JP2849377B2 - 重量物搬送装置 - Google Patents

重量物搬送装置

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JP2849377B2
JP2849377B2 JP7586797A JP7586797A JP2849377B2 JP 2849377 B2 JP2849377 B2 JP 2849377B2 JP 7586797 A JP7586797 A JP 7586797A JP 7586797 A JP7586797 A JP 7586797A JP 2849377 B2 JP2849377 B2 JP 2849377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプラント
建設等の現場において、輸送されてきた制御盤等の重量
物を据え付け位置まで搬入する際に用いられる搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の制御盤の搬送方法を説明
する図である。重量物としての制御盤1は工場からトラ
ック2で現場まで輸送されてくる。そして、制御盤1は
フック3が装着されて、フック3に掛けられたワイヤ4
をクレーン(図示せず)のフック5に掛けて吊り上げら
れ、キャスタ6がついている台車7に直立に載置され
る。そこで、台車7に載せられた制御盤1は人力で押さ
れて搬送される。高さの低い搬入口では、複数の作業者
が共働して制御盤1を傾斜させて台車7を引き抜く。そ
して、引き抜いた台車7を移動させ、制御盤1を該台車
7に横向きに載せて、押しながら搬入口を通過させる。
その後、制御盤1は台車7に直立に載せ直され、据え付
け位置の近くまで搬送される。そこで、制御盤1はクレ
ーンで吊り上げられ、据え付け位置に位置決めしつつ降
ろされ、取付金具等により固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御盤は以上の
ように、トラック2で現場まで輸送された後、キャスタ
6付きの台車7に載せられ、据え付け位置まで搬送され
ていた。そして、高さの低い搬入口があると、制御盤1
は直立状態では通過できない。そこで、制御盤1を台車
7に横向きに積み直して、該搬入口を通過させていた。
また、据え付け位置では、クレーン等の重機を用いて制
御盤1を台車7から据え付け位置に移動させていた。こ
のように、従来の制御盤1の搬送作業では、約200K
gの重量がある制御盤1の横倒しや起立作業を人力で行
っており、作業安全性の面で問題があるという課題があ
った。さらに、据え付け位置では、クレーン等の重機を
用いて台車7から据え付け位置に降ろしているので、そ
れらの重機の搬入、据え付けが必要となるという課題も
あった。
【0004】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、重量物の転倒起立を簡易に行
え、重量物を安全に搬送できる重量物搬送装置を得るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る重量物搬
送装置は、相対して互いに平行に配置され、それぞれ鉛
直方向に伸縮自在に構成された一対の支柱と、該一対の
支柱の頂部間に架設されてその長さ方向を水平とする吊
りビームと、該一対の支柱の底部がそれぞれ固着され、
その長さ方向が該吊りビームの長さ方向と直交する方向
に延びる一対の架台と、この一対の架台にそれぞれ取り
付けられて該架台の走行を可能とするキャスタと、下面
に複数の自由車輪が装着されて重量物を載置する載置台
と、一端が該一対の支柱にそれぞれ水平軸回りに回動可
能に連結され、他端がそれぞれ該載置台に水平軸回りに
回動可能に連結された一対の連結棒と、該一対の支柱を
伸縮動作させる支柱伸縮駆動手段と、該吊りビームに装
着された吊り具とを備えたものである。
【0006】また、重量物の底部角部が宛てがわれるL
字状の角当て金具が載置台の上面に水平軸回りに回動可
能に取り付けられているものである。
【0007】また、載置台は、角当て金具がその取付位
置を架台の長さ方向に変えて取り付けられるようになっ
ているものである。
【0008】また、連結棒が支柱に着脱可能に連結され
ているものである。
【0009】また、連結棒が伸縮自在に構成されている
ものである。
【0010】また、一対の架台の前部に舵取手段を設け
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る重
量物搬送装置を示す正面図、図2はその側面図である。
図1および図2において、一対の架台10、10が対向
