JP2849530B2 - 帯板コイルの内周梱包紙装着装置 - Google Patents
帯板コイルの内周梱包紙装着装置Info
- Publication number
- JP2849530B2 JP2849530B2 JP10705793A JP10705793A JP2849530B2 JP 2849530 B2 JP2849530 B2 JP 2849530B2 JP 10705793 A JP10705793 A JP 10705793A JP 10705793 A JP10705793 A JP 10705793A JP 2849530 B2 JP2849530 B2 JP 2849530B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wrapping paper
- coil
- mandrel
- strip coil
- presser bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Packaging Of Special Articles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は帯鋼等の帯板コイルを梱
包する際の、帯板コイル内周面に梱包紙を装着する装置
に関するものである。
包する際の、帯板コイル内周面に梱包紙を装着する装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】帯鋼などの帯板が円筒状に巻かれたコイ
ル製品（以下これを帯板コイルという）を、クラフト紙
とポリエチレン等を貼り合わせた梱包紙で梱包するに際
し、まず帯板コイルの内周面に内周梱包紙を装着し、つ
いで外周面に外周梱包紙を装着しながら該コイルの両端
面から内周端縁部に亘って該外周梱包紙の両側部を折り
込み装着する方法がある。
ル製品（以下これを帯板コイルという）を、クラフト紙
とポリエチレン等を貼り合わせた梱包紙で梱包するに際
し、まず帯板コイルの内周面に内周梱包紙を装着し、つ
いで外周面に外周梱包紙を装着しながら該コイルの両端
面から内周端縁部に亘って該外周梱包紙の両側部を折り
込み装着する方法がある。
【０００３】帯板コイル内周面への梱包紙装着は、特開
平１−１６７０１７号公報に記載された装置により行わ
れ、その概要を、本発明の説明図である図１を兼用して
説明する。図１(a) のように、帯板コイル２１はダウン
エンドタイプに置かれており、内周梱包紙１５がマンド
レル１に巻かれた状態でマンドレル挿入機構５により、
帯板コイル２１の内径部２３内に挿入される。マンドレ
ル１は、図１(b) の断面図に示すように、軸芯８の回り
に同軸回転可能な傘骨９と拡縮袋１０を有し、内周梱包
紙１５は先端が紙先端押え１１で押えられて巻かれる。
帯板コイル２１の内径部２３に挿入されたマンドレル１
は、傘骨９が径方向に拡伸し、拡縮袋１０が拡大して、
内周梱包紙１５が帯板コイル２１の内周面２２に張ら
れ、内周梱包紙１５の先端と後端がテーピングされて装
着される。
平１−１６７０１７号公報に記載された装置により行わ
れ、その概要を、本発明の説明図である図１を兼用して
説明する。図１(a) のように、帯板コイル２１はダウン
エンドタイプに置かれており、内周梱包紙１５がマンド
レル１に巻かれた状態でマンドレル挿入機構５により、
帯板コイル２１の内径部２３内に挿入される。マンドレ
ル１は、図１(b) の断面図に示すように、軸芯８の回り
に同軸回転可能な傘骨９と拡縮袋１０を有し、内周梱包
紙１５は先端が紙先端押え１１で押えられて巻かれる。
帯板コイル２１の内径部２３に挿入されたマンドレル１
は、傘骨９が径方向に拡伸し、拡縮袋１０が拡大して、
内周梱包紙１５が帯板コイル２１の内周面２２に張ら
れ、内周梱包紙１５の先端と後端がテーピングされて装
着される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の内周
梱包紙装着装置において、内周梱包紙１５が帯板コイル
２１の内径部２３に挿入されないという問題が生じた。
すなわち図１(b) に示すように、内周梱包紙１５の尾端
１６がマンドレル１の外周に沿わずにはね上がることが
あり、この状態でマンドレル１を内径部２３に挿入して
も、内周梱包紙１５は挿入されないか、または挿入され
てもずれたり、シワになったりして正常な装着ができな
い。
梱包紙装着装置において、内周梱包紙１５が帯板コイル
２１の内径部２３に挿入されないという問題が生じた。
すなわち図１(b) に示すように、内周梱包紙１５の尾端
１６がマンドレル１の外周に沿わずにはね上がることが
あり、この状態でマンドレル１を内径部２３に挿入して
も、内周梱包紙１５は挿入されないか、または挿入され
てもずれたり、シワになったりして正常な装着ができな
い。
【０００５】本発明は、帯板コイルの梱包において、内
