JP2849854B2 - 光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録装置

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JP2849854B2
JP2849854B2 JP2091231A JP9123190A JP2849854B2 JP 2849854 B2 JP2849854 B2 JP 2849854B2 JP 2091231 A JP2091231 A JP 2091231A JP 9123190 A JP9123190 A JP 9123190A JP 2849854 B2 JP2849854 B2 JP 2849854B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光磁気ディスクを収容したカートリッジが
着脱されるカートリッジホルダと、カートリッジとの相
対的変位によりカートリッジ内の光磁気ディスクと係脱
する光磁気ディスクの回転手段と、光磁気ディスクへの
レーザ光入射手段と、光磁気ディスクからの反射光検出
手段と、光磁気ディスクにバイアス磁界を作用させる磁
界発生手段とを備えて、光磁気ディスクにレーザ光を入
射して入射部の温度を上昇させると共に、バイアス磁界
を作用させることによりレーザ光またはバイアス磁界が
担持した情報を記録し、情報を記録した光磁気ディスク
にレーザ光を入射して光磁気ディスクからの反射光を検
出することにより光磁気ディスクの記録情報を読み出す
光磁気記録装置に関する。
〔従来の技術〕
第10、11、12図の概略構成平面図、側面図、斜視図に
示した上述のような光磁気記録装置は知られている。
第10〜12図において、1は装置枠、2は光磁気ディス
クを収容したカートリッジが着脱されるカートリッジホ
ルダ、3はカートリッジホルダ2との相対的変位により
カートリッジ内の光磁気ディスクと係脱するスピンドル
モータと言った回転手段、4は半導体レーザ等を用いた
レーザ光源4a、図示を省略したコリメートレンズ、プリ
ズム、ビームスプリッタおよびレーザ光を光磁気ディス
ク上に集光させる対物レンズ4bを保持してレーザ光の入
射スポットを光磁気ディスクのトラックに追従させるた
めのアクチュエータ4cを含むレーザ光入射手段、5はレ
ーザ光入射手段4と共通の対物レンズ、アクチュエー
タ、ビームスプリッタや図示を省略した検出光路のビー
ムスプリッタ、集光レンズ、検光子等および光検出素子
5aを含む光磁気ディスクからの反射光検出手段、6はレ
ーザ光入射手段4および反射光検出手段5を搭載して、
アクチュエータによるレーザ光の追従ができるように光
磁気ディスクの記録または読み出しトラック位置に移動
するキャリッジ、7はキャリッジ6を案内するガイド、
8は駆動コイル8aと磁気回路8bを備えてガイド7に沿い
キャリッジ6を移動させるキャリッジ移動手段、9は光
磁気ディスクにバイアス磁界を作用させる磁界発生手段
である。
装置枠1には第12図に示したようにカートリッジ出入
口1aが設けられており、第13図に示したようなカートリ
ッジ10が白矢印の方向にカートリッジ出入口1aに挿入さ
れる。カートリッジホルダ2は後述するような昇降手段
によってカートリッジ出入口1aと同レベルのカートリッ
ジ着脱位置と、カートリッジ着脱位置から下降したカー
トリッジ10内の第14図に示したような光磁気ディスク11
が回転手段3と係合する第11図に示したようなディスク
駆動位置とに上下動させられる。また、カートリッジホ
ルダ2には後述するようなカートリッジ10のシャッタ12
の開放とカートリッジ10の排出とを行う作用部材が設け
られていて、作用部材はカートリッジ10がカートリッジ
ホルダ2に装着される際にシャッタ12を第14図に示した
ように開放するから、カートリッジホルダ2がディスク
駆動位置に下降すると光磁気ディスク11に回転手段3が
係合するようになる。
光磁気ディスク11は、上述のように回転手段3と係合