して配置されている。各架台10には、それぞれ伸縮自
在に構成された支柱11が立設されている。さらに吊り
ビーム12が支柱11、11の頂部間に架け渡されて、
門型に構成されている。ここで、一対の架台10、10
にそれぞれ立設された支柱11、11は、その長さ方向
が鉛直方向に向き、相対して互いに平行に配置されてい
る。そして、吊りビーム12はその長さ方向が水平とな
っている。さらに、一対の架台10、10は、その長さ
方向が吊りビーム12の長さ方向と直交する方向と一致
している。そこで、一対の支柱11、11と吊りビーム
12とで門型に構成された組立体は、一対の架台10、
10により倒れが阻止されている。各架台10には、そ
の長さ方向の前後にそれぞれキャスタ13が取り付けら
れ、走行できるようになっている。また、各支柱11に
は油圧シリンダ14が取り付けられ、支柱11を昇降で
きるようになっている。載置台15にはその下面に自由
車輪としての複数のキャスタ16が取り付けられてい
る。また、この載置台15の中央両端が、それぞれ連結
棒17により支柱11の内壁面、即ち一対の支柱11、
11の相対する壁面と連結されている。この連結棒17
は、一端が支柱11の内壁面に水平軸回りに回動可能に
連結され、他端が載置台15の中央端部に水平軸回りに
回動可能に連結されている。さらに、載置台15の上面
には、L字状の角当て金具18が水平軸回りに回動可能
に取り付けられている。さらにまた、吊りビーム12に
は吊り具としての吊り環19が取り付けられている。な
お、油圧シリンダ14は支柱伸縮駆動手段であり、図示
しない油圧ユニットにより駆動される。また、連結棒1
7は支柱11に着脱可能に取り付けられている。
【0012】このように構成された重量物搬送装置は、
図2に示すように、油圧ユニットを作動させて油圧シリ
ンダ14を駆動させ、支柱11が伸縮駆動される。そし
て、支柱11の伸長動作により、図2中矢印で示される
ように、吊りビーム12が上昇され、同時に載置台15
が一対の架台10、10間に走行移動する。また、支柱
11の縮小動作により、吊りビーム12が下降され、同
時に載置台15が一対の架台10、10間から離反する
ように走行移動する。
【0013】つぎに、この重量物搬送装置を用いた制御
装置の搬入方法について図3乃至図6を参照しつつ説明
する。まず、油圧ユニットを作動させて油圧シリンダ1
4を駆動させ、支柱11を縮小させる。この支柱11の
縮小動作により、載置台15が架台10間から離反する
方向に走行移動する。そこで、工場からトラック2で現
場まで輸送されてきた制御盤1にフック3を装着して、
フック3に掛けられたワイヤ4をクレーン(図示せず)
のフック5に掛けて吊り上げ、図3に示すように、載置
台15上に降ろす。この時、制御盤1の角部が角当て金
具18に宛てがわれる。また、制御盤1の水平を保つた
めに、制御盤1の逆側の底部と載置台15との間に平板
20を挿入している。ついで、フック5からワイヤ4を
外し、油圧ユニットを作動させて油圧シリンダ14を駆
動させ、支柱11を伸長させる。この支柱11の伸長動
作により、載置台15が架台10側に引き寄せられ、つ
いには架台10の中央位置まで移動する。そこで、油圧
シリンダ14の駆動を停止する。この時、制御盤1は図
4に示すように載置台15上に直立状態で載置されてい
る。ここで、ワイヤ4を吊り環19に掛ける。そして、
制御盤1が直立状態で載置台15に載置された状態で、
架台10を押して、搬送することになる。
【0014】高さの低い搬入口では、支柱11を縮小さ
せつつ架台10を移動させる。すると、載置台15が架
台10から離反する方向に移動し、制御盤1は、図5に
示すように、角当て金具18の水平軸回りに回動し、傾
斜する。そして、吊りビーム12の高さが搬入口の入り
口高さより低くなるまで支柱11を縮小させる。吊りビ
ーム12の高さが搬入口の入り口高さより低くなった時
に、油圧シリンダ14の駆動を停止する。この状態で、
架台10を押して、搬入口を通過させる。ついで、支柱
11を伸長させて、制御盤1が載置台15に直立状態と
なるようにする。この状態で架台10を押して、据え付
け位置近くまで搬送する。そこで、連結棒17と支柱1
1との連結を解除し、その後油圧ユニットを作動させて
油圧シリンダ14を駆動させ、支柱11を伸長させる。
この支柱11の伸長動作により、制御盤1は吊りビーム
12に吊り上げられ、載置台15から離れる。そこで、
載置台15を引き抜き、図6の状態となる。そして、架
台10を押して据え付け位置まで移動させ、支柱11を
縮小させて制御盤1を据え付け位置に位置決めしつつ降
ろす。その後、制御盤1を取付金具等により固定して、