周梱包紙をコイル内径部にずれなく確実に装入して装着
することを目的とする。
周梱包紙をコイル内径部にずれなく確実に装入して装着
することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダウンエンド
タイプにした帯板コイルの内径部に挿入され、拡張され
て、該コイルの内周面に内周梱包紙を装着するマンドレ
ルを有する帯板コイルの内周梱包紙装着装置において、
内周梱包紙が巻き付けられたマンドレルの、帯板コイル
内径部に向けての挿入開始位置にて、内周梱包紙の尾端
を押える押えバーと、該押えバーを回動させる回動機構
と、該押えバーを前記挿入開始位置と、内周梱包紙巻付
け位置より後方の退避位置との間を進退移動させる押え
バー進退機構を設けたことを特徴とする。
タイプにした帯板コイルの内径部に挿入され、拡張され
て、該コイルの内周面に内周梱包紙を装着するマンドレ
ルを有する帯板コイルの内周梱包紙装着装置において、
内周梱包紙が巻き付けられたマンドレルの、帯板コイル
内径部に向けての挿入開始位置にて、内周梱包紙の尾端
を押える押えバーと、該押えバーを回動させる回動機構
と、該押えバーを前記挿入開始位置と、内周梱包紙巻付
け位置より後方の退避位置との間を進退移動させる押え
バー進退機構を設けたことを特徴とする。
【０００７】本発明装置の代表例は、実施例に詳述する
図１の構成からなり、その動作は実施例に述べるとおり
であるが、押えバー２は、内周梱包紙１５の紙側端１７
が帯板コイル２１の内径部２３に挿入された時点で、梱
包紙の尾端１６から離してもよい。また、押えバー２、
押えバー回動機構３および押えバー進退機構４は、図１
のようにマンドレル挿入機構５に付設されている他、マ
ンドレル挿入機構５と別体になっていて、マンドレル１
と独立に移動させる構造でもよい。
図１の構成からなり、その動作は実施例に述べるとおり
であるが、押えバー２は、内周梱包紙１５の紙側端１７
が帯板コイル２１の内径部２３に挿入された時点で、梱
包紙の尾端１６から離してもよい。また、押えバー２、
押えバー回動機構３および押えバー進退機構４は、図１
のようにマンドレル挿入機構５に付設されている他、マ
ンドレル挿入機構５と別体になっていて、マンドレル１
と独立に移動させる構造でもよい。
【０００８】
【実施例】帯鋼のコイル製品（板幅：８００〜２２００
mm，コイル内径：５０８，６１０，７１１，７６２mm）
に、クラフト紙とポリエチレンシートを貼り合わせた幅
（コイル幅６０mm）の内周梱包紙を図１の装置により装
着した。マンドレル１に内周梱包紙１５を巻き付けた直
後に、巻き付け装置が後退するとともに、押えバー進退
機構４を前進させ、押えバー回動機構３を作動させて押
えバー２で内周梱包紙１５の尾端１６を押えた。押えた
位置は、内周梱包紙のエッジから２００mmの位置であ
る。ついで直ちにマンドレル挿入機構５によりマンドレ
ル１を帯板コイル２１の内径部２３内に挿入開始させる
とともに、押えバー進退機構４により押えバー２を後退
させマンドレルの挿入開始位置Ａに押えバーを固定させ
て尾端１６を押え続け、距離センサー６による帯板コイ
ル端面の検出と梱包紙幅およびマンドレル挿入速度から
演算される必要時間経過後、押えバー回動機構３を作動
させて押えバー２を内周梱包紙１５から離した。この
間、梱包紙の尾端１６はエッジから２００mmの範囲を押
え続けられた。押えバー２は引続き後退を続け、マンド
レル１の挿入が停止すると同時に停止させた。
mm，コイル内径：５０８，６１０，７１１，７６２mm）
に、クラフト紙とポリエチレンシートを貼り合わせた幅
（コイル幅６０mm）の内周梱包紙を図１の装置により装
着した。マンドレル１に内周梱包紙１５を巻き付けた直
後に、巻き付け装置が後退するとともに、押えバー進退
機構４を前進させ、押えバー回動機構３を作動させて押
えバー２で内周梱包紙１５の尾端１６を押えた。押えた
位置は、内周梱包紙のエッジから２００mmの位置であ
る。ついで直ちにマンドレル挿入機構５によりマンドレ
ル１を帯板コイル２１の内径部２３内に挿入開始させる
とともに、押えバー進退機構４により押えバー２を後退
させマンドレルの挿入開始位置Ａに押えバーを固定させ
て尾端１６を押え続け、距離センサー６による帯板コイ
ル端面の検出と梱包紙幅およびマンドレル挿入速度から
演算される必要時間経過後、押えバー回動機構３を作動
させて押えバー２を内周梱包紙１５から離した。この
間、梱包紙の尾端１６はエッジから２００mmの範囲を押
え続けられた。押えバー２は引続き後退を続け、マンド
レル１の挿入が停止すると同時に停止させた。
【０００９】続いてマンドレル１は図の位置まで後退
し、つぎの内周梱包紙１５の巻き付け作業に入った。こ
のとき押えバー２は退避位置Ｂに来ている。内周梱包紙
１５の巻き付けが終了すると、再び押えバー進退機構４
を前進させ、上記動作の繰返しにより次の装着を行っ