して回転手段3により回転させられ、ガイド7および移
動手段8によって移動させられるキャリッジ6に搭載さ
れたレーザ光入射手段4によってレーザ光を入射させる
と共に、磁界発生手段9によってバイアス磁界を作用さ
れることでレーザ光またはバイアス磁界が担持した情報
をトラックに記録される。この記録が良好に行われるた
めにはバイアス磁界を光磁気ディスク11に強く作用させ
ることが必要であり、そのために磁界発生手段9をでき
るだけ光磁気ディスク11の上面に近接させるように上下
動可能に設けていた。
従来の上述のような光磁気記録装置においては、磁界
発生手段9を装置枠1またはカートリッジホルダ2に昇
降手段を介して取付けるか、または昇降手段によって昇
降させられるカートリッジホルダ2に一体的に取付ける
かする方法で上下動可能にしていた。前者の方法では、
磁界発生手段9を光磁気ディスク11の面に平行に下降さ
せる昇降手段が複雑で精度を要するし、さらに、この昇
降手段とカートリッジホルダ2の昇降手段の連動手段も
必要とすると言った問題がある。また後者の方法では、
前者の方法の問題はないが、磁界発生手段9をカートリ
ッジ10のシャッタ12上面以下に光磁気ディスク11の表面
に近付けることはできず、近付け過ぎるとカートリッジ
ホルダ2にカートリッジ10を出し入れする際にシャッタ
12が磁界発生手段9に接触して磁界発生手段9を損傷し
易いと言う問題がある。
以上の問題を解消するものとして、本出願人は先に、
第15図および第16図の概略構成平面図および側面図に示
したような光磁気記録装置についての発明を出願した。
この記録装置によってカートリッジ10の挿入から排出ま
での動作を一応説明する。
第15,16図において、カートリッジホルダ2は、それ
に回転自在に設けたコロ2aが装置枠1と一体的な固定枠
1bの上下案内溝1cに案内されるように係合し、同様に回
転自在に設けたカムホロア2b,2cが、カートリッジホル
ダ2と固定枠1bの間に掛けたばね2dでカートリッジホル
ダ2が下方に付勢されていることにより、固定枠1bに左
右方向に摺動可能に設けたスライド枠13のカム部13a,13
bに係合して、スライド枠13が固定枠1bに植設した軸ピ
ン1dにより回動可能に支持されたロック部材14のロック
ピン14aで図示位置に係止されることによって、図示の
カートリッジ着脱位置に保持されている。このカートリ
ッジホルダ2はその立上げ折曲部2eに磁界発生手段9の
支持枠15を回動可能に軸支している。そして支持枠15
は、支軸の一方側に伸びる支持腕15aに磁界発生手段9
の励磁コイル9aを保持するコア9bを回動可能に軸支して
いて、ばね15bにより支持腕15a側すなわちコア9b側を下
げる方向の回動付勢が与えられており、支軸の他方側に
はカートリッジホルダ2がカートリッジ着脱位置に上昇
したときに固定枠1bと一体的な作用腕1eに係合してばね
15bの付勢に抗し支持枠15をコア9b側が上がる方向に回
動させる被動ピン15dを有する被動腕15cを伸ばしてい
る。コア9bには、支持枠15が上述のように作用腕1eによ
ってばね15bの付勢に抗し回動させられると、コア9bに
植設した位置決めピン9c,9d,9eのうちの9cと9dが支持腕
15aの下面に当接して、磁界発生手段9がカートリッジ
ホルダ2の上面以上に支持されるようになるばね9fによ
る回動の付勢が与えられている。このばね9fによる回動
の付勢は、支持枠15がばね15bの付勢によって回動する
と、位置決めピン9c,9d,9eがカートリッジホルダ2の上
面に当接して、それにより磁界発生手段9がカートリッ
ジホルダ2の上面に平行、すなわち光磁気ディスク11の
面に平行で、且つカートリッジホルダ2の上面よりも下
に入り込んだ位置に支持されるようになる、ばね15bの
付勢に比較して弱い付勢である。
以上から明らかなように、カートリッジホルダ2がカ
ートリッジ着脱位置に保持されているときは、磁界発生
手段9はカートリッジホルダ2の上面以上に支持されて