制御盤1の搬入、据え付け作業が完了する。
【0015】このように、この実施の形態1の重量物搬
送装置は、伸縮自在に構成された一対の支柱11、11
が一対の架台10、10に立設され、吊りビーム12が
一対の支柱11、11の頂部間に架設されて門型に組み
立てられ、キャスタ13が一対の架台10、10に装着
され、キャスタ16を装着した載置台15が一端を水平
軸回りに回動可能に連結された連結棒17の他端に水平
軸回りに回動自在に連結され、吊り環19が吊りビーム
12に装着され、支柱11を伸縮動作させる油圧シリン
ダ14が一対の支柱11、11に取り付けられているの
で、支柱11の伸縮動作により、載置台15を一対の架
台10、10間に引き寄せたり、一対の架台10、10
間から引き離したりできる。そこで、トラック2で搬送
されてきた制御盤1は、一対の架台10、10間から引
き離した載置台15上に吊り降ろされ、その後支柱11
を伸長させて載置台15を一対の架台10、10間に引
き寄せることにより、門型組立体内に引き込まれるの
で、制御盤1の重量物搬送装置への積み込みを安全に、
かつ、簡易に行える。また、門型組立体内に引き込まれ
た制御盤1のフック3に掛けられたワイヤ4を吊り環1
9に掛けることにより、直立状態の制御盤1を固定で
き、搬送時の制御盤1の転倒を阻止し、搬送作業の安全
性を向上できる。また、支柱11を縮小させつつ重量物
搬送装置を移動させることにより、載置台15が一対の
架台10、10間から引き離され、それに伴って制御盤
1を傾斜させることができる。その結果、重量物搬送装
置の高さを調節でき、高さの低い搬入口があっても、人
力による制御盤1の横倒しや起立作業をすることなく、
搬送でき、搬送作業の安全性を向上できる。
【0016】また、連結棒17の一端が支柱11に着脱
可能に取り付けられているので、制御盤1を据え付け位
置近傍まで搬送した後、連結棒17を支柱11から取り
外し、支柱11を伸長させ制御盤1を載置台15から浮
かせて載置台15を取り外すことができる。そこで、ク
レーン等の重機を用いることなく、制御盤1を吊った状
態で重量物搬送装置を移動させて据え付け位置に降ろす
ことができ、クレーン等の重機の搬入、据え付けが不要
となり、制御盤1を容易に搬入することができる。ま
た、載置台15にL字状の角当て金具18を水平軸回り
に回動可能に取り付けているので、制御盤1の角部を角
当て金具18に宛てがって載置台15に積み込むことに
より、制御盤1を角当て金具18の水平軸を支点として
傾斜させることができる。そこで、傾斜した制御盤1は
角当て金具18と吊り環19とに支持されて転倒が阻止
され、制御盤1を傾斜させた状態での重量物搬送装置の
移動が安全に行える。
【0017】なお、上記実施の形態1では、架台10に
キャスタ13を取り付けるものとしているが、該キャス
タ13にストッパを装備させてもよい。この場合、載置
台15上に吊り降ろされた制御盤1の門型組立体内への
引き込み作業時、あるいは傾斜された制御盤1を門型組
立体内に引き込んで直立状態に起立させる作業時におい
て、ストッパを作動させて架台10の移動を阻止させる
ことができ、それらの引き込み作業や起立作業の安全性
が向上される。
【0018】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2に係る重量物搬送装置における載置台を示す平面
図、図8は図7のVIII−VIII矢視断面図であ
る。この実施の形態2では、ネジ穴25が、載置台15
の上面の両端側に、それぞれ2列に、長さ方向(図7中
左右方向、即ち架台10の長さ方向)に複数設けられて
いる。そして、取付金具26が取付ボルト27のネジ穴
25への締着により取り付けられている。角当て金具1
8は、一対の取付金具26の回転軸28に軸支されて、
回動可能に取り付けられている。なお、他の構成は上記
実施の形態1と同様に構成されている。この実施の形態
2によれば、取付ボルト27を締着するネジ穴25を選
択することにより、角当て金具18の取付位置を載置台
15上で架台10の長さ方向に任意に変更することがで
きる。そこで、制御盤1の大きさに応じて角当て金具1
8の取付位置を変更して、連結棒17を軸支する載置台
15の軸心位置に制御盤1の重心位置を一致させて載置
台15上に載置することができる。このことにより、門
型組立体内に引き込まれた制御盤1の重心位置が吊りビ
ーム12の中心位置にほぼ一致でき、制御盤1の安定し
た支持が可能となる。
【0019】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3に係る重量物搬送装置の要部を示す斜視図である。