た。なお押えバー回動機構３には接近センサー７が付設
されていて、帯板コイル２１の端面に所定距離以上近付
くと、押えバー進退機構４の前進が停止するようになっ
ており、誤動作による押えバー２の損傷等のトラブルが
回避されている。
し、つぎの内周梱包紙１５の巻き付け作業に入った。こ
のとき押えバー２は退避位置Ｂに来ている。内周梱包紙
１５の巻き付けが終了すると、再び押えバー進退機構４
を前進させ、上記動作の繰返しにより次の装着を行っ
た。なお押えバー回動機構３には接近センサー７が付設
されていて、帯板コイル２１の端面に所定距離以上近付
くと、押えバー進退機構４の前進が停止するようになっ
ており、誤動作による押えバー２の損傷等のトラブルが
回避されている。
【００１０】
【発明の効果】本発明により、マンドレルを用いた帯板
コイルの内周梱包紙装着に際し、該梱包紙がずれること
なく常に安定して確実正常に装着するができ、帯板コイ
ルの自動梱包作業において、作業中止のトラブルがなく
なり、自動梱包機の稼働率が向上するとともに、梱包荷
姿の劣化が防止できる。
コイルの内周梱包紙装着に際し、該梱包紙がずれること
なく常に安定して確実正常に装着するができ、帯板コイ
ルの自動梱包作業において、作業中止のトラブルがなく
なり、自動梱包機の稼働率が向上するとともに、梱包荷
姿の劣化が防止できる。
【図１】本発明装置の説明図である。
１：マンドレル ２：押えバー ３：押えバー回動機構 ４：押えバー進退機構 ５：マンドレル挿入機構 ６：距離センサー ７：接近センサー ８：軸芯 ９：傘骨 １０：拡縮袋 １１：紙先端押え １５：内周梱包紙 １６：尾端 １７：紙側端 ２１：帯板コイル ２２：内周面 ２３：内径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 和博 大分市大字猪野957−４ 山九株式会社 社宅Ｓ13−308 (56)参考文献 特開 昭59−134125（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−134118（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−82916（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−82805（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65B 25/14
Claims (1)
- 【請求項１】 ダウンエンドタイプにした帯板コイルの
内径部に挿入され、拡張されて、該コイルの内周面に内
周梱包紙を装着するマンドレルを有する帯板コイルの内
周梱包紙装着装置において、内周梱包紙が巻き付けられ
たマンドレルの、帯板コイル内径部に向けての挿入開始
位置にて、内周梱包紙の尾端を押える押えバーと、該押
えバーを回動させる回動機構と、該押えバーを前記挿入
開始位置と、内周梱包紙巻付け位置より後方の退避位置
との間を進退移動させる押えバー進退機構を設けたこと
を特徴とする帯板コイルの内周梱包紙装着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10705793A JP2849530B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 帯板コイルの内周梱包紙装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10705793A JP2849530B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 帯板コイルの内周梱包紙装着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06321214A JPH06321214A (ja) | 1994-11-22 |
| JP2849530B2 true JP2849530B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=14449411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10705793A Expired - Fee Related JP2849530B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 帯板コイルの内周梱包紙装着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2849530B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100816280B1 (ko) * | 2007-04-19 | 2008-03-24 | 주식회사 삼정피앤에이 | 코일 포장용 내부보호재 삽입장치 |