いるから、カートリッジ10の着脱においてカートリッジ
10が磁界発生手段9に接触する惧れはない。そこで、こ
の状態のカートリッジホルダ2に第13図のカートリッジ
10を装置枠1のカートリッジ出入口1aから押し込むと、
カートリッジ10の先端辺10aがカートリッジホルダ2の
上板部に摺動と回動可能に取り付けられた作用部材2fの
先端部に植設した作用ピン2gを作用部材2fの付勢ばね2h
の付勢に抗し押して、カートリッジホルダ2の上板部に
設けた案内溝2iに従い第15図で右上方へと押し進める。
それにより作用ピン2gは、第13図でカートリッジ10の先
端辺10aより上方に出ているシャッタ12の突出縁部の右
端を左方へと押して、シャッタ12を第14図に示したよう
に開放し、先端辺10aの溝10b内に落ち込むようになる。
それによって作用部材2fは作用ピン2gが溝10bに落ち込
んだ状態で保持され、その作用ピン2gによってシャッタ
12は開放状態に保持される。
さらにカートリッジ10を押し込むと、先端辺10aがロ
ック部材14の解除ピン14bを押してロック部材14をその
付勢ばね14cの付勢に抗して第15図の時計方向に回動さ
せ、それによってロック部材14のロックピン14aがスラ
イド枠13の被係止段部13cから外れるようになる。それ
によりスライド枠13は、その付勢ばね13dに引かれて、
スライド枠13の直線溝13e,13f,13gの右端が固定枠1bに
植設したガイドピン1f,1g,1hに当接するまで左方に移動
する。それによってカートリッジホルダ2は、スライド
枠13のカム部13a,13bに従い、固定枠1bの上下案内溝1c
に案内されて、カートリッジ10内の光磁気ディスク11が
回動手段3に係合するディスク駆動位置に下降する。カ
ートリッジホルダ2がディスク駆動位置に下降すると、
支持枠15の被動ピン15dが作用腕1eとの係合から離れ
て、支持枠15がばね15bの付勢によって回動し、コア9b
の位置決めピン9c,9d,9eがカートリッジホルダ2の上面
に当接して、磁界発生手段9がカートリッジホルダ2の
上面よりも下に入り込んで光磁気ディスク11の上面に近
接した位置に設定される。
したがって、カートリッジホルダ2がディスク駆動位
置にある状態でキャリッジ移動手段8によってキャリッ
ジ6を移動させ、回転手段3によって光磁気ディスク11
を回転させて、レーザ光入射手段4によってレーザ光を
入射すると共に、磁界発生手段9によってバイアス磁界
を作用させれば、バイアス磁界が強く作用して良好な記
録を行うことができる。
記録を終えたカートリッジ10を記録装置から取り出す
のは、図示を省略したスイッチを押して復元用モータ16
を回転させることによって行われる。すなわち、復元用
モータ16が回転すると、図示を省略した歯車列を介して
作動歯車17が第15図の反時計方向に1回転し、作動歯車
17に植設した押しピン17aがスライド枠13の被押部13hを
押してスライド枠13をバネ13dの付勢に抗し右方に図示
位置を越えるようになるまで移動させる。それによっ
て、カートリッジ2はスライド枠13のカム部13a,13bに
より図示位置を越えるようになるまで上昇させられると
共に、磁界発生手段9は支持枠15が被動ピン15dを作用
腕1eで押されてばね15bの付勢に抗した回動をすること
によりカートリッジホルダ2の上面以上の位置に上昇さ
せられる。そして、スライド枠13が上述のように移動す
ると、ロック部材14はばね14cの付勢によってロックピ
ン14aがスライド枠13の被係止段部13cに係合し得る位置
まで回動し、作動歯車17が1回転して押しピン17aが図
示位置に戻るときにスライド枠13がばね13dの付勢によ
り左方に戻ろうとしてもロックピン14aによってスライ
ド枠13を図示位置に係止する。したがって、カートリッ
ジホルダ2および磁界発生手段9も図示位置に保持され
る。またロック部材14は、上述の回動で解除ピン14bに
よりカートリッジ10の先端辺10aを左方に押して溝10bか
ら作用部材2fの作用ピン2を脱出させる。作用ピン2g
