JP2849351B2 - アルコ−ブ用の門扉 - Google Patents
アルコ−ブ用の門扉Info
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- JP2849351B2 JP2849351B2 JP7089709A JP8970995A JP2849351B2 JP 2849351 B2 JP2849351 B2 JP 2849351B2 JP 7089709 A JP7089709 A JP 7089709A JP 8970995 A JP8970995 A JP 8970995A JP 2849351 B2 JP2849351 B2 JP 2849351B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンション等の共同住
宅の玄関先に設けられたアルコーブの出入り口に設置す
るアルコーブ用の門扉に関する。
宅の玄関先に設けられたアルコーブの出入り口に設置す
るアルコーブ用の門扉に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、外廊下型のマンション等におい
て、外廊下と個人用住居部分との間に門扉付のアルコー
ブを設けたものが知られている。
て、外廊下と個人用住居部分との間に門扉付のアルコー
ブを設けたものが知られている。
【0003】図8にその一例を示す。同図は、例えば6
F建てのマンションの3Fの住居部分1の平面図であ
る。居住部分1の北側(同図の上方)には、不特定多数
の人の往来に供される外廊下2が配置されている。
F建てのマンションの3Fの住居部分1の平面図であ
る。居住部分1の北側(同図の上方)には、不特定多数
の人の往来に供される外廊下2が配置されている。
【0004】上述の居住部分1と外廊下2との間には、
ライトコート3、吹抜4、アルコーブ5が配置されてい
る。これらにより、居住部分1の北側の居室11、1
2、および玄関13が、外廊下2から隔絶されることに
なり、居住部分1のプライバシーや安全性が確保される
とともに、採光性、通風性が高められている。
ライトコート3、吹抜4、アルコーブ5が配置されてい
る。これらにより、居住部分1の北側の居室11、1
2、および玄関13が、外廊下2から隔絶されることに
なり、居住部分1のプライバシーや安全性が確保される
とともに、採光性、通風性が高められている。
【0005】さらに、上述の外廊下2とライトコート3
との間、および外廊下2と吹抜4との間には、それぞれ
成人の身長にほぼ等しい(例えば1.7m)程度の高さ
のフェンス31、41が設置されている。これらフェン
ス31、41は、遮光性を有する部材によって構成され
ており、外廊下2側からの視界を遮って、居室11、1
2のプライバシーを一層向上させている。これにより、
居室11、12のそれぞれの窓11a、12aを透明な
ものとして、採光性を向上させることが可能となる。
との間、および外廊下2と吹抜4との間には、それぞれ
成人の身長にほぼ等しい(例えば1.7m)程度の高さ
のフェンス31、41が設置されている。これらフェン
ス31、41は、遮光性を有する部材によって構成され
ており、外廊下2側からの視界を遮って、居室11、1
2のプライバシーを一層向上させている。これにより、
居室11、12のそれぞれの窓11a、12aを透明な
ものとして、採光性を向上させることが可能となる。
【0006】上述の2つのフェンス31、41の間に
は、例えば格子状の、一般的な門扉6が設置してある。
同図に示す門扉6は、両開きのものであり、アルコーブ
5の出入り口を開閉自在に閉鎖する。例えば、訪問者が
あった場合、居住者は、門扉6を開放することなく玄関
の扉13aをあけるだけで、門扉6越しにその訪問者を
確認することができる。
は、例えば格子状の、一般的な門扉6が設置してある。
同図に示す門扉6は、両開きのものであり、アルコーブ
5の出入り口を開閉自在に閉鎖する。例えば、訪問者が
あった場合、居住者は、門扉6を開放することなく玄関
の扉13aをあけるだけで、門扉6越しにその訪問者を
確認することができる。
【0007】ところで、アルコーブ5は、ライトコート
3との間に設けたフェンス51の高さが建築基準法(後
に詳述)によって規制される高さを超えた場合には、屋
内部分とみなされて、床面積に算入されることになる。
このように、実際には、居住に供されないアルコーブ5
が床面積に算入されてしまうと、その分、居住に供され
る部分の床面積が狭められることになる。これは、土地
の有効利用に反することになる。したがって、一般に、
アルコーブ5が床面積に算入されないように、フェンス
51の高さを基準値以下に設定することがなされる。
3との間に設けたフェンス51の高さが建築基準法(後
に詳述)によって規制される高さを超えた場合には、屋
内部分とみなされて、床面積に算入されることになる。
このように、実際には、居住に供されないアルコーブ5
が床面積に算入されてしまうと、その分、居住に供され
る部分の床面積が狭められることになる。これは、土地
の有効利用に反することになる。したがって、一般に、
アルコーブ5が床面積に算入されないように、フェンス
51の高さを基準値以下に設定することがなされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
アルコーブ5のフェンス51の高さは、基準値以下にす
ると、一般的に、成人の眼の高さよりも低くなってしま
い(例えば、アルコーブ5の床から天井までの高さが
2.3mのときはのフェンス51の高さは1.15m以
下)、同図の矢印Mで示すように、門扉6の外側から門
扉6を介して、フェンス51越しに、居室11の窓11
aが見えてしまう。このため、実際には、窓11aを曇
りガラスにしたり、ブラインドやカーテン等を設けたり
しなければならない。すなわち、ライトコート3がある
にもかかわらず、採光性を十分に確保することができな
いという問題があった。
アルコーブ5のフェンス51の高さは、基準値以下にす
ると、一般的に、成人の眼の高さよりも低くなってしま
い(例えば、アルコーブ5の床から天井までの高さが
2.3mのときはのフェンス51の高さは1.15m以
下)、同図の矢印Mで示すように、門扉6の外側から門
扉6を介して、フェンス51越しに、居室11の窓11
aが見えてしまう。このため、実際には、窓11aを曇
りガラスにしたり、ブラインドやカーテン等を設けたり
しなければならない。すなわち、ライトコート3がある
にもかかわらず、採光性を十分に確保することができな
いという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、居室部分の採光性を損
なうことなく、しかも十分にプライバシーを守れるよう
にしたアルコーブ用の門扉を提供することを目的とする
ものである。
なうことなく、しかも十分にプライバシーを守れるよう
にしたアルコーブ用の門扉を提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、不特定多数の人が往来する
外廊下と、プライベートな居住部分の玄関先との間に配
置したアルコーブの、前記外廊下側の出入り口を開閉自
在に閉鎖する門扉本体を備えたアルコーブ用の門扉にお
いて、前記門扉本体は、閉鎖状態の該門扉本体を介して
前記外廊下側から見える前記アルコーブ内の左右斜め前
方の視界を規制するルーバ状の遮光部を、少なくとも視
線高さに対応する位置に有し、該遮光部は、前記門扉本
体の厚さ方向に所定の奥行を有する立てた状態の板状部
材を、横方向に複数列設けるととともに、前記板状部材
の奥行を、左右方向の相互に隣接する板状部材間の間隙
よりも大きく設定することを特徴とする。
みてなされたものであって、不特定多数の人が往来する
外廊下と、プライベートな居住部分の玄関先との間に配
置したアルコーブの、前記外廊下側の出入り口を開閉自
在に閉鎖する門扉本体を備えたアルコーブ用の門扉にお
いて、前記門扉本体は、閉鎖状態の該門扉本体を介して
前記外廊下側から見える前記アルコーブ内の左右斜め前
方の視界を規制するルーバ状の遮光部を、少なくとも視
線高さに対応する位置に有し、該遮光部は、前記門扉本
体の厚さ方向に所定の奥行を有する立てた状態の板状部
材を、横方向に複数列設けるととともに、前記板状部材
の奥行を、左右方向の相互に隣接する板状部材間の間隙
よりも大きく設定することを特徴とする。
【0011】この場合、前記門扉本体は、そのほぼ全高
にわたって前記遮光部を有するようにしてもよい。
にわたって前記遮光部を有するようにしてもよい。
【0012】また、前記複数の板状部材の奥行を、これ
ら板状部材の左右方向の位置の応じて変化させることが
できる。
ら板状部材の左右方向の位置の応じて変化させることが
できる。
【0013】さらに、前記板状部材は、前記門扉本体の
厚さ方向に対して傾斜角度を有するようにしてもよい。
この場合も、前記複数の板状部材の傾斜角度を、これら
板状部材の左右方向の位置に応じて変化させることがで
きる。
厚さ方向に対して傾斜角度を有するようにしてもよい。
この場合も、前記複数の板状部材の傾斜角度を、これら
板状部材の左右方向の位置に応じて変化させることがで
きる。
【0014】なお、前記門扉は、両開き用の門扉であっ
ても、片開き用の門扉であってもよい。
ても、片開き用の門扉であってもよい。
【0015】
【作用】以上構成に基づき、門扉本体は、板状部材の奥
行を、左右方向の相互に隣接する板状部材の間隙よりも
大きく設定することにより、それぞれの板状部材間の間
隙を介して見える視界のうち、左右斜め前方の視界を有
効に規制することができる。この板状部材は、真正面の
視界を遮るものではないので、例えば、門扉本体を介し
て、外廊下側の訪問者とアルコーブ側の居住者とが対面
した場合には、相互に相手をよく見ることができる。つ
まり、板状部材は、その間隙に対して、その奥行を大き
くすることで、外廊下側から門扉本体を介して居住部分
が斜めに覗かれることを有効に防止するものである。
行を、左右方向の相互に隣接する板状部材の間隙よりも
大きく設定することにより、それぞれの板状部材間の間
隙を介して見える視界のうち、左右斜め前方の視界を有
効に規制することができる。この板状部材は、真正面の
視界を遮るものではないので、例えば、門扉本体を介し
て、外廊下側の訪問者とアルコーブ側の居住者とが対面
した場合には、相互に相手をよく見ることができる。つ
まり、板状部材は、その間隙に対して、その奥行を大き
くすることで、外廊下側から門扉本体を介して居住部分
が斜めに覗かれることを有効に防止するものである。
【0016】なお、上述の板状部材についての間隙と奥
行との関係とは、相対的なものであって、式で表すと間
隙の幅をw、奥行をdとしたときに、両者の関係を、 d≧w に設定するということである。したがって、間隙wが大
きい場合には、その分、奥行dを大きく、また間隙wが
小さい場合には、その分、奥行dを小さく設定すること
ができる。これにより、例えば、門扉本体に正対したと
きに、門扉本体の間隙を介しては、正面を基準として、
左右にそれぞれほぼ45度以上の視角は遮られることに
なる。
行との関係とは、相対的なものであって、式で表すと間
隙の幅をw、奥行をdとしたときに、両者の関係を、 d≧w に設定するということである。したがって、間隙wが大
きい場合には、その分、奥行dを大きく、また間隙wが
小さい場合には、その分、奥行dを小さく設定すること
ができる。これにより、例えば、門扉本体に正対したと
きに、門扉本体の間隙を介しては、正面を基準として、
左右にそれぞれほぼ45度以上の視角は遮られることに
なる。
【0017】多数(複数)の板状部材を有する遮光部
は、門扉本体における少なくとも視線高さに対応する部
分に設ければ足るが、門扉本体のほぼ全高にわたって設
けることもできる。この場合は、視線高さが異なる不特
定多数の人に対して有効に遮光作用を発揮することが可
能となる。
は、門扉本体における少なくとも視線高さに対応する部
分に設ければ足るが、門扉本体のほぼ全高にわたって設
けることもできる。この場合は、視線高さが異なる不特
定多数の人に対して有効に遮光作用を発揮することが可
能となる。
【0018】上述の複数の板状部材は、その左右方向の
位置に応じて、その奥行を変化させることができる。す
なわち、例えば、覗かれては困る部分に対応する板状部
材の奥行を大きく、それ以外の部分については比較的小
さく設定する。ただし、この場合でも、板状部材間の間
隙よりも、奥行を大きく設定する。
位置に応じて、その奥行を変化させることができる。す
なわち、例えば、覗かれては困る部分に対応する板状部
材の奥行を大きく、それ以外の部分については比較的小
さく設定する。ただし、この場合でも、板状部材間の間
隙よりも、奥行を大きく設定する。
【0019】さらに、板状部材を、門扉本体の厚さ方向
に対して傾斜角度を付けて配置したときは、その傾斜角
度によっても視角を調整することができる。例えば、視
角の規制範囲が同一の場合には、傾斜角度を付けること
により、これがない場合よりも板状部材の奥行を小さく
することが可能となる。板状部材の傾斜角度をその左右
方向の位置に応じて変化させるときは、上述の、左右方
向の位置に応じて板状部材の奥行を変化させる場合と同
様に、必要な部分の遮光を有効に実現することができ
る。
に対して傾斜角度を付けて配置したときは、その傾斜角
度によっても視角を調整することができる。例えば、視
角の規制範囲が同一の場合には、傾斜角度を付けること
により、これがない場合よりも板状部材の奥行を小さく
することが可能となる。板状部材の傾斜角度をその左右
方向の位置に応じて変化させるときは、上述の、左右方
向の位置に応じて板状部材の奥行を変化させる場合と同
様に、必要な部分の遮光を有効に実現することができ
る。
【0020】なお、上述の、複数の板状部材による遮光
部は、両開き用あるいは片開き用の門扉に対して同じよ
うに、設けることができる。
部は、両開き用あるいは片開き用の門扉に対して同じよ
うに、設けることができる。
【0021】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1に、共同住宅の一例としてマンション
の平面図を示す。同図は例えば、6階建てマンションの
3階部分の居住部分1、1…の配置を示す平面図であ
る。なお、2、4、5階部分は、この3階部分と同じ配
置となっている。
て説明する。 〈実施例1〉図1に、共同住宅の一例としてマンション
の平面図を示す。同図は例えば、6階建てマンションの
3階部分の居住部分1、1…の配置を示す平面図であ
る。なお、2、4、5階部分は、この3階部分と同じ配
置となっている。
【0022】同図の3階部分には、東西方向(同図の左
右方向をいう。なお、同図においてはほぼ上方を「北」
とする)に6個の居住部分1、1…が相互に隣接するよ
うにして並設されており、これら居住部分1、1…の北
側には、不特定多数の人が往来する外廊下2が東西方向
に延びている。各居住部分1、1…のうちのほぼ北側に
は、玄関13、13…が設けられ、各玄関先には、屋根
付ポーチとしてのアルコーブ5、5…が設けられてい
る。各アルコーブ5、5…における外廊下2との境界部
分、すなわちアルコーブ5、5…の外廊下2側の出入り
口には、開閉自在に出入り口を閉鎖する門扉6A、6A
…が設置されている。
右方向をいう。なお、同図においてはほぼ上方を「北」
とする)に6個の居住部分1、1…が相互に隣接するよ
うにして並設されており、これら居住部分1、1…の北
側には、不特定多数の人が往来する外廊下2が東西方向
に延びている。各居住部分1、1…のうちのほぼ北側に
は、玄関13、13…が設けられ、各玄関先には、屋根
付ポーチとしてのアルコーブ5、5…が設けられてい
る。各アルコーブ5、5…における外廊下2との境界部
分、すなわちアルコーブ5、5…の外廊下2側の出入り
口には、開閉自在に出入り口を閉鎖する門扉6A、6A
…が設置されている。
【0023】上述の6個の居住部分1、1…のうち、同
図中の左から2番目〜5番目の4個の居住部分1、1…
については、各居住部分1、1…と外廊下2との間に、
ライトコート3、3および吹抜4、4…が設けられてい
る。これら4個の居住部分1、1…のアルコーブ5、5
…は、地上から最上階まで貫通するライトコート3、3
と吹抜4、4…との間に挟まれるようにして配置されて
いる。
図中の左から2番目〜5番目の4個の居住部分1、1…
については、各居住部分1、1…と外廊下2との間に、
ライトコート3、3および吹抜4、4…が設けられてい
る。これら4個の居住部分1、1…のアルコーブ5、5
…は、地上から最上階まで貫通するライトコート3、3
と吹抜4、4…との間に挟まれるようにして配置されて
いる。
【0024】図2は、上述の図1に示す居住部分1、1
…のうち、左から2番目または4番目の居住部分1およ
びそのアルコーブ5等の詳細を示す平面図である。
…のうち、左から2番目または4番目の居住部分1およ
びそのアルコーブ5等の詳細を示す平面図である。
【0025】この居住部分1内の北側部分に配置された
居室11、12(同図では「洋室」と表示)、玄関13
と、外廊下2との間には、それぞれ上述のライトコート
3、吹抜4、アルコーブ5が配置されている。また、こ
れらの外廊下2側には、それぞれフェンス31、41、
門扉6Aが配置されている。このうち、フェンス31、
41は、その高さを一般の成人の視線高さよりも高い、
例えば1.7mに設定し、また不透明の部材によって構
成している。これにより、外廊下2を往来する人の安全
性を確保する一方、往来する人から居住部分1が見えな
いようにしている。
居室11、12(同図では「洋室」と表示)、玄関13
と、外廊下2との間には、それぞれ上述のライトコート
3、吹抜4、アルコーブ5が配置されている。また、こ
れらの外廊下2側には、それぞれフェンス31、41、
門扉6Aが配置されている。このうち、フェンス31、
41は、その高さを一般の成人の視線高さよりも高い、
例えば1.7mに設定し、また不透明の部材によって構
成している。これにより、外廊下2を往来する人の安全
性を確保する一方、往来する人から居住部分1が見えな
いようにしている。
【0026】このように、両フェンス31、41は、居
住部分1に対する廊下2側からの視線を有効に遮断する
ことができるものの、両フェンス31、41の間に配置
された門扉6Aを介して、居住部分1の一部が見えてし
まうことがある。これは、一般に、門柱61Aとともに
門扉6Aを構成する門扉本体62Aが、視線を遮断する
目的で設置されたものでないからであり、むしろ門扉本
体62Aの適度な透光性を確保することで、例えば訪問
者があった場合等に、居住者は、門扉本体62Aをあけ
ることなく玄関13の扉13Aをあけるだけで、門扉本
体62A越しに訪問者を確認することができるといった
利点がある。この利点を生かそうとすると、外廊下2か
ら門扉本体62Aを介して玄関13の扉13Aがある程
度見えるのは仕方がない。しかし、前述のように建築基
準法に規制によってライトコート3とアルコーブ5との
間のフェンス51の高さを高くできないことから、図2
において、門扉本体62Aを介して矢印Mに示すよう
に、北側の居室11の窓11Aが見られるおそれがあ
る。外廊下2側の人が門扉6Aに正対した場合に、門扉
本体62Aを介してその正面の玄関13の外部が見えて
しまうのはやむを得ないとして、それ以外の斜め前方の
居室11の窓11Aが見えてしまうのは問題である。
住部分1に対する廊下2側からの視線を有効に遮断する
ことができるものの、両フェンス31、41の間に配置
された門扉6Aを介して、居住部分1の一部が見えてし
まうことがある。これは、一般に、門柱61Aとともに
門扉6Aを構成する門扉本体62Aが、視線を遮断する
目的で設置されたものでないからであり、むしろ門扉本
体62Aの適度な透光性を確保することで、例えば訪問
者があった場合等に、居住者は、門扉本体62Aをあけ
ることなく玄関13の扉13Aをあけるだけで、門扉本
体62A越しに訪問者を確認することができるといった
利点がある。この利点を生かそうとすると、外廊下2か
ら門扉本体62Aを介して玄関13の扉13Aがある程
度見えるのは仕方がない。しかし、前述のように建築基
準法に規制によってライトコート3とアルコーブ5との
間のフェンス51の高さを高くできないことから、図2
において、門扉本体62Aを介して矢印Mに示すよう
に、北側の居室11の窓11Aが見られるおそれがあ
る。外廊下2側の人が門扉6Aに正対した場合に、門扉
本体62Aを介してその正面の玄関13の外部が見えて
しまうのはやむを得ないとして、それ以外の斜め前方の
居室11の窓11Aが見えてしまうのは問題である。
【0027】そこで、本発明では、門扉6Aを従来にな
い新規なものとすることで、閉鎖状態の門扉6Aを介し
ての斜め前方の視界を規制するようにしている。
い新規なものとすることで、閉鎖状態の門扉6Aを介し
ての斜め前方の視界を規制するようにしている。
【0028】まず、建築基準法の規制によって、フェン
ス51の高さを視線以上の高さに設定できないことにつ
いて説明する。
ス51の高さを視線以上の高さに設定できないことにつ
いて説明する。
【0029】例えば、横浜市建築基準法取扱基準集(平
成6年版)によると、廊下について、大気に有効に開放
されている部分の高さをh1 、また廊下の床から天井ま
での高さをh2 としたときに、 h1 ≧1.1m かつ、 h1 ≧h2 /2 を満たす廊下については幅2mまでは床面積に算入しな
い、としている。ここで言う廊下は、本実施例ではアル
コーブ5に相当するわけであるが、本実施例では、h2
が例えば2.3mに設定してあるので、上述の式より、 h1 ≧2.3/2=1.15m となる。
成6年版)によると、廊下について、大気に有効に開放
されている部分の高さをh1 、また廊下の床から天井ま
での高さをh2 としたときに、 h1 ≧1.1m かつ、 h1 ≧h2 /2 を満たす廊下については幅2mまでは床面積に算入しな
い、としている。ここで言う廊下は、本実施例ではアル
コーブ5に相当するわけであるが、本実施例では、h2
が例えば2.3mに設定してあるので、上述の式より、 h1 ≧2.3/2=1.15m となる。
【0030】上述のフェンス51の高さをh0 とする
と、 h0 =h2 −h1 となるから、フェンス51の高さh0 は、1.15m以
下に設定する必要がある。すなわち、フェンス51の高
さh0 が、視線高さ以下になってしまう。このため、門
扉本体62Aを介してフェンス51越しに窓11Aが見
えてしまう。このままでは、窓11Aを曇りガラスにし
たり、ブラインドやカーテンを設けたりして、常に、外
廊下2側からの視線を遮るようにしなければならない。
これでは、ライトコート3を設けて、採光性をよくした
ことが無駄になってしまう。
と、 h0 =h2 −h1 となるから、フェンス51の高さh0 は、1.15m以
下に設定する必要がある。すなわち、フェンス51の高
さh0 が、視線高さ以下になってしまう。このため、門
扉本体62Aを介してフェンス51越しに窓11Aが見
えてしまう。このままでは、窓11Aを曇りガラスにし
たり、ブラインドやカーテンを設けたりして、常に、外
廊下2側からの視線を遮るようにしなければならない。
これでは、ライトコート3を設けて、採光性をよくした
ことが無駄になってしまう。
【0031】本発明では、以下に説明するような新規な
門扉6Aを設置して、外廊下2側からの視線の遮断と、
採光性の確保とを両立させるようにしている。
門扉6Aを設置して、外廊下2側からの視線の遮断と、
採光性の確保とを両立させるようにしている。
【0032】図2に示す門扉6は、両開き用の門扉であ
り、左右の門柱61A、61Aと、この門柱61A、6
1Aによって回動自在に支持され、アルコーブ5の出入
り口を開閉自在に閉鎖する門扉本体62A、62Aとを
主要構成部材として構成されている。
り、左右の門柱61A、61Aと、この門柱61A、6
1Aによって回動自在に支持され、アルコーブ5の出入
り口を開閉自在に閉鎖する門扉本体62A、62Aとを
主要構成部材として構成されている。
【0033】図3に門扉本体62Aの正面図を、また、
図4に図3のX−X線矢視図を示す。なお、図4におい
ては、門扉6Aに正対したときの左方の門扉本体62A
のみを図示しており、この門扉本体62Aを境に、その
上方をアルコーブ5側、また下方を外廊下2側とし、さ
らに外廊下2からアルコーブ5に向かって左側(図4中
の左側)を左端側、同じく右側(同図中の右側)を中央
側として以下の説明を行う。実施例2〜実施例4にそれ
ぞれ対応する図5〜図7についても同様とする。
図4に図3のX−X線矢視図を示す。なお、図4におい
ては、門扉6Aに正対したときの左方の門扉本体62A
のみを図示しており、この門扉本体62Aを境に、その
上方をアルコーブ5側、また下方を外廊下2側とし、さ
らに外廊下2からアルコーブ5に向かって左側(図4中
の左側)を左端側、同じく右側(同図中の右側)を中央
側として以下の説明を行う。実施例2〜実施例4にそれ
ぞれ対応する図5〜図7についても同様とする。
【0034】門扉本体62Aは、図3、図4に示すよう
に、複数の板状部材63A、63A…をルーバ状に構成
した遮光部65を有する。各板状部材63Aは、門扉本
体62Aの厚さ方向に所定の奥行dを有し、立てた状態
で配置されている。板状部材63A、63A…は、この
状態で左右横方向に複数列設けられている。相互に隣接
する板状部材63Aと板状部材63Aとの間には間隙G
が形成されており、この間隙Gの幅はwに設定されてい
る。
に、複数の板状部材63A、63A…をルーバ状に構成
した遮光部65を有する。各板状部材63Aは、門扉本
体62Aの厚さ方向に所定の奥行dを有し、立てた状態
で配置されている。板状部材63A、63A…は、この
状態で左右横方向に複数列設けられている。相互に隣接
する板状部材63Aと板状部材63Aとの間には間隙G
が形成されており、この間隙Gの幅はwに設定されてい
る。
【0035】本発明においては、上述の板状部材63A
の奥行dと間隙Gの幅wとの間の関係について、奥行d
を幅wよりも大きく設定する、すなわち、両者の間に、 d≧w が成り立つように、それぞれの値を設定することを特徴
とする。これにより、例えば、外廊下2側から門扉本体
62Aを介して居住部分1側を覗こうとして、眼を門扉
本体62Aにくっつけるようにした場合でも、斜め前方
のほぼ45度以上の範囲の視界を有効に遮ることができ
る。なお、本実施例を説明する図4および他の実施例を
説明する図5ないし図7においては、門扉本体が遮るこ
とができない視線を実線で、また遮ることができる視線
を点線で図示している。例えば、図4においては、実線
の視線M11、M12は遮ることができないが、点線の視線
M13は遮ることができる。
の奥行dと間隙Gの幅wとの間の関係について、奥行d
を幅wよりも大きく設定する、すなわち、両者の間に、 d≧w が成り立つように、それぞれの値を設定することを特徴
とする。これにより、例えば、外廊下2側から門扉本体
62Aを介して居住部分1側を覗こうとして、眼を門扉
本体62Aにくっつけるようにした場合でも、斜め前方
のほぼ45度以上の範囲の視界を有効に遮ることができ
る。なお、本実施例を説明する図4および他の実施例を
説明する図5ないし図7においては、門扉本体が遮るこ
とができない視線を実線で、また遮ることができる視線
を点線で図示している。例えば、図4においては、実線
の視線M11、M12は遮ることができないが、点線の視線
M13は遮ることができる。
【0036】上述の式より、d/w≧1となり、このd
/wの値を例えば、2、3と大きくすることにより、視
界を遮断することができる範囲を拡大することが可能と
なる。つまり、間隙Gの幅wに対して奥行dを大きく設
定することにより、門扉本体62Aを介して、居住部分
1側が一層見えにくくなる。
/wの値を例えば、2、3と大きくすることにより、視
界を遮断することができる範囲を拡大することが可能と
なる。つまり、間隙Gの幅wに対して奥行dを大きく設
定することにより、門扉本体62Aを介して、居住部分
1側が一層見えにくくなる。
【0037】上述の複数の板状部材63A、63A…
は、例えば、鋳造により、門扉本体62Aと一体に成形
したり、アルミニウム材を組み合わせたりすることによ
り構成することができる。
は、例えば、鋳造により、門扉本体62Aと一体に成形
したり、アルミニウム材を組み合わせたりすることによ
り構成することができる。
【0038】本実施例では、複数の板状部材63A、6
3A…によって構成する遮光部65は、図3に示すよう
に、門扉本体62Aのほぼ全高にわたって形成している
が、これは少なくとも視線高さに対応する位置に形成す
れば足る。この位置に遮光部65を形成すれば、外廊下
2を通過する人の一瞥によって、居住部分1の不要な部
分が覗かれることを有効に防止することができる。
3A…によって構成する遮光部65は、図3に示すよう
に、門扉本体62Aのほぼ全高にわたって形成している
が、これは少なくとも視線高さに対応する位置に形成す
れば足る。この位置に遮光部65を形成すれば、外廊下
2を通過する人の一瞥によって、居住部分1の不要な部
分が覗かれることを有効に防止することができる。
【0039】また、図3、図4では、板状部材63Aを
幅wをもってほぼ等間隔に配置しているが、間隙Gの幅
wは、必ずしもすべてが同じである必要はない。間隙G
の左右方向に位置によって、幅wを代えるようにしても
よい。ただし、この場合でも、その間隙Gを挟む左右の
板状部材の奥行dは、d≧wを満たすようにする。 〈実施例2〉図5に実施例2の門扉本体62Bを示す。
なお、同図は、上述の実施例1の図4に相当する図であ
る。
幅wをもってほぼ等間隔に配置しているが、間隙Gの幅
wは、必ずしもすべてが同じである必要はない。間隙G
の左右方向に位置によって、幅wを代えるようにしても
よい。ただし、この場合でも、その間隙Gを挟む左右の
板状部材の奥行dは、d≧wを満たすようにする。 〈実施例2〉図5に実施例2の門扉本体62Bを示す。
なお、同図は、上述の実施例1の図4に相当する図であ
る。
【0040】門扉本体62Bの板状部材63B、63B
…は、その左右方向の位置に応じて、その奥行dを変更
させている。このように構成することにより、実施例1
の視線M11の相当する視線M21は実施例1の場合と同様
に遮ることができないが、実施例1では遮ることができ
なかった視線M12に相当する視線M22を遮ることができ
る。すなわち、規制可能な視線の範囲を拡大させること
ができる。
…は、その左右方向の位置に応じて、その奥行dを変更
させている。このように構成することにより、実施例1
の視線M11の相当する視線M21は実施例1の場合と同様
に遮ることができないが、実施例1では遮ることができ
なかった視線M12に相当する視線M22を遮ることができ
る。すなわち、規制可能な視線の範囲を拡大させること
ができる。
【0041】なお、図5においては、中央側による程、
板状部材63Bの奥行dを大きく設定しているが、これ
にこれに限らず、例えば、特に遮りたい視線に対応する
位置の板状部材63Bの奥行dを大きく設定するように
してもよい。 〈実施例3〉図6に実施例3の門扉本体62Cを示す。
なお、同図も実施例2の場合と同様、前述の実施例1の
図4に相当する図である。
板状部材63Bの奥行dを大きく設定しているが、これ
にこれに限らず、例えば、特に遮りたい視線に対応する
位置の板状部材63Bの奥行dを大きく設定するように
してもよい。 〈実施例3〉図6に実施例3の門扉本体62Cを示す。
なお、同図も実施例2の場合と同様、前述の実施例1の
図4に相当する図である。
【0042】本実施例においては、門扉本体62Cの板
状部材63C、63C…を、門扉本体62Cの厚さ方向
に対して傾斜させて配置している。本実施例では、各板
状部材63Cを傾斜角度θで配置している。本実施例で
は、視線M31を遮断することはできないが、実施例1で
は遮ることができなかった視線M12に相当する視線M32
を遮ることができる。 〈実施例4〉図7に実施例4の門扉本体62Dを示す。
なお、同図も実施例2、3の場合と同様、前述の実施例
1の図4に相当する図である。
状部材63C、63C…を、門扉本体62Cの厚さ方向
に対して傾斜させて配置している。本実施例では、各板
状部材63Cを傾斜角度θで配置している。本実施例で
は、視線M31を遮断することはできないが、実施例1で
は遮ることができなかった視線M12に相当する視線M32
を遮ることができる。 〈実施例4〉図7に実施例4の門扉本体62Dを示す。
なお、同図も実施例2、3の場合と同様、前述の実施例
1の図4に相当する図である。
【0043】本実施例は、図6に示す実施例3では、各
板状部材63Cの傾斜角度θを一定に設定していたのに
対して、板状部材63D、63D…の左右方向の配設位
置の違いに応じて、傾斜角度θを変化させている。同図
では、門扉本体62Dの一部を構成する板状部材63
D、63D…のうち、左端側のもの程、傾斜角度θを大
きくとっている。こうすることで例えば、左側近傍の視
線について、図中の視線M44よりも角度が小さいものに
は、有効に遮断することができる。
板状部材63Cの傾斜角度θを一定に設定していたのに
対して、板状部材63D、63D…の左右方向の配設位
置の違いに応じて、傾斜角度θを変化させている。同図
では、門扉本体62Dの一部を構成する板状部材63
D、63D…のうち、左端側のもの程、傾斜角度θを大
きくとっている。こうすることで例えば、左側近傍の視
線について、図中の視線M44よりも角度が小さいものに
は、有効に遮断することができる。
【0044】なお、本実施では、左端側の板状部材63
D程、傾斜角度θを大きく設定しているが、これに限ら
ず、特に遮光の必要な部分の板状部材63Dの傾斜角度
θを大きく設定してもよいのはもちろんである。
D程、傾斜角度θを大きく設定しているが、これに限ら
ず、特に遮光の必要な部分の板状部材63Dの傾斜角度
θを大きく設定してもよいのはもちろんである。
【0045】上述の実施例1〜実施例4において、それ
ぞれ異なる構成の門扉62A〜62Dを示したが、本発
明に係る門扉6は、これらに限定されるものではなく、
これらを適宜に組み合わせて構成してもよい。例えば、
板状部材の左右方向の位置に応じて、奥行dを大きく設
定しかつ傾斜角度θを付けるようにすることもできる。
すなわち、門扉6において遮光部を構成する板状部材
は、門扉6の使用状況に応じて、遮光したい部分の奥行
dを大きくしたり、傾斜角度θを大きくとったりすれば
よい。
ぞれ異なる構成の門扉62A〜62Dを示したが、本発
明に係る門扉6は、これらに限定されるものではなく、
これらを適宜に組み合わせて構成してもよい。例えば、
板状部材の左右方向の位置に応じて、奥行dを大きく設
定しかつ傾斜角度θを付けるようにすることもできる。
すなわち、門扉6において遮光部を構成する板状部材
は、門扉6の使用状況に応じて、遮光したい部分の奥行
dを大きくしたり、傾斜角度θを大きくとったりすれば
よい。
【0046】上述の各実施例においては、両開きの門扉
6について説明したが、片開きの門扉についても同様で
ある。例えば、図5示す実施例2を、片開きの門扉に適
用する場合には、門扉本体の左右方向についての中央近
傍に配置された板状部材の奥行dを大きく、一方、左右
両端側に配置された板状部材の奥行dを小さく設定する
ことができる。この逆に、中央近傍の板状部材の奥行を
小さし、左右両端側の板状部材の奥行を大きく設定して
もよいのはもちろんである。
6について説明したが、片開きの門扉についても同様で
ある。例えば、図5示す実施例2を、片開きの門扉に適
用する場合には、門扉本体の左右方向についての中央近
傍に配置された板状部材の奥行dを大きく、一方、左右
両端側に配置された板状部材の奥行dを小さく設定する
ことができる。この逆に、中央近傍の板状部材の奥行を
小さし、左右両端側の板状部材の奥行を大きく設定して
もよいのはもちろんである。
【0047】また、上述の実施例においては、門扉6
は、特に、アルコーブ5に設置するものについて説明し
たが、本発明に係る門扉6は、アルコーブ用のものに限
らず、一般の例えば、戸建て住宅用の門扉に対しても適
用することができるのは、いうまでもない。
は、特に、アルコーブ5に設置するものについて説明し
たが、本発明に係る門扉6は、アルコーブ用のものに限
らず、一般の例えば、戸建て住宅用の門扉に対しても適
用することができるのは、いうまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
門扉本体の遮光部を構成する板状部材を、その隣接する
ものとの間隙よりも、奥行を大きく設定することによ
り、斜め前方の視界を遮断することができるという優れ
た効果がある。
門扉本体の遮光部を構成する板状部材を、その隣接する
ものとの間隙よりも、奥行を大きく設定することによ
り、斜め前方の視界を遮断することができるという優れ
た効果がある。
【図1】マンションの3階部分の居住部分、外廊下、ア
ルコーブの配置を示す平面図。
ルコーブの配置を示す平面図。
【図2】3階部分の1の居住部分、外廊下、アルコーブ
を詳細に示す平面図。
を詳細に示す平面図。
【図3】実施例1の門扉本体の正面図。
【図4】実施例1のX−X線斜視図。
【図5】実施例2の門扉本体の、図4に相当する図。
【図6】実施例3の門扉本体の、図4に相当する図。
【図7】実施例4の門扉本体の、図4に相当する図。
【図8】従来の居住部分を示す平面図。
1 居住部分 2 外廊下 3 ライトコート 4 吹抜 5 アルコーブ 6、6A 門扉 11、12 居室 11A 窓 13 玄関 13A 扉 31、41、51フェンス 61A 門柱 62A、62B、62C、62D門扉本体 63A、63B、63C、63D板状部材 65 遮光部 G 間隙 M、M11、M12、M13、M21、M22、M31、M32、M44
視線 θ 傾斜角度 d 奥行 w 幅
視線 θ 傾斜角度 d 奥行 w 幅
Claims (7)
- 【請求項1】 不特定多数の人が往来する外廊下と、プ
ライベートな居住部分の玄関先との間に配置したアルコ
ーブの、前記外廊下側の出入り口を開閉自在に閉鎖する
門扉本体を備えたアルコーブ用の門扉において、 前記門扉本体は、閉鎖状態の該門扉本体を介して前記外
廊下側から見える前記アルコーブ内の左右斜め前方の視
界を規制するルーバ状の遮光部を、少なくとも視線高さ
に対応する位置に有し、 該遮光部は、 前記門扉本体の厚さ方向に所定の奥行を有する立てた状
態の板状部材を、横方向に複数列設けるととともに、前
記板状部材の奥行を、左右方向の相互に隣接する板状部
材間の間隙よりも大きく設定する、 ことを特徴とするアルコーブ用の門扉。 - 【請求項2】 前記門扉本体は、そのほぼ全高にわたっ
て前記遮光部を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のアルコーブ用の門扉。 - 【請求項3】 前記複数の板状部材の奥行を、これら板
状部材のそれぞれの左右方向の位置の応じて変化させ
る、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のアルコ
ーブ用の門扉。 - 【請求項4】 前記板状部材は、前記門扉本体の厚さ方
向に対して傾斜角度を有する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
載のアルコーブ用の門扉。 - 【請求項5】 前記複数の板状部材の傾斜角度を、これ
ら板状部材のそれぞれの左右方向の位置に応じて変化さ
せる、 ことを特徴とする請求項4のアルコーブ用の門扉。 - 【請求項6】 前記門扉は、両開き用の門扉である、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記
載のアルコーブ用の門扉。 - 【請求項7】 前記門扉は、片開き用の門扉である、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記
載のアルコーブ用の門扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7089709A JP2849351B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | アルコ−ブ用の門扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7089709A JP2849351B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | アルコ−ブ用の門扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284569A JPH08284569A (ja) | 1996-10-29 |
JP2849351B2 true JP2849351B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=13978307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7089709A Expired - Lifetime JP2849351B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | アルコ−ブ用の門扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2849351B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5557979B2 (ja) * | 2007-05-22 | 2014-07-23 | トヨタホーム株式会社 | ルーバー付き建物 |
JP6001904B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2016-10-05 | 旭化成ホームズ株式会社 | 目隠し装置 |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP7089709A patent/JP2849351B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08284569A (ja) | 1996-10-29 |
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