| KR20220041359A (ko) | 2020-09-25 | 2022-04-01 | 주식회사 제이피에스 | 사이즈별 커스터마이징되는 코일 내주면 보호판 서플라잉 시스템 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP10705793A patent/JP2849530B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06321214A (ja) | 1994-11-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4688368A (en) | Method of preparing a shipment package of printing products arriving in an imbricated formation and package obtained thereby | |
| US5934041A (en) | Apparatus for packaging of mattresses | |
| JPH0794244B2 (ja) | 耳折り装置 | |
| JP2849530B2 (ja) | 帯板コイルの内周梱包紙装着装置 | |
| US6640520B2 (en) | Apparatus and method for roll packing compressible materials | |
| JP3395923B2 (ja) | 線材巻取装置 | |
| US3520748A (en) | Methods and arrangements for transversely cutting travelling webs of paper or foil or films of plastics and other flexible materials | |
| JPS6144730B2 (ja) | ||
| US5927047A (en) | Device and method in wrapping machine | |
| JP2000007228A (ja) | 材料ラップロ―ル、該材料ラップロ―ルを製造する方法および該方法を実施するための装置 | |
| JPH0752920A (ja) | 帯状包装材のつなぎ合わせ装置 | |
| JPH0381016A (ja) | ストリップの巻取方法及び装置 | |
| CA2229021A1 (en) | Method and apparatus for wrapping a roll | |
| US6465154B1 (en) | Web fed external drum printing plate imaging | |
| GB1271278A (en) | Capacitor winding apparatus | |
| JP2779271B2 (ja) | シ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法 | |
| JPS59142921A (ja) | 包装機用フイルムの自動繋ぎ方法 | |
| JPS6117733B2 (ja) | ||
| JP2949339B2 (ja) | ロール状包装物の胴巻き包装における包材繰り出し方法 | |
| JP2886079B2 (ja) | 鋼板コイル梱包用内周鉄板成形挿入装置 | |
| JP2978316B2 (ja) | 写真感光材料の包装方法 | |
| JP3328099B2 (ja) | 自動梱包機 | |
| JPH0555369B2 (ja) | ||
| JP2820512B2 (ja) | エンドレス圧延ストリップの巻取方法及び装置 | |
| JP2007131358A (ja) | ウエブのしごきバー付切断巻付け装置及び方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981006 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091106 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101106 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111106 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111106 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106 Year of fee payment: 14 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |