に設けられた4色の画像の位置合わせの基準となる基準マ−クAの検出を基準にして中間転写ベルト31に形成された順にカラ−画像FC1,FC2を転写紙に2次転写する場合について説明したが、中間転写ベルト31の駆動速度を線速V2に減速してから、マ−クセンサ33で中間転写ベルト31の基準マークAを最初に検知したときT1から後に紙転写チャ−ジャ34の位置に一番最初に画像先端がくるのは、図7に示すように、2枚目の原稿のカラ−画像FC2である。そこで、2枚目の原稿のカラ−画像FC2から転写紙に2時転写するようにしても良い。この場合、CPU101は中間転写ベルト31の駆動速度を線速V2に減速してから、マ−クセンサ33で中間転写ベルト31の基準マークAを最初に検知したときT1を基準にして中間転写ベルト31上のカラ−画像FC2と給紙部3から送られて給紙レジストロ−ラ50に先端を突き当てて待機状態になっている転写紙の先端とが合うようにタイミングをとって給紙レジストローラ50を回転させ、転写紙にカラ−画像FC2を2次転写させる。カラ−画像FC2を転写した転写紙は線速V2で定着ユニット160に搬送されて定着される。カラ−画像FC2を2次転写したら引き続いて1枚目の原稿のカラ−画像FC1を転写紙に2次転写して定着する。
【0027】
このように中間転写ベルト31の線速V1を線速V2に減速して中間転写ベルト31の基準マークAを最初に検知した後に紙転写チャ−ジャ34の位置に一番最初に画像先端がくるカラ−画像FC2から2次転写するようにしたから、中間転写ベルト31を減速してから2次転写を開始するまでに中間転写ベルト31を余分に回転する必要がなく、中間転写ベルト31に形成したカラ−画像FC2,FC1を迅速に2次転写することができる。
【0028】
上記実施例は中間転写ベルト31に形成されたカラ−画像FC1,FC2を厚紙の転写紙に2次転写する場合について説明したが、普通紙の転写紙にカラ−画像FC1,FC2を2次転写するときも、高速モ−ドを選択して中間転写ベルト31の基準マークAを最初に検知した後に紙転写チャ−ジャ34の位置に一番最初に画像先端がくるカラ−画像FC2から2次転写するようにすると良い。
【0029】
また、上記実施例は中間転写ベルト31に設けられた4色の画像の位置合わせの基準となる基準マ−クAを基準にして中間転写ベルト31に形成されたカラ−画像FC1,FC2を転写紙に2次転写する場合について説明したが、図6に示すように、中間転写ベルト31の基準マ−クAとは別の位置に基準マ−クAとは大きさが異なる2次転写用基準マ−クBを設け、2次転写用基準マ−クBの検出を中間転写ベルト31に形成されたカラ−画像FC1,FC2を転写紙に2次転写するタイミングの基準にしても良い。
【0030】
この場合の2次転写工程の動作を図8のタイムチャ−トを参照して説明する。画像形成と1次転写工程で最後の色にあたる2枚目の原稿の黄画像Y2を中間転写ベルト31に1次転写が終了して2次転写と定着工程に入り、厚紙に転写するモ−ドのとき、CPU101はドラムモータ111の回転速度を減速して感光体10と中間転写ベルト31の線速V1を線速V2にする。その後、マ−クセンサ33で中間転写ベルト31の2次転写用基準マークBを最初に検知したときT1から後に紙転写チャ−ジャ34の位置に一番最初に画像先端がくるのは、1枚目の原稿のカラ−画像FC1である。そこでCPU101は中間転写ベルト31上のカラ−画像FC1と給紙部3から送られて給紙レジストロ−ラ50に先端を突き当てて待機状態になっている転写紙の先端とが合うよう2次転写用基準マークBを検出してからタイミングをとって給紙レジストローラ50を回転させ、転写紙にカラ−画像FC1を2次転写させる。その後、引き続いて2枚目の原稿のカラ−画像FC2を転写紙に2次転写して定着する。
【0031】
このカラ−画像FC1を2次転写させるために2次転写用基準マークBを検出してから給紙レジストローラ50を回転させるタイミングは、中間転写ベルト31に付された基準マ−クAと2次転写用基準マ−クBとの間隔と中間転写ベルト31の全長とマ−クセンサ33から紙転写チャ−ジャ34までの中間転写ベルト31の搬送距離と基準マ−クAを検出してから1枚目のカラ−画像FC1を1次転写するタイミング及び中間転写ベルト31の線速V1,V2で定まる。そこで中間転写ベルト31に付された基準マ−クAと2次転写用基準マ−クBとの間隔をあらかじめ測定して、中間転写ベルト31の全長やマ−クセンサ33から紙転写チャ−ジャ34までの中間転写ベルトの搬送距離等とともに記憶しておくと、2次転写用基準マークBを検出してから給紙レジストローラ50を回転させるタイミングを精度良く決定することができる。また、中間転写ベルト31を交換したときも基準マ−クAと2次転写用基準マ−クBとの間隔を測定して記憶させることにより、基準マ−クAに対して2次転写用基準マ−クBの位置がずれても2次転写用基準マークBを検出してから給紙レジストローラ50を回転させるタイミングを正確に決定することができる。
【0032】
このように4色の画像の位置合わせの基準となる基準マ−クAとは別の2次転写用基準マ−クBの検出を中間転写ベルト31に形成されたカラ−画像FC1,FC2を転写紙に2次転写するタイミングの基準とすることにより、図7に示すように、基準マ−クAの検出を2次転写するタイミングの基準とする場合よりも中間転写ベルト31の約半周分だけ2次転写の時間を短縮することができる。
【0033】
また、この場合は中間転写ベルト31に最初に1次転写された1枚目のカラ−画像FC1を2次転写してから、2枚目のカラ−画像FC2を2次転写するから、A4横サイズより大きい原稿の画像も2次転写することができるとともに、その2次転写スピ−ドを早くすることができる。
【0034】
さらに、基準マ−クAと2次転写用基準マ−クBの大きさを変えているから、マ−クセンサ33で基準マ−クAと2次転写用基準マ−クBを検出したときに、容易に判別することができる。