は、溝10bから脱出すると、ばね2hの付勢によって第15
図の位置に戻り、その際カートリッジ10の先端辺10aを
押して、カートリッジ10を大半がカートリッジ出入口1a
の外に出る状態に排出する。この排出においても、前述
のように磁界発生手段9は上昇位置に保持されているか
ら、カートリッジ10が磁界発生手段9に接触することは
ない。あとは簡単にカートリッジ10をカートリッジ出入
口1aから抜き取ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような第15,16図の記録装置においてもなお、
磁界発生手段のカートリッジホルダに対する上下動機構
を要するだけ構造が複雑且つコスト高で装置が大型化す
ると言う問題がある。
そこで本発明は、磁界発生手段のカートリッジホルダ
2に対する上下動機構を要さず簡単でコストの安い装置
の小型化ができる光磁気記録装置の提供を第1の目的と
し、さらに磁界発生手段9を光磁気ディスク11の表面に
接近させることができる光磁気記録装置の提供を第2の
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、光磁気ディスクを収容したカートリッジが
着脱されるカートリッジホルダと、カートリッジホルダ
との相対的変位によりカートリッジ内の光磁気ディスク
と係脱する光磁気ディスクの回転手段と、光磁気ディス
クへのレーザ光入射手段と、光磁気ディスクからの反射
光検出手段と、光磁気ディスクにバイアス磁界を作用さ
せる磁界発生手段とを備えた光磁気記録装置において、
前記カートリッジホルダは磁性体よりなると共に、前記
カートリッジホルダの上面部の略中央部には、内側に切
り曲げられた第1磁路と、該第1磁路より互いに逆方向
に所定の間隔を設けた内側に切り曲げられた二つの第2
磁路とが形成され、前記磁界発生手段は励磁コイルと、
前記第1磁路と二つの前記第2磁路を利用して磁気回路
を形成することを特徴とする光磁気記録装置にあり、こ
の構成によって前記第1の目的を達成し、さらに、前記
カートリッジホルダに着脱時のカートリッジが前記磁界
発生手段に接触しないようにする弾性案内部材が設けら
れていて、前記回転手段側に回転手段が光磁気ディスク
と係合する際にカートリッジ面を押してカートリッジに
より前記弾性案内部材を圧縮させ、光磁気ディスクを磁
界発生手段に接近させる当接部材が設けられている構成
によって前記第2の目的も達成する。
〔作用〕
すなわち、本発明の光磁気記録装置においては、磁界
発生手段の励磁コイルがカートリッジホルダの一部を磁
気回路とするように固定されている特徴によって、磁界
発生手段のカートリッジホルダに対する上下動機構を不
要にして簡単でコストを安くすると共に、装置の小型化
を可能にしており、さらに相対変位する一方のカートリ
ッジホルダに、カートリッジを磁界発生手段に接触させ
ないように案内する弾性案内部材を設け、他方の回転手
段側に、回転手段が光磁気ディスクと係合する際にカー
トリッジ面を押してカートリッジにより弾性案内部材を
圧縮させ、光磁気ディスクを磁界発生手段に接近させる
当接部材を設けた構成によって、カートリッジホルダに
対しカートリッジを着脱する際にカートリッジと磁界発
生手段が接触することを確実に防止し、しかも磁界発生
手段を光磁気ディスクの表面に接近させて光磁気ディス
クに記録することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図示例によって説明する。
第1図、第2図および第3図は本発明光磁気記録装置
に用いられているカートリッジホルダの例を示す正面
図、底面図および側面図、第4図はカートリッジホルダ
を枠体の断面図、第5図および第6図はカートリッジ着
脱位置およびディスク駆動位置にあるカートリッジホル
ダを示す本発明光磁気記録装置の部分正面図、第7図お
よび第8図はそれぞれ第1〜3図のカートリッジホルダ
とは異なる例を示すカートリッジホルダの部分底面図、