この実施の形態3では、コ字状の取付金具30が架台1
0の前部側に装着されたキャスタ13の回転軸に取り付
けられている。そして、パイプをコ字状に連結した牽引
具31がその両端を取付金具30に3軸回りに回動自在
に連結されている。ここで、取付金具30と牽引具31
とから舵取手段を構成している。なお、他の構成は上記
実施の形態1と同様に構成されている。この実施の形態
3によれば、作業者が牽引具31を所望の方向に引け
ば、該引っ張り力が取付金具30を介してキャスタ13
に伝達され、キャスタ13が架台10に対して回動しそ
の向きが変えられる。そこで、重量物搬送装置を所望の
方向に簡易に牽引することができ、走行性を向上させる
ことができる。
【0020】なお、上記実施の形態3では、取付金具3
0と牽引具31とから舵取手段を構成するものとしてい
るが、舵取手段はこれに限定されるものではなく、例え
ばハンドリフター機構を一対の架台10、10間に架設
してもよい。
【0021】実施の形態4.上記実施の形態1では、連
結棒17の一端が支柱11に着脱可能に取り付けられて
いるものとしているが、この実施の形態4では、連結棒
17を伸縮自在に構成し、さらに連結棒17を伸縮状態
で固定できるようにするものとしている。この実施の形
態4によれば、制御盤1を据え付け位置近傍まで搬送し
た後、連結棒17の伸縮状態の固定を解除し、支柱11
を伸長させ制御盤1を載置台15から浮かせることによ
り、載置台15を門型組立体から引き離すことができ
る。そこで、クレーン等の重機を用いることなく、制御
盤1を吊った状態で重量物搬送装置を移動させて据え付
け位置に降ろすことができ、クレーン等の重機の搬入、
据え付けが不要となり、制御盤1を容易に搬入すること
ができる。また、支柱11を縮小させつつ重量物搬送装
置を移動させて、載置台15を門型組立体から引き離す
際に、連結棒17の伸縮状態の固定を解除すれば、門型
組立体からの載置台15の引き離し量を大きくとること
ができる。そこで、制御盤1の高さが高く、支柱11を
下限まで縮小させても低い搬入口を通過できないような
場合においても、連結棒17を伸長させることにより制
御盤1の傾斜を大きくして、低い搬入口を通過できるよ
うにすることができる。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】この発明によれば、相対して互いに平行に
配置され、それぞれ鉛直方向に伸縮自在に構成された一
対の支柱と、該一対の支柱の頂部間に架設されてその長
さ方向を水平とする吊りビームと、該一対の支柱の底部
がそれぞれ固着され、その長さ方向が該吊りビームの長
さ方向と直交する方向に延びる一対の架台と、この一対
の架台にそれぞれ取り付けられて該架台の走行を可能と
するキャスタと、下面に複数の自由車輪が装着されて重
量物を載置する載置台と、一端が該一対の支柱にそれぞ
れ水平軸回りに回動可能に連結され、他端がそれぞれ該
載置台に水平軸回りに回動可能に連結された一対の連結
棒と、該一対の支柱を伸縮動作させる支柱伸縮駆動手段
と、該吊りビームに装着された吊り具とを備えたので、
高さの低い搬入口があっても、人力による危険な重量物
の横倒しや起立作業をすることなく、重量物の転倒起立
を簡易に行って搬送でき、重量物を安全に搬送できる重
量物搬送装置が得られる。
【0024】また、重量物の底部角部が宛てがわれるL
字状の角当て金具が載置台の上面に水平軸回りに回動可
能に取り付けられているので、重量物が角当て金具とと
もに水平軸回りに回動して傾斜し、重量物の転倒が阻止
され、傾斜させた状態での重量物の搬送を安全に行うこ
とができる。
【0025】また、載置台は、角当て金具がその取付位
置を架台の長さ方向に変えて取り付けられるようになっ
ているので、重量物の大きさに応じて角当て金具の取付
位置を変更して、連結棒を軸支する載置台の軸心位置に
重量物の重心位置を一致させて載置台上に載せることが
できる。
【0026】また、連結棒が支柱に着脱可能に連結され
ているので、重量物を据え付け位置近傍まで搬送した
後、連結棒と支柱との連結を解除し、支柱を伸長させて
重量物を吊り上げて、載置台を取り外すことができる。
そこで、クレーン等の重機を用いることなく、重量物を
据え付け位置に位置決めして降ろすことができる。
【0027】また、連結棒が伸縮自在に構成されている
ので、重量物を傾斜させる際に、連結棒を伸縮させるこ
とにより重量物の傾斜角度を変更できる。そこで、重量
物の高さが高く、支柱を下限まで縮小させても低い搬入
口を通過できないような場合においても、連結棒を伸長
させることにより重量物の傾斜を大きくして、低い搬入