【0035】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、2次転写工程に入り中間転写体の移動速度を減速後、中間転写体の基準マークを最初に検出したときを基準にして中間転写体に形成されたカラー画像を転写紙に2次転写するから、中間転写体の移動距離の変動による影響を防ぐことができるとともに良質な画像を迅速に得ることができる。
【0036】
また、2次転写工程に入り中間転写体の線速を減速したときに、中間転写体の4色の画像の位置合わせの基準となる基準マークを最初に検知してから2次転写手段の位置に最初にくる2枚目の原稿のカラ−画像を転写紙に2次転写してから1枚目の原稿のカラ−画像を転写紙に2次転写するようにしたから、中間転写体に形成したカラ−画像を迅速に2次転写することができ、画像形成時間を短縮することができる。
【0037】
また、中間転写体の基準マ−クとは別の位置に基準マ−クとは大きさが異なる2次転写用基準マ−クを設け、2次転写用基準マ−クの検出を中間転写体に形成されたカラ−画像を転写紙に2次転写するタイミングの基準にすることにより、基準マ−クの検出を2次転写するタイミングの基準とする場合よりも中間転写体の約半周分だけ2次転写の時間を短縮することができ、画像形成時間をより短縮することができる。
【0038】
また、中間転写体に付された基準マ−クと2次転写用基準マ−クとの間隔をあらかじめ測定して記憶しておき、記憶したマ−ク間隔を利用して2次転写用基準マークを検出してから転写紙を2次転写手段に搬送するタイミングを決定するから、転写紙の搬送タイミングを精度良く決定することができる。
【0039】
さらに、中間転写体を交換したときも基準マ−クと2次転写用基準マ−クとの間隔を測定して記憶させることにより、基準マ−クに対して2次転写用基準マ−クの位置がずれても2次転写基準マークを検出してから転写紙を2次転写手段に搬送するタイミングを正確に決定することができ、安定して画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の画像形成装置の構成図である。
【図2】上記実施例のプリンタの構成図である。
【図3】上記実施例の制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】プリンタ制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】上記実施例の動作を示すタイムチャ−トである。
【図6】上記実施例の動作を示す説明図である。
【図7】第2の実施例の動作を示すタイムチャ−トである。
【図8】第3の実施例の動作を示すタイムチャ−トである。
【図9】従来例の動作を示すタイムチャ−トである。
【符号の説明】
1 プリンタ
10 感光体
20 リボルバユニット
30 転写ユニット
31 中間転写ベルト
32 ベルト転写チャ−ジャ
33 マ−クセンサ
34 紙転写チャ−ジャ
35 ベルトクリ−ニング部
A 基準マ−ク
B 2次転写用基準マ−ク

Claims (4)

  1. 感光体上に順次形成されたカラー画像を中間転写体に設けられた基準マ−クに基づいて各色の位置合わせをして中間転写体上に重ねて転写する1次転写手段と、中間転写体上の画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段と、転写紙上に転写されたカラー画像を転写紙に定着させる定着手段を有する画像形成装置において、
    中間転写体上に複数画面分の画像を形成し、連続して複数画面分の画像を順次転写紙に転写するときに、1次転写終了後の中間転写体の線速を1次転写までの線速と異なる線速で動作するモードを選択した場合、中間転写体の線速を変更してから中間転写体に設けられた基準マ−クを最初に検知したときを基準にして中間転写体の画像と転写紙を位置合わせして2次転写を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 感光体上に順次形成されたカラー画像を中間転写体に設けられた基準マ−クに基づいて各色の位置合わせをして中間転写体上に重ねて転写する1次転写手段と、中間転写体上の画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段と、転写紙上に転写されたカラー画像を転写紙に定着させる定着手段を有する画像形成装置において、
    中間転写体上に複数画面分の画像を形成し、連続して複数画面分の画像を順次転写紙に転写するときに、1次転写終了後の中間転写体の線速を1次転写までの線速と異なる線速で動作するモードを選択した場合、中間転写体の線速を変更してから最初に中間転写体に設けられた基準マ−クを検知した後に先端が2次転写手段の位置に到達した画像から2次転写を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 感光体上に順次形成されたカラー画像を中間転写体に設けられた基準マ−クに基づいて各色の位置合わせをして中間転写体上に重ねて転写する1次転写手段と、中間転写体上の画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段と、転写紙上に転写されたカラー画像を転写紙に定着させる定着手段を有する画像形成装置において、
    中間転写体に各色の画像の位置合わせの基準となる基準マ−クとは周方向で異なる位置に2次転写用基準マ−クを設け、中間転写体上に複数画面分の画像を形成し、連続して複数画面分の画像を順次転写紙に転写するときに、1次転写終了後の中間転写体の線速を1次転写までの線速と異なる線速で動作するモードを選択した場合、中間転写体の線速を変更してから最初に2次転写用基準マ−クを検知した後に先端が2次転写手段の位置に到達した画像から2次転写を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 上記中間転写体上に設けられた複数個の基準マークをマーク毎に識別可能に形成し、あらかじめ記憶した各基準マ−クの間隔に基づいて2次転写するときの転写紙スタートタイミングを決定する請求項3記載の画像形成装置。
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