第9図は第7図または第8図のカートリッジホルダの枠
体の部分断面図である。第1図乃至第9図においても第
10図乃至第16図と同一符号は同一機能部材乃至は同一機
能部分を示している。
第1図乃至第3図のカートリッジホルダ2は、第4図
に示した鉄板等の磁性材料から成るホルダ枠2jの上板部
中央部分のそれぞれ2個所に設けた下面側への切り曲げ
部分2k,2lのうち、第1磁路である内側の切り曲げ部分2
kに磁界発生手段9の励磁コイル9aを巻き付け、励磁コ
イル9aの外周が二つの第2磁路である外側の切り曲げ部
分2lに挟まれるように励磁コイル9aを固定したことによ
り、磁界発生手段9がホルダ枠2jに固定されて、ホルダ
枠2jの切り曲げ部分第1磁路の2k,二つの第2磁路の2l
とその周辺の上板部分が磁界発生手段9の磁気回路を形
成すること、および、第13図に示したようにカートリッ
ジ10を第2,3図に示した白矢印方向に挿入し、逆方向に
排出するときに、カートリッジ10が励磁コイル9aや折り
曲げ部分第1磁路の2k,二つの第2磁路の2lに接触する
ことがないように、ホルダ枠2jの天板部下面両側部分に
案内部材2mを設けている点が第15,16図に示したカート
リッジホルダ2と異なる。なお、2nは切り曲げ部分第1
磁路の2k,二つの第2磁路の2lを形成したことでホルダ
枠2jの上板部分に生じた孔である。このようなカートリ
ッジホルダ2を用いた光磁気記録装置は、磁界発生手段
9のカートリッジホルダ2に対する上下動機構が不要と
なるから装置が簡単となり、また磁界発生手段9をカー
トリッジホルダ2に取り付けるための締付け部分も必要
としないから装置を薄く小型化できる。なお、予め励磁
コイル9aを巻いておいて、その内側若しくは外側の少な
くとも何れかを、第1磁路の2k、二つの第2磁路の2lで
保持するようにしても良い。
第5,6図のカートリッジホルダ2は案内部材2mに板ば
ね等の弾性材料から成るものを用いたものである。そし
て、記録装置は、カートリッジホルダ2が第15,16図で
述べたように光磁気ディスク11を回転手段3に係合させ
るべくディスク駆動位置に下降する際に、カートリッジ
ホルダ2内のカートリッジ10の下面に当接してカートリ
ッジ10の下降を阻止する当接部材1iを固定枠1bに設けて
いる。この当接部材1iのカートリッジ10への当接は、光
磁気ディスク11と回転手段3の係合以後であって、しか
もカートリッジホルダ2の下降途中に行われる。したが
って、当接部材1iがカートリッジ10の下降を阻止しても
なおカートリッジホルダ2が所定位置まで下降するか
ら、下降を阻止されたカートリッジ10が弾性材料から成
る案内部材2mを圧縮し、それによって磁界発生手段9は
第6図に示したように、カートリッジ10の上面よりも光
磁気ディスク11の上面に接近することができる。なお、
この例では、弾性案内部材2mの圧縮反撥力をカートリッ
ジホルダ2に下降付勢を与えている第15,16図に示した
ばね2dの引張り力よりも小さいものにすることは言うま
でもない。また、第5,6図に示した当接部材1iの配置で
は、カートリッジホルダ2に挿入されるカートリッジ10
を受けるホルダ枠2jの下側折り曲げ部に当接部材1iとの
干渉を避ける切り欠きが設けられていることは言うまで
もない。
カートリッジホルダ2のホルダ枠2jは第7〜9図に示
したようなものでもよい。このホルダ枠2jは、第1磁路
である内側切り曲げ部分2kがホルダ枠2jの上板部下面側
に切り曲げられた後にC字状に丸められたものである。
第7図と第8図のカートリッジホルダ2の相違は、ホル
ダ枠2jの二つの第2磁路である外側切り曲げ部分2lのカ
ートリッジ着脱方向長さが異なるだけである。
本発明の光磁気記録装置は、当接部材1iを設けていな
いものや、案内部材2mが剛体から成るものでもよいし、
またカートリッジホルダ2が固定で回転手段3等が昇降
するものでもよい。
〔発明の効果〕
本発明の光磁気記録装置は、光磁気ディスクにバイア
ス磁界を作用させる磁界発生手段をカートリッジホルダ
にカートリッジホルダの一部が磁気回路を形成するよう
に固定して設けているから、磁界発生手段のカートリッ
ジホルダに対する上下動機構が不要で装置を簡単で安価
に構成できるし、また小型で薄型に構成でき、さらにカ
ートリッジホルダがヨークの役割も兼ねるので部品点数
を減らすことができて、信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図および第3図は本発明光磁気記録装置に
用いるカートリッジホルダの例を示す正面図,底面図お
よび側面図、第4図はカートリッジホルダの枠体の断面
図、第5図および第6図はカートリッジ着脱位置および
ディスク駆動位置にあるカートリッジホルダを示す本発
明光磁気記録装置の部分正面図、第7図および第8図は
それぞれ第1〜3図のカートリッジホルダとは異なる例
を示すカートリッジホルダの部分底面図、第9図は第7
図または第8図のカートリッジホルダの枠体の部分断面
図、第10図,第11図および第12図は従来の光磁気記録装
置の概略構成平面図,側面図および斜視図、第13図およ
び第14図は本発明光磁気記録装置に用いられる光磁気デ
ィスクカートリッジの1例を示すシャッタが閉じている
状態および開放している状態の平面図、第15図および第
16図は先願に係る光磁気記録装置の概略構成平面図およ
び側面図である。 1……装置枠 1a……カートリッジ出入口 1b……固定枠、1c……上下案内溝 1i……当接部材、2……カートリッジホルダ 2a……コロ、2b,2c……カムホロア 2d……ばね、2f……作用部材 2g……作用ピン、2h……ばね 2i……案内溝、2j……ホルダ枠 2k,2l……切り曲げ部分 2m……案内部材、3……回転手段 4……レーザ光入射手段 5……反射光検出手段、6……キャリッジ 7……ガイド、8……キャリッジ移動手段 9……磁界発生手段、9a……励磁コイル 10……カートリッジ、10a……先端辺 11……光磁気ディスク、12……シャッタ 13……スライド枠、13a,13b……カム部 13c……被係止段部、13h……被押部 14……ロック部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光磁気ディスクを収容したカートリッジが
    着脱されるカートリッジホルダと、カートリッジホルダ
    との相対的変位によりカートリッジ内の光磁気ディスク
    と係脱する光磁気ディスクの回転手段と、光磁気ディス
    クへのレーザ光入射手段と、光磁気ディスクからの反射
    光検出手段と、光磁気ディスクにバイアス磁界を作用さ
    せる磁界発生手段とを備えた光磁気記録装置において、
    前記カートリッジホルダは磁性体よりなると共に、前記
    カートリッジホルダの上面部の略中央部には、内側に切
    り曲げられた第1磁路と、該第1磁路より互いに逆方向
    に所定の間隔を設けて内側に切り曲げられた二つの第2
    磁路とが形成され、前記磁界発生手段は励磁コイルと、
    前記第1磁路と二つの前記第2磁路を利用して磁気回路
    を形成することを特徴とする光磁気記録装置。
  2. 【請求項2】前記カートリッジホルダに着脱時のカート
    リッジが前記磁界発生手段に接触しないようにする弾性
    案内部材が設けられていて、前記回転手段側に回転手段
    が光磁気ディスクと係合する際にカートリッジ面を押し
    てカートリッジにより前記弾性案内部材を圧縮させ、光
    磁気ディスクを磁界発生手段に接近させる当接部材が設
    けられている特許請求の範囲第1項記載の光磁気記録装
    置。
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JPH0684522U (ja) * 1992-09-30 1994-12-02 日本コロムビア株式会社 光磁気ディスク用カートリッジ

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