口を通過できるようにすることができる。
【0028】また、一対の架台の前部に舵取手段を設け
たので、重量物搬送装置を所望の方向に簡易に牽引する
ことができ、走行性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る重量物搬送装
置を示す正面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る重量物搬送装
置を示す側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る重量物搬送装
置を用いた制御盤の搬送方法を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る重量物搬送装
置を用いた制御盤の搬送方法を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る重量物搬送装
置を用いた制御盤の搬送方法を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る重量物搬送装
置を用いた制御盤の搬送方法を説明する図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る重量物搬送装
置における載置台を示す平面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII矢視断面図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態3に係る重量物搬送装
置の要部を示す斜視図である。
【図10】 従来の制御盤の搬送方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 制御盤(重量物)、10 架台、11 支柱、12
吊りビーム、13キャスタ、14 油圧シリンダ(支
柱伸縮駆動手段)、15 載置台、16 キャスタ(自
由車輪)、17 連結棒、18 角当て金具、19 吊
り環(吊り具)、25 ネジ穴、26 取付金具、27
取付ボルト、30 取付金具(舵取手段)、31 牽
引具(舵取手段)。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対して互いに平行に配置され、それぞ
    れ鉛直方向に伸縮自在に構成された一対の支柱と、該一
    対の支柱の頂部間に架設されてその長さ方向を水平とす
    る吊りビームと、前記一対の支柱の底部がそれぞれ固着
    され、その長さ方向が前記吊りビームの長さ方向と直交
    する方向に延びる一対の架台と、この一対の架台にそれ
    ぞれ取り付けられて該架台の走行を可能とするキャスタ
    と、下面に複数の自由車輪が装着されて重量物を載置す
    る載置台と、一端が前記一対の支柱にそれぞれ水平軸回
    りに回動可能に連結され、他端がそれぞれ前記載置台に
    水平軸回りに回動可能に連結された一対の連結棒と、前
    記一対の支柱を伸縮動作させる支柱伸縮駆動手段と、前
    記吊りビームに装着された吊り具とを備えたことを特徴
    とする重量物搬送装置。
  2. 【請求項2】 重量物の底部角部が宛てがわれるL字状
    の角当て金具が載置台の上面に水平軸回りに回動可能に
    取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の重
    量物搬送装置。
  3. 【請求項3】 載置台は、角当て金具がその取付位置を
    架台の長さ方向に変えて取り付けられるようになってい
    ることを特徴とする請求項2記載の重量物搬送装置。
  4. 【請求項4】 連結棒が支柱に着脱可能に連結されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    重量物搬送装置。
  5. 【請求項5】 連結棒が伸縮自在に構成されていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の重量物
    搬送装置。
  6. 【請求項6】 一対の架台の前部に舵取手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の重量
    物搬送装置。
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JPH10265174A (ja) 1998-10-06

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