JP2849183B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、二酸化マンガンを正極活物質とする、非
水電解液二次電池に関するものである。
<従来の技術> 非水電解液二次電池では、非水系の電解液を用い、リ
チウムを活物質とする負極(リチウム負極,リチウム合
金負極など)をセパレータを介して正極と組合わせる構
成が、一般的に採られる。
正極活物質には、三酸化モリブデン,五酸化バナジウ
ム,あるいは二酸化マンガンなどが使用され、特に二酸
化マンガンは資源豊富で安価であるので好ましい材料で
ある。
二酸化マンガンとしては、例えば、特開昭62−108455
号公報や特開昭63−148550号公報などに記載されたよう
な、化学二酸化マンガン(CMD)や電解二酸化マンガン
(EMD)にリチウムをドープし、充放電サイクルにおけ
る容量低下を抑え、サイクル特性を改善したものが知ら
れている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記のドープ処理をした二酸化マンガ
ンを正極活物質に用いた場合でも特性改善が図れる度合
いは少なく、充放電容量が小さく、またサイクル劣化が
大きいため、実用上十分なサイクル寿命を持たせること
ができない。
この発明は、充放電容量が大きく、またサイクル特性
の良好な、非水電解液二次電池を提供することを目的と
する。
<課題を解決するための手段> 本発明者は上記問題を解決すべく鋭意研究の所、バリ
ウムイオンを含む二酸化マンガンのうち、X線回折で特
定のピークを有するものを用いた場合には所期の目的を
達成できることを知得し、本発明を完成した。
この発明の非水電解液二次電池は、リチウムを活物質
とする負極と、二酸化マンガンを活物質とする正極を備
え、前記二酸化マンガンは、バリウムイオンを含み、Fe
(kα)線によるX線回折で少なくとも2θ=32゜,47
゜,52゜付近にピークを有する二酸化マンガンを、200〜
450℃で熱処理したものである。
バリウムイオンを含み、前記ピークを有する二酸化マ
ンガンは天然二酸化マンガン鉱石として得られ、粉砕、
水洗処理を行って用いることができる。
上記ピークとしては、例えば第1図(A),(B)に
示したものが挙げられる。
本発明で用いる二酸化マンガンではバリウムイオンは
化合物の形で含まれるものと思われる。そしてこの化合
物は、X線回折で上記ピークを持たない他のバリウムイ
オン含有二酸化マンガンに比べ、水(結晶水)を多く持
ち、その分結晶の格子間隔が広いものと推測される。
本願で二酸化マンガンの熱処理温度を上記の範囲とし
たのは、この熱処理は二酸化マンガン中の水分除去が主
な目的であり、このため200℃以下では水分の脱離が不
十分となるし、一方450℃以上では電気化学的活性度が
低化し、いずれも所望の性能が得られなくなるからであ
る。
一方、上記ピークを有する二酸化マンガンをリチウム
塩水溶液で処理後、同じく200〜450℃での熱処理をして
も良い。この処理により、二酸化マンガン結晶中のバリ
ウムイオンとリチウムイオンとの置換がなされ、特性が
更に良好な二酸化マンガンを得ることができる。またそ
の際の処理温度を高めれば上記置換が早く進んで処理時
間の短縮が行える。更に、上記200〜450℃での熱処理を
リチウム塩とともに行うようにしても良く、リチウムイ
オンの拡散による性能向上が期待できる。
リチウム塩としては、硝酸リチウム,水酸化リチウ
ム,塩化リチウム,過塩素酸リチウム,酢酸リチウム,
臭化リチウムなどを用いることができる。
更に、上記ピークを有する二酸化マンガンを希酸水溶
液に処理後、リチウム塩とともに200〜450℃で熱処理す
ることで、特性の良好な正極を得ることができる。希酸
水溶液での処理により、二酸化マンガンの結晶中からバ
リウムイオンが抜出し、また続くリチウム塩と一緒の熱
処理の際にこの抜出した場所にリチウムイオンが置換さ
れる。この場合も処理温度を高めることで処理時間が短
縮できる。
希酸水溶液としては、硝酸,塩酸,過塩素酸などを用
いることができる。
また、本発明においては、負極にはリチウムないしリ
チウム合金(例えばリチウム−アルミニウム合金)が用
いられる。
<作 用> バリウムイオンを含有した二酸化マンガンはその内部
にバリウムイオンによって支えられる大きな空間を持
ち、またこの大きな空間はリチウムイオンの出入りによ
る格子の膨脹及び収縮が少なくて、サイクルに対して破
壊され難い構造となる。
そしてこのバリウムイオンを含む二酸化マンガンのう
ち、Fe(kα)線によるX線回折で少なくとも2θ=32
゜,47゜,52゜付近にピークを有する二酸化マンガンは、
他のものに比べて結晶構造上大きな空間を有し、充放電
に伴うリチウムの出入りによる構造変化が極めて小さい
もとの考えられる。
このためこの二酸化マンガンを正極の活物質に用いる
ことで、特性の良好な非水電解液二次電池を得ることが
できる。
<実施例> 二酸化マンガンとして、バリウムを15重量%含み、ま
たFe(kα)線によるX線回折において第1図(A)の
通り、2θ=32゜,39゜,47゜,52゜,64゜,75゜にピーク
をそれぞれ示すものを用いた。
この二酸化マンガンに、以下の処理〜をそれぞれ
行い、本発明に係わる二酸化マンガン〜をそれぞれ
作製した。
*処理…二酸化マンガンを350℃で熱処理を行っ
た。
*処理…上記二酸化マンガン10gを硝酸リチウムの1
mol/水溶液1中に浸漬し、90〜100℃で5時間処理
を行った。次いでこの処理液を濾過し、濾残を100℃で
2時間処理して乾燥し、その後、350℃で5時間熱処理
を行った。
*処理…上記二酸化マンガ10gを硝酸リチウムの1mo
l/水溶液1中に浸漬し、90〜100℃で5時間処理を
行った。次いでこの処理液を濾過し、濾残を100℃で2
時間処理して乾燥した後、LiOH 1.8gとともに350℃で24
時間加熱処理を行った。
*処理…上記二酸化マンガン10gを1Nの硝酸水溶液
1中に浸漬し、60℃で1時間処理を行った。処理液の
濾残を水洗いした後にLiOH水溶液に浸漬し、次いで乾燥
して水分を除去した後、350℃で10時間熱処理を行っ
た。
一方、バリウムイオンを含み、Fe(kα)線によるX
線回折において、第1図(B)の通り、ピークが2θ=
36.1゜,47.3゜,52.5゜にある二酸化マンガンを用い、以
下の処理1,2をそれぞれ行い、比較用の二酸化マンガン
1,2をそれぞれ作製した。
*処理1…上記二酸化マンガン10gを硝酸リチウムの1
mol/水溶液1に浸漬し、90〜100℃で5時間処理を
行った。次いで処理液を濾過し、濾残を100℃で2時間
処理して乾燥した後、350℃で5時間処理を行った。
*処理2…上記二酸化マンガン10gを硝酸リチウムの1
mol/水溶液1に浸漬し、90〜100℃で5時間処理を
行った。次いで処理液を濾過し、濾残を100℃で2時間
処理して乾燥した後、LiOH 1.8gを加え、350℃で24時間
処理を行った。
以上のようにして得られた各種の二酸化マンガンに、
アセチレンブラック、並びにPTFEの各粉体を重量比8:1:
1の割合でそれぞれ混合し、またこれらの混合粉末をそ
れぞれ直径15mm,厚さ0.6mmに加圧成形して各種のコイン
状の正極を作製した。
上記各種の正極を、リチウムを活物質とする負極,ポ
リプロピレンカーボネートとジメトキシエタンの等体積
比の混合溶媒に過塩素酸リチウムを1mol/溶解した電
解液、並びにポリプロピレン多孔膜セパレータを用い
て、第2図に示した通りの、直径20mm,高さ2.5mmのコイ
ン形リチウム二次電池(本発明電池〜,比較電池1,
2)を作製した。図において1は電池ケース、2は正
極、3は負極、4はセパレータ、5は絶縁ガスケット、
6は端子板である。
これらの電池について、2mAの電流で3.5Vまで充電
し、また同じく2mAの電流で2.0Vまで放電するというサ
イクルを繰返し、放電容量比{(放電容量mAh/本発明電
池の第1回目の放電容量mAh)×100(%)}のサイク
ル変化を調べた。結果は第3図に示した。
一方、本発明電池と同じ構成で、二酸化マンガン
における熱処理温度を150〜500℃まで変化させた割合に
おける各電池の第1サイクル目(白丸)と第30サイクル
目(黒丸)の放電容量比(%)は第4図の通りで、処理
温度を200〜450とすることで、第30サイクル目において
も放電容量比が80%以上であり、よって充放電容量が高
く且つサイクル劣化を小さく抑えることができる。
<発明の効果> 以上の通り、この発明によれば、充放電容量が大き
く、またサイクル特性の良好な非水電解液二次電池を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)は本発明に係わる二酸化マンガン
のX線回折パターンの説明図、第1図(C)は他の二酸
化マンガンのX線回折パターンの説明図、第2図は実施
例の電池の断面図、第3図は本発明電池,並びに比較電
池における放電容量比のサイクル変化を示したグラフ、
第4図は二酸化マンガンの熱処理温度による放電容量比
のサイクル変化を示したグラフである。 1……電池ケース、2……正極、3……負極、4……セ
パレータ、6……端子板。
フロントページの続き (72)発明者 名倉 秀哲 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電 気化学株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 4/36 - 4/62

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リチウムを活物質とする負極と、二酸化マ
    ンガンを活物質とする正極を備え、前記二酸化マンガン
    は、バリウムイオンを含み、Fe(kα)線によるX線回
    折で少なくとも2θ=32゜,47゜,52゜付近にピークを有
    する二酸化マンガンを、200〜450℃で熱処理したもので
    あることを特徴とする非水電解液二次電池。
  2. 【請求項2】リチウムを活物質とする負極と、二酸化マ
    ンガンを活物質とする正極を備え、前記二酸化マンガン
    は、バリウムイオンを含み、Fe(kα)線によるX線回
    折で少なくとも2θ=32゜,47゜,52゜付近にピークを有
    する二酸化マンガンを、リチウム塩水溶液で処理後、20
    0〜450℃で熱処理したものであることを特徴とする非水
    電解液二次電池。
  3. 【請求項3】リチウムを活物質とする負極と、二酸化マ
    ンガンを活物質とする正極を備え、前記二酸化マンガン
    は、バリウムイオンを含み、Fe(kα)線によるX線回
    折で少なくとも2θ=32゜,47゜,52゜付近にピークを有
    する二酸化マンガンを、リチウム塩水溶液で処理後、リ
    チウム塩とともに200〜450℃で熱処理したものであるこ
    とを特徴とする非水電解液二次電池。
  4. 【請求項4】リチウムを活物質とする負極と、二酸化マ
    ンガンを活物質とする正極を備え、前記二酸化マンガン
    は、バリウムイオンを含み、Fe(kα)線によるX線回
    折で少なくとも2θ=32゜,47゜,52゜付近にピークを有
    する二酸化マンガンを希酸溶液で処理後、リチウム塩と
    ともに200〜450℃で熱処理した正極を用いたことを特徴
    とする非水電解液二次電池。
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